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2020-06-14 1:30:25

第三十六回:じゅんさんと『教師のiPad仕事術』について

第三十六回:じゅんさんと『教師のiPad仕事術』について
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はい、うちあわせCast第36回ということで、今回はゲストに、さおとめライブのじゅんさんをお迎えしております。よろしくお願いします。
宜住じゅんです。よろしくお願いします。
じゅんさんは、うちあわせCastの第12回にゲストとして来ていただいてるんで、
今回は自己紹介はなしということで、つい先月になるのかな、発売されたのは。
出版日が5月の15日ですね。
教師のiPad仕事実という本を書かれたということで、今回はこの本についてお話ししていただこうかなと思います。
はい、よろしくお願いします。本当にお世話になりました、倉下さん。
いつも僕、著者の方に来ていただいたときに、本の執筆でどんな苦労されたんですかっていうのを聞くんですけど、
実は第12回でも大体苦労話は語られてるんですよね。
とにかくマラソンを走るためにはどうしたらいいかをずっとお聞きしたような気がします。
それ以外にもたぶんいろいろ話はあると思うので、それは後ほど語っていただくとして、
まずタイトルからだいたい想像はできるんですけども、教師のiPad仕事実というのはどんな本なんですかね。
僕がもともと知的生産がもともと好きで、エバーノートとかも好きで、
というところでタスク管理だとか、スクラップボックスだとかいうところをいろいろ情報収集していく中で、
ああこれって学校でも使えるんじゃないかと思って、
僕もiPadをずっと使ってきたので、じゃあiPadで何かできないかなっていうところもひっくるめて、いろいろござまぜにした本です。
なるほど。
これ本を読み終わってから改めて気がついたんですけども、教員の仕事にiPadを使われていると。
iPadを導入したことによって、ちょっと出来の悪かった教師が人並みに仕事ができるようになったという一応この流れなんですけども。
本の流れではそういうことになってますね。
iPadそのものはいつから使っておられたんですかね。
iPad2からです。
それは何歳ぐらいのときになるんですかね。
あれ何歳だったかな。
教員3年目なので、23、4、5歳ぐらいですかね。
教員になった後にiPadを導入された。
つまりそのタイミングで、じゃあ学校の仕事にも使えないかなっていうふうに考えたわけですか。
本音のことを言うと逆で、僕昔からガジェットが大好きで。
それこそスマートフォンといえばシャープのW03を使っていたりとか、SIGマリオンとかを使っていたりとか、EDMを使っていたりとかっていうところでガジェットが好きだったんですよ。
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その中でiPadが2010年に出て、これは絶対何かに使えると思って。
当時は確か初代iPadだったので、CPUがA4だったのかな。
iPhone4か、だからでかいiPodタッチかぐらいしか思ってなかったんですけど、
本とかあの画面だったら見やすいだろうなとか、絶対教育に生きるだろうなとは思ってて。
で、そうしてる間にまだ生きてたスティーブ・ジョブスさんのスライドっていうか、講演を見てiPad2が出た顔っていうのがまず先で。
まずは買ったんですけど、何かに絶対使えるかなと思って。
ガジェットオタクっていうか、そういう新しい物好きの人って買うために何かしら理由を探すもので。
まあ買ってから考えるんですね。
多分こういうことに必要だから買うんだよみたいなことで。
で、それで買ってみたものの、やっぱまだ使いづらいところがあったり、僕は初めて、まだMacも買ってなかった頃なので、
キーノートって何?みたいなところから、パワーポイントと全然違う、なんだこのテキストボックス使いづらみたいな中でずっとやってたんですけど。
なんとか3Gから4G、LTEの時代になって、なんとか手頃な価格で学校の中で通信できるようになって、
っていうところで、じゃあ本格的に学校の仕事に活かしていこうっていうふうに、徐々に徐々に使えるようになっていって、
とりあえずここが一区切りかなっていうところで書けた内容だったんですよ。
なるほどなるほどなるほど。
だから学校で実際運用する以前にはプライベートっていうか、仕事以外の領域ではiPadをそれなりに使われていたと。
使ってましたね。特にiPad2が出ていた頃って、スキャンスナップで電子書籍を実施するんだみたいなものが、そっとしたブームになっていた時期で、
逆に法的にどうなんだとかっていうのもニュースで話題になっていた時期で、
僕もその頃スキャンスナップだとかやれエバーノートだっていうふうに買ってたんですよ。
でも当時やっぱり通信環境が悪くて、3Gの、それこそ本当にソフトバンク版のiPadとかを買えばそんな悩みもなかったかもしれなかったんですけど、
同僕はあえてSIMフリー版を買いましたし、でもその頃は他のSIMカードとかもなかなか選択肢がなかったりとか、
で、WiMAXのモバイルWi-Fiを契約してたんですけど、学校の校舎の中、なかなか電波も繋がりづらかったりとかで、その当時は本当にうまくいかなかったんですよね。
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で、当時なんかエバーノートの本とか、多分クラッシャーさんの本もそうなんですけど、その2010年ぐらいの頃にたくさんそういうの出たと思うんですよ。
タスク管理だっていうところとか、そういうところのを僕よく買ってたんですよ。
でも学校の環境じゃなかなか思う通りにいかなかったり、その頃にタスクシュートっていうものも知ったんですけど、
でも学校の中で常にExcelを開いておける環境っていうのもなかったり、
普通のその一般のビジネスマンと言いますか、それからフリーランスで常にWi-Fiの元で働いてる人とはやっぱり環境全然違うじゃんと思って、一回断念しちゃったんですよね。
っていうところから入って、ようやく今の時代になって、あの頃話題になっていたことが学校でも実現できるようになったなっていうふうに思ってますね。
なるほどなるほどなるほど。
まあだから、たとえば2010年代にこの本を仮に出してたとしても、多分それほど受け入れられなかったんでしょうね、きっとね。
きっと、いやーこんなん学校じゃ無理だよってなったかもしれないですね。
今の時代だったらちょっと頑張ったらできそうな感じっていうのがありますよね、きっと。
気がしますね。それこそスキャンスナップもS1500、IX1500に変わってから画面がちゃんと本体についてくれたので、それこそテザリング中のiPhoneとかに手軽に繋がるようになったわけですよ。
っていうところで、なんとか自分の力だけでここまでできるんだっていうふうにはなったと思います。
なるほど。
本、どうしようかな。
最初によく聞く、この本の執筆において苦労した点をいくつか話していただければなと思うんですけども。
前回のところでたくさん話した気もしますけど、とにかく苦労したのはアイディア出しでしたね。
アイディア出しがしんどいよなっていう話はしてまして。
例えばいろんな発想をそのとき言ったと思うんですけど、その話を聞いてたときは、
iPadの技を50個集めたような本になるみたいな話を聞いてたんですけど。
そうですそうです。当初の予定はそうでした。
で、検本されたのを送られてきて読んだら全然違う本になってたんで。
このシフトっていうのはどのタイミングで起こったんですかね。
もう僕が50個っていうものを出すっていう時点で、僕はなんかもう違うなと思ってたんですよ。
で、世の中の例えばiPad系って言うと多分雑誌系のムック本とかになると思うんですけど、
iPad仕事なんとか活用なんとかって書いてあって、
てろってむくったらiPad本体のここが何のボタン、ここが音量のボタンみたいな図解が載っていて、
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その次にホーム画面みたいなのがあってみたいな、そういうものになるのか、
それともいわゆるリファレンス系のこういう時にはこのアプリだけになるのかみたいなのを出版社の人は想像をしていたらしいんですけど、
もしくはその方が書きやすいからっていうのも言ってました。
でも僕がもうものすごく影響を受けたのは、それこそさっきお話ししたようなエヴァノートみたいなタスク管理だとかそういう本だったんですよ。
でなると、その時の当時の本って僕は今こういうワークフローで仕事をしていますとか、こういう悩みがありましたとかっていうのが書いてあって、
あとはこういう作業でこういう風にしていますっていうのがあって、これは自分には取り入れられそうだとか、いやこれはちょっと違うな、自分なりにはこういう方がいいなとか、
僕も読むとそういう、自分だったらこうだなと、これは取り入れようかなとか、そういうことを読み手が連想するような本だったんですよね。
それが僕はいいなと思っていたので、僕はもう本を書くんだったらそういうのにしたいなと思ってたんですよ。
なのでそうなっちゃいました。編集さんがたぶんびっくりされてましたね、きっと。
いやそれはわかるんですけど、でも最初の方は50項述的に書いてたわけですよね。
本当はそうだったんですけど、なんかそのアウトライナーでそれこそアイデア出しをダーってやってた中で、それこそシェイクしながら、これって項目つけるとしたら大きい見出しはこうだなってなったら、まとまっちゃったんですよ。
これはまとめると、全部これの話を知るなとかやると、これそのまま小出せになるんじゃないかっていう風になっちゃって。
つまりこの本はシェイクの成果でこうなったということですね。
っていう風に僕は思ってます。
最初は一応そのトップダウンで50項にしようと思ったけど、書き出していくうちにちょっと脱線していって、脱線をまとめたらこうなったと。
っていうことですね。だってなんかエヴァノートの話で、エヴァノートのシップスで10個とか20個とかって読みると飽きますもん。
それだったらエヴァノートみたいな感じでドーンってやった方がいいなと思っちゃったんですよ。
まあそうですね。
それはまあ好みの問題はあるんですけども。
なので本当なんか一番苦労したのは編集者さんだと僕は思ってるぐらい、本当にもう自分の書きたいものを書きたい通りに全部投げたんですよ。
まあそれは伝わってくる本ですね、これは。
全部投げたら、あっコーヒー残ったんだみたいなことになったりとか。
これ残した判断はすごいですよね。
これ裏話かどうかわかんないんですけど、たまたまその編集者さんの旦那さんが脱サラして飲食店を経営し始めた人で、その人がコーヒー好きだっていうところがあって、
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じゃあコーヒーっていうのもありだよね、リラックス法っていうのに一応分類するしって言ってのっけちゃいましたっていうのを聞いて。
すごいなあ。
いいのかなみたいな感じでしたよ。
いやでも、あの項目があることによって、なんていうんですかね、言い方が難しいんですけど、書いてる人、著者って人間なんだなっていうのがちょっとよく伝わってきますよね、これは。
なるほど、リファレンス本だとしたらマニュアルのような感じですね。
その中に人を感じられないというか、だからその意味でこのやっぱりそのじゅんさんっていうその一人の人間がここに現れてるなっていう感じがしますね。
確かに人間味はすごく出したいなと思ってました。それこそ序章なんかでは自分のこの恥ずかしい黒話と言いますか、泣いた話とか。
あれ本当に泣いたんですよ。
もう涙止まらなかったです。
僕それまでは非常勤講師とかで働いていたはずなんですよ。
それこそその前は常勤講師で、それこそその1年間契約でしたけど、その普通の正教員と同じ働き方をしてたんですけど、
正式に採用されてから僕がちょっと苦手なその仕事の係になって、結構時間がかかった時に言われたんですよ。終わらない仕事は土日にやるんだよなんてこと。
僕あれ本当なんか受かってから教員採用試験受かってから初めて言われて、これこんなこと言う人いまだにいるんだっていうこともあって。
いや2020年でもいますよ多分。
いやなんかその今の高校じゃなくて前年校なんですけど、ある意味異常だったんですよ。
土曜日日曜日に、僕はサッカー部の顧問だったので、職員室にはいかないにしてもグランドにはずっといたんですよ。
なかなか部活のブラックだなぁと思った瞬間でしたけど、練習試合とか言ったら丸一日なんですよ。
大会とかやるんですよ。大会でサッカー部だとコートを引くんですよね。
そうすると試合が午前中で終わってもそのコートをもったいないわけですよ。
大会の後に練習試合が始まるとか朝から晩までやるんですよ。
ただの大会じゃなくて自分たちのCMだけで練習だってなって、ちょっと職員室に寄ろうかなと思って。
職員室に寄ると明らかにその部活とかの用事ではないでしょう。この先生って一生仕事してるんですよ。
あれこの人なんで仕事してると思ったら、明日のプリント今吸ってるのとかそういうこともあって。
この学校はすげーなぁと思って。
当たり前のように、どんしんも当たり前のように人がいて、当たり前のように仕事をして。
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部活が終わるのが大抵夕方の5時なので、そこまで職員室が空いてるっていうのを見込んで、多くの先生方が仕事をしてきてるんですよ。
なるほどね。
信じられんと思って。
その時にものすごく苦労したなっていうところで泣いたりとかしたので、そういうのを序章に入れて。
当然紙文化だったので、紙に埋もれてるとかなだれが起きるみたいなのも、これはイラストにもぜひ書いてもらおうと思って。
それこそ、常勤とか非常勤やってる頃のあれ、実は教え子なんですよ。僕のツイッターのアイコンも書いてくれるところなんですから。
教え子で、専門学校もデザイン系のところ行って、今デザイナーとして働いてるんですけど、その子にも書いてもらって、アイコン書いてくれた吉見で、
じゃあと思って、今回の本の話もして、コンピューター説明を書いてくれとか、キーボードをしゃぶりついてるような感じの絵を書いてくれとかっていうのをやって、
僕もそういうiPadでウキウキしてるようなのを表現してくれって言ったら、クレヨンしんちゃんみたいな感じになりましたね。
なるほど。
人間味がすごく伝わってくる本だなと思いますね。
うーん、そうか。
結構この本についてはいろいろ思うことがあるんですが、単純に面白かったんですけども。
ありがとうございます。
単純に面白かったっていうのがすごいなと思って、僕は別に教員でもなんでもなくて、
例えば今夜で教師用の棚があるじゃないですか。
ありますあります。
そういう本をパラパラ読んでも別に特に面白くはないんですけど、この本は面白かったんですよね。
ありがとうございます。
なんか自分にも役立てそう、つまり教師の仕事じゃないけど役立てそうなものがありそうやなっていう感じがしたんですよね。
そうやって捉えていただいてるんですね。
これはなぜなんだろうなとちょっといろいろ思ったんですけど、
やっぱりその具体的なシチュエーションとか問題に対して、こういうツールとか方法とかで解決しましたっていうのがちゃんと書かれてるから、
さっき言われたように置き換えやすいんでしょうね、きっと。
ああ、なるほど。こういう問題点がっていうところで、問題点が共通しているんだったら自分の仕事にも活かせそうかもって思いやすいかもしれないですね。
そうですね。だからそれがなくてなんかこれが便利ですってただ言われただけの場合ってそういう判断がしづらいんですけど、
この問題に対して解決しましたって言われてるとその判断がしやすいっていうのはありそうだなと。
ああ、なんかものすごく回りくどいっていうか長いっていうふうに結構言われとったんですよ、原稿読んでもらって。
はいはいはい。
っていうのも他の多分先生方が書いてるものっていうのはそれこそ学校の先生向きで、
ってなるともうその先生っていう仕事のワークフローって結構全国共通なわけですよね。
教室には何があってとか、黒板はこれぐらいの大きさで、両サイドには掲示物を貼るところがあってってなると、
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そこに使うアイテムってもうこれがおすすめって言って、
で、これでこういうふうに工夫してとか、掲示物はこういう貼り方がベストっていうのは割と決まってくるんですよね。
たぶんそこに感じる問題点とかに対して深掘りするのってそんなにないかもしれなかったですね。
そうか。一応この本は教師が読む本だと思うんですけども。
結構その学校の常識っていうかな。
あ、すみません。
ちょっと今音が飛んでしまいました。
結構ちゃんと教師の現場ってこうなってますよねって書かれてるんですよね。
だから第三者が読んでもわかるというか。
たぶんそれは、なんか僕がある意味、読んどくないっていうところがあると思うんですよね。
きっとその教員、学校の先生たちの中の普通っていうのが、
いやどうしてもそれって普通じゃないんだろうみたいなところは、僕そういう感覚はあるんですよ。
それこそブログをずっとやってたからかもしれないですし、
あとそれこそ大学生の頃からLinuxとかも使っていたので、
他の先生方よりコンピューターに精通してるかなっていうぐらいはちょっと感覚はしてるんですけど、
ってなると、絶対これってこっちのほうが作業効率上がるじゃんとか、
っていうところは、それこそ社会人1年目の頃から思っていましたね。
だからこの本って若干日本の教育制度にちょっと批評的な面もありますよね。
まあいろいろありましたね。
でもそのあたりの話は、割と今学校現場でも、
これってそうだよねって思う人が増えてきたところもあるんですよ。
ちょっと学校系の話になっちゃうんですけど、
今、学習指導要領っていう学校の先生が、
この通りに指導しなさいっていう、この通りに教科について授業を展開しなさいっていう風に言われるための指導書みたいなやつがあるんですよ。
それが学習指導要領って言って、それこそ小学校、中学校、高校、中高だったらその教科ごとにそれぞれ別のものがあるんですけど、
それの改定が起こって、
その改定のタイミングで、例えば小学校にはプログラミング教育を導入しましょうとか、
それから道徳を一つの教科にしましょうっていう風に変わっていくんですけど、
その改定ってのが結構頻繁に行われるんですか?
えっと、学校教育法ができて、学習指導要領ができてから、今何回くらいだったかな?9回目か10回目くらい。
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そんなに頻繁には変わらないんですね、ということは。
まあ何回かに、何年かに、10年とかになったんですね。
それは遅いな。
いや、これでも結構変わってきた。
最新の改定でプログラミングっていうのが入ってきたと。
はいはいはい。
そうですそうです。
で、今日本の文部科学省が目指している社会っていうか、こうなるだろうと予見する社会っていうのが、
Society5.0っていうバージョンつけたんですよ。
AIとかロボットとかも人間と共存していくような社会だという風に位置づけて、
で、いろんなものがインターネットでつながって、
その上でいろんなものがどんどん移り変わっていく世の中だろうっていう風に言ってるんですよ。
で、それがバージョン5.0で、
で、1.0が狩猟最終社会で、2.0が稲作でっていう風にやると、
工業化、産業革命が起こったのが3.0なんですよ。
で、情報革命が起こったのが4.0ってなると、
まだ多くの学校というか、ほとんどの学校3.0のまんまじゃないかいっていう、
そういうところまで気づいたっていうか文科省が言い出したんですよ。
で、まだ情報化も成し得てないじゃねえか、なんだこれはってことになって、
もうこれからは5.0だ、もう5.0にシフトするんだ、学校も対応するんだっていう風に、
今やっと文科省が言い出したんですよ。
それがギガスクール構想っていうやつで、
で、小学校、中学校の子供たち全員に、
一人一台タグレットを配って、それで授業をやるっていう風に打ち出したんですよ。
ただ、それを配って終わりっていうところが目標ではなくって、
それを使って文房具と同じように使えるようにしましょうっていう風になったんですよ。
やっとなんですよね。
なので、学校の問題点を僕は本の中でたくさん書きましたけど、
わりと広く知られているような内容っていう風に今は捉え出しましたね、世の中が。
なるほどね。
そんな印象があります。
外からではわからない。
おそらくそうだろうなとは思ってるんですけど、
学校の教育が一番遅いんだろうなと思うんですけども、
それでもやっぱり神なんだなっていう部分と、
逆にでも教師の工夫次第で、
マークシート方式でテストを採点してるっていうのを読んで感激したんですけど、
あれは感動した人多いと思うんですよ。
本当ですか?
学校の先生の中でいうと、
わりと僕は否定される側なんですよ。
あんまり良くないんですよ。
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でも教師の考えではあんまり良くないにしても、
結局例えばニュースとかってマークシートで試験するわけですよね。
センター試験とか共通試験はそうじゃないかっていう話ですよね。
そうですよ。僕はそう思ってるんですよ。
僕はそう思ってるんですが、やっぱりまだまだ現場の中だと、
この単語は漢字で書けないとダメなんだとか、
それから記述はどうするんだとか、
いろんな問題を考えたら問題点がある以上はシフトはできんっていう考え方のもと、
マークシートはものすごく少数派というか、あんまり見たことがないですね。
日本の学校機関以外の資格試験って多分ほとんどマークシートだと思うんですよ。
そうですよ。マーク試験かそれかもう高級対象での回答ですよね。
それで世の中が成立するのであれば、
もちろん全部をマークシートにせえっていう話ではないんですよ。
例えば国語の論述問題はマークシートになりませんからね。それはもちろん。
その問題をマークシートにした方が答える方も、
採点ミスが減るっていうのが一番例外ですね。やっぱり。
本当そうでした。
僕も採点してて思ったんですけど、
テストが終わった後で必ずテストを次の授業の時間に返すんですよ。
返す中で、どの問題が何点で計算されているかっていうのを全部言って、
その後、生徒に確認させるんですよ。合計点が合っているか。
いくら優秀な先生が採点したとしてもミスは必ず起こるもので、
1人2人これ合計が違うんですとか、中には減っちゃうんですけど
いい子もいるんですけど、必ず出るんですけど、
僕のそのマークシートの採点結果だけに限って言えば、
もうヒューマンエラーなんですよ。絶対。採点ミスだっていうの。
絶対数え間違いなんですよ。
あの単純作業を生徒分やるんでしょ。丸付けて突っ込んで。
ミスが起こらない方がおかしいですよ。
本当そうですよ。そういうもんですよ。
なので、本当僕は楽になりました。
で、結局そのより別のことに時間を使えるわけですもんね。
そうですそうです。でも結局僕の教科でも未だにノートチェックはやるんですよ。
それは別にいいと思いますよ。
ノートが板書を適切に写しているかどうかっていう話は別にして、
書き方によって理解を確かめるってことは多分できるんで、
ノートをチェックすること自体はいいんですけど、
機械的な採点作業を機械にさせへんっていうのは、
どうにもおかしいと僕は思いますけど。
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多分多くの先生方はこれと否定的かもしれないんですけど、
その発想自体がないんだなっていう。
効率的っていうものから最も遠い職業かもしれませんね、とりあえずは。
何でしょうね。こうした方が絶対楽なのにっていうのも、
まずが否定される部分があるんですよね。
それは日本社会は楽をあまり評価しないですからね、基本的に。
そうなんですよね。だから僕が例えば、
これをこういうふうにまとめて欲しいんだよねっていうのを言われたときに、
マクロを作るんだとします。
だけどそのマクロでやると怒られる場合があるんですよ。
そんな訳のわからんもので、ちゃんと結果が出てなかったらどうすんだ、
それが正しいかどうか、どうやって確かめるんだ、
ってなるわけですよ。
エクセルの計算結果をいちいち電卓で計算して確かめるような人がいる社会ですからね。
本当ですよ。なんでじゃあって思いますよ。
だからコンピューターっていうものがどういうものかがわかってないということはあると思うんですけど。
そうですね。僕がやっぱり学校を見てきた中で、
コンピューターっていうかパソコンは導入されてるんですよ。
でも考え方としてはワープロなんですよ。
昔はそれこそガリバン印刷でコピーをするっていうところの元が手書きだったのが、
ワープロに置き換わっただけの問題で、
ガリバン印刷も手でローラーでインクを塗るっていうところがリソグラフっていうコピー機が入っただけの話で、
その作業の考え方は昔と一緒だなっていうのを本当に思い知ったんですよ。
ちょうど先週、今週か。今週の打ち合わせキャストのたくさんと喋ったときに全く同じ話が出たんですけど。
パソコンを使っていてもこの考え方が原稿用紙を使って精書するみたいなのと全く変わってないっていう話が出たんですけど。
学校ってそういう風なんですよ。だから綺麗に印刷をするためだけにしかコンピューターは使わないんですよ。
そうなんでしょうね。おそらく。
例えばですよ。これどこの学校に限った話ではないんですけど、
テストの点数があります。学校だと。よくあるのが100点満点です。
で、ノート点とか平常点って言うんですけど、授業中の態度とかも点数化するんですよ。
で、それらを元にして、学校によって考え方は様々なんですけど、5段階評定もしくは10段階評定が出されます。
繋がってないんですよ。
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僕もびっくりしたんですけど、全部が別のファイルになっていたりとか。
理想はテストの点数が出た時点で5段階評定が決まることなんですよ。
でもそれが決まるのが全部別ファイルだったり、順位を出すのも別ファイルだったりするんですよ。
それはなぜかというと、昔は紙でつけていたからなんですよ。
その紙を紙ごとにデジタル化してたんですよ。
でなるとそれは同じブックですらないんですよ。
別ファイルなわけね。
同じブックだったらセルの参照というものを使えば一応統合できますよね。
そうなんですよ。
で、中には頭の良い先生がいて、これはファイル同士をリンクでつけばいいんだっていう考え方をやっている人もいるんですけど、
その人が作っていたシステムはその人にしかわからないわけで、
転記されたら最後、リンクのエラーが出るんですけど上隅先生になるわけですよ。
じゃあそこはキャンセルですよ。
ていうところなので、紙社会が前提だったりします。
それはしゃーないと思うんですよ。
結局デジタルが入ってきたのが、彼らが大人になってきた後の話ですよね。
となるとデジタル的な素養を身につけるのって結構難しくて、
結局その人たちは子供の頃にデジタルを教えてもらってないわけじゃないですか。
結局文化っていう行為は自己コピーなんですよね。
例えば僕が子供に対して何か良いか悪いかを教えるっていうときは、僕の判断基準を使いますよね。
だから文化っていうのは、ある時期のものを下の世代にそのままコピーするっていう行為なんですよ。
自分の知識だったり経験だったりということですね。
そこしか伝えられないわけですから。
ちょっとだけ突然変異が起こって、少し別のものになるっていうのが何代か繰り返されると別の文化になるわけです。
確かに今の情報系の話でいうと、今のちょうど校長先生とかぐらいの世代、
50、60代の年代の世代が、ベーシックとかコンピューターみたいなやつをたくさん触ってきた世代なんですよ。
ので、まだコンピューターっていうのはこれぐらいのものかっていう意識がどっかにもあるかもしれないんですよね。
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とか、その世代ってコンピューターに熱中してきた人たちって多分少数派で。
あと多分年代的にロータス123とかオシオトラから使えって言って、なんだこれもうずっとこれに移すのかみたいな。
そういうところでやらされてきた人たちが多いんですよ。
ので苦手意識があるんじゃないかなと。
苦手意識があるとやっぱり詳しく知ろうとしないっていう態度が生まれて、そこから活用できないっていう。
活用できないからまた嫌いになってっていう悪循環が回ってしまうんで。
だからやっぱり時間はかかるんじゃないかな。
よく笑い話で言われるんですけど、天童説と地童説の争いで、結局地童説が勝ったんですけど、それは天童説を論破したからじゃないんですよね。
世代交代を起こしたから。
天童説を起こした人がみんな死んだからって言うだけなんですよね。
それに近いことがあと何年か続くんでしょうね、しばらくは。
怒ってますよ、早く世代交代を。
世代交代が怒るってことじゃないですね。文化の変化が怒ってます。
やっぱり難しいですよね。ある程度は難しいです。
それを革命を起こすようなことなんで、実際ほんまに一瞬で変えようと思ったら。
だから現場がある程度折り合いつけてやっていくしかないっていうのはあるでしょうし、
やっぱりじゅんさんが実際にある程度デジタル化を自分の力で進められてるっていうのは、
ひとつの希望かなという気はするんですけどね。
ただですね、僕がやってきたことって、
全部自腹でやったのと、
全部自分のためだけのシステムっていうところが、僕は個人的にネックなんですよ。
iPadも結局自前で購入したもので、学校のWi-Fiには一切つなげてないんですよ。
学校のWi-Fiにつなげてしまったら最後、愛知県の場合は学校管理家のデバイスとして登録してしまうので、
個人情報とかの管理と一緒で、書類を書かないと持って帰れなくなるんですよ。
っていう扱いになるので、どうにかその個人情報を扱わない範囲で、
自分の仕事の中で個人情報じゃないところの情報の管理を、
いかにうまくするかっていうのをクラウドで使った感じなので、
本当に自分だけが得するシステムになったんですよ。
なので、僕は僕で、例えば机の上の紙の枚数は減ったんですけど、
まだまだ学校環境そのものに革命を起こせたかっていうところがね。
でもね、それでいいと思うんですよ。
いいんですかね。なんか僕ばっかり得してるような感じがしちゃって。
さっきも言ったように、全体が動くには時間がかかるっていう点がまずありますし、
しかもそれを動く中で、やっぱりそういうのが使えない先生たちも出てきて、
その格差はどうすんねんみたいな議論も多分出てくるんで、
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そこはやっぱり時間をかけて進むしかないし、
時間をかけて進んだ方がいい決着になると思うんですよ。
まあ確かに、もう今すぐこれを導入するんだってなったらそいつなんですよね。
学校全体がデジタルに向かっていく方向性みたいなのはゆっくり進んでいくとともに、
この本を読んで一番重要だと思ったのは、
じゅんさんが自分の仕事のやり方を自分で組み立てたっていうことなんですよね。
なるほど。確かにそれは大きかったかもしれないですね。
そのアプローチは多分どの社会人でも使えることなんですよね。
だから選択肢が2つあって、
すでに現場に用意されている過去の習慣に基づいた仕事の進め方をするか、
自分で作るかっていうことですよね。
じゅんさんはこうしたのを選択されて、一応それなりの形を作られたと。
その出来上がる形はそれぞれ違ってていいんですよ。
問題は与えられたものとは別の自分の仕事の仕方を作ったかどうかなんですね。
すごく褒めていただいて、すごく光栄なんですけど。
だって、あまりにも学校の仕事で他の先生方がやられている仕事の進め方が、
あまりにも時間がかかる。
その人たちはそれを好きでやってあるから別にいいんですけど。
逆に言うと、学校全体の伝授ってあるかとは別に、
個々の先生が自分にとって一番得するシステムを作れるっていうことも大切だと思うんですよね。
確かにそれはあるんですけど、その得するっていうところが、
最近高校減ったんですけど、主に小学校、中学校で未だにあるのが、聞いた話ですよ。
残業したら得るんですよ。
口挟むようですけども、日本の企業は大概そうですよ。
残業する人が頑張ってるって言われます。
あれ何なんですかね。
説明は立てられますけど、別にそういうもんやと思ってください。
そういうものですか。
下手したら日付が変わるまで頑張っている人は、
遅くまで頑張って偉い人になるんですよ。
知的生産とか生産性っていう観点から見たら、
めちゃくちゃ法律悪いじゃないですか。
村社会の論理なんですよ。
村社会において、その人の地位というか権威というかグレードの高さは、
その人が自分の時間、人生っていう時間をどれだけ組織体に投げたかによって決まるんですよ。
リザースセクションのどこかで喋っておられましたね。
だからその人が、成果ではなくて、
自分の時間をいかにその企業体に投資してるかによって決まるんですよ。
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だから年長者のほうが偉いじゃないですか。
それはその時に投げられているからなんですよね。
他の人よりもちょっとだけ年長者に近づいてるわけですよね。
コミットしてる時間が。
だから偉いということなんです。
だから効率的な効率というと、
学校でいうと2つの文脈があるから、非常にややこしい。
効率的な文脈ではなくて、村社会でのランキング図形の理論なんですよ。
たいていはそういう村社会では多い。
IT企業では割に少ないけど、
特にちっちゃいところでは。
プロジェクト型みたいな仕事だったら。
そうじゃないところで、いわゆる年功序列が効いているようなところは、
残業をするほど偉いということになってくる。
なんでこういう成果を出しました、偉いねじゃなくて、
苦労して頑張りました、こんなにも苦労したんです、偉いねなのかっていうのが、
ちょっと疑問なんですよね。
ただ、ある意味僕がそれに対して疑問を持っていること自体が、
この本の結果につながったのかなとは思います。
でも本当、序章に出てきたR先生という人物が、
割と仕事がテキパキで早い人だったんですよ。
っていうのがあったので、その人を参考にできてよかったなっていうのはすごく思いました。
どんだけでも残って勉強とかプリントを作ったりするんだっていう人には、
とても僕は慣れなかったです。
逆に言うと、さっきも言ったように文化ってコピーだから、
周りの人全員が土日仕事をする人だったら、
変えていこうと思わないよね、きっと。
そういうものだと思うよね、きっと。
たぶんきっと前任校の先生たちは、タスク管理をしている中で、
土曜日に水曜日も仕事の時間として継承したんでしょうね。
それは土曜日にやろうとか。
当たり前の仕事を進める文化だったわけで、
結局周りの人がそうやって仕事してきたから、
それが受け継がれていくわけね、どんどん。
そうですよね。今僕の環境で言うと、
子供も生まれているので早く帰ることが求められているわけですよ。
なので、今だと6時半に学校出るのも本当に遅くて、
ごめんなさいっていう感覚なんですよね。
もうじゃないとお風呂とご飯、どんだけ遅れちゃうんだとか、
次の授乳は何時なんだという風になっちゃうので、
いかに早く帰るかっていうところに集中しています。
ちなみに、お子さん1人と奥さん、計3人でお住まい?
まあ、じゃあやっぱり旦那さんが帰らないと奥さん死んじゃうからね。
そう、本当ですよ。
これを言うとあれですけど、
周りの先生方で、お子さんちっちゃいのにっていう先生が残ってるんですよ。
42:00
奥さんどうしてんだろうと思うんですよ。
その人たちの中で奥さんは我慢するもんだという認識が。
そういうものなんですかね。
本当、例えば野球部の顧問の先生なんていったら、
土日なんていうのはあってないようなものなわけですよ。
平日だって、やっちゃいかんっていう時間帯まで部活をやってるところも実質あるんですよ。
9時まで部活みたいな。
いいのかそれみたいなところもあるぐらいなので、
子供と絶対接する時間ないじゃんと思うんですけど。
日本のサラリーマンはそうやってバブルを乗り切ってはいないか。
バブルを過ごしてきたおかげで、老後孤独になるわけですよね。
そうですね。
これも考え方ですかね。
上の世代がそうしてきたっていうことが社会常識になるわけね。
やっぱそういうことですよね。
よく年配の人が進路指導とかで何か話をされるときに、
どこの学校とか誰かっていうのは一切言わないで話しますけど、
とある年配の先生が言っていたのが、
とにかく一生懸命頑張ることだと。
僕がこの前銀行に行ったと。
銀行に行ったらATMが前の部屋にあって、
後ろに受付とかがあって、
その間のところに警備員さんが立っていたと。
警備員さんはそこで警備をするのが仕事だと。
これは人間の仕事だと。
それでその警備員さんは非常事態にはならないので、
ずっと腕を前でお腹のあたりで組んで、
ずっとそこで立っていると。
そこで、「いらっしゃいませ。ありがとうございました。」
「いらっしゃいませ。ありがとうございました。」っていう風に
一生懸命挨拶をしていると、
僕はもう本当に心に来るものがありましたみたいなことを
喋ってたわけですよ。
うーんと思って。
失礼な話、僕はペッパー君で
警備以外はね、挨拶は伝わるよね。
それは間違いない。
そうですよ。そうなんですけど。
それから本当に監視カメラとかがクラウドに繋がれば、
そこで侵入者がとか、
そういうのは何かこれから代表されてくるんじゃなかろうかとか、
それは果たして本当に人間の仕事なのかっていうところを
僕は思ってしまったわけで、
そこでこれがジェネレーションギャップだなと思ってしまいましたね。
そうですね。ジェネレーションギャップは大きいですね。
そうっていう中で紙社会、
いまだに本当に紙がほとんどで、
タワーが高い先生方が多いんですけど、
比較的若い先生たちは、
それこそ今年侵入者員っていうか、
45:03
新しく入ってきた先生たちは、
それこそ高校生の頃からiPhoneがあったり、
クラウドがあったりっていうのは当たり前の世代なので、
その人たちが何か授業をやるっていう時も、
結構プロジェクターとかが持っててくれるんですよ。
のでそういうところで、
だんだんやっぱり授業のやり方も若い人たちは、
そういうタブレットとかスマホとかを、
積極的に活用していく世代になっていくんだなっていうのは、
結構肌で感じてます。
さっき言ったように、
時代が進む頃に先輩のしてる仕事の仕方が、
旧世代から新しい世代に移っていくから、
さっきみたいな常識が変わっていくでしょうね、
時間とともに。
それが結構新しい世代とか、
僕30代ですけど、
よりも若いぐらいの世代でも、
スマートフォンは当たり前のように持ってるので、
絶対紙で何か見せるよりも、
こっちの方が早いじゃんっていう感覚があるので、
結構これが楽しみです。
だから変わっていくと思うわ。
今回のこのコロナ騒ぎで、
例えばイヤホンなしに、
例えばリモート授業せなかん人たちとかも出てきたわけで、
学ばざるを得ない人たちが多分出てきたと思うんですよね。
全員とは言わないけど、
きっかけをつかんだ人が多分何人かいると思うけど、
結構な数いると思って、
そういうので少しずつ変化が増えていくことを期待したい。
今回のコロナウイルスで、
休校期間が長引いたわけなんですけど、
その時に結構文科省が、
さっきの話もそうなんですけど、
文科省が結構頑張ってるんですよ。
それこそ、
この非常事態なのにICTを活用しないのはなぜっていう、
結構煽り気味なYouTubeの動画を文科省が出したりとか、
結構若い先生方に刺さったんですよ。
YouTubeに動画を出してる時点で、
もう結構頑張ってあるよね。
そうなんですよね。
もともとそういう教育課程だったり、
今からこういう教育方針でやっていきますよっていうのって、
最初文部科学省のところに、
各都道府県とかの教育委員会の担当の人が、
東京に集まるんですよ。
その話を聞いて、
それで僕のような、
それこそカリケラを担当したりとか、
そういうのを聞きたいっていう人たちが、
持ち帰ってきた人たちの、
教育委員会の人たちの話を聞きに行くんですよ。
それを今度現場の先生たちに伝えていくっていうのがあって、
48:01
割と時間がかかっていてまだあったんですけど、
文科省の人がそこで話す内容を全部YouTubeに上げたので、
その現場の教員が、
文科省がこういうことを言っているんだっていうのが、
そのまま情報がねじ曲がることなく入ってきたわけですよ。
それで、ここまで言ってんだっていうふうに言ったり、
ある種その中にはICTを活用できない人が必要ないって言ってるんじゃないか、
それはもうそんな現場はダメだ、早くICTを学校に導入するんだっていうふうに、
文科省の人が動画でアピールして熱烈に訴えてるんですよ。
結構本当これから現場が変わっていくんだなっていうふうに思ったのと、
割とベストなタイミングで僕は本出せたなと思って。
確かにね。紙の本売りづらいとはいえ。
まあそうですね。でもいいタイミングで、
結構なんか僕の周りでもiPadを買うっていう先生が増えて。
今必要になったんやろうねおそらくは。
そうなんですよ。買ってみようかしらとか増えましたね。
確かに。
なのでいいタイミングで出たなっていうふうに思います。
まあただまだAmazonが紙の本の在庫をそんなに大きく買わないのが続いてるのか。
リュースが止まってないよ。
そうですよね。そうなのでなんか入荷しては売り切れ、
入荷しては売り切れっていうふうになっとるんですよ。
僕もいつも自分のそのページをブックマークしてるので、
評価増えたかなとか、まだ在庫復活してないなとか、
メルカリを見るたんびに高額で展売されてるわとか、
いろいろ見ちゃうんですけど、もう2日になるぐらいで。
うーん、なるほどね。
まだ本の数は増えないですね。
まあこれは仕方がないです。僕の本も大体似たようなもんです。
そうなんですね。
ただこの本が、
例えば本屋さんに行ってもないなっていうところがちょっと僕が気にするところで、
まあ2000部なので初版が。
2000部っていうとどこなんだろうなと思っちゃうんですよ。
いやもう大手の大手ぐらいでしょ。
そうですよね。あとは主要な駅の近くのでっかい本屋とか純駆動とかそういうところですよね。
まあその先生系の本を専門的に取り扱ってる本とか本屋さんとかもあるやろうけど、
まあその辺でしょうね。
まあ生協においてくれたらいいよね。
大学の生協とかのね。
まあでも確かにそのリモートになればデジタルになるのは必須やからね。
当然のごとく。
デジタル的。
ただこの休校期間中も紙で課題を出す学校がほとんどですよ。
体育館にサンクラスだけ集めて、密にならないように座らせて、
51:05
課題を配って、やってきた課題を回収してっていうところで1時間以上使いました。
まあでも仕方がない。一気には変わらないけど。
デジタルやったほうが楽やねっていう考え方が少しずつ広まっていくと思います。さすがに。
そういう未来に早くキリがあってほしいなと思いますし、
わりと教育委員会レベルで早くそういうのをやるんだっていう風に言っとるところが増えたんですよ。
名古屋市の教育委員会も小中学校の全員にタブレットを配るっていうのも、
来年度中にはもうやり終えるという風に話してるので、
本当はその一人一台タブレットっていう構想も2024年までの目標だったんですよ。
でもこのコロナのことで社会の在り方が変わったせいか、もうそれを早めたんですよ、文化省が。
ただ本当に高校とかの現場からしてみると黒船まだ早すぎるんじゃないかって思ったんですよ、来るのが。
確かに。
こんな感じはありましたね。
こうやっても、例えばテストの採点をマークシートにして読み取らせてっていうことをしておくと、
例えば問題ごとの正当率みたいなのもパパッと出せちゃいますよね。
出ますよ。
それを例えば集めておいて、こういう問題が間違いやすいみたいな分析できますよね。
できます、できます。
本当は、それだけだと思ったんですけど。
そうなんですよ。教育において今って40人に対して一斉授業をやってるわけですよ。
宿題も全員同じプリントが下るわけですよ。
でも本当はその塾に通っている子もいれば、それこそ中学生でも小学校の頃から勉強が抜けた子もいて、
その子たちにとって最適な宿題と本当は違うはずなんですよ。
しかしそれを複数を一人の人間で用意するのは難しいけども、デジタル化であれば可能と。
そうです。それこそ永遠に分析させりゃいいんですよ。
この子はこういうところが苦手だから、この子専用の問題を集めましたら宿題これです、これ演説してね、ぐらいまで。
本当は学校の先生の仕事ではなくて。
で、本当は学校の先生はその結果を見て、この子はこういうところが苦手なんだなっていうところで、
じゃあこういうところを超えて教えてみようかなって考えるところが人間とか教員の仕事だなと思うんですよ。
なので、まだ割と機械に置き換われるところってめちゃくちゃあって、
本当まだマークシートでも、マークシートでも割と僕はまだ自分がプリンターになってるなっていうところがいくつかあるんですよ。
マークシートを読み取った後、読み取った後っていうか、スキャンスナップで読み取ったそのマークシートを返すんですけど、
54:03
採点結果というか合計した結果っていうのがCSVで書き出されるので、僕が使ってるツールだと、
それを見ながら、僕はそれを見ながら、読み取ったその後の結果のマークシートに、
僕が赤ペンで合計点書くんですよ。
なので僕は、これプリンターになってるな、89点、90点っていうのを上から順番にエクスプレーの画面見ながら書いていくので、
うーんと思って、そこはまだまだ改善の余地があるなと思ったり、
アナログなところはまだまだあるんですけど、それでも240人の採点が一気にその日に終わるっていうのは、いいなと思いますよ。
作業の効率化以上にさっき言った、生徒ごとに室内とか宿題を合わせられるっていうのは、教育の質においてもやっぱり変わってくると思うし。
本当はそこまでやるべきだなと思います。
例えば、デジタルで仕事を出しているところって、頭のいい子、例えば全部の問題を出すんですけど、
例えばその中で、この問題解けたら残りの計算問題はやらなくていいよっていう出し方とかやってるわけですよ。
そうすると賢い子は、機械のように計算させられるような計算ミスをさせるような問題が出てくるわけですよ。
逆にその中流ぐらいのところの子も、これを解けたら残りやらなくていいんだっていうと頑張ってしまうんですよね。
っていうところも上手い出し方ってあると思うんですけど、いまだにやっぱり作業量が物を言うようなプリントは多いですね。
しかも先生もさっきも言った忙しい状態から問題を練り込むことも結構難しいだろうし。
そうなんですよね。だから本当、それを全部超アナログでめちゃくちゃ優秀な教師の仕事をやってるのが暗殺教室のこの先生だよなと思ってますね。
最高の先生ですね、あの人は。
本当そう。一人一人問題変えとったじゃないですか。
あれが理想なんですよ。本当だったら。
そこまでいかないと3段階ぐらいでその人の理解力に合わせて宿題の難易度を変えることはできるよね、たぶん普通に。
そこら辺の含め、そういうのを作るのが学校の先生の仕事だっていうふうに認識。
教師の仕事とは何かっていう定義が多分ずれていったんだよね、もうちょっと。
そうですね。これ言うとあれですけど、今、学校の先生系の本が並んでいるところって結構学級経営の本が多いんですよ。
これ言うとあれなんですけど、学級経営っていろんな個性の子たちがいます。
で、その子たちがいる中でどうやって40人を一つに図りますか、本なんですよ。
57:02
僕はこれ言ったら担任失格なんですけど、それそのもの自体ってどうなのっていうところがちょっと。
あれは村社会での生き方を教えようってことだから。
そういうことですよ。
なので、学校って生徒と先生で掃除するんですけど、
時間で区切ってるんですよね。それも何かなと思ったり。
なので、僕のクラスでも早く綺麗になってもまだ掃除をしてるふりとかしなくちゃいけないんですよ。
はいはいはい。なるほどね。
それってどうなのっていう。
本当は掃除の後に帰りのホームルームをやって、そしたら早く帰れるんだったら早く帰りたいんですけど、
チャイムが鳴るまでまだ時間がある。掃除が早く終わってしまったからどうしよう時間が余っちゃったっていうのもあったり。
そういうところで僕は逆に困るんですよね。
確かに。そういう状況でやっぱり効率化のモチベーションって上がらないよね、きっと。
上がらないです。
でも僕それって日本の村社会とか企業とかが云々勘弁じゃなくて、
効率の高校だからかと思ってました。
いやもう日本文化が染み付いた組織は大体そうですよ。
そういうものなんですね。なんか僕はちょっとその辺に違和感がすごく意外と。
だからやっぱり村社会の前提って均一性やから、さっき言ったように宿題をレベルごとに変えるっていう発想も多分ダメやし、
掃除が早く終わった人たちを先に帰らせてる発想も基本的にはダメですから。
そうなんですよ。
悲しいながらね。
今とりあえず高校に限って言うと、もう管理職の先生が時間を決めるんですよ、終わりの。
なので、そこで職員室も何時に閉めますからっていうふうに大ゴールをかけてるので、
そこはちょっと変わってきたなっていう感じがしますね。
そういうの重要ですね。
ちょっとずつは変わってる感はありますね。
ちなみにこの書き上げられた本を自分で0点から100点で評価すると何点ですか?
100点…何点で言うと…
まだ45点ぐらいなんじゃないかと思ってるんですよ。
いや、そんなことないと思うけど。
じゃあ、55点は何が足りてないんやろ。
クラスターさんの内容を読まれたので分かるかもしれないですけど、
知識とかテクニック、特にTIPSっていう側面から見ると目新しいことってそんなないと思うんですよ。
ライフワーク界隈で言うとね。
僕はクラスターさんのスクラップボックスの本を読んだり、
たくさんのアウトライナーの本を読み、
1:00:01
教育業界で何か活かせるものはないか、
というか、知識生産そのものじゃんっていうところに気づいて本にしたまでであって、
ってなると、二次的な情報のようにしていないんですよ。
いやいやいや、それでいいんですよ。
ってなると、それって価値がいいんですか?
それでいいっていうか、それがいいんです。
そういうものですか。
結局は、これってスクラップボックスのことを知りたかったら、
クラスターさんの本を読んだ方が早いじゃんと僕は思いながら書いてたんですよ。
教師の人がどうやって俺の本に直接たどり着くのよ。
じゃあ聞くけどさ。
じゃあ聞くけど。
この本で読んで、そこで読むんでしょ?段階としては。
そう思うんですけど。
何て言うんですかね。
例えば、これって全部ネットに書いてあるじゃんみたいな言われたときも。
そういうツッコミはあるだろうね。ツッコミはあると思うんだけど。
結局、何て言うかな。
例えば、すごいパワフルなライフハックのネタがあったとしましょう。
それを本に書いたとして、実現できひんわけじゃないですか。
当たり前になってる。
ここに書かれてることっていうのは、つまりもう定着化してる?安定化してる?
ソフトウェアで言うと安定版なわけじゃん。
まあまあ、確かに。
最新の物って売ってるかもしれないじゃないですか。
それはダメなんですよ。
やっぱり長いこと使ってきて、みんなが知ってるような安定的なテクニックが紹介されることが重要なんであって。
なるほど。ありがとうございます。
あくまで僕の感覚なんですけど、エヴァノートだって言ってるのってもう10年前からじゃんっていう感覚が僕の中にはあるんですよ。
それがようやく教師のところに落とせたっていうところの功績が100%あるかもしれないんですけど、
まざらしさで言うとどうだろうかなっていうところがあったので、
なので逆に言うと50のチップスにはなれなかった。
そういう理由もあったんですよ。
なるほど。
ってなると、僕が苦労した話だとか、こういうところがこういうのをいかに詳しく書くかっていうところにも焦点を当てたんですよ。
なので今回の本を書くにあたって文字数っていうか、ページ数が本当に足りるんだろうかっていうところが不安で不安で仕方なかったんですよ。
本当にこれで一冊になるんだろうかと。
その編集者さんが言うには、僕薄っぺらい本になったら嫌だなと思って、
それってミニ編集本みたいな感じになっちゃうじゃんと思ったので、
じゃなくて僕はなんか分厚い本になってほしいなとずっと思って、
なんかあるんですよ、本出しましたらうっすーみたいなの嫌で、
同人誌案件っていうのは嫌だったんですよ。
それだったらそれで最初から同人誌として出すわと思ったり、
Kindle本として出すわと思ってたんですけど、
紙の本でってなったらある程度の分厚いものがあって、
それを手に取ったらもうこの中にたくさん知識が入ってるんだ感が出るので。
1:03:02
いやー、それはアナログなことですよ。
そうなんですよ。
そうしたら編集者さん、いや、そんな本の薄さなんて、
紙の枚数と紙質でいくらでも変えられますかって言われて。
例えば紙を太くしたりとか、上下のマージンを行算取ればページ数自体は増える増える。
でもそんないみないから。
そうそうそうなので。
だからいくらでもどんだけでも深掘りして、
だからこういうことが役に立つんだっていう風にとにかく語ろうと思って。
まあ語りすぎた結果、
本当はiPadに役立つ周辺機器だけで一生分だったのが、
キーボードだけで一生分になっちゃいましたね。
まあそれが素晴らしいですよね。
あとちなみに本が分厚くなると本の値段が上がるので買いにくくなるよ。
そう、その思い。今でも2200円って高いなーってちょっと思って。
それは商販部数によって決まってしまうんで、これは仕方がない。
そうそうなんですよね。
いやでも本当に出版企画を聞いたときはちょっと心配だったんですけど、
ハードルを3段ぐらい超えてくる本で。
いやー本当にありがとうございます。
僕の中ではもう目標はそれこそ倉下さんが書かれている本だとか、
パクさんが書かれている本で、
そういういろんなライフハック系の人たちが自分たちで知的生産をした結果ってそこが目標だったんですよ。
やっぱり僕はなんか、
それこそ僕はこの本を書くにあたって、
学校の先生たちってどういう本を書いてるんだろうと思って、
学校の先生が書いた本を片っ端から買いまくったりっていうのは去年だったんですよ。
それまでは結局その倉下さんの本中心にとか、
なんかそういう人たちの本しかあんまり読んでなかったんですよ。
なので逆になんか、
そういうところからの知識を学校版として落とし込めたっていうところはあるんですけど、
目標はやっぱり倉下さんたちの本があんな感じだったんですよ。
あんな感じってわからへんけど、まああんな感じ。
なんていうんですかね、
これを作れ!みたいな風じゃなくて。
あとその知的センサーの技術、最近なんか会話で話題じゃないですか。
まあ僕が持ってるのは2008年版で77世紀目だったのかっていうのは思ってたんですけど、
あの本を読んでても、
多倍もない話が書いてあるじゃないですか。
この人これで苦労したんだな、ふむふむみたいな感じでニヤニヤしながら読んだりとか、
そういうのも入れたいなと思ってたんですよ。
でも世の中のライフハック本の本当にテクニックに集中したものって、
これはこうだ、これはダメだ、これはこう使え!みたいなのしかなくって、
1:06:03
なんかちょっとううううっていう感じがするんですよね、受け止める時に。
そうはならないようにもしたいなっていう風にはずっと思い続けてました。
なので打ち合わせキャストで面白かったという風に言ってもらった時はものすごく嬉しくて、
セルフパブリッシングのあの回も最初の10分間だけ2、30回聞いたんですよ。
嬉しくて嬉しくて。
まあ頑張った甲斐があったということですね。
ありましたね、でもこの自分もコーヒーのことまで全部書いちゃったんですよ。
全部書いちゃったので、次が全く思いつかなくって、
なのでどうやって今後ネタを貯めていこうかなっていうところが今悩みなんですよ。
まあでも自然にある程度走り切った後ってそうなるけど、
どのくらいかな、2、3ヶ月したらまた書きたいっていう欲求が湧き上がってくるものですよ。
なあなりますかね、なんか最近もうなんか僕息切れしちゃってる感じがしたって、
もうブログの更新頻度も週に1回が限度だと思って。
それは子供さんいるからそれでいいと思いますよ。
いやもうほんともう休校期間が明けた途端にもゼーハーゼーハー息切れする毎日で、
これ本書く時間あるかなっていうところが正直なところです。
まあもうちょっと落ち着いたらでしょうねきっと。
そうですね。
でもですね、やっぱ本を書いたってなると、
なんかあの僕の肩書きとして白がつくように見えるからか、
嬉しいことたくさんあったんですよ。
あのまず、教育系の雑誌というのがあって、
でそれの月間だったり週間だったりするんですけど、
そこのインタビューを受けるようになったりとか、
あとそれから他の出版社さんの別の教育雑誌で、
でそれで仕事術について2ページ原稿を書いてくださいよとか、
そういう依頼が来るようになった。
それで連載を持って連載が本人みたいなのが一番いいですね。
連載だといいですね。今のところとりあえず単発の特集記事なんですけど、
まあそれもこれもですね、
とりあえず今後ブログをどうしていったらいいのかというのを、
ゴルゴさんに相談をしたら、
なんでサウトメーライフにお問い合わせがないんだってめちゃくちゃ怒られて、
Rスタイルを見てみろ、お問い合わせがちゃんとあるだろう、
こういうところで仕事をゲットするんだって言って、
上澄先生に仕事が来た時にどこに仕事の依頼出してるかわかんないだろうってものすごく怒られて、
1:09:03
だから早くお問い合わせっていうのを出すんだって、
いいかコンタクトじゃダメなんだぞって、
ちゃんと日本語でお問い合わせって書くんだぞって言われて、
じゃないとクリックもされてもらえないからなと思って、
お問い合わせを急遽作ったんですよ。
そしたらその依頼が2件も来たっていうところでめちゃくちゃ感動した。
ゴルフさん正しいな、全く正しいわ。
そうなんですよね。
あとは絶対もうトップのサウトメライフなんていうわけわからんブログの名前じゃなくて、
そのロゴマークの画像の横に、
本の表紙の絶対に載っけとけって言ってアウトライフを捨てたんですよ。
早くそれをちゃんと自分はこの本の著者だぞっていうのをとにかくアピールだって言われて。
まあね、難しいところですよね。
教師iPad系のネタに寄せていく手もあるし、
今までの通りいろいろ種を広げていく手もあるし。
そうですね。
あと本当嬉しかったことその2として言えるのが、
学校の先生って結構ツイッターの中にいるもんですよ。
僕スマークって、
この度これまで本を出す前はたかだかフォロワーは800人ぐらいだったんですけど、
現時点で1300人ぐらいに増えまして。
増えたんですけど。
それもフォローしてくださった方、結構学校先生が多くて。
それはやっぱ本書いたからね。
結構刺さってんだっていうのもわかったんですけど、
そういうところがすごく僕はびっくりでした。
やっぱり学校の先生の中で異質な存在なのか、
それこそこの佐々木翔吾さん、暮らしたただのおりさん、たくさんみたいなところばかり見てたんですよ。
こういうところでライブハック会話やってんだとか、
目掘りさん、またこういうふうにいろいろ新しいことやってるなとか、
そういうところばっかり見てるので、
そこから情報が出てて、次やる大森さんしか、
いろいろ活かしとったな、みたいなとかを見てたんですけど、
なんか学校のこともいろいろ伝ってる人いるんだなっていうのが発見があって、
最近は僕も学校について語ったりとか、
その社費義務を守る体でですけど、
そういうところで生活は一変しましたね。
編集者さんには言われたんですけど、
これからは著者としての大墨淳さんの人生が始まりますからねって言われて、
宇宙兄弟と同じようなこと言われてると思って、
これから君の宇宙飛行士人生が始まること同じだと思って、
それでもなりそうになっちゃって。
2冊目書いてみたい気持ちはあるんですか?
なるほど、なるほど。
それはありますよ。
ネタがないだけで、僕はやっぱり思ったのが、
1:12:00
その本を書くっていうところだけにフォーカスを当てたら苦しかったですよ。
苦しかったんですけど、
ハッピーハッキングがあるおかげからか、文章を書くのは楽しいんですよ。
僕って変かもしれないんですけど、
ふっとぼーっとしてると、
ドキュメンタリーのナレーションみたいな感覚で、
頭の中で喋ってる時があるんですよ。
で、僕それを何とか万年筆とかでズワーって書き起こしてることがほとんどなんですよ。
それがブログの記事になったりするんですけど、
それこそデフォルトモールネットワークの話じゃないですけど、
知識をガーッて貯めて、ふーっとぼーっとしてて、
なんかホケーッとしてると、なんかそういうのがフッて湧いてきたり、
それこそお風呂で頭洗ってる時にフッて流れてきたりすると、
慌ててiPhoneザーッてフリック入力したりとかっていうのがあるので、
僕やっぱそれが文章を書くのが好きっていう表現で正しいかわかんないんですけど、
何かそういう考えたりすることが好きなんだっていうのと、
割とそれを書き出すのが苦じゃないんだなっていうところは改めて思ったんですよ。
それこそやっぱり教員×ブロガーみたいな人も結構いるなっていうのも思ったんですけど、
なかなか続かない人が多いなっていう印象があったり、
する中で僕は何とか続けられることができてるなと思って、
今のブログも2008年からですし、
それこそもっと前から高校生の2001年ぐらいからブログっていうのは書いていたりしたので、
やっぱり僕は文章好きなんだと思っていたので、
それこそ週に一度がメルマが一番いい日とか本当にもう僕では絶対無理と思うんですけど、
できる範囲で文章は書いていきたいなっていうのが。
じゃあまあやっぱりネタ組っていうとちょっと意識的すぎるかもしれんけど、
アンテナを張っておくっていうのは大切ですね。
やっぱりシステム化したほうがいいんですかね。
僕、クラスターさんとかが勝手なイメージですよ。
何かネタ帳みたいなデータグレースとかって、
それこそ例えばスクラップボックスならいいんですけど、
本になりそうなネタとかフレーズがたくさんページとかであって、
それがキーワード同士でつながっていて、
関連ページがある程度たまってきたな、
これだったら深掘りして本になるわみたいな感じで文章を書いていくような。
そうすると、気がついたら一冊が出来上がっていたよ。
めでたしめでたし。
さあじゃあそれは、
そんなことになったら最高ですけど、そんなことにはなってない。
1:15:00
みたいなイメージがあるんですよ。
ならないですか。
僕なんか今回の本を書くにあたって、
一回全部万年筆で思ったこと考えたことを、
それこそフリーライティング風にダーってやって、
それをアウトラインでダーって書き出してシャカシャカシェイクして、
それをそのまんまワードで書き出して、
なんじゃこのバラバラな文章を書き直せって編集さんに怒られ、
そのバラバラな文章を見ながら、
それっぽい語り口調で書いたのがあれだったんですよ。
なので、感覚で言うと同じことを何回もやっているような感じがするんですよ。
僕は今書いている僕らの生存戦略3回目ですからね。
何回もやるもんですか?
書き下ろすの。
いや、こういう人もいるというわけですよ。
もっとシステマティックにやっている人もいて、
やっぱりそれは語り口の方法によって適切さって変わってくるから、
じゅんさんみたいな文章を書く人は、
あんまりシステマティックにやらない方がいいと思いますよ。
やっぱそうなんだ。
僕は万年筆でずっとダラダラ書いていると、
こうやって何ページ前にも同じようなこと書いたな、みたいなものを何度も書いたんですよ。
でも僕はそんなそれは悪いことだと思ってなくて、
多分何度も書いて、あんまり見返したりもしないので、
物思いにふけたりとか、過去に振り返りたいなぐらいの時にパラパラめくるぐらいなので、
なので何度も書くっていうことは、
これは重要なことだと自分が無意識に思っているから、
さあじゃあその何度も書いたやつを見て、
リリシーズを立ち上げましょうみたいな風なので、
僕はそれで落ち着きとっているんですけど、
いや効率は上がるけど、
もっと効率は上がるんじゃないかってどこかで思っているんですよ。
質がどこかで保証されるってことだよね。
あーなるほど。
僕がいろいろその思考を練った結果がちゃんとそのタイミングで出てくるか。
出てくるかってことですよね。
いきなりリリシーズっていうところで。
あーやっぱそういうものなんですね。
そうなのでそうなると二冊目とかってなると、
あーだいぶ先だなっていうのが正直なところで。
なんていうかな。
書き出したら書けるっていう時はあると思うけど、
それでも今出し切った感じは、
確かに波に乗った感じはたまにありますけど、
そうですね。
まあでもちょっと見据えといた方がいいと思うよ。
今からその次の本をっていうのはちょっと。
何書こうかなっていう風に思っといた方がいいと思うけど。
確かにそうですね。
漠然とは考えてます。
次書く、
まあでもなんかあれなんですよね、
二番煎じとかになったら嫌だなって思って、
その学校の先生同士の中で。
なんか次書くんだったら、
iPadを具体的にこういう風に活用していますっていうのがいいなとも思ったんですけど、
でも今回のこの教師のiPadを仕事術っていうのが、
1:18:00
活用術ではなくて仕事術っていうことの話にも関わるんですけど、
そういう活用本だったら無垢読であれとかブログでいいじゃんってなっちゃうんですよね。
そうなんですよ。
ってなると、
次もやっぱり仕事術がいいなって思ったんですよ。
ってなると、
それこそもうアフターコロナで本当にもう学校の中が、
それこそ今回の本以上に一変しましたよ、
その中でこれを工夫するといいですよっていう考え方って、
いつになるのやらって感じがしますよ。
現状神社会の中で、
個人の力だけで個人の財力の中でここまでできました本で全部書いちゃったので、
なるほど。
もう当分は出てこないだろうなっていうのは残念なところです。
もしかしたら出版社さんからなんかはあるかもしれないですけどね。
そうですね。
でもそういう時って、
例えば倉下さんに逆に伺いたいんですけど、
こういう本を書いてくださいという感じで来るものですか?
それとも自分からアイディア、
何か次の本って何かないですかっていう感じに来て、
こういうアイディアがあるんですけどってなるんですか?
例えばスクラップボックスについての本を企画してるんですけど、
書写として倉下さんどうですか?みたいなメールで来ることが多い。
で、雑談してる時、編集者さんとかと会って、
喋ってる時って何か今考えてることありますか?みたいな、
ラフに聞かれることはあるけど。
あー、なるほど。
企画でっていう時には、
確かにメールでっていう時には、
企画の方向性はある程度、
決めつけてくるんですね。
あー、なるほど。
そういうのが、もし来た時に、
今回のこともそうなんですけど、
この編集者さんが思った通りの原稿が書けるんかなっていうところが、
いいんじゃないですか?
面白かったら、できなかった本が面白かったら、
それでいい。
それで解決。
まあ、そうですね。
今回は本当に、
その編集者さんに、
どれだけその音部に抱っこだったか、
僕はあまり見てないんですけど、
試しに、
ここの文章とここの文章を入れ替えてっていうのが、
PDFに注釈が入れてあるものを見せてもらったことがあって、
それはなんか、僕の段階では来なくて、
それがインデザインとかで使って、
本当にその紙版とかを作る人に、
それが渡ってるんですけど、
そこに書かれてるんですけど、
で、
1:21:06
これ、
この取りに入れ替えるって、
僕じゃあ絶対無理だ、
この作業死んじゃうと思って、
でも、
僕じゃ絶対無理だ この作業死んじゃうと思って
というぐらいなので
ほんとなんかすごく読みやすい本に仕上がったなっていう感じがして
僕はあの通りに次書く自信がないなっていうのと
これこそ最近セルフパブリッシングみたいな感じの流れがあるかもしれないですけど
自分がただ文章を書いただけじゃ絶対無理だ
こんなに読みやすい文章は読めないなっていうふうに思ってるぐらいです
じゅんさんの文章神秘感みたいなものが
レベル1か2ぐらい上がったと思うんですよ
それは本当に思いました
僕が実際に書いた文章とそれから読みやすい文章の差っていうのは
こんなにあるんだって実感したのはデカかったですよ
以前よりは少し読みやすい文章が書けるようになっていると思います
それを積み重ねるしかないですよね
それはあるかもしれないですね
あと編集者さんに言われたのが
僕の文章は元から読みやすかったらしいんですよ
他のレッツトライっていう人と比べると
ただそれはやっぱりブログベースだっていうところが言われたところで
ブログってやっぱり普通で1000から2000字ぐらいなので
それを超える文章っていうところの繋がりが
僕ではちょっと弱いところだったって言われましたね
そうなのでそこはやっぱり課題だなと思ったり
でもそこは課題だって思ったところで
今2000字の記事がありますけど
例えば一万字でちょっと大きいことを言ってみる
みたいな練習するっていうのはできますね
別にブログじゃなくてもいいけど
ブログで一万字ですか
まとまったことが言いたかったら
ノートでもPDFでもセルフパブリッシングでもいいけど
一万字の文章を言ってみると
その一万字の呼吸をつかむっていう
その一万字やったら小の半分か小1個分ぐらいの単位ですから
それに慣れてると今度はもっと大きい
それよりも大きい構造にちょっと立ち向かえるんだろうから
そのやっぱり2000字書いてた人が
万の単位いきなりジャンプアップって難しいから
慣れるとしたらその山登るときみたいに
少しずつ大きくしていく
その空気に慣れていくみたいな感じで
はい
なるほど
じゃあやっぱ倉下さんの場合
あのメルマガってその練習台っていうか
やっぱりその普段の鳴らし運転みたいな
昔はやっぱりメルマガと同じように
1記事2000字の連載をずっと書いてたんですけど
ある時期から5000字とか
1万字とかっていうひとまとまりの文章を書くようになって
1:24:00
それはやっぱりそのさっき言ったような
ちょっと大きめの文章になれるっていうのは意識してるかな
あーなるほど
どうもありがとうございます
倉下さんのメルマガ
毎週楽しみにしてるんですけど
パターンっていうか
テンプレっぽいものは多分あるんだろうなと思って
最近こういうことがあった
こういう本3冊でやりました
で後はなんかトピックが2つ3つみたいな感じなので
あえてそういう風に区切ると
一個一個は全部をトータルしたら
1万字かもしれないですけど
一個一個区切ると
さらって読める文のところは
そこはひょっとしたらそんなに苦労しないのかも
それを寄せ集めるのかも
例えば2000字の原稿を1つ書くのと
1万字の原稿を1つ書くんやったら
1万字の原稿を1つ書くほうが楽なんですよ
逆だと思うでしょ
えっそうなんですか
なぜならば2000字の原稿を読むということは
頭を5回切り替えなきゃいけないわけですよね
それぞれ別の内容なんで
しかもそれぞれの記事に
始まりの文章と終わりの文章を書かなきゃいけないわけですよ
その1回1回のスイッチが結構脳的に負荷なんですけど
1万字の文章やったら
1個しかないじゃないですか塊が
あとさっき言ったように
万年筆のノリで真ん中をダーッと書いていく
で最後をちゃんと締めるっていうのを
1回やれば終わり
だからこっちの方が実は簡単
簡単というかその認知的負荷はちっちゃい
えーーー
えーーー
えーーなんか
でもだからその
タスクを小分けしなさいと全然ない
長い1万字の文章でも区切りはあるわけじゃないですか
ただ同じ話をしているわけですよね
文脈が一緒
だから文脈が一緒だと例えば
文脈が違うと話題が変わるから
その話題のたびに
例えばこれってこういうことですって
説明していかなあかんけど
同じ文脈だったら
ずっと話が引き続いているわけじゃないですか
だからその話を切り替えなくていい だからちょっと流れをそのままずっと
話の流れのままに流していけばいい っていう雑誌がある
はい
はい
え、じゃあ本の話に戻っちゃいますけど
人によっては多分そう思う
50のチップスの方が僕にとっては逆に 難しかったかもっていう解釈も
あーなるほどなぁ
勉強になりました
僕は例えばずっとハッピーハッキングのことを語ってたらああなったとか
とかずっとアウトライナーのことについて考えまくってたらようやく一生分出来上がったとか
1:27:02
なんかそういう感覚があったので
そうですそうです
それはそれで一つの形だったんですね
あーなるほどな
なんか本当この本を書くにあたって
自分のやり方でこれが本当に正解なのかっていうのをものすごく迷いながらやったんですけど
なんか本当に黒下さんやたくさんもそうですけど
これでいいんだよとかそれでいいのだとか色々全部肯定されたような感覚が
自分の書けるやり方でしか書けないっていうトートロジーみたいなこと言うけど
書けないやり方では書けないから
どれだけそれが効率的に良さそうでもできひん
まあ確かにそうっすね
それ言っちゃうとライフハック本止まってる
それぞれの人ができることを示してて
そのまま選択したらいいわけですよ
だから例えば少しだけ角度を変えることはできるかもしれへんけど
90度は無理だったりするわけですよね方向転換で言うと
だからそこまでその夢見て90度行くよりは
今自分の進路を少しずらす
ちょっとだけ効率的な方にずらすっていうことぐらいならいいんですけど
そうそうそうでないとやっぱり道を踏み張って
これって正解やろうっていう疑問ってさ
これ以上無益なことはなくてさ
だって誰も正解を知らないわけだから
だからやっぱりその正解がどうかよりも自分ができてるかどうか
それが進んでるかどうか文字が生まれてるかどうかっていうことの方が重要
はい
ありがとうございます
じゃあとりあえず今回はまあ重い悩みながら
いろいろこう不満とか悩みの吐け口に
うちらセキュアストをさせてもらったっていうところも
ちょっとご迷惑とかもありながらお力添えもいただけながら
なんとか一筋になったっていうところはこれで良かったんですかね
良いと思います
ありがとうございました
1時間半経ったのでそろそろ締めたいと思うんですけど
何か宣伝しておきたいこととかってございます?
おおー
はい
もうとにかく2千部しかないので
もう本当本屋さんで出会うかどうかは分からないんですけど
Amazonはたまに在庫が復活するのと
2020年6月14日時点で楽天ブックスに15冊あったり
Kindle本はいつでもあるので
そうですね
ビジネーションが好きな人とか知的性が何か好きな人は
多分教師じゃなくても楽しめる本になっていると思います
1:30:01
はい
ということで今回の会議の感想とかは
ハッシュタグ打ち合わせキャスト
ひらがなで打ち合わせで
アラベットCASTのキャストでお送りいただけたら
クラスターがチェックしますのでまたよろしくお願いします
はいというわけで今回はお疲れ様でした
はい失礼します
01:30:25

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