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  2. EP041『組織パターン』PART2
2024-10-05 36:48

EP041『組織パターン』PART2

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『組織パターン』の中から、『第4章 組織デザインパターン」の感想を話しました。


## 取り上げた本

⁠『組織パターン チームの成長によりアジャイルソフトウェア開発の変革を促す』⁠ James O. Coplien, Neil B. Harriosn 翔泳社 2013年


## 言及した本・スライド・サイト

https://gennei.notion.site/EP041-PART2-f6ab99d6fb1c4691912567a3cf97c3ec

00:06
きんじょうひでき
ザ・プロジェクト・マネジメントのためのパターン言語でも、さっき、順番通りに適用していくことで、より効果を発揮する、大事だ、みたいな話をしてて、
パターン同士をつなげた、地図というか鉄道ダイアグラム、鉄道ダイアグラムでもないか、あるんですよね、グラフみたいなのが。
我々が今から話すところで言うと、35ページにある図があるんですけど、スタート、最終ゴールみたいなところがあったりはする中で、最初は1個目いきますか。
信頼で結ばれた共同体っていうパターンがありますね。
プロジェクト・マネジメントをやるために、どこから始めればいいですかって言われたら、まずは信頼で結ばれた共同体としてグループを成り立たせましょう、みたいなところからスタートするわけですね。
げんえい
そうですね。ある種、組織とかチームとかいうことを話すべきでは、そもそも一番の前提じゃないのっていう感じで、ここにいますね。
きんじょうひでき
信頼関係がない寄せ集めだと、仮にめちゃくちゃスケジューリングが上手いとか、コタクの声をいい感じに収集できるとかなっても、ちゃんとデリバリーしてアウトカムを上げるところまでいかないでしょ、そういう話ですよね。
げんえい
そうですね。自分は結構そうだよねって思いながら。
きんじょうひでき
これであれなんだよな、パターン名だけで大体言ってることわかる感じがしちゃいますもんね。
げんえい
これ、役者の人も相当日本語で訳してピンとくるものに気を使ってくれてるのかなっていうことをちょっと今思いましたね。日本語で読んでても割とわかるっていうのが、元が結構シンプルだっていうのはあるのかもしれないですけど。
きんじょうひでき
そうですね。あ、あとあれか。この本の使い方みたいなところで0から2個の星がパターン名の後についてて、実因がどれくらいあるかみたいな表現してましたけど、いろんな組織とかを研究してみた中でめちゃくちゃよく現れるようで、輸出するパターンだねっていうのが星が2個ついてて、
割と上等に寄り切りとかレアな感じだと星が少なくなるみたいな扱いだと思うんですけど、信頼で結ばれた等同体は星が2つなんでめちゃくちゃ大事っていう。どんな上等どんな組織であれここは外しちゃいけないよねみたいな感じですかね。
げんえい
そうですね。だからこそ一番最初に置いてあるんだろうなっていうことでもある気がします。
きんじょうひでき
信頼で結ばれた等同体を築き上げるための、それゆえソリューションの部分で言うと、信頼しているところを明示的に表現する行為をしようって書いてありますね。そうだねって感じですね。
げんえい
そうですね。結局これが大事だよねっていうのは思ってるから、チームビルディング大事だよねとか、そのためにトラックアップエクササイズやってみたりとか、自分たちは同じ信頼した仲間同士で同じ方向に向かってんだよねっていうことをチームの早い段階から意識してやっていくっていうのがどんどんどんどんみんなの大事さに気づいた。
03:02
げんえい
大事だと思ってるからそういうことが行われてるのかなっていう気もしますね。現代っぽく言うと。
きんじょうひでき
そうですね。そんなところから始まって、ちょっとじゃあ次のパターンとか言ってみますか。
げんえい
さっきのマップで行くと、次はスケジュールを小分けにするですね。
きんじょうひでき
これはどんな話ですか?
げんえい
あまりにもきついスケジュールにもあまりにも緩いスケジュールにも問題があって、開発者にとっても顧客にとってもっていうのが最初に言われていて、スケジュールをどーんとでかくしてもよくわからないものになっていき、なのでもうちょっと細切れにして小分けにしていきましょうと。
そうすると結局今で言うと1スプリント何週間ぐらい1週間から2週間とかだったりしますけど、そういうふうに適度なきつさというかにしていくとうまく機能するよっていうような話をしていますね。
きんじょうひでき
そうですね。だから3年後にバージョン1をリリースしますみたいなそれかマイルストーンじゃなくて、中間マイルストーンとかスプリントとかタイムボックス使っているんだったら必然的に2週間ぐらいのサイズで多分作業のチケットを切っていくと思うので、そういうふうに解像度を上げようみたいな話ですよね。
げんえい
そうですね。パーキンソンの法則と戦わないといけなかったりもするし。ここでもデマルコの名前が出てきたりとかして、これそういえば読んだやつだなーみたいな気持ちになったりとかしましたね。
きんじょうひでき
よかったですね。やっぱりデマルコ好き好きクラブとしては。
げんえい
本当どこでも言及されるなっていう気持ちになってますね。やっぱり読んだ後。
きんじょうひでき
そうですね。これスケジュールを小分けにした上で、スケジュールがうまく飲まれたら開発者に手当てをあてようみたいなインセンティブというか、ちゃんと報酬与える評価をするみたいなところとかいうのに触れていまして、これデマルコ号が出てくるのもその報酬の文脈ですよね。
げんえい
いかにやる気を持ってもらって、前倒しで終わるぐらいな勢いでやるぞみたいなところにできる。そうなってないとやらされ仕事になっちゃうよねっていうところと繋がってるんだと思いますね。
きんじょうひでき
これ全然余談っちゃ余談ですけど。デマルコはスケジュールを正しく守ったことに対する報酬について議論しているっていうのがこの本文の中での言及なんですけど。
デマルコ1986年って書いてる引用元がピープルウェアかと思ったら品質と生産性を重視したソフトウェア開発プロジェクト技法の方でしたか。
げんえい
そっちなのか。
きんじょうひでき
そうでしたか。
げんえい
俺はピープルウェアだとてっきり思ってたけど。
きんじょうひでき
86年だとそっぽいですね。なるほど。むしろ最近に読んだ方の本を忘れてるっていう。
げんえい
あの本に報酬の話書いてあったっけな。
きんじょうひでき
いやまあでもねそうですよね40年前に書かれた本だからそれは忘れちゃいますよね我々も読者としても。
まあでもそのぐらいなんか自明な話を改めて言語化してこういう問題があるからこういうふうにして。
06:04
きんじょうひでき
でこういうところを目指しこういう効果を狙いましょうみたいな話が書かれてる本だなっていうのは改めてねこの2つのパターンからも感じたりはしますよね。
で次順番で言うとグズグズするなですか。
げんえい
これすごいいいなーって。
きんじょうひでき
僕もこれ好きなんですよ。
げんえい
これはプロジェクトを始めるよって言って要件が全部決まらないと動けないですみたいなことを言ってないで。
まあここはもう硬いよねみたいな大前提として変わらないよねっていうところからもう作り始めないよっていう話をしているところですね。
で多分なんかそれっていきなり作り始めなさいってよりもなんかそういうことを待って指示を待って仕事をするんじゃなくて自分たちでこのプロジェクトを成功させるために全部決まらないとできませんとか言ってないで。
成功させるためにはじゃあ今空いてる時間でどこから作り始めたらいいかとかどういう設計をしたらいいとかそういうことを能動的にどんどん取り組みましょうっていうパターンだと思ってるんで。
これができるかできないかって結構チームの空気だったりとか状況を結構表しているようなパターンだなって思ったりしました。
きんじょうひでき
そうですねプロジェクトを開始するのに要件が一つ残らず集まるのを待ってはいられない。
それゆえプロジェクトの向かう先についてある程度自信が持てたらすぐに強い自信のある領域から開発を始めようっていう風なパターンで。
自信があるところからって言ってるのは別の技術的なこれは実装できるぞっていう自信を持っているところからじゃなくてビジネスとかプロジェクトの方向性みたいな意味でここは硬いだろうっていうところから始めなさいって書いてありますね。
げんえい
そうですね。
きんじょうひでき
これポッドタストで触れるには難しいんですけどパターンごとに写真というか写真が入っているじゃないですか。
これグズグズする写真が運動会みたいな感じの雰囲気を想像してもらって大きめの袋に足突っ込んでピョンピョンピョンピョン跳ねながら挑戦するみたいな風景だと思うんですけど。
これ用意どんっていう2枚の写真が貼ってあってめっちゃ好きなんですよね。ちゃんと袋に足突っ込んで用意ができてない状態でどんって言われてもう走らなきゃみたいな子供たちが写ってて面白いですね。
コプレイヤー開発プロジェクトこんな風に見てるのかみたいな。
げんえい
でも確かに指示を待ってゆっくりしててよしじゃあ明日から始めるよみたいに言われたらこんな状況だよなって思いながら先に勝手にドキュメント読んでこれこうなりそうだなとかテーブル設計こうしたらいいかなとか。
最初にそういう想像してるとよしじゃあもう行きますよみたいな。
なんなら1週間ぐらいでちょっと動くものとか作っちゃってこんな感じですかねみたいなことができてるときっとそれうまくいくんだけどじゃあ最初の1週間まずドキュメント読みますねみたいなそんな状態になってるときっとうまくいかないんだろうなみたいなそういう気持ちになります。
09:00
きんじょうひでき
ドキュメントが揃ってませんとか詳細設計が終わってませんだから開発者手を動かせませんみたいな話言ってたらお前ら出遅れるぞみたいなことを言ってるんだと思ってて。
多分今ほどアジャイルソフトウェア開発みたいなのが一般化、世間的に知られてなかったから多分本当により多分ウォーターフォルミが強い時代の中で多分なんか実はその完璧で手戻りをいかに少なくするかところにこだわるよりもグズグズして始めちゃった方がうまくいくんじゃないみたいなことを多分提唱してるんだなーって思うとなんかエモいですよね。
いやその書かれた時代知らないんですけど。
げんえい
そうですね。今だったらねちょっと作ってみるとか一人一台パソコンがあってそれしかもそれなりにスペックもいい場合も多そうだし別にサーバーもなんならクラウドでちょっと時間貸しで借りられたりとかしてってなるとまあ動くものをパッと作るってどんどんできるようになってるのでそうなるんだったらもうグズグズしてる暇はないですよね本当に。
きんじょうひでき
ビジネス要件対開発者みたいな構図だけじゃなくてそれこそ開発の中でも今で言うとねバックエンドとフロントエンド分かれててとかQAが別に立ってたりもして何て言うんですかねよりちっちゃい体というかチームビジネス対チームって意味でもグズグズしてるべきじゃないなっていう気がするしチームの中でも今自分にできることもっとあるんじゃないっけみたいな目線で探していけるといいんだろうなーっていうような感じがちょっとこのパターンから。
個人的な感じたりとかしましたね。
げんえい
結局なんかそれがアジャイルだっていうか素早さなのではみたいな気持ちにもなってきますね。
きんじょうひでき
でそのグズグズするなっていうことをうまくやっていくための派生パターンというか関連次のステップとしてプロトタイプを構築せよとかその他いろいろなパターンにより連なっていくよねっていうような全体一つのランゲージとしてそういうふうに繋がっていったりとかしてますね。
げんえい
じゃあプロトタイプを構築せよ話しますかそのまま。
きんじょうひでき
プロトタイプ構築しに行きますか。
なんかすんごい真顔で飛行機の模型をブーンってやってる男性の写真が映ってますね。
げんえい
なんかそれを指さしてなんかやってるけどまあ要はこれ本当に飛行機飛ばしてやると大変だからまあ飛行機を飛ばして手でこんな風に飛んでみたいな話をしてるんだろうけど。
きんじょうひでき
してるんだろうな。
げんえい
プロトタイプ構築せよはもう本当その通りで作りましょうと。
なんで作るかっていうと要件とか設計上の判断をテストしてみて無駄にコストを浪費したりとか機体を裏切るようなリスクを低減していきましょうっていうところですね。
今でいうと動いているソフトウェアこそが正義みたいななんかそんな感じもしたりとか。
きんじょうひでき
そうですねこれは本当にMVPだみたいな話とかもっと大きいところかもしれないですけど何て言うんですかね今も全然生き残っている考え方だなっていう気がしてますよね。
12:04
げんえい
むしろ今の方がもっとこれにどんどん加速してるというか極端なしまあエンジニアはいなくてもデザイナーだけでフィグマでそれなりのプロトタイプは作れて画面ぽちぽちしていけば紙芝居は少なくとも作れてみたいな感じもなってるし
それをエクスポートするともう下手するとちょっとフロントエンドが分かればバックエンドなしで画面遷移するようなコードがある程度は生成されたりする時代だと思うのでどんどんどんどんユーザーに見せてフィードバックをもらうみたいなそのためのやりやすさは年々増しているような気がするな。
きんじょうひでき
あとあれですねパターンそのものパターン単体で見るとなんかまさにパターンまさにというかパターン単体だけで見てもそういう力強さをすごい感じるなーって思うのとなんかこのプロトタイプをこう作るよっていうパターンを紹介してるこの本のページでめちゃくちゃ他のいろいろなパターンに言及してるじゃないですか何個のパターンが関連してくるんだぐらいめちゃくちゃ言及してるんですけど
こういう問題に派生するとかこういうことをクリアするためにやってるんだみたいなところがありありと表現できるのがこの題材で記述している強みだなぁみたいな気がこのパターンとか見るとすごい感じるんですよね
げんえい
そう読んでてこのパターンにもこのパターンにも関連してますよつって参照がいっぱいついてるんですけど1回読むといいんですけど最初読むときは結構目移りしちゃって気になるなーっていう気持ちもありながらそれまでちょっとあの解説まだ読んでないんであのちょっとそこにジャンプするのやめてくださいみたいな気持ちになりながら読んでやるとかしてましたね
きんじょうひでき
そうですねあのウィキペディアとかみたいにインラインでこの章この番号みたいな感じで言及されてて目がチカチカしますよね
げんえい
そうなんですよねこの辺まあ今作って動くものが正義って話もしましたけどまあ顧客を巻き込みましょうみたいな話にもつながってたりするしあと関連するパターンとか見ると早いうちから定期的にデリバリーするみたいなパターンとつながってて
確かにこれって作っていく上での不確実さ設計をどうするかっていうところもそうですけどやっぱりデリバリーするときにこれだとうまくいかないかもみたいなところを見つけるっていう意味でもやっぱプロットタイプ作って早く全体公開をしなくてもいいかもしれないけど
その社内だけ触れるとかやっておくだけでちょっと安心感変わるようなって思ったりとかするのでほんとこのパターンは効果的だよなーって思う
これができるんだったら多分いいチームいいプロダクトなんだろうなっていうかこれができるんだったら多分失敗してるのにそのままハンドル切らずに地獄に突っ込むみたいなところがないと思うので
きんじょうひでき
プロトタイプをやることの目的は今わかってる最大の知識を使って足りないものを手に入れるところなんだっていう話が同じページで書かれてたりとかあとはあくまで今ない知識とかわかってることを確認するっていうのは目的なので作業が終わったらプロトタイプは捨ててしまおうみたいなことが書いてあったりとか
15:11
きんじょうひでき
プロトタイプ作りましたこれでいいんですよねっていうのを確認するためにはさっき言ってたようなコタクたちを巻き込むっていうのが必要だしコタク非開発者に見てもらうためにはもっともっとデリバリーステージングとかにあげられるぐらいには揃ってなきゃいけないし
その不安定要求が不確実なところでも何とか動くようなところまで持っていくにはどういうふうに問題を定義するかとかどの段階で見切りをつけて発作しちゃうかみたいなグズグズしないでやるかみたいな全部関連してくるなーっていう感じがありますよね
げんえい
そうですね
きんじょうひでき
関連パターンでミクロコスモスっていうのがありますけどこれは全然わかんないですね
げんえい
ちょっとまだ読んでないでちょっと
あと今話を聞きながら自国の組織パターンみたいな裏面みたいなアンチパターンみたいなやつがあるとしたらプロトタイプがそのまま採用されて本番に出ていくとかあるんだろうな
きんじょうひでき
そうですね
動いたものは取り消しが効かないみたいな
げんえい
いやもう動いてるんだからこれでいいじゃんって言われながら裏側が張りぼてだっていうことをなかなか言えずに捨てられないみたいなこれデータベースJSONカラーにまとめてポンと突っ込んじゃったんだよなみたいなことをやるとその後捨てられないと死ぬので維持でも捨てましょうみたいなアンチパターンが出来上がりそうだなってちょっと思いました
きんじょうひでき
サーバーはPHPのビルトインサーバーでやってます
げんえい
そうそう
きんじょうひでき
たまにそういうプラス部分あるからなマジで
げんえい
マニュアルに書いてありますからねこれは本番では採用してはいけないって
きんじょうひでき
このプロトタイプを構築せよは写真こそ意味わかんないですけど非常に考えさせられますよねこれをうまくやるにはっていうところから含めて
げんえい
ただ作ればいいってわけじゃないと思うんですよねちゃんと自分たちが何がわかってないかを検証できるとか不安だと思っているものを取り除けるように作っていくって実は結構難しいのではっていう気もしますね
きんじょうひでき
本当ですね
げんえい
これなんか次ここから関連してでもいいしさっきのグズグズするのも派生でもいいしなんか次触れたいのありますか
そうですねそのまま行くと顧客の代理に行くからこっちに行ってみようかなって思ってたんですけど
きんじょうひでき
顧客を巻き込むと顧客の代理があるのか
そうか
ちょっとニュアンスが違うんですよね多分スクラムで言うとプロダクトマネージャーとテイクホルダーみたいな違いなのかなっていう気が
巻き込むのはステークホルダーとしてスプリントレビューするかしてもらうとかだろうし
ご宅の代理は声を取りまとめてどうしますかっていう反応するっていう意味で後のプロダクトマネージャーに発展していくのかなとか
18:03
きんじょうひでき
XPはXPでオンサイトご宅っていうパターンじゃないプラクティス上げてたりするのでそこらへんと関連したりですけど
げんえい
そうですね顧客に会えない場合もあるので代理を立てる
そうですよね会えて話が聞けると楽でいいんですけどね
きんじょうひでき
ご宅の代理は社内にいるんですかゲインさんのチームは
げんえい
今は代理というかもう顧客に会いに行ってますね
きんじょうひでき
なるほど
げんえい
基本的にはもうユーザーインタビューでフィーグマンだったり動くものを見てもらいながらフィードバックもらうみたいな
あと定期的にこうインタビューに行けるお客さんみたいなのを探して
まあなんか用意されてるっていうよりは自分たちでこういろんな社内の人の杖をたどったりとかしながら
こういう課題持ってるお客さんいないみたいな探してきてインタビュー設定して
じゃあちょっと毎月ちょっと話したいんですけどみたいなそんな感じで今はやってますね
きんじょうひでき
これそうですよねご宅の代理はやっぱりご宅と会えない場合にどうするかってコンテキストで書かれてるって話ですもんね
げんえい
そうですね
きんじょうひでき
会えないし声も聞けない状態で開発していってしまうと
なんかご宅の振る舞いを自分たちの設計に合わせて想定してしまうことが多いということだっていうふうに書かれてるし
げんえい
例えばなんかそれでじゃあユーザーインタビューにもちょっと行けなさそうだしとかターゲットが見つからないんだって
まあターゲットが見つからないんだったらその機能を作るのやめたほうがいいのではっていう話もあるかもしれないですけど
でも誰も見てないようなもの機能これが欲しいって言ってる人って誰がいるんだっけっていうと
なかなか見つけられないと思うので例えばiPhoneがない中でiPhoneを発売するって言っても
iPhone欲しいって言ってる人は見つからないと思うんですよね
もちろんなんかそんな単純にやってないと思うし
本当はそれiPhoneが欲しいんじゃなくてちゃんと課題を解決したいから課題を設定してその課題を抱えてる人を探してきて
インタビューに行きなよっていうことはもちろんあると思うんですけど
結局なんかそれ自体欲しいと言ってる人とか
それがそもそも課題だと認識してなかったっていう人を探すっていうのは結構難しいと思うんで
そのためにはやっぱり自分たちがどういう想定をしていて
顧客の代理のポジションの人を立ててその人に成果物を見てもらいながら話をする
帽子を被り直してもらって意見をもらうみたいな
そういうのは結構テクニックとして必要
じゃあ必要だよなって思ったりとかしましたね
きんじょうひでき
コタクの声を聞いてるとめちゃくちゃいい馬が生まれるかもしれないけど車はできないみたいな
げんえい
そうそうそう
行ったとか言わないとか諸説あるらしいですけど
きんじょうひでき
だいぶそうですね
逸話はだいたいそんなもんですからね
でもあれですよね
ちゃんぱすというかさっきのパターンランゲージ全体のマップを見てみると
21:04
きんじょうひでき
顧客の代理は一旦ここで行き止まりなんですね
げんえい
そうなんですよね
きんじょうひでき
ここから派生するものはない
ここに連なるものがすごい一方通行っていうよりかはこれができたことによって
その手前のここに来るまでに通ったパターンがより精度が上がるとかって話はあると思うんですけど
顧客の代理が用意できましたね
じゃあ次これ行きましょうが意外とない
げんえい
そうですねだから一旦ここの問題を解決したから違う問題を解決しなさい
これと連なってない別の問題を解決した方がいいんじゃないっていう風な意味合いなんですかね
きんじょうひでき
ここで止まってしまうってことは
ですかね
じゃあそれに従ってちょっと別なものに行ってみますか
げんえい
せっかく4-2-8までにダイレクト行ったので
ページ順に行くと次細かいリスクをしない
きんじょうひでき
でこれ何言ってるかっていうとこれも結構名前の通り言っちゃ名前の通りで
つまり難しいですよねっていう話を僕らもここ数ヶ月ずっとしてるんですけど
でスケジュール難しいしやってみたらずれるっていうのは
そういうのがどうしても出てきてしまうと
でただその計画というか予測が外れた時に
なんだろうなリカバリーするのは難しいさらに難しいっていうのがコンテキストとして設定されていて
それに対してどうするかっていうと
リスクは細かくやるのではなく一度だけ大きくやろうっていうふうに書かれてますね
で細かいリスクをしないで進める良い方法がわかった
人月の神話に書いてある人月の神話に書いてあるんですか
げんえい
書いてあるらしいですねやっぱ人月の神話は我々読むべきかもしれない
きんじょうひでき
でこのパターンでもデマルコがメンションされてますね
げんえい
組織が難問に直面していることを示す最も深刻な証拠はスケジュールが期日から逆算されていることだという
それは期日がそもそも間違ってるんだからそっちを直せよっていう話がありましたね
それを正当するからみんなデスマッチになってモチベーションが下がり
その結果燃え尽きちゃって最終的には人が辞めていくぞっていう話がありましたね
きんじょうひでき
そうですねそうだからやっぱり遅れてるんで今日もリスクしますみたいなのを毎日やるんじゃなくて
1回ドーンと1週間とか2週間とかわからないですけど
どのくらいが細かいのかっていうのはすごい相対的なもんだと思うんで
ただ信頼できないスケジュールになっていくのを避けろ
でそれは出持ちにつながるぞっていう話が書かれてますね
毎日ちょっとずつ昨日遅れた分だけとずらすっていうのを毎日繰り返すんじゃなくて
もうこれがスケジュール変更は最後ですっていうくらいのデカいのをしっかりドーンとやっちゃって
じゃあ改めて気合入れ直してそこまで目指して頑張りましょうよっていう風にしてこうぜって書いてありますね
24:02
きんじょうひでき
細かいリスクしまくるっていうのは多分開発に関わるメンバー自身も
やっぱり今日もダメだったんだっていう毎日のがっかり感とか
そこから来るスケジュールへの不信感とかっていうのを避けるっていうのもあると思うんですけど
多分ステークホルダーコミュニケーションとか関連するチームとのコミュニケーションとかっていう中
細かいアップデートとはいえアップデートする回数っていうのが増えていくわけじゃないですか
何回も何回もリスクしてるとそこら辺のオーバーヘッドも多分気にしてるんだろうなみたいな気がしますよね
げんえい
そうですねまあ信頼できなくなりますよねそんな前と前で言われてたら
きんじょうひでき
明日までに終わるって言ってたけどどうだいっていうのを毎日上の人に突っつかれて
いやあれはやっぱりリスクしましたっていうのを毎日やると非常にイライラしてきてるので
げんえい
じゃあお前いつ終わるか一回行ってみろよって言われて明日ですかねとかって言って
次の日にまた聞きに来たらもうできたかって言ったら
いやちょっとまた明日ですかねみたいなことはお互いに辛いですからね
そうですよねいやどっちを言いますよねいや遅れてますすいませんってすいませんって言ってしまうじゃないですか
きんじょうひでき
そのすいませんはつまり君の集中力と実力がなかったことに対する謝罪かみたいな話になるので
それは俺じゃなくてお母さんに言ってくれよみたいな感じになってきてしまうので
あんまり本来的にはすいませんって言うべきでもないし言う必要もないと思ってるんですけど
自分がその立場になると非常に申し訳なさしかないみたいな毎日になっていくので
だから勇気いりますよねいやちょっと昨日1日分ぐらい遅れたんで後2週間くださいみたいな話をするの
ドキドキするじゃないですか
げんえい
そうでしかもある種それはコミットメントなわけじゃないですかやり直すっていうのは
きんじょうひでき
コミットメントのやり直しパターンの話をしてます
げんえい
そうそうそう結局ここに繋がるなとか思いながら
焦ってる時焦ってるっていうか季節が迫って大変な時に落ち着いて
今自分たちがどれぐらいやってきて今後どれぐらいできるかみたいなことを振り返ったりとか
勇気を持って1週間伸ばしましょうとか2週間伸ばしましょうっていうのって
何を持ってじゃあその2週間は信じられるのとか1週間信じられるのっていう話にも繋がってくるし
行った手前やらなきゃいけないなってやっぱなっちゃうと思うんで
すごく力を振り絞ってやるっていうのってすごく難しいなっていう気持ちに
今の会話をしながら思ってました
きんじょうひでき
あとなんかめちゃくちゃウエットなところで言うと
じゃあ仕方ないから1日だけ伸ばそっかだと
なんとなくいややっぱり1日じゃ無理だったなみたいな
ちょっと軽い気持ちになっちゃう面って人間どうしてもあると思ってて
ただ2週間しっかりずらしたから今度こそ頑張ろうぜだと
やっぱり油断しないでやるかみたいな
なりますよね
げんえい
そうですねあとは本当は2週間伸ばした代わり何か相手にお土産じゃないですけど
27:05
げんえい
相手にもう伸ばした方がいいことあるよっていうのを本当はちゃんとそこで握れるといいんですけどね
きんじょうひでき
本当はお互いプロフェッショナルとしてやってるんだからやっぱりフェアに取引したいですよね
げんえい
そうそうけど大体こういう危ない状況というか危ない状況になってるときは炎上してて
いやそんなこと言ってられんみたいなそういうことが往々にしてあったりするんですけど
きんじょうひでき
ちょっとなんか辛くなってきたんで別のパターンいきますか
別の話ししますか
でもそうかこれの派生というか関連しそうなの理由と
今ちらっと挟んでたコミットメントのやり直しがありますね
げんえい
そうですね
きんじょうひでき
細かいリスクをしないと期日までのゆとりっていうところから
コミットメントのやり直しっていうパターンに矢印が伸びていて
どっち行きます?期日までのゆとりかコミットメントのやり直しか
げんえい
じゃあゆとりに行きますかゆとり大事なんで
きんじょうひでき
ゆとり期日までのゆとりの写真広いですね
げんえい
ゆとりといえばって書いてあるけどキャプションに
全然ゆとりがなさそうな
きんじょうひでき
ドミトリーみたいなゲストハウスみたいな
二段ベッドのすげえ重々の寝返りも打てなそうなベッドに
3人のおじさまたちが横になって眠れなそうに天井を見てる写真が
貼ってあるんですけどゆとりといえばっていうキャプション
げんえい
天井もだいぶ近いですからね
きんじょうひでき
これ起き上がれないですよね多分
げんえい
起き上がれないですね朝目覚まして起き上がったらたぶんぶつけますね
きんじょうひでき
で期日までのゆとりっていうのはコンテキストの設定としては
あらゆるプロジェクトは幾分厳しい期日にデリバリーすると決めなければならない
っていうふうに書いてあってどうするっていう話ですか
げんえい
それゆえプロジェクトのワークグループの完了日は
ワーク級レポート内に残っている作業の見積もりから算出される
各ワークグループについて最も時間のかかる作業の最短の完了日を
デリバリーが求められる厳しい期日と比較しよう
その差が完了までのゆとりだっていうふうに書いてあって
きんじょうひでき
これはゆとりを生まないじゃないですか
これは最も時間のかかる作業の最短の完了日
でも借りてくれますみたいな話か
げんえい
ということなのか最も時間のかかる作業の最短の完了日なんで
かかる作業が50%の確率で例えば3日で終わって
80%の確率で7日で終わってみたいな
で多分その最も時間のかかる方で算出していて
最短と時間のかかる方の間分だけがゆとりになるっていうことなのかなって
ちょっと勝手に理解しましたね
30:01
きんじょうひでき
これそうですねなんかあれか期日までのゆとりをしっかり持ちましょう
バッファー積みましょうみたいな話じゃなくて
ゆとりどのくらいありますかみたいな
残りヒットポイントどのくらいですかっていうのが
簡単に把握できるようにしましょうよみたいな感じかなっていうふうに
僕は理解しましたねだから何だろう
画面作るのとデータベース周りのオブジェクト作るのと
サービス作るのとデプロイのシステム作るのとみたいな
いろんなタスクがこの分割するとあれだなスクラブの人に怒られる
機能ABCみたいなのがあって全部揃えないとデプロイできない
リリースできないけど機能Bっていうのが一番
見積もり作業ボリューム大きそうだなってなったときに
機能Bの進捗がどのくらい進捗っていうとまた怒られるんですけど
機能Bがあと何日ぐらいで終わりそうですかっていうのと
リリース予定日っていうのが何日後ですかっていうところを気にして
機能Bの残り日数っていうのをトラッキングしとけば
あとリリースまでどのくらいゆうとりがあるのかみたいな話ですね
そこを見ながらゲージが黄色くなったり赤くなったり
マイナスの方向につけ抜けていったりすると思うんですけど
っていうのを見ていくとこれの残りのゆうとりっていうのを
気にしながらマネージャーが気をつけていくと
いろいろ手が打てるかもねみたいな話か
そこで細かくリスキーをしない
ドーンとやるみたいな話になるかもしれないし
ちょっと機能Bはファーストリリースから外そうかみたいな
コミットメーターのやり直しになるかもしれないし
っていうところか
だからプロジェクトの健全な状態を図る指標というか手法みたいな
いろいろ細かく変数めちゃくちゃ増やして頑張るんじゃなくて
そして明確に分かりやすいところクリティカルパスを追っかけるみたいな感じか
げんえい
ちなみにこれを提案というかこういう方法を参考文献として挙げられたような
Cunninghamの1995って書いてあって
ウォードカニンガムはこういうこともやってるってことなんですね
きんじょうひでき
マジかすごいななんかみんなソフトウェアうまく作れるだけじゃないんですね
げんえい
やっぱソフトウェア作れて当たり前でプロジェクトのマネジメントもできて
みたいななんかあの募集要項に活躍になってくる
ソフトウェアが作れてプロジェクトもちゃんとできて
あと若手の面倒も見れるみたいなエンジニア欲しいですねみたいな
満たす人はCunninghamですみたいな
きんじょうひでき
なんかそんな感じになってくるみたいな気持ちになりますね
これでもあれですねここら辺はなんかすごい似たようなやり方を実際にやったことがあって
CCPMって言われるような手法を元ネタにしたんですけど
ゴールドラット博士いるじゃないですかザーゴールドカル
あの人が書いてるクリティカルチェーンっていう本がすごい面白かったですね
33:02
げんえい
なんか1回前
きんじょうひでき
触れてますよね僕何回も擦ってますこれ
げんえい
触れてますよね
その時にもう出てきてそれ知らんかったわと思って
まだ勉強してない分野です
きんじょうひでき
炎上しそうなプロジェクトの引き氏役人になりそうだな
そんなザリアの匂いがするなって思った時に
読んでみるといいと思います
げんえい
やりたくないな
きんじょうひでき
プロジェクトのヘールスチェックというか
うまくいきそうですかって言われた時に
最近バズってましたけど何か言われた時にパッと答えられるように準備しとく必要があると思うんですけど
プロジェクト順調ですかって言われた時に
何らかコントを持って答えられるようにしときたいじゃないですか
でもそれに対してなんかガントチャート引いて
全チケットの消化率みたいなバンダンチャートみたいなのってあんまり
ちょっと信頼できない気がするんですよね
一個一個の要素が複雑に絡みすぎてるなみたいな
複雑なものが絡み合ってるのに
なんでその単純な足し算とか引き算とかで
正直な数字が出るんだみたいな気持ちがちょっとあり
っていうところに対して結構シンプルにある程度のコントを持って
ここのパスというかラインだけ
このタスクだけ追っておきましょうみたいな話
それでバッファーのマネジメントしときましょうよみたいな話だったので
非常にやりやすかったですね
ここが遅れたら黄色信号だし
ここが順調なら青信号だねみたいな
そういう話をしてました
げんえい
確かに
最近自分がやってる分で何かそういうことあるかなって思ったけど
自分はバックログとポイントで見てるのと
あんまり長期なスケジュールを立てるっていうよりは
細かく出していきましょうよっていう風にしちゃったから
そうすると3週間後ぐらいが
これが終わってないとやばいんだよなみたいな
見通しが結構立ちやすくなって
自信持って今やばいなみたいな
ちょっとみんな集合みたいなので
今このままいくと多分俺らは間に合わんから
何かを削るとか
ユーザーに対する効果は同じぐらいで
コストを低く実現できる方法を考えなきゃいけないねみたいな話をして
ちょうど先週その話をチーム内でして
ちょっと間に合わなくなりそうだねみたいなのを自分が提言して
代わりにこういうことやったらいいんじゃないみたいな提案が出てきて
実際今日スプリント終わりでバックログを見ていて
これだったらいけそうだねみたいな
みんなが言える状態になっていて
すげえちゃんと見通しが立つってこういうことなんだなって思ったりとかして
いいなあ
すごく健全って感じがしました
きんじょうひでき
良かったですね
あそこから近づいてる電車のことですかってチームが反応してたら危なかったですね
げんえい
そうですね
1週間前になってあみたいな
もうどうにもならないみたいな状態ではならなかったんでセーフでした
きんじょうひでき
でもそうあれなんですよねやっぱりスプリントの達成具合みたいな
36:00
きんじょうひでき
尺度で見れるんだったら多分そっちの方が確実だし
使用編というか柔軟さも兼ね備えてくれるよなと思いつつ
僕がやらなきゃいけなかったというかヘルプで入っていったのが
期日ガッチガチの外部連携系のプロジェクトだったんで
期日ガッチガチのレースコープでかめというか
タイムライン長めのやつだったんで
1週間2週間とかそういう話じゃないねみたいな感じでしたね
げんえい
そうですよね
きんじょうひでき
じゃあ次いきますか
げんえい
開発がうまくいくようにさせるためには失敗な話をすると
頭…
36:48

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