話としても面白いし作りがとっても凝ってるので、まあいろいろな意味で実写映画の一つの傑作がここに生まれたんじゃないかなと
そのぐらいのクオリティの作品がキシベロファンは動かない懺悔室だなというのをすごく感じておりまして
で軽くおさらいも兼ねてですね、いつものちょっと概要を少しまとめてみたいんですけど
そもそもこのキシベロファンは動かないの実写版についてなんですが
ジョジョの奇妙な冒険というね、もう言わずと知れたジョジョシリーズですね
こちらのスピンオフシリーズがキシベロファンは動かないというシリーズでございまして
さっきもお伝えしたように漫画だったりね、アニメだったりいろいろメディアミックスあるんですが
その中の実写作品、でこの実写はですね元々NHKとかでドラマであったものなんだけど
ついに2年ほど前に1回劇場版でできましてね
で今回の懺悔室で映画版としては2作目という感じでございますね
1作目はルーブルをね、舞台にロケを行っていて非常にこれまた贅沢な映像だったんですけど
今回の2作目は全編イタリアロケになっていてまた違った豪華な絵になっていて
1作目の懺悔室と非常に贅沢なロケーションで描いているというそんな作品になっております
で冒頭でも私お伝えしたんですけど
まあこのなんだかんだで実写シリーズももう5年ほど続いておりまして
まあそれもびっくりなんですが
その5年間続いているシリーズの中でもですね
今回のこの劇場版岸辺路半は動かない懺悔室は特に完成度が高く
でもともと私ジョジョ好きなんですけど
まあすごく引き込まれるそんな話になっているなというのを感じまして
原作の話とオチを知っていても手に汗握るような展開が作れているのが
すごい工夫だったり愛を感じるなっていうのを見てて思いましたし
で原作だと結構短いエピソードなんですよね懺悔室が
まあいわば短編だったんですけど
そのエピソードをどこまでが原作でどこからがオリジナルか分かんないほど
丁寧に膨らませるように今回の映画はできていて
まあジョジョシリーズの実写版でもあるんだけれども
2時間の傑作サスペンス映画にも一つ仕上がっているなと私は感じていて
脚本担当している小林泰子さんがすごいですねこれはね
仮面ライダーファンからは特に泰子にゃんなんて
あだ名もついているぐらいには非常に親しみ深い方で
でアニメ版のジョジョの脚本を書かれている方でもあるんですね小林泰子さんは
まあ私は仮面ライダーがすごく好きなんで
デンオーだったりオーズだったりの脚本家の方という印象なんですけど
このジョジョの奇妙な冒険の方のメディアミックスでも非常に良いお仕事をされていて
またヤスコニャンの伝説が一つここで増えるわけなんですけど
で残儀室の今回の映画を見た方にはすごい伝わると思うんですけど
途中からねこの映画のテーマというかそのぶつかる課題みたいなもので
一番幸運になると絶望が襲ってきてしまうので
いつも2番目ぐらいの幸せでなければならないっていうルールが出てくるんですよ
このルールの広げ方というか解釈の仕方がとても絶妙で上手いなぁと思っておりまして
でこれはあの原作のジョジョが好きな方はすごい頷いてくださると思うんですが
このなんか独特のルールだったり謎のゲーム性に主人公たちが巻き込まれてしまって
だけどどうにかこうにか前向きにそれを突破していくっていうこの展開
これめちゃくちゃジョジョあるあるというか
まあ原作では特にそのスタンドっていう能力者バトルによくなるので
その相手のスタンドの仕掛けてくる独自のルールをこっちがどうやって突破するかって話に結構ジョジョはなりがちなんだけど
それをこの実写映画でも結構やってくれるところが
なんか原作の雰囲気をすごく踏襲してくれてるなって一ファンとして感じますし
でこの懺悔しの話としてすごく上手いなって思うのが
これこの今言った一番の幸運になると絶望が襲ってくるので
2番目ぐらいでなければならないっていうルールは新たに拡大解釈で付け加えた上で
だけどオチはこれ実は原作と一緒なんですよね
懺悔しに来る井浦新さんが演じる男が結局その話の後どうなったのかは分からない
想像にお任せするっていう風なオチになっていて
途中のこの話の作り方はまた変わるんだけれども
オチは原作と全く一緒にしているので結局話の執着は一緒っていう
だけどその間の過程をかなり膨らませているっていうやり方が非常に上手いなと
上手だなと私は感じるわけです
これは本当 脚本の小林泰子さんがすごいなっていうのを毎度感じますし
でここからは演出だったり皆様が素晴らしかったところをいっぱい喋っていきたいんですけど
まず何と言ってもやっぱり 岸辺ロハン役の高橋逸生さんですね
もう素晴らしいなんてものじゃないですね彼に関しては
いやすごい俳優さんだなっていうのは私はシンゴジラの時に高橋逸生さんを知ったので
その時からかなりこう癖のあるお芝居がね見てて楽しい方だなって感じたんですけど
まあもうこの岸辺ロハンのお芝居に関してはもう本当言うことないというか
の高橋逸生さんが常に岸辺ロハンすぎるのがやっぱりこのシリーズの一個の深みというか面白さだなと私は感じていて
で今までも相当な岸辺ロハンだなっていうのは私は感じているわけですよ
なんか喋り方というか発声の仕方とか あと仕草だったりだとかその表情だったり
佇まいだったりがとにかくすごい説得力を持って岸辺ロハンだなって感じるわけですよ
なんで今までもすごかったんだけど今回の懺悔しすのロハンは一際ロハンというか
どんどんロハンに馴染んでいるっていうかもうなってるっていうか 同一化してってるというか
これは本当に彼すごいなって思いますしで私 この映画の中でとっても岸辺ロハンを感じたのは
最後のあの井浦新さんが演じる懺悔する男と 岸辺ロハンとのまあ最後向き合ってのバチバチの芝居のかまし合いのところなんですが
あの時にあの宝くじが地面に落ちていてそれを ロハンが踏んでしまってでそれに対して井浦新さんのキャラが
宝くじだ拾った方がいいきっと当たっていますよみたいなことを言った時に ロハンがむちゃくちゃブチギレるんですね
そのすごい勢いであの剣を踏みまくってバカにしてるみたいなことすごい起こるところがあるんだけど
あそこのそのプッツンするポイントがさ すげーわかるっていうか
多分岸辺ロハン 原作でも多分そんなことされたらむちゃくちゃ怒るだろうしあのオペラのところとかで
すげー煽られてんなってイライラしてるところも あーまあまあまあそういう男だよね岸辺ロハンってって思ったりもするし
その怒り方というか沸点がどこで爆発するかっていう部分が すごく解釈一致と言いますかねこれは本当にすごいな高橋一世さんってすごい感じましたし
でこの高橋一世さん面白いのがこの岸辺ロハンは動かないザンエスって まあだんだんこう話が大きくなってきているのでインタビューとか舞台挨拶とか
いろんな資料というかね映画の後も楽しめるものがいっぱいあるのがいいなと思うんだけど まあいろんなところで高橋一世さん自身の熱いジョジョ愛をこう語ってくださっているわけなんですよ
で特に動画の時に俺すごい感じるんだけど もうさ発声の仕方がさ普段の地声でもほとんどロハンになってて
いやすごい全身全霊でロハンになってくださっているんだなっていうのがすごい感じるのね
なんて素敵な俳優さんやってやっぱり見るたび思いますし っていうかもう本人ですよね
ロハン先生そのものだなっていうのは今回の映画でもすごく感じましたし あとロハンで言うとやっぱり俺実写岸辺ロハンシリーズのすごい好きなポイントの一つに
ロハンだけがなぜか使える能力としてこのスタンド能力である ヘブンズドアーっていうのが今回も出てくるわけですよ
とつぎさんが演じた不老者だったりあと太陽でこうポップコーンが見えなくなるようなカメラワークだったり
であとほっとくとどんどん集まってきちゃうハトだったり
あと燃やしたポップコーンを投げてそれをどうにか口に入れようとするところだったり
あそこねめちゃくちゃ再現度高いんですよねこれは正しく再現度が高いと私は感じた
で特に漫画もそうなんだけどアニメ版とカメラワークがめっちゃ似てて
そこは製作人と映像版のこだわりをすごく感じましたし
で実写ならではのアレンジでその大東さんが演じるキャラクターの結末だけちょっと違ってたんだけど
あのポップコーン男は結末原作だといきなり首を切られてしまっていて結構なんつーがあっさり潔くお亡くなりになってしまうんだけど
なんか実写版だともっとえげつないこう死に方になっていてあの運ばれていたガラスでこう切腹してしまって
内蔵がそのままみたいな感じになっていてよりこう違う残酷さにアレンジされているのがさこの痛々しさも感じて
だけどより印象に残るように変えられているというかね
いやあれさあのガラスを運んでいたおじさんあれびっくりどころの騒ぎじゃないですよねあれね
だってふと気づいたらモツがついてる冗談じゃないよな
だけどすごい大東さんの原作あれこそ原作のまんまというかさ
であのオチ知ってんのに手に汗握る感じあれは素晴らしいなんて素晴らしい演技されるんやろってすごい感じましたし
でこのさっき言った外場っていう不老者もそうなんだけどこの話の流れでどうしても死んでしまう
2人なわけですよねこの栃木茂雄さんが演じている 栃木さんって気づかないぐらいのメイクだったけど
栃木さんと大東さんのこの2人なんですけどなんか漫画とかアニメ版だとまあそのもちろん残酷でかわいそうな結末2人とも
辿ってはいるんだけれどもややポップというかその 漫画版とかの方が死に方に関してはまだちょっとスパッとやれる感じ
まあちょっと言い方難しいんだけどまだポップさを私は感じたんですが 原作版に比べると今回の実写版は2人ともちょっと死に方がとても深刻な状態という
かよりかわいそう痛々しい方になっているのでこの後々聞いてくるこの井浦新 さんに襲いかかる絶望のさあこの生々しさというかドロドロした感じが実写版の方が
増していて気の毒さが増しているのでなんか そこもいいアレンジになっているなぁというのはすごい感じました
漫画版を見ている人からするとちょっとニヤッとしてしまうというかね その
荒木先生ってまぁいい意味でこう結構手癖があって俺はその手癖がすごく大好き なんだけどキャラの喋り方とか
セリフの文字とかも結構特徴的だったりするからそれを まあこう実写版でも結構字幕に落とし込んでくれているところがね
なんかスタッフさんとってもわかってらっしゃるなっていう ここにひそやかな愛を感じで俺はすごく好きでしたね
でねあとね私実写版で好きなのが衣装なんでちょっとこの衣装も少しだけ最後 お話ししていきたいんですけれども
今回も本当に素晴らしいお仕事でね毎回 ルーブルの時もそうだったんだけどあのロハン先生と泉くんこの
レギュラーのお二人も合わせていろんな衣装を作ってくれるのが毎回好きなんだけど 今回のロハン先生の衣装も本当にかっこよくてねこれは毎度
出てるだけですごく絵になるというか非常にこう布とか生地が多めの まあロハン先生実写版だと結構モノトーンの服白黒の服が多いので今回もそれは
踏襲されて5つ 今までとはシルエットが違う結構布たっぷりの衣装
これが贅沢ですごくかっこいいなと感じましたし でところどころに何か革のベルトと後スタッズが結構
ズボンとかについてたんだけどなんかこの細かい部分がいっぱいついてるっていうところ はとっても原作あらけ広彦先生の遺伝子を衣装に感じましたし
でそれこそ衣装を作った方のあの直接デザインのインタビューがあるんでこれ気になる方は ぜひ調べてみていただきたいんですが
ロハン先生に関してはザンゲスっていうタイトルが今回ついているので 中世の修道師のイメージでデザインされたそうなんですよ
いや非常にかっこよくかつおしゃれでちょっと高貴な雰囲気でまとまっていて 非常にいいデザインだなと
さっきも言ったんですけどこの岸辺ロハンは動かないザンゲスに関しては本当いろんな クリエイターの皆様がですねあの映画公開した後に
インタビューだったりその sns でコメントなんかを出されているんで すごく資料といいますかこれが潤沢にあるのもこの作品の一つ俺いいところなん
じゃないかなと私みたいについつい調べてしまう人間にとってはとってもありがたい そこもいいなぁなんて思いつつ
であとは今回ちょっと出番やや少なめだったんだけど 泉くんの衣装もねちょっとお話ししたくて
まずやっぱ印象に残るのがあのショッキングピンクの衣装ですよね 結構このベネツヤっていう舞台だからまぁ結構華やかな建物なんかも入ってきたりするんだ
けどそれに負けないくらい泉君がピンク色っていうのも毎度すごいなぁとも思いますし で俺個人的にすごく好きな衣装だったのがあのロハン先生とオペラを見ている時の