陸上競技の魅力と課題
【陸上中毒】この放送は、しんどいしなんだか地味、もはや何が楽しいのかわからない、そう言われがちな陸上競技の本当の魅力を、ひとりおがりな視点で自由に話す、そんな番組です。
話し手は、ランニングエンターテインメント合同会社、通称ランタメ代表の山口雄也、ことぐってぃーです。
【陸上競技を盛り上げる】を目的に、同社を創業した山口が、直近にあった陸上競技の話題やトレンド、そして陸上競技の本当の魅力、また、どんびきすほどローカルな話題、ただの山口の自分語り競技報告、ランタメの直近の動き、など、ざっくばらんに台本なしでお送りいたします。
【山口】この競技のお金還元問題を考えていたときに、ちょうど関東各連が、インカレだったり駅連だったりで優秀な成績を残した個人チームに、その報酬というかを渡すんだという話があがりまして、そこでちょっとふと気づいてしまったんですけども、
優勝してもこれポッチみたいな、額少なくないみたいな、が話題になってたんですね。
そもそも学生陸上でプロスポーツではないんで、企業さんからスポーサーをいただくという話であれば、僕はどんな交渉をしてもいいとは思うんですけども、そうなった瞬間にそういうアマチュアリズムはもちろん終わりますけども、それを選ぶのは個人の自由です。
ただあくまでアマチュアスポーツというのが大前提にあるんで、その観点でいうとユニフォームのスポンサーを取るとかも結構微妙な話で、交代連は一応それをNGとしているんですけども、それは正しいなと。
ただそこもスポーツによって考え方の差があって、サッカーなんかとかは全然解禁されていたりするんで、いろんな難しいところがあるんだろうなとはもちろん感じますけど。
主題としてはインカレの報奨金が少なくね?みたいな話。僕も初見では思いました。でもよくよく考えたら、そりゃせやなと思ってというのを話しておこうというのが主旨です。
端的に言いますと、陸上ってめっちゃ種目多いんですよ。めっちゃ種目多いんですけど、それを陸上競技連盟とかね、学連という団体が、全種目面倒を見るわけですね。野球とかで関東ナンバーワンでした。六大学ナンバーワンでした。
一チームじゃないですか。陸上で関東一番でした。関西一番でした。何人おんねんと。40人ぐらいいるんちゃいます?40人ぐらいいて、例えばスケボー一種目にトータル6万円出したとしても、総額240万です。
1位120万、2位80万、3位40万ぐらいのおもちゃです。そうやって聞いたらめちゃめちゃ多いと思うんですけどね。ということにふと気づいたんです。何が言いたいかというと、競技人口も多少は多いと思うんですけども、大した大きな協会でもなければ、そういうアマチュアリズムな部分もあって、
そもそもが実業団スポーツも、プロかアマかで言うと正直アマなんですね。概念としてはね。実態ではなくて概念はアマです。この話はまたどっかでしっかりしたいんですけども、実業団という制度はアマチュア制度なんです。結局プロじゃないんです。
というふうに捉えると、そういうアマチュアスポーツの団体としてトップが40人とかいるような、日本一が40人もいて、それを分散するんです。男女としても20人、20人、20人に分散されるわけじゃないですか。
ある意味、他のスポーツと同等の評価が、外的な評価、応援だったり含めてされたとしても、得られる額は20分の1であってしかるべきという考え方もできちゃう。
裏を返せば、他のスポーツの変な話ですけども、金銭的なところも含めて20倍盛り上がらないとちゃんと還元されないということもあるかもしれない。そんなふうに感じたという次第です。
陸上競技の盛り上げ方
これに関して僕はどうこう言うつもりはあんまりないですし、正直に言うと、そういう仕組みとか協会とかが頑張ってくれていることに対して、もちろん水を指したくない思いもあるんですけども、水を指す必要もなければ、水を指す立場でもないと思っています。
そういう意味でも、自らの賞金レースを作りましただったりとか、そういうことに価値を見出したり、それが僕たちのあるべき姿、目指すべきところなのではないかと思っています。
という話から入りました。この見方を知る人があんまりいなかったので、これは結構面白い話だと思うんですけども、20人くらい届いて思ってもらったらいいんですけど。
実際にどうやったらそれがうまくいくのか、陸上を盛り上げない、お金が稼げないという話をまた再び戻ってしまうと、これマクロミクロ両方あるんです。僕らは逆に本当にミクロでやっていくべき人たち、立場なので、目の前に見えていることをこちこちと続けるというところが求められていることかと思いますし、自分自身もやるべきことがあるという話なんですけども。
一方で僕たちが結果を出すと同時に、やっぱりそういうもう一つ高い資産を達成されている方たちへのアプローチとか、一緒にこういうことをしましょうよという盛り上げとかもしていかないといけない部分ではあるんですけども。
でもまあ最終的にやっぱり面白いことを考えているベンチャー企業、ずっと明るいベンチャーだからできること。僕らは、僕らというか僕はですね、よくも悪くも全く競技実績もなければ名前も売れていない人間なので、誰やねんこいつから入ってしまうという弱みはあるんですけども、だからこそあんまりいろいろ考えすぎずにできるというところもあるので、そのメリットを生かしてやっていきたいなというところです。
他のスポーツでもやっぱり普及促進というか、プロ野球選手オフシーズンに例えばファンとの交流だったり、いろんなことあるじゃないですか、子供との関わりだったりとか、それをもちろん陸上競技でもすればいいする必要があるとは私も思っているんですけども、もっと陸上競技は多分敷居を下げることが可能だと思います。どこまでも敷居は下がると思います。
僕ちょっと電車に乗り遅れそうになって小走りしました。それもある意味走ってますよね。それをランニングと言い張るかは置いといてですけども、ちょっと健康のために運動してみよう、ウォーキング、ランニング、それも陸上競技に仮定するものだと思うんです。
言い過ぎだと言われたら言い過ぎかもしれないですけど、今やりたいのは健康系だったりとかの話なんですけども、そんなことを考えながら新しい挑戦もしていけたらなというふうに考えていると。
今日はもう自分の大好きな陸上競技のどう盛り上げるか的な話も含めてですけども、今のちょっと大きな視点での限界もあるんだなということを共有できたらと。
共有して何するねって話なんですけども、僕なりの見方をお話できたらという次第です。ありがとうございました。
ここまでお聞きいただきありがとうございました。
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