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第四十二回:Tak.さんと『Re:vision』リアル編集会議&書けないときにどうするか?
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うちあわせCast第42回ということで、今回もゲストにたくさんお迎えしております。よろしくお願いします。
いきなり告知なんですけども、9月の1日、2日前ですかね、ノートのマガジンで郵便屋さんと連載を始めることになりました。
形式的にはたくさんとやっていたリビジョン、仮とほとんど同じような感じで、お互いが交互に別の話、似たテーマで違う切り口で書いていくみたいなノリで進めようかなと思ってます。
大変楽しみにしてます。
一応リビジョンのときは、リビジョンって決まったじゃないですか、うちあわせで。
仮タイトル。
仮タイトルというかテーマというか、テーマを象徴する言葉みたいな。
あの言葉が出てきたとき、バシッて決まったなっていう感じだったんで。
郵便屋さんと打ち合わせたときも何かそういうものが欲しかったんですけど、
Zoomでの打ち合わせでははっきりしたキーワードが見つからなかったんで、連載のタイトルは読書と日記の話ということになってます。
非常に落ち着きのあるタイトルになりましたね、今回は。
そうですね。
郵便屋さんと話してて、書くこと自体は明確になってるんですよね。
日記っていうのは記録なんで、記録っていうものをどう使うかっていう話が起点なんですけど、
最近日記が話題らしいんですよ。コロナ禍において。
自分の内側を見つめようみたいな話で。
自分の内側っていう内と外っていうことを切り分けて内側を大切にしましょうっていう話は、たぶん本を読むこととも近しいだろうなと思って。
僕が本サイド、郵便屋さんが日記サイドで書いていって、どっかでお互いの話が交わったら面白いなぐらいの。
あくまでこの段階ではその予想で、二人とも連載のアウトラインは立てないままにスタートするという感じですね。
倉下さんも立てない。
材料メモは並びましたけど、アウトラインは今回も作って。
前回も一応ちょっと作ったんですけどね。結局それどおりには書かなかったんで。
ちょっと作ってましたよね。
あれって何を書こうとしてるのかを明確にしてる作業っていう感じですね。
それがアウトラインなのかもしれませんけども。
今回もたぶん3ヶ月から4ヶ月ぐらいで、総量的に同じボリュームにして本作りに結びつけられたなと思ってます。
こういう形で連載本連載本でやっていくと、文の書きとしては結構いいサイクルが回るかなと思うんですけども。
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なかなかあれですよね、あんまりやってそうでやってない形ですよね。
そうですね。
リアルでやるのは難しい形だから、こうやってKDPみたいなものがあるから、そういう時代だからできることなのかもしれないですけど。
そうですね。
やっぱり雑誌の交互連載とか往復書簡みたいなものは昔からありますけど、
あれはやっぱりどうしても雑誌の12号の中で終えなきゃいけないとか。
ありますね。
もちろん締め切りも決まってるし、交互にやらなきゃいけないってのもあるかもしれないし。
なかなかどうしてもそうなっちゃうんですけど。
こういう緩いんだけど絶対終わらせるぞ的な、形になったもの最後出すぞっていう、そこが割りで緩ぎないじゃないですか。
そうですね。
だけど緩いじゃん、そのプロセスが。
これは結局ここに至るまでに、何回も往復書簡的なものが失敗してきてて、
最大の原因は何やろうかっていうと、やっぱり終わりがなかったっていうことなんですよね。
どう終わるのかが決まってないって感じですか。
だからいくらでもかけてしまうんですよ。
連載自体は簡単なんですよ、結局。それは僕だけかもしれないですけど。
たこやしさんだけかもしれないけど。
でもやっぱりいくらでも書いていったら終わらないんですよね。
書かないと区切りがつかないし、次に行けないんで。
だからやっぱりある程度のタームで、話が限定的になることを終わり切った上で書いて、
本にしてまとめて次に行くっていう過程を取ると、やっぱりいいのかなと。
やっぱり区切って本作りにすることによって、やっぱり自分の中でも書いた対象についてもう一回考えることになるんで。
単に拡散していくよりも、やっぱりもう一段深いところに行ける気がするんですよね。
だからやっぱりどっかで一旦閉めたほうがいいなっていうのが最近の感じですね。
楽しみです。
今ちょうど進めてるリビジョンの編集というかな、構成作業、編集作業を進めてるんですけども、僕が。
今回はそのリアル打ち合わせをしようかなと思うんですけども。
難しいか簡単かというと、そこまで難しくはなさそうやなっていうのが第一環なんですけど。
まずツールの話からいきましょうか。
僕自分で書いたやつは全部テキストファイルで保存してたんで、
たくさんからいただいたテキストファイルを共にScribnerにインポートしたんですよね。
ファイル1原稿の形で。
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だから30何個ぐらいのファイルができたわけですね。
Scribner状のファイルができたんですね。
あれはファイルって言うんですよね。
そうそう、あれファイルって言うからものすごくややこしい。
ファイルができたんですよね。
一応最初はクラスターサイド、タッグサイドにフォルダを分けしてガーッと並べたと。
ここからが編集者の腕を見せるところというか、
どう並べるのかというのが一つの課題なわけじゃないですか。
一番わかりやすいのが、どっちか先を決めて、
その人の原稿を全部並べた後にもう一人の人を並べるっていう大くくりパターン。
これは簡単なんですけど、ちょっと面白くないというか、
交互で連鎖してた意味合いが薄れてしまうなという感じがあるんで。
ちょっとどこかで入れ子、互い違いにする、トグルするっていうかな。
にしたいんですけど、これもパターンがいろいろあるわけですよね。
さっきの一通り終わらすパターンから言うと、二分割パターンっていうのがまずあって、
暮らした前半と暮らした後半に分けて、
各後半と各前半に分けて、それぞれを互い違いに入れていくっていうやり方。
それをさらにいくらでも細かくなるわけじゃないですか。
一番細かいのは、だから1ファイルずつ交互に並べるやつで、
いわゆるノートを読んでるのと近似感じにするっていうパターンが一番細かいと思うんですよね。
これをどれするかっていうのを検討しようっていうのが最初のミッションだったわけですね。
全体読んでみたところ、一つのグループみたいなのが見つかったんで、
いわゆるKJ法でいうところの一番ちっちゃいのを並べていったら、
これは崩れないぞっていう塊が見つかったんですよ。
双方について見つかったって感じですか。
たくさんの方で、デイリーリストの運用1、2、3、4、5っていうナンバリングの原稿があって、
あれはもう崩せないなと思ったんですよ。
そうですね。
だからあれがいわゆる本の中の最小単位になって、
あとは他の単位をどう作るのかっていうところを今考えてるところなんですね。
なるほど。
あとはもうアウトライン上の見出しを動かすよりは文章を読むっていうところが必要やなと思うんで、
最初スクリブナーでやってたんですけど、
最初、アウトプットはEPUBファイルなんで、
スクリブナー、テキストファイル出力、伝電コンバーター、EPUBファイルっていう手順は、
少しこの段階では手間なんで、
たまたまではないんですけど、
メルマガのEPUBファイルを作るときに使ってるReviewっていうPDFEPUB作れますよツールがあるんです。
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それはベースがテキストファイルなんで、
そっち、さっき使ってるVS CodeのRevisionsのワークスペースの中にEPUBファイルのフォルダー作って、
そこにテキストファイル入れて、
Reviewを通すとEPUBファイルができるっていうコマンドライン一発でEPUBファイルができる環境を整えたんですね。
なるほど。
今はそれを読んでるとこです。
とりあえず内容より先に読めるEPUBを作ろうと。
ちゃんと読めるEPUBを作ろうっていうのを最初に決めて、
だから内容より先にフォーマット、リストとか強調とかを最初に形を整えようと思って、
今それをやってますね。
やっぱり最近思うんですけどね、読めるとか、
これ完成品、完成品でもないな、
ちゃんと読めるものを作るっていうのが案外大切やなと。
それ大切ですね。ものすごい大切ですね。
ずっとScrivenerとかでファイルを読んでてもちょっと違うんですよね。
むしろ停滞するんですよ、あれやってると。
非常によくわかりますね。
なので今はテキストファイルでEPUBを作って、EPUBファイルで読んで、
気になったものはテキストファイルで直すって、またEPUBを作り直すっていうサイクルをぐるぐる回してるとこですね。
なるほど。
こうやるといわゆる超関図的なアウトラインはなくなるんですけど、
例えば今言ったら5つぐらいのファイル、
僕担当、たくさん担当、僕担当、たくさん担当みたいな感じで、
全部で5つぐらいのファイルに分かれてるんですけど、
当然全体のアウトラインはその形では見えてこないんですけど、
今はこの形で読み進めていくのがいいかなと。
天と地でいうと地の方から行ったほうがいいかなという感じですね。
地の文を常に読みながらやるっていう感じですよね。
そのほうがやっぱり、今までいろいろな作業してきましたけど、
それが一番手が止まらないですね。
ちなみにプリントアウトってしないんですか、そのぐらいの段階だと。
しないです。
僕はEPUBファイルを作るときは基本的にプリントアウトはしないです。
もう全部EPUB、読むのは全部EPUBで読むってことですね。
そうですね、EPUBでですね。
一応さっき言ったレビューってPDFにも、
TEFでPDF作ってくれるんで、めっちゃ綺麗なPDFも作れるんですけど、
一応最終的にEPUBで読むことになるんで、
もうEPUBでやってますね。
なるほど。
聞きたかったんですけど、
例えば僕のさっきの話を聞く前に、
たくさんの中でこういう本のイメージみたいな、
完成形というか到着点みたいなイメージってありました?
その本としての。
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もう編集をやんないつもりだったんで、
僕はもう全然真剣に考えてないんですけど、
イメージとしてあったのは、
それぞれの倉下さんの最初から最後まで、
僕の最初から最後までみたいなのが並んでるパターン。
並んでるっていうか、
どっちかが最初にまとまってあって、
どっちかが後半でまとまってあってっていうパターンか、
完全に交互に進むパターンが。
さっき倉下さん言ってた、
まとまりごとに交互に並べていくみたいなことは、
全く想定してなかったです。
そうですか。
これすると、
だからどこまで読みづらくなるのかっていうのが、
僕今チャレンジなんですけど、
やっぱり話が途切れてしまうんで、
連載で書いてる本が一回途切れてしまうんで、
読んでる人がどれだけ置き去りになるのかっていうところを、
ちょっと確かめながら読もうかなと思うんですけどね。
そうですね。
ただこの1個終わってからもう1個って言うと、
あの話とこの話つながってるな感がちょっと弱いなとは思うんですよ。
読んでないからわからないですけど。
そこはいわゆる本当の交互連載と違って、
交互だけど関係なく書いてるから、
微妙にお互いに影響してるんだけど、
それが顕著に内容に現れてるわけじゃないんで、
交互は難しいかなと思いましたね。
完全交互はちょっと難しいですね。
必然性がない感じになるんですね。
だからそこをある程度の読みやすさの単位で分けて、
切り替えてもそう変じゃない感じ。
もう1個言うと、クリフファンが演出って言うんですけど、
次どうなるのかがわからんまま別の人の話に行くことによって、
先が読みたくなるみたいな効果もあるんで。
いいとこで切る。
当然1から次に挟んで1から3に話が続くわけで、
3、4の時にその1の内容が思い出せるような書き方をしないといけないんで、
そこはちょっと手を加える必要はありますけど、
それをケアしたら案外面白い本になるのかなと思う。
試さないとわからないじゃないですか。
このいう本の作り方がどう機能するのかは。
1回やってみたいなと思ってるんですよね。
あと今思ったのは、特に僕の方がそうかもしれないですけど、
倉下さんも割とそうだったな。
実用的な話をしてるところと抽象的な話をしてるところがあるじゃないですか。
そうなんです。
だから実用話系のまとまりと抽象論系のまとまりで分けるっていう。
そうか、それを今やってる感じかな。
必然的にそうなりそうな感じですよね。
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そうですよね。
あとはそのバランスと、例えば抽象に分けたときに抽象ばっかりで、
そこを読んだらあんまり面白くなかったらそれはつまらないんで、
そのときにパーツの変更とかするのかっていう検討も多分必要になってきますから、
そこを読みながら見ていこうかなと。
なるほどね。そうですよね。
一応普通にクラッシュパーツを全部並べて、タッグパーツを全部並べてっていうのが編集的に一番簡単なんですけど、
それだったら別にチャレンジングの意味が消失しちゃうんで、
ちょっと難しいことをしてみたいなと。
難しいですね。
やっぱりパッと考えたんじゃ思いつかない並び方をしてるというのが楽しいは楽しいですよね。
そうですね。
あとはノートを読んだときと違った体験っていうことをちょっとイメージしてるんで。
本文の中にはそんなに多くは手を加えないつもりですけど、
その綱木の部分に関してはちょっといろいろいじるかなと。
あと、僕結構文章ざっくり切り張りして大丈夫ですかね。たくさんの。
もう全然そこは。
大丈夫ですか。ありがとうございます。
僕も結構インゴ踏んじゃったりするんで、切りにくいかもしれないですけど。
逆にそれ切っちゃって、それが機能しなくなったらそこを変えるっていうのも当然出てくるかもしれない。
なるほど。
まあじゃあとりあえず一回僕の思うプレ完成版まで持って行ってからEバブ読んでもらいますわ。
わかりました。
それでまたフィードバックいただいたらという感じかな。
はい。了解でございます。
基本的に作業はそれだけなんで。レビュー結構いいんですよ。
ちょっと導入めんどくさいですけど、さっき言ったようにコマンドライン一発でできるんで、
いちいちファイルを年々コーパターに上げなくてもいいのと、
当然10万字制限とかもいらないし、
あと、参考文献が割に楽に作れるというか。
参考文献ページを作って、本とか書名を並べるじゃないですか、参考文献ページに。
それが特別な記法を使っておくと、それぞれの書名にIDが振られるんですよね。
本文中でそのID名を指定して記法を使っておくと、
例えば本のタイトルの後ろに自動的に青かっこの1っていうのが出て、1個目の本には。
それリンクになってるんですよ、何もしなくても。
それをリンクしたら参考文献の端末のページにジャンプしてくれるみたいな機能があるんで。
おー、便利。
多分だから客注文使ったことないですけど、自動的に補佐してくれる色なんかいろいろありそうなんで、
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ちょっと真剣に研究してみる価値はあるかなと思ってますね。
うん、便利ですね。
その辺の手作業は結構面倒ですからね。
そうなんですよね。
最後の追い込みのときに、内容と関係ない結構面倒なことがいっぱい出てくるっていう。
最初のうちにこれ固めときゃ、あとはもうフォーマットで処理できるんで。
本文中、この本の中では大量にリストが出てくるんですけど、画像とは別にリストが出てくるんですけど、
あれの処理どうしようかなと思ってたんですよね。
普通に画像書き、いわゆるULIっていうHTMLのところをタグで並べるとちょっとプサイクなんで、どうしようかなと思ったんですけど。
リビューって一応技術書を書くことが念頭にあるのかどうかは知らないですけど、
コードブロック表記っていうのがあって、いわゆる行番号が左に付くコードを書くための記法があって、
特定の記法でそこを括弧で括るとその行番号が勝手に割り振られる記法があるんですけど、
その行番号を無しにするのもあるんですよ。
なるほど。
それ結構リストっぽく見えるんですよね。
その中身はテキストをベタっと書くんですよね。
テキストは普通に書くだけでいいんですよ。
ボーダーが付くんですよ、そこの中に。
ちょうどいい感じになりそうやなと思って、今その記法を試してるとこなんですけど、
わりかし表現力広いですね。
いつも悩むのがアウトラインの見本をどう見せるかっていうのがいつも悩みの種で。
入れ子のリストにULでやると見た目があんまり良くないっていうだけじゃなくて、ページでまたがっちゃうんですよね。
そうですね、確かに。
ここで切れてほしくないところで切れるじゃないですか。
コントロールしようがないんで。
だから結局画像になっちゃう。
それはそれで見づらいじゃないですか。
そうですね。
いつもそれで困るんですよね、実は。
そこの解決策の。
あとさっき言ったリスト表記するとさっき言ったようにIDが振れるんで、
本文中でホゲホゲのリストっていう後ろにリンクが付けられるわけですよね。
これも結構細かい部分で役立つかなと。
コード表記だとすると、インデントの表現とかはどういうやり方なんですか。
普通に本文中にタブするだけだと思います。
僕はそこまで複雑な入れ子上のリストを作ってないからわからないですけど。
その時に長い1項目になっちゃった時のインデントの処理に困る。
僕もコードブロックレビュートじゃなくてないけれども、
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点々コンバーターを使う時に点々マークダウンでコードブロックスタンダードラインを表現することをやってみたんですけど、
長い項目があった時に結局行が折り返されちゃった時に、
そこのインデントの処理に困るっていうことが起こったのでやめたんですよね。
その辺はちょっと試してみないといけないですね。
細かい打ち合わせをしてますね。
いやいや。こういうのは今後普通に本を作っていくとどんどん出てくると思うんで、
引用ブロックだけで対応するのはたぶん無理なんで、いろいろ表現の幅があったほうがいいのは確かですね。
普通に入れ子のリスト、アウトラインの表現でできてもよさそうなものってあれば、
使う場面はあると思うんですけどね、別にアウトラインの表現じゃなくても。
普通のノーマルのULあるいはLIのリストは、
CSSを上から誤書きしないとちょっとブサイクなんですよね。
まんまだときついですよね。
あと本文の中にそのまま入ってる感じがするんで、
特別なリストであるっていうことを明示しにくいんで。
ちょっと癖がありますね、あれは。
本題なんですけど、本題というかさっきの話に近いんですけど、
文章を書いているときに、当然じゃないかな、書けないときが出てくるんですよね。
出てきますね。
書けないときっていろんなパターンがあると思うんですよね。
同じ書けないと言っても原因が違うというか。
そこは分析しないとわからないですけど、書けないときに2人お互いどうしてるのかなっていう、
知的生産Tipsを解き明かせたらなと思うんですけど。
たくさんがはっきり書けてないなと思ったときにやることってあります?
種類があると思うんですけど、長期的にここを最近書けないと、
今ちょっと書かなきゃいけないんだけど、今ちょっと書けないなっていう短期的なパターンがあると思うんですけど。
短期的なやつだと、もう場所を変える。
なるほど。
ここの机に座っていて書けないんなら、出かけて別の場所で書くっていうので、
80%ぐらい解決する感じがしますね。
はい、わかります。
場所を変えるというか、歌詞を変えるというか。
はいはいはいはい。
たぶん説明できる理由があるんだと思うんですけど、
場所を変えるっていうことで気持ちが変わるっていうのもあるし、
たぶん歩いて場所を移動するっていうのも結構大きいんだと思うんですよね。
その2つはたぶん影響してると思うんですね。
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なのでほとんどそれだけですね、短期的なやつは。
なるほど。
長期的なやつは難しいんですよね。
長期的なやつっていうのは、例えばあるプロジェクトAがあって、
そのAが1週間とか2週間全く進んでないみたいな感じですか?
そうそうそう、そういうやつです。
長期的なやつは難しいんですよね。
諦めて別のことをしばらくやるのがいい時もあるし、
そこで粘らないと永久に前に進めない場合もあるし、
その見極めがわからないですね。
逆に言うとそのTipsとしては、できるまで粘るか一旦諦めるか。
なめかせるか。
簡単に言っちゃうとそうですね。
だいたいちょっと違うことをしばらくやるっていうのが有効な場合が多いですよね。
そうですね。
倉下さんはどうですか?短期的、長期的ってやつで言うと。
とりあえずデフォルトを考えてみたときに、通常状態、ノーマル状態を考えてみたときに、
文章が書けないってことがまずないんですよね。
参考にならないよね。
文章が書けないときがない上で、文章が書けないときが起こるってことは何かトラブルがあるってことですね。
トラブルというか欠損なりエラーがあるって。
例えば、もともと言葉にするのが苦手な人が書けないっていうのはちょっと違うわけじゃないですか。
何か原因があるから原因を探して対処するっていう方法になるんですけど、
やっぱり一番、いわゆる今書けないっていうときは同じように移動するのが多いですね。
自宅にいてたら別の場所に行くっていうのが一番多くて、
しかも大体、自宅にいてて書けなくて移動して書けるが多いですね。
逆はほぼないです。
あ、やっぱりそうですか。
外にいてて書けないけど家に帰ってきたら書けたってことはほぼないですね。
ないんですよね、それね、不思議なことに。
だから書けなくなるときも、多分前に何かあるんですよね、きっと。
前の作業とか前にやってたこととか前の時間の使い方がうまく切り替えられてないんでしょうね、きっと。
引きずってしまってるというか。
だからそこをスイッチする。
だから外にいるときは、生活の惰性がないから多分書けないってことはあんまりないんでしょうね。
長期的に書けないときって、
僕らの定存戦略は、書けてるときと書けないときが、山と波のようにちょっと今経験してるんで。
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1年以上これやってるんですけど、今書けてるときなんですよね。
今すごく書けてるときです。
あんまり焦らんように最大限書くんじゃなくて、程よく書けてるときで終わってるんですけど。
書けてないときはなぜ書けてなかったのかっていうとこを考えないといけないなと思ってて。
それはわからない感じですか。
いくつかわかったことはあるんですよ。
一つは、これは以前亡くなられた、以前というかスイッチにつながれた富山茂彦さんが書いておられたんですけど。
一つでは多すぎるっていう話があって。
止まってるときって大体それしかやってないんですよね。
僕らの定存戦略で書けなくなったときって、僕らの定存戦略にフルコミットしてたときなんですよ。
最近いくつかリビジョンも含めて並行して進めてるんですけど、そういうときって止まりにくいんですよね。
考えてみたときに、まさに一つでは多すぎるっていうのが心理的にうまく言い表してるなと思うんですけど、
書こうとしてるものの対象Aについてばっかり考えすぎて、それがめっちゃ心理的にデカくなってるんですよ。
重いという言い方をしてもいいんですけど、
失敗できないとかちゃんとやらなあかんっていう感じがすごく強まるんですよね。
今、複数で2,3個、3たす1ぐらいのプロジェクトを進めてるんですけど、
1個の原稿に対する心理的コミットメントが低くなるんですよね。
低くなると書けるんですよね。
不思議なものですね、それね。
ツイートなら簡単に書けるっていうのはたぶん近いと思うんですけど、
最終的なプロダクトに心理的な比重を強く置けば置くほど、
目の前の文章はこれでは意見合い感が強まるんですよね。
で、進まなくなる。
結局、書かないと直せないっていうのはよく言われてる話なんですけど、
60パーぐらいでも文章を書いて読み直したらいいんですよね。
直したらいいというか読み直すべきなんですよね。
それが、さっき言った1つで大きすぎる状況ではできないんですよね。
60パーの文章をとりあえず書くってことができなくなるんですよ。
だからやっぱり止めないためにはいくつか動かしておくっていう。
いくつかをプロジェクトにコミットして、
ひとつの心理的重さを相対的に減らしておくっていうのが、
そもそも止まらないために重要やなと。
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あと、さっき言ったように、字の文をなるべく読むようにするっていう。
止まるときって大体アウトラインを上のほうでいじってるときなんですよね。
アウトラインだけを考え続けると止まる。
止まりますね、あれは。
それは絶対そうだと思いますよ。
あと一回やったのが、1章か2章かどっちか忘れてたんですけど、
ラフに書くちょっと手前ぐらいかな。
文章になりきれないけど、
ちょっとした思いつきとかばーっと並べたのを作った後に止まったんですよ。
だからさっき言ったように、とりあえず読める文章を書いたほうがいいんですよね。
上から読んでいくときに、文章になってないものって直せないんですよね。
あれは言葉にしづらいんですけど、
ある程度文章になってるってところを読む、
文章になってない箇条書きとかキーワードが出るってところで止まってしまうんですよ。
流れなくなるんですね。
流れなくなるんですね。
これをどうしようみたいなことを考えだすんですね。
しかもこのどうしようって、本文より少し上のことを考えてるんですよ、どうしようっていうのは。
構成をどうしようとかそういうことを考えてるんですよね。
これさっき言ったようにアウトラインをいじってると同じことをしてるんで。
だから全く進まないんですね。
やっぱり不完全でも文章にする。
それをさっき言ったようにPDFとかプリントアウトとかEPUBとか何でもいいんですけど、
読める体制に持っていくっていうのが詰まりにくい方法だなっていうのを最近痛感しますね。
長い文章、大きい文章が書きづらいってそこなんでしょうね、やっぱり。
小さい文章だと上に登らないじゃないですか。
登れないというか上がないから。
悩みようがないんですよね。
矢を無く字の文になりますね、すぐに。
そうなんですよ。ツイートもだって字の文しかないんですから。
それが見出しができて省ができてってなってくると思考がそっちに行って、
そっちに行けば行くほど、心の能力が文章からは離れていく。
それでは、プロダクトのパーツが生まれてこない。
これで止まるのが本当に多かったです。
それは本当に重要だと思うんですよね。
自分で言うのも変ですけど、
たぶん神奈川県で一番アウトライナーが好きな人ぐらいだと思うんですけど、
ひょっとすると関東地方で一番好きかもしれないぐらい。
自分が言うんだからたぶん間違いないと思うんですけど、
アウトラインだけいじってるとダメなんですよ。
33:03
アウトラインだけ考えると絶対に行き詰まるというか、
不思議なものって文章じゃなきゃいけないんですよね。
情報を整理するんだったらアウトラインだけ考えてもできる。
それはもちろんいいと思います。
文章に関しては結局流れていることが何よりも重要で、
だけど昔はただ流れていくものだけを作ってると、
昔は制御できなくなっちゃったんだよね。
だけど今は流れた状態を維持しながらアウトラインを作るということができるので、
逆に言えば昔よりもずっと流れたまんまりしておくことができるんですよね。
アウトラインに戻ろうと思えば戻れる。
昔は結局アウトラインはアウトラインで検討する以外に方法がなかったんだと思うんですけど、
この流れが切れちゃうと書けなくなるっていうのは、
いくら言っても言い足りないというか、大事ですよね、そこね。
アウトライン矢印、アウトライナーとの付き合い方って難しいよなと思うんですよね。
どうしても先に商題とかを立てたくはなるんですよね、やっぱり。
そのほうが落ち着くからなんでしょうね。見通しがつくというか。
で、そこばっかりやってしまうっていう。
仮の商題とかを立てるのはたぶん全然いいんだと思うんですけど、
論史の展開をアウトラインの僕の状態でやろうとすると、だめなような気がするんですよね。
論史の展開というか、論史の展開自体はやってもいいのかもしれないけど、
そこで細かくなりすぎなければいいのかもしれないんですよね。
だからこれ何が阻害して、注意の方向がずれるか混ざるかなんでしょうけども、きっと。
混ざるがたぶん近いんかな。
流れの意識とアウトラインの意識が混じってしまっておかしくなるのかっていう感じはしてるんですけど。
たくさんズーム使います?ズームというかフォーカスか。アウトライン機能の。
ダイナリストなりワークフローを使うときはすごい使いますけど、
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それこそタスクリスト的なものを作るときはもちろん使いますけど、文章を書くときは使わないですね。
文章を書くときはほぼワードのアウトラインになっちゃうんで。
そもそもズームできないっていうのがあるんですけど。
ワードのアウトラインモードを使うんだけど、ほぼ普段はアウトラインモードじゃないんですよね。
流すために結局フラットでなきゃいけないんで。
ちょいさっさんがこの間、今日だっけ?
アウトライナー、文章を書くときにワークフローとかが向いてないってことを。
カーソルの移動の話ですか?
そうそう。それもたぶん含まれるんですけど、流すためにはフラットでないといけないんですよね。
そうですね。
段ができちゃうとそこで当然流れが止まるわけですよ。
流れが止まるんですよね。不思議と止まりますよね。ただの見た目の話なのに止まりますよね。
だからフラットな状態で書いて流しておいた後で、一通り流し切った後で区切りを入れて、
微出しをつけてアウトラインモードに変換するとちゃんとアウトラインができてるっていう。
そういう順番になるんですよね。
そうですよね。
2万字とかの文章になってくると、そのように進められなくなってしまう恐怖。
実際に進められないわけではないんですよね。
結局今滑らかに進んでるんですけど、アウトライン的なものは全くないんですよね。
別に上見てないんですけど、たぶんこれは2万字くらいいくだろうなという感触はあるんで、書けるんですよ、きっと。
書けるんですっていう確信がないときについアウトラインと本文をごっちゃんしてしまうんですね。
してもいいはずなんですよね。
してもいいはずなんですよね。
あれは本当に。スクリブナーを使ってると文章が書きづらいっていうのと、
たぶん動詞の問題なんですよ、アウトラインを考えてしまうっていうのは。
アウトラインを考えてしまうんじゃないんだな、だから。
なんか別のことを考えてるのかな。
スクリブナーの場合はやっぱりファイル単位で流れが途切れる感があるのが一番難しいところかな。
でも逆にそれが書きやすいって人もいるんですよね、たぶん。
ここ分けにすることによってね。
だからそれはあくまでも個人によって違うと思うんですけど。
39:01
決して文章じゃないものが混ざっていっちゃいけないわけではないんだけど。
僕はとにかくフラットで一度流さないと、流す前に見出しを作ることはあるんですけど、
たぶん流すときには見出しを無視しないと、そこでブツッとなっちゃうんですよね。
だから詰まってるときは流そうとしてるけど頭の中にその構造の残像みたいなのが残ってて、
その構造で止まってしまうんかな、きっと。
ここはこれを書かなければいけないっていうのと、
文章が流れてるこれがぶつかって、自分がどっちの方に書いたらいいのかわからなくなるんですよね、きっと。
文章を流すときって、結局自然にどこかに向かおうとするところがあるじゃないですか。
文章が一番進んでるときって、何も考えてないじゃないですか、っていう言い方が正しいかどうかはと思うようとして、
次の文だけを考えてるっていう方がいいかな。
次の文を重ねていくうちに勝手に進んでいくようなところがあるじゃないですか。
でいくっていうのが一番自然に進みますね。
その勝手に進んでいくっていうのは、あるベクトルみたいなものがあって、
そこに向かって推進力が生まれるんですよね、文章を書けるときって。
で、そのときにアウトラインの項目だけみたいなものがその先にあると、
そのベクトルと違う方向のものがボコッと自然に立ち塞がってる感じになるんですよね。
そういうときにはそこで止まっちゃうことがあるんだけれども、
逆に推進力がもうなくなっちゃって、これ以上書こうとしても先に進まなくなったときには、
その先に項目があっても別に問題ないわけですよね。
むしろその項目から再スタートすることができるんで、むしろ項目があってありがたかったっていうことになるから、
なんか絶対にあっちゃいけないっていうよりも、そのときの自分のモードっていうか、
どういうモードになってるかによって多分違うんですよね。
いや、だから項目がそこにあることは多分副次的なもので、
多分僕乗ってるときは下の見出し全部無視して書けるんで、やっぱり。
だからむしろ頭の中に構成してしまった、こう書かなければならないが、多分強すぎるんですね、きっと。
で、書けないときってつまり、一つの文、多分一つ前の文が、ベクトルがね、真っ直ぐじゃないんですよ、きっと。
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どっちにもいけそうな感じがして、でもそれでいいのかなっていう感じがあって、
で、そこが決めきれないんかな。で、文章が書けない。
次の文が紡げない。これでいいのかっていう確信が持てないっていう感じかな。
だから、あらかじめ考えすぎてた。
さっき言ったように2万字という単位を書き切れるかがわからなかったんで、
いや、とりあえず何か不安があって、それを補うためにアウトラインをしっかり立てて、
で、自分では意識してないつもりでも、やっぱり意識してるっていうところなんでしょうね、きっと。
さっき言ったように、ちゃんと書かないっていう気持ちが強くなればなるほど、
そのアウトラインの存在感がたぶん強まるんですよ。
で、余計に書けなくなっていくっていう。
これだけ長い文章があってでも、そのようなトラップにはまるというのが面白いんですよね。
あ、倉下さんでもそういうのにはまるのかと思いますよね。
同じ2万でもブログの文章を10回書くのでは絶対そんなトラップには引っかからないんで、
トラップかどうかは知らないですけど、そういう穴にはまることはない。
やっぱり書こうとしてるものを自分がどう捉えてるかっていうことに強く影響されると思うんですよ。
ブログをちゃんと書かなあかんって思ってる人は、たぶん同種のトラップにはまると僕は思いますね、きっと。
そうかもしれないですね。
アウトラインをちゃんと立ててっていうのになってしまうと思いますね、きっと。
そうですね。
ブログくらいの長さだとね、
僕は逆にないとダメなんだけど、本来はアウトラインなんかなくてもいい長さなんですよね、ブログって本当は。
まあそうですね。
僕の場合、2000字ぐらいだったら。
そのノリでちょっと呼吸を大きくして、2万字は書けるはずなのに書けないっていうところが僕はずっと謎だった。
メルマガのたまに1万字号とかあるんですけど、あれ本当に一呼吸で書けますか?1日の3時間とか4時間でガーって書いて、あとは細かく直すみたいなとこ進んで、それを2回やったらできるはずなのに。
それおかしいですね。
それを2回やったらできるはずなのに書けない。もう1ヶ月以上遅く書けない。そこっていうか、もうその段落というかその分から進んでいかないっていうところがあるんで、あれは怖いですね、本当に。
一呼吸で1万字書ける人はそんなにいないと思いますけどね。
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いやまあ、積み重ねがあるからやっぱり。
でも逆にそういう倉下さんでも、そういう詰まるときは詰まるっていう。
そしてもう詰まったら無理ですね。
さっき言ったようにその同じ視野で考えてる限りはまず抜けられないですね、あれは。
さっき言ったようにその場所を変えるレベルでも多分ダメで。
位置から考え直すか、誰かに呼んでもらうかぐらいしか多分ないんじゃないですかね、あれは。
今はだからその複数のプロジェクトを参加したことによって、プロジェクトの相対的な大きさが小さくなったんで、割り開き楽に取り組めるようにはなりましたけど。
だからあんまり集中しすぎないほうがいいなっていうのも思いますね。
やっぱり自分の中で大きくなりすぎると、それこそさっきの場所を変えるみたいな切り替えをする対象がなくなっちゃう。
なくなるんですね。常にそこの中にいる感じになりますね、きっと。
それは確かに良くないかもしれないですね。
だから同じ流度じゃなくてもいいけど、やっぱりちょっと違うプロジェクト。
しかも難しいプロジェクトに比べて比較的進みやすいプロジェクトを持ってたほうがいいでしょうね、きっと。
この8ヶ月ぐらいさんざん苦労したやつがやっと目処がつきかかってるんですけど、
どうして今までできなくてどうして目処がつきかかってるのかがよくわからない。
そのブレイクポイントはまだ身につかってないんですか。
もう一回仕切り直してやったんですよね。今5回目なんですよね。
これでダメだったら一旦諦めようと思ってて、
それは自分のじゃなくてインタビュー本なんですけど。
やり方が悪かったのもあるんですけど、今までで一番難しいですね。
なるほど。
やっぱりこのやりかかってリセット、やりかかってリセットってやってるうちに、
おそらくもうほとんど内容を暗記しちゃったんですよね。
はいはいはい。
で、分かってなかった時って途中までこういう風にやってきたら、
こんなの出てきちゃった、今までのあれと合わなくなっちゃったっていうのが何度も発生してたんですけど、
もうね、完全に把握したんで、それがわからなくなったっていう。
なんか力技で把握しちゃったみたいなところがあるからかもしれないんですけど。
だから散々こねくり回してあげると、ものすごく素直な構成になりそうな気がします。
あー、分かります。それは分かります。
結局僕も今2章何回目かな、3回目か4回目ぐらい書いてますけど、
もう3号分け引かなくても書けますからね、ほとんどのところは。
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でもやっぱりそのぐらい自分の中に浸透しないと書けない部分っていうのもありますよね。
あるんですよね、きっとね。
だから書いててこれでいいのかがどっかにあるんでしょうね、その分かってない時っていうのは。
やっぱり分かってないからかもしれないよね。
そうそうそうそう。つまらない時って分かってない時もあります。
自分が分かってないなって分かる時もありますし、
分かってないかどうかが分からない時もあるんですけど。
結局はそれなのかもしれないですね。
そうすると結論は全然Tipsっぽくなくて、死ぬほど気合でやるしかないという結論になるんじゃないかな。
でもやっぱり何回かリスタートするっていうのは泥臭いんですけど、まあTipsだと思いますけどね。
前の構造にこだわらない、1回捨てて新しいから始めるって案外人がしにくいことなんで、これは実はTipsだったりするんですけど。
抵抗はありますよね。
その点はデジタルだからやりやすくなりましたよね。
そうですね。
今でもだから一応前のバージョン1個前のやつは適当に残してて、いつでもここからコピーして持ってこれるという気持ちのまま新しく書いてみたいな。
やっぱりその辺でいわゆるコスパ的な考え方をしちゃうと多分それまでかけた労力を捨てるのが怖くてリスタートできなくなるっていうことがあるんで。
確かにね。概念をモデルで捉えたら完全にやり直しって無駄なんですけど、でも実体験から言うと二ノ美人さんと書いてる自分って違ってるんで。
違うんですよね。
確かに内容の理解度が変わってるんで。
だから同じこと書いてたとしてもやっぱり仕上がる文章のクオリティーって変わってくるから全然無駄じゃないんですよね。
そうですよね。
あと5回リスタートしたってことは4回失敗してるってことで、そうすると失敗する方法が4種類蓄積されてるんでもうその方法は取らないわけですよね。
なるほど。
だいたいこねくり回して失敗してシンプルに落ち着くっていうパターンが多いですよね。
なぜ最初からシンプルにできないかって言うと、シンプルにするには理解が必要だからなんですね。
そうなんですよ。こねくり回さないと理解できない。
分かりにくい。難儀な性格なんだよね。
でも理解できるとシンプルにできるっていう。
それはあるかな。
結局もっと小さいレベルでも、最初書いた文章をリライトしたときって絶対シンプルになりますよね。
なりますね。
結局それはすごい大きい単位でやってるっていうことだと思うんですけど。
51:01
だからそれは文章に限らないですよね、きっと。
そうでしょうね、きっと。
そういうことが起こるのは。
これは非効率なことを含めての効率化をしたいという。効率化じゃないな。
作業が止まっていることに強いストレスを感じないように進めたい。
労力はいくらかかってもいいけど、そっちはかけたくないっていう感じで、今原因をいろいろ探求してるんですけど。
ただやっぱり効率が悪くてはダメだっていうのがあまりにも強すぎると、やっぱりできないことがあるとは思うんですよね。
確かに。
この間あれなんですよ、道ですれ違った小学生が、「お前はコスパが悪い。」って言ってたんですよ。
たぶん親がしょっちゅうそういうことを言ってるんですよ。
そうでしょうね、おそらくは。
コストとパフォーマンスの概念を理解する前にコスパっていうカタカナの言葉を覚えちゃうと、たぶんいろいろ良くないことが起こるんじゃないかなと思いますね。
そもそもコストとパフォーマンスってそれぞれなんやねんって答えられないですからね、コストの意味とかじゃなくて。
コストっていうのはどういうことなのかっていうのがわからないんですよ。
よろしくないなーとおじさんが言ってしまいました。
執筆におけるコスパとは。
でもそれっぽいノウハウ的なものがいっぱいあるじゃないですか、執筆におけるコスパ的な。
それが必要な場面もある。
もちろんありますね。
それがダメなわけではないんですけど、逆にそれを使っちゃダメな場面もあるんですよね。
ありますね、きっとね。
声を大にして言いたいところです。
知的生産物、知的成果物っていうのもピンキーじゃないけど、バリエーションに幅があって、
いわゆるフォーマットに限りなく近いもの。
ここに何に金融してくれればOK的なものから、自作の本までいろいろ幅があるわけね。
例えばパソコンの解説書とか、いわゆるできるシリーズとかは、その間の真ん中ぐらいかな。
ややフォーマットよりかもしれないけど。
これは情報を手早く伝えるっていう目的のためにあれば、もちろんそれはいいんですけど、
自分の表現したいことがそこに収まらない場合は、アンチフォーマット法によらないとうまくいかないし、
できたとしてもなんかちょっと違うよなっていうものになるでしょうね、きっと。
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でしょうね。
とはいえ、もう少しコスパよくなりたいものだという思いもあるんですけど。
ありますね。5回書き直すところを3回書き直すぐらいで収まったらいいなという思いはありますね。
ほんとですよね。
いやでも今回はあれですね。締め切りはないので、たぶんこの5回目でいけそうな気がするんですけど、
締め切りあったら投げ出してやるでしょうね。できない。60点レベルもできない感じでしたね。ごめんなさい。
まあでもまあ、乗り切れそうっていうのはいいことですし、そこで得たものはいろいろあるんでしょうね。
この書き手として引き出しに入ったものはギョウさんあるんじゃないですか?
ある…はず。
まあわからないですね。
あるはずです。はずです。
まあでもやっぱり長い、僕あんまりそうは言ってもそんな長文って書いたことないんですよ。
仕事のレポートみたいなのは別にあれは長文じゃない。単純に文量が多いから。
そうですね。
そう考えると、そんなに長文って書いたことなかったんで、やっぱり電子書籍を作るようになって以降、
それでもまだそんなものすごい長いものって書いたことないですけど、
そうですね、たしかに。
中規模なものですけど、やっぱりそれ以前と以後では違いますよね。
ある程度の長いものを書く技術的には全然変わってますよね。
ただ本当に長いものは書いたことない。
12万ぐらいが最長です。
それでも十分長いですけどね。
パウデさんとかと話してると、白論30万枚……
30万枚じゃない、30万枚書いたらすごい。
30万字とか言われるとすげーなーとか思いますけどね。
あの分野は単語がまず長いですからね。
文字が多い分野ですけどね。
しかも精緻な論述を求められるから当然記述が多くなりますよね。
黒下さんが書いた一番長いのって何字くらい?
僕は文字数を測ったことないですね。
何が一番長いのかな。
C&Rさんが出てる本は基本的にコンピューター書なんで、
そんなに文字数は長くないはずですけどね。
でも10万字前後だと思いますよ。
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8万字から10万字の間ぐらいだと思いますよ。
僕がKDPで出せる本でもそれぐらいかな。
そういうのは測ったことないな。
そういう意味で本当の長文って考えてみたら書いたことないなと思って。
本当に長いとまたさらに違う壁があるだろうなと。
あるでしょうけどね。
その前にもっと2万字の文章をたくさん書いたほうがいいなと僕は思ってるんですけど。
それは本当にそうですよ。
読むほうも読みやすいですね。
そうですね。
ノート広報連載はそれぐらい2万字から4万字の間ぐらいになると思うんで、ちょうどいいかなと。
あれぐらいで練習していく。ちょっと大きなことを練習していくっていう感じで。
アウトライン…。
いや、進めてる本に関しては別にいいんですけど。
たぶん温めてる企画みたいなのがあるじゃないですか。
あると思うんですよ。
それをどうゆっくり進めようかなっていうのが最近の課題で。
しょうがないとしたらたぶんダメだろうなとは思うんですよね。
細かく作らなきゃいけないんじゃないですか。
大雑把にだけ?
大雑把にっていうか、前のあの僕らの生存戦略のときはほとんど段落ごとぐらいで項目立ってたじゃないですか、一番最初の頃って。
あのレベルじゃなくて、最終的な、それが最終形にならないんだけれども、見出しぐらいのレベル。
もしくはもうちょっとざっくりこんなことを言うぐらいの感じではやっぱりあった方が。
それを仮に作ったやつじゃないですか。
それ作った後にどう育てていくのかということです。
日々その企画を育てるって言ったときに、どのようなコミットメントがいいのかなと思って。
今まではずっと、いわゆる断片的な走り書きメモとか見出しメモがエバーノットとかワークロールにたまってるのを、
その企画に使えそうなとこに移動させるみたいなことをしてたんですけど、それでできなかった本は一冊もないんですよね、結局。
本作りが決まった後に材料を呼び込んでっていうのはあるんですけど、自発的にそれが育って本になったことはないんですよね。
ということはたぶんこのやり方は違うんだと思うんですよ。
だから何か別のコミット方法がないかなと思ってるんですよね。
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やっぱりそれは文章を書くことなんやろうなっていうのが一つの仮説なんですけど。
だから項目というか一番下のレベルでそのことについて書いてしまうっていうのが一番進むんだろうなと。
そうですね。逆にあんまりそういうことはしなかったわけですね。
いきなり文章を書き始めるっていうことは。
見出しだけだったんですよね。
そこがたぶん今までスクラップボックスを使い始めるまでかなとだいぶ違いますね。
今はスクラップボックスで文章を書いてるんで書くことが増えました。
細かいメモに関しての文章増えましたけど、それまで以前は走り書きメモ、
一行だけのメモが大量に並んでるだけだったんですよね。
結局それってさっき言ったようにベクトルがないというか走ってないというか。
なのでたぶんまとまらないんでしょうねっていうのが今の仮説ですね。
前にYouTubeの動画でライアン・ホリデーさんという人がカードをノートカードに書き溜めて、
章ごとにカードボックスにカードをかけてみたいな動画があったじゃないですか。
ありました。
やっぱりあれ、こないだたまたまもう一回見たんですけど、よくそんなことできるなと思って。
言葉を投げに、もちろん大変なんだろうけど、言葉を投げに3章で、本は全体で3章に分かれてそれぞれが10節分に分かれるから、
30個分区切りをカードボックスに作って、そこにネタごとにカードを溜めてって、
カードが十分に溜まったら書き始めてとか言って。
よくそんなことできるな。でもできる人がいるんですよね、きっとそれは。
だから何か根本的なところで違うんでしょうね、そこは。
ただ一つ言えるのは、書き始めたら字の文を書き始めてる。
まあそうですね。
だから字の文とその素材、それも結局アウトラインを立ててるわけじゃなくて、
その書の素材を、マテリアルを集めてるだけですもんね、カードの段階では。
そのマテリアルの順番とか構成を十分検討するわけではなく、
おそらくそのマテリアルを横目に字の文を書き始めてるんですよね。
ある程度溜まったら、十分溜まったらっていうのは物質的な量というよりも、
それを読んだときに自分の中でそこのストーリーが浮かんでくるかどうかっていうところなんでしょうね、きっと。
そう、そうだと思うんですよ。
カードの順番がちゃんと書くとおりに並んでるとか、そういうことでは全然ないと。
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ないところだね、たぶんね。
そういう具合にいろいろありますよね。
たくさん、携帯と携帯をよくスイッチされるって話を聞くんですけど。
ありますね、ありますね。
それも止まったときTipsですか?
そうですね、それは止まったときTipsですね。
携帯で書いていて止まったときに状態にスイッチするっていうのは結構。
それもだから気分を、モードを変えるものなんですけど、全部書き直すんですよね。
今まで携帯で書いたのを全部。
すげーなそれ。
そうすると、状態に語尾だけ書いてもダメじゃないですか。
そうですね、はい。
状態に書き換える、そのために書き直さなきゃいけないところを直していくと、そこから流れ始めたりすることがあるんで。
あと僕の場合は、ブログで使ってるような文体、今回のリビジョンも初めて実用書的なものでそれを使ってみたんですけど、
あのほうが走るんですよね。ベクトルが前に向いてるんですよね、あの書き方って。
前に向かって投げ出すような終わり方を一文一文がしてるんで、どんどん前に向かって放り投げるような進み方をするんですよね、感覚的には。
携帯で何とかなのですって言うとそこで止まるんですよね。
あー、なるほどなるほど。
状態だからというよりも、文体って言っちゃうと大げさだけど、あの書き方だとどんどん前に放り投げていくような感覚があるんですよね。
だから逆に携帯で止まっちゃって書けないときに、あれで走らせる書き方をした後でまた携帯に戻すことをしたことがありますね。
なるほど。
そういう意味では文体って言うと偉そうだけども、偉そうな意味での文体じゃなくて、書き方に対して心理的に与える影響って結構、フィジカルに与える影響ってありますよね。
僕もダーであるのほうが文が進みますね、大体は。
そのほうが早い感じになるんですよね。
早いですね。なりますなります。
文章のスピード感の感覚に乗せられて流れ始めるみたいなこともあるので。
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最初スピード感を持って書いといて、あそこから書き直すという手もあるのか。
めんどくさいですけど、それで文章が止まらないなら、全然ペイできると思うんですけど。
確かに僕は携帯、携帯も書き方によるでしょうけど、携帯だと1文1文で止まっちゃう感覚はありますね。
はいはいはい。わかりますわかります。
ちょっといっぺんやってみよう、それ。
最初から書き始めて最後まで書くっていうのはどっちもできるんですけど、一回書いたものをリライトしたってことってあんまりないですね。
割にそれをやったときはうまくいくことが多かったですね。
テイプス的なもので言うと、エディターのある程度書いてて、真ん中ぐらいでちょっと違うなって回収が止まってるときに、
リターンキーをダーッと入れて、下の文章を見えなくしてから続きを書くっていうのはよくやりますね。
これ、軽く止まってるときのティップスですね。
それは要するに、この先を考えないように。
そうそう。くっつけようとしてしまうんですよね。
段落Aの終わりと段落Cの間にBを入れようとしたときに、CとAの接続を考えてしまうので、一回Cを視野外に送るっていうことはよくしますね。
面白いですね。面白いっていうか、それは自分でもやってみてもいいなと思いました。
気になりますもんね。てか目に入っちゃうんですよね。
そうそう。目に入っちゃうんですよね、結局。
あと、それで思い出しましたけど、単純にティップス的にはプリントアウトするってのがありますね。
あー、なるほどなるほど。
プリントアウトして手書きで直してみると。
で、その修正を元に戻す作業を適当に出たりすると、なぜか流れが戻ってくるみたいな。
戻ってくることもある。
メディアを変える、場所を変える、気分を変えるみたいなところですね。
変えるんですね。何か変えなきゃいけない。
変えるっていうのが、あえてこの話にティップス名をつけるとしたら変えるでしょうね。
ティップス名を変える。
この知り合いの人、キーボードを変えるって人がいますね。
あー、それすごいな。
何種類もキーボードを持ってて、今日の感じはこれじゃないとか言って変える人がいます。
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ストロークの深いガシッとしたキーボードは元気だときはいいんだけど、調子が悪いとキーボードに俺は負けてしまう。
なんとなくわからないではないですか。
結構上手く書くためのティップスってありますけど、書けなくなったときからリターンするティップスってあんまり本に紹介されないんですよね。
でもこうやって出してみると結構フィジカルなことが多いですよね。
多いですね、やっぱり。
そういうことなんでしょうね。
頭の発想の転換だけではどうにもならないから、そっちのほうが通ってるわけで。
別のところからアプローチせんとダメってことでしょうね、きっと。
でも確かにプリントアウトでメディアを変えるだけじゃなくて、キーボードから手書きにスイッチするっていうのもあるし、
プリントアウトして手書きっていうのは結構効果ありますね、間違いなく。
なるほどね。
紙の消費量とかを気にし始めるといろいろ難しいんですけど。
はい。じゃあ今日はこんなところにしたいと思います。
何か宣伝はたぶんないでしょうけども、この本が完成したら宣伝ですね、きっと。
私の本も特にはないので、今回のお感想と、あるいはこんなティップス俺持ってるぜっていうような話題があれば、
ハッシュタグ打ち合わせキャストにお願いします。ひらがなで打ち合わせ、アルファベットでキャストです。
Twitterに投稿していただければ高確率でクラスターが発見すると思います。
では今回はこれぐらいにしたいと思います。お疲れ様です。
お疲れ様です。
01:10:54

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