2025-04-01 20:23

#118 Ask Me Anything「ブリッジパーソンになる方法は?」

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第118回はリスナーからの質問に答える「Ask Me Anything」。今回は、弁護士を目指すオオタニさんからの「ブリッジパーソンになる方法は?」という質問に、レイ・イナモトが自分自身の経験を踏まえ、具体的にアドバイス。クリエイティブ思考を武器に21世紀を生き抜くヒントを紹介します。


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サマリー

今回のエピソードでは、キャリアチェンジを考えている大谷さんのために、ブリッジパーソンになる方法が説明されています。レイ・イナモトは、弁護士として必要なスキルや、個人の趣味や情熱を活かすことの重要性を強調しています。ブリッジパーソンになるためには、教育や法律の分野で新しい可能性を見出すことが重要です。特に、ゼネラリストとしての経験がブリッジパーソンとしての強みになることが強調されています。

ブリッジパーソンとは
This is ReinaMoto's Podcast. 世界のクリエイティブ思考
Hi, everyone. This is ReinaMoto. 皆さん、こんにちは。
ニューヨーク、東京、シンガポールを拠点にするグローバルイノベーションファーム I&CO 共同創業パートナーのレイ・イナモトです。
目まぐるしいスピードで世の中が変化する中、この番組は、日本人が世界で必要不可欠な存在となるためのヒントを探ります。
今回は、Ask Me Anythingをこの番組のプロデューサー、瀧村裕子さんと一緒にお届けします。
はい、瀧さん、よろしくお願いします。
今回、番組にお悩みを寄せてくださったのは、弁護士へのキャリアチェンジを考えている大谷さんです。
今回は、そんな大谷さんからいただいた、ブリッジパーソンになる方法は、というご質問についてお答えしていこうと思います。
では、早速いきましょう。
それでは、早速お呼びしましょう。
どうも、私、大谷と申します。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今ですね、35歳、公務員をしているんですけれども、2025年1月末に、ちょっと転職、キャリアチェンジをすることが決まっております。
具体的には、どういうお仕事にキャリアをチェンジをして、どういうところを目指しているのか、その辺をちょっと簡単にご共有いただけると助かります。
目指す先は、弁護士です。
私、今、司法試験は合格しているんですけど、まだ司法収集という日本の制度がありまして、それには参加していない関係で、まだ弁護士にはなれないという状況なんですが、
2月から弁護士事務所の方でパラリーガルという事務員をさせてもらうことになり、2025年の夏から秋にかけてある研修を受け、弁護士になろうという状況です。
今回ご相談されたい具体的な内容はどんなことになりますか。
この番組、本当に楽しく聞かせてもらっていて、ジョン前田さんの回を聞いたときに、ブリッジパーソンという言葉が出てきて、人生の中でブリッジパーソンになるにはどうすればいいか。
そもそもブリッジパーソンって何だろう、そういったものを聞きながら疑問に思ったというか、レイさんのお考えであるとかを聞きたいと、そういう形です。
ありがとうございます。
ジョン前田さんがブリッジパーソンになるっていうことをおっしゃっていた、結構初期のエピソードがあったんですが、そのブリッジパーソンっていうのは、例えば職種の架け橋になる、いろんな、例えばデザインとエンジニアリングだったりとか、例えば経営とマーケティングだったりとか、
例えば彼がブリッジパーソンをされているのは、マイノリティである人、弱者である人たちと、アメリカだとマジョリティと言われている力のある人たちの架け橋になるとか、そういうこともすごく意識されていて、
そういう意味での職種だけのブリッジパーソンではなくて、力がある人、そして弱者とのブリッジパーソンにもなられているっていうところはエピソードの方でも話されていました。
専門職としての道
まさにブリッジパーソンの話を聞いたときに、パッと思い浮かんだのが、ゼネラリストというような発想、いろんな分野のことを知っていることが一つのスキルになるというところがまずパッと浮かんだんです。
ただそれですと、よく言われる批判としての器用貧乏と言いますか、また今いろんな業界が非常に専門化して、細分化して、中途半端に知っていると中途半端な意見にしかならなくて、クリティカルに捉えられないというスペシャリスト、ゼネラリスト論争みたいなところが配信を聞いていてパッと思った。
どうやれば器用貧乏なゼネラリストを超えたブリッジパーソンになれるかというのは今非常に考えていて。
結論から言うと、今大谷さんが向かわれている道、弁護士という道のブリッジパーソンになるためには、その専門とはちょっと別のことで、自分の趣味だったりとか自分のパッションでもちょっと違う軸を持って、そこにいる人たちの世界を広げるような役になると、
大谷さんご自身のその業界の中、その仕事の中、その組織の中でも今までにはない人材になって差別化っていうことができると思うんですよね。
自分も今組織にいるので、じゃあこれやってあれやってという形で、与えられたタスクをこなしていると意外と広い分野のことをやっているんです。
でもその仕事が終われば終わりで、なかなかそれの深掘りができなかったり、気がつけばあれやこれやはできるんだけれども、なんか自分の中で武器にはなってないなという。
今はそういうふうに上から降ってくるので、そこは避けられないんですが、ちょうど自分で仕事を選べるようになってくると、まさにそこが意識的にやらないといけないんだろうなと。
2つの道を一塁になるってなかなか難しいと思うので、なので完全にマスターしなくてもいいと思うんですけれども、だからゼナリストになるよりかは、1つ例えば弁護士っていうスペシャリストになられて、もうプラス半分ぐらい何かそこにプラスアルファになるようなものが見つけられると、かなりすごい強い武器になるんじゃないかなっていうのは今聞いてて思いましたね。
今どうしても社会人になってくると、例えば今もどうしても仕事と家庭と具体的な相談になっちゃってるんですけど、何か興味が一つありそうだと仮説が立ったとして、なかなかそこにリソースを向けて、興味レベルで調べるとかだったら通勤中とかでも多少なりできるレベルかもしれないんですが、仮1.5を目指すとしてもすごく現実のハードルもあると。
どうしても思ってしまっていて、そのあたりまさに現実に働いている中で意識できることってレイさんパッと思いつきますかね。
僕も似たような同じような課題は常に抱えていて、子供も僕は15歳の子と、あとまたすごく小さい子4歳の子がいるんですね。
なので、なかなかその自分のプライベートの時間を持つっていうのは非常に難しいことではありますと。
で、今お子さんはまだ結構ちっちゃいっていうそういう認識なんですけど、そうですか。
4歳と0歳です。
ああ、そうですね。だからうちの上の子は今4歳で、だからすごく手のかかる時ですよね。
もちろんね、時間はないないっていうのが普通なんですけども、じゃあどうやって作るのかっていうのが、それができるかできないかっていうのはかなり大きな違いかなと思います。
でもやっぱりその、例えば新しいもう1個の軸が何なのかって、それをその自分の独自性として持っていく時に、
社会に必要とされているもう一つの軸はっていう考え方と、あと自分が本当にそれに興味があるかっていうことが大事だと思うんですね。
個人的な体験と経験からの話ではあるんですけども、僕もこの仕事をしていてもう25年以上になるんですが、
そもそもクリエイティブとかアートとかデザインに僕は興味があって、で、大学に行ったんですね。
で、その大学に行って、まあ絵を描くとか彫刻をするとか、まあ本当にその美術学部の学生がやるようなことをしてたんですけども、
2年生になった時に、いや、これだけだと、その卒業して就職とかできないんじゃないかなと思って、で、経理の授業を取ってみようと思ったんですよ。
で、その時はそのT字型の人間とかπ字型とかブリッジパーソンってことは全く理解も意識もしてなくて、
そのアートがダメだった時に一応なんかバックアップとして持っといた方がいいかなっていうぐらいの感じで、クラスに行ったんですね、最初に。
で、行って、初日にそのまあ100人とか200人ぐらいいる講義堂の中で教授がレクチャーをし始めるんですけども、
最初そこに座って一番もう上に座ってたんですけども、で、パッとこうノートを取り始めて、パッと目を開けたら90分の授業なんですけど終わってたんですね。
つまり最初の5分、3分ぐらい起きてて、その後90分ずっと寝てて、みんながこうガタガタっと席を立つので目が覚めて、
あ、これ自分に全く興味ないんだなっていうふうに思って、結局そのクラスは取らずに、で、アートにまた専念しようと思ったんですけども、
同じ年にちょうどまあ僕はそのインターネット一番最初の世代なんですけども、そのインターネットとかブラウザーとか出てきて、
その時にあ、これって面白いと思って、で、ただその当時のコンピューターっていうのはすごく原始的で、
そのコンピューターで表現を作るとかデザインを作るとかアートを作るっていうのはかなり限界、天井が低かったんですね。
で、これをコンピューターっていうツールをもっともっとその可能性を広げるためにはどういうことがあるのかっていうことで、
ジョン前田さんに会って、ジョン前田さんがプログラミングを勉強するといいよって言われて、
で、そのもともと自分が好きだったアートデザインっていうプラスのものの表現の幅を広げるために、僕はコンピューターサイエンスを勉強をし始めたんですね。
で、実は僕はコンピューターサイエンスはまあ頭では理解できたんですけども、アートとかデザインみたいに非常にセンスが必要な職業があってことに気づいて、
なんかそういうクリエイティブのことだと才能とかそういうふうに言われるじゃないですか。
で、コンピュータープログラミングも頭がいいとかそういうふうに言われるんですけど、僕はそれもあると思うんですけども、すごくセンスが必要な分野だと思うんですね。
本当にすごい人だっていうのは。
で、俺はこれは無理だなと思って、でもアートもアートでこれもすごくセンスが必要なんですけども、
これもやっぱりそのトップの5%を、下手したらトップの1%を、そしてアートだけで食べていくっていうのはすごく狭いもんだなっていうのも気づいたんですね。
で、特にその20年くらい前の話なんですけども、その時にやり始めて分かったのは、デザインもできて、そしてコンピューターサイエンスも分かっているっていうのが、実はそれが自分の強みだっていうのは後々気づくんですけども、
もともとそのコンピューターサイエンスの方は自分のメインのことをサポートするためにやり始めて、でもそれをこう融合した時に、それにブリッジをした時に実はそれが自分の強みになるんだってことを気づいて、
で、今も別に僕はプログラミングとかをガリガリやる人間では全くないんですけども、少なくともその背景が分かっていると、今特にこれだけソフトウェアとかテクノロジーとかAIと騒がれている時代にやっぱりある程度の基礎知識があると、ただのクリエイティブの方向からだけではない視点でテクノロジーってことを見えるので、自分の武器にももう10年20年働いていて未だに使えることではあるんですね。
ちなみにこれもちょっと個人的な質問にはなるんですけども、仕事以外のことで、今ご家族でそしてちっちゃいお子さんがいるのですごく時間がそちらにとらえちゃうとは思うんですけども、例えば大学の頃何やってらっしゃったとか、仕事とは別の軸でこういうことに興味があったとかこういう趣味があるとかって何かそういうのはあるんですか。
教育と法律の新しい可能性
大学まではサッカーしてました。興味がある分野という意味でいくと、私父が学校の教員をやっていたというキャリアもありまして、やっぱり教育っていう分野というところは、実際子供が生まれてやっぱり子供を育てるという立場になって、さらにやっぱり教育が子供に与える影響って大きいよなぁと。
なるほどなるほど。
でもなんかその今聞いて思ったのは、教育っていう軸は身近に経験されているというか見てきたところではあるので、なんかそれがブリッジパーソンの話に戻すと新しい可能性があるんじゃないかなっていうのはぼやっと思います。
そうですね。法律に対して多種多様なんですけれども、ざくっと法律の専門家というふうに1回まとめたとして、じゃあそれかける教育かける社会貢献って何って言われると全く分かりはしないし、自分まだその境界にいないので分からないんですけども、まさに1つ上のレイヤーの言葉として一度こう自分の軸にしたいなというのはありますね。
そうですね。だから社会貢献っていうことが横だとすると、1つの盾が法律で可能性としてもう1つが例えばですけれども教育みたいなことがあって、なかなかそれは新しいベクトルが見えるんじゃないかなと思います。
ありがとうございます。
ここまでお送りしてきました、レイナウトの世界のクリエイティブ思考。今回はリスナーのご質問に広く答えるAsk Me Anythingをお送りしました。
レイさん、今回大谷さんのお悩みを聞いてみていかがでしたか?
大谷さんからご質問いただいて、そしてこの収録の時に画面越しではあるんですけども初めてお会いをして、話を聞いてみると分野が全然違うことをやってらっしゃるっていうことが分かって、それもその法律のことをやってらっしゃるので、
いわゆるそのクリエイティブ思考とかものを作るとかなんか新しいことを生み出すっていうことをやってらっしゃらないのに、なぜこの番組を聞いてくださったんだろうみたいなのが僕はすごく最初は気になったんですね。
でもそれこそその大谷さんのような僕らと違うことをやってらっしゃったりとかその異分野の方にご質問をいただいたことっていうことで、この番組をやっていた意義そして甲斐があったっていうのがすごく率直に嬉しかったっていうのがまず一番最初の感想ですね。
そうですね。この番組はレイさんとも何度もお話していますが、クリエイティブ思考っていうのを使えば、たとえデザイナーでなくてもたとえアーティストでなくても人生を豊かにすることは絶対できるし、クリエイティブ思考こそが21世紀を生き抜く武器なんだっていうのを訴えていきたいねというふうに話して作っている番組なので、
まさにそういう法律とか全然違う分野の方がご相談いただくというところからも、私たちがやりたかったことが実現できているというふうに実感できて本当に嬉しいですよね。
それがたった一人の方でもそれはその人にためになっていれば、我々がその人のために貢献できているので、それを実感できて、そして直接そういうことを聞けたっていうのはすごい実りになりました。
それがまず一つ。二つ目に、これも僕にとっては新鮮だったんですが、この番組でその対談とかさせていただいているときに話す相手の方たちって皆さんトップランナーっていうことはそのやりたいことがはっきりわかっていて、その軸がすでに見つかっている人ばかりにお話を聞いています。
そうすると、そういうふうに見つかっているっていうことが当たり前のこととして僕もそれ聞いていて、今回大谷さんと話したときに意外と新鮮だったのが、そもそもその縦軸がわからない場合、もしくはその縦軸をこういうふうにしようと思ったとしても、それが正しいのか、それが今後の緑になるのかっていうのがわからないときにどうやって選んでいくんですかみたいなことを聞かれて、
そういうことを今まで考えたことがなかったので、ある意味ちょっと僕は反省したっていうところもあるんですけども、自分の軸だったりとかその自分が話を聞いているトップランナーの人たちの軸だけで話をしても、それが全ての人に通用するわけではないっていうのは改めて気づかされたので、僕にとってもそれは学びになりました。
そうですよね。やりたいことが見つからないとか、合っていることが見つからないっていうのは、年齢を問わず多くの方が抱えているお悩みなんじゃないかなというふうに思います。
はい、それが2つ目。3つ目は、ゼネラリストこそブリッジパーソンになれるので、レベルの高いゼネラリストになることを恐れなくても大丈夫ということなんですけども、これも大谷さんが今回ご質問をいただいたきっかけが、もうすごい古いエピソードなんですけども、これはジョン前田さんのエピソードなので最初の5回目ぐらいのエピソードだったと思うんですけども、
その時にジョン前田さんがブリッジパーソンになることが大事だってことをおっしゃっていたんですね。それを聞いて大谷さんが今回打診してくださったんですけども、ジョン前田さんっていうのは、もともとプログラミングでMITという素晴らしい大学に行かれていて、そこでデザインを学んで、そこそこ専門職の高いことをやっていらっしゃるので、
T字型で、そしてその軸がすごく長くて太いみたいな、そういう方なんですけども、でもジョン前田さんがああいう素晴らしい人材でいられるのも、ある意味彼は彼で、ゼネラリストであり、一つだけのことをやっていない。
住んでる場所も、一応日系人ではあるんですけども、アメリカでずっと育っていたアメリカ人の方で、日本に来たりとか、あと大学で教えていらっしゃっていて、その後、いわゆるビジネス業界に行って、それも東海岸から西海岸に動いたりとかして、専門職はあるんですけども、環境を変えていろんなことをやられているので、ゼネラリストになっていってるんですよね。
それも最初からゼネラリストっていうか、やっぱりそうやっていろいろなことを経験することによって、その幅をだんだん広げていって、そうしてるからこそブリッジパーソンになれてるっていうところが、ジョンさんが持っている一つの力だと思うんですね。
だから、ゼネラリストであることが全然悪いことでもないし、見方によってはそれが強みになることも少なくないので、それを恐れずにブリッジパーソンであることっていうのは、ある意味違う形の武器にはなるのではないかなと思います。
はい、このAsk Me Anythingのコーナーでは、皆さんからの質問を募集しています。今回のように様々なお仕事やご経験をされている方にご相談いただけると、私たちもね、れいさん嬉しいですよね。
はい。
番組の概要欄にあるリンク、また、XQ Twitter からも質問を受け付けています。
皆さんからのご質問をお待ちしています。世界のクリエイティブ思考、お相手は、れいなもとと竹村由紀子でした。
デジタルガレージは、危険な海に最初に飛び込むファーストペンギンスピリットを、創業以来大事にし続けています。
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20:23

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