1. エンジニアトーク「ROLE MODEL」
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2020-11-27 12:56

#14 働く環境が与える健康と成長について


今回紹介するのは、株式会社プラハ CEO兼エンジニアの松原さん。
大学卒業後は、ドイツの企業でエンジニアとして働かれていましたが、
あるきっかけから、全く環境の異なる日本の企業に転職します。
その結果、新しい働き方に気づき、また自身の健康も好転し、最終的に起業にいたります。

PrAha 松原さんについて:https://twitter.com/dowanna6
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僕、転職する前は、人と喋ると喉が軽縁するという状態だったんですけども、一瞬で初日から治ったんですね。
仕事って同じ人間に対してここまで大きな変化を及ぼすのか、それが一番大きな学びでしたね。
こんにちは、いわしです。普段は通信事業者で人材開発や組織開発を行う人事として、また部分的にソフトウェアエンジニアとして働いています。
今回紹介するのは、株式会社プラ派、CEO兼エンジニアの松原さん。
大学卒業後はドイツの企業で、エンジニアとして働かれていましたが、あるきっかけから全く環境の異なる日本の企業に転職します。
その結果、新しい働き方に気づき、また自身の健康も好転して、最終的に企業に至ります。
まずは、大学を卒業を務めていたドイツの自動車メーカー時代を振り返ります。
あの、募集ってドイツのメーカーですよね?
そうです、ドイツの自動車メーカーですね。
そこの募集に行かれて、実際どういう仕事をされていたんですか?
これからですね、結構晴天の霹靂なんですけど、私テストライダーをやってたんですね、バイクの。
何をやるかっていうと、これはもうタイヤがロックするぞっていうのをホイールスピードセンサーが検知したら、圧力を少し抜いてあげると。
止まれる塩梅を探していく、そんなソフトウェアの制御プログラムを作る部署に配属されたんですね。
で実際、ちょっと見ようマネで先輩の報道を見ながら、こんな感じかなって制御プログラム書いて、でテストして。
よし大丈夫だって上司に納品したら、いやいやまだテストが終わってない。
何のことですかって聞いたら、ちゃんとこれバイクに乗って確認したかって言われて、いや確認してないですけど、僕免許持ってないですよ。
いや大丈夫大丈夫、テストサーキットは免許入れないからっていう話で、気づいたら僕はテストサーキットでレーサーのつなぎを着て、
本当にそのバイクに乗ってブレーキがちゃんと止まるかっていうテストをしていたんですね。
それが週5日のうち3日間ぐらいはそのテストライダーの仕事をしていました。
なので学んだ、一番学んだのはバイクの操縦スキルですね。
学んだのはウィリーの仕方でしたね。あのウィリーは上手くなりました。
2年半の後に、もうこのきっかけとか背景経緯どんな感じだったんでしょうか。
やっぱりテストライダーって命がけの仕事のストレスがあって、私鬱になってしまったんですよね。
人と喋ろうとすると喉が軽延してしまったり、あとその職場の人間関係っていうのもあんまりうまくいかなかったので、
その複合的な理由があってちょっとこれ以上働くのは難しいなということで転職しましたね。
なので転職理由聞かれたとき、だいたいあの命の危険のない仕事なら何でもいいですって感じで転職活動してましたね。
C書いてるけどCが近いって面白いですね。めちゃめちゃ近かったですよ。
160キロとかでサーキットボーンって走り回ってそこからフルブレーキしたり、
あと氷と同じ滑りやすさの上にハーレッタービッドソンで突っ込んでいってフルブレーキをしたり、
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こういう仕事だったので本当に怖かったですね。
何か学べたものはありましたか?
僕がそこで学んだのは仕事がいかに人を追い詰めるかっていうことですね。
仕事がどこまで人のメンタルを破壊するのかっていうことを学んで、
仕事って同じ人間に対してここまで大きな変化を及ぼすのか、それが一番大きな学びでしたね。
経営を学ぶために入社した幹部候補プログラムがある海外の自動車メーカーでしたが、
実際に入社してみるとテストパイロットの仕事が多くギャップがあったようです。
その後はリクルートに転職した松原さん。体調に変化が起こり始めました。
そこから実はリクルートキャリアに入った時に真逆の経験をするんですね。
皆さん大体年齢も近く、30代とか20代後半の方々で、
ものすごい若手の人が決定権を持っていろいろ進めていって仲もいいし、
わきあいあいとしていると、でも全員の熱量は高く同じ目標に向かって進んでいると。
そういうチームで働いた時に、僕は転職する前は人と喋ると喉が軽減するという状態だったんですけど、
一瞬で初日から治ったんですね。
これだけ、かつその後もリクルートで働いていた時期っていうのは、
今振り返ってもものすごく楽しかったですし、当時の仲間とは今でも会いますし。
お医者さん必要ないんじゃないですか。
いらない気がします。僕当時ものすごい腰痛持ちだったんですよ。
もうちょっと動くと腰がーみたいな状態だったんですけど、
転職してリクルート入った瞬間に腰痛治りましたからね。
腰痛も治った?喉だけじゃないんですね。
喉だけじゃなくて腰痛も治って、こんなにメンタルって変わるんだ。
あとその時僕、物忘れが尋常じゃなかったんですよ。
もう何でしょうね、パソコンを毎日家に持って帰って会社に持っていくとかやってたんですけど、
それも忘れるし、家の鍵閉め忘れるとか、火付けっぱなしで家出ちゃうとか、
そういうのが結構起きたんですよ。
それぐらいやっぱ仕事で追い詰められてる人って通常とは違う行動を取るんだなって、
そこはかなり強く感じました。
なので今リモートワーク中心の会社を経営してるんですけど、
これはちょっとうつの傾向かもしれないみたいな行動の断片っていうのにだいぶ敏感になりましたね。
だってさっき正常的な行動もできなくなってるじゃないですか。
物忘れが激しいとかっていう。
そうですそうです。
人の能力っていうのはコンテキストによってここまで変わるんだっていう強い学びがありましたね。
この時は全職と違って楽しい働き方ができた職場なわけですよね。
すごい楽しかったです。
この楽しい職場を作っていたっていうのは、
どういう背景とかどういう周りの外部環境要因が作れてたんですかね。
まず熱量が高い人が多かったっていうのは大きいと思います。
みんなすごい勉強熱心で、
それこそ早朝に集まって勉強会をする人たちとかもいっぱいいましたし、
リクルートって有名なベンチャーズっていう新規事業コンペがあるんですけど、
そこに出したっていう人もいっぱいいたり、
一緒に出そうぜっていう人がいたり。
とにかく何でもやっていき精神に溢れた人で、
溢れた人で溢れていたというか。
それがやっぱり面白かったですね。
刺激を受けました。
そういうところはそれで溢れてるってことは、
採用段階でそれだけ絞り込んでるってことですね。
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めちゃめちゃコアに絞り込んでると思いますね、あれは。
そこが結構今のプラ波の採用とかを考える時に影響してますね。
絞り込む段階でものすごく厳しく見ると。
その代わりに入った人は全面的に信頼して、
それこそすごく大事な案件であっても、
契約を止める権利を持っている。
裁量を与えてるんですけど、
入り口を絞ってる分、そこはもう大丈夫だよねって。
反的なキーは多分1,2回面接して、
入り口が緩い割に、
入り口からこそ入った人たちを厳密に管理しなきゃいけない。
だからヒエラルキー組織でガチガチに固めると思うんですけど。
それとは逆の発想で、
入り口の方をきれいに絞っておけばいいんじゃないかっていう、
その発想に結構つながりました。
これは今のプラ派での経営スタイルにも
すごい大きな影響を与えてそうですね。
はい。本当に同質性が高い人たちっていうか、
そこを集めることがすごく大きいなっていうのを感じてますね。
今のところであえて突っ込んでみたいんですけども、
同質性が高いっていう点は、
武器でもあるんですけども、
多様性が失われてるじゃないですか。
おっしゃる通りです。
その辺のギャップってどうするんですか?
そこ難しいポイントなんですよね。
まだ解はないんですけれども、
好ましい同質性、好ましい多様性と、
好ましくない同質性、好ましくない多様性の
証言で切ってるんですよね。
好ましい同質性で言うと僕たちは
ものづくりが好きであるっていう、
ここをとにかく採用時の中心テーマに置いてます。
なのでこれを持っている限り、
僕たちは仲間であるみたいな感じですね。
好ましい多様性っていうのは、
例えば弊社だと、
お育てをしている人がいたりします。
なのでこういう人たちは
勤務時間ロックしてないですし、
そもそも全員勤務時間フリーなので、
人によっては早朝5時から、
僕とか5時、6時台から働き始めますし、
人によっては子どもとかを
保育園に預け終わった後に働いたり、
プルリモートなので働く場所を選ばないので、
人によっては大阪だったり北海道だったり、
これは結構好ましい多様性として見ています。
好ましくない同質性っていうのは、
例えば僕たち今14人いるんですけれども、
2人デザイナーで残り全員エンジニアなんです。
おそらく好ましくない同質性としては、
どんな問題を与えられても
プログラミングで解決しようとするとか、
どんな問題もITで解決しようとする。
これは多分好ましくない同質性だと思っています。
なのでこういうのはちょっとずつ僕たちがまず
認識していくことから始めていこうかなと思っています。
好ましくない多様性っていうのは、
おそらくものづくりが好きじゃないとか、
好ましい同質性の逆というか、
そこら辺だけはちょっと弾いていかなきゃいけないかなと思っています。
過度に強い個人プレイ意識とか、
そういうのは好ましくない多様性として分類してますね、
僕の中では。
プラハさんのホームページを見ると、
年報の金額と業務委託契約って大体見えていて、
例えば540から730に集合勤務の場合って書いてあるわけですね。
エンジニア業界の給与ってバブってるというか、
それなりに高い数字も多くてですね、
この金額で集まるのかなとちょっと不安に思ったんですけど、
どうして今人を集められてるんですかね。
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集める募集団形成のところで言うと、
僕たちはツイッターを使っていて、
ツイッターのAPIを使って、
おそらくこういうワードを使っている人は、
僕たちに近しいエンジニアだろうという人を集計してるんですよ。
そのスプレッドシートで上から順番に、
その方のプロフィールとかを拝見して、
この人ベストマッチだって思う方に、
ツイッターDMでスカウトを送ってます。
それ経由で採用に至った方が、
多分3人、4人とかですかね。
残りは全部リファラルっていう形です。
結構角度高いですね。
今全十数名とかですよね。
はい、そうです。
ツイッター採用もしくはリファラルしかないですね。
今のところ弊社は。
すると下手に採用にキャッシュアウトを
しまくっているってことはないってことですね。
もうゼロ円ですね。
ツイッターにちょっと押し払いした方がいいかもしれないですね。
そうですね。API叩いて普通にDMしてるだけですもんね。
実際、その給与水準的なところで劣っている弊社に
なぜ来てくれるのかっていうところになりますけど、
やっぱり何を楽しいと感じるかっていうのは、
僕たちは明確に定義していて、
定義としては物作りが好きな仲間と
切磋琢磨できる環境をこれを用意しますと。
なのでこれが好きな方は絶対会えます。
ただそれ以外の目的、
例えば億万長者になりたいとか、
それだと多分打ち合わないですっていう明確な
何を楽しいと感じるかっていうのを定義して
打ち出していたりはしますね。
例えば弊社だと土日とかに大体みんな
個人開発をしていたりするんですけど、
僕も個人開発をしていて、
作ったものとかを社内で共有してたら、
僕ちょっと手伝いたいですって言ってくれる人が
出来てくれたり、
その方と一緒に多言語対応して海外にロンチしたり、
そういうことをやってたりするんですよ。
これを楽しんでワイワイキャッキャッとやってくれる人にとっては
多分ものすごく楽しい環境で、
どっちかっていうとモチベーション3.0じゃないですけど、
お金っていう開発的動機づけよりも
内発的動機づけに動機づけされてる人たち、
そういう集団を僕たちは作ってます。
そういう仲間を用意してますよっていう、
ここが多分一番の僕たちのアピールポイントかなと
思っていますね。
本当に価値基準がマッチした場合には
とても楽しい場所ですね。
マッチさえすれば楽しいと僕は思ってます。
僕自身やっぱりすごく楽しいですし、
社員仲がやっぱりすごく仲良いので、
大体半年に1回とか社員旅行に行ったり、
毎月ちょっと月末お祝い会しようよとか、
そういうのはワイワイキャッキャッとやってる会社なので、
こういうのが好きな人は多分ハマると思ってます。
仕事とプライベートの掲げ目とか
あんまりなさそうな勉強を覚えるんですけど、
どんな感じですかね?
そうですね、ほとんどないですね。
僕は仕事してるって創業してから思ったことがないですね。
楽しいことしかしてないので、趣味ですね。
いくらお金があっても、
多分この仕事は、この会社は続けますね。
人生の最高のポジションという感じですか?
そう思います。
やっぱり週7で週5は耐えて、
週2は遊ぶっていうバランスだと
どうしても損しちゃうじゃないですか。
週7分の5なので、
それだったら7分の7を楽しめる方がいいよなと思って、
そういう感覚に近い人たちが集まってますね。
とはいえ、いい多様性もあるので、
今ちょっと子育てしてるから
土日活動しませんっていう人もいますし、
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そこは全然押し付けることはないですね。
自身のパフォーマンスと健康には相関があります。
また、働く環境と健康にも相関があり、
いかに環境が大事か、痛感さされますね。
松原さんはご自身の経験から目指すべき会社とを見つけ、
最終的には他の人たちを追求しているのにも関わらず
利益を生み出すという素晴らしい状態にたどり着いています。
一つの生き方として大変参考になったのではないでしょうか。
この番組はポッドキャストプロダクション
ピトパのオリジナルコンテンツです。
番組の感想・リクエストは
ハッシュタグエンジニアトークをカタカナでお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。
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