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2022-09-30 10:35

#106 「服従の心理」と私(読書感想回)|Radio Memorandum|ラジメモ

今回も読書感想回ということで「服従の心理」という本の感想を話しました。友人主催の読書会の課題図書というきっかけで手に取った本でしたが、コテンラジオで聞いた歴史エピソードにも通ずる権威というものに人はどう対応するのか、という問いを考えるのに最適な一冊でした。通称アイヒマン実験といわれているこの実験を通して、社会構造と個人の自由意思というものを改めて考えさせられた良書だったので、ぜひ手に取ってみてください。

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#ラジメモ

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はやぶさのラジオメモランダム。この番組は、私、はやぶさが毎回テーマに沿ったエピソードを話すことで、パパ×まるまるの日常や自分の考えをお伝えする番組です。
はい、ということでもう9月も終わり、10月という感じなんですけれども、今回のテーマは
服従の心理と私、ということで、読書感想回、ちょっと連続になっちゃうんですけども、読書感想回ということでお話ししていこうと思っています。
まずこの服従の心理という本を読んだというところなんですけれども、この服従の心理という本を書かれた方はですね、
スタンレイ・ミルグラムさんという学者さんですね。社会心理学者の方です。
で、この人が俗によく言われるですね、その服従実験、通称アイヒマン実験を実際にやった人ですね。
やって論文にまとめた人です。で、この服従の心理という本はですね、いわゆるこのアイヒマン実験に関する論文を書籍にしたようなものなのかなというのが本を読んでみての印象ですね。
この本を何で読むか、何で読もうかってなったかというと、きっかけはですね、友人の主催の読書会でこれが課題図書になったからということで、
社会心理学に設している友人がいるので、彼からですね、いろいろ教えてもらうにあたって、この本を読んでちょっとディスカッションしましょうということで手に取ったわけですが、
これがですね、めちゃくちゃ面白かったです。僕の中ではかなり久々に、
うわ、こんな領域でこんな発見というか気づきがめちゃくちゃあるの久しぶりだなっていう感じでこう夢中になって読んだ本ですね。
正直ちょっとその読書会は実は諸々の予定があってですね、ちょっと後ろに倒れちゃっていてまだなんですけれども、
結構僕の中では早く話したいトピックだったので、ちょっとね、いち早くポッドキャストで読書感想会ということで、自分がどう思ったかっていう話をね、先にちょっとさせていただきたいなというところで収録しているというところですね。
結構ですね、僕自身もいろいろなメモをしていまして、そのメモを見ながらちょっと振り返っていきたいなという感じではあるんですけれども、
やっぱりですね、その人間がいかにその権威に対して弱いかっていうことですね、この実験結果を通してまざまざと見せつけられるわけです。
で、個人的なその道徳とか倫理とかっていうものが、みんなね、そんな状況になったら僕だったら絶対そんなことしないよ、私だったらしませんっていう
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ポーズを取るんだけれども、いざそういう技術的な実験環境に入れられると、人間の意志がいかに弱いかっていったところがですね、すごい実験結果からまざまざと見せつけられるっていうのがですね、結構衝撃でした。
なので、いかにその人間が権威というものに対して服従するかっていうことがですね、脳内にインプットされているのかっていうことをものすごく理解させてくれたなというところです。
で、これは何をやるかっていうと、被験者が実験者、実験するパートナーですね、に問題を出しますと。
で、問題を出して、その問題に間違ったら罰を与えますっていうことをやっていくんですね。
で、間違えるごとにその罰がエスカレートしていきますっていう話を、この実験をする監督者から言われて、で、どこまでやるかっていうところ。
どこまでその罰をエスカレートしていくかってところを、実際に実験結果として追っていくっていうようなことをしているんですけれども。
これがですね、もうなんというか本当に怖い、人間怖いなっていう感じでして、やっぱり権威に逆らうっていうのが、いかにその自分の社会的地位をですね、脅かすかっていうことを無意識的にこう
植え付けられてるんだなぁ、どっかしらでっていうことをすごい見せつけられてきます。
なのでですね、人間は弱いってことを、人間の意志はなんて弱いんだっていうことをですね、嫌が大でも突きつけられたっていう感じですね。
で、じゃあその権威ってどこにあんのっていうところも結構面白いところで、
やっぱりその権威イコール、責任を取ってくれる人みたいなところがあるので、
やっぱりそういう人が身近にいて強く言われると、逆らうのはよっぽどなことがない限り難しいみたいな。
で、そういう権威構造があらゆるところで、実際に内包されてるよね、社会で。
っていうところも含めて、うおーっていう感じになったっていうところですね。
うおーという感じっていう表現はどうなんだって思いますけど、
まあやっぱり自分自身も権威というものからある種逃れられないし、
逃れられないということを知った上で自分の立ち振る舞いを振り返れるようなサンプルとして、
この愛秘1実験のインプットは良かったなっていう感じではあるんですけども、
いやなかなかなんというか、社会っていうのはものすごい複雑になり立ってて、
やっぱり自分がどうかっていう自己意識決定に関わらず社会に流される状況っていうのは、
基本的にはあり続けることなんだろうな、みたいなことを俯瞰で見られたのがめちゃくちゃ良かったですね。
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ということで、これね、実際にその権威というものが一つのテーマにはなるので、権威と服従って感じなんですけども、
権威ってとこで言うとね、やっぱりその、じゃあ歴史の転換点でその権威がどう変わっていったかみたいな話とかはですね、
かなり古典ラジオともすごい親和性が高くて、ああそういえば古典ラジオのこの辺のこういう話って結局こういう権威があってその権威付けがされて、
権威付けに対して、そうだねっていう風に同調というかですね、権威付けされたから最初は同調して人が集まってくるんだけど、
それがいつもよりか権威がよりその組織の中で当たり前になりすぎる、インフラになるって言うんですかね。
インフラになりすぎていることからも、それが当たり前だから服従するっていう、そのルールが当たり前であるっていう状況に
持っていかれてしまうことがもうすでに個人の自由意思決定みたいなことの土台にある状態なので、
例えばそれを革命的にひっくり返すっていうのがどれぐらい大変かっていうのは、例えばフランス革命の話だったりとか、アメリカの独立戦争の話だったりとかもそうだと思うんですけども、
なるほどなっていうふうな、社会心理学的側面からのがてんがいくっていうのが、めちゃくちゃこの本を読んでよかったな。
また歴史っていうものを解釈するにもすごい良い情報を得られたなっていうような感覚になりました。
はい、ということでちょっとね、久々に僕自身も読んでて、おー面白ぇー、なんか資産深い、なんかそしてなんと個人の意思決定というのは弱いんだろうかみたいなところも含めて、
うーん、なるほどな、ホモサピエンスっていう風になったっていうところで、とてもですね、刺激をもらった本だったので、
ぜひですね、興味のある方は手に取ってですね、読んでみるといいんじゃないかなと思います。
はい、ということでバババとお話してきたんですけれども、やっぱりなんかこういうね、各学問領域の古典というか、その鉄板本みたいなのは、
読みやすい、読みにくいはあると思うんですけども、読みやすい、読みにくい本でない限りはですね、
やっぱりちょっと触れてみて、その学問領域ってどんなことしてるのかみたいなことを、なんとなくでもいいので輪郭をつかむっていうことができると思うので、
ちょっとね、今後もこういった感じでですね、いろんなその学問領域の鉄板本みたいなものはちょっと触れていって、
それをベースにですね、一緒に本を読んだ友人と話すとか、いったようなことをして、ちょっとですね、理解を深めていけたらいいなぁなんてことを思いましたというところです。
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はい、いや、あの、めっちゃ面白いんで、まあ僕は少なくともめっちゃ面白かったし、古典ラジオ好きな人はね、かなり刺さるんじゃないかなと個人的には思うので、
ぜひね、ちょっとそこまで言うんだったらちょっとぐらい手に取ってみようかなっていう風なムーブをしてくれる人が一人でもいればいいなと思ってます。
実際これ、本自体は2008年だったかな?そうですね、2008年に初版が発行されていて、思ったよりも古くないですよね、10年ぐらい前なんですけど。
で、あの、図書館とかにもあると思うので、図書館で借りてね、ちょっとパラパラと見てみるだけでもいいと思うので、あの、ぜひですね、ちょっと手に取ってみてほしいなと思います。
手に取った方は、もしよければ、あの、ちょっとね、こんな感じだったみたいな感想ももらえると嬉しいなという風に思っています。
はい、ご意見やご感想があればぜひ送ってください。ツイートの場合はカタカナでハッシュタグラジメモとつけてもらえたら嬉しいです。
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それでは今回のラジオメモランダムはこの辺で。
See you again.
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