新連載『The Martial King』の紹介
では続きましてが、金曜の新連載。金曜の新連載も一応4作品ありまして、まず一つ目、各週金曜連載、『The Martial King』。こちら作者の方が坊一先生となっております。
はいはいはい。坊一先生、サンデーとかでも連載持ってるし、めちゃくちゃ働きもんですよね、ほんとに。
いや、ほんとに即筆の方なんだろうなという感じなんですが、『The Martial King』。こちらも各週ではあるんですが、基本的に白黒ではあるんですが、
ところどころに金色の光り輝くような色が足されていたりとかして、坊一先生の本当に美麗作画という感じの作品になっています。
内容としましては、完全にSFでして、西部劇風の雰囲気なんですが、サイバーパンクなマシーンがそこら中にあって、
その中で伝説の大悪党M.ゴッドスピードさんというのがいまして、その息子であるところのジム・ゴッドスピードさんは父親を殺して、その亡骸をもとに保安官になるといって保安官養成所になってきます。
保安官もただの保安官じゃないんでしょ、それは。
保安官も当然、スーパーマグナムという超兵器を駆使して戦う感じの超存在、サイボーグとかがいる感じですね。
なるほどねー。
で、そのジム・ゴッドスピードさんは、俺は親父とは違う、無法者の時代を終わらせて、世界を終わらせて平和な時代を作るって言って、そしてもう無法者は全員撃ち殺すみたいな感じの、そういう感じのもうすごい正義感に熱い男の子ですね。
それを正義感って言ってたらわかんないけど、とにかくまあまあ凄そうな感じですねっていう。
いやー、で彼がちゃんと、今は極端な言い方でしたが、ちゃんと弱気を助け強気を挫くというのを自で行く感じの、本当に正義感、正義の男、正義感という感じの人物で、高青年で、ただ雰囲気がワイルドでいいんですよね。
なるほど。ていうかまあ本当にボイス性の各男性、まあ女性もそうですけども、本当にその強そうだしワイルドだしってなってきますよね。
そうなんですよ。強そうでワイルドで、で重々しい。でこの作品というのが本当にジャンププラスで一番スマホで読むのに向いてないです。
それはやっぱこう、なんですか、ちっちゃいってことですか。ちっちゃいとやっぱ作るから伝わってこないってことですか。
まあ書き込みがすごいのと、見開きを対応してます。
あー、なるほど。見開きだとどうしても分割されちゃうからね。あれだとね、スマホだとね。
これはもうおそらく坊一先生めちゃくちゃ割り切って書いてると思うんですね。
はいはいはい。
もうスマホに収めるっていうか、スマホに適応させるっていう考えはあんまりない気がしますね。
まあまあまあ本当に坊一先生といえばね、本当ドクターストーンとかでも本当見開きとかの迫力ある。
であの、つかすさんとかのアクションとかも増えてすごいよかったりするからね。
そういったところがでもやっぱり生かされた漫画ではあるんでしょうね、きっとね。
いやもう本当に坊一武士全開という感じで、でセリフとかもかなり極端に削られてはいるんですが、
それがもう重々しい作画と長い間の撮り方で、俺はなんとかなってガッって言っていくその一言一言の重さが尋常じゃないんですよね。
なるほど。
そのもうはったりと見えた重さの漫画で、もう正直ストーリーを説明しても魅力の10%も伝わってないと思うんですからね。
まあまあそうですね。僕も坊一先生の漫画ってこう見てこそだからねっていう。
圧と懸念味と雰囲気がもう黄金のように光り輝いている作品なんで、まあなんか読むとリッチな気分になりますよ。
なるほどね。いいじゃないですか。もうそれも最高の漫画体験じゃないですかっていう。
いやもう本当になのでスマホ以外のできるだけ大きめのタブレットか何かで見開きで読むことをお勧めします。
『ひとくいマンションと王爺のメゾン』の物語
金曜新年祭2つ目がひとくいマンションと王爺のメゾン。作画秋間先生、原作田中空先生となっております。
こちらも各種金曜連載となっております。秋間先生というのがイラスト等で活躍されている方で、廃墟的な建造物構造物とかがうまい方らしく。
原作の田中先生に関してはジャンプラスで2019年1月から2021年4月まで2年間にわたり縦の国という漫画を連載されました。
かなりハードSF目な感じで楽しめる作品で、その後ドラゴンの子という作品を2021年11月から23年3月まで1年半の連載をされました。
今回ジャンプラス3作目の連載となっております。内容としましては遥か未来、地球の寿命は残り1秒です。
1秒!?
太陽が膨張し、地球はあと1秒後に消滅することになっています。
終わっちゃうじゃん!1ページで終わっちゃうじゃん!
そこからお話が始まります。
その残り1秒の地球上にマンションと呼ばれる構造物があるんです。
そのマンションの中は時間の経過を無限に引き延ばしている結果、そのマンションの中では人々が永遠に暮らしていけるということになっています。
すげーハードSFですね。
なのでマンションの外では1秒後に滅びるという、それが約束された世界が広がっているんですが、マンションの中では無限に引き延ばされた時間が経過していくので、そこで暮らしていけると。
物資をその中で完全に巡回させないといけないので、死んだ人、いらなくなったもの等をすべてリサイクルする形になっていまして、人が死ぬことをリサイクルと言っている感じになっているんですね。
なるほどね。
マンションという名前の通り多層構造の建造物、巨大構造物になっていて、そんな中で将来の王や、何かマンションを管理する特殊な役職であるところの王や、その実態は未だ謎なんですが、
王やとして生まれたメゾンちゃんという女の子と幼馴染のジンケン君という少年がいまして、そのジンケン君という少年が何かマンションの秘密の場所を見つけた、すごいところを見つけた、
メゾン、今度ちょっと連れてってやるよ、一緒に行こうぜっていう話をしてたところで、その直後にジンケン君は人間をリサイクルために存在している怪物のような見た目の人型存在、マンションマンによってリサイクルされてしまいます。
おー、人権が長くですね。
そうですね。で、メゾンちゃんはその後ちゃんと王やとして就任するんですが、そのジンケン君が見つけた秘密の場所というのが何だったのか、なぜジンケン君が急に予定にもなくリサイクルされてしまったのか、
その謎を調べるために、このマンションの秘密というのを調べるために、その王やとしての仕事をこなしつつ、理事会というなんか勢令みたいな存在があるわけですが、
なので、王やは黙って言うことを聞けみたいな感じの理事会があるんですが、そういう感じの理事会に対しても、まあまあわかりましたやりますみたいな感じで言いつつ、マンションの秘密を探っていくうちに謎が謎を呼び、マンションの異常さにどんどん飲み込まれていく話になっています。
なるほどね。パッと見の設定からしてすごい面白そうな感じだし、マンションの謎を解いていくってことの中で、すごい秘密とかSF的なギミックとか出てきそうなんで、すごい楽しそうな作品ですね。
そうなんですよね。本当にSFとしての楽しみという感じで、やっぱり『たての国』の時も顕著でしたが、田中空先生の描くこの世界観、やっぱり三平努文先生のブラムとかバイオメガとか、あの辺のメガストラクチャー、巨大構造物感のあるSF的な空気感、あの重厚さ、存在感、広大さみたいな、あの感じがやっぱりいいんですよね、田中先生作品は。
一組マンションの魅力
なので、結構この『たての国』の時もそこがいいなという感じでしたし、今回の一組マンションに関しても明らかにその巨大建造物感みたいなものを前面に押し出した作品になっていて、作画の秋間先生というのもそれを見事に描き切る感じの、驚しい建造物世界と、なんかちょっとイカれた生命体みたいな、そういったものを巧みに描く作画の方で、本当になんか、読者が求めているものと作者が出すものが見事に一致してる感じがあっていいんですよね。
なるほどね。それを目的を持って世界を探求していくっていうところも、とっつきやすいというかね、主人公を通して見ていきやすそうですし、そういったところも楽しめそうな感じですよね。
本当に謎というのにちゃんとたての国の時もドラゴンの子の時もそうでしたが、ちゃんと世界に対して回答が用意されているというのもあったんで、今回の一組マンションに関してもちゃんと回答があるんだろうなというのは信頼させてくれていますし、それを探っていくという謎解きの面白さと同時に本当にこの広大無比な世界観を探索していくという、
そのSF世界に取り組む感じの気持ちよさ、脳汁の出る感じ、センスオブワンダー感というのが詰まっていて、田中先生の作品核ありきという感じの作品ですね。
なるほどねー。
あと金曜インディーズ連載のもう一作品、アジノヤギ君先生というのがありますが、こちらはインディーズ作品として省略していきます。
一番最近始まった金曜連載作品が、こちらも各種金曜作品で、アラバケ・アラバキグングンパーク・ウスタ・キョウスケ先生が始まっています。
まあまあ、言わずとせいだウスタ・キョウスケ先生ですよね。
そうですね、もはや説明しないですが、ウスタ先生の新作になっております。
内容としましては、生物好きのアナモリ・イナリ君という少年が転校していきまして、転校してきた先には謎の物体が置かれている机があって、あの机の主は何だろうなと思ったら、アラバキ・グンゼ・グンゼ・グンゼ君というクラスメイトになりまして。
通称アラバキ・グンゼ君なんですが、正式名称はグンゼ・グンゼ・グンゼ君です。
はい。
ゴリラゴリラゴリラみたいなものですね。
まあまあ、わかったかわからないか。
アラバキ・グンゼ・グンゼ君は、未確認生命体みたいなもの、メソニコス、通称メソスという生物がこの世界にはいるらしく。
メソ、メソ、ゴホゴホ。
そのメソを秘密に保護管理しているペッツという組織にアラバキ君は属しているそうです。
アナモリ君に対しても君も生き物が好きなんだろう、一緒にペッツにならないかという感じで誘って、なんかすごいおかしな感じの神妙なウッサブスの効いた生命体と戯れる話ですね。
はいはい、ウッサ先生らしい不条理な感じってことですね。
まあそうですね、ケツショルダーというショルダーがケツみたいなのの肛門みたいなところに飲み込まれたりとかしますからね。
あーいいですね、お尻探偵とかその辺の流行りを取り入れてるわけですね。
あー確かにあるかもしれないですね。
いやーという感じの、本当にウッサ先生の独特のデザインってありますからね。
ありますね。
あのチンキなデザインなんですけど、それをなんか真面目に描いてるあの異様な感じという、一応の段階ですでにあのおかしなセンスというのが全面に発揮されているんで。
これはウッサ先生のいろんな魅力がありますが、その中でも本当にこのある種シュールポップみたいなところが全面に出ていていいなと思いましたよ。
いやもう実力家のサッカー先生ですからね。
いやーという感じの本当にセンスあふれる感じですし、あとアナモリ君のその動物好きのアナモリ君の可愛らしい純朴な少年。
まあツッコミ役ではあるんですが、でもちゃんと根がいい子の感じですとか、アラバキ、ぐんぜぐんぜぐんぜ君の迷惑者だけどどこか憎めない感じとか。
この辺のキャラクターの魅力というか性格人格のバランスに関してはもうウッサ先生の手慣れたものだなという感じがありますよ。
まあそうですね、ジャガーさんとかもそうですし、花中寺もまさるさんとかもそうですし、やっぱりまあ癖が強いし迷惑だけど憎めないキャラですからね。
そうなんですよね。狂人なんだけど憎めない感じの、そしてどこか憧れてしまう感じの、そういうキャラクターが今回もちゃんと描かれているんで。
いや、アラバ系、アラバキ、ぐんぐんパーク、本当にアラバイトほしいですね。
どういう意味でアラバクって。
全くわからないですが、アラバイトほしいですね。
アラバイトほしいですね。
という以上が金曜作品となっております。