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2025-01-08 22:50

880.「はいよろこんで」に表れる日本の病理

このところ私のテーマでもあり、心理カウンセリングのクライアントさんとも話しに上がることが多い「手放すこと」について掘り下げつつ、過度にサービスにいろいろ求めすぎてしまう日本の独特な「病理」ともいえる性質について、人気曲「はいよろこんで」を例に挙げて考えてみました。


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はい、ということで始まります。おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で880回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをわざわざと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしていきます。お相手はパーソナルスタイリストで、後任審議士の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
さあ今年からちょっとちょこちょこ、こういう感じで動画もついている、映像もついているポッドキャストもちょっと撮っていこうかと思っておりまして、というのもメインで配信しているSpotifyがビデオポッドキャストっていう機能があって、ちょっと今回初めてアップロードするので、今うまくできてるかわかんないんですけども、ビデオ形式のファイルもアップロードできるということで、どうなんでしょうね。
実際Spotifyでポッドキャスト聞いた時にどういう見え方なのか、ちょっとまだちゃんと確認できてないんですけども、ちょっとやってみようかなというところと、あとはAppleポッドキャストはそのまま音声で配信されるんですが、Googleポッドキャストが去年からYouTubeに統合されたので、YouTube内のポッドキャストとして配信されるんですが、当然YouTubeなんで、動画アップしてももちろん再生できるというか、
現状はこれまでは動画でこのポッドキャストのジャケ写っていうの、あれがずっと静止画で表示されていてっていう形で見てもらってたんですけども、たまにはこういう感じで動画でも見られるし、音だけ聞いてポッドキャストとしても楽しめるという形で配信するのもいいかなと思いましたので、今後できる限りこういう形でも配信していきたいと思いますので、
動画でもお楽しみいただければというふうに思います。
せっかく動画なんで、ビデオで配信するときはちょっと今日の服装のポイントとかもお伝えしておこうかなと思うんですけども、
今日はあんまり色数はたくさん使ってないんですけど、結構何だろうな、お客様とお話ししているときに、
面白みのあるコーディネートを考えようとするときに、割と色合わせを面白くしようだとか、ちょっとそこにポイントを置こうっていう方は多いんですけど、
私がよくやるのは色合わせももちろんやるんですけど、それ以外にはこの線の動きの面白みみたいなのを最近は特に取り入れることが多くて、
色合わせで面白くする、つまりいろんな色をたくさん組み合わせるよりも線の動きの面白みを出した方が、まずぱっと見すごく派手に見えるわけではないので、
幅広いシーンで活用しやすいっていうメリットが一つあるのと、もう一つとしては、ここ数年ずっと割とシンプルなファッションの方が今っぽく見えるっていう傾向が続いていて、
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でもいろんな色を使ったコーディネートをしちゃうと、どうしてもそれだけでちょっとゴテゴテしちゃうところがあるので、逆に今っぽく見えなくなっちゃうっていうデメリットがあるんですね。
なので色は一色とか、今日はこのピンクが結構派手なので色のインパクトもあると思うんですけど、でも色使いを抑え目にしても、ちょっと線の動きの面白さを出すと、
単なる地味にならずに、シックなんだけどどっかオシャレみたいな着こなしがしやすくなるので、特に今の風潮には合っているかなって思うんですね。
じゃあ線の面白み、具体的に何かというと、今日はですね、私よく使うんですけどピアスがちょっとこっち側はひねってたりとか、こっち側はうねっとカーブを描いたりとか、
アシンメトリーなピアスでこれも線の面白さだったり、ネックレスもただゴールドなんですけど、ちょっと動きがあるような下に垂れるのもあればカーブを描くのもあればみたいな動きもあったり、
洋服自体もわかりますかね、ちょっとこういう感じで、袖口も含めると3カ所にリブがついているので、ここ、ここ、ここ、こうちょっと丸が連なっているような単純なパフスリーブじゃなくて、
パフが3つ起こるような面白みのある袖のニットを着ていて、髪型が私今ペタンとしていてかなり直線的なので、それと対比させるように曲線が、いろんな形の曲線が出てくるような服を今日は合わせているという感じで、これが線の動きの面白みというところですね。
こんなに面白い動きのある線を意識したスタイリングをするとまた違った楽しみがあると思いますので、ぜひ気になる方は真似してみていただきたいと思います。
さあ、年明けてね、結構ね、冬は割とね、メンタルの調子を崩す方が結構多くて、というのは人間ね、太陽に当たるということがすごい大事なんですけど、冬場ってどうしても日照時間が減るじゃないですか。
体が寒くなると縮こまってくることもあって、やっぱり心と体ってつながっているので、そういう意味ですごくメンタルの調子を崩しやすい時期というのがやっぱり冬なんですよね。
なので、クライアントさんから、ちょっと一時期安定していたクライアントさんからも、ちょっとそろそろまたカウンセリングお願いしたいということで、結構ね、依頼が増えるのがこの時期でして、年明けすごくご予約が多くなっているんですけども、
そんな心理カウンセリングでもそうだし、割とね、その心理カウンセリングでいろんなクライアントさんが来るときに話のテーマになることっていうのが、その時期その時期で、なぜか全然違うクライアントさんなのに一致してくることって結構多くて、で、その話が私にも当てはまるっていうテーマになることも結構あるんですよ。
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特に最近はよく出てくるテーマが、自分ではどうにもならないことは手放すっていうのが、最近の心理カウンセリングでも、あと私自身の人生でもちょっとよく出てくるテーマなのかなっていうのがすごいあるんですね。
例えば、自分ではどうにもならないこと、例えば人ですよね、人に対する期待みたいなもの、人はこう動いてくれるんじゃないかなとか、自分がこうやったらこう返してくれるんじゃないかなみたいな、こういった期待も当たり前ですが、期待した通りに人が動いてくれるわけではないので、その期待は裏切られることってすごくたくさんあるわけですよね。
あとは仕事でも、これだけ頑張って提案したんだから、きっとこの提案を相手は飲んでくれるはずとかね、あとはきっとうちに発注してくれるはずとか、きっとうちにサービスを依頼してくれるはずみたいな期待、こういったものが当然ですが、その期待した通りにならないこともすごくある。
その時に、自分ができることとできないことってあって、私自身ついさっきもそうだったんですけど、例えば長くお付き合いしていたお取引先様から、継続的にいろんな依頼をもらっていたのに、先方の会社内の事情で依頼ができなくなってしまいました、みたいな連絡がついさっきあったんですね。
もちろん、うちの会社として、あるいは私として反省すべき点は反省するんだけれども、でも先方がうちの会社の事情ですって言っているってことは、ある程度もう仕方のないことだった。
私には、うちの会社にはどうにもならないことだったってこともあるわけですよ。
そういうことはいつまで考えてもしょうがないわけですよね。
それはもう手放す。
これはすごい、自分のメンタルヘルスを維持するためにはすごく大事なこと。
考えたってしょうがないことは、ちゃんと手放すっていうことですね。
あるいは、私年末年始、前回のポッドキャストでも言いましたけれども、インフルエンザにかかっていました。
今すごく多いですよね。クライアントさんもすごいインフルエンザからやっと治ってきましたって方すごく多いです。
こういった体調不良、不調、こういったものも予防はできますが、特にインフルエンザなんていうのは、一回かかってしまったらしょうがない。
もう特効薬があるわけでもなし、とりあえず熱が出ちゃったら、体が回復するまでじっと待つしかないってことやからですね。
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そういう時にも、もう一刻も早く治したいとかね、こんなのかかんなければよかった、早く治らないかなって思ってしまいがちなんですけど、もうこれはしょうがないです。
そういったものも、そういった思いも手放す。
考えたって早く治るわけじゃないんだから、手放す。
これは大事なんですけど、これができるとすごく考えてもしょうがないことにエネルギーを使わなくて済むので、心が安定します。
ただ、手放すのって難しいんですよね。
だから、頭で手放すのって思ってもなかなかできるものではないわけで、どうやったら手放せるようになるのかっていうのは、人それぞれ向いてるやり方がやっぱりあるので、それをいかに見つけるかっていうことだと思うんですね。
その手放し方が見つけられたら、本当にすぐできるようになるし、楽になる。
例えば私の場合には、結構自分の体の感覚、今の体の感覚に集中することで手放すっていうのが結構向いているようで、よく使います。
例えば、インフルエンザの時の体調不良、つらいです。つらいけど、いつ治るんだろうとか、このつらさに集中しちゃったり、早く治りたいなって気持ちにしがみついちゃうと、もっとつらくなるんですよ。
もう時間が経つしかないわけなので。
だからそういう意味では、インフルエンザの時には、大丈夫な体の部分に集中する。
例えば、今は鼻詰まりがなくて、息は比較的ゆったりできているって言うであれば、ゆったりできている息に集中する。
でも息はすごい深く吸えてるよねっていうことに集中していくと、結構心がスーッと落ち着いていったりします。
あるいは治った部分に集中する。
昨日までは頭痛がひどかったけど、今日はすごい頭痛が軽くなったなーっていう。
今、大丈夫であることに集中する。
特に体調不良の時には、体の感覚ですよね。集中するっていうのが、結構私には効く方法です。
それ以外では、例えば体調不良以外で、人への期待みたいなことだったとするならば、
あえて忙しくして別のことに集中するっていうことが、的面に効く人も結構多いですね。
その人のこと、自分から離れていってしまった人とか、仕事とか、思い通りになってなかった状況のことを、
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いつまで考えても、もうこれ仕方ないなっていうことであれば、別のことを考えることで集中していく。
そうすると自然と、人間ってそんなにたくさんのことは一度に考えられるようにできていないので、
他のことを考えることで、自然と手放すべきものが手放し、自分ができることにだけ集中することで、
ある意味、実は状況も好転していくということがあると思いますので、
ぜひ、考えても仕方ないこと、自分ではどうにもできないことは手放す。
これをぜひ、手方だなという方、ついつい考えちゃうんだよなという方は、ぜひ練習して覚えていただけるといいんじゃないかなというふうに思いますね。
手放すっていうことをしないと、気がつかないうちにどんどんどんどん、
相手とか、自分ではどうにもならない物事への要求って無尽増で高くなっていっちゃうんですよ。
ある程度のタイミングで手放せると、期待値が減るので、そもそも相手、出来事に期待しないという状態が作れるので、
メンタルが落ちるタイミングを減らすことができるんですけど、手放さないと執着しちゃうと、
どんどんどんどん、相手や状況への期待が高くなってしまって、本当に悪いスパイラルになっちゃうんですね。
結構、特に日本って割と何ていうのかな、例えばサービスに対する要求もすごい高い傾向にあると思うんですね。
人への期待値がすごい高い文化があるなって思っていて、
例えば、紅白にも出ましたけど、こっちのケントさんが歌っている、「はい、よろこんで。」って歌がまさにそれを表してるなって思うんですけど、
はい、よろこんでって、よくサービス業で使われる言葉ですよね。はい、よろこんでって。
それで何してるかというと、このお客様からの要求に対して、「よろこんでやりますよ。」っていう意味合いじゃないですか。
要は、お客さん側がサービス提供者に対して、自分が求めていることを、「よろこんでやってくれ。」っていうことまで要求してるんですよ。
単にサービスしてくれじゃなくて、よろこんでやってくれっていうところまで願っちゃってる、求めちゃってる。
これ結構、日本独特なんじゃないかなって思うんですよね。
そのおもてなしに、しっかりとその人の感情を乗せることを要求するっていうのかな。
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結構、海外に行くと違うなって思いますよね。サービスしてくれても、すごい顔がそってなかったりとか、
すごいツッケンドンに、例えば何か物を買っても、「はい、ありがとう。」みたいな感じで、結構ツッケンドンにやられたりして、一瞬その態度にびっくりしたりするんですけど、
でも別にそれでいいわけですよ。それで物がちゃんと買えれば、それで済んでいるはずなのに、
こと日本だと、「ありがとうございます。」すごい満面の意味で言わなきゃいけないし、心の底から感謝しなきゃいけない。
それが当たり前でしょっていう、異常にサービスへの要求水準高いなって思いますよね。
別にちゃんとサービスしていれば、よろこんでやる必要まではないかもしれない。
でもそのよろこぶって、いわば感情労働がものすごく要求される。
感情まで相手が求めるように、自分の感情までも変えて提供することが求められるっていうのが、すごい日本独特だなって思うんですよね。
だからそれで心が疲弊しちゃうから、無理しないでSOS出そうよみたいなのが、こっちのケントさんの歌だと思うんですけど。
さっきの方も、早打つ病、正式名称は早拒性障害と言いますけれども、早状態と打つ状態を繰り返してしまう病気にかかっていることを公表されていて、
最近の非常に売れていて忙しかった時期は、若干早異味だったということで、必ずリバウンドが来てしまうので、それに備えて少し休みますということを公表されましたけれども、
早拒性障害というのは、感慨までは非常に大変な病気というふうに知られていますが、
人のために感情を動かしすぎてしまうということが、すごくメンタル的に蓋をかけてしまうということはあるので、
サービスを受ける側としては、求めすぎないということ。それがやっぱり自分のためにもなるんでね、さっき言ったように手放すっていうのが。
自分のためにもなるし、もちろんサービスを提供してくれる人に求めすぎないことはその人のためにもなるし。
求めすぎてない時に、相手が本当に心から喜んで提供してくれたら、それはそれでタナボタ的に嬉しいわけですよ。
そうするとすごく幸せだし、求めすぎないことは大事だし、逆にサービスを提供する側にもあるのであれば、
感情労働しすぎないことも大事なんだけど、逆に喜んでできる仕事に就くっていうのも大事かなと思います。
無理に自分の気持ちを自分でぐいっと変えなければできない仕事は、やっぱりなかなか長続きしないし、
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喜んでできる仕事って何かなって考えて、それでやっていける方法を考えるっていうね、
それもある種、自分の心を守りながら働くっていうことにつながっていくんだと思うんですよね。
どうしてもやっぱり仕事だからある程度我慢しなきゃとか、みんな好きなことやってるわけじゃないんだから、
自分ができることで一生懸命頑張らなきゃって思いがちだけど、そうじゃなくて、
自分の好きなことでどうやったら仕事にしていけるのかなっていう発想も同じぐらいというか、
これからはそれ以上に大事なんじゃないかなっていうふうに思いますね。
特にね、環状労働っていうと、看護師さんとかそういう仕事が先に挙げられますけれども、
それ以外にもね、私がやっている仕事回りっていうのも非常に環状が要求される分野で、
ファッションとか、あとは美容ですよね、とかっていうのも、例えばヘアサロンの美容師さんだって、
エステティシャンだって、あとは私と同じパーソナルスタリストだって、
ある種、自分の感情面を動かして仕事をしなきゃいけないことが結構あるわけですね。
お客様に気持ちよくサービスを受けてもらうために、自分の感情も動かして頑張る。
そういう労働する人は、本当に自分の心をしっかり守るっていう方法も覚えてやっていかないと、
ちゃんと理想ではないので、そういう理想なので、長く続けていかれないので、
そういうことをぜひ覚えてほしいなというふうに思います。
もし喜んでできないのであれば、このままでいいのかなってちょっと振り返ったり、
なんで喜んでできなくなっちゃったんだろうな、みたいなことも考えてほしいなと思いますし、
いろんな自分の心を守る方法っていうのがあるので、
あまり自分がメンタル的に疲れてきた時に軽視せずに、
ぜひ細かく自分で手当てをしながら進めていくっていう、ちょっと休んだりとか、
ちょっと自分の心を振り返ってみたり、本当に自分の手を当てる気持ちで、
自分を至りながら進めるっていうことを、これから先の時代は特に意識してやってもらいたいなというふうに思います。
あとはそういう具体的な、心理カウンセラーもある種、感情労働ではあるんですね。
なるべく自分の気持ちが動かないような訓練は、変な形で動かないような訓練はしてるんですけども、
やっぱり自分の心っていうのを使ってお客様と接する仕事であることには変わりがないので、
すごくカウンセラー自身も自分の手当てってやってるんですね。
なのでそういう経験は、これまでもいろんなパーソナルスタリストになりたい人だったりとか、
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あとは私の場合はヘアサロンのオーナーさんから依頼されてとか、
サロン業務に携わっている人に結構お伝えしてきて、
みんな気持ちよく、安心して長く努められるようになったって言ってくれているし、
すごくいい意味で成果が出やすくなるので、
今年は本当にそれを知らずに、心が疲れたまま仕事をしている人が増えているので、
これをもっと広い方、いろんな方に使っていただけるような、
そういう試みも今年の春ぐらいからスタートを予定していますので、
ちょっと気になるな、例えばサロンに勤めている方、
自分の心が悪い方法を知りたいなとか、
経営されている方は自分の従業員にもっと楽しく働いてもらいたいなとか、
そういうことを思っていらっしゃる方がいたら、
ぜひ継続的にこのフォトキャストを聞いて、情報を取っていただければと思います。
近々、情報をリリースできるかと思います。
まずは自分の心に目を向ける。
自分ではどうにもできないことは手放しつつ、
サービス提供者側としては、楽しんでできるかなというのをモニタリングしてあげる。
ぜひ意識していただければと思います。
ということで、この番組では皆さんからのお悩み、ご質問をお待ちしております。
手放すことできていますか?楽しく仕事できていますかね?
その辺に関するお悩みとか感想とかもお待ちしております。
Spotifyでお聞きの方はSpotifyのコメント機能を使って、
それ以外の方は番組概覧のマシュマロからお気軽に特務員で送ることができますので、
ぜひ送ってみてください。
ということでまた次回の配信でお会いしましょう。
さようなら。
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