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  2. 第百一回:Tak.さんと仕事術歴..
2022-04-07 1:12:56

第百一回:Tak.さんと仕事術歴について

00:00
はい、打ち合わせキャスト第101回ということで、今回もゲストにたくさんお迎えしております。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
結構時間が空いちゃったんで、いろいろライファックニュースがあるのですが、まずどこから行こうかな。
Postalkという付箋型ボードアプリがあるんですけども、新しい機能として入力した文字を付箋にするのではなく、
例えば矢印を、矢印記号を一文字だけ入れると、矢印マークとしてボードに貼り付けられるという機能が追加されまして、
これ非常に面白いなと思うんですけど、この手のボードアプリは付箋を貼り付けるだけの機能を持つものと、
付箋以外にも様々なものを貼り付けられるものの2つに分類されるんですよね。
様々なものが貼り付けられる。例えば矢印とかチャート的な図形とか雲のマークでくくるとかっていうのがあって、
そういう表現が多いほど当然リッチな、ツールとしてリッチになるんですけど、
当然逆にボタンとかUIがややこしくなってしまうんですよね。
それはもうトレードオフじゃないですか。
はい。
そのポストオフか、今度トレードオフに踏み込まずに、付箋を普通に入力する画面で、
右矢印とか左矢印とかを文字だけ入れると、それが記号的に、イラスト的に、
他の付箋とは違って背景に溶け込むような形で入力できるという。
絵文字とかも入れられるんで、例えばもうスタンプ代わりに、
いいね代わりにスマイルの絵文字を入れるとか、
逆にタスクが終わったっていうことを示すためにチェックボックスの絵文字を入れるとか、
そういうこともできるので、
つまり用意されている絵文字の数だけ使い勝手が広がるということですね。
これは結構やり方によっては色々広がるんじゃないかなっていう気がしてて。
なんかいいセンスしてますね。
新しいUIを、もちろんやり方を知らなければできないんですけど、
一旦そのやり方を知ってしまえば単一のUIで入力できるっていうところは素晴らしいですね。
ちょっとこう、やっぱこれはスクラップボックスもそうなんですけど、
日本的な発想なんですかね、どっちかっていうと。
あー、そう。
何をもて日本的ってのか分かんないんですけど。
アメリカ的なものをリッチでマッチョなUIとするならば、
ちょっとその全っぽい感じですよね。あんまり増やさないっていう。
そうですね。
あとなんかこうあんまり矢印とかこの囲みとかって意外に使うの難しいじゃないですか。
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確かに。
使い方のセンスが出ちゃうみたいなところがあるの。
そういうのもなんか吸収してくれそうな感じしますよね。
複雑になりすぎない程度にアプリの表現力を増やしてくれるという方式で、
今後に期待ができるかなというところがもう一個と。
あと、Postdoc、基本的に無料で使えて、
サイズの大きいボードを有料で買い切るというシステムなんですけども、
その有料で買い切るシステムのサブスクリプションというのがどうも出たらしく。
1ヶ月980円とか払うと、そのボードの購入が無制限に行えると。
なので1枚の特殊ボードが平均200円くらいなんで、
1ヶ月に5個くらい制作するんであればサブスクリプションの方が得っていう感じですね。
これもだから非常に面白くて、サブスクリプションを解除しても別に使い勝手自体は何も変わらない、機能自体は変わらない。
そのボードの使いたい放題がなくなるっていうだけのことという感じですね。
面白いですね。
ビジネスモデルとしての安定性がどこまで高いのかわからないですけど、ユーザーライクな感じはしますね。
そうですね。現代的な感じです。
あともう一個気がついたんですけど、Scrapboxってちょっと前にファイルをアップロードできるようになったんですよね。
はいはいはい。
イメージファイルはこれまでずっと画像オンリーだったんですけど、
それをScrapboxのアカウントにアップするとか、あるいはそのPDFとか実体のあるファイルをアップロードできるようになったんですけど、
当然ファイルアップロード上限がありまして、1GBだったかな。あまり覚えてないですけど、それくらいがあったんですけど、
プロジェクトかな、アカウントの設定メニューからその上限を増やせる機能がついてまして、
1GBかな、1GB1000円で買い切り。
これだからサブスクリプションじゃないんですよ。買い切り。
ないですね。
1回買ったらもうずっと使えるという感じになってて、
これも既存のいわゆるアメリカ的なサブスクリプションとはちょっと違った課金体系になってますね。
そうですね。
たぶんその1GB1000円だけ見るとちょっと高いんですけど、1回買ったらずっと使えるという。
そうですよね。
この会社としてもっていうところは結構偉大ですね。
そうですね。好みとしてはそっちのほうが個人的には好きですね。
それ以外のツールとして、読み方がちょっとわからないですけど、
これは何て読むんでしょうね。
3Feeなんかな、3Fieじゃないですかね。
3Fieかな。Google Chromeブラウザーの拡張機能として提供されてます。
概要ページを見てください。
Treeにちょっと後ろに接続紙がついてるような感じの拡張で、
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導入するとタブーとしてアウトライナーのページが開かれると。
その中ではいわゆるアウトラインが作成操作できると。
標準的なアウトライン操作は大体できますというのがまず一つと、
あとブロックマーク機能みたいなものを有してまして、
開いてるChromeで開いてるタブーが自動的にノードとして、項目として追加されて、
その下にいろいろメモを書き足すことができると。
タブーを消したらその項目が自動的に消えますし、
固定表示を消さないようにすることもできると。
TreeFieにあるノードのブックマークというかリンクを一斉に開くこともできるので、
いわゆるブックマーク代わりにも使える。
ブックマークにアウトラインの機能がついてるようなイメージとしては近いかなと。
これまでもブックマークという機能は各ブラウザにあるんですけど、
その下にメモを取るということは当然できなかったわけですが、
その上で使うと構造的にブックマークプラスメモの管理ができてしまうと。
これ結構新しい。独自のツールじゃなくてブラウザに付随するアウトライナーっていうのは結構新しいですよね。
そうですね。アウトライナーってそのぐらいの存在である方がいいという考え方もありますよね。
いろんなものにアウトライン機能がついて回ってくる。
そう。バーンって表に出るよりもちょっと必要なときに開いてアウトラインの中で考えてっていうことを考えると、
なんか一つの考え方だなと思いました。
ブラウザ拡張なんで、例えば今見ているウェブページの引用テキストを選択して、
それを引用をそこのTreeifyに取り込むとかもワンクリックでできるようになっているので、
Evernoteのような大規模なWebクリップとかではなくて、
簡単なメモを残したいみたいな、あるいはその残したメモを構造化したいみたいな要望にはしっかりと応えてくれると思います。
そうですね。あとブラウザ、Webで調べ物をしながら書いたり作ったりしているときの一時的な調べ物の整理、
頭の中で整理しておくみたいなときにいいのかなとちょっと思いましたね。
こいつはオープンソースなんで、GitHubに全部コードが開示されているので、
自分でChromeの拡張をビルドできる人であれば、そこから自分なりのカスタマイズもしていけるし、
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このソース開発が止まったとしても、その時点までのソースコードはいくらでも使えるので、
ツールが突然使えなくなる問題は、GoogleがChromeの開発をやめない限りは残っているという意味でもちょっと安心材料ですかね。
そうですね。
普段使いChromeではないので、そこが若干ネックといえばネックなんですけど。
そうなんです。FirefoxのSafariにも拡張機能が用意されておらず、僕はFirefoxを使っているので、残念ながら使えないんですけども、
でもこのFocushetsの単独のアプリとかではなくて、ある機能に付随する形でアウトライン操作ができるっていうアプローチは、
結構これから開発の余地は全然あるかなと思って、
結局電子的に表示されるリスト形式のものが、すべてアウトライン操作ができるようになったら、多分ハッピーなんですよ。
そこの道が一つ示されたかなという気がします。
iTunesとかのプレイリストとかもアウトライン化された方が多分使いやすい気がするんですけどね。
そうですね。
てか昔はもっとそれに近かったんですよね。最初の頃のURLはね。
Safariのブックマークだってもっとアウトラインっぽかったんですよね。
なんかその辺がちょっと変わってきている。逆にあなたたちの操作はしなくていいですよっていう風にアプリ側に材料が移ってきているというところがあるの。
その方が管理はしやすいんでしょう。向こう側の管理はしやすいんでしょうけど。
そうなんでしょうね。
あとこのTreeifyは面白いのがね、上に項目を作るというグループですね。
ができるんですよ。ただ、飛び項目の選択はまだできないんで。
ABCDEでAとCとEだけ選択してっていうのはできなくて、いわゆるシフト選択のつながったやつを選んで、
一つのグループ化した頭一個上、つまりアウトラインプロセッシングディトロストンのレベルアップ的操作のショートカットがあるのは結構僕はびっくりしました。
偉いです。これはね、素晴らしいですよ。
あれ、例えばそのグループ化、複数の項目をまとめる操作だけじゃなくて、単に一つの項目を変えた後に上があったなっていうジャンプの方向も全然あるんで、
そのコマンド自体がなんかで上がつくれるんですけど、それだけでも単純に利便性って上がるよなーっていうのは思いましたね。
上がります。もうそれができるだけでも全然違います。
偉いです。
あともう一個、ちょっと特殊なことなんですけど、検索とかから除外するっていう、この項目を検索とか除外する、
ダイナリストというところのアーカイブ的な扱いもできるので、非常にモダンです。
そういう操作もあって、ここの項目、あるいはページと呼ばれているものを検索から外すっていうことができるので、
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単一の中でアーカイブ的な操作もできるということで、
アウトライナーの失踪とか、現代的なモダンツールが抱えている問題とかをちゃんと踏まえられているなというのが実感でした。
あとは、Chrome以外の拡張で使えるようにしたらいいなというところです。
そうですね。でも、拡張機能として最初に作るなら、Chromeになりますよね。
間違いないですね。
ChromeもFirefoxも、たぶん、拡張機能化するときの作法が違うだけで、
アプリケーションの実態そのものとほとんど一緒、コード自体は一緒なんで、
自力でFirefoxの拡張にソースコードが介しているので、コンバートすることはできると思います。
なるほど。
そこは誰かやってくれる人がいたらいいなというところです。
さっきScrapboxの名前が出てきましたけど、Scrapbox提供会社のノーダーのポッドキャストが始まりまして、
今出川FMという名前で、今出川FMで検索して見つかるかどうかはちょっとわからないですけど、
今出川のエンジニアの方がゲストに出演して、それぞれトークしていく番組になっていく予定ということです。
気になる方は聞いてみてください。
ちなみに今出川って京都の都議の名前かな。
地名なんですね。
地名というか、都議の名前ですね。今出川の駅近くにあるんです、京都本社が。
そっから来てるということらしいです。
本の話なんですけど、デジタルハリウッドパブリッシャーズという出版メーカーから一冊目出てる本が、
デジタルストリームという本がありまして、これが抜群に面白いですね。
これはデジタルハリウッドの。
そうですね。
だいぶ以前に出てた本を電子書籍として、KDPかなこれは、で出すという再出版の計画なんですけども、
デジハリの創設者の方かな、デジタルツールエッセイみたいな感じなんですけど、
日本においてデジタルとかいわゆるマルチメディアって呼ばれてたもの、時代がどんな風に私たちはそれを授業して発展させてきたのかっていうのを、
その時最先端にいた人の視点で語られるということで、本当に逐一納得できる話ですね。
このポッドキャストでも日本におけるデジタルツールの普及の度合いの低さみたいなことを何度も言ってますけど、
同じ問題点が共有されてるなあというところで、僕まだ全部読み切ってないんですけど、
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確か500円ぐらいでしたし、電子書籍で読めるんで、このポッドキャストが面白い方は多分楽しめる本じゃないかなと思います。
これはあれですよね、昔の本のリメイクなんですね。
そうですね。冒頭とかがちょっと、初めにとか書き直されてたりするはずですけど、
でも現代で読んでも面白いです。この分野に興味があるんであればきっと面白いはずです。
はい。
で、まあ、ここにつながりでいうと、そういえば、千葉先生の現代思想に読まれました?
読みました。
どうでしたか?
大変面白かったです。
そうですよね。
面白かったっていうかね、これ、わー、なんかね、わーって思ったんですよね。
よくこれぐらいの本が書けてしまうよなーという部分はね、ちょっと僕は、
勉強の哲学も相当驚いたんですけど、この本はもう一段驚きましたね、ちょっと。
あのー、だから千葉さんがこのところずっと言ってた、その書くという、書くという行為も含めて、あと書かれたことも含めた、
その書くということをちょっと捉え、自分にとっての書くということを捉え直すみたいなところがあったと思うんですけど、
まあそれがこう形、勉強の哲学もそうでしたけど、その辺から始まったんでしょうね。
おそらくそうでしょうね。
こうなるのかっていう、その読みやすさと一見したところの緩さ、緩さを感じさせるにもかかわらず、
なんというか、独語感が、
でかいというか、
ありますね。
深いというか、
でもすごく深い感じがするんだけど入り口に過ぎない。
その、もっとこの奥に走りたかったら、
その奥になんかこう巨大な世界があることを感じさせてくれる。その入り口の道筋もちゃんと示してくれるっていう。
なんていうか、入門書、
読むのが面白い入門書とか実用書みたいな話をずっとしてたじゃないですか。
はいはい、してました。
なんか、わーすげーなーと思う。
考えた時にね、わーすごいなーと思いましたね。
だからこれは自分の仕事を考える上でも、なんかベンチマークっていうのはおかしいですけど、こういうスタイルがあるんだなーっていうのは、
ちょっとこう実感させられたというか、
あかんでしたね。もう最初から最後まで普通に面白かったですし、役に立つし、先ほど言われたその奥に繋がる道も示されてて。
文体的には簡単というか、柔らかい口調で語られてるんですけど、
なんかね、ふと目に留まる一文がすごく難しかったりするんですよ。難しいっていうか、奥深いというか。
よくよく考えるとこれ結構難しいこと言ってるよなーっていうのが散らばってて。
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だからこういう本はまあ素晴らしいなーという、
書き手としてまずすごいなと。で、知的生産でいうとやっぱりその思考のエンジンを読んで、
負けてしまった人、途中で。
一旦この本を読んでから再チャレンジされると、大分読みやすくなるんじゃないかなと思いましたね。
デリラー風光の話が出てくるとつらいなーと思って、思考のエンジンが読めなくなってしまった人の、
そのなんかハードルをすごく下げてくれるというか。
あとやっぱりね、
そういうことだったのねって言われたんですよね。
なるほどね。
なんとなく概念としてはこう、
知ってるんじゃないんですよね。
耳にしてはいたけれども、
こういう風に
語られると、
こんなことだったのかというか、
全然わかってなかったなと思うこともあるし、
わかってなかったっていうか、勘違いしていたこともあるし、
逆にこうすごく難しく捉えすぎていたことがこんなクリアーな言い方もできる。
あの、まだね、一回読んで今二回目途中だんです。
たぶん3回くらい読むとまたもうちょっと違う感想が出てくるかもしれないですけど。
あとまさに新章だなと思いましたね。
これはでも意識されてるでしょうね、そこは。
まさにこう、
ずっと読んできたいろんな新章の、
なんかこう、モダンな在り方を見せてくれるというか。
これだから、じゃあ、高段者現代新章にふさわしいですね。
このレーベルのふさわしい内容でしたね。
そう思います。
というわけで、皆さんも読みましょう。
皆さんを、僕らが時々ね、よく使っている脱口地とかいう言葉を、
学校をつけて使ってますけども、
それってどういう意味なんねえっていうのが、
僕がよく「さあ」じゃなくて「さい」っていうのも大体この現代史の影響を受けているせいで、
わざわざ「さい」っていう言い方をするのも、
大体この分野の影響を受けてますね。
そうですね。でも脱口地も、僕はなるべく、
なるべくっていうかね、多分使わないようにしてるんですけど、
なぜかっていうと、なんか恥ずかしいこと言っちゃいそうな気がして、
使えなかったんですけど、やっぱり、
今回千葉さんの本で読んだときに、
やっぱりちょっと、
ちょっと違って捉えてたなというか、
うん、なるほど。
そういうことがたくさんありますね。
まあ、違って捉えてたっていうか、
こういう言い方、こういう説明のされ方をすると、
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違って聞こえるというか、
自分の捉え方が変に難しかったり、変にすとばしてたり、
してたところにも気づかされたりするし。
ここまでクリアに言い切れるところがやっぱりすごいですよね。
本当ね、だからこれを受けて、もう一度、
その奥にある、もっと、
その先をもう一度体験してみると、また全然違うんでしょうね。
逆に、ここまでクリアに言えるということは、読者への信頼があるというところも多分あって、
読者の足がここでは止まらないだろうっていう信頼というか、
ああ、なるほどね、はいはいはい。
のが多分あるからこそ、やっぱりちゃんと言えるっていう。
だからやっぱり心配性の書き手は、やっぱり先回りしていろいろ書きたくなっちゃうんですけど、
それがいいことかどうかっていうと、入門書で考えたらあんまり良くはないんだろうなという、
足を止めてしまうっていうことになっちゃうんでね。
まあ、はい、いろいろ考えることの多かった本でございます。
ちなみにこの思想とリビジョンというのは結構通定してるっていうのは前も言いましたけども、
そうですね。
わりかし二項対立の捉え方みたいなのは、こういう思想から影響を受けていたりしますというところで、
ライフワークニュースが終わって、本番というか本編なんですけども、
100回、第100回で知的生産ツールの、ツールの歴について語ったんですが、
その続きというか、これ難しいんですけど、仕事術歴、ノウハウ歴かな、
ツール歴に対応するとノウハウ歴になるんですが、
まあ、全般的に仕事を進める上でのノウハウとか考え方がどのような本の影響を受け、
実際にどんなふうに進んできたかっていうのを振り返ろうというテーマなんですけど、
20代前半とかで印象に残っている仕事術内緒自己啓発の本とかってありますかね。
20代前半。
だから、ファースト、なんていうの、初対面?
その系の本と初対面して、なんか目が開かれたような感じをしたような、そういう本。
そうですね。前回の知的生産の本と重なるんで、それを除くと、やっぱり超整理法ですね。
おおー。
野口さんの仕事術という意味でも、時間編を含めた。
うん。あれは実際にその仕事で、当時会社員だった自分の仕事ですごく影響を受けた。
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っていうところがありますね。
超整理法は中古新書でシリーズ3まで出てまして、1が超整理法、2が続超整理法、時間編やったかな。
時間編ですね。
3がステル技術、超整理法3、ステル技術っていう。
その3冊が構成されていて、1冊目がいわゆる押し出しファイリング、物の整理、書類の整理っていうことと、
2冊目が結構雑だというか内容が多くて、超整理法に対する歩行っていうのと、先ほど言われたタイムマネジメント。
私たちがなぜ時間管理に失敗するのかっていうところから、どうしたらいいのかっていう方法とか、タスク管理の話とかもそこで出てきて、
3冊目も結構歩行で、いかに物を捨てたらいいのかっていう、より広範囲な物の整理っていうところを語られている。
だから、積星さんの本でありながらやっぱり仕事術の本でもあるんですよね。
そうですね。特に時間編は完全なる仕事術の本でしょうね。
そうですね。
その超整理法シリーズ、あともう一つはマンダラート。
今井住明之さんのマンダラートのシリーズ。それより少し早かったですかね。
アウトライナーの関係を別にすれば、その2つですね。もう少し時間が経って7つの週間。
そうなんですね。なるほど。
そんな感じですね。
7つの週間も僕は結構後かな。やっぱり仕事的なのを触れたのは同じですね。
今を振り返ってみると野口さんの本が、情報整理から時間整理へと流れていて、ああなるほどねっていう。
でもその頃読んでいただくときは、そんなに忙しくはなかったんで、そこまで感銘を受けた感じはなかったんですけど、
時間が見えないとかダブルブッキングしてしまうみたいなところの恐怖っていうのは、その辺でラーニングした気はしますね。
そうですね。
仕事術といえば自己啓発なんですけど、僕が若い頃に影響を受けたのは「仕事は楽しいかね」という本で。
ああ、なるほど。はいはいはい。
で、あの本は、いわゆる7つの週間的な最初に目標を決めて、そこから逆算するっていうトップダウンの方法って本当はどうなのっていうことを、
ちょっと挑発的に書く本で、僕は結構ひねくれ者なので、そういうメジャーなものに対するアンチテージな考え方っていうところに結構惹かれて、
その頃は結構バイブ的でしたね。で、その後に7つの週間を読んで、
逆なんですね。
これはそれでいいこと書いてるんだとは思いましたけど。
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はいはいはい。そうですね。
GTDとの出会いだから、それよりもっともっと後ですね、きっと。
まあGTD自体があの本として出てきたのは1999年だと思って、
だから日本に入ってきたのは2000年代ですよね。だからちょっと後なんですよね。
GTDも、それに最初に触れた人と、それ以前に7つの週間などのその他のものに触れてきた人と、
たぶんね、捉え方が違うんじゃないかと思うんですよね。
GTD自体がそれ以前のものに対するアンチテージ的なところがあるんで。
その頃はもう、その頃は仕事術って呼んでましたよね、そのカテゴリー。
GTDの頃は仕事術とたぶん呼ばれてたと思うんですけど、
例えば、自分が20代の時にそのカテゴリー、だからビジネス書って言われてたんかなあ。
あのね、今言われる、想像するようなビジネス書っていうジャンルがなかったんじゃないかと思う。
そうですよね。自己啓発は確かにあったんですよ。それはもう間違いなく。
例えば、人を動かすとか、さっき言った7つの週間とかは、あとは思考を現実化するとかは、
そのぐらいの時代からあったはずですし、それは普通に自己啓発とかの棚には置かれてたと思うんですけど、
ビジネス書って、たぶん、ジャンルとして認知されてないか、書店でもそんなコーナーはなかったですよね、きっと。
えっとね、僕90年代に書店で働いてたんであれですけど、ビジネス書というジャンルはたぶんあったんですけど、
たぶん今ビジネス書といって多くの人が想像するようなものとはちょっと違ってたんですよね、たぶん。
ビジネス書っていうともうちょっと本当の実用書、実務。
ああ、はいはいはい、なるほど。
会計管理の何とかとか、財務情報何とかとか。
ホームチェキ、あれこれ、みたいなそういう感じですね。
そうそう、実用、実業っていう感じのものと、
何でしょうね、
あとはビジネス読み物的な、
本田総一郎の言葉的なものとか、
会社ドキュメンタリーもの、
マイクロソフトなんとか帝国みたいなやつとか、
そういうものが雑多にあったんですけど、今ビジネス書の棚にあるようなもの、そんなにはなかったですよね、たぶん。
昔はその、がっつり実務と、いわゆる経営書、経営書の試み方、あとは経済書、経済学の流れを汲むような本で、
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いわゆる自己啓発、個人、セルフヘルプのノウハウじゃないな、セルフヘルプの考え方を示す本っていうのが主流やったんですけど、ある時期以降から、
ノウハウ書っていうのかな、ノウハウ書と言えばいいのかちょっとわからないですけど、が割合的に多く示られるようになってきたと。
そうですね、あとノウハウが細分化されましたよね、仕事のできる人のなんとかみたいなざっくりしたものから、
仕事がうまくいく人の時間管理とか、メールの返し方みたいな、
それはでもそうか、だから知的精査の技術も、やっぱりその、例明記の本たちは、だいたい読む書く考えるを全部語ってますけど、
近年に至るほどカテゴリー化されてますよね、おそらく。 そうですね。
なんかそれこそ、そんなのあるかどうかわかんないけど、成功する人の朝の30分が使えるみたいな、狭いなって思った。
それはだから、いわゆるニッチ化っていうか、分類を細かくしていくことで、独自の存在感を作るっていう、
マーケティングの方法論ですね、それはだから。
そうか、有名どころの仕事術以外の本で、これよかったみたいなのってあります?覚えてるもので。
えーっとね、いろいろあると思うんですけど、その時代のもの、有名どころじゃないって言うと公平がありますけど、マンダラート関係はここはすごく大きかったですよね。
あと、90年代割にアメリカのビジネス書の翻訳、ビジネス実用書の翻訳、その手帳術みたいなやつの翻訳ものが結構あって、
そういうもので結構今につながる、今でも重視しているやり方みたいなものを学んだところはありますね、結構。
そうか、手帳術。一応僕、ハン・ニュー・アラール手帳術みたいな本を書いてますし、その時に結構日本の手帳術の本って一通り読んだんですけど、あんまり海外のは僕は読んだことがないかな。
そうですね、手帳術というか、特定のシステム手帳のガイド的な位置づけだったりとか、具体的に言うと80年代の終わりぐらいはタイムシステムっていうのがあって、
その後、アメリカにデイ・プランナーっていうのがあったりとか、で、フランクリン・プランナーですね。僕ね、フランクリン・プランナーから7つの集会に入ったんです。
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ああ、そうなんて。なるほど。だからその手帳発、システム手帳発のその背後にある仕事術の思想みたいなところも結構あって、マンダラートもその一つでしたけど、
そういうものをかなり雑多にあったし、あったものをほとんど片っ端から読んでた気がしますね。
僕の場合はさっきの言うと、野口さんと同じ流れで、その情報整理から入って、その情報の中に当然そのタスクとかも含まれるわけじゃないですか。
はいはいはい。
そこからの流れか。だから例えば、なぜか仕事がうまくいく人の習慣みたいな本がありまして、かなり古いやつなんですけど、あれもだから情報整理の話でやっぱり仕事術の話なんですよね。
そうですね。
まあだから当然か。ホワイトワーカーは情報整理することが仕事やから、その辺では重なってくるか。
だから仕事術って言うけれども、たぶん90年代以前は例えばその仕事の管理、タスク管理みたいなことってあんまり大きなテーマとして扱われなかったんですよね。
そうでしょうね、きっと。
スケジュール管理しかなかったんですよね。
うんうんうん、それはわかります。
だからそれよりも、情報整理。情報化社会が進展して、私たちは処理しきれない大量の情報に囲まれているけれどどうするかみたいなことが書いてある。
まあ今から思うとその大した量の情報じゃないように、今の目で見ると見えるんですけどその当時。
確かに。
ただその当時は逆に紙入りってその情報を扱わなきゃいけなかったんで、今とはまた違う大変さがあったんでしょうけどね。
だからGTD以前はそんなにシステマティックじゃなかった。自分のことを振り返ってそんなシステマティックではなかったですね。
だからその手帳、もう僕もそのシステム手帳とかでもガッツリ管理するとかはなかったですし。
だからシステム化したのはやっぱGTD以降かな。
僕の認識だとGTDはタイムシステムからフランクリンプランナーに至るあのシステム化された手帳のシステムに対するアンチテーゼだと考え方をしたんですよね。
で、まあ多分フランクリンプランナーがその頂点にあったんですよね。
36:00
まあそうですよね、おそらくは。
で、そのシステマティックさに惹かれたというところがやっぱり90年代にはあって、
自分のその仕事の苦手な部分を補ってくれそうな気がして、飛びついたりもしたんですけど、
まあやっぱりこういろいろ限界が、やってるうちに限界が見えてきて、
それと並行して野口さんは逆にあくまでもプラグマティックに、
目標をどう実現するかとかは考えずに、
いかにその時間を広く見て俯瞰して適切に配置していくかっていうところから野口さんは語ってたわけですよね。
ちょっとそういういろいろ違う考え方が並行して90年代には入ってきてて、
それぞれに試行錯誤をみんなでしてたんですけど、
GTDで割にそれを一気にひっくり返されたというか。
それ以降の目が育った、一応そのGTDと同じきマニュアルアナの法則というのがありまして、
それはある分野では一斉を踏み出したんですけど、僕は非常にマニュアルアナの法則大好きなんですが、
でもGTDほど広まったかというとそうでもなくて。
そうですね、そうですよね。
現代やとそれからそのポモ道路テクニックがわりかし広まってるんですけど、
タスク管理とは言い難いしね、タスク実行手段というか、CTDがやるような情報整理ではないという点がある。
あれはメンタル管理の方にむしろ近いですよね。
確かに。
情報と術が指すものがもうとてつもなく広い。
そうですね。
だからGTD以降とそれ以前は分けて考えたほうがいいんだと思うんですけど。
ただやっぱり、ごめんなさい。どうぞ。
いや、とは言ったことはないんですけど。
GTD以降にもう一個名前を挙げたんですが、バレットジャーナルなんですけど、
だから、昔は手帳術が話題としてトピックが手帳術だったのか、
今はどっちかというとノート術にキーワードが移り変わってるなと。
で、おそらく包括的な話は、そうやってツール、ガジェットと結びつけないとしにくいというか。
昔のように広い話はしにくくなってきてるかな。
そうですね。あとは昔よりも不自由になってきてるんですよね。
39:07
自分のやり方でやるという余地がどんどん減ってるような気がしてて。
そうか、確かに。
結局会社員が結構それこそカレンダーを共有させられるという変形ですけど。
なるほど。
自分に合った、あるいは自分が取り入れたい時間管理とかスケジュール管理の方法をやりたくてもできないっていう。
一番それをやりたい仕事の分野で結局その共有カレンダーを使わなきゃいけなくなっちゃったりとか。
カレンダーどころかタスクまで共有しなきゃいけなくなったりとかね。
いわゆるベースキャンプとか、あの手のツールを使った時に。
あれ自体すごくよくできてると思うんですけど。
結局仕事のプロジェクトのタスクリストが共有化されて、そこで自分にアサインされちゃったりとかして。
どんどん自分のやり方を自分で工夫して乗り切っていくっていうことがしづらくなってますよね。
ちょっとバレットジャーナルって、別に誰かがそう明言したわけじゃないんですけど、その自由を神の世界で取り戻しているような感じがします。
それはあるでしょうね。だからそこにやっぱりライフハックと同じマインドセットは確実にあって、そういう反骨精神というんですか。
神の手帳っていうのはそういう会社のシステムに侵入されないというか、ある程度私だけが触るツールとして使えるので。
だからデジタルじゃなくてアナログツールが持ち出されているっていうのはその息苦しさもあるんだろうなという点と、
昨今の独学ブームっていうのも、会社的プラットフォームに取り込まれない領域じゃないですか、独学っていうのは。
工夫が発揮できる唯一の領域として残っているというか。
そうですね。
おそらくそういうことなの。それ以外のところってハックしづらく、どんどんハックしづらくなってきてるっていう。
ちょっとディストピアですよね、それは。
そうですね。
でも結局人間の尊厳に結びついてることじゃないですか、自分の。
そうですね。
自分の領域、自分の時間、それをどう使うかっていうところがね。
だからそうですね。これは仕事術っていうと、単純に言うと効率化内容や生産性向上、英語で言うとプロダクティビティっていう単語になりますけど、
42:08
日本の仕事術は生産性だけを含意してるわけじゃないですもんね、なんとなく。
そうですね。
いろいろありますよね、仕事術。
ビジネスショーの棚に入っている、昔から入っていたものの中でも、それこそ自分の仕事を効率化するっていう仕事術もあったけれども、
はい。
なんだろう、同僚と差をつけるためにこうする前みたいな。
ありますね。
系統のものもあるし。
すごい広いですよね。
だからね、仕事術と会社員。
立ち回り術みたいな。
そうそう。
もあるし、業務、実務そのものの術もあるし。
そうか、だから、最近読んだ本で、日本の雇用と海外の雇用の違いの本を読んだんですけど、他の国はジョブ型やと。
つまり職務規定があって、その職務を発揮できるスキルがある人が雇われると。
日本の場合は、とりあえず雇ってから、OJTでいろんな現場を回して、能力をその企業色に染めていくっていう方式があると。
って言った時に、仕事の幅が日本のが広いですよね。
だから、個人が担う。
だから当然、仕事術の幅も広がってくるっていう。
そうですね。
あと、自分が置かれている場所でどう振る舞うかっていうのが、すごく重要になってくるっていうのも。
アメリカは、職務、職人的にその職務を全うできることが、おそらく仕事の第一義なんですけど、日本の場合は、むしろそれが第一義じゃない可能性すらありますからね。
場所によってはそうでしょうね。
職のメンバーとして、中世主義を持って、ちゃんとやっていくっていうことが、多分、ファーストプライオリティであって。
仕事ができること、いわゆる業務として仕事を遂行できることっていうのが、2番とか3番やったりすることがありますからね。
場合によってはそうですよね。
そういう中で、単純にアメリカ式の生産性向上を導入することの意義って、実はあんまり良くなってもする可能性がありますね。
そうですね。だから、90年代のタイムシステムみたいな考え方とか、タイムシステムは、プロジェクトのアウトプットを決めて、それに対してそれをタスクに分解してっていう仕組みを持った手帳だったし。
フランクリンとかは、そのさだに上位に、自分のミッションの価値観などっていうのをその上位に置くことで、その中に位置づけていくっていう仕組みを手帳の中に組み込んじゃってるんですけど。
45:08
そういうものを、自分が原理、会社でやってる仕事に当てはめようとした時に、すごく苦しむことになるんですよ。
でしょうね。
会社の動いてる原理と全く違うんですよ。
なんかね、そういうことでバタバタしていた時代として、何か90年代が記憶されてますね。
日本の場合、本当に独特なホワイトワーカーでない限りは、結構職務全般は広いですし、チーム単位で作業が割り振られてやっていくっていう現状が多いので。
だから単一の一人が精査性向上をしたとして、損するのはその人なんですよね。どう考えても。
そうなりますね。
おそらくジョブ型の場合は、精査性を上げると、その人はきっとハッピーになるんですよ。おそらく。
働いたことないからわからないですけど。そこがもう違うんですよね。カルチャーからして違うんですよね。おそらく。
そうですね。
だから典型的な例が、一人がものすごく効率化して定時に帰れるようになると、あいつは定時で帰ってるからもっと仕事を振るっていうことに当然になっちゃうわけですよね。
あるよ、それでこいつはロイヤリティ、忠誠心が低いんだって思いにしまうっていう事態もあるっていう。
そういう環境を前提とした上での仕事術って一体なんだろうなっていう。そのOBS機能が果たして正しいのかもわからないですよね。
正しい正しくないの問題じゃないんでしょうけれども。
ただね、働いている人の一人一人の人生の価値ということを考えると、どうなんでしょうね。
例えば個人の生産性に興味を持ってそういう本を読む人は、旧来型の日本組織とは反りが合わないというのはあるでしょうね。動かしがたく。
そうでしょうね。
仕事術って一口に言っても、仕事が違うからもう何も言えない。汎用性のあることって非常に言いづらいというか。
知的精査の技術もそうなんですけど、それぞれの人のやりたいこととか思考の癖が違うから一般化はしづらいっていうのはあるんですけど。
日本における仕事の多様性というか、もう結構一般化を阻害しますよね、きっと。
だと思いますね。もちろん日本の職場でも全然職場によって違うんでわからないですけど。
48:03
特にこの10年ぐらいは随分変わってきたところもあるでしょうと思いますが。
ましてこの2,3年で大きく変わらざるを得なくなって、それが持続的に良い方向に変わっていくようなところもあるでしょうし。
そうなってほしいという。さらに矛盾が増えるところもあるでしょうし。
だから、家で仕事をせざるを得なくなった時に、よりジョブ型に近づいていくというか、割り振られたタスクが終わった後で終わりにできるという環境の中であれば、
たぶんその生産性向上というの意義があると思うんですよ、きっと。
そこに踏み切ってないところで、生産性向上というのはたぶん空回りするし、圧力も生んでしまう。
だからそこの根本的な前提条件というか、自分の職場の文化は何かというところを探るところが、さっとなんですよ、仕事術というのは。
仕事術と言ってしまうとそうなんでしょうね。
そこがね、特に著名人の人が組織人じゃないことが多いというのが問題ですね、ノウハウを書く人が。
僕もそうですけど。
フリーランスなので、人に気を使わないし気を使うのが嫌いな人がフリーランスをやってるわけですから。
職場での立ち回りの上手さみたいなのがむしろ下手だったりするわけで。
だからそういう仕事術っているよな。
これは組織に負けてるという考え方もありますけども、そういうの。
でもどうなんかな。
やっぱり他の人とうまくやっていく方向というのは立派な仕事術だと思うんですけども。
だから人とうまくやっていくということと、明らかな非人間的なシステムに合わせていくかどうかっていうのは別の問題なんですね。
確かに確かに。
だからそういうことを考えたときに、最初の話に戻りますけど、
調整理法シリーズとか、7つの習慣とか、マンダラートのシリーズとかは、
個別の状況に適応するだけじゃなくて、もっと広く見たときに、
個別の職場でどう振る舞うかということよりももっと広い範囲の中で、
仕事術というか、生きていくことを楽にしてくれるヒントをくれた。
ある程度の普遍性を持っていた本。
自分の世の中ではそういう本だったと思います。
51:00
で、今自分が書いているものにも、多分それら全部繋がっているんですからね。
特にマンダラートは繋がってますね。
マンダラートは何表現なんですかね。
例えばアウトライナーは階層表現を使うじゃないですか。表現というのは見た目ってことですけど、
あれマンダラートは何て呼んだらいいんですかね。マンダラート的表現。
マンダラートは、あれは階層と平面を同時に表現してるんです。
中心に対する、中心が1個上の階層なんですよ。
マンダラートは上から見ると平面だけど、横から見ると階層になってるんですよね。
イメージとしては。
中心が1個、高い位置にある。
だからマンダラートはアウトラインに変換することができるんですね。
ただ、書くときには平面であるということの、
それがアウトラインにはない部分であるというのと、
平面上の配置の仕方によって意味を持たせられるっていう。
そう考えると、多分、ツールの制約は1つ置いといて、
日本人が素直に使えるのって、多分マンダラートの方じゃないかなっていう気はしますね。
日本人が素直に使えるというか、
マンダラートの制限があった方が上手くいく人っていうのは明らかにいると思う。
アウトライナーの自由奔放さが逆に使いづらい感じが。
デジタルツールでマンダラートが今のところ使える、これですよって
勧められるのが特にないからなんとも言えないんですけど。
アウトライナー使ったときに最初の混乱みたいなのは、
マンダラートは多分少ないし、何をしようとしているのかがはっきりするんじゃないかなと。
だから思考の整理っていう意味で、
マンダラートは割りかしいいような気がするんですけど、あんまり流行ってないですね。
まあ、皮肉なことにマンダラートを一番広い範囲に広めたのは、
大谷選手ですね。
そうですね。
大谷さんと、それに教えた、高校の時だかの先生なんですね。
まるでその先生のオリジナルであるかのように広まっている面もあるので、
ちょっと嫌なんですけどね。
なるほど。
でも、大谷翔平経由で広まっているマンダラートは本当にマンダラートの一部なんで。
うん、そうですよね。
ただあれはすごく使い方の例として、いいものだったと思うんですけど。
平面で展開していく、あれは本当にマンダラートの使い方の一部なんで。
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ただそれ以外の使い方がね、ほとんど今も情報が見つからない。
まあ、そうでしょうね、おそらく。
残念なことに。
なんかね、僕の勘定の印象ですけど、アウトライナーは西洋的で、
マンダラートは東洋的、まあそもそも安直な感じですけど、感じがしますね。
まあでも、そう、東洋的、仏教のマンダラートをイメージしているわけなので、
仏教、密教のね。
平面的に配置するっていうのは、要するに一神教というよりは半神教というか、半神的というか、
半洋製の半ですけど、平面に同一の価値として並んでいる感じがあって、
どうしてもアウトラインは、当然ですけど、ピエロヒーをイメージでしまうというか、
というところがあって、なんか僕はマンダラートの方が日本人としては書きやすそうな気がしますね。
だから本来アウトライナーは階層を崩して組み立てられるっていう機能があるんですけど、
それを説明しないといけないじゃないですか。残念ながら。
でもマンダラートは見たら一発でわかるじゃないですか。
その見たら一発でわかる強さはありますよね。
そうですね。
だからよくマインドマップと比較されるんですよね、マンダラってのは。
なるほど。
ただマンダラのマインドマップと違うところは、まず数が制限されている形状。
無限に出せないっていうところに結構意味があるのと、
あと広がっていくだけじゃなくて、中心に向かって収束していくイメージも持たせられる。
周りだけ書いてこれは何かって言って真ん中を抑え込むっていうね。
マインドマップは真ん中絶対要りますからね。
そう。だから結構違うんですよね。
で、あともう一個、マンダラじゃないや、マインドマップは正式な書き方で言うと、
中心から先に行くにつれて細くなるんですよね、その濃度の線が。
はいはいはい。
マンダラは全マス等しいじゃないですか。
はい。
一応サイズ的には。
はい。
なので、ある種のプロセス型アウトライナー的にはどこでも一緒みたいな。
そうですそうです。
項目の均一性がありますね。だから階層を感じさせないですね、あれを見ていると。
そうです。で、たまたまそれを真ん中にすれば意味が変わるっていう。
うんうんうん。
たまたま置いた位置によって意味が変わるっていうところ。
本当にこうやって言うと、マンダラートの考え方をものすごくアウトラインの考え方で僕は持ち込んでるんですよね。
だからそこの感覚がまだ引き受けられてないじゃないですかね、多くの人が。
多分伝えられてないんでしょうね、そこが。
そのやっぱり位置の大きさっていうところはアウトライナーよりもマンダラートの方が多分でかくて、その位置の重要性。
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当然ですけど二次元ですから。そこの辺の感覚をなんかフュージョンして伝えられたらいいんじゃないですかね、きっと。
そうですね。そのマンダラートは手帳だったんですよね、一番最初。
ああそうですね、はいはいはい。
デジタルツールじゃないんですよね。
しかも手帳の使い方ガイドみたいなものがついてて、そこに人生をどうやって乗っけていくかみたいなものすごい綿密なガイドがついてる。
どっかで書いたと思うんですけど、アウトラインプロセッシングライフっていうのはそれをアウトライナーで再現しようというところがあるんですよね。
だからその人生の乗せ方自体が仕事術になってるんですよ。
マンダラの仕事の仕方っていうのとは別に、その応用プログラムの一つとしてそこにも人生を乗っけちゃいましょうっていうものがあって。
で、それ自体が結構手帳術になっていたりして。
うん。
その辺の影響と、逆にもっとものすごく現実をどう捉えていくかっていう、超整理法の考え方と、いろんなものが90年代に混ざってきたんですよね。
なるほどね。
そうで混ざってくる感覚は確かにありますね。
それは。
混ざってくる。
で、それと別に文章を書くためのアウトライナーっていうのが自分の中では当然ずっとあったわけで。
その混ざったものがアウトラインの上に乗っかったんですよね。
なるほど。
やっぱりマンダラートを土台としたアウトライナーっていうのは、むしろ打ち出した方が面白いですね。
全然立体感が違う感じが、今話聞いてて思いましたけど。
そうですね。マンダラートについてもいつかちゃんと話したいという気持ちがあるんですけど。
まあね、やっぱりアウトライナーは、フローリーがある程度使ってもらいやすくなったから話しやすくなりましたけどね。
やっぱりその短い使えるツールがない段階でその話をしてもらっていう。
一応マンダラートは手書きできますけど。
手書きもできるし、アプリもあるんですけど、あれはiOSでしか使えない。
まあExcelで力技でできますけどね。
そうですね。
中古都市術っていうのは、それを実行する必ず何かの手段というか、ガジェットというか、ものがあって。
それがある時期はだいたい手帳をやったと。だから手帳術=仕事術=情報整理術やったと。
そうですね。そういう感じがあると思いますね。
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今はそこの手帳の部分だいたいアナログのノートが入ってきたり、逆にiPhoneとかのスマートフォンが入ってきて、個人の情報整理を援助していると。
その代わり、アナログはアナログの限界があり、アプリにはアプリの限界があって、
あまり広い意味での仕事術、全体的な仕事術というかな、タイムスケジュール+タスク管理+ヘッドセットラープラスみたいなコンテンツは、いわゆるマーケットの細分化によって結構生まれにくくなっていると。
そうですね。
路直球の仕事術って、だから最近あんまり見ないですよね。なんか本当に具体的な分野のノウハウばかり。
そうですね。あとその中心をどこに置くのかっていうのがちょっと明確じゃなくなっているというか、それこそ、マンダラートもそうだし、フランクリン・プランナーとかもそうですけど、中心に自分があるんですよね。
そうですね。はい、わかります。
自分がどう生きるかっていう中に仕事術も入り続けられるんですけど、路直球の仕事術は逆に、自分の職場なら職場、自分の仕事なら仕事の中に自分をどう組み合うかというものがあって。
でね、仕事術という名で紹介されているものって、どっちなのかがよくわからないというか。
なるほど。
何のためにその方法を自分が身につけたいのかっていうのがあんまりクリアーじゃない印象を受けるものが多いですよね。
仕事術とちょっと違うんですけど、愛されメイク的な、褒められなんとかみたいな。
それは、そのような人間に自分がなりたいのか、人からそう思われたいのかってよくわかんないじゃないですか。
そのよくわかんないところがポイントなんだろうと思うんですけど。
おそらくそうですね、きっと。
仕事術がそれに近いものがあるというか。
今はその、巨大プラットフォームの時代とか、変化が多い時代とか、だからこれこれこうしようみたいなことが言われていて。
どっちの、さっき言った自分のポイントも仕事のポイントもないんですよね。
周りがこうやからこうした方がいいみたいな話であって。
でも、だからそこを考えるのが仕事術というか。
だから仕事の話にすると、さっき言った多様性の問題が出てきて、一般化が難しくなると。
自分の問題にすると、そこを向き合うのは重たい話になると。
だから、そういう空気的な話になってしまう。
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そうですね。
多分それね、どれだけ必死に身につけても、多分幸せになれない気がするんですよね。
まあ、そりゃそうでしょうね。きっと。
まあ、そうやと思います。
そこを問うところから始めるっていうのは、多分真っ当ですけど、
まあ多分手に取られない。
そこに返ってくるわけですね。
そうじゃないかな。
つらい。
なんかその、騙すというんじゃないですけど、
つらい。
そういう問いに取り込まざるを得ないのが結構後半に仕組まれてて、
なんか入り口はなんかもっと手軽にドア開くような感じがするっていう体裁じゃないと、
少なくともビジネスショーという棚では取りにくくてもらえないんじゃないですかね。
そこなんでしょうね。
現実的にそういう本ばっかりになってるってことは、いやわかりませんけどね。
その本が先行で、その傾向が生まれているのかもしれませんし、
傾向に沿って本が生まれているのか、どっちが先かわからないですけど、
でもまあ、その手の話はあんまりビジネスショーじゃなくて、
なんか新書とか文庫とかで語られる話ですよね、今のところは。
そうですね。
で、あれ決して持ち上げるわけではないんですけど、
全てはノートから始まるっていうのはそういう本。
そういう本ですね。
そういう本ですよね。
そういう本です。
要は、そういう本ってどういう本だっていうのが難しいんですけど。
なんて言うんでしょうね。
あなたは誰なんですかに答えなければ始まらないという本ではありますね。
そうですね。
で、あなたは誰なんですかに答えなきゃダメですよっていうだけじゃなくて、
あなたは誰なんですかに答えたくなるような作りをしてると思うんですよね、あの本は。
なるほど。
まあ、それに誰もがそう思うかどうかわかんないですけど。
で、やっぱりそういう、今この話をしてて思うのは、
自分がその影響を受けた仕事を述本としてあげた本は、本もやっぱりそういう本だったような。
なるほどね。
自分が誰でありたいのかに答えたくなる。
まあ、それこそミッションを書くなんていうのは一番ストレートにそれを表現したものですけど、
あれはあれでちょっとね、難しい。
神様を持たない人があれを書くのは結構難しいところがあるんですけど、
まあそれは別にして、マンダラートにしても、
あの、まあ、長生理法はちょっと違いますけど、
やっぱり自分が誰であるのかっていうのを考えさせてくれるものが好きだったんでしょうね、やっぱり。
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それは、たぶん、死になる自己啓発ということだと思うんですけど。
まあ、そう、それが自己啓発ですね。
おそらくね。そこがたぶん完全な、いわゆる他者啓発を装った自己啓発とか、
いや、いけいけ、自己啓発を装った他者啓発っていうのがいっぱいあるわけですけど。
そうですね。おのれに向き合う。
でもまあ、そうですよね。だから、いわゆるキリスト教的には、
その自身が神の子として神と直面するために、やっぱり自分を確立することは必要で、
日本の場合はそこはどちらかというと空気が優先で、わりかしスルーされるし、
大体、自己を見つめると日本社会で苦労することが多いんで。
そこはやっぱり、西洋的な考え方、西洋って個人を大切にしますから、
そこが輸入されて初めて出てきたっていうところでしょうね。
確かにそうやな、その習慣。GTDもそうですもんね、高度な話しますけど、
基本的には自分視点を確立するっていう。
まあでも、コンマリ流もあなたの好き嫌いにしましょうよっていう話なんで、
コンマリ流の捨て方も。あれも事故の回復といえば事故の回復ですよね。
コンマリ流は実は、その要素がすごく強かったから成功したんじゃないかなと思いますね。
そうですよね、そんな気がしますね。
だから、ここの現代において事故を取り戻すっていうことを、
ノウハウとかに乗っける形で何とか出していくっていう。
だから、その事故を取り戻しましょうっていうメッセージでは多分ダメなんですね、きっと。
そうですね。だからある時期にそれが夢っていう言い方ですごく表現されたんだと思うんですよね。
でも最終的に夢もブームになって押し付けられる夢になってしまって、結局事故じゃないものに変質してしまうっていうトラップがありますよね。
そう、あとね、ああいうとこで言われる夢の多くが職業になっちゃうんですよね。
ああ、なるほど。
職、まあそうですね。夢、まあね、夢っていってもいろんなレベルがありますもんね。
ありますよね、もちろん。
大抵の人の夢って結局、なんか佐々木さんとの対談でそんな話だったんですけど、
放っておくとお金が儲かって人に好かれて、ぐらい?
それはそれでね、この全部重要なことですけど、
もちろんね。
多分そのさらに上の階層があるはず、だという気はしますが。
そうですね。だから何を成したいのかっていう、
まあこの問いは多分危険ではあるんですけども、あなたは何を成したいんですかっていうと結構危ないんですけども、
まあでも一度ぐらいは向き合っておく必要があるでしょうね。
1:09:01
そうですね。
異体なロシアの歴史の中に自分を位置づけたいみたいなことになってしまう。
もちろんありますけどね。
でもその問いに答えない限り優先順位ってものがつかない一種の選択って結構できないですよね。
そうですね。
まあそういうところかな。
ちなみにもう伝天仕事術の話に戻りますけど、生産性向上に興味はありました?
ありました。
今でもあります?
今はないですね。
いや、ないっていうか、それがすごく難しい。やってみると一つにならないっていうことがもう。
ただ、生産性が低いので、低いという自覚がすごくある。いわゆる生産性の低いという自覚もあるんで、
そこを必要以上に低くならないようにしたいという気持ちがありますね。
まあね、確かにね。それはね。
ただ、ことさらそれだけを上げていきたいという気持ちはなくなりましたね。
うーん。
やってもあまり意味がないという。
まあね、質とかがトレードオフになっちゃうことが多いんでね。
うーん。
そうですね。だから、これまた別の回で考えますけど、生産性って向上させるべきものなのかなっていう結構ラディカルな疑問が僕はさっきありまして。
はい。
生産性っていう概念自体がね、向上の。
そうそうそう。
そういうことですね。要するに。
そこを、もうその指標いらんじゃないかなーっていうふうに、ちょっと最近思ってるということなんですけども。
その話は多分、それだけで1回のテーマになりますね。
うん。なりますね。だから、これまた別の回で考えたいと思います。
あ、思い出しましたね。僕ね、結構ドラッガーに影響を受けてますね。仕事に話していると。
そうだそうだ。そうでしたね。
ドラッガーの「あなたは何で覚えられていたのか」っていう話が、僕の中のブランド感覚と今でも繋がってますね。
あー、それは大きいですね。きっと。
だから、何でも手を広げてやったらいいという考えは、やっぱりその辺は違うなっていうのは、ドラッガーからもありましたね。
自分の仕事っていう言い方も、あれですかね。そういうとこですよね。
そういうとこですよね。きっと。
仕事術、経営学に近いですけども、村上晴世の喫茶店、ん?ん?
喫茶店かな?ジャズ喫茶の経営の方針で、その10人来たら、一人だけめっちゃ気に入ってくれるお客さんがいたら、経営っていうのは成り立つっていう話をされてて、
それは僕の手術学として受けつかれてるというか、それは今でも意識してますね。
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だから結構、個別の仕事と言うよりは、好きな人の仕事についての考え方が蓄積してるっていうところはあるかもしれない。
はいはいはい。そうですね。
まあ一応ね、本の名前はいくらでも挙げられるんですけど、結構ビビットなインパクトがあった本を挙げると、そんなところになりますね。
もし私が読んだ仕事実の本、こんな良い本があったっていう方があれば、ハッシュタグ打ち合わせキャスト日夜かなり打ち合わせアルファベットキャストまでいただければ、クラスターがチェックしたいと思います。
はい、というわけで今回は、何か告知したいこととかってございますかね。
告知、特にないです。
今回は終わりまでしたいと思います。お疲れ様です。
お疲れ様です。
(ご視聴ありがとうございました)
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