イノベーションの定義
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理科っぽい視点で身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間B 第591回
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そんない理科の時間Bをお送りいたしますのは、よしやすと、かおりです。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
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今日はですね、何ていうタイトルですか、まだ決めてないんですが、 アイドルかな? 聞いてる人にはもう見えてるはずなんですけど、
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欲しいものを作ってはいけないっていう話なんですけど、 欲しいはやっぱり取らないとね。
お芋をふかして乾かしたやつじゃないですよ。 美味しいよね、やばいね。豆もちとか好きだな。
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イノベーションって知ってますか? アカン米的な? 今までにないものを作るみたいな意味で使われるんですけど、
革新的な製品やサービスみたいなことを、 イノベーティブなものとかイノベーションって言ったりするんですけど、
それを起こすためにどうすればいいかっていうのがあって、 そんなのセオリーなんかないよっていう話もあるんですけど、
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それのどうやって作るかって話をします。 何を? セオリーを?
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そうそうそう、みんなが欲しいって思っていたものじゃなくて、 本当はこんなのが欲しかったっていうものを作るのがイノベーションなわけですよ。
ていうことで、スマホってみんなが思いついたわけじゃなくて、 スマホが世の中に広まるときには、
日本でもぽちぽちするボタンがついてる携帯の方がいいって言ってた人がたくさんいたけど、 いざ開けてみたらもうスマホなしではいられないってなるじゃないですか。
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しばらく結構ガラケーで頑張ったけどね。
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はい、という話をしていこうと思いますが、お知らせをいくつか。
一つ目はですね、前回の回で、他の番組へ質問してくださいっていう話をしました。
他のポッドキャスト番組で取り上げられていた話題は、 そのポッドキャスト番組に質問しましょうって話をしたんですが、
結構ネタっぽく言ったつもりなんですが、 シリアスに捉えられてしまったらごめんなさい。
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捉えたメールが来たわけではなく、 ちょっと自分で聞いた後から反省的な?
具体的なイノベーションの例
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いや、捉えたメールがやってきました。
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あららら。
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はい、ポッドキャスト番組なら、 自分の番組にメールが欲しいんじゃないかとも思うんですよね。
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あー、その、わからないであったとしてもね。
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そうそうそう。
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どういうこと?ってもあったとしても。
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そう、前回の番組の最後でも言ったんですけど、
うちの番組に質問してくれるのもいいんですけど、
ぜひ元のポッドキャスト番組に 質問してあげてくださいっていう話です。
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はーい。
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はい。
お知らせ一つ目はそれですけど、
あと、デザインフェスタっていうのでTシャツを売ってきました。
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はい。売れました?
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えー、波。
で、リスナーですって言って、 来てくれた方がいらっしゃいました。ありがとうございます。
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ありがとうございます。
何を買ったかしらね。
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あ、えーと、もう3回目ぐらいなんで、
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すごい。
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はい。今までに持ってなかったものを っていう話で買っていただきました。
はい。次のデザインフェスタは多分、来年7月ぐらいらしいので、
名古屋の繰田図マーケットも行くかもしれません。
あの、抽選なんでたまに外れるんですよね。
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おー、あ、そう。
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はい。ということで、私はデザインフェスタみたいなところで、
科学Tシャツというのを売っているので、
よかったら来てくださいという話でした。
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1回行ってみたいな。
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はい。あとですね、
国立科学博物館で今やっている トリテンっていう特別展があるんですけども、
こちらのチケットですが、応募を締め切りまして、
募集を締め切りまして、
応募をいただいております。
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当選者は番組最後で発表します。
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当選した方は送り先の連絡をお願いします。
はーい。
で、ということで本題に戻るんですが、
イノベーションっていうのを、
どっかで聞いたことあるんじゃないかと思うんですけど、
イノベーションってなんだっていうのって、
なかなか説明するのが難しいんですよ。
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なんでみんなカタカナ使うのかしらね。
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そうそう、だから日本語で言うと革新的技術とか、
革新的な商品とかって訳されることが多いんですけど、
革新的って何かそれでも抽象的じゃないですか。
で、私が行った研修というか、社外の研修でいいのかな、
とかで教わった定義がとても良かったので、それを紹介すると、
ある人がそれなしでは生活できないというか、
ある人がそれなしで生活していくところに戻れなくなるようなものがイノベーションだというふうに説明していたのね。
例えば、たらいと洗濯板で洗濯をしていたっていうのが洗濯機になると。
これ洗濯のイノベーションで、もちろん洗濯板とたらいでも洗濯はできるんだけど、
電気洗濯機っていうのは、これを使い始めたら戻れないというか、
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戻れないね。
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みたいな話がイノベーションって言うんじゃないかっていうふうにそこでは言っていた。
で、世の中全ての人でなくても良くて、特定の目的を持った人でもいいわけ。
つまり、洗濯機もクリーニングばっかり出してる人には関係ないわけじゃないですか、洗濯機っていうのは。
多くの人であるんだけど、そういう話をすると特定の職業の人、特定の目的を持って何かする人でもいいんですけど、
そういう人にとって前の状態には戻れなくなるようなサービスや商品っていうのがイノベーションだというふうに説明をしてもらって、
それがなるほどって思ったんですよね。
で、難しいのは、イノベーションの中には欲しい欲しいって思ったものを、
みんなが欲しいって思ったものが技術的に解決できなかったものが解決できて、イノベーションになるものっていうのもあるんだけど、
多くのものは、その手があったかっていうのがあって、技術的なこともあるんだけど、目の付けどころだったりするところがポイントだったり。
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シャープな感じ?
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そうそう、そういうのがあるんじゃないかと思っていて、戦後すぐ、いや戦前ぐらいからか、電気って伝統戦と呼ばれていて、
最初の最初は、夜しか発電してなかったのよ。つまり日が暮れたら発電して、
そうそう、夜中に止まるっていう、電気を、電気っていうか、明かりをつけるためのサービスだったのね。
で、モーターを回すとか、工場に使うとか、そんなので一日中発電をするようになるんだけど、一般家庭には伝統戦としてやってきたわけ。
おうちで明かり以外に電気を使うことがなかったから。なんですが、ある時期から、明かり以外にも電気を使いたいっていう人が増えてきたりして、
その時に、電気製品をあっても電気を取るところがないっていう現象が起きるわけ。何が言ったかっていうと、壁にコンセントがないわけよ、その頃は。
そこで松下幸之助さんって人が、電球のソケットにくるくるくるって突っ込んで、片方には電球がくっつくんだけど、二股になっていて、二股のところにコンセントがついてるっていうのを作ったわけ。
二股ソケットって言うんですけど、そうすると、電灯、要は天井に電気が来ていて、そこに電球の口金があって、そこに二股ソケットを挿すと、その下に電球がつくとともに、そこに電化製品のコンセントをプスって挿すと、電化製品が使えるっていうのがイノベーションだったわけ。
もちろんね、このイノベーションは、多くのオタクの壁にコンセントがたくさんつくようになるといらなくなっちゃうんだけどね。でも、そのときには戻れないっていうのがあって。
少なくとも、そういうコンセントソケットの前身的なものをアイディアとして出したってことだよね、そのソケットのところを利用して。
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そしたら、こういうのが便利なんだってわかって、いわゆる壁の中を通るコンセントみたいのが次のアイディアとして出てきてっていう。
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家電製品がたくさん現れるとともに、家には壁のコンセントが必要でしょって話になったんで。
あとは、ウォークマンっていうのもよくイノベーションで言われるんですけど、あれもカセットテープが電池で再生できて、ヘッドホンで聴くっていう機械なわけですよ。
今ね、これを聴いてるリスナーの中で、カセットテープってなんだっていう方はちょっと検索してください。
そこから?
いや、わかんないけどね。要は屋外で、電池で動く音楽プレイヤーでヘッドホンで音楽を聴くっていうのがウォークマンの肝なわけですよ。
なんだけど、外で個人的に音楽を聴くって考えてた人があんまりいなかった。
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まあ、そうね。ラジカセを肩に背負ってたんじゃない?その当時は。
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あと、ヘッドホンも家の中で、
頭の上にかける大きいヘッドホンしかなくて、ウォークマンを作った時にスポンジがついている、結構軽い感じのヘッドホンでそのために作ったようなもので。
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へー、そうなの?
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そうなんですよ。つまり、いつでもどこでも自分の音楽ライバリーを外でもね、聴けるっていうのは言われてみたら欲しいってみんな思ったんでたくさん売れたんですけど、
それが出てくるまでは、そんなことってできるとでも思ってなかったし、
でも、
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別に聴かなくて、今聴いてないんだから別になくてもいけんじゃない?っていう感じだよね。
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っていうのもあったんだけど、ユーザーの何割かは、外で音楽が聴けない生活には戻れないというような感じで、今もスマホなしの生活にはなかなか戻れないっていうのがあって、
ビル・ゲイツの革新
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そんなのがイノベーションっていう文じゃないかと思っていますが、本編ではですね、このイノベーションを作るために天才、いわゆるスティーブ・ジョブスになれない私はどうすればいいでしょうって話をします。
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ジョブスになれなければ、ビル・ゲイツになればいいんじゃないかな。
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ということで本編に行ってみたいと思います。
はーい、お願いします。
ということで、ビル・ゲイツの話をすると、
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はい。
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自分が大好きだったものがみんなが好きに違いないって言って作るっていう手は一つあるわけですよ。
要はソフトウェアを作るのが大好きで、これからはソフトウェアっていうものが必要になるはずだ、そのためにこうやったら儲かるって言って作るという手もあります。
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はい。
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ね、それは技術の進歩とともに必要になってくるっていうやつで、イノベーションにはなるんですけど、なんだそんな手があったかっていうのではなくて、そうですよね、必要ですよねっていう感じ。
業界全体がひっくり返るような話ではなくて、新しいもの、技術で新しいことができるようになってっていうのがだんだん進んでいって、じわじわと進んでいくっていうのはあるんだと思うんですけど、
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はい。
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もっともっと身近なところでどうやったら、私は思いつかなかったけれども、実は欲しかったのよねっていうものが提供できるかと。
だから、ビル・ゲイツの功績の中でイノベーションだと思ってんのは、やっぱりコンピューターをパーソナルなものにしたっていうのがやっぱポイントだよね。
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おー。
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そう。で、そこね、話すとまた長いんですけど、コンピューターっていうのができて、それが、今電子工作とかも趣味でやる人がいるじゃないですか。
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うん。
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回路をハンダ付けしてみたいな。
うん。
そういうのを趣味から仕事に使えるもの、それもデータセンターみたいなところではなくて、おうちでやる仕事、ちょっとしたオフィスでやる仕事に使えるようにしたっていうのがやっぱりビル・ゲイツがやったことのすごいところで。
うん。
IBMっていう、ビルの中に大きいコンピューターがあるっていうところの会社が、おうちでも使えるコンピューターを出そうって言ったときに、それの基本ソフトを作ってやるぜって言って作ったのが偉いとこなんですけど、その話はその話で、イノベーションから離れていくので置いておいてですね。
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はい。
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私、今日の話は、自分の本業に近いところで、ちょっとね、理科っぽい話よりも技術っぽい話なんだよね。
うん。
イノベーションの教育
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そう、たぶん最後でも言うんですけど、今日話すようなことって、中学校ぐらいで教えてほしいって思うんだけど、中学校ぐらいまでだとどこの授業にはまらないっていうので、なかなか教えてくれないっていうのがありまして。
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うんうん。
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理科でもないし、技術課程でもないんですけど、また最後にこんな話します。
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はい。
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でね、新しいものを作るってどうすればいいかっていうものなんですけど、困っている人の困りごとを見つけてきて、それを直すっていうのって一番わかりやすいじゃないですか。
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うん、はい。
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それわかりやすいですよね。
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はい。
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何かに困ってるっていうのを直すっていうのがあるんですけど、それだと修理とかちょっとした改善にしかならないんですよ。
で、ヘンリー・フォードさんって知ってます?自動車を大量生産した人。
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フォードを作った人?
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そうそうそうそう。
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ヘンリーさんなんですね。
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ヘンリーさんなんですよ。もしかしたらヘンリー・フォード男性とかかもしれないけど。
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そうね、なんか普通にそうだね。
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その人の言葉で、われわれね、車というものを作ったが、車がないときに人々に何が欲しいかって聞いたら、もっと早い馬車が欲しいって言っただろうというのがあって。
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ほうほう。
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つまり、多くの人は自分が欲しいものを言語化できてないんじゃないか。思いつかないんじゃないか。
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うんうんうんうん。
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だから、自分が欲しいものは出てきたら、あ、欲しい。お金を出しても買う。これを使い始めたら戻れないって思うけど、それが出てくるまで思いつくって人は少ない。
だから、それに気がつくのは、技術を知って先を見通せる人だけだっていう言い方とか。
だからね、ビル・ゲイツもある程度そうだし、スティーブ・ジョーズとかが取り上げられたりするんだけど。
普通の人は、自分が欲しいものが説明できないし、思いつかないんだったら、新しいものは天才からしか生まれないんだろうかって話があるんですけど。
そうではなくて、あなたはこれが欲しかったんですよね。というか、私はそれが欲しい。自分では思いつかなかったけど。っていうものを作るためのセオリーが天才じゃなくてもできるんじゃないかっていうのが今日の話で。
ウォークマンの進化
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で、さっきの話に戻すと、何々困ってるんですって話をしたときに、こんなものが欲しいって言われたときに、それを作るだけではイノベーションにはならないことが多い。
もちろんね、イノベーションになることもありますけど、それだけだと大きい変革は起こせなくて。
さっきのね、ウォークマン7時じゃないけど、誰も思いつかなかったけど、やってみたら難しいことではなかったってことがあるわけじゃない。
もちろんね、小さい筐体の中に電池でカセットテープが動いて、スピーカーをなくしてしまって、ヘッドホンだけをつけられるようにして、そのヘッドホンも外で聞くのにマッチしたようなヘッドホンにするっていうのは、それは作るのは大変ではあるんですけど。
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当然今までなかったものだからね。
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そう、だから実はウォークマンの発明って言ったら変ですけど、技術的な革新は何かっていうと、軽くて外の音がある程度聞こえるヘッドホンっていうのが一つと、そのヘッドホンを小さい筐体にブスって刺すための3.5ミリのステレオイヤホンジャックっていうのが技術的革新だと思っていて、それまでヘッドホンジャックってでかいのしかなかったんですよ。
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長さが5、6センチあるような、刺すとこの直径が1センチ弱ぐらいあるような。
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そんなないけどね。
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あれ?
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でもまあまあ、気分的にはそんなやつ。
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昔のオーディオに刺してたやつね。
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鉛筆の先っぽっていうイメージのやつね、大きさ的にね。
なんですけど、それを長さが2センチぐらいで3.5ミリのやつにしたっていうのは一つすごいことなんですよ。
ちなみにその前はモノラルでイヤホンを聞くっていうジャックがあったのよ。
テレビとかから線をピロピロピロってやって、片耳だけ刺して音楽を聞くとか、テレビ番組を聞くとか、ポータブルラジオみたいなやつでラジオの音を聞くとかっていうイヤホンがあったんですけど、
多くの音が出るものにはスピーカーがくっついていて、スピーカーをなくすっていうのは大英断なわけ。
なんだけど、それは技術的なトピックじゃないじゃないですか。なくすっていうのは。
だし、テープの再生ができるっていう機械も、電池でテープが再生できるっていう機械もあったのよ。
だから技術的な進化としてはヘッドホンと3.5ミリイヤホンジャックの、ステレオイヤホンジャックのとプラグの開発っていうところなんだけど、
それはそれとして、その時には出張中に自分一人で音楽を聞いてリラックスしたいっていうのがあるんだけどなんかないかっていうふうに
その会社の偉い人が言ったっていうのは発端ではあるわけ。その時にはたまたま一人の人が欲しいものを思いついて言語化できちゃったからスタートしたんだけど、
それってなかなか稀で、要はスティーブジョブスみたいな人がこれからこういうものがみんな欲しいに違いないっていうのを思いつくっていうのはなかなか大変で、
実際にどうするかっていうのがこれから話す話です。
本質的なアイデアの発展
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結構そう考えると、ドラえもんって基本のび太が何かで泣きついて、それに対してドラえもんが秘密道具を出すじゃないですか。
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そう、タッタラッタラッタッターですね。
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そうね。もう一回言って。
言わないですけど。
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で、結局そこでのび太が何かに困ってるわけですよね。
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それは小学生ののび太だから大したことないのかもしれないけど、それに対して秘密道具という、当然今の世の中でもないけど、面白いアプローチで道具が出てくるじゃないですか。
面白いアプローチの道具っていうのかな。
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そうです。
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ああいうないものに対して、困りごとに対して新しいアプローチっていうのが一番スタートになってくるのかな。
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そうなんです。
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それが現実できるできないは技術的な話だからその次に考えることだけど。
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そうなんです。正しいのび太に泣き言を言ってもらうのが大変っていう話なんですよ、実は。
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泣き言を言わなきゃダメってことね。
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例えば、かおりさんが自動車の中で困ってることありませんかって言ったら、ほにゃららが欲しいとか、ほにゃららができるといいって話をするかもしれませんし、ほにゃららで困ってるってするかもしれません。
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ナビが使えなくてね。
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とかね。でも、やっぱりのび太、私たちは、私は少なくともカーナビがない時代に車を乗り始めたんで、地図が勝手に動いて案内してくれるなんて思っても見なかったわけ。
その時にのび太みたいに、もう道に迷っちゃうから自動的に誰か教えてくれよって言ってくれればいいけど、そうじゃない時に特に技術がわかってる人とか研究してる人は、地図を見やすくする方法ばっかり考えるわけですよ。
とか、地図の読み方の本を出そうとかなるわけ。っていうのがあって、もちろんね、GPSっていう現在の位置が測定できるっていう技術があったからこそカーナビっていうのはできるんだけど、でもどんなふうに道案内をしてほしいかは、実はカルチャーによって違ったりして。
アメリカのカーナビはずーっとね、ターンバイターンっていうタイプのカーナビがずっと長かったんです。何々通りを何キロ行けって言って、あと何キロ行ったら右に曲がって何々通りへ入れっていうのを順番に案内していくってやつなんですけど、
それは助手席で何々通り、どのくらい行ったら何という信号があるんで何々通りに曲がるんだよっていうふうに案内してくるのと同じような案内方法なのね。でも日本は全部の道に名前がついてるわけじゃないから、案内が難しくて、結局地図を出して何メートル先左折方向ですとかって言って、曲がって信号の名前があったりなかったりするし、道にも名前がついてなかったりするし。
っていうので、欲しいものは似ていてちょっと違ったりするのね。何はともあれ、現在位置が分かって地図の情報があれば、車にタイムリーに道案内がしてもらえるっていうのがカーナビのポイントですけど、今言ったみたいに運転中にタイムリーに道案内をしてくれるっていうサービスっていうところを思いつくまでは、思いついちゃうと当たり前なんですけど、それを思いつくまでは結構大変なんだよねっていう話なんです。
で、ちょっと一例を話すと、例えば私がね、だんだん歳をとってきて、家でお困りごとないですかって言われたときに、洗濯機が洗濯が終わったときにピーピー言うんだけど、聞き忘れてほっといたんだよねみたいなことを例えば言ったとするじゃないですか。
そのときにどうやって解決するかっていうのを考えたときに、洗濯機の音を大きくすればいいじゃないかと。ピーピーいう音ね、とかっていうのが一つあるじゃないですか。あとは耳が聞こえにくいなら、洗濯機が光ればいいじゃないかとか。ピカピカピカって。でもピカピカピカって光っても部屋が違うと見えないよねとかっていうので、
じゃあもう一個進んで、これをね、耳が聞こえにくい人のために、音がしたら光るっていうものを作ればいいっていうのを考えつく人がいるかもしれない。今ね、洗濯機の音が聞こえないっていうのを直接解決するには洗濯機の音を大きくする。
あと、洗濯機の終わりましたっていう音って、うちのやつはピーピーピーってやつなんですけど、メロディーになってるやつもあるんだよね。知ってます?かおりさん家ありますか?終わったら曲が流れるみたいな電化製品。
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曲。お風呂が入りました。
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お風呂が沸きましたね。あれなんか音楽流れるよね。
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流れるね。
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で、体温計とかもピーピーピーじゃなくて、ちょっとしたメロディーになってるやつとかも出てるんですよ。
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うちはまだピーピー音だな。
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年を取ると高音から聞こえにくくなってくるんで、メロディーにすることで聞こえない音域があっても、気がつくようにって言ってメロディーになってる。
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なるほどね。わざとアップダウンさせてるわけね。
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そうそう。あとは家の中にピーピー音が増えてきて、電子レンジも洗濯機もみんなピーピー言うんだけど。
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電子レンジはピーピーじゃなくてやっぱりチンじゃない?
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うちはピーピーですけどね。
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えー、でもチンしてって言わない?
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チンしてって言いますけどね。
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ねー。
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そう、っていうようなことで、洗濯機を直す方法もあるけど、それを1個中小化する、一般化すると、耳が聞こえにくいときに違う方法で何かを提供してあげればいい。
つまり、人が感じられる、例えばピカピカ光るとかね。
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うん。
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で、もう1個言うと、必要な音だけピカピカ光るとか、Aっていうところで音がしたら違う部屋でピカピカ光るとか、いろいろアイデア広がるじゃないですか。
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うん。
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これがちょっと一般化するとアイデアが広がる感じ。わかります?
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うん。
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つまり、お困りごとを1個だけ解決するんじゃなくて、お困りごとを1個だけ解決するんじゃなくて、このお困りごとの本質は何かっていうのを見ていくわけ。
うん。
これは耳が聞こえにくくなった人が、まだ目は見えるっていう状態であれば、光でお知らせしてあげればいいんじゃないかって思うと、洗濯機とか電子レンジを改善するだけじゃないアイデアが出てくるよね。
うん。
で、もしかしたらこれは、うまくいけば手放せないものになるっていうオタクもあるかもしれない。
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うん。
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例えば、洗濯機と電子レンジと、なんだっけ、玄関のインターホンの呼び出し音みたいなものを録音しておくと、それぞれに応じて違うパターンで光るっていうのがリビングルームでみんな見えて、
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うん。
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音がして気がつかないっていうことが少なくなるっていうような対策もできるかもしれない。
うん。
っていうので、セオリーとしては、一般化するとか複数の事例を集めて、いろんなものに共通する本質的な課題っていうのを見つけていくことで、実は発想が広がるっていうことができるんじゃないか。
ダブルダイヤモンドの考え方
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つまり解決するものがちょっとずつ変わってくるんじゃないかっていうのが、セオリーというかですね、方法論で、余裕のある人はダブルダイヤモンドっていうので検索していただきたいんですけど、
ダブルダイヤモンドっていう考え方があって、これがね、図があると簡単なんですけど、言葉で説明するのすごい大変なんだよね。
うん。
ダブルダイヤモンドっていうのは、図に書くとひし形が2個横に並んでます。
トランプのマークであるダイヤ、ひし形が2個横に並んでるっていう感じで、左から右に時間が流れるんですけど、その時にひし形を追っかけることになるんで、一番左は角があるんですけど、
だんだん上下に広くなって、いっぺん縮んで、もう1回上下に広くなって縮むっていうのがダイヤモンドが2個並んだときのアップダウン、アップダウンっていうのがダブルダイヤモンドっていう考え方で、
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はい。
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1個問題が起きたときに、それをそのまま解決するんじゃなくて、いろんな問題がどんなところで起こっているかみたいなものをたくさん見て、つまり1個目の山を登って事例をたくさん集めて、
そこから正しい問題を見つけるっていう風に収束していく。
だから、いろんなものをわらわらしたのをだんだん抽象化したり集めていって、もう片付けなきゃいけない、解決しなきゃいけない問題というのを見つけて、
一度解決しなきゃいけない問題っていうのを作った後、もう1回いろんなアイデアを出して、つまりもう1回ダイヤモンドを登って、最終的なものを解決方法っていうのを考えるっていう考え方なんですよ。
で、ポイントは正しい問題を見つけるっていうところで、さっきの洗濯機の音が聞こえないっていうやつを解決するのに、
イノベーションとして、つまりもうこれなしの生活には戻れないわっていう風にするためには、ここの正しい問題っていうのをうまく見つけるっていうのが1つ方法論としてあるんじゃないかっていう話です。
問題定義の重要性
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で、今話したね、音を聞いたら光るっていうのは、遠くで音がしたときに光るっていうのがポイントの1つじゃないですか。
で、もう1個問題というか、これを中小化する、一般化すると、必要な音だけお知らせしてほしいっていうことよね。
お家の中ではさっき言った洗濯機と電子レンジとインターホンの呼び出し音があるけど、例えば耳が聞こえにくい人は、歩いていて後ろから救急車が来たりしたときに、救急車の音に気がつかないっていうのはまずいじゃないですか。
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そうね。まず認知やる気的なね。
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そう、渡るのやめたりとか、車がいつもと違う挙動をしたりとかっていうのは分かんなきゃいけないし、っていうので、外でも聞かなければいけない、聞くべき音だけを選別してお知らせしてくれればいいっていう風にすると、ちょっとまた思い描くものが変わってくるじゃない。
さっきのように言うとドラえもんの道具が違う道具になってくるよねっていうのがあって、そこまで考えると録音するものを増やすんだと間に合わないから、AIを、最近だとAIを使ってっていう技術を使って、必要な情報と必要じゃない情報を見分けて、
今のやつでいくと聞き分けて、耳が聞こえにくくなった人のために必要なものだけお知らせするっていうのができるようになるといいよねとかってなるよね。
で、そこまで抽象化すると、いろんな違った商品の思いが思いつくようになるんじゃないかと思うんですよ。
でね、AIを使って必要な情報を違う、いわゆる音の情報を聞き分けて、必要な音の情報を音以外、光とかの情報で伝えてくれるっていうのは思いついたじゃないですか。そこまではいい?
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はい。
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これをもっと抽象化、一般化してみるっていうのとかを考えると、もっと他のアイデアが思いつくんじゃないかと思うんですよ。
例えば私たちは必要な情報以外は取り入れたくない。で、必要な情報は取り入れたいって思っていると。つまり多くの人が悩んでいることだけど、それは仕方がないって思ってるよね。
耳が聞こえにくい人が音の情報を選別して光にしてお知らせすると分かりやすいっていうのをもうちょっと一般化すると、必要な情報を必要な方法で受け取りたいってことになるんじゃないかと思ってるんですね。
そうすると、今私ノイズキャンセリングヘッドホンっていうのを使ってるんですよ。そうすると周りの音が聞こえにくくなるわけ。その時にさっき言った必要な音が分かるんだったら、その音を光にするんじゃなくて、その音だけ聞こえるっていう風にしてもいいんじゃないか。
例えば、さっき言った救急車の音とかそういったものもそうだけど、電車の中でボケットしてる時に自分が降りる駅のアナウンス、渋谷とか新宿っていうのが出たらそれだけ聞こえるっていうノイズキャンセリングヘッドホンがあったら、自分が降りる駅には気がつけるけど、その他のアナウンスはあまり聞かなくて済むっていうのができるんじゃないかとか。
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はい。
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そう、そんな感じでですね。何を解決するかっていうのを、もともと起きていた1個のちっちゃい問題ではなくて、そもそも解決しなきゃいけない問題は何かっていう風にいろんな考えをしてっていうのが1つポイントだと思っていて。
で、さっきかおりさんが言ってくれたドラえもんは、のび太がちっちゃいお困りごとなんだけど、解決してほしいことを泣き叫ぶんだよね。
ドラえもーん。
そうそうそう。で、いう時に、のび太が解決してほしいことも解決するけど、他のことも解決しちゃう道具が出てくるわけ。だいたい。
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宿題を終わらせるだけじゃなくて、勉強がはかどる鉛筆とかね。
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うん、てかね、もっと抽象化しちゃうものが多くて。
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え?宿題がなくなる鉛筆とか?
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あの、アンキパンって知ってる?
ああ、アンキパンのね、ホットサンドメーカー買っちゃった。
そうそうそう。で、あれはたくさんのことを覚えようと思って、たくさん食べすぎてお腹をこわして忘れちゃうっていうオチなんですけど、
例えば、好きなものをふやしたいからって言って、それを植えると、ふえて、なる、実としてなるっていう植物があって、
ドラえきを植えとくと、ドラえきの実がなってたくさん、ドラえきが手に入るみたいな。
つまり、解決することは、今ドラえきを食べてもドラえきがなくならないことじゃなくて、ドラえきをふやすことで解決しようってやってるわけね。
うん。
で、ドラえき以外のものもふえたりとか、あとは失敗としては、ドラえきを埋めて育ててみたんだけど、水やりが足りなくて、ちっちゃいちっちゃいドラえきしかならなかったみたいなね。
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ほう。
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そんなオチがあったりするんですけど。
で、今日お話したいことは、こんな方法でいろんなものを抽象化したり、本当の問題って何かっていうのを考えるってすごい大事だと思っていて、でもこれ学校でありそうでやらないんですよね。
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うーん。
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理科の時間じゃないよね。で、技術課程の時間でもないじゃないですか。
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生活?
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そう。で、要は社会的問題を解決するっていう話なんだけど、何が正しい課題なのかっていうのを見つけるっていうのって、なかなかトレーニングしないんだなと思っていて。
うん。
で、こう、なんだろうな、ゴミは分別しましょうとかっていう話とか、社会問題みたいなものを解決するときって、どこまでこの問題の本質は何かっていうのを考えるかで対応も違ってくると思うんですけど。
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うん。
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新しいイノベーションを作る、イノベーションを起こすようなサービスや製品を作るっていうときには、多分この考え方はすごく必要で、本当の課題は何か、何を解決すべきかっていうので、解決できるものが変わったり、今までだと思いつかなかった技術を使うことで解決ができて、世の中が大きく変わったりっていうのがあると思うんですけど。
これ、私も学校では習ってないんだけど、天才が思いつくものではないと思っていて、多くの人がこの本質的に解決しなければいけないものは何だろうって考えて、いろんなものを調査して、そこから気づきを得るっていうのは、みんながやったほうがいいんじゃないかと思っているんだけど、なかなかどこでも習わないなって思っていて、というのが今日言いたいことの一番大きいとこなんですけど。
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ほう。
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そうなんですよ。で、さっきの話、もう1回事例に戻ると、私たちは必要な情報だけをフィルターにかけて、必要な情報だけを必要な、というか望んでる方法で受け取りたい。
つまり、耳が聞こえにくい人は、光の点滅や振動で、逆に、この情報は、実は普段だったら見える情報だけど、聞きたいとかね。
わかりやすいのは、目が見えにくい人が、自分が探したいものが見つかるっていうためには、振動や音で案内してくれる。
あの、Google、なんだっけ、なんとかっていうので、写ってるものを読み上げてくれる機能とかあるんだよね。
カメラに何が写ってるかを読み上げてくれる、要は認識してね。
そうすると、全然目が見えない人が目の前に何があるのかがわかったりして、っていう、障害者向けの考え方っていうので、ヒントになるものも結構あったりするわけ。
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はい。
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でも、実は私たちが、普段何でも見えてるって思ってるけど、何でも見たいわけじゃないんじゃないかとかね。
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ほう。
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見たいものだけを、感知したいけど、見なくてもいいものっていうのもあるんじゃないか。
こんな感じで、発想を広げるためには、解決する問題をしっかりと定義を変えていく。
または、いろんな問題設定をすることで、発想が広がるっていうのができるんじゃないかと思ってるんですよね。
なので、こういった考え方を、小学校だと難しいかもしれないけど、小学校、高学院から中学生ぐらいだったらもうできると思うので、
こういったものをね、習うというか、みんなでやればいいんじゃないかって思ってるんだけど、なかなかできないねっていうのと、
この番組はね、理科の時間って言って、理科っぽい見方で世の中を考えましょうって言ってるんですけど、
今みたいに、問題を解決するっていう視点で世の中を見るっていうのも大事だと思っていて、
大学で理系っていうと、ざっくりと理学系っていう、世の中どうなっているんだろうっていうのと、
工学系っていう、こうやれば問題が解決できるだろうっていう、2チームというか2つのグループがあって、
特に工学系の人たち、世の中のお困りごとを技術で解決するっていう人たちは、こういったことを学んでほしいと思うし、
それだけじゃなくて、社会科学系の人たち、つまり世の中を大きく変えていくっていうのは技術革新だけではないと思うのね。
っていう中で、本当の課題は何なのか、何を解決することが、目の前のちっちゃい問題をその場で解決するだけではなくて、
教育と社会問題
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大きく社会を変えるとか、やり方を変えるというのに結びつくのかっていう考え方を学んでほしいし、実践してほしいなと思っています。
ということで、ここまで話してまだタイトルがよくわかんないんですが、仮のタイトルは欲しいものを作ってはいけないっていうタイトルにしたんですけど、
またこれもしっくりこないなと思いながら考えております。という感じで、今日はイノベーションの起こし方というよりは、
正しい問題を見つける、課題設定をちゃんとするっていうのを皆さんやりませんかというお話でした。
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はい。
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で、当選者発表になります。
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じゃじゃじゃん。
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取り店。国立科学博物館の取り店の招待券。この番組ではですね。
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違うな。デボイチの脇から入ってくるんですか。
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そうそう。この番組では、皆さんからのリスナーさんからの収益で国立科学博物館の団体参助会員になっています。
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はい。
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団体参助会員には特別店の招待券が5枚届きます。
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じゃじゃん。
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これをリスナーさんに還元するために、欲しい人というので手を挙げてもらったんですが、7つ来ました。
で、これから当選者の発表をします。
当選された方は、同じメールアドレスでここに送ってくださいっていうのをご連絡ください。
同じリスナーネームだとその名前を語れる人がいるので、同じメールアドレスの記載で住所の方を送ってください。
当選者の発表と連絡
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ということで発表します。
5枚です。
当選したのは、ごっちゃんさん、そぞろあるきさん、なやままさん、エンタープライズ上巻希望さん、さともさんの5名です。
おめでとうございます。
こちらの方は送り先の住所をご連絡ください。
エクセルというかスプレッドシートに皆さんの名前を入れてですね、その横に乱数発生をさせるセルを設けて、何回か乱数をバラバラバラってやって、あるタイミングで今回は数のちっちゃい順に5名を選ばせていただきました。
ということで、ご連絡いただければ郵送でお送りします。
これがね、郵送しかないんだよね。
電子的なやつあるじゃないですか、いろいろ。
番号がわかればいいってやつ。
そういうのじゃないんで、郵送するしかないので住所を送ってください。
はい、よろしくお願いします。
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よろしくお願いします。
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ちなみになんですが、年に1回国立科学博物館の常設展の招待券も5枚来るんですけど、
こちらについては応募がありませんでした。
違うところで使わせていただきたいと思っています。
ということで、今回はこの辺にしたいと思います。
リスナーとの交流
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この番組では皆様からのメッセージをお待ちしております。
メールの宛先はrika.jp、rika.jpです。
番組の感想や聞いてますだけのメールでも構いません。
またですね、メールの会員をどこどこに行ってきましたという紹介をしているので、
こんなところに行きましたよというのを書いていただけると嬉しいです。
あとですね、リスナーネームを書いていただきたい。
もう一つが、こんなふうに聞いてますというのも書いていただけると、
私たちが皆さんはこんなふうに聞いてるんだなっていうのが想像がついたりするので、
それも書いていただけると嬉しいです。
通勤中にスマホからポッドキャストアプリで聞いてますとかでも構いません。
あとはね、家事をやってるときにとか旅行先でとか、
あとはたまたま見つけて1回だけ聞きましたでも構いませんので、
そんなメッセージを送ってください。
あとですね、私たちはグループで番組配信を行っておりまして、
そんないプロジェクトという名前で複数の番組配信を行っています。
この番組のほかに、そんなことない書、そんない雑貨店などの番組配信を行っております。
私たちのウェブサイト、そんない.comでは過去の配信などを聞くことができますので、
そちらにも遊びに来てください。よろしくお願いします。
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よろしくお願いします。
新メンバー募集
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あと、新メンバー募集っていうふうにリーダーが言ってました。
新しい番組できたらいいよねみたいな話をしていたので、
ポッドキャスト配信をやってみたいというのに興味がある方も、そちらからご応募お願いします。
ということで、そんないりかの時間第591回、お送りいたしましたのは、
よしやすと、
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あおりでした。
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それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。
さようなら。
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ごきげんよう。