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よしやす
いや、捉えたメールがやってきました。
かおり
あららら。
よしやす
はい、ポッドキャスト番組なら、 自分の番組にメールが欲しいんじゃないかとも思うんですよね。
かおり
あー、その、わからないであったとしてもね。
よしやす
そうそうそう。
かおり
どういうこと?ってもあったとしても。
よしやす
そう、前回の番組の最後でも言ったんですけど、
うちの番組に質問してくれるのもいいんですけど、
ぜひ元のポッドキャスト番組に 質問してあげてくださいっていう話です。
かおり
はーい。
よしやす
はい。
お知らせ一つ目はそれですけど、
あと、デザインフェスタっていうのでTシャツを売ってきました。
かおり
はい。売れました?
よしやす
えー、波。
で、リスナーですって言って、 来てくれた方がいらっしゃいました。ありがとうございます。
かおり
ありがとうございます。
何を買ったかしらね。
よしやす
あ、えーと、もう3回目ぐらいなんで、
かおり
すごい。
よしやす
はい。今までに持ってなかったものを っていう話で買っていただきました。
はい。次のデザインフェスタは多分、来年7月ぐらいらしいので、
名古屋の繰田図マーケットも行くかもしれません。
あの、抽選なんでたまに外れるんですよね。
かおり
おー、あ、そう。
よしやす
はい。ということで、私はデザインフェスタみたいなところで、
科学Tシャツというのを売っているので、
よかったら来てくださいという話でした。
かおり
1回行ってみたいな。
よしやす
はい。あとですね、
国立科学博物館で今やっている トリテンっていう特別展があるんですけども、
こちらのチケットですが、応募を締め切りまして、
募集を締め切りまして、
応募をいただいております。
かおり
当選者は番組最後で発表します。
よしやす
当選した方は送り先の連絡をお願いします。
はーい。
で、ということで本題に戻るんですが、
イノベーションっていうのを、
どっかで聞いたことあるんじゃないかと思うんですけど、
イノベーションってなんだっていうのって、
なかなか説明するのが難しいんですよ。
かおり
なんでみんなカタカナ使うのかしらね。
よしやす
そうそう、だから日本語で言うと革新的技術とか、
革新的な商品とかって訳されることが多いんですけど、
革新的って何かそれでも抽象的じゃないですか。
で、私が行った研修というか、社外の研修でいいのかな、
とかで教わった定義がとても良かったので、それを紹介すると、
ある人がそれなしでは生活できないというか、
ある人がそれなしで生活していくところに戻れなくなるようなものがイノベーションだというふうに説明していたのね。
例えば、たらいと洗濯板で洗濯をしていたっていうのが洗濯機になると。
これ洗濯のイノベーションで、もちろん洗濯板とたらいでも洗濯はできるんだけど、
電気洗濯機っていうのは、これを使い始めたら戻れないというか、
かおり
戻れないね。
よしやす
みたいな話がイノベーションって言うんじゃないかっていうふうにそこでは言っていた。
で、世の中全ての人でなくても良くて、特定の目的を持った人でもいいわけ。
つまり、洗濯機もクリーニングばっかり出してる人には関係ないわけじゃないですか、洗濯機っていうのは。
多くの人であるんだけど、そういう話をすると特定の職業の人、特定の目的を持って何かする人でもいいんですけど、
そういう人にとって前の状態には戻れなくなるようなサービスや商品っていうのがイノベーションだというふうに説明をしてもらって、
それがなるほどって思ったんですよね。
で、難しいのは、イノベーションの中には欲しい欲しいって思ったものを、
みんなが欲しいって思ったものが技術的に解決できなかったものが解決できて、イノベーションになるものっていうのもあるんだけど、
多くのものは、その手があったかっていうのがあって、技術的なこともあるんだけど、目の付けどころだったりするところがポイントだったり。
かおり
シャープな感じ?
よしやす
そうそう、そういうのがあるんじゃないかと思っていて、戦後すぐ、いや戦前ぐらいからか、電気って伝統戦と呼ばれていて、
最初の最初は、夜しか発電してなかったのよ。つまり日が暮れたら発電して、
そうそう、夜中に止まるっていう、電気を、電気っていうか、明かりをつけるためのサービスだったのね。
で、モーターを回すとか、工場に使うとか、そんなので一日中発電をするようになるんだけど、一般家庭には伝統戦としてやってきたわけ。
おうちで明かり以外に電気を使うことがなかったから。なんですが、ある時期から、明かり以外にも電気を使いたいっていう人が増えてきたりして、
その時に、電気製品をあっても電気を取るところがないっていう現象が起きるわけ。何が言ったかっていうと、壁にコンセントがないわけよ、その頃は。
そこで松下幸之助さんって人が、電球のソケットにくるくるくるって突っ込んで、片方には電球がくっつくんだけど、二股になっていて、二股のところにコンセントがついてるっていうのを作ったわけ。
二股ソケットって言うんですけど、そうすると、電灯、要は天井に電気が来ていて、そこに電球の口金があって、そこに二股ソケットを挿すと、その下に電球がつくとともに、そこに電化製品のコンセントをプスって挿すと、電化製品が使えるっていうのがイノベーションだったわけ。
もちろんね、このイノベーションは、多くのオタクの壁にコンセントがたくさんつくようになるといらなくなっちゃうんだけどね。でも、そのときには戻れないっていうのがあって。
少なくとも、そういうコンセントソケットの前身的なものをアイディアとして出したってことだよね、そのソケットのところを利用して。
かおり
そしたら、こういうのが便利なんだってわかって、いわゆる壁の中を通るコンセントみたいのが次のアイディアとして出てきてっていう。
よしやす
家電製品がたくさん現れるとともに、家には壁のコンセントが必要でしょって話になったんで。
あとは、ウォークマンっていうのもよくイノベーションで言われるんですけど、あれもカセットテープが電池で再生できて、ヘッドホンで聴くっていう機械なわけですよ。
今ね、これを聴いてるリスナーの中で、カセットテープってなんだっていう方はちょっと検索してください。
そこから?
いや、わかんないけどね。要は屋外で、電池で動く音楽プレイヤーでヘッドホンで音楽を聴くっていうのがウォークマンの肝なわけですよ。
なんだけど、外で個人的に音楽を聴くって考えてた人があんまりいなかった。
かおり
まあ、そうね。ラジカセを肩に背負ってたんじゃない?その当時は。
よしやす
あと、ヘッドホンも家の中で、
頭の上にかける大きいヘッドホンしかなくて、ウォークマンを作った時にスポンジがついている、結構軽い感じのヘッドホンでそのために作ったようなもので。
かおり
へー、そうなの?
よしやす
そうなんですよ。つまり、いつでもどこでも自分の音楽ライバリーを外でもね、聴けるっていうのは言われてみたら欲しいってみんな思ったんでたくさん売れたんですけど、
それが出てくるまでは、そんなことってできるとでも思ってなかったし、
でも、
かおり
別に聴かなくて、今聴いてないんだから別になくてもいけんじゃない?っていう感じだよね。
よしやす
っていうのもあったんだけど、ユーザーの何割かは、外で音楽が聴けない生活には戻れないというような感じで、今もスマホなしの生活にはなかなか戻れないっていうのがあって、
かおり
結構そう考えると、ドラえもんって基本のび太が何かで泣きついて、それに対してドラえもんが秘密道具を出すじゃないですか。
よしやす
そう、タッタラッタラッタッターですね。
かおり
そうね。もう一回言って。
言わないですけど。
よしやす
で、結局そこでのび太が何かに困ってるわけですよね。
かおり
それは小学生ののび太だから大したことないのかもしれないけど、それに対して秘密道具という、当然今の世の中でもないけど、面白いアプローチで道具が出てくるじゃないですか。
面白いアプローチの道具っていうのかな。
よしやす
そうです。
かおり
ああいうないものに対して、困りごとに対して新しいアプローチっていうのが一番スタートになってくるのかな。
よしやす
そうなんです。
かおり
それが現実できるできないは技術的な話だからその次に考えることだけど。
よしやす
そうなんです。正しいのび太に泣き言を言ってもらうのが大変っていう話なんですよ、実は。
かおり
泣き言を言わなきゃダメってことね。
よしやす
例えば、かおりさんが自動車の中で困ってることありませんかって言ったら、ほにゃららが欲しいとか、ほにゃららができるといいって話をするかもしれませんし、ほにゃららで困ってるってするかもしれません。
かおり
ナビが使えなくてね。
よしやす
とかね。でも、やっぱりのび太、私たちは、私は少なくともカーナビがない時代に車を乗り始めたんで、地図が勝手に動いて案内してくれるなんて思っても見なかったわけ。
その時にのび太みたいに、もう道に迷っちゃうから自動的に誰か教えてくれよって言ってくれればいいけど、そうじゃない時に特に技術がわかってる人とか研究してる人は、地図を見やすくする方法ばっかり考えるわけですよ。
とか、地図の読み方の本を出そうとかなるわけ。っていうのがあって、もちろんね、GPSっていう現在の位置が測定できるっていう技術があったからこそカーナビっていうのはできるんだけど、でもどんなふうに道案内をしてほしいかは、実はカルチャーによって違ったりして。
アメリカのカーナビはずーっとね、ターンバイターンっていうタイプのカーナビがずっと長かったんです。何々通りを何キロ行けって言って、あと何キロ行ったら右に曲がって何々通りへ入れっていうのを順番に案内していくってやつなんですけど、
それは助手席で何々通り、どのくらい行ったら何という信号があるんで何々通りに曲がるんだよっていうふうに案内してくるのと同じような案内方法なのね。でも日本は全部の道に名前がついてるわけじゃないから、案内が難しくて、結局地図を出して何メートル先左折方向ですとかって言って、曲がって信号の名前があったりなかったりするし、道にも名前がついてなかったりするし。
っていうので、欲しいものは似ていてちょっと違ったりするのね。何はともあれ、現在位置が分かって地図の情報があれば、車にタイムリーに道案内がしてもらえるっていうのがカーナビのポイントですけど、今言ったみたいに運転中にタイムリーに道案内をしてくれるっていうサービスっていうところを思いつくまでは、思いついちゃうと当たり前なんですけど、それを思いつくまでは結構大変なんだよねっていう話なんです。
で、ちょっと一例を話すと、例えば私がね、だんだん歳をとってきて、家でお困りごとないですかって言われたときに、洗濯機が洗濯が終わったときにピーピー言うんだけど、聞き忘れてほっといたんだよねみたいなことを例えば言ったとするじゃないですか。
そのときにどうやって解決するかっていうのを考えたときに、洗濯機の音を大きくすればいいじゃないかと。ピーピーいう音ね、とかっていうのが一つあるじゃないですか。あとは耳が聞こえにくいなら、洗濯機が光ればいいじゃないかとか。ピカピカピカって。でもピカピカピカって光っても部屋が違うと見えないよねとかっていうので、
じゃあもう一個進んで、これをね、耳が聞こえにくい人のために、音がしたら光るっていうものを作ればいいっていうのを考えつく人がいるかもしれない。今ね、洗濯機の音が聞こえないっていうのを直接解決するには洗濯機の音を大きくする。
あと、洗濯機の終わりましたっていう音って、うちのやつはピーピーピーってやつなんですけど、メロディーになってるやつもあるんだよね。知ってます?かおりさん家ありますか?終わったら曲が流れるみたいな電化製品。
かおり
曲。お風呂が入りました。
よしやす
お風呂が沸きましたね。あれなんか音楽流れるよね。
かおり
流れるね。
よしやす
で、体温計とかもピーピーピーじゃなくて、ちょっとしたメロディーになってるやつとかも出てるんですよ。
かおり
うちはまだピーピー音だな。
よしやす
年を取ると高音から聞こえにくくなってくるんで、メロディーにすることで聞こえない音域があっても、気がつくようにって言ってメロディーになってる。
かおり
なるほどね。わざとアップダウンさせてるわけね。
よしやす
そうそう。あとは家の中にピーピー音が増えてきて、電子レンジも洗濯機もみんなピーピー言うんだけど。
かおり
電子レンジはピーピーじゃなくてやっぱりチンじゃない?
よしやす
うちはピーピーですけどね。
かおり
えー、でもチンしてって言わない?
よしやす
チンしてって言いますけどね。
かおり
ねー。
よしやす
そう、っていうようなことで、洗濯機を直す方法もあるけど、それを1個中小化する、一般化すると、耳が聞こえにくいときに違う方法で何かを提供してあげればいい。
つまり、人が感じられる、例えばピカピカ光るとかね。
かおり
うん。
よしやす
で、もう1個言うと、必要な音だけピカピカ光るとか、Aっていうところで音がしたら違う部屋でピカピカ光るとか、いろいろアイデア広がるじゃないですか。
かおり
うん。
よしやす
これがちょっと一般化するとアイデアが広がる感じ。わかります?
かおり
うん。
よしやす
つまり、お困りごとを1個だけ解決するんじゃなくて、お困りごとを1個だけ解決するんじゃなくて、このお困りごとの本質は何かっていうのを見ていくわけ。
うん。
これは耳が聞こえにくくなった人が、まだ目は見えるっていう状態であれば、光でお知らせしてあげればいいんじゃないかって思うと、洗濯機とか電子レンジを改善するだけじゃないアイデアが出てくるよね。
うん。
で、もしかしたらこれは、うまくいけば手放せないものになるっていうオタクもあるかもしれない。
かおり
うん。
よしやす
例えば、洗濯機と電子レンジと、なんだっけ、玄関のインターホンの呼び出し音みたいなものを録音しておくと、それぞれに応じて違うパターンで光るっていうのがリビングルームでみんな見えて、
かおり
うん。
よしやす
音がして気がつかないっていうことが少なくなるっていうような対策もできるかもしれない。
うん。
っていうので、セオリーとしては、一般化するとか複数の事例を集めて、いろんなものに共通する本質的な課題っていうのを見つけていくことで、実は発想が広がるっていうことができるんじゃないか。
よしやす
で、今話したね、音を聞いたら光るっていうのは、遠くで音がしたときに光るっていうのがポイントの1つじゃないですか。
で、もう1個問題というか、これを中小化する、一般化すると、必要な音だけお知らせしてほしいっていうことよね。
お家の中ではさっき言った洗濯機と電子レンジとインターホンの呼び出し音があるけど、例えば耳が聞こえにくい人は、歩いていて後ろから救急車が来たりしたときに、救急車の音に気がつかないっていうのはまずいじゃないですか。
かおり
そうね。まず認知やる気的なね。
よしやす
そう、渡るのやめたりとか、車がいつもと違う挙動をしたりとかっていうのは分かんなきゃいけないし、っていうので、外でも聞かなければいけない、聞くべき音だけを選別してお知らせしてくれればいいっていう風にすると、ちょっとまた思い描くものが変わってくるじゃない。
さっきのように言うとドラえもんの道具が違う道具になってくるよねっていうのがあって、そこまで考えると録音するものを増やすんだと間に合わないから、AIを、最近だとAIを使ってっていう技術を使って、必要な情報と必要じゃない情報を見分けて、
今のやつでいくと聞き分けて、耳が聞こえにくくなった人のために必要なものだけお知らせするっていうのができるようになるといいよねとかってなるよね。
で、そこまで抽象化すると、いろんな違った商品の思いが思いつくようになるんじゃないかと思うんですよ。
でね、AIを使って必要な情報を違う、いわゆる音の情報を聞き分けて、必要な音の情報を音以外、光とかの情報で伝えてくれるっていうのは思いついたじゃないですか。そこまではいい?
かおり
はい。
よしやす
これをもっと抽象化、一般化してみるっていうのとかを考えると、もっと他のアイデアが思いつくんじゃないかと思うんですよ。
例えば私たちは必要な情報以外は取り入れたくない。で、必要な情報は取り入れたいって思っていると。つまり多くの人が悩んでいることだけど、それは仕方がないって思ってるよね。
耳が聞こえにくい人が音の情報を選別して光にしてお知らせすると分かりやすいっていうのをもうちょっと一般化すると、必要な情報を必要な方法で受け取りたいってことになるんじゃないかと思ってるんですね。
そうすると、今私ノイズキャンセリングヘッドホンっていうのを使ってるんですよ。そうすると周りの音が聞こえにくくなるわけ。その時にさっき言った必要な音が分かるんだったら、その音を光にするんじゃなくて、その音だけ聞こえるっていう風にしてもいいんじゃないか。
例えば、さっき言った救急車の音とかそういったものもそうだけど、電車の中でボケットしてる時に自分が降りる駅のアナウンス、渋谷とか新宿っていうのが出たらそれだけ聞こえるっていうノイズキャンセリングヘッドホンがあったら、自分が降りる駅には気がつけるけど、その他のアナウンスはあまり聞かなくて済むっていうのができるんじゃないかとか。
かおり
はい。
よしやす
そう、そんな感じでですね。何を解決するかっていうのを、もともと起きていた1個のちっちゃい問題ではなくて、そもそも解決しなきゃいけない問題は何かっていう風にいろんな考えをしてっていうのが1つポイントだと思っていて。
で、さっきかおりさんが言ってくれたドラえもんは、のび太がちっちゃいお困りごとなんだけど、解決してほしいことを泣き叫ぶんだよね。
ドラえもーん。
そうそうそう。で、いう時に、のび太が解決してほしいことも解決するけど、他のことも解決しちゃう道具が出てくるわけ。だいたい。
かおり
宿題を終わらせるだけじゃなくて、勉強がはかどる鉛筆とかね。
よしやす
うん、てかね、もっと抽象化しちゃうものが多くて。
かおり
え?宿題がなくなる鉛筆とか?
よしやす
あの、アンキパンって知ってる?
ああ、アンキパンのね、ホットサンドメーカー買っちゃった。
そうそうそう。で、あれはたくさんのことを覚えようと思って、たくさん食べすぎてお腹をこわして忘れちゃうっていうオチなんですけど、
例えば、好きなものをふやしたいからって言って、それを植えると、ふえて、なる、実としてなるっていう植物があって、
ドラえきを植えとくと、ドラえきの実がなってたくさん、ドラえきが手に入るみたいな。
つまり、解決することは、今ドラえきを食べてもドラえきがなくならないことじゃなくて、ドラえきをふやすことで解決しようってやってるわけね。
うん。
で、ドラえき以外のものもふえたりとか、あとは失敗としては、ドラえきを埋めて育ててみたんだけど、水やりが足りなくて、ちっちゃいちっちゃいドラえきしかならなかったみたいなね。
かおり
ほう。
よしやす
そんなオチがあったりするんですけど。
で、今日お話したいことは、こんな方法でいろんなものを抽象化したり、本当の問題って何かっていうのを考えるってすごい大事だと思っていて、でもこれ学校でありそうでやらないんですよね。
かおり
うーん。
よしやす
理科の時間じゃないよね。で、技術課程の時間でもないじゃないですか。
かおり
生活?
よしやす
そう。で、要は社会的問題を解決するっていう話なんだけど、何が正しい課題なのかっていうのを見つけるっていうのって、なかなかトレーニングしないんだなと思っていて。
うん。
で、こう、なんだろうな、ゴミは分別しましょうとかっていう話とか、社会問題みたいなものを解決するときって、どこまでこの問題の本質は何かっていうのを考えるかで対応も違ってくると思うんですけど。
かおり
うん。
よしやす
新しいイノベーションを作る、イノベーションを起こすようなサービスや製品を作るっていうときには、多分この考え方はすごく必要で、本当の課題は何か、何を解決すべきかっていうので、解決できるものが変わったり、今までだと思いつかなかった技術を使うことで解決ができて、世の中が大きく変わったりっていうのがあると思うんですけど。
これ、私も学校では習ってないんだけど、天才が思いつくものではないと思っていて、多くの人がこの本質的に解決しなければいけないものは何だろうって考えて、いろんなものを調査して、そこから気づきを得るっていうのは、みんながやったほうがいいんじゃないかと思っているんだけど、なかなかどこでも習わないなって思っていて、というのが今日言いたいことの一番大きいとこなんですけど。
かおり
ほう。
よしやす
そうなんですよ。で、さっきの話、もう1回事例に戻ると、私たちは必要な情報だけをフィルターにかけて、必要な情報だけを必要な、というか望んでる方法で受け取りたい。
つまり、耳が聞こえにくい人は、光の点滅や振動で、逆に、この情報は、実は普段だったら見える情報だけど、聞きたいとかね。
わかりやすいのは、目が見えにくい人が、自分が探したいものが見つかるっていうためには、振動や音で案内してくれる。
あの、Google、なんだっけ、なんとかっていうので、写ってるものを読み上げてくれる機能とかあるんだよね。
カメラに何が写ってるかを読み上げてくれる、要は認識してね。
そうすると、全然目が見えない人が目の前に何があるのかがわかったりして、っていう、障害者向けの考え方っていうので、ヒントになるものも結構あったりするわけ。
かおり
はい。
よしやす
でも、実は私たちが、普段何でも見えてるって思ってるけど、何でも見たいわけじゃないんじゃないかとかね。
かおり
ほう。
よしやす
見たいものだけを、感知したいけど、見なくてもいいものっていうのもあるんじゃないか。
こんな感じで、発想を広げるためには、解決する問題をしっかりと定義を変えていく。
または、いろんな問題設定をすることで、発想が広がるっていうのができるんじゃないかと思ってるんですよね。
なので、こういった考え方を、小学校だと難しいかもしれないけど、小学校、高学院から中学生ぐらいだったらもうできると思うので、
こういったものをね、習うというか、みんなでやればいいんじゃないかって思ってるんだけど、なかなかできないねっていうのと、
この番組はね、理科の時間って言って、理科っぽい見方で世の中を考えましょうって言ってるんですけど、
今みたいに、問題を解決するっていう視点で世の中を見るっていうのも大事だと思っていて、
大学で理系っていうと、ざっくりと理学系っていう、世の中どうなっているんだろうっていうのと、
工学系っていう、こうやれば問題が解決できるだろうっていう、2チームというか2つのグループがあって、
特に工学系の人たち、世の中のお困りごとを技術で解決するっていう人たちは、こういったことを学んでほしいと思うし、
それだけじゃなくて、社会科学系の人たち、つまり世の中を大きく変えていくっていうのは技術革新だけではないと思うのね。
っていう中で、本当の課題は何なのか、何を解決することが、目の前のちっちゃい問題をその場で解決するだけではなくて、