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2025-01-23 19:54

888.お客様の"言葉にならない本音"の見つけ方〜サロンジプシーだったお客様の深層心理を読み解いた事例

「なぜあの人は似合わない服を選んでしまうのか」――。

その答えは、お客様自身も気づいていない深層心理の中にありました。

今回は、複数のパーソナルスタイリングサロンを巡り歩いてきたあるお客様との出会いから、表面的な要望の奥に隠れた「本当のニーズ」を見つけ出すまでの過程をお話しします。

お客様が言葉にできない本音を読み解くために、サロンオーナーとして知っておくべきポイントとは?


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はい、ということで始まりました。おしゃれの呪いを解くラジオ。本日で888回、末広がりでございます。888回の配信でございます。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをわざわざ解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで公認審査士の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
1月も下旬に入ってきて、結構早い方は春物のお買い物同行依頼が結構入ってきておりまして、だんだん春に向けてパーソナルスタイリング業も忙しい時期に入ってくるんですけれども、
私がこの仕事を始めてから17年ですか、今年2024年ですもんね。もうだいぶ、私が始めた頃はパーソナルスタイリング、一般の方向けのスタイリングとかファッションアドバイスとか、ましてや似合う服の診断なんていうものは全然知られていなくて、
それでどういうサービスですかって聞かれるぐらい、本当に知られてなくてだったんですけど、この16年、17年で本当に似合う服が診断でわかるよとか、あとはプロが服を見立ててくれるよということが広がってきて、
もう最近は結構、他のサロンでパーソナルから診断を受けたことがありますとか、似合う服の診断を受けたことがありますという方もかなり増えてきた状況ではあります。
その中で、いろんなサロンで似合う服の診断を受けて、うちにもうまたいらっしゃったというお客さんも結構お見かけするんですね。
その中にはかなりの割合で、いろんなサロンで似合う服の診断を受けてきて、確かに似合うんだろうなってわかったんだけど、どうしても似合うと言われた服が着たくなくて、
なんかしっくりこないなっていう理由で、うちにもいらっしゃったっていう方も少なからずというか、かなりの割合でいらっしゃるんですね。
うちにいらっしゃるときも、そういう経緯はお話しくださるんですけども、やっぱり本人の主想というか、メインの依頼事項、悩み事としては似合う服を知りたい、似合う服を着たいということなんですね。
この間あった事例としては、個人情報なのでぼやかしつつお話ししますと、すごくカジュアルテイストの古着とか、ちょっと破れたジーンズとか、楽なスウェットとか、そういうカジュアルテイストがすごく似合う女性で、これまでのサロンでもそう言われてきたと。
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うちのサロンで、顔パーツ診断という顔立ちに似合う服の診断と、あとは体型に似合う服の診断とパーソナルカラー診断をやって、総合的に考えても、やはりそういったカジュアルスタイルがとても似合う。
しかも、今現在もそういったカジュアルスタイルでいらっしゃるということで、こういう場合、今後どういう提案をしていけばいいと思うんですか。
多くの方が、お客様が似合う服が知りたいっておっしゃっているので、やはりそれが似合うよと、カジュアルスタイルが似合うよというふうにご提案をするという選択を多分すると思います。
ただ、これまでのサロンの提案が気に入らなかった、あまりしっくりこなかっただろうから、ちょっとプラスアルファよりカジュアルスタイルをよりオシャレに見せる方法とか、カジュアルスタイルをベースによりプロっぽいスタイリングに見せる方法をお伝えするという選択を取る方がほとんどだと思うんですよね。
でも、それでは納得しないお客様っていうのは、やっぱり結構多くいらっしゃる。
お客様がご自身でおっしゃる、似合う服を知りたいですっていう言葉だけを鵜呑みにしてしまうと、そのお客様はもう二度とお店に来ない。
うちにいらした前の過去のサロンでそうだったように、二度とリピートはしていただけないということなんですね。
そのお客様が、じゃあうちで私がどういうふうな提案をさせていただいたかというと、うちの場合にはお買い物同行まであったので、お買い物同行しながらいろいろ話を聞いてみたんですね。
そうすると、まずそのきっかけですよね。なんでファッションアドバイスを受けようと思ったきっかけあたりからちょっと振り下げていくんですけど。
そうすると、お客様のご友人皆さんが東京都心にお勤めで、すごく綺麗な、いわゆる丸の内のホエルスタイルみたいな、ああいうすごく綺麗めなファッションをしている人が周りにたくさんいると。
そういう友達たちと遊びに行く、例えば仕事があるに飲みに行こう食事に行こうなんていうときに、そのお客様自体は会社に制服があるので、カジュアルスタイルで全然通勤OKなんですよね。
カジュアルスタイルで行くと、自分の友達たちはすごく綺麗なオフィスカジュアルスタイル、オフィススタイルをしているので、すごくひけ目を感じると。
それがきっかけで、なんか私ももっと素敵なスタイルをしたほうがいいんじゃないか。
最近似合う服の診断が流行っているから、似合う服の診断を受ければこの悩みは解消されるんじゃないかって思ったようだったんですね。
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そこからさらにさらに、私は心理カウンセラーでもあるので、心理カウンセリングの手法を使ってさらにちょっと掘り下げていくと、さらにその奥にあったのは、実はそのお客様が着ていたカジュアルスタイルの洋服っていうのは、そのお客様のお母様が買ってきたものだった。
昔から大人になった今に至るので、ずっと実家に住んでいて、お母様がすごくそのお客様のファッションについてかなり口を出してくる。
これが一番似合うから、これを着ていればいいからということで、洋服を買ってきてしまう。
自分が違う雰囲気の服が着たくて買ってきても、お母様に、あなたはそれ全然似合わないから着ないほうがいいと、健康な言われ方をするので、だんだん嫌になってしまって、自分で買わなくなった。
お母様が買ってきた服を着ていれば、他にも言われないし、会社はね、仕事は制服なので、そんなに服も生き返りだけだから、そんなに必要じゃないしっていうことで、今まで着たんだっていうことが分かったんですね。
ということは、つまり、その人にとってカジュアル服っていうのは似合うかもしれない。確かにお母様の見る目はあって似合うんですよ。だから買ってくるんですけど、でも似合うこと以前にやはり、お母さんが選んでくるような服の象徴だったわけなんですね。
だから、なんともいかなかった。その方は、お母さんが選んできた服から脱出して、自立した大人の女性としてオシャレをしたかったっていう要望が見えてきたわけですね。
で、その自立した大人の女性の服っていうのが、周りの友達が着ている丸の内OLスタイル、周りの友達はそういう服を自分で選んで、東京の都心の会社に行って生き生きしてる。そこに自分がやるべき大人のスタイルっていうことを、自分の自立っていうことをそのスタイルに投影したわけですね。
なので、結局そのお客様は本当の願望としては、似合う服をしていたいんじゃなくて、そういうお母さんが買ってこないような服を自分で選んで買ってきて大人になりたい。
お母さんの手の内から逃れたい、自立したいっていうことが実はこの奥底にあったということなんですね。
それがカウンセリングでは分かったので、お買い物同行で、じゃあということで似合う服のスタイリングをするという目的だったら、プロのスタイリッツとしてはまず選ばないようなオフィススタイル、綺麗めの服ですよ。
ちょっとスラック姿のパンツ、センターフレストが入っているパンツに、手戻したブラウスに、ちょっとジャケットライクなカーディング、そういうスタイル。
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決してそのお客様の外見だけ見ると一番に似合うテイストではないけれども、それをできる限りそのお客様に似合わせる形にアレンジをして、色などを工夫してお見せいただいたんですね。
そしたら、そのお客様はどうなったと思いますか?試着室から出ていらっしゃった時に、忘れもしないですけど泣きながら出ていらっしゃった。
こういう服が本当に着たかったのに、今までのサロンでは一度も誰にも勧めてもらえなかった。
まあでもこれは難しいと思います。だって似合う服を教えてくださいっていうオーダーでは、まず出てこないテイストの服だからです。
でも、こういうふうにそのお客様が訴えていること、オーダーしていることと、実はここの奥底が裏腹で、全然違うお望みご希望を実はお腹の底に抱えているというお客様がかなりいらっしゃる。
特に美容ファッション分野ではとても多いと思います。
というのは、自分の本当の願望ってなかなか言語化が難しいんですよね。
特に美容ファッション分野っていろんな用語、専門用語なんかも多いですし、なかなか難しい部分がありますので、なおさら自分が本当はこうしてほしいんだっていうのを言葉にするのが難しい。
こういうお客様相手に、私たちはその人が本当の望んでいること、どういうことをご提案したら幸せになるのかっていうのを拾い上げて、ご提案していかなきゃいけない。
これはファッションのお仕事はもちろん、販売員なども含めてファッションの現場ももちろんなんですけど、それ以外の、例えば美容分野ですよね、ヘアサロンもそうですし、エステタロンもそうでしょうし、美容クリニックもそうでしょうし、ヘアメイクのサロンもそうでしょうし、
そういったサロンって言われるところを、全般の共通の難しさだと思うんですよね。なので結構こういう話は、特にヘアサロンさんではスタッフ研修として結構させていただいていて、そうするとやっぱり接客がぐっと変わるんですよね。深みが出てくる。
なので、お客様の本当の悩みって言葉には出てきづらいんだっていうことを理解して、だからこそ真相心理を短いカウンセリングの中でも理解していくっていう技術が本当に必要で、私はこれを広げていくことが、世の中のいろんなサロンに行く男性女性ともにですけども、の幸せにもつながっていくんじゃないかなって。
こんなはずじゃなかったのに、サロンでこういうふうにしてもらいたかったわけじゃなかったのにって、がっかりして帰るお客様を減らす手立てになるんじゃないかなっていうふうに思ってるんですね。
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かつ、今、どこもそうですけど、サロン全般的にすごく人手不足ですよね。そんな中、せっかく働いてくれてるスタッフが、意図せずお客様が望んでいない接客提案をしてしまったせいで、再来店がなかったり、もっとひどいケースで悪い口コミでつながってしまったりすると、
お客様の言った通り一生懸命やったのに、結果につながらないどころか、悪い口コミにつながっちゃうっていうのは本当に心が削られるんですよね。モチベーション削られる。続けていかれないってなっちゃう。
それで、この業界、ファッション業界もそうですし、サロンワークを離れてしまう人もとても多いんです。これもすごくサロンの経営者、オーナーさんからよくいただくご相談です。
そういう意味でも、せっかく働いている人たちのモチベーションを削らないためにも、お客様のニーズがわかって、それを叶えるために一生懸命やったらとても喜んでくださるっていうのは、本当にやりがいがあることなんですよね。
こんなに幸せなことないので、それを一人でも多くの方に味わっていただくっていうのは、働く人たちが楽しく続けていただくっていうのが、そういう意味でも大事なことだと思っています。
なので、これまではそういった話、そういった技術、私が持っている心理カウンセラーのお客様の深いニーズを引き出す技術の研修っていうのは、ご紹介だったりとか、コンサルティング会社経由でご依頼をいただいたりとかいう形で、これまでサロン内で、サロン内の研修としてご提供してきたんですが、
かなり少人数でやってらっしゃるサロンさんとか、一人でやってらっしゃる一人経営のサロンさんからも、ご関心をいただいてお問い合わせいただくことも増えてきましたので、そういったこれまでクローズドでやってた講座を、自社開催ということでオープンにやるということで、やった準備が整いましたので、その講座を公開したということで、
これはプロのカウンセラーが使っている傾聴、ただ聞くんじゃなくて、その方の心の中までしっかり踏み込んで、奥底の声まで聞けるようになる傾聴、そして観察、言葉にならないニーズもその方の振る舞いだったり様子から見抜けるような観察、そして対話、
お客様がしゃべってくれるのを待つ受け身だけではなかなか出てこないニーズを、言葉を使うことによってそれをフックに引き出していく対話、この傾聴観察対話の専門技術をサロンワークの中で、接客の中で使えるようになるという講座になります。
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こちら題して、お客様の心をつかむサロンコミュニケーション講座ということで、今年の4月8日が第1回の講座日ということで、全6回、だいたい2ヶ月ぐらいで終わる講座、2週間に1分、火曜日の日中にZoomでオンラインで受講できる講座としてリリースさせていただくことになりました。
こちらはですね、私がやっている日本服装新年学協会で実施させていただきます。
全6回、メールカウンセリング、予約の段階のメールの時点で、結構ね、サロンって選別されちゃってるんですよね。
このメールの返事はちょっと不安かもって思って、メールの返事が返ってこなくなっちゃったことありませんか。予約の返事をしたのに落ちされたからなくなっちゃったってこと。
それは多分ね、メールのエントリーって何かあったんですよね。そういうことをなくすメールカウンセリング。ここがうまくいくと、もうお客様がお店にいらっしゃるときから信頼感を持ってくるので、すごくスムーズ。
そしてその次に、1回目、いらっしゃるときの初回カウンセリングの技術。これは心理カウンセリングではインテークメーセスといって、初回のカウンセリングはとても大事なものとして位置づけられていて、いろんなテクニックがありますので、そちらをお伝えする。
そして、プロフェッショナルリスニングの技術。こちらはカウンセリングやっている、ただ聞くだけじゃなくて、ちゃんとプロとして聞くテクニックをお伝えする。
4回目は、性格タイプ別に適切なコミュニケーションをとる方法。相手の性格に合わせた適切なコミュニケーションスタイルがとれるようになる事業。
5回目が、戦略的提案の技術ということで、いろいろ自分のサロンのメニューだったり、商品だったり、お勧めしなければいけません。そのときに、相手に響くような提案ができるようになる事業。
6回目が、カウンセリングソリューションの技術ということで、最終回は本当にカウンセラーが使っている認知行動療法とか、ちょっと言葉も難しいんですけど、
そういう技術を使って、お客様の問題解決を一緒にできるようになるアプローチまで踏み込んでお伝えする。かなり密な事業になります。
こちらは4月8日からスタートしていきます。この授業は、いろんな業種のサロンの方にご参加いただくことになりますので、授業に一緒にオンラインで受けてもらうだけじゃなくて、
コミュニティを作って、その講座に参加してくださった方限定のチャットを開設して、いろんな情報交換ができるようにもしていきたいなというふうに思っています。
売っているものとか売っているサービスは違っても、同じ美容関係のサロンということであれば、お互いに情報交換できることもたくさんあると思います。
それぞれのサロンの成功事例、失敗事例を持ち寄って、同じ失敗は他のサロンも二度としないように、そしてうまくいった成功事例というのは、
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みんなのサロンが同じようにやって、みんなで成功を共有できるように、そんなサロンにしていきたいというふうに思っていますので、
サロンオーナーの方のご参加でももちろんですし、スタッフの方のご参加でももちろん大丈夫ですので、ぜひぜひお気軽に一人から参加できますので、ぜひ申し込みいただきたいなというふうに思います。
2月末まで早期申し込みということで、有引きの特典もご用意しておりますので、ぜひお早めに申し込みいただければと思います。
こちらも少人数制で、一つ一つのサロンをしっかり見ながらアドバイスさせていただきたいと思っていますので、少人数制で行えますので、早々に締め切りになってしまうこともありますので、ぜひお早めに申し込みいただければと思います。
詳しくは番組概要欄にリンクを貼っておきます。
それ以外にも、何かサロンでこういうことあったんですとか、接客でこういうこと悩んでますとか、この仕事を続けていこうかとか、いろんな悩みを持っている方いらっしゃると思いますので、ぜひこのポッドキャストにお寄せいただければ回答していきたいと思いますので、お気軽にお寄せください。
あとは、そのサロンを利用する側のリスナーさんも多いと思うので、こういうサロンちょっとやられたなとか、逆にこういうサロンすごい良かったなみたいな、そういうお話もぜひぜひお聞かせいただければというふうに思いますので、こちらもお待ちしております。
Spotify、YouTubeでお聞きの方はコメント欄から、そしてそれ以外の方は番組概要欄にありますマシュマロからお気軽にお寄せください。
そして先ほどお伝えしたサロンコミュニケーション講座の詳細は番組概要欄にリンク貼っておきますので、ぜひ見てみてください。
ということで、また次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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