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2023-11-08 12:00

727.日本ではカウンセリングだけで食べていくのは難しい。この現実に立ち向かうには? from Radiotalk

昔から、日本ではカウンセリングが根付きづらいと言われています。私も持っている「公認心理師」という国家資格が誕生しても、その現状は変わったようには思えません。でもこれからの時代、別の意味でカウンセリング技術は不可欠なものになっていきそう。今後のカウンセラーの活路について、お話ししてみました。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで始まりました。おしゃれの呪いを解くラジオ。本日で727回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバサバサ解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願い致します。
さあちょっとねあの最近取材が立て続いてまして、来週もねちょっととある媒体さんに取材を受けるんですけど
なんか取材でねよく聞かれるのが、すごくよく聞かれるのがですね、ファッションと心理学とかファッションと心理カウンセリングを組み合わせるのって
すごく珍しいですよね。どうしてそうそれをやろうと思われたんですか?みたいな。すごく珍しいっていうか私ぐらいしかいないと思うんですけど
あの珍しいですよねって言われて、なんでそれをやろうと思ったんですか?なんて聞かれることがとても多いんですよね。
まあいろんな理由があるので、その中からその媒体にあった理由をお答えすることが多いんですけど
まあ一番大きな理由を言ってしまうと、もともと私は大学で心理学をずっとやっていて
なんですけど最終的にこうゼミを選ぶときに心理カウンセラーになるような方向にしていくのか
もしくは違う方向にするのかってことを決めなきゃいけないじゃないですか。その時にやっぱりね心理カウンセラーで食べていける人が
日本ではごくわずかだっていうことをやっぱり見てしまったんですよね。
なので心理カウンセラー一本はこれは厳しそうだぞということで、基本的には一般企業に就職しようと。
で就職しつつ、並行して心理カウンセラーの仕事は副業としてやっていけばいいかなっていうところで
大学卒業してパレル企業に入るわけで、もちろんファッションもすごく好きで、もともとファッションの仕事もやりたいって気持ちもあったっていうのはもちろんね
ありますけれども、やっぱり心理学がすごく面白くて、カウンセリングもすごい重要なものだ、必要不可欠なものだ人間にとってっていうのがわかったんだけど
そのじゃあそれを一本、それ一本で仕事に行って思えなかったのはやっぱりそのあたりのそのなかなか食べていくのが日本では難しいという現実がやっぱりあったんですよね。
でこれなんでかって、まあなんでカウンセラーっていうのが日本で入らないのかというか、欧米とかだと本当にみんなカウンセリング受けるのが
ごく普通でっていう状態なのに、なんで日本でこんなにカウンセリングを受けることにハードルがあるか、本当にこうメンタルに問題が出ないとカウンセリング受けないじゃないですか。
なんでかっていうと、私のねその大学卒業してからのそのカウンセリングの師匠いわくですよ、冗談混じりんですけど
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日本には飲み屋のお姉さんがいるからってよく言ってたんですよね。 これ言う人結構多くて、要は何かっていうとその飲み屋で話を
飲み屋のお姉さんが話を聞いてくれちゃうからっていうこと。だからわざわざカウンセラーに行く必要がないっていうね。
そういう感じでその飲み屋ってあくまでベースはそのお酒を売るところじゃないですか。飲みを提供するところでそこにプラスあるまでサービスとして話を聞いてくれるっていうのがついてきちゃうような
それがしかも結構しっかり聞いてくれちゃう。欧米はある種その辺雑だと思うんですけど、日本って結構サービス精神が旺盛というかサービス業のレベルが高いので結構しっかり聞いてくれちゃうから
だからこそその話の聞き方としてのレベルは高いわけではもちろんプロじゃないからね。
カウンセリングがそこで受けられるわけじゃないんだけど、要はその話を聞いてくれるものにお金を払うっていう感覚がなくなっちゃうんですよね。
普通のサービス業の人が普通に会話してくれちゃうから。本当は心理カウンセリングの会話って全然別物なんだけど、そのまま受けてみなきゃ分からないじゃないですか。
なんだけど、じゃあ受けようと思うかっていうと会話にお金を払う気にならないっていうね。そういう問題があるんじゃないかなっていうのは確かに思うんですよね。
で、そういうわけで残念ながら私が大学卒業してから何十年も経ってますけれども、そんなに状況は実は変わっていなくて
公認心理師というカウンセラーを国家資格にしましょうということで、公認心理師という制度ができて私も取得しましたけれども、
じゃあそれでお給料が上がったかっていうと、この公認心理師の資格を持って、例えば病院だったり介護施設だったり
学校カウンセラーだったり、中職はありますけれども、職はあるけどまだまだとても給料安い状態、本当に医療職の中では一番安いぐらい安い状態がまだ続いているというところがあるんですよね。
私も公認心理師を取りつつ、持ちつつ、やっぱりファッションとカウンセリングっていうことで、ファッションのアドバイスを受けられるっていう付加価値をつけることで
カウンセリングでも食べていけるようにしているっていうのが実は現状なんですよね。
実はうちのうちに私に服の相談をしに来てるつもりなんだけど、ご本人は、でもいつの間にか心理カウンセリングになっていて
それで心理カウンセリングの良さを知って、次からは心理カウンセリングだけ受けに来てくださる方っていうのがすごく多いんです。
それぐらい心理カウンセリングで1回受ければ、どういう効果があって、これぐらい自分に必要なもので、だからお金を出す価値があるんだって分かってもらえるんだけど、その取っ掛かりがないわけなので、そこを私はファッションで作ってる。
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もちろん単純にスタリングだけのお客さんもいらっしゃいますよ。心理カウンセリング的な要素がほとんどない方ももちろんいらっしゃるけどね。
だからまあそういう意味でその取っ掛かりとしても、今のパーソナルスタリストって仕事は、私は良かったかなと思っているんですよね。
ただ今後はね、そのカウンセリングだけで食べられるようになるかどうかわからないです。本当にもうカウンセリングはむしろ稼げる仕事になっていくのか。
よくね、AIが今後発展していくから、やっぱりなくならない仕事どころか、需要が増すのはカウンセラーだっていうのはすごくよく見かけるけど、本当にそうなるかは、ちょっと私、今の私にはそのビジョンが現状を知ってるから見えないところではあるんです。
ただ、そのいろんな仕事の中にカウンセリング技術が必要になってくるっていうのは、これは間違いないかなと思っているんです。
というのは、AIが発展してくると、いろんな仕事がAIでできるようになっていくわけですよね。今だってね、いろんな写真だって生成できちゃうし、デザインも起こしてくれるし、漫画も書いてくれるみたいなクリエイティブな仕事は無理だろうと思ったけど、意外とできちゃうみたいなところがあるわけですよね。
そうすると、むしろいろんな仕事にカウンセリング的な、人間が話を聞いてAIに引き渡してくれるというか、架け橋になってくれるみたいな付加価値をつけていかないと、そこに人間的な価値、人間がやるからこその価値をつけるのは、カウンセリング技術がメインなんじゃないかってすごく思ってるんですよね。
だからそれをカウンセリング一本でやるというよりも、むしろ私のようにスタイリストにカウンセリングの要素をつけるとか、あとは近い業界で言うとエステにカウンセリングの要素をつけるとか、あとはヘアカット美容師さんがカウンセリングの要素をつけるとかですね。
そういうことがどんどん大事になってくるんじゃないかなって思うんですよね。
多分私がやっているパーソナルスタイリングとか、イメコンって言われる世界だけ撮ってみても、ニヤ服の診断とか、あなたはこういう服が好きですよね、みたいな服のレコメンデーションとかって、いずれ多分全部AIでできるようになると思うんです。
だけど、本当はご本人は気づいてないけど、実はあなた本当はこういう服が好きなんじゃないのとか、あなたがオシャレで悩んでいるのって、本当は過去のこういう出来事が影響してるんじゃないの、みたいなのは、やっぱりなかなか人と人との対話、カウンセリング的な対話を通じていかないと見つからないと思っていて。
だから、AIにオーダーする前段階の部分でニーズを引き出したり、悩みの原因を突き止めたりっていうところを人間が得る。
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そこからじゃあどういう服を選んだらいいのかみたいなのもある種、AIに全部オーダー出して突っ込んで出してもらうみたいな、そういう世界になっていくんじゃないかなって。
何ならそこをベースに勝手に機械が服を作ってくれたみたいな世界になるんじゃないかと思うんですよ。
だから他の業界でもね、そんなような同じようなことが、例えばハウスメーカー、住宅、ハウスメーカーなんかまさにそうですよね。
もうそうだし、多分医療機関なんかも、病院なんかもきっとそうなっていくと思うんですよね。
だからそういう意味で、自分がこれから仕事をしていく上で、カウンセリング的な技術を組み合わせたら新しい価値が生まれる。
この先もずっと既存されないような価値が生まれるっていう観点で、仕事を見つけていくといいんじゃないかなっていうのはすごく思ってるんです。
と同時に、カウンセリングっていう仕事に興味はあったけど、なかなかそれ一本で食べていけないよねっていうのを私と同じように知って諦めちゃった方も結構多いと思いますし、
今現在結構悩んでらっしゃる方も多いんじゃないかなと思うんですね。
そういう方はもしファッションが好きだったら、そこにファッション組み合わせるっていうのはすごくお勧めです。
広がると思うので、そのカウンセリング自体じゃなくてもファッションという付加価値をつけることでグッと提供できる幅が広がっていくので、
ぜひそういう考えを持ってほしいなということで、おしゃれが好きでそのカウンセラーの仕事にも興味があるという方はですね、
ぜひ今第16期生を募集してまして、まもなく締め切りですね。今年年末に締め切りで1月からスタートする
4スタイルパーソナルスタリッドスクールの第16期。パーソナルスタリッドスクールって名前がついてますけれども、
ファッションを通したカウンセリング、心理カウンセリングに興味がある方にもしっかりと期待にお応えできるカリキュラムになってますので、
ちょっと残りの席がかなりわずかになってきてるんですけれども、これからますます必要とされるお仕事だと思いますのでね。
ぜひご関心がある方はモンを叩いていただければ嬉しいなと思いますし、私としても今のうちに
そういう人材をたくさん育てておきたいなというふうに思っていますので、ぜひぜひよろしくお願いいたします。
あとはね、結構ファッションじゃないんだけどこの仕事にカウンセリングプラスしたいよっていうのは、個別で実はマンツーマンのコンサルティングでご相談結構受けてるんです。
すでにいらっしゃるスタイリングを受けてくださっている経営者の方とかフリーランスの方にそういうアドバイスもしてますのでね。
その辺もちょっと気になる方はね、近々ホームページ、ウェブサイトも作るつもりではいるんですけどもね、ぜひ気軽にお問い合わせいただければというふうに思います。
ということでまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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