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2025-01-14 41:20

イベントアフタートーク 対話型読み書きアセスメントⅡ-インリアル

イベントはこちらです(2/23まであとから配信の購入ができます)
https://taiwaassessment2.peatix.com/
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https://stand.fm/channels/6745b22669bc2015d01124cc
00:03
平林 はい、こんにちは。今日はですね、 この配信はアフタートークということで、
今日、私が平林がやっている学びプラネット っていう行動会社で、月に1回
オンラインのセミナーをやって いまして、そのセミナーで井野さん
にナビゲーターになってもらって、 イベントをやったんですが、今日の
タイトルは対話型アセスメントの 進めの第2弾ということで、子どもとの
対話を振り返る、そのためにインリアル っていうアプローチがありまして、
そのインリアルアプローチを紹介 しながら、リフレクションをどう深めて
いくかということをお話ししました。 それについてちょっといろいろと
おしゃべりをしていこうと、この イベントを終えてですね、そんな
番外編になっております。
平林 はい。
平林 今日は午前中10時から12時まで やっていて、ちょっと伸びてしまって
20分ぐらいまで、12時20分ぐらいまで やっていましたけれども、井野さん
どうですか?何か印象に残っていた? このイベントを通して、印象に残った
ことありますか?
井野 あ、ありますよ。
平林 お願いします。
井野 もう途中、ちょっと胸を打たれて 泣きそうになった箇所があって。
平林 あ、そうですか。
井野 このインリアルの考え方が紹介 された、結構前半部分だと思います
けど、この今日の講座では2冊かな、 本が紹介されて、そのうちの1冊で
竹田圭一さんが監修されて、2005年に 日本文化科学社から出版されている
実践インリアルアプローチ事例集 っていう本が紹介されたんですけども、
そこにインリアルの考え方っていう のが載ってて、子供を尊重しよう
っていうことで、基本理念がこんな ふうに記されてるんですよって
紹介ありましたよね。
平林 はいはい、ありました。
井野 そう、そこが結構今私が考えている 子供の権利の話とか、ちょうど今
自分の経験なんかも振り返りながら エッセイ書いていて、そこで自分が
伝えたかったことと、すごい重なってた から。
子供の権利っていう文脈じゃなくて、 インリアルアプローチっていう文脈で
同じ話が出たことに、びっくりは しないですけど、子供の話を聞こう
03:02
っていう、子供の意図をよりよく 理解しようっていうのがインリアル
アプローチだと思うから、びっくり はしないんだけれども、なんかこう
グッときた。
平林 なるほど、そこちょっと紹介してもらってもいいですか。
井野 そうですね、このインリアルアプローチ の事例集の第1章のところで
インリアルアプローチとはっていう 章があって、なんでこのアプローチが
始まってきたのかっていう背景が 書かれてるんですね。
インリアルアプローチっていうのは、 小学校に上がる前の子供さん、特に
言葉の遅れのある子供たちとの コミュニケーションのアプローチ
として始まっていて、当初は子供の 言語に焦点を当てたランゲージ
セラピーだったんだけれども、その後 言語指導からコミュニケーション
指導に変わっていくという流れが あって、コロラド大学でインリアル
アプローチが始まった1970年代 っていうのは、言葉の遅れに対する
指導っていうのがスピーチ&ランゲージ セラピー。アメリカでSTのことは
スピーチ&ランゲージパソロジスト っていうのかな、セラピストっていう
んですけど、それが重心で、つまり 言語の訓練っていうものから、もう
少し幅が広がって、コミュニケーション っていうことになっていった。そこに
御要論的視点が入っていって、つまり コミュニケーションっていうのは、
言葉を獲得すればコミュニケーション が円滑になるっていうことでは
なくて、言葉をどう使うのか、そして その言葉も別に言葉じゃなくても
言語っていうものじゃなくても 見ぶりだったり、表情だったり、
いろんなことで伝え合えるけれども、 でも振り返らなければ、それがどう
いうふうに解釈されるのかっていう のは、非常に多義的なものなので、
大人側のセンシティビティを高めない と、言葉の多義性っていうものに
気づけないよねっていうことから、 こういうアプローチがどんどん
発展しているっていうところですよね。
それで、その考え方として、言語訓練に 疑問を投げかける形でスタートしました
ってこの本に書いてあるんですね、 イデアルっていうのが。
子供の示す言語の問題はその子が話せない とかいうことに問題ばかりに目を向けてきて、
その問題を改善する訓練っていうこと ばかりやられてきたけれど、
子供の言語能力を引き上げようと。
だけど、それに注目したために、 子供の感情とか主体性とか、
子供らしい生活っていうものを無視する ような訓練っていうものがされてきたから、
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そこを否定するところから始まった っていうふうに。
だから、子供をどう尊重できるのか っていうところが基本的なところに
中心としてあって、なので自由な 遊びの場面、子供との遊びの場面から
子供とのコミュニケーションを 考えていこうっていうのが
インディアルの一番大事な姿勢として あるんですよっていうところですよね。
だから、アセスメントっていうのも、
アセスメントってかなり決まった形式で 行われるんだけれども、
子供のコミュニケーションの力を 把握する方法は、
アセスメントといったテストだけではなくて、
子供とのやり取りの場面からも 子供の力っていうものを見れるんじゃないか
っていうふうにも考えているし、
あとは、やっぱりこの開始っていう、 子供からのスタートっていうものを
大事にするっていう。
主体性を大切にしているっていう、 そこがすごいなと思って。
ちなみに、今日紹介してくれたインディアルの考え方、
子供を尊重しようのあたり、
あるいは大人主導から子供主導へっていう考え方は、
竹田さんが改めて整理したものになるんですか?
それとも、もともと1970年代に登場した時から、
こういう考え方っていうのが根っこにあったんですか?
おそらくなんですけど、
私もアメリカのインディアルのそのものを知らないので、
間違っていたらすみません。
ただ、このインディアルっていう考え方そのものが、
この子供主導っていうことだと思います。
なんかこの子供の権利条約って1989年でしたよね。
それよりもずっと前に、実践の場で、
そうした考え方が重視されていてっていうのは、
もちろん日本にもそれと同じような理念を大事にしながら
実践していた人いると思うけど、
なんかすごく心強いというか、すごくいい歴史というか、
伝えたい歴史の一つだなと。
そうですね、アメリカの頃だと大学のリタワイズ博士と、
エリザベス・ヒューブレン博士という、
この2人がアプローチを始めて、
このインディアルアプローチっていろんな国に広まってるのかなって、
この間調べてみたんですけど、
そうでもないみたいで、
日本で、たぶん武田さんたちが日本に持ってきて、
研究会も開いてかなり熱心にされたので、
結構日本が広まったみたいですね。
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大阪教育大学にいらっしゃるっていう話ですよね。
大阪教育大学周りでは、やっぱり柔道の言語障害というか、
自分で言語的に自分の気持ちとかを、
あるいは意思を伝えることが難しい子どもたちの意思を
確認するためのアプローチとして主に使われてるんですが、
それとももうちょっと汎用性があるものとして使われてるんですか。
たぶんインディアル自体が言葉の遅れっていうか、
言葉のやり取りが難しい子どもさんへのアプローチなんですけど、
日本に持ってきた後もそのように使われていて、
いろんなところに広がっているんだけど、
やっぱり柔道の重症心身障害と呼ばれる、
体も動きにくいしコミュニケートもしにくい、
みたいな声の応用っていうのもあったり、
自閉症、自閉症の子どものサポートっていうの、
御用論っていうものが中心なので、
やっぱりそれはもともとのところなんですけど、
言葉が話せる人、言語獲得の、これですね、
ちょっと目次を見てみると、
対象となる子どもっていうのが、
会話の前言語っていうか、
何かおっしゃってましたね、段階に分けて書いてある。
分けてあって、聞き手効果段階って言って、
まだ言葉としては、赤ちゃんのアーとかウーとか、
赤ちゃんが指差しするとか、
それっていうのは聞き手の方がこうじゃないかと。
例えば赤ちゃんが泣いたらお腹が空いたのかなとか、
おむつが気持ち悪いのかなみたいに、
聞き手が推測して関わりますよね。
そういう段階のことを聞き手効果段階って言うんですけど、
聞き手効果段階の子どもから、
意図を伝達している、し始めた子ども、
意図伝達段階の子ども、
そして明大伝達段階、
もうちょっと言葉として伝えられる段階。
で、今度、文と会話の段階っていうところまで、
一応カバーするんだけれども、
大人っていうのはあんまり射程に入っていないんだと思います。
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この文会話段階に含まれていると。
そういうことかもしれないですよね。
今日もセミナーの中でちょいちょい言いましたけど、
たぶん大人同士の対話の中でも、
いろんなすれ違いというかが生じていて、
その原因っていうのかな、そこで何が起きてるのかな、
どうして相手の意図をうまく組めなかったのかな、
みたいなのを確認するときに、
結構有用なアプローチだなっていうか、
必要なアプローチだなって思いながら聞いてたんですよね。
特にやっぱり、今日もセミナーで言ってたけど、
上司・部下の関係って、そんなに思ったことが、
特に部下の側から思ったことが言えるような関係性ではない。
だから、上司が聞きたいだろうと思うことを言ってしまったり、
上司がこうしたいかって言ったら、
はい、そうやりたいですって言っちゃったりとかね、
そういうことが起きてしまう。
で、上司はその言葉をそのまま信じて、
この人はやりたいと言ったからやりたいんだろうって思うけれども、
実はそうじゃないかもしれないとか、
そういうことって起きてると思うんですよ。
だから、そこを日常的に分析の素材に載せるときに、
やったらいいのになって思う。
会議の録画撮って、今、
Zoomでもスマホでも簡単に撮れるから、
ちょっと何が起きたのかなみたいなのを振り返る技法というか、
手法として使えるなと思いながら聞いてました。
そうですね。文会話段階の大人同士の時にも、
多分その前段階の子どもへの対応っていうことを知っておくことが、
すごく大事なんだと思うんですよね。
コミュニケーションっていうものが、
どんなふうに動くのかっていうことを意識するっていう上では、
言葉の世界にも行っちゃったから、
言葉以外は関係ないみたいに考えてしまうと、
誤解がうまく見えないみたいなことがあると思うので、
私はだから、知的障害のある子どもさんとのコミュニケーションっていうものを、
より多くの人が知るっていうことが非常に大事だなと思っていて、
もう言葉を獲得したから関係ないよね、みたいな話ではなく、
言葉っていうのはそういう制約を持っているし、
獲得したように見えても、
獲得したように見えても、
それっていうのは制約を受けている、
15:05
使えているようでも使えていないっていうことが、
常に文脈依存的なんですよね。
で、その文脈を共有していない場合っていうのが意外と多くて、
同じ学校に通ってるからわかるよね、ではないし、
同じ職場で働いてるからわかるよね、じゃないように、
その文脈が実は違うんだっていう。
そこを理解してないと、相手の意図を誤ってというか、
ちょっと外してしまって、
なんていうのかな、
例えばこのインリアルの考え方に即して言うと、
子供を尊重できない対応になっちゃう。
尊重しない対応になっちゃう。
相手を尊重しない対応になってしまうんだ。
深いですよね。
結構ね、深いですこの話。
だから、なんていうのかな、
やっぱりこう、歴史を理解することが大事なように、
コミュニケーションの背景とかね、
出てくるその、
元って言いますか、
伝え合うっていうのは一体どういうことなのかとか、
そういったことに関心を向けるっていうことが、
やっぱり話したら伝わるっていうふうに思ってる人が、
本当に多いんだなっていうことを、
私はこの障害の領域にいると、
話しても理解されないってことは、
よくよく起こっていて、
喋っているからといって、
自分が喋っていることを理解しているわけじゃないっていうことは、
大事な、抑えておくべきポイントなんですよね。
だけどそれはそうじゃないってことが、
あまりに知られていないよねっていう。
本当にそう。
だから、すごく大事なことだなと思っています。
聞いてくださっている方がいらっしゃってありがとうございます。
ありがとうございます。
先日、暴露話になっちゃうんですけどいいですかね。
どうぞ。
先日、とある勉強会に参加して、
その勉強会は複数人が、
自分の今行っている研究について、
持ち時間内で発表して、
質疑応答をして、次の人のターンに行くっていうような、
そういう勉強会だったんですね。
持ち時間、質疑応答を含め持ち時間、結構限られている。
で、もうそろそろこの人の持ち時間終わりだよなっていうような時に、
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その場においては多分一番力を持っている人が、
じゃあちょっと一つだけ簡単にいいですかってなって、
聞き始めていたら、延々15分ぐらい、
その喋って、何言ってるか正直わからなくなった。
私もね、途中で。
多分本人も聞きたいことは多分あったんだと思うんだけど、
話してるうちに多分混乱して、
うまく、少なくとも私には、
その人の質問の意図とか内容っていうのがよく分からなかったんですよね。
私が多項の糸が切れるみたいな感じ。
ちょっとそことも違うんだけど、
説明をずっと重ねて重ねて上塗りしていくと、
ごめん、そもそも何が聞きたいのって言いたくなるじゃない。
だけどその場において、
すごい一番力を持っている人が誰も干渉できない。
止められないんですよ。
止めたほうがいいんだけど止められなくて、
結局最後までその人が話し終えて、
でも最後も自分もちょっとなんかいろいろ言っちゃったんですけど、
みたいな感じで、
ちょっとまずかったなみたいな意識はあるのかなと思うけど、
で、それを受けて、
もうちょっと司会が介入してさ、
こういうことですかとか、こういう質問ですかとか、
介入してもよかったんだけど、
やっぱ力が強い人なんか介入できない。
で、報告者が答えるっていう形になっちゃって、
報告者は謝るっていうことになっちゃったのね。
自分の至らなさだみたいな感じで、
つまり批判として受け取ったんだと思うんです。
でも正直言って、その15分の演説聞いてね、私、
何言ってるのか全然よく分からなかったから、
ごめんなさい、ちょっとよく分からなかったんですけど、
こういうことですかとか聞いてもよかったのになって、
でもまさに今日お話聞いててね、
あー、権力関係ってこういうことしちゃうよねって、
その偉い人が言ったことは正しい、
権威がある人が言ったことは正しいっていうふうに
みんななんとなく受け取ってしまう意味のあることであると、
で、その内容が分からないのは自分のせいだとかね、
いうふうに思いがちで、
ちょっと萎縮しちゃったりするよなと思って、
あの場面も起こしたらいいと思うけど、
15分ぐらいずつ喋ってたから、ちょっとね。
だからそういうところは、最後の方を起こして、
21:01
とかですかね、ターンが取れてないですねっていうふうに、
フィードバックするというのかもしれない。
私次自分がね、司会するときは、
ちょっと一旦止めてもらっていいですか?とか、
ここまでの内容を一旦ごめんなさい整理させてくださいとか、
いうふうにしたいなってすごく思ったんですよね。
じゃないと、せっかくの勉強会の場なのに、
勉強にならないから。
なんかその終わった後に、
ターンテイキングがちゃんとされていたかっていうことで、
この場がインクルーシブだったか、みたいに振り返ってるというのかもね。
そうですね。今なんかそういう機会というか、ありますよね。
Zoomがなんか、要約してくれるじゃないですか。
そういうときになんかターンテイキングが。
何回とかね。
一人の人がこんだけ話してて、声優してましたねみたいな、
レポート送ってくれるといいかもしれない。
あなたが喋っている時間は全部でこれだけでしたとかね。
何回相手に対して質問をしていたかとか。
そうなの、ターンテイキングができない人多いです。
そう、だからやっぱりインリアルではターンテイキングすごく大事に考えていて、
より力の弱い人からの開始を待って、
で、その人が言ってきたらそれに応答し。
応答が大事。
でもさっきターンテイキングができない人が多いって、
ちょっと個人に責任を着せる言い方をしちゃったけれども、
だから積極的にそのターンテイキングを作っていくためには、
どういうコミュニケーションが必要なのかっていうのを考えていかないといけないってことだし、
それを意識していく。
ターンをお互い切り替えながらやり取りして、コミュニケーションして、
お互いの意図っていうのを伝えていく、そして理解していくっていうね。
そこがポイントなんだなっていう。
だからなんか、よりいい話をした方がいいとかではなく、
ちゃんとターンを持ちながら場を回せたかっていうようなことも、
一つのその場の言い場だったねみたいな。
貢献ですよね。
本当にちょっとね、先日反省した部分です。
井野さんは比較的その司会としてそういうことを話しすぎてる場合に、
ちょっとっていうことできる方ですよね。
する方ですけどね。
その場ではなぜかちょっとできなくて、
24:00
なんで介入できなかったのかなっていう自分はね。
結構介入って難しいですよね。
難しいからインリアル必要なんだと思います。
権力を持っている方に。
そうなんだよね。
だからそれをやるといいかもしれませんよね。
本当だからさ、ワンノーワンとか今企業で導入しているところ多くなってるから、
ワンノーワンはやっぱりこれインリアルやった方がいいんじゃないかな。
そうですよね。
上司、部下だったらその上司の方が力を持っていて、
で、上司が例えばなんで話し合いがうまくいかないのか悩んでるとしたら、
やっぱり見直した方がいいのは上司のどういう質問を投げかけてるのかとか、
絶対それ答えられないでしょっていう質問を投げかけてたりしますよね。
そうかもしれませんね。
旗から見てて、いやこれは答えられんでしょうと。
質問しながら責めてるんだもんね、相手を。
質問の形式を取って相手を否定していたりとか、責めていたりとかしますよ。
なんかインリアル面白いのはですね、どこだったかな、
子供、大人って分けて真ん中に矢印書くっていうのを女性みたいなのを紹介したけど、
その横に列を増やして、
両脇に。
両脇に。
それであの、何だったかな、
えーとね、ちょっと待ちください。
列を増やしてですね、
その待てたかっていう、
その待った時間は十分だったかっていうのを、
グループの確認、グループで検討するときに、
これはもうちょっと待ってた方が良かったねって言えばマイナス、
十分待ってたねってなればプラスっていう風に付けていくとか、
その応答っていうものが適切だったかな、
相手の言葉に対して受け止め、ちゃんと受け止めてるねっていう応答か、
ちょっと課題があったねっていう感じかをまたプラスマイナスで付けて、
つまり大人の側の調整を、
どこの部分を調整しなきゃいけないかをモニターしてるので、
ちょっと待ちに課題があるとか、
返しがやっぱり大人から、大人っていうか一方からばっかりだったら、
ちょっと返しが多すぎるから待ちましょうねとかっていうことをするので、
投げかけやすいかもしれませんよね。
権力のある方にちょっとそれを意識させて。
27:05
そうそう大事だと思いますね。
意外とやっぱり権力持ってる方って、
組織とか社会の中で成功してきた方だと思うんですね。
だから権力持ってるわけで結果的に。
だから自分はうまくできてるっていう感覚の方が、
強いんじゃないかなと思うんです。
これまでこれでやってきたっていうね。
だからそうじゃないかもよっていう視点から、
見直してみませんかっていうときに、
このインリアルアプローチ紹介して、
じゃあちょっとこの部分切り取って見てみましょうかみたいなのができると、
結構有効な気がしますよね。
なんかこのシートのところで視線の欄を作って、
視線をちゃんとキャッチしてるかとか、
なんかそういうふうにその2人の関係性で、
ここがちょっと注意を向けた方が良さそうだなって思えば、
その軸を立てて分析して1個ずつ。
それで目標を例えばそこに置いて、
でもう1回じゃあ次のワンオファンのときにそこを見てみたら、
そのより強い立場の方の振り返りとしてやってですね、
やっていくといいのかもしれないけどね。
これだからその本人だけじゃなくって、
インリアルアプローチって基本グループでやりますよっていう紹介でしたけど、
本人以外の人にとってもすごく気づきが多いんだろうなっていうのは想像できて、
私も以前あるプロジェクトで、
企業の会議場面の文字起こしをしてね、
同じような分析なんですけれども、
私は会議で皆さんこの点について何か質問ありますか、
みたいな議題ごとに出たりするじゃないですか、
その後の間を全部数えるっていうのをやったんですよ。
意外と短いのね、意外と短くて、
この数秒でパッと思い浮かんで質問できる人ってちょっと少ないだろうなとか、
咀嚼する時間っていうのをしっかり取らないから、
後々出てきて質問が、でももうその時には次の議題に行ってるとか、
そういうことが起きるだろうなみたいなのを発見し、
で、上手な人っていうか、中には工夫してる人もいるっていうので、
セミナーでも紹介しましたけれども、
皆さん質問ありますか?
で、結構待つんですよ。
5、6秒待つのかな?
で、何にもないようでしょうか、みたいな、
30:01
二段構え方式でやると、15秒ぐらい待つってことですよね。
相手に考える時間とかを与えるっていう、
それは結構有効かもな、みたいなので。
そうそう、それをさ、小学校3年生がこの間やっていて、
すごく驚いたんですよね。
その人の娘かな?
なんかこう、すごい言いをよどんでる子に対して、
「〇〇くんどう?」って言って、
その子がすごく考えてる。
で、それを考えてるんだなってのを受け取ってるわけですよ。
だから待ってる。
よく観察してるんですね、相手を。
すごく考えてて、たぶん5秒ぐらい。
で、もうちょっと諦めそうになったから、
一言でもいいんだよって言って、励まされた。
励ました。
そしたらその子また言いようとして、また5秒ぐらい。
〇〇くんってなってて、
でもちょっと今難しいかもみたいになって、
あ、そう?ってなって、
他の子に、他で言いたい子がいたから、
その子が言いたいって言ってるから、
〇〇くん言って、一番最後にまた聞くねって言って、
で、その先に話したい子が話して、
で、また戻ってきて。
で、またそれと同じような対応をして。
小学校何年生だっけ?
3年生のグループディスカッションみたいな。
ね、場でそういうことがあって。
その、やっぱり言いたいことがあるけど、
言葉を紡いでるっていう状態の時に、
それが待てるっていう。
それが沈黙だけど、
大人ってだんだんそういうものを待てなくなってきますよね。
なんかこう相手を、あんまり待ちすぎると、
なぜ耐えられなくなるかっていうと、
プレッシャーになるのかなとか、
相手にプレッシャーを与えちゃうんじゃないかとか、
恥をかかせるんじゃないかとか、
いろんなこと、余計なことを考えて、
純粋にあなたの考えていることを知りたいよっていうことを表明すれば、
待てるんだと思うんですけど、
そういうことがしにくくなっているのかなみたいに、
その小学生のやり取りを見ていて、
すごく勉強になりました。
その場で咀嚼して、
何か情報なりを受け取って咀嚼して、
理解して質問を出すとか、感想を言うって、
本当に難しい作業だから、多くの人にとって。
その待つっていう時間とか、質疑応答の時間を取るとしても、
なんか工夫が必要そうですよね。
33:00
はい、じゃあ質疑応答です。質問ある方はどうぞ、みたいに言っても、
本当にごくごく一部の人の質問とか、感想しか拾えないっていうことじゃないですか。
だから、私もね、フェミゼミ&カフェで講座たくさんやってるし、
大学の授業もやっていますけれども、
この質問の受け方というか、質問の時間をすごく工夫しなきゃなとも、
話してて思いましたよね。
私ね、授業では実は質問受けないんです。
その場で、もう特に今の日本の学生さんは、
その場で質問するっていうことがなかなかできないんですよね。
特に大教室であれば特にそうなので、
特別講義とかで、もう1回しか行かない授業の時は、
質問のチャンスがないから取るんですけど、
毎週やるよっていう時には、質問の時間あえて作らずに、
コメントシートってよくありますけれども、そこに書いてもらうんですよ。
で、翌週に紹介して応答する。
だから冒頭が学生さんのその前の週の感想と、
質問に答えるターンで、30分40分ぐらい普通に使うんですよね。
そういうふうにはしていると、ちょっとずつ質問は出てくるかなって思います。
なんか、その都度やってもいいっていうのもまた一つのやり方ではありますよね。
途中で口を挟むことが、やっちゃいけないことみたいになったりしていて、
でも、私は著作するのに時間はかかるんですけど、
だから即時的な質問苦手だけど、
やっちゃいもするので、ちょっとしたこと、
事実確認ベースみたいなことはその都度の方が、
いちいち文脈からその質問しなくていいですよね。
この時のこれのこれはこうですかみたいにしなくて、
ちょっとだけ気になるんです、今の話のここを確認してもいいですかっていうのが、
自由にできる関係性があったならば、
なんか出る気もしますよね。
確かにね、それも取り入れようかな。
なんかさ、大体授業って、今はね、スライド、パワーポイントのスライド使ってやること多いから、
もうスライドの中に入れ込んでおいて、
質問、ここまでの内容で質問ありませんかって入れ込んでおけば、
自分も忘れないから、忘れがちなんですよね。
やっぱり、それなりの内容を、情報を一つの授業の中で伝えようって、
先走っちゃって、それが最も優先されるべき事項じゃないはずなのに、
36:02
先走っちゃうから入れとこうかな。
みのさんよくやってますよね。
司会の時に、ここまででちょっと確認したいことはあるかって感じで。
一応ね、区切りがあるからね。
でも忘れちゃう時もある。
特にやっぱり自分が伝えたいことがあって、一生懸命喋ってる時って忘れちゃうじゃないですか。
そうですね。
Zoomってチャットで、途中でも手を挙げて話すわけじゃないから、
チャットを途中で入れてくれるっていう文化もちょっと入ってきて、
それはそれでなんかこう、チャットが十分見れるわけじゃないけど、
あ、そっかそこで補足が必要だったんだなみたいなことが、
チャットの履歴から分かったりもするので、
やっぱり質問のメディアが色々に用意されていて、
っていうのも面白いなとは思って観察したりしています。
ちょっとだいぶ喋りましたが、
でも講座の内容そのものはあんまりアフタートークでは喋れなかったので、
もし興味があったら、
まだ後から配信、チケット買える状態にありますので、
いつまでに設定してたかな、2月末ぐらいまで買えるように設定しているので、
ぜひ、第1弾も合わせて聞くと非常にいいかもしれないですよね。
第1弾、今一旦閉じちゃったかな。
閉じちゃったので、また開けて聞けるようにして、
申し込めるようにしておこうと思います。
この対話型のアセスメントっていうテーマなんですけど、
結構今回のインディアルもそうだけど、
これまでのアセスメントをちょっと違ったものにトランスフォームしていきたいということでもあって、
よりフェアで、実効性のあるものというか、
ただ単に専門家が決まった基準に従って判定する、評価を下すっていうのではないやり方。
ですよね、その人を大切にしながらというか、
その人の意思を、意思とか意図っていうのを汲み取りながら、
その人がその場に他の人たちと一緒に勉強したり仕事したり、
暮らしたりできるようにどういうふうに調整すればいいのかなっていう、
調整の仕方を探っていったり、調整した結果うまくいってるのかどうかを確認したりっていうと、
39:07
そういう考え方ですもんね。
それって結構マニュアルにしにくいところがあって、
なのでマニュアルにしにくい分、リフレクションのプロセスっていうのを丁寧に共有していくことで、
決まったやり方があるわけじゃないわけです。
だけどリフレクションしながらやるっていうことが大事なプロセスだっていう。
なんかね、やっぱりマニュアルがないからこそ汎用性高いんだなと思うんです。
そこが大事で、この特定のこの状況でこういう相手だったらうまくいくけど、
そこは一つでも条件変わったらうまくいかないみたいなものが、やっぱりマニュアルって多いと思うんですよね。
尺子定義にやってしまうと。
でも大事なのは人なんだから相手は。相手は一人の人間でしょ。
その人を理解しながらやっていく。
これは何でもそうですよ。教育もそうだし、接客もそうだしね。
部下を指導するみたいな場面だってそうだし、相手は人間なんだっていうことを忘れないっていうのが大事で。
つい権力持ってると忘れちゃうっていうか忘れちゃえる。
そうですね。
そこなんだと思います。思い出す必要があるの。
はい、というわけでお話ししてきましたアフタートーク。
聞いてくださった方ありがとうございました。またセミナーの前後に、今度は第3弾が、
この対話型アセスメントは3回シリーズにしようと思っていまして、第3弾はウラウスイングリッシュっていう英語のアセスメントなんですけど、
それについてもどういう企画が固まってきたらまたプレトークっていうんですかね。
プレトークもやってみたいと思います。
それでは本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
今日はですね、この後9時ぐらいにはいつものポッドキャストについての収録もやりたいと思いますので、またもしよかったら聞いてください。
では以上です。
41:20

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