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2022-05-17 12:00

473.おたより「2年前に受けた誹謗中傷を未だに思い出す・・・心の傷を癒やすには?」 from Radiotalk

リスナーさんのお悩みに回答!SNSで、2年前に受けたひどい誹謗中傷を未だに思い出してつらくなってしまう・・・というリスナーさん。でもその現象、原因と結果が逆の可能性が。つまり、誹謗中傷を思い出す→つらくなる ではなく、何かがきっかけて辛い感情になる→つられて誹謗中傷のことが思い出される という状態になっているかもしれません。詳しく解説します。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、まだまだマシュマロにお悩みをたくさんお寄せいただいておりまして、まだ追いつきませんので頑張って、今日も引き続き回答祭りということでお答えしていきたいと思いますが、
昨日はガッツリファッションのお悩みでしたが、今日はガッツリ心理面でのお悩みということで、読んでいきたいと思います。
ラジオネームナナさんからのご相談です。
久野先生、こんにちは。いつも楽しく聞いています。心理面で相談したいことがあり、お便りしました。
具体的な内容は申し上げられないのですが、過去にSNSで知り合いに誹謗中傷されたことを長い間引きずっており、心の傷を癒やす方法についてアドバイスをお願いします。
2年以上前のことです。SNSの相互フォロワーが私の投稿へのリプで、私個人の人格を否定するバリ雑言の長文を複数連投してきました。そして一方的にフォローを外されました。
私は当該人物とは何回か直接会ったことがあり、普段も他の人と同程度に交流していましたので、いきなり言われのない個人攻撃を受けて困惑しました。
当時その人のことを悪く言ったことはないし、特別仲良しでもないけど嫌いでもなかったので、全く理解できませんでした。
あと、その人の中傷に賛同する形で他の人が私の中傷をしていたのを見てしまい、さらにショックでした。
思い悩んでいった診療内科のカウンセリングでは、SNSから距離を置いては時間が経てば辛さは薄れていくはずと言われました。
また、SNSの友達数人に相談したところ、「あなたは何にも悪くないから気にしないで。」とか、「あの人は攻撃的な人だから友達付き合いは難しいと思う。」などあげましてもらいました。
私も自分自身がその人に好かれるような人間ではなかっただけのことだと思います。今はSNSをブロックしており関わりはありません。
いろんな人に言われた通り、時間が経てば忘れられると思っていました。しかし、2年以上経ったのに1、2ヶ月に1度ぐらいは思い出して辛くなります。脳内にその人が現れて私の人格否定をしてきます。
精神科に行った方が良いのではと思いつつ、久野先生の専門である臨床心理学の考えで当てはまる現象はあるのか、心の傷を少しでも癒す方法があるか教えていただけますでしょうか。
今日はこのお悩みに回答していきますが、やはり心理関係のことは何回もこのラジオでお伝えしている通り、原因も解決策も本当に十人十色なんです。
本当に的確なことは直接お話ししない限りお伝えは難しいんですね。私のこれからお伝えする回答は、同じようなことを悩んでいらっしゃる方もいらっしゃると思いますので、その人たちも含めて、
こんな可能性もあるよっていう、この今抱えている問題を新たな角度から見るヒントという形で聞いていただければと思います。それではスタートです。
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はい、ということで始まりました。おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で473回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。
と言いつつ、今日はおしゃれではなく、がっつり心理ネタでございますので、ある意味ね、おしゃれに興味ない方でも関心持って聞いていただける内容とも言えるわけですが、
まずね、こういうお悩みがあった時、こういう問題があった時、心が非常に辛いという時は、まずはね、やっぱり、いつものお願いですが、一度ね、病院にはかかっていただきたいんです。
診療内科や精神科など、薬を出す方法も含めて提案できるところに。なぜかというと、そのね、メンタルの不調というのは、体の不調と絡んでいることが非常に大きいので、まず体の不調を除外する人間ね、
脳みそだけで生きているわけではないので、体が不調なことによって脳が勘違いして、なんかメンタルが不調だって思っちゃうことがあるんですよ。だからまずね、体の不調ではないということをちゃんと確認するっていうことが大事なので、それをちゃんと精神科や診療内科のお医者さんはできるんですよ。
だからまずそれをやって、やっぱり体の疾患だったら、まずそれを治さなきゃいけないからね。自分が思っている以上に脳も臓器の一つなんですよ。なので、他の臓器の調子によって影響される。調子が悪くなる。だからまずね、まずは、多分ね、診療内科がかかられたので、このアドバイスからいくと、おそらくその誹謗中傷を受けた比較的直後だと思うんです。
で、直後に相談するのと、今もそれを引きずっているって言って相談するのでは、全然やっぱりお医者さんの見方、見立て変わってくると思うので、なので、まだ2年以上前なのにまだこんなに苦しいんだっていう相談をぜひね、一度お医者さんにしてください。それはね、約束してほしいな。
7さんのことが心配なのでね、お願いします。そういうところは体に何もなかったらね、より対策が絞られてくるわけなので、その対策を絞っていく。いろんな対策があるから、まず自分に効くものを絞っていくためにも、まずは体を調べましょうね。お医者さんに行きましょう。
で、体の関係じゃないよっていうことが分かったら、いよいよ真理の問題だっていうことで、カウンセラーの領域になってくるわけなんですけれども、なんで体の疾患じゃないっていうことが前提でのヒントというか考え方の一つの切り口になりますけれども、
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今、その誹謗中傷してきた人と関わりがないのに思い出してしまうっていうことは、過去の問題を思い出してしまって心が辛くなっているってことですよね。で、残念ながら過去の出来事自体はやっぱり変わらないわけですよね。もう起こってしまったことは変わらない。
でも、起こってしまったことの受け取り方とか、起こってしまったことが心に影響を与えないようにしていけば、心の辛さ自体は解決できると。なので、受け取り方を変えていこうとか、過去の出来事によって心が受ける影響を受けてしまう仕組み自体を悪循環みたいな輪っかを切りましょうっていうのが私の心理士としての基本的なアプローチです。
なので、カウンセリングは過去の出来事をなかったことにすることはできないし、心の傷をなくすことはできないんですよね。だから、心の傷をなくそう、過去の出来事をなかったことにしようっていうふうに思うのではなく、その感情が起こってしまう仕組みっていうのが今抱えている問題なので、その仕組みにアプローチして、それを作っている要因をいくつか切って、そういうネガティブな感情が起こってしまう仕組み、悪循環をなくしていこう。
というアプローチが私の基本的な考え方なんですね。
そのためには、まずは何でそういうそれを思い出しちゃうのか、いまだに、という状況の理解と分析が必要なんですよね。
なので、やってみるといいかなと思うのは、その誹謗中傷してきた人のことを思い出してしまう、その人が心の中で自分のことを誹謗中傷してくるような声が聞こえてきてしまうような、そういう状況でのどういう時か。
何が起こってとか、何がきっかけで思い出してしまって、その結果どういう感情が起こったのかということを、まず書き留めていく。
ちょっとつらい作業になってしまうかもしれませんが、書き留めていく。
逆に書き留めていったほうが、その感情が落ち着くということもありますので、書き留めていく。
いくつか書き留めていくと、その思い出してしまう原因、きっかけに何かの共通性があったりするので、その感情に蓋をするんじゃなくて、感情が出てきてしまうような要因を切っていくっていうアプローチが有効なことがあります。
心理学の用語にね、気分状態依存効果、生っちゃった。
気分状態依存効果っていうのがあるんですよ。
これどういうこと、どういう意味かというと、特定の感情が、自分が同じ感情になったときに、その同じ感情になったときの記憶を呼び起こしてしまうっていう意味なんですね。
だから嬉しい感情になったときに、過去に嬉しい感情になったときの出来事を思い出しちゃうみたいな感じなんですよ。
それはもちろんネガティブな感情でも起こり得る。
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つまり、その嫌な思いをした感情の象徴が、その嫌な思いをした感情に似た感情を全部ひっくるめて、その感情の象徴が過去の誹謗中傷してきたやつになっている可能性があるわけです。
わかりますかね。
ナナさんが思っていらっしゃる原因と結果が逆の可能性があるってことなんですよ。
つまり、あいつがいたから今も思い出してこんな気持ちになっちゃうではなく、今別の出来事がきっかけで嫌な気持ちになったときに、その嫌な気持ちとその誹謗中傷してきたやつがリンクしてしまっていた頭の中で、そいつを思い出しちゃうということになっている可能性もあるわけです。
となると、ますますその嫌なやつのことを忘れるとか、嫌な出来事をなかったことにするっていうのが解決方法じゃないって伝わりますかね。
その嫌な感情が起きてしまう、今ここにある環境とか原因を除外していかなきゃいけないわけですよ。
なぜなら、やつは象徴にしか過ぎないので。
奈々さんの中にある誹謗中傷されたときの感情、仮に悲しいという感情だとしたら、悲しいという感情の象徴がやつになってしまっているだけなんですよ。
実体のないモンスターになってしまっているわけなんですよね。
なので、どうしてその感情が起こってしまうのかというのは、やっぱり今のシステムを探って、その感情が起こってしまう考え方とか環境とか行動とか、
どれかをなくせるものからなくしていく、変えられるものから変えていくことで、その感情が生まれる連鎖を断ち切っていくというのが、
これがいわゆる私が中心にやっている認知行動療法というやり方になります。
難しいんですよ、結構。
だからなんでこんなに2年も経ってるのに思い出しちゃうんだろうという仕組み、
もしかしたらこういう仕組みかもというのを理解していただけたかなとは思うんですけど、
これ自分でやろうと思うと結構難しいんですよね。できなくはないです。
本もたくさん出ているので、できなくはないですが結構難しいと思うので、いずれにしてもやっぱりプロの力を借りた方がいいかなと思います。
まずは病院に行って体を調べてからプロの力を借りていただいた方がいいかなと思うんですよね。
認知行動療法で検索して、臨床心理師、抗妊心理師を持っているカウンセラーさんをぜひ探してみていただければなというふうに思います。
もちろん私も体の疾患がなければ担当できますので、
今現在は服装心理学の会員さんにしか企業関係以外ではカウンセリングしていないですが、
よろしければ体を調べてからお越しいただいてもいいかと思いますけれども、
とにかく感情を断ち切るというところにフォーカスをするとまた違ったやり方が見えてくるかもしれませんので、ちょっと考えてみてください。
ということでまだまだ皆さんからのご質問をお待ちしております。
番組概要欄からお寄せください。
12:00

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