パーソナルカラー診断で似合うと言われた色を着てみても、どうもしっくりこない。
顔色が綺麗に見えるのはわかるんだけど、なんかちょっとこの色の服着たいと思えないんだよなぁ。
そう思った時、あなたはどうしますか?
まあ自分は素人だし、色のこともわからないからやっぱりプロの良いことだしって、飲み込んでしっくりこない色、無理に着ますでしょうか?
あなたのそのしっくりこないっていう感覚には、実は明確な理由があるんですね。
その外見に似合う以外の服選びの選択肢、ぜひ自信を持って、持っていただきたいと思います。
ということで始まりましたおしゃれの呪いとくラジオ。今回で909回目の配信でございます。
この番組ではあなたに巻き付くファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをわざと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の日さんのりさです。本日もよろしくお願い致します。
先日ですね、私がやっている4スタイルパーソナルスタイリストスクール、パーソナルスタイリストとかイメージコンサルタントを養成するスクールですけれども、
こちらのね卒業生さんに登場してもらって、インスタライブをねやりました。
インスタライブはね、3月2月から、2月頭から毎週火曜日の夜8時からやってるんですけども、ずっとこのポッドキャストのように一人語りだったんですけども、この間初めてね、ちょっと卒業生さん出てもらおうということで、
2人出てもらって、3人でね、ちょっとこうトークというか、私がちょっと結構質問する感じで話してもらったんですけど、
主にね、そのFPSS、4スタイルパーソナルスタイリストスクールって、ファッションの基本とか服の選び方、ニア服の診断の仕方を教えるのはもちろんなんですが、
服装心理学っていうのが学べるっていうのが一番の特徴で、でも服装心理学学んだら何ができるのか、
あとはその中に服装心理診断っていうメソッドがあるんですけど、それを知ったら何ができるかっていうのが、なかなかちょっと学ぶ前って分かりづらいと思うんですよね。
なんでそれを学んだ、学んで開業した卒業生さんがどういうふうに活かしているかとか、その体験談をね、ちょっと語ってもらったんですよね。
で、その中でね、その服装心理診断っていうのを使ったことで、そのお客様のね、印象深い事例がありましたっていう、その卒業生のれいこさんっていう方のお話が、
私にとってはそういうことあるよねっていうこと、うちのお客様にも同じようなことがある方がたくさんいて、
かつこれはやっぱり服装心理診断を受けてもらって、その方が幸せになれる服を提案するっていうことの本当に醍醐味だなっていうことがあったんで、ちょっとその辺をね、ご紹介したいと思うんです。
それはね、簡単に言うと、本当に自分らしいオシャレっていうのを見つけることができる。お客様にとって。お客様が本当に着てて、見た目的にも素敵だし、かつ自分が着ていても自分らしいな、しっくりくるなって思える服を見つけられる。
これがやっぱり服装心理学とか服装心理診断を使ってファッションアドバイスをする本当に大きなメリットなんですよね。
服装心理学の中の服装心理診断というのがどういうものかというと、ファッションの行動、服を買うとか選ぶとか着るとかコーディネートするとか、ファッションの行動とか好みに大きな影響を及ぼす5つの性格傾向というのがありまして、その5つの性格、性質の代償を図る診断のこと。これが服装心理診断なんですね。
代償を図るので、正式診断はあなたはどのタイプですよ、この5つのうちこのタイプですよって1個に決まるわけじゃなくて、40点満点でこれは10点、こっちは5点、こっちは30点で高いですね、みたいな感じで全部の点数が出るっていうものなので、かなり細かく自分のファッションに影響する性質。
引いたら自分の結構性格全般がわかるようなテストになっていて、いろんな企業さんともコラボして、例えば雑誌のLさんとか、あとは通販のフェリシモさんとかともコラボして、この服装心理診断をもとにいろんな市面で診断を提供させていただいてもいるような、そういう診断になるんですね。
この服装心理診断を使うことで、れいこさんのお客様のパーソナルカラー診断を受けた後のモヤモヤっていうのがスパーッと解消できた、すごくドラマティックな出来事があったっていうことなんですよ。
それを聞いて、何ならそのお客様は2年間悩めたらしいんです。なので、同じように悩んでいる方も結構多いなと思うので、ちょっとご紹介したいんですね。きっとパーソナルカラー診断を受けたら、似合う色がわかってスッキリしましたっていう声ばっかり聞くような気がすると思うんです。
SNSなんかを見てるとね。だけど、なんで私はちょっと似合う色に対して嫌だなって思っちゃったんだろうとか、そのモヤモヤで悩んでるかといって、一回これが似合うってわかっちゃったら、これが似合わないってわかっちゃったら、しっくりくるけど似合わない色を着るっていうことにもすごく勇気があるじゃないですか。どうしようって多分なっちゃうと思うんですよ。
そういうふうに、このれいこさんのお客様と同じように悩んでいる方もきっと多いと思うので、すごく解決のヒントになると思いますので、ちょっと紹介させてください。まずその対談の様子を聞きいただきたいと思います。どうぞ。
私は実際に他のサロンでパーソナルカラー診断を受けて、ファッションのアドバイスを受けたけど、納得がいかなくて、2年ぐらいすごいモヤモヤしてたっていうお客さんがいらっしゃって、紹介で、それだったられいこさんに言って紹介してもらって、受けに来ていただいたんですけど、
その方が服装心理診断で言うと独創性も高くて、理論的に考える合理性も高い方だったんですね。一般性はそんなに高くないので、人から見た私というよりは、どちらかというと自分で納得してファッションを楽しみたいみたいな感じの方だったんですけど、
お顔立ちがすごいフレッシュとか若々しくて可愛い方だった。でも性格が全然お顔立ちとは自分でも違うって言ってて、結構サワサワした強気な感じの方だったんですけど、
イメコンに行くと見た目の印象だけでファッションすごいアドバイスされて、そこのギャップがあることが納得いかなかったからどうしたらいいのか悩んでたのに、ちゃんと話を聞いてくれなかったからっていうのをその時に聞いて、
そしたら独創性と合理性が高いから、じゃあ理論的にお話ししてみましょうかっていうことで、全身の診断を受けてもらって、だから私悩んでたんだみたいな顔立ちと自分は理論的に考えてこうしたいっていうのの、このズレを生きさせることができなかったっていうので、すごいスッキリしました。
顔パーツ診断とかカラー診断とかもそうなんですけど、服装心理診断のところが一番響いてくださったみたいで、もうなんかもう自分で楽しめますみたいな感じで帰っていかれた。
はい、ということなんですよね。一言で言うと、その似合う色が象徴するような雰囲気と、そのお客様が自分で感じている自分のキャラクター、内面が合ってなかったっていうことなんですよね。
だから似合う色、パーソナルカラー診断の結果を基に進められたファッションを着てしまうと、自分が感じている自分とは全然違う雰囲気の自分になっちゃう。これでずっともやもやしてたっていうことなんですよね。
やっぱり色って色彩心理っていう効果もあって、顔色に調和するパーソナルカラーっていう視点以外にも、この色を着ると柔らかい雰囲気になるとか、この色を着ると元気な雰囲気になるとか、それぞれが固有の雰囲気をやっぱり持っちゃってるんですよね。
だから外見との調和、色素との調和だけを考えて、自分の顔色が綺麗に見える色を着てしまうと、実はその色が可愛らしく見える色であったら、確かに顔色は綺麗に見えるけれども、同時に可愛らしい雰囲気も出してしまうことになる。
これが自分にとってメリットがあるかどうかっていうことも合わせて考えなきゃいけない。
当然ね、パーソナルカラー診断もちろんですが、体型にまつわる診断ですとか、あとは顔の診断とか、そういった自分の外見にまつわる診断、そこから似合う服を導き出しましょうっていう診断は当たり前ですけど、外見との調和しか考えられていない。
外見との調和をさせるための診断なんですね。なので、内面との調和っていうのはそこには含まれていないわけです。
でも、考えてくださいよ。かなり可愛らしいお顔出しの方が、実はめちゃめちゃサバサバ、チャキチャキしてるっていうね、さっきご紹介したれいこさんのお客様のような方もいれば、すごく見た目クールでスッとしてるのに、実はすごくホワーッとしてて、柔らかい雰囲気でおっとりした性格の人とか。
外見と性格にギャップがあることなんか、ざらにありますよね。
そうなってくると、その外見に合った服を着るということは、そういうギャップを持っている人にとっては、自分本来の性格とかキャラクターには合わない服を着るということにもなってしまうわけなんですね。
ここで、さらに服装心理診断が効いてくるわけです。
この服装心理診断をやっていただくと、より正確にその人の内面がまず見えてきます。
パーソナルカラー診断が、その人の顔色とか色相と調和する色を見つけられる診断だとすると、服装心理診断はその人の性格がわかる診断なので、
この性格だったら、こういうテイストの服を着た方が、性格、内面のキャラクターが表に出せるよね。
内面のキャラクターと見た目が一致してくるよね、ということがまずわかるわけです。
加えて、性格、服装心理診断の結果がわかることで、その人がファッションに何を求めているかもわかるので、
この人はちょっと外見と中身にギャップがあるけれども、性格的に人からの見た目を一番重視するタイプだから、
ちょっとそうは言っても似合うというところを重きを置いて、洋服を選んだ方がいいタイプだな、みたいなところまでわかってくるわけです。
なので、外見と中身が違ったときに、じゃあどっちを優先したらいいのかということまでわかる。
どっちを優先したらその人が幸せになれるのかという価値観までわかるのが服装心理診断なので、
その内面にあったファッションテイストを選ぶだけじゃなくて、オシャレとどう付き合っていくかという方向性もこれを基に決めることができる。
これがすごく大きなメリットなんですよね。
なので、先ほどのれいこさんのお客様の事例に出てきた方は、まず服装心理診断5つの性格傾向のうち、
独創性と言われる性格傾向と、あとは合理性と言われる性格傾向がとても高かったんです。
この2つが高いとどうなるかというと、まず独創性というのはオリジナリティを大事にしたりとか、すごく新しいもの、珍しいものが好きな性質。
一方合理性というのはすごく理論を大事にしたり、あとはファッションにおいては機能性とかコスパみたいな言葉、数字で表せるようなものを大事にしたりするタイプ。
非常に論理的な筋を取ったタイプなんですね。
この2つが高いとどうなるかというと、まず自分らしさというのは非常に大事にするわけです。
だから単に外見に似合うだけではやっぱり満足できない。自分のキャラクターに合った服を着たいというところがまず出てくる。
プラス、これが正解ですという画一的な型にある種はめてしまうような解決策を定義されてしまうと、ちょっとそれに反発心も感じやすいんですね。
自分だけのオリジナルなロジック、答えを見つけたいという気持ちが独創性と合理性が高い人には強いので、パーソナルカラー診断みたいにある一定のタイプだけにはめて、
とにかくこれ着ていれば大丈夫ですよというスタイリングはそもそもあまり好きになれない。それをベースにあなたの場合にはこういうところもある、こういうところもあるから、
重ねていく形で最終的にオリジナリティのあるまさにパーソナルなスタイリングまで落とし込んで提案しないと、このお客様というのはそもそも納得できない。
そういうオシャレでなければ幸せになれないタイプなんですよね。
かつその独創性と合理性があるということはかなり性格的にはチャキチャキ、自分の個性もしっかりアピールできるし、論理的に語れる。
かなりチャキチャキな方なので、そりゃあかわいらしい服装だとだいぶそもそもの性格とのギャップ出ちゃいますよねっていう、そういうところもやっぱりあるわけです。
それがもうお悩みを聞いて、服装心理診断の結果を見て、痛みの雰囲気を拝見すれば、なるほどなってれいこさんもすぐわかるわけです。
それはこうこうこうだから困ったでしょうと。だからお客様もやっとわかってくれる人がいたっていう、そういう感想になるわけですよね。
このやっとわかってくれる人がいたってお客様がほっとしてくれる瞬間っていうのが、私たちとっても嬉しくて、何かして差し上げられることがあるんだなっていうね。
これがねやっぱりねすごくやりがいのある瞬間ですよね。
プラスね、この服装性と合理性が高くて、かつどの要素が低いかっていうのも大事で、このれいこさんのお客様は5つの要素のうち、一般性という要素が今度は低いということもわかったんですね。
この一般性という要素は、周囲の目をすごく気にしたりとか、強調性が高いっていう部分なんですね。
ここが低いっていうことは、そもそも周りの視点、周りの意見よりも自分の意見の方が大事っていうこと。
だからなおさら、人から見て似合うっていうことへの優先順位が低いんですね。
だからなんで自分のキャラクターを抑えてまで似合う色を着なきゃいけないの?っていうことになってしまうわけです。
そりゃあね、2年間もやもやしますよね。
ですから、このお客様はおそらくパーソナルカラー診断を受けた発端、きっかけとしては合理性の高さゆえ、論理的に服を選びたいな、ちゃんと服選びの法則を知りたいなと思って、ロジックを教えたいなと思って診断を受けたなと思います。
ただ、本当にそのお客様が欲しかったのは、そのロジックを使って、より自分らしさをどう提案するかっていう、より柔軟なパーソナルな提案が欲しかったわけなんですよね。
これが初めに分かっていないと、やっぱり的外れな提案になってしまうんです。
もちろん性格によってはその全く逆で、本当にストレートにパーソナルカラー診断の結果を丁寧にお伝えして、そのパーソナルカラーのタイプの一つにかっちり当てはめて、この中の色だけ着ていれば顔色はきれいに見えるし、周りから見て似合うっていう印象が作れるから大丈夫ですよって言われることが、すごく安心感につながって受けてよかったって思ってくださる人もいるわけです。
要は、たくさんある似合う服の診断をどう使ったらいいか。この人はそもそもファッションを、おしゃれをどういうふうに使ったら幸せになるのか。その方向性が分かるのが、服装心理診断っていうことなんですよね。
で、なぜその診断を受けたいのかとか、なんでおしゃれしたいのかとか、なんでこんなおしゃれに悩んでいるのかなっていうのは、実はご本人ですら、ちゃんと理解できていないんですよね。内面にはあるんだけど、言葉にできない、言語化できない方がほとんどです。
だからこそ、提案に入る前に、そのあたりの本当の悩みの原因とか、その方が本当に抱えている願望とかを、しっかりすくい上げて整理して確認し合うっていうステップがかからない。
そのためには、その服装心理診断というツールを使って、この方の性質はこうだから、こうかもしれないなっていうヒントがある。これがね、カウンセリングをめちゃめちゃ加速させてくれます。とっても便利なツールなんですよね。