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2023-09-28 11:55

703.師弟制じゃなく序列もない「お稽古事」は実現可能なのか考える from Radiotalk

前々回の放送へのご感想として頂いたリスナーさんのメッセージから、書道や華道などの「お稽古事」について考える回となりました。とかく「型を学ぶこと」「上を目指すこと」「師匠についていくこと」を求められるお稽古事ですが、それは苦手、でもそのもの自体は好き…という場合にはどういう向き合い方がありうるのでしょうか?

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで始まりました、おしゃれの呪いを解くラジオ。本日もYouTubeとPodcastの同時収録でお届けいたします。703回目の配信でございます。
今日はですね、前々回にPodcastで配信したタイトルがお便り、SNSでバズっていたアメカ人批判のブログについての感想を聞きたいという配信会への感想メッセージをですね、リスナーさんからいただきましたので、そちらからどうぞね、ご紹介したいと思います。
ペンネーム、シナモントーストさんからのメッセージです。
久野先生、こんにちは。いつも配信を楽しみにしております。第701回の配信についての感想です。どうしても書きたくなり、怒らせていただきます。
副職業界だけでなく、書道の世界も同じだと思いました。
寝深くある冷えがる気、そして私が書道に関して長年感じていた続けることに対しての辛さがやっとクリアになったようです。
最初は、いいね、面白いね、かっこいいね、自分もそうなりたい、とそれだけだった。
こうすべき、という方から派閥ができ、他の派閥をディスり、書学者からお金を巻き上げる、でも高めに上ることで優越感を得られる。
そして、書はそれ自体が楽しいもの。
私がなぜか、すべての人の字は美しく、面白く、それぞれ誇れるものだ、という信念があるので、
型に一旦はめて添削する昔ながらのお習字教室に嫌気がさし、先生業にも嫌気がさし、
でも、自分を開放して字自体で表現することも好きではなくて、そこまで理解が進んだからいいか、と今は思っています。
自分が型にはまりきれないことや、書道の先生を心から尊敬できないことに悩み、
試行錯誤して学びを広めたり、何とか書道館に残ろうとしましたが、だめでした。
どうしても、それはそれ、と置いておくことができなくて、でもたくさんの本やお道具をすべて捨てることもできず、置いております。
今は別のことを学んでいて、子育て中で何かと忙しいですし、それはそれで楽しいです。
まとまりもない長文を読んでいただき、ありがとうございました。
お忙しい時期かと思いますが、どうかお体ご自愛ください。
ということで、ありがとうございます。シナモン・トウソさん。
まあ、何でしょうね。都画、道ってつくものは指定制度とか序列とか型がありますよね。
その辺は、ファッションは道とはつかないんですけれども、割と近い構造になってしまうところはあるのかなと思いましたね。
ちょっとここで一回、講座を言っておきましょうか。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールオシャレの呪いをバツバツ解いていきます。
服装心理学をベースにオシャレをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで、婚姻心理師の久野梨沙です。よろしくお願いいたします。
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人間ってやっぱり序列作るのが好きな人がそもそも多いのでね。
私がやっている4スタイルパーソナルスタリストスクールで、そういう私も先生業をやっているわけですけれども、パーソナルスタリストとかイメージコンサルタントとかを養成しているんですけれども、
やっぱりそういうところに通ってくる方って、うちに入る以前に似た近い業界で資格をすでに取っていて、ファッションもっていう感じで入っていらっしゃる方多いんですよ。
例えばメイクとかね。その中でインテリア系のとある資格をすでに取っていて、入ってきたっていう方から、そっちの業界の話もよく聞いたりするんですけど、
やっぱり序列があったり、先輩を差し置いて仕事を取っちゃいけないとか、結構すごい話をよく聞くんですよね。
それでちょっと怖くなっちゃって、そちらの資格1本で独立するのはやめたんです、みたいな話を聞いたりはするんですけど。
ただ当たり前ですけど、じゃあそういう資格を取る人、何かを学ぶ人、習う人が、全ての人が序列に関心があるか、序列の上に立ちたいと思っているか、何か一つの型にはまって、その型を極めたいと思っているかっていうと、そうではないんですよね。
私も結構シナモントーストさんのこの部分に共感したんですよね。型にはめたいわけじゃないから、その添削もいまいち気分がならないし、かといって自分が自分を開放する、表現するために仕事をやってるんじゃない。
これ結構私も近くて、ファッションはすごく好きだし、スタイリングはしたいんですけど、デザインがしたいわけじゃないんですよ。デザインはしたくないしできないんですね。
またスタイリングも、私の芸術性を表現するための独創的なスタイリングとか、何もテーマがなくて、むしろ一から自分でテーマを決められて、何かスタイリングするっていうことがやりたいわけでもない。
私は自分が表現したいわけではないんですよね。誰かに似合うスタイリングをすることで、その人を表現したいんですよ。
なので、あなた一人でスタイリングどうぞって言われても、私は特に何か表現したいわけじゃないので、何スタイリングしていいのか、どうコーディネートしたらいいのか正直わかんないってところがあるので、多分結構近いんじゃないかなって思うんですよね。
こういう人結構います。こういうタイプのやりがいとか楽しさは何かっていうと、簡単にはまることでもなければ、序列を作って上に上がることでもなければ、自分をむしろ表現してクリエイターになりたいわけでもない。
こういう人たちの楽しさは、相手のお客さんとか生徒さんとかの一人一人の違う良さを見抜いて伸ばすことなんですよね。つまりプロデュース業なんですよ。
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私の中ではカウンセリングもその一種なんですけど、そういう人はやっぱり序列も興味ないし、一人一人違う良さがあってそれを伸ばしたいと思ったら、どうしても型通りにならないこともあるから、その人の良さを潰して型を優先ってこともできないし、かといって自分が主役っていうのも全然興味がないしっていうことなんですね。
このプロデュース業に興味があるってなっちゃうと、普通のよくあるお稽古との形ではやりたいことはできないんですよね。でも逆に習う側から考えてみると、そういうよくある型にはめる、とにかく段、何段、何級何段で上を目指すとかってことに興味がない。
先生のクリエーションを見て真似したいわけでもない。ただ自分が自分らしく楽しめるものをそのお稽古ごとを通じて得たいっていう人は結構いると思うんですよ。趣味としてやりたいって人ね。
お客さん側が心を開放するためにやりたい。お客さん側が自分を表現するためにやりたいっていう人数は結構あると思うんですよ。実際私も、それこそ書道とかお花とかちゃんとやりたいなと思うんですけど、私は今の仕事があるので、特にそれ以外で上を目指そうってことはあんまり考えてないし、むしろ自分に向いた作品の作り方を教えてほしいなって思ったときに、あんまりピンとくるところがないんですよね。
そういうニーズは絶対あると思うし、書道に近いところで言うと社教とかすごい流行ってるじゃないですか。あれって別に断を取るわけでもなければ、序列があるわけでもないですよね。ただお寺に行って書くっていうね。あれはまさに心を開放するためにやってるものですよね。
ニーズはあるんだと思うんですよね。シナモン・トーストさんは別のことを学んでるし、子育てもあるしってことなんですけど、せっかく書が好きっていう気持ちはまだあって、シナモン・トーストさんの楽しみ方を求めるっていう人も多分いるんだと思うので、私とかね。ちょっともったいないなっていう気もしちゃって。
じゃあ、そういうやり方、プロデュースをするよ、あなたの良さを吹き出すよっていうやり方のお稽古ごとをやるため、お稽古ごとの教室を開くために必要な力って何かっていうと、やっぱりカウンセリング力だと思うんですよね。
これは、生徒さんのカウンセリングをすることで、生徒さんの良さを吹き出すってことはもちろんあるんですけど、プラスして自分自身をちゃんとカウンセリングして知っておくってことも大事で、自分が何者で、来てくださった生徒さん、お客様が何者かをちゃんと知る。そしてそこにしっかり線を引くっていうこと。これができるとすごくうまくいくんじゃないかなって思うんですよね。
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ある種、いわゆる昔ながらのお稽古ごとで、そこにある型を押し付けて序列で区切ってっていうのは簡単なんですよね。自分と他者に線を引かなくても、来てくれた生徒さんのことをそれほど細かく理解しなくても、型通りにやればいいわけなので、ある種やりやすいんですよ。
だけどプロデュース業となると、今私がこの生徒さんに対して良かれと思って教えていることは、自分のエゴなのか、本当にこの人のためになるのかっていうことの区別が必要になる。判別が必要になるんですね。それには自分が今どういう精神状況で何を求めているかっていうことを自分が知っていて、先生である自分がね。
自分が実践できるかどうかっていうところがすごい大事になってくるんです。そこをセルフコントロールのために、カウンセリング力は必要かなと思っています。
だと実務的に大事なのは、除列から、その業界の除列からちゃんと外れておくこと。はい私異端ですっていうふうに誰から見てもわかるようにしておくことです。私もいわゆるパーソナルスタイリング業界、小さい業界ですけどの除列に組み込まれそうになったことがいくつかあるんですけど、
まあでもあそこは服装心理学を謳っているから、ちょっと普通のファッションじゃないよねっていうことで、自然に除外してくれてるらしいっていうのをよく聞くんですよね。風の噂で。これねすごい大事なんです。楽ですね。その型にはめなくて済むから、自分もお客様も。
なので、例えばシナモン党さんの場合だったら、お教室を将来的に開くにしても、書道っていう名称にしないことですよね。何でしょうね。なんとかセラピーとかわかんないですけど、そういう名前にするってことも大事かなというふうに思いましたので、もし将来的にそうになったらいいかもと思ってやる時があればぜひご参考にしていただければというふうに思います。
近々私自身で言うと、私個人のカウンセリングサービスとかコンサルティングサービスをちょっとスタートしようかなと思ってるんですけども、そのサービスの中にそういう新しいお稽古の形というか、新しい先生業をやりたい方のためのカウンセリングとかコンサルティングみたいなメニューもちょっと作ろうかなと思っていますので、ご関心ある方はぜひそちらもご利用いただければと思います。
ぜひそちらもご利用いただきつつ、生徒さんも先生も自分らしく楽しめるような教室を開いてみてはどうでしょうかということでございます。ということでまた次回の配信でお会いしましょう。バイバイ。
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