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2021-12-20 42:02

第66回 中国SF三体の原点「円 劉慈欣短篇集」劉慈欣著

spotify

【今回の紹介本】 

■『円 劉慈欣短篇集』劉慈欣著 大森望、泊功、齊藤正高訳 

今年最後の紹介本は中国SF三体の著者、劉慈欣の日本初短編集「円」! 

三体へと続く、アイディアの数々。想像力の豊かさ。 

本当に読んでいて飽きません! 

三体に入る前の、中国SFの入門書としても最適です!

是非お聴きください! 

【番組内で紹介したトピック】 

■『円 劉慈欣短篇集』劉慈欣著 大森望、泊功、齊藤正高訳 早川書房  

https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000014969&search=&sort=disp_pc 

【文学ラジオの一年を振り返るZOOMオフ会】 

12月30日14時~(1時間半か2時間を予定) 

公開収録あり、参加者との質疑応答、参加者同士の交流あり(会話をしたくないという方のために代替えコンテンツを検討しています) 

できるだけ多くの人と交流したいので、皆様是非ご参加ください! 

お申し込みはこちらから!! 

https://forms.gle/VLapJNhfGc1ysMgq7 

※お申込み期限:12月30日12:00 

【2022年1月企画】

年始企画!

①メッセージ・リクエスト募集!

年始の回で、お便りを読み上げるのでメッセージを募集!

こちらから応募ください!

https://forms.gle/2iRMripjapVozz8o8  

②ベストエピソード投票!

来年もやります、ベストエピソード投票!

2021年配信されたエピソードの中から一番よかったものを選んでください!

応募期間は1月1日~14日になる予定です!

【文学ラジオ空飛び猫たちとは】

硬派な文学作品を楽もう!をコンセプトに文学好きの二人がゆる~く文学作品を紹介するラジオ番組です。

案内役の二人は、 東京都内で読書会を主催する「小説が好き!の会」のダイチ

京都の祇園で本の話ができるカフェを運営する「羊をめぐるカフェ」のミエ

文学のプロではない二人ですが、 お互いに好きな作品を東京と京都を繋ぎ、

読書会のようなテイストで、それぞれの視点で紹介していきます!

毎週月曜日朝7時に配信しています。

【SNSでご投稿ください】

番組の感想・リクエスト・本を読むきっかけになったなど、 #空飛び猫たち をつけて、ぜひSNSに投稿してください!

よろしくお願いします!

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#本 #小説 #読書 #読書会 #文学 #海外文学 #ブック

00:03
どうもみなさんこんにちは。文学ラジオ空飛び猫たちです。この番組は、いろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、文学と猫が好きな二人が緩くトークするラジオ番組です。
お相手は、私小質が好きなダイチと、数字をめぐるカフェのミエの二人でお送りします。文学のプロではない二人ですが、交響と共闘をつないで、お互いに好きな作品をそれぞれの視点で紹介していく番組です。
番組概要欄に詳細情報を記載しているので、初めてお好きになる方などそちらを見ていただけるとありがたいです。
本編入る前にですね、告知をいくつかさせてください。12月30日14時からオンライン忘年会のようなものを企画しております。
リスナーの方々に参加していただきたいもので、特に人数制限も受けないので、皆さんで入っていただいて、
企画はまだこれから立てるので、内容は決めるんですけれども、我々の最後の振り返りトークとか、
リスナーの方に来年紹介する本を一冊読んでもらえる権利を与えられるような企画を考えていますので、ぜひ参加していただければなと思います。
年明け2022年はですね、皆様からのお便りに応える回や、ベストエピソードを選んでもらうような回をやりたいと思っております。
こちら番組概要欄に詳細載せておきますので、そちらからご確認いただいて、ぜひこちらもご参加いただければと思いますので、よろしくお願いします。
じゃあ今年最後の紹介本になります。今年最後の紹介本はですね、リュウジキンさんの縁を取り上げたいと思っております。
もちろんこれはあの三体、中国SF三体のリュウジキンさんの日本初の短編集となっているので、紹介しないわけにはいかないということで、勇み足で我々ちょっと今回選びました。
以前にラジオで三体シリーズを紹介しているので、そちらをまだ聞いていない方、良ければ聞いてもらえるとありがたいなと思っています。
この三体がやっぱりすごい小説だったんで、正直今回短編集を読むのがちょっと怖さがありましたね。
だからこの怖さ二つは三体がすごすぎるんで、果たしてもうリュウジキンは三体に全て使い切ったんじゃないかと。
短編集はちょっとどうなんだろうと、ちょっと怪しんでいるところがあったりですね。
一方でこの短編集もまた三体並みに面白かったら、これはこれでまたハマってしまって、時間取られてちょっと大変になるなと。
なんかいろいろ読む前にちょっと考えてしまって、それだけでもやっぱりリュウジキンの書くものっていうのは何か普通ではないんだろうなっていうのを最初から思いながら期待の部分が大きかったんですけど。
でもあれですね、これは三体を描く以前のデビュー作から、三体描いた後で描いてた単作品だけ収められてるかなっていう感じなんで、完全に三体の助走だなっていう感じはしましたけど。
でも三体が終わって、しばらくといっても数ヶ月ですけど、三体から離れていたんで、また三体にちょっと触れることができたっていう感じがあって、そこはすごくいいなって。
三体も配信のタイミングが悪いんだけど、ちょっと前にアメトークの読書芸人で紹介されたみたいで、結構また再び売れてるみたいですよ。
03:09
そうなんだ。あとこれはもう完全に我々の都合ですけど、今年1年結構SF小説を年に比べると読んできたなっていうのがあって、この配信が今年最後の作品紹介の回になるので、それを締めくくる一冊として、このリュウジキンさんのSFっていうのはすごく最適な一冊だったなというのは思いますね。
三体イヤーを締めくくりとして。
そうですよね。
ちょっと紹介していきましょう。
では今回紹介するのがリュウジキンさんの縁になります。大森のぞみさん、トマリコさん、斉藤正隆さん、役で早川諸坊から2021年11月に出版されています。
あらすじは私の方から。
演習率の中に不老不死の秘密がある。10万桁まで演習率を求めようという真の始皇帝の命を受け、経過は300万の兵を借りて、前代未聞の陣列計算機を起動した。
第55回青雲章に輝く縁。
麻薬密輸のために驚愕の秘密兵器を投入するデビュー短編。
経過、鯨の歌と書きます。
貧しい村で子供たちの教育に人生を捧げてきた教師の最後の授業が信じられない結果をもたらす。
監視に魅せられた超高度な異性種族が利白を超えるべく、あまりにも壮大なプロジェクトを立ち上げる。
その他、もう一つの五輪を描く栄光と夢、少女の夢が世界を変えるゆえんゆえんのシャボン玉など、全13編。
中国SF界の手法、劉磁金の精髄を集める日本初の短編集。
300ページ後半ぐらいのボリュームがあるので、
やはり作者の劉磁金さんの大名詞は三体シリーズにはなるんですけど、
そっちがすごい長編対策なので、もしかすると入門書としてはこの短編集がいいのかなと思いますので、
そういう意味では本当によく出てくれたなと思いますし、
ちなみになんですけども、今後の劉磁金さんの関連で言うと、
早川書法から2022年に三体の伝説団と言える九条宣伝という作品ですね。
あと三体のスピンオフの作品、これは劉磁金さんじゃなくて別の作家さんが書いているんですけど、
三体Xという作品も発売予定で、実は来年また三体関連で2作出るというのもすごく楽しみで、
あと門川ですね、からも劉磁金さんの第二短編集、翻訳というのが予定されているそうで、
ちょっとそれ、来年かどうかというのはわからないんですけども、第二短編集ってちょっとめっちゃ気になりますね。
しかも門川から出るんですね。ちょっと気になりますね。早川じゃないな。
本当ですよね。
06:01
今年三体、いや終わると思ったけど、来年も続くという。
そうですね。でまたね、映像化を進んでいると思うので、
なんだかんだ、あと数年は三体が毎年一流してそうな気がします。
盛り上がってそうですね。
今回13編あるんで、もちろん全部紹介するのは難しいので、ちょっと4編に絞ってお届けしたいと思います。
でもどれも本当に面白くて、劉磁金さんすごいなと思えるような作品ばかりでした。
今回紹介する4本なんですけれども、まずデビュー作であるゲイカ、クジラの戦いでゲイカという作品と、
あと次に月の光、これちょっと収録は結構後ろの方なんですけど、月の光という作品を紹介していただきます。
その後ゴーソン教師という作品と、最後にですね、めっちゃ名作なんですけどシムを紹介したいと思っております。
そうですね。ちょっとこの4つの紹介に入る前に、全体的な魅力であったり特徴であったりというのに少し触れたいなと思います。
まずその一つが、これはもう劉磁金さんならではだと思うんですけども、
この作品の中のモチーフというのがすごく豊富で、例えば異性分野の侵略であったり、環境問題であったり、
中国の山村での貧しい生活であったり、教育とかそういう貧富の格差であったり、
人工向けの宇宙的な人工投入とか知的生命体の話とかで、
本当にテクノロジーから歴史から宗教から何から何までいろんなものが入ってきて、
すごく天外な設定をしていくっていう、そういう特徴がどの作品としてもあるなと思います。
例えばそれが遺伝子でも、記憶を司る遺伝子が実は人間にある、そういう設定があったり、
実はエネルギーの問題で、今までの人類の歴史の中では石炭というのが使われていたんですけど、
そこに代わってまた別のこういうエネルギーがあるんじゃないかという、そういう設定を作ったりという、
そういったのが一つ一つあって、そこも面白いところかなと思います。
あと、これは3体を読んだ人なら、3体に通じる設定というか言葉も出てきて、
その辺もすごく読んでいたら高揚するところかなと思います。
例えば作品の中で11次元という言葉が出てきて、11次元って一体何なんだと思ってしまうんですけども、
何かよくわからないんですけど、ただすごいと思います。
特に3体読んでいると、これが余計すごいというのがちょっと思えてきています。
あとは人間コンピューターというのもそうだし、技術革新とブレイクスルーですね。
3体で同じブレイクスルーというのがやっぱりいろんなところで出てきたりするんですけど、
そういうのを読んでいると3体を思い出して嬉しくなりました。
完全に11次元ってなんなんですかね。
なんか、りゅうじきんさんの11次元ってなんかあるんですかね。
09:02
やっぱり理屈として11次元というのがあるかもしれないですね。
なんかあるのかな。3体でも今回でも出てきて、なんで11なんだろうって。
そうですよね。その辺はわかんないです。ただとにかくすごい。
もしかしたら物理。
2次元、3次元の。あ、そうかそうか。物理の方では。
なんかあるのかもしれないですね。ちょっと私たちが知らないだけで。
そうそうそう。
あとやっぱりコミュニケーションの仕方が宇宙文明で結構違うみたいで、
なんか人間がこの声で音でコミュニケーションしていることに驚くっていう。
なんか結構やっぱり3体でもコミュニケーションの仕方が違って、
なんで人間はそんな方法でコミュニケーションを取っているのかみたいな。
ちょっと面白いですよね。この辺で。
文化、文明の違いっていうところが結構ね。
ちょっと面白い。
毎回結構そうそう。ユニークなそういう違いがあって面白い。
なんでそんな小さな情報だけで文明が築けるんだみたいな。
何かを震わせてその振動を伝えているみたいですみたいな。
音っていう概念がないんだと思うんですけど。
すごい面白い。その辺の発想がすごい面白いですよね。
こういうリュウジキンさんの発想力って本当にすごいなと思っていて。
それがSFなんですけども、科学だけを扱ってるんじゃなくて、
さっきのモチーフの話にもなりますけども、
哲学とか歴史とか芸術とかでそういうのを扱っていて、
今回の作品の中でも後で紹介するゴーソン教師という作品では、
教育というのも一つのトイとしてテーマにあって、
至雲という作品では芸術ですね。そこに一つテーマがあってという。
この辺が本当にパンペなんですけど、すごい奥が深い。
しかもそれが13個も集まると、なかなかこれはパンペン集といったら
一冊になるなというのは思いましたね。
じゃあ一番最初の作品から紹介させていただきたいと思います。
まず、クジラの名と書いてゲイカという作品を紹介します。
こちらリュウジキンさんのデビュー作となっております。
デビュー作なんですけどめちゃくちゃすごい作品ですね。
ストーリーとしては、南米コロンビアで麻薬密売組織を仕切る男が、
海も空も監視の厳重なアメリカに麻薬、物を運ぶために、
科学者のホプキンスという人と手を組むという話です。
クジラを使って予想もしない方法でアメリカの館舎を駆け振ったホプキンスたちは、
アメリカのマイアム沖にたどり着くことができ、密輸は無事成功します。
けれども彼らには思いがけない結末が待っていました。
というのがゲイカになっております。
単純に面白かったですねこの作品は。
エンタメ性が結構強くあって、
本当作品の中にユーモアとか秘密とかっていうのもたっぷりあって、
その辺はリュウジキンさんらしいっていうのを結構感じて、
読んでて本当にユーモアさんらしさもあるし面白さもあるっていう、
いい作品だなと思いました。
うんうん。こちらもデビュー作なのに、
めちゃくちゃ常に何ていうかクオリティが高いなと思って、
12:02
ユーモアさんのすごいところって想像力だと思うんですよ。
こうなったらこういう状況があるみたいな想像力で、
3対4とかもすごい驚愕したんですけど、
そこまで考えられるみたいなところなんですけど、
これも結構このクジラを操るっていうのが結構キーになって、
そのクジラを操ってるんですけど、
クジラがすごい食事をするシーンがあって、
魚の無料を食いつくシーンがあって、
そことか正直物語の本質から全然必要ないのに、
結構細かく描いてて、
でもそれがすごく印象に残ったりするんですよね。
私ここめちゃくちゃ映像で見てみたいって思っちゃって、
なんか、
うん。
なるほど。
そういうのってずっと3対にも通じるところで、
3対もなんでそんな細かいとこめっちゃ描くのみたいな、
そういうのすごいあったと思うんですけど、
でもそれがなんかめちゃくちゃ引っかかってるっていうか、
印象に残ったり、面白く感じたりするポイントだったりするんで、
それがもうこのゲーカーの時代にすでに現れているっていうのが、
私は結構読んでて、
おおーって思いました。
確かに確かに。
そうですよね。
話自体は結構シンプルな、
確かに読んでいてやたらのめり込んでしまうところとかはそうかもしれないので、
という時期にさ、
まあでもそこまで想像することができるっていうか、
単純にクジラを操ったって終わらなくて、
クジラが操ったらどうなるんだろうみたいな、
あっそうか、食事をさせなきゃいけない、
まあ食事もするしなとか、
その辺のこともすごく考えてやっぱり描かれてるなと思って、
すごくその辺がやっぱりリアルなんでしょうね。
彼の作品はとんでもないことを書いてるけど、
ぶっ飛んだことを書くけど、
なんかすごくリアルに感じることができるのは、
その辺りなんだろうなと思いましたね。
では次に紹介するのは、
月の光という作品です。
これは環境問題をテーマにした歴史改編SFになります。
主人公は国家エネルギー局、エネルギー計画家に所属する男で、
である日、男の元に知らない男から電話がかかってくる。
ところから話が始まります。
この電話をかけてきた男というのが、
実は2123年の未来の自分でした。
現在よりも100年くらい前の自分ですね。
未来の自分が言うには、地球温暖化によって、
上海は海に浸水していて、
この事態を防ぐには、
100年前の今の時代の化石燃料の使用を中止するしかないので、
そこで現在の自分に、
化石燃料をこれ以上人類が使うのをやめてほしいと話しました。
その代わり、化石燃料に代わる大対岸として、
より地球環境に目指し、
軽速光転機という、
こちらを太陽電池に変える技術を普及するように伝えます。
実際にそれのやり方というのも教えてもらうのですが、
未来の自分から伝言というか、メッセージを授かった男は、
未来の自分の言う通りに動こうとするのですが、
そこでまた電話がかかってきて、
15:02
そうすると今度はまた2119年の未来に自分からでした。
その男がまた地球がピンチになってしまって、
そこで地球が今別々の危機にあるから、
さっき軽速光転機という技術を伝えられたのですが、
今度は違う技術を使って地球の環境を変えてくれというメッセージを掛けて、
男が未来の自分が言うんだったらというので、その言葉を信じて、
また違う技術で歴史を変えようとすると、また電話がかかってくるという、
そんなエネルギーとそれによって起きる環境というのを扱った作品になっています。
これ面白いですよね。結構、未来の自分から、
この方法でやれば世界は正しく変わるかなと教えられた方法があって、
それをよし、これで実行するぞと頭の中で汲み立つ瞬間にまた電話がかかってきて、
成功した、あっ!ってなったら、君の計画が成功するぞと言われた。
あっ!ってやったと思ったら、でもそのせいで違うピンチがあって、
ずっと繰り返されるという。
面白いですよね。そういうコメディかもですけど、
現代の環境問題っていうのをすごく考えるきっかけになる話だなと思う。
やっぱりこのテクノロジーで何とかしようとするのは無理なんだなっていう。
エネルギー問題ってすごい今騒がれてますけど、SDGs含めて。
やっぱりこのテクノロジーで何とかしようとするのは無理なのかなみたいなのが、
やっぱりこのテクノロジーで何とかしようとするのは無理なのかなみたいなのが、
一部すごくその話が今、ヒトシンセかっていう文脈で語られてますけど、
それをすごくマッチする話だなと思いましたね。
なるほど。僕はちょっと近いことを思って、この作品では結構極端なんですね。
この技術が新しくできたら、もう100%その技術に染まってしまうっていう、
そういう世界だったんですけども、確かにそういう何か一つのテクノロジーに
信じてそれに全てを注ぐっていうよりかバランスが大事なのかなっていうのをちょっと思ったりしましたね。
理想的な技術というのがあるかもしれないですけど、今現在思うその理想的な技術っていうのは、
将来に行くというのは果たしてそうなのかっていうのを、そういうのはちょっと疑ってしまったりして、
ある意味では常に疑ってかかるというか、やっぱりさっきの話ありましたけど、ちょっと傲慢なところっていうのがやっぱり、
今の時点で何かを決めてしまうっていうのはちょっとね、傲慢なところもあるのかなって思ったりしました。
次はゴーソン教師という短編をご紹介したいんですけど、これめちゃくちゃ名作です。
すごいいい話でした。これストーリーはですね、貧しい山の学校で、余命僅かな教師と壮大な宇宙が交差する物語です。
18:00
この教師の男は、生まれ育った村で子供たちへの教育に人生のすべてを懸けていました。
癌になってしまい病気のために、今にも死にそうな男は、最後の力を振り絞って子供たちに路人の言葉やニュートンの力学を、物理学を教えました。
一方その頃、地球から5万光年離れた銀河では、宇宙戦争が終わったばかりで、地球よりも遥かに高度な文明を持つ宇宙船が地球に向かっていました。
その宇宙船は、この地球がある銀河に着くと、そこの生物の文明レベルをテストしたします。
チノが低いと判断したら、星ごと破壊していくという。
ちょっとこれは、彼らにはやらなきゃいけない事情があるんですけど、それは長くなるので省きます。
やがて地球が見つかって、この宇宙人はですね、文明レベルのテストを地球にします。
で、地球からその時、たまたまこの地球のサンプルとして選ばれたのは、この教師の教え子たちでした。
で、この子供たちは、宇宙人の文明テストに答えることができるのか、できないのか、という話になってますね。
これね、すごい小説ですね。めっちゃ面白かったですし。
前半のね、中国の貧しい村の話と、いきなり宇宙戦争の話が出てきて、そのギャップが面白すぎましたね。
すごく中国を感じる小説でしたね、前半の。
やっぱりその三村部って、本当に学校がもう廃村、もう学校がなくなりそうになったりしてて、
教育に対しても理解が得られない状況とか、子供たちに教えてどうするの、みたいな。
その中で奮闘する、この主人公の男がすごくよくて。
やっぱりこの村で教育を受けてきた人っていうのは、多分主人公の教師の男一人しかいなくて、
あとはもうみんなやっぱり無知であるんですよね。
無知であるから、結構ね、読んでる側としては信じられないようなひどいことをしたりとか、
だまされているのに喜んでしまったりとかっていう、なかなか悲惨な状況で。
なんかすごくリアルにそこが描かれているのに、急にぶっ飛んだ宇宙の話が入ってくるっていう。
面白いのが、宇宙船がいろんな保室生命体を見つけたら文明テストっていうのをするんですけども、
この文明テストが結構面白いんですよね。
急に生命体のサンプルを捕まえて、いきなり今からテストを開始するって言って、
この1問目が面白いんですけど、あなたが発見した物質の最初単位を述べようとか、
第2問が物質における熱エネルギーの流れについて、
あなたたちはどのような特徴を観察しましたか?またその流れは逆転できますか?とかですね。
21:01
あと円の直径と円周の比は?とかですね。もうこれ理系の人じゃないと絶対わかんないやんって。
というね、そんな質問。それが文明テストとして出されて、10問中、確か3問かな。
20問中3問かな。3問答えれないとクリアできなくて星ごと潰されてしまうっていう。
なかなかこの辺がね、ちょっと大変な状況ではないんですけど、読んでるとめっちゃ面白いと思います。
すげー簡単なやつありましたね。直角三角形についてその3点にはどんな関係がありますか?とか。
あれって、こんな簡単な問題って。面白いですよね。
まずかというとね、1問ぐらいでやったら自分でも解けるものがあるかもとは思ったんですけど、
ただね、自分やったらもうこれクリアできなかったですね。
そうですね、もう地球終わりましたよ。
そうそう。
その地球の終わりが。
サンプル選ばれる人間が、そうそう。かなり重要では。
地球を終わらせてしまうかもしれない。
本当にそうですよね。やっぱりこの小説の一つは、この主人公の教師の生き様というか、
この精神ですかね、教育に対しての、そこにすごい感銘を受けましたし、
この小説の最後を読んでると、この教師という言葉ですね、やっぱりそこがいかに偉大な言葉なのかっていうのを教えてくれて、
すごい本当、最後の方が感動して読んでましたね。
そうなんだよね、これすごい感動する話なんですよね。
そうそうそう。
私読んでて、この文明テストをしている側の高度な文明なんですけど、
これはいろんな事情があってね、ちょっとこの星を潰さなきゃいけないっていう問題を抱えてるんですけど、
でも彼らの中にもこの生命を尊重しようっていう意志がすごく強くて、
そこがね、三体もあれば三体星側のいろんな事情があってそうなっちゃってるから、
もしかしたらめちゃくちゃ優しい文明なのかもしれないんですけど、
今回のこの宇宙文明はめっちゃ優しいなと思って、三体とは違うなと思いながらちょっと読んでましたね。
宇宙人側にちょっと人間味があるって思いましたね。
確かに。
では最後に紹介するのがシオンという作品になります。
この作品はおそらく三体の世界観にも近いものかなと思うんですけども、
地球外生命体ですね、が出てくる話になります。
実はこのシオンの前述端としてドン職者という短編があって、その続編になるみたいなんですけども、
ただ独立していて、このドン職者っていうのは今回の短編集には収録されていなくて、
もしかすると門川が出す次の第二短編集に一応収録される予定とは書かれていたんですけども、
ただことはもう独立しているので、このシオンだけでも十分に楽しめる、そういう内容になっています。
設定としては地球がドン職帝国という、これも高度な文明を持つ宇宙人に征服されていて、
24:02
物語はそのドン職帝国、高度な文明を持つ宇宙人が神と崇める、
さらにとんでもなく超高度な文明を持つ宇宙人に人間の見積物をするという、そういう話になります。
実はこの神と呼ばれる超高度な宇宙人というのが、どうも各文明の芸術ですね、それを収集しているようだという、
そういう話があって、地球人の見積物というのが詩人が選ばれます。
主人公がこの詩人になるんですけど、中国人の詩人なので監視をしていて、
この超高度な宇宙人がその監視に興味を持って、いつの間にかのめり込んでしまって、
ちょっと話が進んで、ついには中国の歴史上の最高クラスの詩人ですね、李博という、
8世紀の詩人がいるんですけど、この李博を超えようとして、壮大なプロジェクトを宇宙人が計画します。
そのプロジェクトというのが、全ての文字と文字を組み合わせて、世の中の全ての詩を作ってしまうという、
ACプロジェクトという、詩を読むと書いて、ACプロジェクトというんですけども、それを実行してしまいます。
この超高度な宇宙人が、全ての詩を作るプロジェクトによって、実はこの思いがけない副作用というかですね、
問題があって、それによって地球と、どん食帝国という宇宙の状況が一変してしまいます。
一方で、究極の詩を作ろうとしていた超高度な宇宙人は、人類が生み出した詩人の李博を超えることができるのかどうかという、
そういう小説になります。
これはなかなかの名作ですよね。
そうですね。
この短い中に、すげえ詰め込んできたなと思って。
本当にね、設定がとんでもなさすぎて、そうですよね。
ラストのあたりとか、ちょっと3体のラストに近い景色が広がってて。
分かります、分かります。
すごいなって思いましたね。
本当にね、設定すごいですよね。
で、ここで11次元が出てくるんですよね。
出てくるね。
この神と呼ばれる超高度な文明が、宇宙人が11次元まで展開できていて、
面白いのが、その神と呼ばれる宇宙人は、6次元から国家の文明を認めてるんですね。
地球人は3次元なんで、虫キラーみたいなもので、
地球人よりももっと高度な文明を持っていたドンショク帝国っていうのも4次元だったんで、文明の仲間入りにできていないっていう。
この地球がもう征服されてしまったとんでもないすごいドンショク帝国っていうのがあったのに、
27:03
そこが失格にならないぐらいさらにとんでもない存在、神が出てくるっていう、この設定がすごい好きでしたね。
ここ面白かったですね。6次元から文明なんだって。そんなこと言われても。
でも、その高度な次元の神と呼ばれる種族が、地球人の主人公を持っている監視を見ると、見る見る興味を持ち出すっていう。
そうですよね。面白いですね。
これは芸術が一つのテーマとして出てきたんですけど、芸術って科学的に説明できないところがあると思うんですね。
科学だと法則が決まっているというか、誰がいても共通認識が持てると思うんですけども、
芸術に関しては、やっぱり読む人によって捉え方が変わってくるっていう、そこの奥の深さでそれを楽しむことができるっていう、
人間のそういう思考ですかね。そういうところが見れて楽しかったというか。
神は監視にのめり込んで、最高の監視の作り手であった李博っていうのを超えてたいっていう。
超えるには、もう二つの方法しかないっていう。
まあ一つは、普通に超えていくこと。作品を作り続けて超えていくことだけで。
もう一つは、先に全部の監視を作っちゃうっていう。わけわからないことがいる。
そうそうそう。最初出てきたのが、あーっていう漢字ですね。あーっていう漢字がひたすらバーって並んでて、あーっていう。
それでも、そんな監視に意味あるのか、価値があるのかっていうツッコミが入るんですけど、
実はそこに意味というか価値を見出してしまうんですよね。神が。
これはすごい面白いですよね。だから監視はもう型が決まってるし、使える漢字も数も一応決まってるので、
すべてのパターンを作ることができるんですよね。とにかく。ここがなんかすごくAI的な感覚だなと思って。
そうですよね。
全部作ることができるけど、それを一つ一つちゃんと意味を持って接することができるかっていう。
そうですね。あとは本当に究極の一つの作品っていうのをどうやってそこから選ぶのかっていうところとかね。この辺は面白いところだと思う。
これもさっきのゴーソン教師とも一緒なんですけど、この監視っていうのが、この芸術が、地球が持ったこの監視っていう芸術が、
ちょっと宇宙を変えるっていうか、宇宙に大きな影響を及ぼすっていうのは、そのストーリーがすごく好きでしたね。
面白かった。
本当にそうですね。まさか監視がこの宇宙の状況を変えてしまうっていう。
そういうテクノロジーとかとは全然違う理屈で、物事っていうのはやっぱり動くところもあるんだなっていう。
30:03
そうですね。
この辺、これも想像力とは思うんですけど、すごすぎてよくわかんない。
こんな想像がなんでできるんだって。
どっからどう考えたんだろうってすげえ思いますよ。
本当ですかね。
神話すごい作品だった。どれも良かったんですけど、すごい作品だなと。
この本当に短い、さっきも言いましたけど、終わり方もすごくいいじゃないですか。
そうですね。3回に近い世界観でこんな面白い作品がやっぱりあったっていうので、本当に読めて良かったですね。
今回の13品の中で他にも印象に残った作品というのがやっぱりありまして、
本当に一言程度なんですけども、それぞれこういう作品もあったので紹介したいと思うんですけど、
僕の方では地下という作品です。地面の地に火と書いて地下と呼ぶんですけど、
これもSF作品なんですけど、ドキュメンタリーを読んでいるかのような、結構重たい作品ではあって、
宇宙とかは出てこないんですけども、中国の炭鉱ですね。
昔の本当に生きるか死ぬかの肉体労働の不幸な世界というのが描かれていて、
すごい読みごたえのある作品で、地下も良かった。
思いも寄らぬことが大きな災害に繋がっていくっていうところも、なんか面白いですよね。
そうですね。ドキュメンタリーは切線ですけど、やっぱり思いも寄らないっていう、
そこが風呂敷がやっぱり広がっていくところかなと思うんですけど、その辺はリュウジキンさんだし、壮大さがあって良かったです。
私印象に深いのこったのは、もうこれ本当に短い10ページぐらいの作品なんですけど、
人生かっていう作品があって、これもう記憶遺伝の話で、この発想結構面白くて、
生命が子供に対して全部の記憶を渡せるっていう世界っていうことができるようになったっていう実験をしてる話なんですけど、
この話だけで読むとあれなんだけど、リュウジキンさんのこの短編集の中でも、他の文明はそういうふうに記憶を受け渡したりしてる文明とかあったりして、
子供が全部の親の記憶を持ってるみたいな、そういう文明が多分描かれてたところがあったと思うんですけど、これはそれを人間にやってみたみたいな話で、
そこになって何が起きたかっていうのが結構面白くて、すごい短い話ですけど、他でも描かれてるけど、知らないほどの強さみたいなのはすごい強いんだなって、
考えさせられるような話だったんで、この人生って10ページなんで、もしちょっと気になった人いたら、
ちょっと本屋さん関係者も聞いてるかもしれなくてあれなんですけど、そこだけちょっとタッチを見とかしても面白いかなって思います。
33:00
でも本当にいいですよね、この人生も。設定がすごく好きでしたし、
人とは何かとか、人生ってこういうことなんだっていうのを、ちょっとそういうのに触れることができて、いろいろと考えることができる良い小説ですね。
あとはこの短編集の一番最後に収録されているエンという作品ですね。
これは3体の第一部に出てきたVRゲームというのがあるんですけど、そこと通じているというか、そこと共通している話であって、
結構3体を思い出せる作品であるので、3体ファンの人にはたまらないかなと思います。
あともうこれ完全に今回の表紙がそうですもんね、エンの人類計算式の表紙になっているけど、すげえ表紙だなと思った、今回は。
本当ですよね。
じゃあそんなところにしておきましょうか。最後に今回は話してみたいのは、
リュウジキンさんってやっぱりすごいいろんなアイディアを小説に詰め込んでくるので、そこすごいなと思っていて、
今回いろいろ科学とか哲学も芸術もそうなんですけれども、こういうアイディアをなんでできるのかなってすごく気になっているんですけど、
なんかどうやったらこのアイディアが出るのかなみたいな、何を意識したらこうなるんだろうみたいなのが本当わかんなくて、
ちょっとこういう発想に至ることって意識したことあるかなみたいな、ちょっと話をしてみたいなと思ったんですけど、これ出てこないかもしれないですね。
そうですね。確かによく作家さんって、もしもこうだったらっていう、そういうイフで考えるっていうのはされてると思うので、
確かにそうですね。じゃあ自分たちがそういうのをしてるかっていうと、なかなかもしもこうだったらってことですよね。
最近脱プラの話がすごい多いんで、SDGs的な話、流れだと思うんですけど、脱プラスティック製品とかの話が多いと思うんですけど、毎週毎週プラゴミを捨てるわけじゃないですか。
汚れ物だったら燃えるゴミに入れたりとかするんですけど、こうやってプラスティックにかかってて代替えなんかできるのかみたいな、すごい最近考えるんですよね。
リュウジキンさんだったらどうするんだろう?
リュウジキンさんだったらでも一気に変えてしまいそうな、段階とかではなくて、いきなりプラスティックに変わるこれっていうのを提示してきそうですよね。
確かに。そうですもんね。3代の時も文明進むたびに、あれなんでこんなすげえことになってんの?みたいな。
地球じゃなくてもう惑星の裏側に住んでるとかありましたもんね。木星だっけ?とかの。
確かに。それは思いましたね。プラスティックも自然分解されるものとか、今一部ではあると思うんですけども、
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特に去年コロナになって、テイクアウトで食べ物とか飲み物買うことが多くなって、それを買った後どこに捨てるかっていうのが結構僕の中で個人的に悩みであって、
なんか散歩とかして気持ちよく食べたり飲んだりしたいけど、結局捨てるところがないから、そもそも買うのを諦めてしまったっていうのも、そういうシチュエーションって多くあったので、
本当はこれ身近な問題として、なんとかならないかなって。そういったところで、プラスティックを生活用品だけじゃなくて、いろんなところにプラスティックが壊れてると思うので、
それをなくすのはなかなか難しいかもしれないですけど、少なくともテイクアウトの買いやすさの改善のためとかで、プラスティックとか変わってくれないかなっていうのはちょっと思ったり。
これ、脱プラ問題を解決するためにこの方法があったと、その方法でまた地球が滅んじゃうかもしれないですね。
そうそうそう。
月の光みたいに。
そればっかりを信じちゃうと。
ちょっと龍二錦さんの話は結構極端だなって思うこと多いけど、でも確かにそうなんだなってちょっと思っちゃった。
確かにね、切り口の一つとして、確かにそういうのもあるんだっていう。
でも本当はこういうことって龍二錦さんだけができることじゃなくて、もちろん大なり小なりとは思うんですけど、
僕のさっきのテイクアウトの問題もそうですけど、何か身近なことから、大きなことから気になったことっていうのは、
もうちょっとこういう手段もないのかなとかっていう、ちょっと問いかけてみるっていうのが大事なのかなって思ったりします。
まあちょっとこの脱プロの話が結構メインになっちゃったからあれだけど、やっぱり龍二錦さんのアイディアっていうのがやっぱりすごいから、
想像力なんでしょうね。どこまで考えることができるか。
じゃあ最後、感想やどんな人に読んでもらいたいか、お話しして終わりたいと思います。
じゃあまず私から。毎回ですね、この龍二錦さんの話を読むと、いや本当いつ地球保存でもおかしくないなって思うんですよね。
宇宙人が攻めてくるっていうか、そもそも宇宙からいきなり何か攻撃があったら多分地球一発で終わっちゃうし、
あと大きな災害がもう地球が限界を超えて地球自体が壊れてしまうっていうことも多分あるんだろうなって読むと思ってしまいます。
だからもうなんか今本当この瞬間にもう終わりが来てもおかしくないんだろうなってちょっと本当読んでると思っちゃうんで、
しばらくちょっと思っちゃうんですよ。で、なんでなんか結局そのおかげでちょっと毎日大切に生きなきゃいけないなってちょっと思ったりすることができるので、
やっぱこういうSF少子というか、自分はこういうそういうやり方で力をもらってるんですけど、やっぱ力をくれるものだなって思います。
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やっぱこの想像力っていうのは本当すごいなと思いますね。それ以上にですね、このストーリー構成のところもやっぱすごく面白くて、
結構この紹介したゴーソン教師とシンはそうなんですけど、なんていうんですかね、この小さいものの影響がこの大きなものを動かすっていう、
そういうダイナミズムみたいのがあって、結構たびたびリュウジキンさんの作品には出てくるんですけど、それが結構自分の中ではですね感動ポイントで、
すごくそれを読んでるとテンション上がるんですよね。リュウジキンさんはやっぱそういうのがすごく上手い人なんだなと思ってます。
で、中には本当すごく難しい設定も多くて、理解するのすごい時間かかるんですけど、でもやっぱり越えていくと大きな感動が待っているのがリュウジキンさんの作品だなと今回も思いました。
なので、SFちょっとわかりにくいかもって思っている人、聞いてる方の中でも多いと思うんですけども、なかなかやっぱり3体から入るのは難しいと思うので、
この短編集で、短いのも本当多いので、これは読めるかもって思ったやつから入ってもらうといいかもしれません。
なんか必ず1つは自分に合う作品が13個の中で見つかるんじゃないかなと思います。
ここはもうどの短編も予想外ですごく面白かったです。3体の時もそうだったんですけど、今の自分たちがいる世界よりももっと大きな世界、
というか宇宙から見たら今の世界というのは狭い世界なんだっていうのをすごく教えてくれているなと思った。
それと人類よりもっと高度な宇宙人というのも出てきたりするので、逆にその人間とは何かというか、
そういう人間の持っているような、これ3体の時もそうだったんですけど、そういうのを考えさせられて、
という作品も中にはあって、やっぱりリュウジン君さんの、特に宇宙が出てくる作品はすごく好きだなと思います。
アイツさんが言われていたみたいな、入門書にすごくお勧めだと思いますし、SFを見慣れていない人でも楽しめると思っています。
僕は解説から特に読んだんですけども、解説で書く短編の設定であったりというのが簡単に説明されているので、解説から読むと入りやすいなというのは思いました。
じゃあ、今年最後の紹介本は中国SF、リュウジン君さんの短編終焉でございました。
次回は年内最後の配信となりますので、番外編で一演の締めくくりをしたい、振り返り会をしたいなと思っています。
これ番外編で久しぶりで2人で撮ります。楽しみにしていただければなと思いますので、よろしくお願いします。
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それではまた。
ありがとうございました。
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