悪の花ほどちょっと性的な匂いはしないんですが、リビドウ的な感じはしないんですが、でもやっぱり、春季の罪悪感と悪女というかファンファタール的な主人公を狂わせる女性の存在とが大きな軸をなすストレスフル漫画となっています。
はい。ストレスフルなんですね。
とてもストレスフルです。読んでいる最中ずっとすごい嫌な気持ちになって、主人公が罪を犯したりとかそれをゆえに人生が狂っていく様を見て、嫌だなと思う。それを楽しむ作品ですね。
なるほどね。
という点で、まだ連載開始間もないところなので、主人公を狂わせていく女性というのも今のところ謎の存在というか、正体もわからない、考えもわからない、なぜ主人公にこんな嫌がらせ的なことをしてくるのかもわからないという感じで描かれているので、
そこのキャラクター、ヒロインの造形がはっきりしてくると、ぐっと面白くなる可能性はあるんですが、現段階ではやや確かに入り込めないところはあるなという感じなんですよね。
なるほどね。
まだ準備段階、お話の助走段階というところなのかもしれません。漫画表現的には本当に絵画的な手法を取り入れたりですとか、
あとは、おそらくこの作者の方、本当に美術系の世界にお詳しいのかなという感じで、僕は全くわからないんですが、油絵に関するうんちくですとか、油絵の絵の具は毒性のあるものが使われていてみたいな、それが象徴的に扱われていてタイトルにもなっていたりしますが、
そういった感じの美術にちなんだ表現、用語の解説、アイテムの使い方、モチーフの散りばめ方といったものがかなりリアリティを持って感じられて、なるほどなと頷くところも多かったりとかして、そういった情報的な楽しみ方もできる作品として、かなり力のこもっているのが感じられる作品です。
なので下からワースト1ということではなく、あくまでベスト23というおすすめだということは、ここで言っておきたいと思います。
はい。
いや、本当に1回読んでハマる人は全然いるんじゃないかなと思うんで、僕の小さな説明ではありましたが、ちょっと気になる方がいたらぜひ読んでいただきたいですね。
まだ始まったばかりなので、追いかけやすいかと思います。
続きましてが第22、こちらがほったらかし飯。
こちら、一応、作画の方が遠野桐生先生で、原作の方がカタカナでかかる先生という方で、もう1人実は関わっている方がいらっしゃいます。
なんですか、料理監修とかそういうことですか?
その通りです。監修レシピ原案として渋谷理恵さんという方が関わっています。
はい、レシピ監修ですね。
かつ、この漫画、実はジャンプラスでもかなり珍しい感じの作品でして、なんと原作があるというか、レシピ本が元になっています。
はぁ。
この渋谷理恵さんという方の、炊飯器で一発定食という、炊飯器でご飯を炊きつつおかずも作るみたいな、そういったレシピをまとめた本があるらしいんですよ。
そのレシピを1個ずつ、日常エピソードと一緒に紹介する作品になっています。
なるほどねー。ご飯ホカホカーっていうわけですか?
まあそうですね。ただまあ、ご飯が炊かれるのは結構何話語ってからなんですけどね。
そうなの?
そうですね。最初はその炊飯器レシピでご飯、炊飯器で豚の角煮が作られた、やったー、これだとご飯が炊けてなかった、残念みたいな、そういう透報みたいな話だったりしましたね。
なるほどね。
とはいえ、基本的にはご飯とおかずを一緒に炊飯器で作るというのが主眼らしいので、途中からそういうテイストになっていくんですが。
まあなので、一応日常系ズボラ飯漫画に近いところあるんですが、この作風がかなり特徴的でして。
こちらコメントで、結構この似てる漫画の指摘というのは結構作品の方針とついていると思うんですが、この作品に関しては、
あけびちゃんのセーラー服という美少女漫画、言い方に迷いますが、あけびちゃんのセーラー服、あれにかなり表現を寄せていっている、あれをかなり参考にしていると思われる感じにみんなが印象を受ける、そういう作品なんですよね。
へー。
まず、キャラクターの画風がかなり近いです。似てます。そして、急に主人公のエクササイズしているシーンとかが、漫画の構図ではない、主人公のスケッチみたいなのをいっぱい並べる感じの、そういう感じの画面構成で急に出てきたりします。
あー、なるほどね。ビジュアルで打っていくみたいな感じなわけですね。
そうですね。女の子の動きのディティールとか、そういったものを丁寧に描くことによって、漫画の魅力としていくような、そういった作風、あけびちゃんのセーラー服の原作にかなり近い感じの作風を目指している感じの作品です。
なるほどね。だから、飯と女の子の日本歩車で行こうってことだよね。
完全にそうですね。なので、ストーリーの起伏でどうこうという作品は元から目指していないんだと思います。
なるほど。詐欺。
日常のディティールとご飯の美味しそうさというのを目指した作品で、個人的にはそういうテイストの作品も全然楽しめるんですが、やや順位が下がっているのは、やはり結構ディティールの点で、やや細かい点で気になる描写が結構多かったりするんですよね。
もしかしたら、作者さんの考える女の子の魅力全振りにした結果、生活の細かいところですとか、料理の細かいところですとか、そういったところがかなり省略されているのかもしれませんが、
かなり作者さんの絵が嫌いなものを描くために、現実とは違った感じの世界観になってしまっているところがあるのかな、みたいな。
まあ、言葉が難しいですが。そういったところが引っかかったりもするので、日常系として楽しむときに結構ノイズが多かったりするのが、僕の中で順位が上がらなかった要因かもしれないですね。
なるほど。ちなみにどか食い要素はあるんですか?
どか食い要素はあまりないですね。
なるほどね。最近ちょっとどか食い大好き餅月さんにハマってるんで、どか食い要素あるのかなって思ったんですけど。
確かに。ミスさんはアレ好きそうですね。
ありがとうございます。
僕はアレは刺さらなかったんで、もしかしたらグルメマンガ自体多少相性悪いかもしれないですね。
なるほどね。
という感じなので、こちらに関しては本当に雰囲気を楽しむことができれば、十分楽しめるんじゃないかなと。
そんなガッツリ力を入れて読み込むようなマンガでは元々ないので、日常の最中に、日常の合間にホッとするために、ちょっとしたお休みのために、力を抜くために読むのにいい作品じゃないかなという感じですね。
続きまして21位が、バイバイバイという作品。作者あんねこ先生となっております。今年の4月21日から連載開始、毎週日曜更新となっております。
こちらもストレスフル。
これもなんかサムネイル陽気的だよって。
そうですね。こちらは特にはっきりとわかりやすく、サムネイルが刃物を構えた女の子、その顔の半分がアザでボロボロになっているみたいな、はっきり陽気的なサムネイルですね。
こちらもストレスフルマンガですね。
でしょうね。
これでハートフルだったら逆に怖いよって。
こちらも連載開始間もなくて、ここから全然上がる可能性はあるんですが、個人的には結構この作品でいいなと思うところが、主人公、小学生の男の子と女の子の話で、個人的にはタコピーの原罪にすごい近い構図のお話を、主人公がタコピーじゃなく優等生の少年で、SF要素がないみたいな、そういう印象なんですが、まず第一印象としては。
なんかすごくかわいそうな、不幸な家庭のいつも怪我をしていて、学校でもいじめられている、かわいそうだけど、どことなく女性としての魅力を備えた幼い女の子に手を差し伸べてあげて身を滅ぼす少年の話ですね。
なるほどね。まあまあタコピーの原罪の名前どうせしましたが、男の子を主役にした感じだってことですね。
そうですね。あの子よりは主人公はもうちょっとひねくれてるというか、幼いというかなんでしょうね。この主人公の男の子、青葉君という少年、そのクラスもいじめられていて、家では虐待されているらしい赤月さんという女の子に心惹かれている青葉君という少年、この少年の造形が僕結構好きでして、この少年、すごい見た目が格好良くて、学校の成績も良くて、運動もできて、クラスの人気者なんですよね。
で、そんなクラスの人気者優等生の青葉君はずっといじめられっ子の赤月さんのことを、なんでしょうね。まあかわいそうだなと思うと同時に見た目がかわいいな好きだなと思ってるんですよね。で、いつもそのいじめられているのに手を差し伸べてあげたりとかして、で、ある日告白すると振られるんですよ。
で、赤月さん的には青葉君のそのみんなの前では、自分を助けてくれないのに二人きりになると優しくする偽善者っぽいところが嫌だって思ってるらしいんですよね。
青葉君的には、いやそんな自分は悪くないし、赤月さんが悪いっていうか、なんなら最初から全然好きじゃなかったしみたいな感じで、どんどん自己正当化していくんですよ。
はいはいはいはい。
で、そんな中ふとしたことで、赤月さんが家を出て一人家出をする、逃避行をする、旅に出るというのに青葉君も同行することになって、そんな中でこう仲良くなっていったりする感じではあるんですけど、青葉君は常に赤月さんのことをなんか見下してるんですよね。
そうなの?
まあ僕がなんとかしてあげないとなみたいな感じで、この子もかわいそうな子だしなみたいなのとかなんか、まあ結構この青葉君が浅はかに描かれてるんですよ。
はいはいはいはい。まあ小学生らしいっちゃらしいのかもしれないけど。
まあそうなんですよね。その感じが僕はとても好きです。
はいはい、なんかわかりますね。
青葉君のすごいダメな感じというか。
で、そんな中で赤月さんに引っ張られて、どんどん人生を踏み外し中な感じなんで、これがどこまで落ちていくのか、果たして。
まだ具体的な赤月さんの家庭環境とか抱えてる問題とかこの先に待ち受ける悲劇とか、具体的なことはまだ描かれていないんですが、かなり良くないことがこの先起こるんだろうなーですとか、
まあこんな事件があったんだなーとか、に応せとかあったりもするんで、まあ本当今後が楽しみな作品ではありますよ。
なるほどねー。
続きましては第20位。こちらが朧と町。作者の方が石戸裕良先生。
こちらは4月13日、こちらも4月開始で毎週各週土曜更新、月2回の更新となっております。
こちらは田舎から上京してきた西田町さんという女の子と、忍びの里から抜けてきた霞朧さんという2人がルームシェアするような話ですね。
はいはいはい。あれですか?キルミーベイビーですか?
あー、かなり近いですね。
はいはいはいはい。
で、主人公の町さんというその少女というのが田舎のすごい閉塞感のある名家の女の子で、将来的には本当にお家のために子供を産んでくださいみたいなそういう感じのもう古いきつい感じの、そういった感じの家の生まれで嫌だ嫌だあー嫌だと思っていて、
まあ東京の学校に通えるってなって渡りにふねだやったーって東京に出てきて、でなんか自分はすごい優秀ですごい立派な人間になってみせるみたいな感じに思ってるところにクラスの変な浮いてる感じのギャルがいて、なんだこの子と思っていたらその子が実は忍者抜け忍で、御手の手を逃れるために町さんの家に転がり込んでくるという話ですね。
はいはい、だいぶギャグっすね。
そうなんですよね。いや、ギャグ漫画ではあるんですが、第1話が町さんの、ある種の独行やともいえませんが、家の複雑な事情というか嫌な感じとかその辺とかもかなり丹念に描いたりするので、実はギャグギャグしくなっていくのが結構1話の後半なんですよね。だからこれギャグだって思わずに読み始めると、結構戸惑う瞬間もあります。
なるほど。なんかもう、なんだろう、忍者が出てくる段階でギャグやんって思うんだけど、そうでもないのねっていう。
いや、ギャグですね。特に2話まで読むと完全にギャグ漫画の構成になってるんで、2話まで読むと、あ、これ完全なるギャグ漫画なんだってことがよくわかるんですが、1話段階だと結構僕は戸惑いました。
なるほどね。
最初からギャグ漫画であるということを念頭に置いて読む必要がありますね、これは。
なんか個人的なテイストとしては、バックストリートガールズとかケンシロウによろしくを書いていたジャスミンギュ先生みたいな、あのテイストのなんかすごい独特しい感じの日常みたいな。
不条理な日常みたいな。なんかあの落ち着いてるし独特しい感じのブラックユーモアあふれる感じがしますね。
なので結構、2話以降の完全にギャグ漫画としてやりきっている感じのお話というのは、一定の面白さがあるんで、このテイストが好きな人には間違いなく刺さると思います。
続きましてが第19位が、さらしもの作者が尾崎幸太先生。こちらも4月26日連載開始、毎週金曜更新となっています。
内容としましては、殺し屋組織のボスの息子に生まれた丸岡マルク君というのは、幼い頃から殺し屋の英才教育を受けていて、
まだ小学生なんですが、幼さを利用して子供だと油断させて殺しを行うということで、すごい一流の凄腕の殺し屋という存在になっている小学生です。
子供という武器を生かした一流の殺し屋の少年が主人公です。のギャグ漫画です。完全なるギャグ漫画です。
殺しはしないんですか? 死ぬんですよね? そうなんですよね。ちゃんと刺したら血が出るし、死んだら人は死ぬんですが、
でもギャグ漫画、絵柄的にも完全にギャグ漫画のテイストですし、内容的にも結構コミカルなデフォルメ顔とかも使いますし、
この作品世界、マルク君が説明してくれるんですが、殺し屋というのは結構依頼するときに誰に依頼していいかわからないと、みんな。
殺し屋の情報なんて出回ってるわけじゃないんで、誰に依頼したらいいかわからないわけですよ、殺し屋なんて。
そんな中で仕事を勝ち得ていかなければならない、そういう殺し屋というのはみんな必然的にキャラが濃くなっていくっていうんですよ。
それは新発見だね。
キャラが薄いと、じゃあこの人だよって選んでもらえないんで、なんかすごいドクロのピアスをつけたドクマダムみたいな、そういう感じの濃いキャラクターになっていくっていうんですよ。
おー、世界観面白いっすね。
結果、マルク君と引退した凄腕の殺し屋、マルク君の標的となった引退した凄腕の殺し屋の2人を軸としたギャグ漫画なんですが、
マルク君の組織の人たちは、引退した凄腕の殺し屋を片付けるために毎週すごく濃い殺し屋を送ってくるわけですよ。
もう本当に、いかにもギャグ漫画っていう感じの濃い殺し屋を送ってくるわけですよ。
それを引退した凄腕の殺し屋のお兄さんが、いろんな感じで撃退していくみたいな感じですね。
なるほどねー。なかなか設定的には面白そうですね。
そうですね。結構殺し屋はキャラが濃いっていう、あの構図は発明というか、よくできてるなと思いますよ。
で、それをマルク君が、ある種すごい平凡な小学生の感性を持ったまま、でも殺し屋業界にも精通している感じのマルク君が、淡々と突っ込むみたいな、その構図は結構面白いですね。
なるほどねー。
こちらに関しても、今後の展開次第でもっと全然上位に行く感じ、今後が楽しみな作品ですね。
はい。
続きましては第18位、魔女の執行人赤城俊先生。
こちらが去年の10月から連載開始、各週金曜の更新となっています。
内容としましては、まあ、中世ヨーロッパ風の世界観ではあるんですが、まあざっくりとした感じなんですが、まあ基本的にはファンタジー世界観で、
その中世ヨーロッパっぽい世界に月にある魔女の国から魔女がたまにやってきて、まあ悪さをおっしゃりするんで、その執行人と呼ばれている取り締まる側の魔女が、
その悪いことをしている魔女を、まあそうですね、取り締まるという、そういう感じの作品ですね。
はいはいはい。
もう警察ものではないですか?そんな感じなんですか?
まあ近いかもしれませんね。捜査みたいな感じもありますし。
で、一応キャラクター的には、その魔女のナターリアさんと、そのナターリアさんに救われたとある魔女による被害者、魔女の犯罪による被害者のエリー君という少年、
このナターリアさんというムチムチしたお姉さんの魔女と、幼い美少年のエリー君のバディーものというか、まあ同じ様なんですね。
はいはいはいはい、なるほどね。
このナターリアさんというのが、まあ凄腕の魔女ではあるんですが、生活がすごいズボラで、部屋は汚いし、生活態度はダラダラしてるしという感じなのを、
その幼くも買い返しエリー君が、まあ料理を作って部屋を片付けて、朝ですよ起きてくださいみたいな。
お客さん来まして、シャキッとしてくださいみたいな。
そういう感じの世話を焼くという感じの、とても良い感じにど真ん中をついた感じの二人ですね。
で、結構世界観的に面白いなと思ったのは、魔女が月から来るっていうのが、なんか異世界的なそういうお話なのかなと思ったんですが、
普通に月に、マジでちゃんと町と国があって、そこに魔女が住んでるらしいんですよね。
へー。
で、その魔女の国というのは、まあ文明がめちゃくちゃ発達していて、まあなんでしょうね、食料とかも無限にありますし、
で、魔女の国のものは壊れないらしいんですよね。
ほう。
だから、町とか、まあそういうものに関しても、もう数百年単位で、全くそのまま使われてるらしいんですよね。
もうなんか、じゃあ異世界というか、まあ本当になんか、なんだろうね、宇宙人みたいなのいかない?
まあまあ近いですね、かなり。
で、その魔女の国で長らく暮らしていくと、人間はどんどん感情を失っていって、
そんな中、たまに地球にやってくると、その感情に目覚めて、地球すごい素晴らしいとか、私にもこんな感情があったのね、みたいな。
感動する、涙するみたいな感じで、地球にハマって、それがこじれて犯罪を犯してしまう魔女がいるみたいな、そういう世界観ですね。
なるほど。まあまあ悪いですね、なんか毎回なんかそうやったら、その出てくる魔女って濃いキャラクターができそうで面白そうっすね。
まあ一応、何かしら、その地球でこれにハマったというか、地球でこういうものに出会って、それを好きになってしまったが故に、みたいな、そういったことが説明されて、
まあちょっとハートフルな展開、要素を盛り込んでいる、人間ドラマ感も盛り込んでいるような、そういう作品になりそうです。
実は今のところそういった基本構造のお話というのが基本的には一つくらいしかなくて、あとはその主人公のエリー君がかつてその被害をこむったすごい、もう、
物語の中核をなす悪い魔女がいるわけですが、その基本の事件解決ものは一回やって、その後はひたすらその、
悪い魔女との戦っている感じなんで、この話が今後どうなるかはよくわかりません。
なるほど。意外と基本構造の方が何か恐そうなポイントあるわけですけど。
今後も何かその事件解決ものをやりそうな感じはしてはいるんですけどね。してはいるんですが、今のところそのエピソードは1個くらいなんで、
その構成がこのまま続くのかどうかわかりませんが、でもまあ、その月の文明、感情を失った月の文明、まあ読む限りおそらくその完全に、
実はかぐや姫思わしなんですよね。
あーなるほどなるほど。
かぐや姫というかまあ、その原作たる竹取物語ですね。
あれも、あのかぐや姫は地球で感情に芽生える、目覚めるけれど最終的には月に戻って、でまあ感情を失うみたいな、
そういう、特にあのジブリでやったアニメなんかはそんな感じに、そんな感じに描いてましたが、まあそういうお話だったりするんで、その本当に月を常用の国、
全く変化がなく感情もなくなってしまった、そういった国として描いて、まあそこの人と地球人の対比でいろいろドラマが進んでいく感じっていうのはなんか面白い感じがしてますよ。
なるほどねー。
あとは本当にオネショタ物が好きな方はぜひ読んだほうがいいですね。
はい、そこはなかなか魅力的ですね。
続きましては第17位、こちらに関してはランキングでも結構上位ですし、好きな人もいるかもしれないんですが、僕の中で一応17位にしたのが、
クソ女に幸晴れ、岸川瑞季先生となっております。こちら去年の10月から連載開始で毎週日曜更新となっています。
そうですね、ランキングはいつも上位にいますよね。
ランキング上位にいますね。
こちら内容的なところ、結構タイトルとサムネイルだけだとそこまで内容わからないと思うんですが、内容的には、アニメ映画君の名はの大学生版をもっと緩いルールでやってる感じですね。
逆にわかりづらいです。
主人公は須直君という男子大学生、今も大学の映画サークルに入ってるんですが、男子大学生、中学の時に幼馴染と付き合っていた恋人になったんですが、その幼馴染に、実は私、四股してたのって言って振られたという過去がトラウマになっている方です。
かわいそうっすね。
大学の映画サークルで、今度は別の女性に対してまた恋心を抱いて、また自分があんなトラウマがあったけれど、また女性が好きになれるなんてっていう感じでアプローチしている時に、たまたま街中で、中学の時に自分を振った元幼馴染と再会します。
再会して、主人公からしたらもうトラウマの相手なんで、「うわ、こいつ出会っちゃった。やばい。」っていう感じなんですが、相手の女の子は、「あれ久しぶりじゃん。全然変わってないね。よかった。また連絡してね。」みたいな感じで、すごい普通の感じです。
一体何なんだろうな、あの態度は。って思っている翌日、目が覚めると、主人公はその幼馴染と人格が、中身が入れ替わっています。
はいはいはい。うわー、なんかちょっとかわいそうっすね。
で、その幼馴染と身体が入れ替わりつつ、映画サークルの憧れのマドンナとの恋中を進展させたい。どうしよう。みたいなお話ですね。
いやー、なんすか。確かに君の名はそうですよ、確かに。
君の名は、バイト先の先輩とみたいな展開がありましたからね。
そうだね。
で、ここから先、ネタバレの要素どんどん言ってしまいますが、一応入れ替わりのルールというのが、1日おきに入れ替わります。
はい、実はこれも君の名は的な設定なんですけどね。
はいはいはいはい。なんか面白そうっすね。めちゃくちゃ面白そうっすね。
今日は入れ替わって、明日は戻って、明後日はまた入れ替わって、みたいな感じが交互に繰り返されていて。
で、君の名はと違うのは、入れ替わった状態で普通に2人で会えるってことですね。
はいはいはい。君の名は確かに会えませんからね。
だから、サークルの憧れの先輩とデートに漕ぎつけたけど入れ替わっちゃったっていう時には、一応一緒に入れ替わった主人公もついていって、変なことしないように見張ったりとか、そういう感じの展開をやったりとかする感じですね。
なので結構、設定的にもいろいろと盛り上がりそうな感じでありますし、キャラクターデザインもめちゃくちゃ女性のキャラクターデザインが全員魅力的、めちゃくちゃ可愛かったりするんで見どころ満載の感じで、ランキング上位も頷けるんですが、個人的には展開がかなり主人公たちの鈍感さと墓穴の掘り方によって進んでいく感じがやや苦手ではありましたね。
そこが男子の物語の起伏になってるっていう人もいると思うんですけどね。
そうなんですよね。できるだけドタバタさせるために、そんなことしちゃうの?そこはこうしておけばよくない?みたいな感じがどんどん突破されていく感じというのが、ややノイズになる感じがあったりとか、
あとは主人公とか出てくる人の恋愛感に対して共感しづらかったりするあたり、この辺は本当に個人の価値観によるものなので、漫画が面白い面白くないとかでは本当になく、ただ単純に自分に合うかどうかというレベルの話なんで、
本当人によっては全然素直に面白いと思える作品だと思うんですが、個人的には恋愛感のところでも多少躓いたりをしましたね。
という感じではあるんですが、ただこの作品本当に漫画力がめちゃくちゃ高いです。キャラクターが魅力的可愛いというのは言いましたが、それと同時に本当にすごく読みやすいですし、構図とかに関しても、小回りとかに関してもすごく効果的で魅力的で、漫画力がめちゃくちゃ高い、漫画が上手い作品になってます。
なので、ある意味において内容はさておいてということで言うんであれば、本当に万人に一度はお勧めしたい作品でありますね。
ランキング上も納得ってことですね。
読みやすいですし、本当にこれにハマる人には魅力がすごく伝わりやすい作品になっていると思うので、ぜひ一度試しに読んでいただきたいですね。
続きましてが、第16位。
馬刺しが食べたい 桜井さよる先生。
こちらは今年の4月30日から連載開始、毎週火曜更新の一応短期集中連載となっています。
馬刺しが食べたい。
そうですね、こちらはこれから説明する設定にハマるかどうかが全てだと思っています。
まず立派な絵描きになりたいと思っている梅野さんという女子高生が主人公です。
美術部で頑張っているんですが、最近スランプでやけくそで描いた、気晴らしに描いた自分の大好物馬刺しの写実的な絵が賞を取ってしまいます。
本当はもっとすごい美術的な絵を描きたいらしいんですけどね。
でも気の迷いで描いた馬刺しの絵が入賞したんですよ。
良かったじゃないですか。
結果、もう学校では馬刺しの人として有名になってしまったりするんですが、
そんな中、梅野さんのクラスメイトの竹内君というすごいコアモテで伝説の不良だと恐れられている竹内君というのがいるんですが、
当然ただ目つきが悪くて不愛想なだけで全然いい人なんですけど。
よくある設定ですね。
彼はお母さん思いなんですが、お母さんがめちゃくちゃ料理が下手で、でもそれを言い出せず無理していた結果、めちゃくちゃ変色になって、
もう米とたくあんしか食えないという状態になっています、今。
大丈夫?お母さんはそれ、自分の飯食えてるの?死んでない?大丈夫?
かなり大変そうなんですが、ただその馬刺しの絵を見た瞬間に美味しそうと思った結果、なんと馬刺しが食べれるようになりました。
おお、良かったじゃないですか。
結果、そのコアモテでクラスに恐れられている竹内君が梅野さんに、
あなたの絵はすごい魔法のような素晴らしい作品だ。あなたは天才だ。
ぜひ自分のためにいろんな食べ物を描いてほしいってお願いしてくるんですね。
で、梅野さんは当然立派な画家になりたいになって、そんな馬刺しの絵とか別に描きたくて描いてたわけじゃないんで、
あまり気乗りはしないんですが、でも竹内君があまり美味しそうにご飯を食べるものだから、
まあじゃあたまにならということで、竹内君が最近これが食べたいんだけど描いてくれないかみたいにお願いされると、しぶしぶ描くという感じの話ですね。
なるほどね。なかなか良い恋愛が始まりそうじゃないですか。
そうですね。恋愛漫画といえなくもないというか、一応ジャンルとしてはラブコメなのかなという感じでありますね。
なるほどね。これからグルメ漫画になるかもしれないってことですか。
まあまあグルメ漫画の様子も当然盛り込んではいますよ、という感じなので、この食べたいものの絵を描いてもらわなければ食べれないという設定を面白そうと思う方はぜひ読んでほしいですね。
僕は結構面白いなと思ったんで、一応17位にして。結構荒削りな作品ではあるんで、作品自体も短期集中連載という感じですし、作品自体も面白そうですが、それより作者さんの今後の成長展開が楽しみだなという感じですね。
続きましては第15位。こちらがアストロベイビー 森谷志郎先生。今年の2月から連載開始。各種土曜更新の作品となっています。
こちらはSFです。結構遠目の未来かもしれませんね。まあ、はっきりしたことは語られないんですが、ある日、隕石が落ちてきて、その街がクーパー病という病気が蔓延して、要するにゾンビみたいな人がいっぱい湧いてきたんですね。
湧いてきたというか、隕石の落ちてきた街に住んでいた人がある日突然、ゾンビみたいになって理性を失って人を食っちゃうという、そういう感じですね。
おー、めちゃくちゃ怖いじゃないですか。
はい。で、主人公のビリー君というのは、そこで生まれ育った、その街で生まれ育っていた少年だったんですが、まあ、街が閉鎖される前に一応街の外の親戚のうちに避難することができてはいるんですが、
街には憧れのお姉さんだった隣の家のお姉さんというのがまだ暮らしていて、それを助けに行くために軍人になってその街に戻ってきました。
で、その頃にはお姉さんは結婚して離婚して、今は独身の妊婦さんとなっている状態ですね。
で、まあ主人公がそのお姉さんのために街に舞い戻って、まあ俺がその子の父親になるよみたいな感じで立候補していて、お姉さん的にはあなたのことそんな風に見てなかったからドキドキみたいなそういう展開だったりするんですけど、
そこに、その数年前にクーパー病が蔓延する前に落ちてきた隕石と同じ隕石がもう一度落ちてきて、結果お姉さんは当然クーパー病にかかり、
で、生まれた赤ん坊というのは地球外生命体に憑依されて日本語を喋るようになり、
で、そしてその赤ん坊に力を貸したり貸してもらったりしながら、そのお母さん、憧れのお姉さんをなんとか助けたい。クーパー病になった人間は戻らないとは言うけれど、その可能性はあるんじゃないかなんとかしたい。
全ては地球外生命体の何かが関わってるらしいぞみたいな、そういうお話ですね。
ほうほうほう。本当にだからSFだし、サバイバー、サバイブ者って感じるわけですね。
まあそうですね、サバイブ者っていう感じではないんですよ、実は。
そうなんですか?
人喰いになった存在というのは結構管理されてまして、発見次第ちゃんと射殺されてるんですよね。
で、ある日突然なっちゃうからどうしようもないんですけど、なった人に関してはもう射殺したりとかしてる感じで、そんなに社会崩壊してないんですよ。
むしろ理性を持たず単なる人喰いになってる人は普通に排除されてるんですが、
宇宙人に感染した上で理性を持ってる人たちっていうか、その赤ん坊みたいに宇宙人に意識を乗っ取られてる人たちというのが社会に紛れ込んでいて、
まあその人たちと地球の支配権をかけて赤ん坊が争っているその間に主人公が開罪する感じですね。
はいはいはい。
おー、なるほどね。どちらかと言うと寄生獣みたいなノリな感じじゃないですか。
あー、まあ近いものがあるかもしれませんね。
本当に人間以外の戦いに主人公が巻き込まれていくという感じで、
主人公的には本当にお姉さんを助けたい一心で、赤ん坊が居場所ならテレパシーみたいなものでわかるから、
自分に協力したら会わせてやるみたいな、ただ会っても助けられないと思うけどなみたいな感じで、
そういう共闘関係を続けていくという感じですね。
なるほど。
という感じで、まあ真っ当なSFバトル漫画という感じをやっているんですが、
まあそうですね、これも今後の展開次第で盛り上がっていきそうではあるんですが、
現状面白いけど、まあそこまで極端に尖っている部分がないから、
僕の中の評価はそこまで上がってないかなという感じですね。
なるほどねー。
全体的によくできている作品ではあります。
はい。
第14位がナビガトリア。作者の方が押井石若先生。
こちらは今年の2月から連載開始、毎週日曜更新となっています。
こちらはSFでかつ遠未来SFですね、かなり。
ほう。
というかまあ地球じゃないのか。いやでも一応地球という名前か。
まあまあその遥か未来、まあ宇宙戦争で地球が初の植民生を獲得したという設定で始まります。
まあその宇宙においては後進国であるところの地球がついにやっと植民生を手に入れたぜ、
植民地たる星を手に入れたぜという形で、
その植民生の支配者の座をかけて100の国の人たちが優秀な子供を出し合って一つの学園で競わせて、
そこでナビガトリアという称号を得た人がその星の支配者になれるという、そういう世界です。
主人公のマナブ君というのは地球において有名な独裁国家、処刑が蔓延する独裁国家、
娯楽も自由恋愛も禁止、すべて結婚相手も国家が決めますみたいな、そういう感じの独裁国家の出身で、
国の命令で独裁者になってこい、その国を支配してこい、我が国のものにするんだ、その植民生をという形で送り出された主人公です。
じゃあ優秀ではある感じなんですか?
優秀かどうかはさておいて、主人公はとりあえずその自由恋愛禁止のところで幼馴染の女の子のことが好きで、
その子と結婚するために、ある種自分の祖国を崩壊させるというか、祖国に縛られない存在になるためにナビガトリオを目指すという感じなので、
ある種祖国に対する裏切りを胸に秘めて、そこに送り込まれるという感じですね。
かつ故郷に残してきたその幼馴染というのはもう、国家によって結婚させられるかもしれないし、処刑されるかもしれないし、明日も知れない身だしという感じで、
それを背負ってオスラ・アンドランチーミの女の子との人生を賭けて、学園に乗り込んでいくという感じで、主人公は当然独裁国家においては超優秀なトップオブトップの生徒なんですが、
世界中の人が集まる学園に行くと成績はかなり下でした。
おだしょー まあまあ、そうはしようがない。
わが国の教育はこんなに遅れていたのかというところから始まります。
はいはいはい。
やっとやっとで植民生を手に入れるところに来ただけだもんねっていう。
おだしょー 植民生を手に入れたのは地球全体で手に入れたんで、地球全体はまあそれなりに進んではいるんですけど、
ここを僕も読んで結構この処刑国家っていうところが何なのか最初はわかりづらかったりしたんですが、
地球というのは今宇宙進出中で植民生を獲得しました。それは地球全体で一応獲得しました。
地球にも一応まだいっぱい国があるらしく、その中の国の一つ独裁国家が主人公の所属している国です。
あとは魅力的なヒロイン、学園側のヒロインとして、故郷に残してきた幼なじみとはまた別のヒロインとして、
その学園に植民生の原住民、デメテール人という原住民の中の超優秀な女の子、ナビーちゃんという子が、
一応特大生というか特別生枠でその学園にいまして、一応ナビーちゃんがナビガトリアになったら、
その星は一応原住民の一つの国として認めてあげるけど、
もしナビーちゃんが選ばれなかったら原住民は家畜になりますっていう条件で頑張ってます。
それはちょっとかわいさすぎは言っちゃいませんか。
人間とは認めず家畜になりますが、もしナビーちゃんが一位になったら一応人間として原住民の国という扱いにしてあげますという感じで戦っているナビーちゃんも、
原住民ということで人種が違いますし、結構学園の中だとかなり迫害されがちなんですが、
主人公はナビーちゃんの頑張りも認めてるし迫害されてるのも許せないから、
正々堂々と戦おうじゃないか、胸を張りたまえって言っちゃって、学園では嫌われますね。
かつ、主人公はナビーちゃんが一位になったら処刑されますし、逆に主人公が一位になったらナビーちゃんたちの一族は家畜という扱いになっちゃいますし、
重たいものを背負ってるんですが、でも見捨てられないっていう感じでついつい死を送ってしまう感じですね。
そんな主人公の真っ直ぐさにだんだん味方も増えていってみたいな展開のお話になっていて、
本当に結構気持ちよく読める少年漫画的な厚さのある作品になってますよ。
あとちゃんとナビーちゃんが可愛いです。
それもいいですね。
可愛いんですけど、結構早々にクラスが変わって絡みがやや少なくなっているのが残念ではあるんですけどね。
確かに拾いはずっといてほしいですもんね。
そうなんですよね。お話の要所要所で、〇〇組はナビーちゃんがこうなってるらしいぞとか、
ナビーちゃんがあの時涙を流してたけどあれは何だったんだろうとか、色々と伏線はあるんですが、
常時出ずっぱりという感じではなかったりするんで、
まあまあその他のヒロインキャラもだんだん出てきてはいるんですが、
その辺結構もっとナビーちゃんみたいなと思ったりする感じの作品になっています。
続きましてが第13位。
こちらは扱いがかなり困ったんですが、一応13位にしました。
俗テルマエロマエ、山崎真由里先生。
今年の2月から開始し、毎週火曜更新となっております。
まあまあ、テルマエロマエ、超有名作品ですからね。
まあもはや説明しませんよ。本当に皆さんご存知テルマエロマエの完全続編です。
こちら結構テルマエロマエ前作どういう作品か、まあほとんどの人が知ってると思うんですよ。
古代ローマの浴場儀式の方が現代日本の銭湯にタイムスリップしてきて感銘を受けて、
その現代日本のお風呂文化を古代ローマに持ち込んで色んな問題を解決するというお話ですね。
そこまでは皆さん知ってると思うんですが、
意外とその前作テルマエロマエが最後どうなったかって覚えてない方、読んでない方結構いらっしゃるかもしれないんですが、
前作のラストって、現代日本の古代ローマ研究者の女性と主人公が結ばれて一緒にタイムスリップして、
古代ローマで2人一緒になるんですよ。で終わるんですよ。
そうだっけ!?
そこまで結構読んでる方、覚えてる方って意外と少ないかもしれませんが、
その正当続編です。
第1話段階だとちょっとパラレル設定なのかなと思ったりもしたんですが、
第2話1個もどんどん読んでいくと、
その日本人女性と一緒に暮らしていたけれど、その女性が謎の失踪を遂げて今探しているみたいな、
そういう設定が出てきて、完全にあの続きなんだというのがはっきりわかるようになってますね。
という感じで、本当に前作の面白さをそのままに、
主人公が前作では扱われなかった現代日本のさらなる温泉文化を、浴場文化をどんどん古代ローマに取り入れていくというような、
全く同じような話をやってます。
それはもうだって、ちゃんと1回受けたはずですからね。
それはもう続編としては同じ味やれなかったことですよ。伝統ですよ、もはや。
いや本当に逆に変えられたら困りますからね。
そうね。
という感じなので、普通に当然面白いです。
なのでこれが、なんでしょうね、テルマエロマエという前作なしでこの内容を掲載してたら、僕は普通に1位にしてた可能性がありますが、
やっぱり前作がありきでありますし、前作でやっぱりその衝撃を一度受けてますからね。
そうですね。
その点でやっぱり、まあもはや安心の味となってしまった点で、今回は1位にせず一応13位という、本当に扱いが難しいんですが一応13位という感じにしました。
続きましては第12位。
こちらが実音アンプラグド。
作画が正屋カナ先生、原作が小森サジ先生、あと一応企画という扱いで伊藤潤之さんという方が関わっています。
企画というのがどういった感じかわかりませんが、企画という方がいらっしゃいます。
こちらは今年の3月連載開始で各種日曜更新となっています。
内容としましては、19世紀の哲学者キルケゴールさんが気がついたら現代日本にいまして、哲学の話をするんですが公釈をたれるんですが誰も聞いてくれない。
そんな中、路上のミュージシャンを見て音楽に乗せれば自分の主張を聞いてくるらしいということに目覚めたキルケゴールさんは現在でバンドを始めるという話ですね。
パリティ神戸を一生覚えましたからちょっとそれとは違うってことですね。
かなり近いものを感じますが、でもこれに関してはよりロックと哲学というものの神話性みたいなものを前面に押し出している感じなんで。
またもう一足二足乗っかっている感じですね。
ロックな感じで哲学的思想を叫ぶんですよ。
絶望に打ち勝つのは可能性であるみたいな。そういう本当に哲学書でキルケゴールさんが言ってるというセリフをロック調に描いてファンが感銘を受けるみたいな。
ロックは生き方哲学一ですからね。そりゃそうですよっていう。
そうなんですよね。なので本当にその哲学者というもののロックさというものを音楽と重ね合わせている構図というのが本当によくできてます。
なるほどね。なかなか面白そうですね。
そうですね。ちなみに居酒屋に入ったらジョン・ロックさんという哲学者が転生して働いてて、なんか哲学論になったりとかする、そういう世界観ですね。
いいのかそれって思うんですけど、なるほどねっていう。
おそらく現代日本の中野あたりに哲学者がいっぱいタイムスリップしてきてる世界観っぽいです。
なるほどね。それはまたいろいろだから、発展させるわって思ってますね。
なんかちょっと有名哲学者同士がフリーターとして絡んでる感じとかが、多少セイント・オニーさん的な雰囲気もあって、独特な読み味があって面白いですね。
なるほどね。
結構コメントとかでもいろいろとピックアップしてる方がいますが、ちょっとした買い物の最中の主人公の迷惑行為とかに関しても、ちゃんと哲学者としての元ネタ、歴史上の元ネタがあったりするらしくて。
で、その哲学的な思想を言うとすごいダメ人間に聞こえるみたいな感じとか、その哲学ネタ維持も面白いですし、おそらくかなり教養の高いハイコンテクストな作品になってますね。
いいっすね。
いや、かなりあれは読む価値のある作品というか、読み応えのある作品に違ってると思いますよ。
読んでるうちにじゃあ哲学を学べて頭が良くなるって感じか。
いや、間違いないですね。
続きましてが第11位。
こちらも9位に入れるかめちゃくちゃ迷った作品ではあるんですが、一応新連載作品としてビヒペディアに書いてあったんで入れました。
そして11位にしました。
怪獣8号再度B。
こちらは怪獣8号のスピンオフ作品なんですが、一応新連載という扱いだったので入れてみました。
原作の方は当然松本名古屋先生原作の怪獣8号、それを元にした作品。
形式としては一応怪獣8号のスピンオフ小説がまずありまして、安藤圭司先生という方のスピンオフ小説がまずありまして、その小説を今回平野健太郎先生が漫画化した作品がこちらサイドBとなります。
ジガとすごい進むほど平野先生ですか?
そうですね。ジガという作品で現在の週刊少年ジャンプに怪獣漫画で挑んだ平野先生が作画をされています。
なかなかいいコラボレーションですね。
正直、画力に関しては申し分のないレベルというか、キャラクターに関してもめちゃくちゃ元の怪獣8号に似せてるんですよね。
というか再現度、僕レベルだと正直見分けがつかないです。
そんなですか?
全然見分けがつかないですし、特撮描写、怪獣描写に関しても原作顔負けとは言いませんが、原作に負けずおぞらずの感じの、本当に平野先生のある種特撮愛があふれている感じの怪獣描写、特撮描写になっています。
なるほどね。
という感じなので、人によっては本当に本編に負けずおぞらずの面白さ。
本編よりも短くエピソードがまとまっている分、完成されている分、完成度が高いんじゃないかという人がいるぐらい面白い作品にちゃんとなっています。
あくまで原作としている小説がその短編集の中の短編を一編一編漫画化している感じなので、小じんまりとした作品にはなっていますが、
単品でも面白いですし、ちゃんと原作のキャラクターの深掘りになっていて、原作と合わせて読むとより原作の怪獣八王子が楽しめる感じになっていて、
本当に面白いですし、本当に平野先生の特撮描写が読みたい。
字がすごい良かったな、印象に残っているな、いいところがいっぱいあったなと思っている方はぜひ読んでほしいです。
そうですね。
了解です。
ここからトップ10に入ります。
第10位が対世界妖魔法少女ツバメ、マポロ三郎先生になっております。
これは僕も読んでるんでわかりますよ。
こちらは去年の10月から連載開始毎週土曜更新となっています。
マポロ三郎先生は当然週刊少年ジャンプ本誌でピピピピピというピアノ漫画を連載されていたマポロ先生になります。
ピピピの段階ですでに独自の漫画表現とストーリーテリングを押し出していた、見せてくれていたマポロ先生ですが、
より本領を発揮というか、より自由に描いている感じがしてくるのが対世界妖魔法少女ツバメですね。
そうですね。確かに自由に描いている感じがしますね。
序盤10話くらいはストーリーを説明できないですかね。
わかんないよね。難しいよね。掴みどころがないくらいだよね。
謎の世界観で謎の魔法少女になった主人公のツバメちゃんが、謎の力で謎の敵を倒していく話ですか。
そうですね。
ただそんな中で、そのノリとかデザインとか。
あとツバメちゃんに関しては一応何もわからない少女ということで一応読者も乗っかっていきますんで。
ツバメちゃんというこの人格の面白さ、言動の面白さ、その魅力と、あとは本当に世界観のマポロ先生のパワーというのを楽しむ、そういった作品になってますね。
そうです。
という感じなので、ちょっと万人にオススメはしづらいなというのは確実にあるんで、そこまで上位にはしてませんでしたが、
やっぱりこの間違いようのないパワーというのを浴びれる作品ということで、10位にしましたよ。
確かにそれはもう間違いなくパワーはある作品ですかね。
という感じで万人にはオススメできませんが、刺さる人にとってはとても楽しい作品なのは間違いないと思うので、
こちら、どこまで読んだらいいか、できればやっぱりお話が見えてくるところまでは読んでみてほしい気がしますね。
だんだんこの世界の成り立ちとかが最近ようやく語られ始めたので、そこまで読んだらまた印象変わってくる可能性もあるんで、
序盤でついていけない人も読んでほしいですけど、でも序盤でついていけなかったら無理かもしれないですね。
そうですね、うん。それはわかります。
まあまあ、試しに手に取ってはいただきたい作品となっています。
そうですね。一回俺も挫折したか。ガルちゃんにオススメされてまた読み始めたって感じ。
そうですね。で、次々にましてもこれ入れるかどうか迷ったんですが、やはりビキュペリアの新連載リストに入ってたんで入れました。
第9位、ルリドラゴン、しんどうまさおき先生という形で、こちら週刊少年ジャンプからの移籍となります。
そうですね。
はい。
まあまあ、これ生かしてもまさに説明不要でしょっていう。
そうですね。もう本誌でやっていたんで、そちらに載っていた時も一通り語ったんで、聞いてくださいという感じはあるんですが、
一応ジャンプフラッシュに移籍して一応1回載りましたが、各週月曜更新という形で、
内容的には本当に普通の女子高生が実はドラゴンと人間のハーフだということがわかって、ある日突然角が生えてきて、炎が入ったり雷を出したりとかして、
まあ大変だけれど、でも頑張っていくぜっていう日常を丁寧に描いている感じの作品ですね。
本当に可愛い女子高生が不思議な力を手に入れてバタバタして可愛いという、そういうのを魅力的な画風とゆっくりと進む時間、テンポ感で描いていくような、そういった日常系作品です。
そうですね。我々も毎週の感想とかでね、今週のベストルーチャーみたいな話してましたからねっていう。
本当にその、やっぱりディティールの描写というのをすごく噛み締めて、噛んで噛んで楽しんでいけるような作品になっているので、こちらは結構万人受けするんじゃないかなという気がします。
そうですね。
結構評価として、ジャンプで連載している時にそれほどハマらなかったという方に対してもうちょっとお伝えしたいのは、
僕もジャンプで連載している時にリアルタイムで読んでいて、面白いなと思った度合いよりも、移籍のタイミングで全話まとめて読んだ時の方が、なんか遥かに面白く感じたんですよね。
ほう。
なのでなんか、作品の連載ペース的に週刊連載でやってはいたけれど、もっとまとまった量で読んだ方が面白いのかもしれません。
単行本で、まあそういう感じってことですね。
そうですね。
あとはやっぱりお話の全貌が見えた状態で読むと、連載序盤の方もより面白さが増したりするので、本紙連載中にそこまでハマらなかったという方もせっかくの機会なので、
試しにジャンプラスで1話無料で読めると思いますので、ぜひ読んでいただきたいような気がしますね。
なるほど。
またリアルタイムで読んでいた時とは違った印象があるかもしれません。
第8位。これは人を選ぶかもしれませんが、僕は8位にしました。
夏の終点西尾拓也先生。
こちらは去年の11月から連載、各週火曜更新短期集中連載となっています。
こちら内容的には、中学生の夏川さんという女の子。
周りに馴染めないというほどではないけれど、独自の空気感をまとった女の子が愛川くんという、
爽やか少年っぽい感じだけど、やっぱりちょっと完全に人とは馴染んでいない感じの少年。
なんとなく帰り道、電車に乗っている時とかにガラガラの車内で近くにいたりとかして、
ある日ちょっと話しかけたら、なんか話をするようになって仲良くなって、なんか好きになったりするけれど、
でも愛川くんは義理のお姉さんが好きっぽくて、みたいな話をめちゃくちゃゆっくりしたテンポと
余白の多い画面とシンプルな線で美しく描き出すお話です。
そう、なるほど。
なんか芸術っぽい感じってこと?
かなり美的な、美術的な観点で楽しめる作品になっていると思いますね。
本当にサムネイルなり、あとは1ページ目、軽く開いて出てくるイラストなり、そういうものを見て、
いいな、おしゃれだな、なんか魅力的だな、なんか昔の絵画っぽい感じもしていいなみたいな、
ちょっといいなと思った方はぜひ読んでみてほしいですね。
はいはいはい。確かにパッと見ましたけど、少女漫画っぽいわけでもないという感じの、確かにこれは独特な絵柄ですね。
そうですね。たぶん美術的な素養のある方なんかはあれっぽいなというのを適切に挙げられる気がするんですが、
なんかそうなんですよね、水彩画風のかつそのキャラクターキャラクターしてない感じの、でもデフォルメの効いた絵本っぽいというか何というか、
すごく魅力的なキャラクターの描き方をしてますからね。
そうですね。
という感じで、この絵がいいなと思った方は読んでいただくと、本当にお話の内容的にも丁寧に丁寧にその空気感とかを描いていく感じ、
中学生の女の子の何とも言えない気持ちの揺れ動き、初恋のその空気感みたいな、夏の空気感みたいな、そういったものを本当にこの絵柄みたいな感じに描き出すストーリーですから。
モノローグもまたほとんどないんですよね。
はいはいはい。
セリフ自体もめちゃくちゃ少ないですし、モノローグはさらに少ないですし、何かコマの表現、イラストの描き方、目線の動かし方、表情、
あとは本当に間の取り方で気持ちのすべてを表現するような、そういった作品になっています。
内容的には本当に初恋の切なさみたいな感じで、新海元監督の秒速5センチメートルという作品が良かったな、もう一回見るのはきついけど最初に見た時良かったなと思っている方とか、
普通に今でも見返しちゃうくらい好きだよという方とかにはぜひ読んでほしいですね。
というか、絶対読んだほうがいいですね。
絶対です!
最新話まで読むと、なんか僕の言わんとすることがより分かると思います。
はいはいはい、じゃあちょっと期待して、俺も読みたいと思います。
本当になんか切なく苦しくなってきますし、夏の終点というそういうタイトルにはなっていますが、この少女の初恋が果たしてちゃんと決着を迎えるのか、
それは秒速5センチメートル的なああいう終わり方になってしまうんじゃないのか、果たしてという感じで楽しみな短期集中連載です。
はい。
ちなみに作者の西尾先生、経歴を見ると、これが当然初連載ではあるんですが、2021年にジャンプルーキーアナログ文法賞というのを準入選。
多分そこで最初に名前が出ているんだと思うんですが、その時点で19歳と年齢が書かれているので、現在おそらく22歳ぐらいの方だと思いますね。
いやー、めちゃくちゃ将来が楽しみですね、この方。
そうですね!
という本当に期待の新芸、本当に心身機営の感じの方の作品となっております。
続きましてが第7位、ケントゥリア。
作者が倉森徹先生。
こちら、今年の4月から連載開始、毎週月曜更新となっています。
まあまあ本当に連載開始間近なんで追いかけやすい作品だと思うんで、ぜひ一回読んでほしいですね。
続きましてが第6位、こちらがゴーストフィクサーズ、作者の方が田中泰樹先生となっております。
サマータイム連打の先生ですね。 そうですね、サマータイム連打の先生ですし、あとは週刊少年ジャンプ本誌の方で言えば、ひとみのカトプレパスですとか、カギ人を連載されていた田中先生ですね。
それも本当に実力派ですよね。 まあそうですね、2作品本誌で短期打ち切りをくらってはしまったんですが、その後サマータイム連打で本当にかなりヒットになりましたし、
映像化もしている作品なので、もう今は完全に大御所と言っていいんじゃないかという感じのベテラン作家の方ですね。
今回のゴーストフィクサーズに関しては、こちらタイトルがめちゃくちゃミスリードだと思うんですよね。
そうですね、これも読んでるんでわかってますけど。 心霊退治者に見えるじゃないですか。違うんですよね。
どちらかというと異能バトルに近いものがあるんですよね。という感じなので、内容的には本当に田中先生のデビュー作、ひとみのカトプレパスに結構近いテイストに舞い戻ってきたのかな。
またそこで挑んできたのかなっていう感じもする異能バトル感もあるんですが、戦う相手というのが人間ではなく、ゴーストと呼ばれる存在。
この存在が、これが説明…説明がなんでしょうね。SCPなんですよ。わかりますか? そうですね。俺はわかりますけど。
たまにジャンプの漫画感想とかしてる時にもコメントでいただいたりとか、僕もたとえに使ったりしますが、SCP財団というネット上とかでよく使われている共通世界観、クリエイターがみんなで使っているシェアワールドがあるんですよね。
そのSCP財団という世界観は、この世の中には人種を超えた謎のいろんな存在があって、それを管理する団体がいて、その団体っていうのが事務的に報告書…という異常存在がありまして。
そこで…したらこういう異常が起きて、実験体が何人死にましたみたいな報告書を読んで楽しむみたいな、そういう世界観があるんですよね。
で、現在のクトゥルフ神話と呼ばれるような感じで、結構クトゥルフがわかれば、SCPもそれみたいなものでわかってもらえるかと思うんですが、
漫画の内容に絞って言えば、ゴーストという本当に人種を超えた存在、それは生き物であったり、本当に心霊的な存在であったり、アイテムであったり、呪いみたいなものだったり、本当にいろんな人種を超えたもの、オカルティックなもの全てをまとめてゴーストと呼んでいる。
そういう世界観の中でゴーストを構成する、文章を構成すると同じ感じの構成で、ただして現実のようにする、現実にあり得るように直していくという、そういう存在のゴーストフィクサーという方がいらっしゃって、そのゴーストフィクサーであるところの主人公の少年と相棒、バディの女の子の戦いを話ですね。
なかなか本当に構成が面白くて、第1話とかで引き込まれる感じでしたかね、これ。
そうですね、そのオカルティックな感じ、やっぱりSCPの都市伝説的な面白さというのを真正面から取り組んでいて、やっぱりその世界観はすごい魅力がありますよね。
またそのゴーストというのがいろんな由来があるらしく、それこそすごい昔から古代から続く神社とかの、そういうところでもそういったゴーストを管理してたりとかするみたいな感じで、本当に古来から世界中に存在している異常現象が、何かしら具体的な事件があるらしいんですが、主人公のお父さんの絡んだ何らかの事件があるらしいんですが、それによってある一つの街に集まっちゃったっていう世界観なんですよね。
だから世界中に存在していた古代から存在していた異常存在ですとか、最近発生した都市伝説みたいなものとか、そういったものが全部まとめて一つの街に集まってしまったところでお話が展開する感じの、何でしょうね、本当にスーパーロボット対戦オカルト版みたいな、そういったある種のクロスオーバー感もある大変面白い世界観になっています。
SCPにおいては、Kクラスシナリオという世界破滅シナリオと呼ばれている、世界が破滅するレベルの出来事、アイテムとかが結構面白く描かれたりとかするんですが、それに値するものがカテゴリー5という、ゴーストカテゴリー5というのが世界終焉もしくは人類滅亡につながるアイテム、ゴーストであるっていう感じで、
それに関して、そんなに脅威になるように見えないようなゴーストが、実はちょっとひとひねりして考えると世界滅亡につながっているみたいな、その解釈の面白さみたいなものもありますしね。
その辺もすごいSCPっぽい感じですとか。あとは、主人公がゴーストを取り上げる、ゴーストを紹介するYouTube動画を見ているところから、その動画のところからお話が始まるんですが、その動画も完全にゆっくり解説風で、これもまたSCP財団ものの動画っぽいんですよね。
動画でも俺も好きですね、確かに。
おだしょー SCPネタってYouTubeで見るとゆっくり系、オリジナルキャラクターなんですが今時は、でもゆっくり系の解説動画がめちゃくちゃ多いんですよ、SCPって。
そういう点で、このゴーストもゴースト紹介ゆっくり動画から始まるっていうのはめちゃくちゃやっぱSCPオマージュなんですよ。
なるほどね。もう分かりやすいですからね、ゆっくり説明。
おだしょー まあそうですね。いや結構クトゥルフに比べるとSCPってまだあんまりメジャー漫画で取り上げられてなかったり、使われてなかったりする感じがするんで、ここまでがっつりSCPものをやってきたのかっていう感じで、その点でそのジャンル的な期待もあって、僕はめちゃくちゃ楽しみですね。
楽しいですね。
おだしょー 能力バトル的にもその能力を起点を生かした使い方で逆転みたいな、そういった描き方というのは、まだ明確な敵キャラはいないんですが、敵のいないジョジョみたいな、幻想と戦うジョジョみたいな感じで、かなり能力バトルとして楽しんでみれますからね。
そうですね。
おだしょー いやまっとうなバトル漫画の完成度としても高いので、ぜひ読んでいただきたいですね。
おだしょー 第5位が、これもまただいぶ賛否別れそうですが、僕が5位にしました。
暗黒デルタ、作者の方がアルパ先生となります。
こちらは今年の3月から連載開始毎週月曜更新となっています。一応公式ではジャンルダークアクションとやっていますが、こちらも他の作品引き合いに出しちゃいますが、やっぱコメントでもめちゃくちゃドロヘドロっぽいってみんな言ってますね。
はいはいはい。まあまあまあ、名作漫画ですね、ドロヘドロ。
おだしょー はい、僕も大好きドロヘドロ。ドロヘドロっぽい感じの世界観、これがまた魅力的で、デルタという異世界が存在するんですが、
それはこの現代日本、この現実の世界と同じような世界の裏にデルタという存在があるんですよね。
で、そのデルタという世界は、かなり病的なデザインの、かっこいいデザインのクリーチャーみたいな住人たちがのんびりほがらかに暮らしているんですが、
街の造形もなんか本当に廃墟みたいな、ごちゃついたみたいな、空論上みたいな、そういった本当にドロヘドロチックな感じの、ごちゃついた感じの世界に住んでるんですが、
その世界は完全にこの現代日本の裏側に存在していて、で、その現代日本の人たちが悪い感情、悪き感情を持った瞬間に、向こうの世界でそのエネルギーが転現するんですよね。
殺人とかをしたりとか、もしくは殺人、殺されそうになった人が恐怖を覚えたりすると、そのエネルギーというのが向こうの世界にふわっと出てくるんで、
それを向こうの世界で吸い取って、クリーチャーの住人たちはそれで生活してますし、で、街中の文明、ギミックというのもそのエネルギーで動いてますし、なのでとても大事なんですよ、エネルギーが。
大事ですね、確かにエネルギーは大事ですね。
なので漫画の構成的には、この現代日本で起きる人殺しみたいな事件、何か人が襲われてるみたいな事件というのと、それをデルタの人が、あ、エネルギーだ、抜こうって言って抜いた瞬間に、そのエネルギーを抜かれた人というのは、
具体的には描かれないんですが、意識を失って倒れてるんで、おそらく死んでるんですよね。
まあまあまあ、なんか死にそうな雰囲気ですね。
なので、こっちの世界で借金の方に人間をさらってきて臓器売買するぜ、殺してやるみたいな人が、デルタの世界の人が、あ、エネルギーだ、抜こう、チューってやると、ウッて言って死んじゃうみたいな。
基本構造はそれですね。
かつ、デルタの人というのはこの人間世界に入ってくる、やってくることができて、で、人間世界にやってきて何をするかというと、悪い感情をみんなが抱くように頑張ります。
ああ、もう悪いやつなんじゃないですか。
まあそうですね。いやもう、政治とか大外社とかにもどんどん潜り込んでますし、そこでもう政治的な戦いが起きるように、テロが起きるように、ブラック企業がはびこるように、戦争が起きるように頑張ってます。
いやー、さすがの、なんだから暗黒なんすよ。
暗黒、まあそうですね。で、それをすごいのんびりほがらかにやってます、みんなが。
ああ、なるほどね。まあまあ、軽らかしてみればね、まあ生きる糧ですからね。
まあもう本当に倫理感が全然違うんで、ちょっといいバイトしないって言って、カルト教団の教室やってよみたいな感じで、じゃあやってみるかーって言うんで、カルト教団のところに行って、世界をはめさせよう、わーみたいな感じで、ああ楽しかったみたいな、そういう感じですね。
なるほどね。いや、いい意味で最悪っすね。
で、その中、主人公は一応女性、オーロラさんという女性型のクリーチャーなんですが、人間界に来る時には人間の擬態みたいなものに入っていて、で、そこでたまたまオーロラさんがエネルギーを吸ったことで救ったことになってるけれど、お互いそのことは全く知らない、親なしごの、全くお金のない親なしごの少年と、まあなんとなく懐かれたりとかしてるんですけど、まあオーロラさんに関しては本当に倫理感とか何にもないんで、
まあまあすごい風俗と皮肉の利いたブラックコメディーな感じのやり取りをするんですよね。
はいはいはい。
いやー、という感じでありつつ、なんかデルタに対して敵対している人間組織が出てきたりとか、で、またデルタの世界にも何か争いみたいなものが、敵対してる組織があるらしいみたいな感じの展開とかがあったりするんですが、まあ殺したり殺されたりっていうのも全部なんかゆるーくやってくるんですよね。
ゆるさは大事ですね。
なんかやっぱデルタの人たちは基本的にめちゃくちゃ全員強いのか、なんか襲われたりとか戦ったりとかしてもあんまり危機感がないんですよねみんな。
まあ、はいはいはいはい。
あれが実際どのくらい死なないものなのか、今戦っている存在はどのくらいの脅威なのかはよくわかんないんですが、とにかくみんなゆるーく、わー襲われたー、いいや、よかったーみたいな、なんかゆるーく展開していく感じがとても魅力的です。
はい、なるほどね。
という感じなので、本当にドロヘドロを例えに出されるのはよくわかる感じで、あの辺の雰囲気、あのゆるさというものがとても好きだったなという方にはぜひ読んでいただきたいです。
はい。
で、残り4つになりました。第4位がゴゼホタル。作者の方が東谷幸先生となっています。
こちらはめちゃくちゃ高価な時代劇とは言いませんが、時代物って言っていいぐらいの高価な作品ですが、一応和風ファンタジーですかね。
ほう。
まあ雰囲気的には本当に時代劇とかあの辺の世界観に近いんですが、でも所々その妖怪的なものとか鬼みたいな存在がいて、普通に実在していてファンタジーな世界観ではあります。
ゴゼという職業に就くホタルさんのお話なんですが、ゴゼというのは普通に日本の室町時代以降に成立した職業らしく、
いわゆる美話法師的なやつなんですが、盲目の女性がシャミセンを弾いて歌を歌ったりしながら生活している、旅をしながら生活している、そういう方をゴゼというらしいですね。
で、主人公のホタルちゃんというのは山間の村で育った女の子なんですが、視力がかなり悪くて目が見えない状態なんですが、幼い頃はそれがわからなくて、
両親もちょっと物覚えの悪い子だな、外に遊びに行かない子だな、みたいな感じだったんですが、目が見えないと分かって、どうするこの子、将来どうする、
俺たちが死んだら、親が養ってはいけなくなったらどうしよう、どうしよう、みたいな感じで、かなりホタルちゃん辛く苦しい生活なんですが、
そんな中でその村にやってきたゴゼの方の演奏を聞いて、すごい音が光ってる、どうしたらそんな風になれるんですか、みたいな感じで、
ゴゼを目指して頑張って頑張って頑張って、辛いところも辛い境遇も乗り越えて、ゴゼになって旅に出て旅に行った先で、いろんな事件に出くわして、
でも持ち前の明るさと真っ直ぐさで、ホタルちゃんがどうなっていくかな、みたいな話の横で鬼がいたり妖怪がいたりします。
おー。鬼や妖怪はそんなんじゃ、ちょくは絡んでこないってこと?
今のところはあまり絡んでないです。
ただ、ホタルちゃんのお父さんというのが失踪していて、その理由というのが、お母さんがホタルちゃんを産んだ後、ずっと病に伏せていたのが、枕元に謎の女が立って、
謎の水を飲ませてくれたら、一晩だけ元気になった。そしてまたすぐに体が悪くなった。
その水をくれた女、人間ではない女というのを探してお父さんは旅に行って失踪したという話になってます。
ホタルちゃんはゴゼとして、キラキラした音を奏でるゴゼになりたい、憧れている素晴らしい、あんな演奏ができる存在になりたいというのと同時に、
お父さんに会ってみたいんだ、いつか世界を旅してお父さんに会ってみたいという目標もあります。
すごい壮大な旅が始まりそうな雰囲気ですね。
そうですね。ゴゼの一行に加わっているホタルちゃんなんですが、その一つ上の姉弟子というのは、何かよく分かりませんが、頭に角が生えてます。
すごい散りばめられてますね、いろいろなものが。
目の色が違いますね。でも誰もそれに何も言及しないです。
あと、普通に最近ホタルちゃんが人さらいに襲われそうになった時とかに、ちょっとホタルちゃんのお父さんとも因縁のある蛇女が現れて、
そこで初めてホタルちゃんが人外と直で接触する展開がありましたね。どうもお父さんもかなり人外界隈と絡んでるっぽいことが示唆されてます。
すごいですね。何かが起こりそうな雰囲気がプンプンしますね。
そういうネタは散りばめられつつも、ホタルちゃんが遭遇する試練とか境遇というのは、本当に旅に出た先でゴゼとしての能力、覚悟が試される感じの展開ですとか、ものすごい人間ドラマーですね、基本的には。
職業者の人間ドラマというのが主軸で、そういった人外展開は散りばめられてはいますが、まだそれに関してはこれから。
あくまで本当に目の見えない明るく気投げで強くひた向きな女の子がどんどん周りに認められていくっていう、本当に何か職業者、人間ドラマ者っていう感じが主軸になってます。
楽しそうですね。
その画力もめちゃくちゃ高いですし、その人間ドラマのテイスト、そのゴゼの先輩、先生であるところのユリさんの言う人生君みたいな。
周りに対して自分がどんな人間かをどう見せたいかということを常に意識しろみたいな。
結構一般の強く明るい少女が立派になっていくお話だと言わなそうな感じのその辺のお話が本当に読んでて響くんですよね。
自分の見え方、自分が人にどう見えるかというのを自分が決めろ、自分でコントロールしろみたいな。
その辺のことをすごく前向きに教えてくれる感じとかはすごく響いて、内容的にも本当に読み応えのあるいい作品ですね。
本当にパッとサムネというかを見てます。画力はめちゃくちゃ高そうなんで楽しいですね。
はい、という感じなので、本当にいろんな面でいろんな意味で読んでほしい作品ですね。
第3位、トップ3に入ります。第3位が各所で話題相前、普通の軽音部。
作者の方が原作が桑張先生、作画の方が読み方がちょっと出てこないですね。
出内さんですから、出るに内側と書いて出内哲夫先生となっております。
この哲夫先生、作画の方の方は角川系のコミックス、少年エースとかの角川系のweb版、webエースで野球場でいただきますという作品を連載して、
それが一昨年とか去年とか発売している感じの方で、他社で連載経験を持っている方ですね。
桑張先生に関しましては、完全なるジャンプルーキーからの這い抜きで、今回の普通の軽音部がネットでバズったタイミングでインタビューとか載っていましたが、
普通に社会人、フルタイムで働きながら、Twitterでこの普通の軽音部というのを連載、途中からジャンプルーキーにも同時に掲載するようになった結果、
編集部から連載しませんかというお誘いが来たとのことです。
そんな週間連載ペースで書くのは難しいし、フルタイムで働いているしということを言ったところ、作家の方を紹介されて、
それならという感じで連載をして、今大人気という、なかなかジャンプラズドリームがありますね。
こちら内容としましては、最初は本当に普通の軽音部、ドラマチックなことが何もない軽音部の話ですよ、みたいな入りから始まりまして、
主人公の波多野さんという陰キャの女の子なんですが、軽音とかのアニメを見ている女の子ですよね。
漫画とかアニメで軽音部に対してはいいなというイメージを持っている波多野さんが、高校では軽音部に入るんだといって、
未経験、完全音楽未経験の状態から、聴く方は好きなんで、音楽聴く方は好きなんで、演奏は未経験の状態から高校で軽音部に入って、
そこで全然漫画やアニメのことが起きない普通の軽音部を経験していくというところから始まります。
そうですね、ほんとそんな感じなんですよね。
部活内でバンドを組みましょうってなった時にも、余り物同士で組んで、あまり上手くない演奏をなんとなくやって、練習も人が来たり来なかったりっていう感じで、
部内オーディションにも落ちて、なんとなく一人来なくなって、バンドは解散みたいな、そういう話ですね。
という前半部で、まあこれはこれで面白いなぁと思っていたところから、
鳩野さん実はすごい何らかの才能があるのではっていうところから、同じ部内にいる、なんかすごい陰謀を企んでる子が、人間関係をすごい操ってるぞっていうのが分かってきたりとか、
人間的にこじれたところとかを持っていたりとか、尖っていたりするところのある女の子が、いろんな化学反応を起こしつつ、主人公の鳩野さんの元に集まってくる展開になっていて、何かが起こりそうな枠画感にあふれています。
いや、ほんとそうですね。いやもうなんか、凛ちゃんですよ。俺はこの凛ちゃんが素晴らしすぎるって。
そうですね。
いやもうなんか凛ちゃんが最初ほんとにそんな目立たないんだけど、だんだん裏で暗躍してるのが表に出てくるとどんどん面白くなってくる。
そうですね。またこの凛ちゃんの、この人間関係を支配している、すべてを手のひらの上の凛ちゃんのやっているこの感じというのが、そんなに人間バネした感じというか、現実バネした感じじゃなくて、
この現実の部活あるあるを把握しているからこそ、このくらいのタイミングで最初に組んだバンドはバラバラになるだろうから、じゃああの子をみたいな。
この段階であそこの恋愛関係はもつれるだろうから、じゃあこんな感じでみたいな。なんか現実的なことをわきまえてる作品なんですよね。
そうですね。
だからより怖いですよね。
そうなんですよね。本当に一層とは言わないけど、なんか本当にやれそうな雰囲気あるとこあるんだよね。
そうなんですよね。
ただ本人に悪意はあるわけじゃないからね。
本当に善意しかないですからね。もうその素晴らしい音楽をやりたいということしか持ってないですからね。
そうです。その結果は、自分たちとは違うところのバンドは解散してカップルは解消してんだけどね。
そうなんですよね。だから本当にいいバンドをやろうという目的意識はしっかりした上で、その前提が高校の軽音部っていうのは、
最初に組んだバンドとかはもうグダるし、恋愛関係でもつれるし、やる気のない人は幽霊部員になるし、みたいなことをすべて織り込んだ状態でバンドを組もうとしてるんですよね。
そうですね。
っていうところが確かにすごい魅力ですよね。
魅力ですね。もう彼女がちょっと可愛いところを見たけど、本当に俺も嬉しくなるからねって。
しかもその彼女が途中から鳩野さんの信者になるんですよね。
そうですね。
だからそれで、やっと作は成功したときに、本当にこれで鳩野さんの役に立てる、やったぜみたいな感じってすごい好きなんだよね。
そうなんですよ。信者って音楽的に、この人はすごい才能、最高の音楽をやってるわっていう意味のファンという意味の信者じゃなくて、
本当にこれも全て鳩野さんのお導きみたいな感じの、そういう方向性の信者なんですよね。
そうですね。
その上であらゆる策を漏して鳩野さんとバンドを組もうとするから、あれは面白いですね。
めちゃくちゃ面白いです。
という感じなので、今本当に鳩野さんの新バンドがついに組み上がろうかとしている状態で、
でも鳩野さんの才能も今、再起走り始めそうな予感がヒシヒシとしている状態なので、
今ちょうどめちゃくちゃ盛り上がってるんで、ぜひこのタイミングに追いついてほしいですね。
ですね。
続きましてが第2位。第2位、こちらはどうでしょう。結構発見されてるんでしょうか。
第2位、SKK 少女たちの世界という作品。作者の方が赤塚大正先生となっております。
こちらは今年の2月から連載開始、毎週土曜更新となっています。
赤塚先生が一応、ジャンプラスでは2019年から2021年まで3年間、
無糖と佐藤というラブコメ漫画を連載していた先生になります。
はいはいはい。
無糖と佐藤は本当に穏やかな感じの優しい人たちばかりのラブコメ、学園ラブコメだったんですが、
今回のSKKという作品、こちらはSFですね。
多分SFですね。
そこは何だろう、分かんない感じなの。
説明しますと、舞台は現代日本なんですが、人間が一人もいません。
人間が一人もいないところに、鞘ちゃん、刀ちゃん、小田ちゃんという3人の女の子が旅しています。
主人公は刀ちゃんなんですが、ある日、この世界で目が覚めて全く記憶がない。
なぜ自分がここにいるのか分からない。ここがどこかも分からない。
だから人間というものを探してみようといって旅をしています。
少女終末機構じゃん。
そうなんですよ。
この手の作品結構いろいろあると思いますし、その枠組み内にはまってると思うんですが、
ただ微妙に立ち位置が違っていて、この女の子3人っていうのの持ってる情報量が多分全然違うんですよね。
はいはいはい。
主人公で読者視点になっている刀ちゃんというのは、マジで何にも知らないです。
目が覚めたばかり、この世界で目が覚めたばかりで、自分たちがどこから来たか何者かも分からないし、
人間というものがいたらしいけど、なぜいないのか分からない。
人間ってなんだかよく分からないっていう感じで、
その辺の本屋さんとかにある本の写真とかで、おそらく人間というのはこういうものなんだろうなっていうのを想像しながら探しています。
その世界というのは、ちゃんと電気とか通ってるし、ライフラインは普通に生きてるっぽいんですよね。
ほうほうほう。
でも、ただひたすらに人間がいないんですよ。
怖いね。
だから廃墟っぽいところも出てきますけど、それはおそらく元から廃墟だった形で、
普通の建物は全部さっきまで人が住んでた形してるんですよね。
ただ人がいないんですよ。
なるほどね。
っていうところから始まります。
で、何か家の中ですとか、何かのオフィスの中ですとか、
おそらくここには人がいたなっていうところには、謎の黒いブヨブヨした目と口みたいなものがあって、
あと何かその場所にちなんだアイテムを体に生やしている感じの球体に近い感じの謎の生物が漂っていて、
それは何か生物を見ると、その生物から何かの石を取り出して食ってます。
怖っ。
人はいないんですが、猫とかはいて、猫とかを追いかけていくと、
その猫とかが何かその先で黒い生物にミョンミョンってやって、シュバッって体の中を貫かれて石を取られて死んじゃいます。
という世界で、刀ちゃんはその存在に全く気づいていません。認識していません。
鞘ちゃんはその刀ちゃんがその存在に遭遇しないように巧みに立ち回ってます。
こだちちゃんはめちゃくちゃバカなんですが、鞘ちゃんがあいつ倒してって言うと、
明らかに人間離れしたパワーでその黒い球体と戦ってくれます。
おー。
でもめっちゃバカなんで何と戦ってるかよくわかってないです。
なるほどねー。面白そうですね。
そうなんですよ。
で、刀ちゃん視点で作品は進むんで、刀ちゃんはその存在に気づかないんですが、
あの窓の外なんだろうな、よくわかんないやって振り向いた先に黒い化け物がいっぱいいるのがチラッと映ったりとかして、
読者はそれが見えるんですよ。でも刀ちゃんは気づかずに行っちゃうんですよ。
っていう、キャラクターたちの持ってる情報量のギャップっていうのがすごくサスペンスに働いてる感じが面白いですね。
なるほどねー。読者もハラハラしちゃいますね、ほんとに。
めちゃくちゃハラハラするんですよ。
というSF的な楽しみ方と、本当にその刀ちゃんが何も知らない状態でいることの危うさみたいなもののハラハラ感というのがめちゃくちゃ高密度で詰まっている作品なんで。
僕は少女終末気候ですとか、その他最近のこの漫画がすごい撮った作品とかの中にもやっぱりそういった終末世界を旅する系の作品とかありますし、
単純な終末世界じゃなくとも、完全に人がいなくなっただけ、現在の都市がそのまま残っている感じの世界を旅するものってまた他にもあったりしますが、
その中でもやっぱりこの作品独自の面白さ、独自のサスペンス感というのを押し出している。
それがめちゃくちゃ可愛らしいデフォルメの効いた女の子のキャラクターデザインと、しっかりと描き込まれた街とめちゃくちゃ怖いクリーチャーという、その描き込みによって成立している感じは僕はすごい好きですね。
はいはいはい。興味ができました。
という感じなので、こちらも結構サムネイルと作品タイトルとかだけだとどういった作品なのかわからないと思うんですが、
その人のいなくなった世界を可愛い女の子が旅して、めちゃくちゃやばいみたいな。
その子たちがいろんなところを旅して、本屋に行ったりとか病院に行ったりとかして、置いてあるアイテム、本屋のアダルトコーナーとかに行ったりとかして、
何これみたいな感じで、アダルトグッズをなんだかよくわからずに遊んじゃう、おもちゃにしちゃうみたいな感じとか、そういった感じの文化ギャップもののギャグとかもあったりしますし、
そういう楽しみ方もできたりするんで、ぜひ本当に読んでほしいですね。
雰囲気が良くて完成度の高い作品です。
一応1位にしたのが、本当に上位はどれが1位でも全然おかしくない状態なんですが、
とりあえずこちらを1位にしたのが、目の前の神様、久野田翔先生となっております。
こちらわかりますか?
読んでないっすね。
こちら、監修として渡辺一さんという方が監修で入っていますが、こちらの方何の監修かといえば、将棋監修です。
はいはいはいはい。
ということでこちら将棋漫画となっています。
はいはいはいはい。まあまあ将棋漫画といえばジャンプでもいっぱいやってますからね。
はいはいはい。
もののふとかやってましたからね。
まあそうですね。
ギャグテイストでありつつ、本当にプロ棋士たちの狂気と執念を描いている作品。
最近の作品だと、竜とイチゴのテイストに近いかもしれない感じですかね。
コメディータッチですけど、その狂気とか執念に関しては、もうがっつり描き込んでくる感じの作品ですね。
将棋漫画は本当にですね、マガジンでも4月明日の作者の人がね、将棋漫画を始めたりしてますし、
ジャンプラでは元々番王とかが入ったりしてますからね、本当に将棋漫画は多いですねっていう。
まあそうですね。ですしやっぱ将棋漫画は名作が多いですよね。
多いですね。
そんな中、たまたま大立君、上方君と街中で遭遇したときに、ちょっと会話したときに、上方君がいつか最高の将棋を指したいと思っている、それを目標に頑張っている。僕はその相手は大立君かなって思ったりするんですよね、なんてねてへんみたいな感じで、ことを言われるんですよね。
なんか可愛いじゃないですか。
なんかそう、僕が最高の一局を指す相手はなんとなく大立さんかなって思ったりすることがあるんですよ、みたいなことを言われることによって、大立君が俺は一体今で何をしてたんだっていう感じで、奮起しまして。
でも、子供の頃は気持ちの悪い手を指す、予想のつかない手を指す、人の指さないような手を指して、最後にはなぜか勝つという、その異様な存在として言われていたのが、いつの間にかに勝率の高い、本当に定石通りの手を指すようになっていた大立君が、子供の頃のことを思い出して、他の人が想像しないような手を指し始めて、そしてどうなっていくかというところから始まる第一話ですね。
という感じで、主人公の大立君はめちゃくちゃメンタルが弱いというか、すぐに落ち込むし、自分がすごい奴だと全然思っていないんですが、実はすごい人な感じですし、何かと上様との比較をされて、全然報われない、評価されない、世間的にもちょっと笑い者にされちゃったりしている。
その、奮起し始めて、まず次の対局なんとか勝つんですが、勝った瞬間にテレビに向かって満面の笑顔でピースをした結果、ピース君とネットで呼ばれ、師匠にもあれはないよねって言われ、ピースネタをいじられ続け、笑い者にされている感じの中、でも一部の人は、こいつなんかやべえなっていう感じで注目をされていく。
いや、いい意味で。いい意味で。大立君の将棋面白いなこいつみたいな感じで、いい意味での注目を集めていって、でも主人公的には、俺はピース君じゃない、なんとかこの境遇を抜け出したい、みんな俺を笑っているみたいな感じで、なんでしょうね、そのおとぼけ感と狂気感、お笑いと知りやすさ、全てがいいバランスで成立している将棋漫画です。
本当になんかこのおとぼけた感じだけれども、ものすごい才能があって、でも主人公的には自分には才能がないと思っているけれども、でも上方君に絶対勝つと思っている感じの、執念を見せる感じの、この主人公の大立君に対する好感度の高さは随一ですよ。
なるほどね。まあまあまあ、将棋漫画で好感度高いって大事ですからね。
まあそうですね。また上方君も。
というのもね、将棋漫画、好感度の高い主人公、少ないことが多いからね。
ああ。
例えば別に、龍といちごといちごちゃんが好感度高いかって言われたら、そうでもない感じするからね。
まあ、理解しがたい存在ではありますよね。
そうですね。月下の騎士の主人公とかって別に好感度高いわけじゃないからね。
ああ、そうなんです。読んだことないですけど、そうなんですね。
うん。好感度が高いのは以後と後ですね。
まあそうですね。圧倒的な天才キャラが横にいて、まあそれに対して挑んでいく、自分は盆栽だと思っている実は天才キャラっていう感じで、
まあその天才キャラを主人公にしてないっていうところがすごくいいのかもしれないですね。
そうですね。
で、もう最近だと名人戦とか上方くんがタイトル戦に挑んでいったりとかして、周りがまあ上方くんも将来的には強くなるかもしれないけどまだ厳しいみたいだねっていうのに対して主人公が、
いや、上方くんはここから巻き返せますみたいな。上方くんはこんなもんじゃありませんみたいな感じで、周りの大御所に主人公がはむかっちゃったりして、
しまった、何言ってるんだ俺はみたいな感じとか、その辺のライバル関係とかもちょっと尊いですよね。
いいっすね。
上方くんを低く見られると主人公は黙ってられないっていう、いやーという感じとかも含めて本当にあの辺の人間関係の描き方、
あと本当に主人公の周りから見ると、こいつなんでそんなに将棋に全てかけられるんだ、将棋のことしか考えなくて生活できてないぐらいのこいつどうなってんだっていう感じだけど主人公は自分将棋以外のことはダメダメで、
もう本当に俺どうしてもないやつなんですよねーくーみたいな感じの、なんか認識が一致してない感じ。周りから見ると本当に将棋の化け物なのに主人公の自己認識はそうじゃない感じとか。
その辺の気持ちよさというかかっこよさというか、あの辺は本当にとてもいいですよ。
という感じなので、目の前の神様。こちらもタイトルとサムネイルだけだと作品の雰囲気はなかなか伝わらなかったりすると思うんで。
いや、やっぱりなんでしょう、読んでほしいですし正直めちゃくちゃ読みやすい作品ですよ。
確かに僕はあんまりこのサムネとかで惹かれなかったんで読んでませんでしたけど、今こうやって言われたら画前興味湧いてきたんで読んでいきたいなとかですね。
本当に主人公の愛嬌のある感じとコメディタッチな作風と将棋展開のかっこよさっていうのが本当になんか分かりやすいし読みやすいし万人受けしやすい作品なんで、
こちらは読んだことない方はぜひ一度読んでいただきたいですね。
という感じなんで、ほんと上位、少なくとも上位10位くらいに関してはどれが1位でもおかしくない感じではあるので、ぜひ全部読んでいただきたい感じだったりはする感じの順位表でした。
という形で、まあまあ想定1時間半くらい思ったところかなりオーバーしましたが、まあそれくらい面白かったということですね。
そうですね、いやなかなかいい話がいっぱい聞けたんで、なんか読んでいきたいなと思いますね僕もね。
といった感じなので、この10月以前に始まった、去年9月に始まった作品でもいろいろ印象的なものがありますし、ゴールデンウィークが明けて5月に入ってもジャンプラ新年祭ラッシュなど続いておりますので、
コメント等々の方であの作品良かったやどうだったっていう話があったら、僕も今回の企画に合わせて読んでなかった作品を網羅する形で読んで新しい発見があったりしましたんで、
いろいろ推しの作品とかあるとまた新しい作品、こちらとしても新しい作品を推しの企画になると思いますので、そういったことを書いていただいてもありがたかったりします。
という感じで、とりあえず特別企画いろいろ考えたんですが、今回はまずはジャンプラス新年祭全て紹介するという形になりました。
ではまた来週は週刊少年ジャンプの感想を語っていきたいと思います。ではお疲れ様でした。
お疲れ様でした。