自己中心性の概念
こんにちは、平林です。
こんにちは、井野由里子です。
今回はですね、実は前回に引き続き収録しているので、また鳥がギャーギャー言ってますけれども、続けるために何回かまとめて収録するようにしています。
今回のテーマは、前回出てきた空気が読めないって本当の話の中から出てきたテーマとして、
自己チューってだめなの?っていう。
自己中心的っていうのを井野さんが誰かに褒め言葉として。
何々さんはいい感じで自己中心性高いから。
言うと相手が怒る?
怒ったわけではないんだけど、戸惑ってたとは思う。
それってどういう意味?みたいな。
自己中心性って言うとなんかこう、セルフィッシュ的な?
セルフィッシュって英語で言うとそれはネガティブなワードですか?
まあそうかもね。エゴイズム?
エゴイズムっていうのも悪いものなのかな?
いや中立的なイメージだったけど、わからない。他の人がどう思う?
でも一般的にはセルフィッシュって言われたり、エゴが強いってなると。
まあ強い弱いだからね。
セルフィッシュって言うともっと自分勝手みたいなイメージがあるかな。
でも自己中も同じような。
自己中って言うとそうじゃない?
ああなるほど。自己中だっていうこのワードが自己中心性とは。
私が使ったのは自己中心性だから。セルフセンタードネスみたいな。
その枕言葉にいい感じに自己中心性が高いよねって。
自分のことを考えられる。自分を中心において。
自分にとってそれは良いことなのか悪いことなのか。
その基準が変な時もあるわけよ。
自分にとって損か得かだけしかない基準が。
場合もあってそういう時はどうなのかなって思ったりするけど。
でもやっぱりそうじて自分を大切にして
自分が大きな不利益を負わなくても済むようにしておけるっていうのは
自己犠牲との対比
結構大事なスキルな気がする。
私意外と無かったから。
周りを気にしていた?
周りを気にしてるっていうより育てられ方だと思うけど
自己犠牲が善とされる家庭で育ってるから
家庭とかコミュニティの中で。
自分を犠牲にすること。
自分は食べなくても人にあげるとか
自分の給与を他の人に渡すとか
そういうことは良いことだって思われてきたわけ。
私結構自分自身の体調がすごく悪化して
かなり医療費かかってた時も
入院してた友達とかにお金渡してたんだよね。
人が困ってるだろうと思って。
でもよくよく考えてると
自分が一番困ってたってことに気づいて
本当に死にそうになった時に
お金もなくなった時に
なんだ自分が一番困ってるじゃんって思って
そこで自分の生存っていうのは
自分がちゃんと守らないといけないんだっていう
ある種の自己中心性みたいなのを獲得したと思うんだよね。
なんかさ、自己中心性って言った時の
今のエピソードの示す自己中心性とさ
自己中って言った時のやつ
ちょっとなんか違うのかなって
違うんだろうね。きっと。
多分なんですけど
なんていうのかな。
飯野さんも本読んでる時も周りの音が一切聞こえなくなったりするじゃないですか。
あと何かに集中して作業してるから
それを邪魔されるのは嫌だったりするじゃないですか。
そういうのも広い意味で言えば
自己中心性に表現されて
どちらかと言えば世の中の自己中心性の概念っていうのは
そっちよりなんだと思うんですよね。
エゴなのか公益性なのかみたいな
そういう話よりは
もうちょっと短期的な文脈での
一見周りを見て動けみたいな
状況に合わせて
その行動の真の目的みたいなところまでは問わなくて
なるほどね。
だからやっぱ自分勝手みたいなものが
その自己中って言った時には意味されるんじゃないか。
私が今さっき言ったのは
公益性ってよりも利他性だよね。
他者のために自分を犠牲にするってことは尊いことであるみたいな
そういう言説っていうのもあるわけじゃん。
だから誰かを助けるために
周りを見ずにその人を助けるってことだって
あり得るじゃないですか。
だからその辺の小石みたいなものに気を取られていて
小石じゃないんですけど
大きな目的、大事な困ってる人を助ける
みたいなために自分の行動としては
周りは見てないみたいなことが起こり得るから
そこを本当は分けるような言葉、概念も必要なのかな
自己中心性が高いよねって言った時には
あなたがやっていることは比較的長期的に
自分のまずは安全とか
そこから人に
今度それを人に与えていくみたいなことに繋がっていく
ような意味での
自己中心性の大事さっていう
ことあると思うんだけど
そういうふうに捉えられないこともあるのかなと
自己中って言った時にはってことでしょ
そうなんじゃない
私自己中って言葉あんまり使わない
だけどどっちが使われてるかって言ったらさ
自己中心性って言った時に
自己中と同じようなものとして受け取られるから
私が言った相手も
うんっていう顔をしたっていう
そうだよね
大事なことではある
大事なことだと思う
いいとか悪いとかじゃなくて
その人が生きていくためには結構大事なこと
だけど自己中心性が高いって言った時に
そのことを意味しているとも
すごく多義的じゃないですか
そうね
だってその人の自己がどういうものかによって
それを中心に考えるってことが変わるわけだから
じゃあ私のライフストーリーも含めて話す必要があった
そうそうそうそう
私には実は大きく欠けていた部分だったと思う
だからいい感じにっていうのは
なかなか短い言葉では言いづらいけど
でもなんか
最近の福祉領域とかだと
やっぱりまず自分
例えば最近子どもの権利の話なんかで
子どもの権利を大事に尊重していくためには
大人もまた自分に権利があるんだということを認識していないと
自分の権利を認識できていないのに
子どもの権利を認識することはできないんだみたいな話があって
なんかそういう話とすごく似てるなっていう
確かに
そうかもしれない
文化による自己中心性の違い
そうそう
そういう話の文脈とともに
それが実践できてますねっていう意味だとすれば
相手は褒め言葉だと受け取ってくれると思うけど
なんだっけ今日のタイトル
自己中ってダメなの?
だから自己中と自己中心性は違うから
ちょっと難しいテーマになっちゃったな
自己中身勝手とか自分勝手はダメなの?
でもそれだってトライをによってはその人が
やっぱり自分のまずやりたいことや
生命を中心にしなかったら
うまくいかないですよねというか
なんていうの
サステナブルじゃないと思う
どっかでねやっぱり怒りが溜まってきてね
こんなにやってあげてるのに何なんだみたいに
すごい傲慢さが出てきちゃったりするわけよ
子どもの権利まさしくそういう感じじゃないですか
だからやっぱり自己中心性っていうのを
ある程度持っておかないと
うまく人と協力して何かをやっていくとか
人と関わっていくっていうのも結構難しいと思う
だから自分が尊重されていないと
引きこもっちゃう人っていうのは
やっぱり自己中心性っていうのも
すごい脆弱な場合があるのかもしれないなと思う
逆にね
外にいないとそれが脅かされるから
環境をもう少し
家っていう
そうシンプルにしておかないと
自分を優先できないのかもしれない
いろんな人が周りにいると
結構さ外国に行くと
自分が自動的に得ていた
コミュニケーションにおいても
自分にとって自分が多数派でやりやすい方法で
人のリソースっていうか
人間関係においても
そこの地域にずっといたりとか
移動してもそこで自分と似たような人とまた出会える機会が
ある中から
にいるから
そこから一旦外国に行って切り離されると
なんていうのかな
自分がちゃんと自己中心性を持っていないとダメなんだなっていう感覚を持った
それは日本って結構
相手を
なんていうのか
おもんぱかってというか
良かれると思っていろいろ人にするけど
文化によってはそれをあまりしない
文化もあるかもしれないからかもしれないですけどね
なんかだからさ
さっきの私の
自分を犠牲にしてまでも他者を助けるのが美徳であるみたいな
道徳倫理ってキリスト教の道徳でもあると思うんだけど
他もあったら教えてほしいんだけど
キリスト教はそもそも個人主義の国だから成立してる
そもそも自分勝手だから
アメリカ人とか
そこが根底にあるから
それはもうがっしりとしたものがあって
利他性も大事だよね
美徳だよねっていうのだったらうまくいくのかもしれないけど
日本はそのさ
自己中心性ってガッチリしたものはないってことじゃ今の話だと
人をおもんぱかって他の人のことも考えながらみたいな
文化の中でその利他性をすごいがっしり求められたら
自己中心性がないから
本当に犠牲になって死んじゃうかもしれないみたいなこと起きそうだよね
そうですね
ちょっとゾッとしたのだから
なるほど
でもそうかも
適当なこと言ってるんであんまり信じないらしいんだけど
かなり適当なこと言ってる
しかもアメリカ人の悪口
悪口じゃないよ
褒め言葉だよね
でも本当にアメリカ人って
いろんな幅はあるんだけど
やっぱり基本的に
自己中心性っていうのを持ってると思うんだよね
私はこれはしたいけどこれはしたくないとか
言うじゃん
思ってるし
即座に反応してると思う
確かに日本だと
みんなはどう思ってますか?
どっち側に行けばいいですか?みたいなね
みんな何望んでる?自分でみたいな
そういう状況がやっぱりあるから
日本においては
私のいい感じの自己中心性を
いい感じで自己中心性高いねっていうのは
褒め言葉として受け取ってるし
なるほど
自己中っていう言葉にしちゃいましたけど
自己中心どうします?タイトルは
そのままでいいです
自己中は悪いの?
悪くないんじゃない?
必要な部分はあると思うんだよね絶対に
っていうことですね
特にその日本のこの前回のテーマである
空気読めよみたいな
そういう要請が強いところでは
周りのことばっかり考えて
自分のこと考えないと
ほんと死んじゃうときあるからね
そうですね
自己中心性の重要性
だしその権利っていうことを
よく理解する上でも大事ですよね
自分がまず真ん中にあって
それぞれの人は自分が真ん中にあるっていう
障害者支援するときもそれ言われるじゃない
どこまでもその相手に付き合ってしまうと
それは自分を犠牲にしすぎだから
できることできないことっていうのが
人にはあるから
そこをしっかり相手に伝えながら
やんなきゃダメだよみたいな
アドバイスは常に受けるよね
そこも自分はここまで
っていう線引きっていうのは
一種のその自己中心性がないと
決められないから
動いちゃうから
決められなくなっちゃうんですよね
決めても動いちゃうのないと
結構危ういんだよね
自己中心性がないっていうのは
コミュニケーションにおいて
他者との関わり
自分を中心にしたコミュニケーションができない場合
例えば引きこもるとか
一切拒否をする
例えば相手と会話をしないっていう
方法で拒否をするっていうことしか
できなくなっちゃうんだと思うんですよね
だって言えないわけだから
やらされちゃうから
だからそこから
リスクだもんね
人と関わることが
そうだと思う
全員がそうとは言えないけど
いろんな理由で引きこもってる人いると思うけど
でもなんとなくそういうふうに考えると
引きこもる理由っていうのも
私にも分かるなっていうか
自分を真ん中にしていいんだという
実際にそれでどういうことなのかっていうのを
実践しないといけないしね
結構大変なことではあった私は
それを身につけていくっていうのは
カウンセラーによく送られた
イーヌさんは
こないだ引いた線をどうして動かすんですかって
だって誰々さんがそう言ったからみたいなさ
線っていうのはどういう線なんですか
自分はここまでしかやらないとか関わらないとか
できないとか
なるほどなるほど
そっかそっか
それがその周りからによって変わっちゃうんですね
自分の健康を一番大切に考えるとかっていう
ちょっと曖昧だけどね
線があったとして
例えばさ
夜は何時までに
寝るとか
寝るとか帰るとかね
そういう線を引いたとしても
でもみたいな
こういう人に頼まれちゃったからみたいなんで
動かす
なるほど
分かりやすい例ですね
そうですか
自己中心性って言った時に
自分が決めたルールを
ルールというか自分にとって最善の
必要なもの
必要な線というものを
人によって
色あがされない
そうそうそうそう
私すごくリスペクトしてるんだよ
そういう風に決めてる人
私は全く共感できないけど
例えば
週末は
オフなんだから仕事しない遊びたいっていう人も
全く意味分かんないけど
でもリスペクトはしてるの
それはその人にとって大事なことなんだ
なるほど
その人が自分の中心としてそう決めた線だから
そうですね
確かに
年に何回かは
私は旅行したい人なんです
そのために
こうこうこういうことが必要なんです
例えば給与だったらこう
有給はこう
いう風に言える人
考えられる人っていうのは
私は共感してないけど
でもそれはその人にとって
必要なことなんだろうなっていう風に
尊重はできる
枠っていうものもそうですね
さっき言った自分のこういう枠で
例えば仕事っていうのはこういう枠なんだとか
友達との付き合いっていうのはこういう枠
っていう風に枠をこう
枠ってやっぱ大事な時と邪魔な時ってあるけど
それは難しいけど
でもまあ大事ですよね
認識するのがこれが自分の枠で
それはなんか
それが狭すぎたら
自分がまた
それはさ自分で引き直すのはいいわけじゃないですか
いろんな経験から
自分の枠をこうしよう
だけどそれがその都度人の
揺らいだしちゃうと
大変だってことですね
よくカウンセラーにそれ指摘されてて
最初全然ピンとこなかったけど
本当だと思って
周りの人の目が気になるんですかって言われて
いや別に気になってはないと思うんだけど
でもなんかね
その人は困ってたからみたいな
でも井野さんも困ってますよね
確かにみたいな
そういうので
徐々に徐々に
何が大切なのかみたいな
何を中心に置かなきゃいけないのかとか
譲ってはいけないのかとか
そういうのを学んでいった感じがするね
大人になってから
なんか結構優先順位の話と似てるね
優先順位をつけるってさ
結構難しいじゃないですか
自分にとって一番大事なことはなんで
できることは3つぐらいしかないから
じゃあこの1週間はこれにするとかって
その都度さ一応変えて
でもあんまりずらしちゃいけないところも
決めることの難しさ
あったりするから
やっぱその
実際の生活の中で難しいなって思うのはさ
そういうふうに自分の
線とか枠とか優先順位をさ
共有してくれる人ばっかりじゃないじゃない
そうですね
共有してくれたらさ結構わかりやすいから
いいねって思うんだけど
共感はしないけどいいねっていうふうに
思うんだけど
共有してくれない人もいるからさ
この人の優先順位不思議だなと思いながら
モヤモヤするみたいなのはあるよね
それに何か
合わせたりしなきゃいけなかったりすると
モヤモヤするんですか
合わせたりしなきゃいけなかったりすると
イライラするなど
だから合わせないように
それぞれが合わせずに
自分のラインをそこで思い出す
重なるところは一緒にできるね
重なるところはちょっと難しいから
メンバー変えたほうがいいね
ほっとこうとか
ちょっと今度話そうとか
もう一回確認し合おうとかさ
そういうふうにできるようになる
みんながそういう認識を持ってると
本当はもうちょっとそれが話題になって
私はこういうふうに決めていて
っていうようなこと
あんまり決めていなかった
認識していなかったりしますよね
そういうのを持っていても
認識していなかったりする
リンキー大変ですよみたいなね
全然ですよ
実はめっちゃ決まってるみたいな
逆に何も決まっていないっていうのも
また
何も決まっていませんっていうのは
相手に合わせますっていう意味とは
また違いますからね
その時自分がしたいようにする
なるほどね
どっちのタイプもいるよね
結構その
面接とかすると
いつでも働けますみたいに言うけど
全然実際は違うっていう
いつでも働けますっていうのは
とりあえずやりたいですっていう
希望していますっていう
意味だけしかなくて
実際にはいつでも働けない
時期通りに受け取ってはいけない
言葉の一つだよね
実際に聞くと週に一回とかだったりする
これもなんか展開しそうなテーマですけれども
今日は
また外からやりまして
途中ものすごい騒音があったね
そうですね
ちょっと後で聞き直してみたいと思います
ありがとうございました
