This is Reina Moro's podcast. 世界のクリエイティブ思考
Hi, everyone. This is Reina Moro. 皆さん、こんにちは。
ニューヨークと東京を拠点にするグローバルインベーションファーム、I&CO共同創業パートナーのReina Moroです。
この番組では、世界で活躍するトップランナーのクリエイティブ思考に迫り、21世紀を生き抜くヒントを探ります。
今回も前回に引き続き、ポッドキャスト番組ニュースコネクトとのスペシャルコラボバージョンです。
今日も番組を一緒にお届けするのは、プロデューサーの竹村郁子さんです。竹村さん、よろしくお願いします。
はい、レイさん、よろしくお願いします。
ニュースコネクトの野村貴文さんは、クロニクルというポッドキャストの制作会社も経営されていて、
ニュースコネクト以外にもたくさんの教養系番組をプロデュースされているので、前回のポッドキャスト番組とブランディングの話、とても盛り上がりましたね。
そうですね。僕もこの世界のクリエイティブ思考を始めて、
1年が経ち、野村さんと話していて、改めて大切だなと気づいたのは、やっぱりなぜこれをやっているかっていうところの軸をちゃんと持っているのは大事だなと思いました。
それが最初からない場合もあるんですが、我々の場合は結構そこが最初からはっきりしていて、番組の企画とかはいろいろこうしこう作をして変えてはいるんですが、
なぜやっているかっていうところは触れずに進めてこれたのかなと思います。
はい。
今回は起業されて2年が経つ野村さんからの経営者としてのお悩み。
創業者が会社をスケールアップするには、についてお届けしようと思います。
では、始めましょう。
ちょっと次に伺いたいことがあるんですけど、先日ニュースコネクトにレイさんに出演いただいて、キャリアヒストリーをずっと伺ってきたんですね。
それも非常に面白くて時間が足りないぐらいだったんですけど、そこで1個、すごいどうしても聞きたいなってことが出てしまったんですけど、
レイさん独立されて、
はい。
16年独立されて、今東京にもオフィスを展開されて、社員の方々が今、先日伺ったら20人ぐらい。
東京は今、正式で22人ぐらいいて、契約社員の方たちも含めると25人から30人ぐらいいて、ニューヨークはちょっとちっちゃいんですけど、全体で言うと多分40人ぐらい。
40人ぐらいですね。わかりました。本当にごめんなさい、駆け出しの私がこんな質問をするのも大先輩に恐縮なんですけど、これ多分クリエイターが独立した場合に割と直面することかなと思うんですけど。
直面することかなと思うんですけど、流し入れたクリエイターが独立すると、その方に仕事が集まることが起きると思っていて、いろんなクライアントさんがその方と基本的には仕事をしたいと。
もちろんありがたいお話で、基本的には超ウェルカムなお話で、一生懸命多分そのクリエイターの方はクライアントのために尽くすと思うんですよね。
ただ、そうすると会社としての成長っていうのは、そのクリエイター、トップクリエイターの方の時間に依存するというか、そこが上限になる。
上限になるなっていうことを思っていて。もちろんいろんなプロセスにおいて分担していくっていうのは当然やっていくということなんですけど、ただそれでも大体の案件がトップのクリエイターとやりたいってことになってくると、やっぱり限界があると思うんですよね。
そういう壁をどういうふうに乗り越えられているのかっていうところを伺いたいなと思いました。
ありがとうございます。僕の会社でもそれはまだまだ課題ではあるんですが、
必然的にその壁はある程度越えなきゃいけなかったのかなっていうのは思うんですね。
ニュースコネクトの方でも話させていただきましたけれども、以前は何百人、そして2000人ぐらいになった組織で、何百人というチームのトップとして立っていたので、
それこそ僕が知らない人が間接的な部下だったりとかっていうのも多々あったんですね。
独立しまして、特に最初の数年っていうのはやっぱり自分の名前でっていうところもありましたし、
僕がかなりガッツリ入ってやってる案件がほとんどで、今もそういうところもあるんですが、
どんどんどんどんその割合を減らしていかないと、どうしても回っていかないっていうことにもなりますと。
特に海を越えて、国境を越えて、時差を越えて仕事をしていると、それはもう完全に必然的なところではあるんですが、
結論から言うと、宗教がまさしくそれなんですよ。
宗教ですか。
っていうのは、仏教もキリスト教も誰かがトップにいるわけなんですよね。
仏教で言えばブッダがいる。キリスト教で言えばイエス・キリストがいますと。
でも彼らが、これどこまで意識的なのかわからないですけども、
会社のビジネスを作っていくっていうのも、宗教の方法論っていうのはある程度通用するのかなと思ってます。
何かというと、教えというのを名文化する言葉にして、それを共通言語として使っていくっていうのが必要になるわけで、
聖書っていうバイブルがありますけども、あれは後々できたものではあると思うんですけども、
やっぱりこういう考えなんだみたいな法則みたいのが、すごく明確になってると思うんですよね。
もっと身近なところで、ある程度のスケールっていうんですかね。
個人ブランドでスケールができているなと思うのは、コンマリさん?
コンドマリさん。
はいはいはい、確かに。
コンドマリさんは、僕すごく面白い例だなと思いまして、
特に個人のブランディングというところと、
それもある程度、宗教の法則に基づいてできていると思うんですけども、
彼女が最初に成功したところで上手かったのは、
これも後になって気づかれたかもしれないんですが、
まず本を出されたじゃないですか。
その中にコンマリメソッドということで、
7つのステップの整理整頓の仕方みたいなのを、すごく明確に打ち出されているんですよね。
その中にも大事なのが、やっぱり他とは違う、
彼女なりの整理整頓の仕方っていうのがあって、
やっぱりそこは差別化っていうところになると思うんですけど、
まず自分が、例えば野村さんだったら野村さんが提供されていることが、
どういう需要があるのかっていうのがまず一つ大切になりますと。
そうした時に、それをどういう形で提供するかっていうのを、
ある程度、方法論、法則、もしくは文章として書き起こしますと。
その次に大事なのが、じゃあどこが違うか。
他とどこが違うかですね。
はい。
小森さんの例で言うと、違うのは、
例えばその整理整頓っていうことは昔からあったことだから別に新しいことじゃないですか。
はい。
でも彼女が新しかったのは、ときめくかっていうことを、ちょっと変だけど、
でも確かに、なんかこれがね、このここにあるものが本当に自分にとって大事なものか、
それをとっておくべきかみたいなところを決める時に、
例えばその整理整頓していて、このシャツが大事なのかって、
ときめくかっていうのは、すごい曖昧なところではあるんですが、
誰も言ってなかった。
うん。
ことで、それを正式に方法論として組み込まれた。
うん。
だから野村さんの全部見えてないところもあるとは思うんですけど、
そのポドキャストっていう音声メディアっていうところが軸がありますと、
さっきおっしゃられた書籍だったり文章にするところだったりとか、
あと多分僕だったら野村さんだったらやるなと思うのは、
動画もいいと思うんですけど、
動画って結構大変じゃないですか。
はい。
作るのが。
そうですね。
っていうよりかは、
僕だったらイベントにすると思います。
ああ、そうですか。
イベントだと思います。
で、20人ぐらいのイベントでもやっぱりそのつながりがすごい濃いので、
そこでちゃんとオーディエンスのコアのところの人たちとつながっていければ、
それはそれですごく深いつながりがあると思うので、
音声メディアを軸に書籍みたいな文章にするのをビジネスにして、
イベントビジネスみたいにもできるんじゃないかなと思いますね。
ありがとうございます。
非常に、すいません、発展系まで考えていただいて、
ちょっとすぐやりたいと思います。
はい。
ありがとうございます。
はい。
いや、そうですね。
なんとなく感じられたと思いますけど、
今伺ったことっていうのは、私がまさに直面していることでして、
で、何でしょうね。
ありがたいことに、最初立ち上がるっていう段階は多分できたんだろうなとは思うんですけど、
ただそうすると、その後発展していくためには、
今のやり方ではダメなんだろうなっていうことをすごく思っていて、
で、結構具体的にレイさんが何をされているのかっていうのを今回伺えたんで、
今日伺った話は全部やってみようかなっていうふうに思いました。
だからあと、ビジネスの先にどういう、
例えば本当のメディアビジネスになりたいのか、
もっとB2Bの企業のサポートになるのかとか、
いろいろ方向はあると思うんですけど、
これ、オア、これっていう、
そういう白黒はっきりした話でもないと思うんですけども、
可能性としてはいろんな方向に行けると思いますんで、
何かね、先天があればご一緒するとかっていうのもあると思いますので、
ぜひぜひ。
ぜひ、非常にありがたいことです。
こちらこそ。
はい。
ありがとうございました。
はい。ありがとうございました。
さて、ここまでお送りしてきました、
レイナモトの世界のクリエイティブ思考。
今回もニュースコネクトとのスペシャルコラボバージョンをお送りしました。
今回は野村さんご自身のキャリア相談っていう感じになりましたね。
そうですね。
レイさんもコラボということで、
ニュースコネクトの土曜版に出演されて、
創業時のお話などをされたわけなんですが、
やっぱり会社として起業して、
行動指針を決めて、
スタッフを育てていく、
一連のプロセス、
大変だったりしたんですか?
そうですね。
僕は自分の会社を始める前に、
10年以上所属していた会社があって、
そこはですね、
最初参加したときは、
200人ぐらいの、
そこそこ大きい会社ではあったんですが、
僕がいたその10年から11年ぐらいの間にですね、
200人から2000人になったんですね。
最初はその3個のオフィスしかない会社だったんですが、
僕がその会社を辞めたときには、
14個のオフィスがあって、
おー!
スケールアップしてますね。
そうなんですよ。
だから200人の会社から2000人の会社になって、
僕もその見る組織がですね、
その1つのオフィスっていうところから、
その14個のオフィスを直接的、
そしてまさか間接的に、
リードしていかなきゃいけないという立場になったので、
どう考えても全部の人のことを知るのは不可能ですし、
どう考えても全てのプロジェクトに携わることは全く無理だったので、
じゃあその会社のリーダーの一人として、
どうやって引っ張っていこうかっていうことが、
もう痛いほど教訓になったんですよね。
おー!
なので、自分の会社を立ち上げたときは、
逆にそのゼロに戻って、
またそこまでスケールアップをしないとしても、
でもやっぱりそうやってどうやって自分の考えが皆さんが共感できるように、
そしてそれをどう伝授していこうかっていうところがすごく課題になるので、
やっぱりその自分の知ってる人に何らかを教えていくのは、
それはそれである程度で、
できるんですけども、
知らない人にも自分の存在を知ってもらって、
その考えを伝達するっていうのは、
もう本当言葉を使って、
どうやってその時空を越えてリーダーシップを発揮しなきゃいけないっていうのは、
これはある程度学んできたことではあるんですが、
いまだにその課題として持っています。
なるほど。
あのこの質問は、
もう野村さんが今今困っている問題だから、
レイさん教えてくださいみたいな雰囲気、
すごい熱意を感じて、
感じました。
非常に切実な課題として野村さんが抱えてらっしゃるようで、
でも僕もやっぱりそれはずっとつきまとう課題で、
組織が一人だろうが、
5人だろうが、
50人だろうが、
500人だろうが、
まあスケールが違うだけで、
やっていかなきゃいけないことは結構似てると思うんですよね。
そうなんですね。
はい。