1. ブックカタリスト
  2. BC007 『2030年すべてが「加速..

面白かった本について語るPodcastブックカタリスト。

第7回の本日は『2030年すべてが「加速」する世界に備えよ』について語ります。

あらゆる分野の「未来」が網羅された1冊

一言で言って、非常に夢溢れる、これからの未来が楽しみになる本でした。(そもそもこういう本が好き)

細かな翻訳で気になる点や、あえて詳細を省略している(不都合だからなの?伝わりやすくするためなの?)と感じる点などはありましたが、楽しむ分には問題はないかな。

対象とする範囲が非常に広いために、これだけボリュームがある書籍でも、1つ1つの分野の説明は「ライト」な感じです。

その分野の本を多少知っていれば「だいたい知ってる」って感じになりがちですが、1冊の本でこれだけ全体がまとまっている」ということに価値がある本だと思います。

ついにクルマが空を飛ぶ時代が来る

本の始まりは、UberのCPO ジェフ・ホールデンが「空飛ぶ車を作る」という話をするところから。

1960年代や70年代に創造した21世紀って、全然今と違うよね。空飛ぶ車とか、お手伝いロボットとか、ボタンを押したら料理を作ってくれるとか、そういうのってどこ行ったの?

著者は、そういう時代が「すぐに来る」と言っています。

なぜなら、これからさらに変化が加速するから。

さまざまな技術がデジタル化され、技術は、エクスポネンシャルな加速(指数関数的な加速)をし、それらの技術が「コンバージェンス」(融合)することで、進化がより加速する。

本に書いてる横文字をそのまま並べるとなんかアレなんですが、この「指数関数的な加速」と「技術の融合」というのがこの本が伝える「加速が加速していく」大きな理由です。

今まではCPUに「ムーアの法則」というのがあって、コンピュータは1.5年で性能が2倍になる、ということが起こっていた。このムーアの法則というものが、デジタル化からの進化によって「ありとあらゆるジャンルで適用されるようになる」

振り返ってみると、10年前に10万円で空飛ぶドローンが手に入る時代は想像もしてなかったし、10年前にまさか囲碁で人間がコンピュータに負けるのが今実現するなんて思ってもみなかった。(20年前には、コンピュータが囲碁で人間に勝つにはあと100年かかる、などと言われていた気がする)

この10年で「信じられない変化」がすでに起きていることを考えたら、これからの10年がもっと信じられない変化が起こっても、確かにおかしいことはない。

VRと3Dプリンティング、パーソナライズ

本全体を通して最も多くの分野に影響を与えそうなものが、VRと3Dプリンティング、パーソナライズいう3つのキーワードでした。

VRによって教育も買い物も「その場で体験ができる」ようになり、広告は今までと次元が違うものが現れる。

不動産なんかはVRで内見ができるようになる、という変化だけでなく「その場で体験ができる」時代になることで「そもそものいい土地」というものの定義すらも変わってしまう。

3Dプリンティングはすでにありとあらゆる材料でプリントが行えるようになっており、人間の臓器も、食べ物も、家も「プリント」で作れるようになっている。1

また、これらに「パーソナライズ」という要素が加わることで、教育ならば生徒一人一人に最適化した授業を与えられるし、広告も「超パーソナライズされたもの」が配信可能(ディストピア?)

一人一人に最適化した移植用臓器などは低コストで3Dプリンターで作れる。保険や金融も個人に最適化され、パーソナライズが進めば「保険」という概念も無くなってしまうかもしれない。

医療と遺伝子

そして個人的に最も衝撃が大きかったのが「医療」の分野。

本の中では9章の「医療の未来」に加えて、次の10章では寿命延長というものについて丸々1章使ってさまざまな寿命延長の方法について書かれています。

現時点で「人はなぜ老化するか」「なぜ死ぬか」ということはかなりの部分がわかってきている。そして、わかってきたということは対策もできるようになってくるということ。

この分野に関しては、自分の知識がほとんどなかったことも関係していると思いますが「マジでもうこんなことできるのか!」という話だらけでした。

確かに、つい100年前は人間は50になる頃には大抵死んでたんだし、原子時代は30歳でもう死んでいた、なんて話も聞く。(平均年齢ではない)

それが今80まで生きるのは普通で、ここから技術が加速するならばまだまだ寿命が伸びる可能性は十分ある…

個人的には技術の進歩は可能な限り見てみたいので、長生きできることは嬉しいんですが、人生設計というものは確実に考え直さなければならなくなりそう。

60で引退してあと60年は「余生過ごす」ではないよな…

100歳の人を再び60歳に戻すこと、すなわち人間の生存期間を大幅に延ばすことは、すでに「できるかどうか」から「いつできるか」の問題に移った。

章の最後に書かれてるこんな言葉を見ると、本当にいろんなことに「備える」必要があることを思い知らされます。

2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ | ピーター・ディアマンディス, スティーブン・コトラー, 山本 康正, 土方 奈美 |本 | 通販 | Amazon

* 金属、ゴム、プラスチック、ガラス、コンクリート、細胞、皮革、チョコレートなどはすでにプリントできるらしい。 ↩︎



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面白かった本について語るポッドキャスト、ブックカタリスト、第7回の本日は、2030年すべてが加速する世界に備えよう、について語ります。
今回は、前回クラシタさんに闇の自己啓発という本を紹介していただき、今回は私が割と新しい本ですね、最近2020年の12月に出た
ニュースピックスパブリッシングから出た2030年すべてが加速する世界に備えようという本を紹介したいと思います。
ニュースピックスパブリッシングなんですね。これは結構新しい出版社なんですよね、実は。
ニュースピックスができてからっていうやつですよね。
ブループリントという本がわりかしヒットしたのと、世界はゾウでできているって本もわりかし有名で、売れてるのが新日本、全部カタガナで新日本って書くやつもわりかし売れてるのかな。
結構新しい目でビジネスとテクノロジーの合わせ技の本が結構多いですね。
これもまさにそれですね。あとは表紙が結構印象的で、黒のベースに緑の字が書いてあって、それってある意味最初期のコンピューターの象徴みたいな色だと思うんですけど、それに対して思いっきり未来について語るっていう。
これはちなみにやはり電子書籍で読まれました。
電子で読みましたね。自分の趣味というか傾向として、電子で読まないとまとめるのが辛い。
読むだけなら紙でもいいんですけど、今の読み方として、まず1回読みながらハイライトする。
次はハイライトしたものを見ながらメモを取る。そのメモをもう1回まとめるみたいなことをやってるんですけど、ハイライトのメモを取るのが紙の本だと、初見代っていうか、ああいうのがないと非常にやりづらい。
おだしょー なるほど。書店で僕この本見かけたんですけど、表紙がこの色で背拍子、横ですよね。横の裏というのかな。オレンジなんですよ。
大平 背拍子知らねえんだ。知りようがなくて。
おだしょー 電子書籍で知りようがない。だから書店行ったらすごい目立ちますよ、この本。
大平 うん。売れることを目指していて、実際売れてると思うし、大変興味深いという意味ですごい面白かった。興奮する。
自分の中の印象で言うと、MAKERSっていうクリス・アンダーソンが書いた本。あれを読んだ時に、これからめっちゃ面白い時代やってくるかもしれないって結構興奮した記憶があるんですけど、
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これもそういう感じの、ここから10年、30年めっちゃ面白くなるかもしれないっていう期待が持てるというか、まさに自分が一番好きなテクノロジーによってどれだけ世の中が便利で面白いものになるのかっていうものを語ってくれている本。
おだしょー なるほど。10年って言うと、遠いようで近いタイムスパンじゃないですか。そこまで変わるんですかね。
大平 ちゃんとね、最初がちゃんとそういう話なんですよ。加速が加速する時代になっている。
おだしょー 例えばなんですけど、2020年からの10年間でイメージなんだけど、インターネットが誰でも使えるようになった。
2010年からの10年前、この10年を考えるとなんですけど、ラスタさんが2010年の時の頃、どのくらい覚えてるかわかんないと思うんですけど、あの頃は少なくとも俺はみんながiPhoneを持つようになるなんて思いもやらなかった。
以後将棋がコンピューターに負けるようになる。10年で負けるようになるとは思いもしなかった。この10年だけ見てもめっちゃ変わってるんですよね、印象として。
音声認識、スマートスピーカーなんてものがこんな当たり前に使えるのもこの10年なんですよ。さらに言うには、この今の時代、そういった技術が融合することで、もっともっと加速度が加速していく。
そういうことか。
なので、2020年からの10年を個人的にはこんなに変わったのかってぐらいめっちゃ変わったって感じているんですけど、次の10年はもっともっと変わるっていう感じで始まってるんですよ。
いきなり第1章が、はっきり言って第1章だけ読めば大体満足できるかなっていう感じもするんですけど、これは俺の例え話なんですけど、かつてドラえもんとかに出てきた21世紀と今の21世紀って全然違うじゃないですか。
そうですね、確かに。
特に車が空飛んで、ボタンを押すとご飯が全部出てきて、あとロボットが全部言うことを聞いてやってくれてみたいなのって、あれ21世紀って書いてあったのに、ドラえもんなんかの話で言うと多分無理っぽいから、ドラえもんは22世紀から来たっていう設定に変わっちゃったじゃないですか。
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そうですね。
いつになったらあの未来はできるようになるんだって言われてたものが、ついにようやくできるようになったぞっていうところから始まるんですよ。
なるほど。
空飛ぶ車がもうできるって。
それはどんな感じで飛ぶんでしょうね。
言ってる人っていうのが、UberのCPO、ジェフ・ホールデンさんっていう人が、2023年にライドシェアを事業化するって宣言してるらしいんですよ。
そこから空飛ぶ車っていうのも本気でやるぞっていうことを成し遂げるって言っていて。
なるほど。
何ができるようになるのかって、あんまり深掘りするのは難しすぎるんですけど、少なくともドローンって今2、3000円で買えるおぼっちゃがちゃんと余裕で空飛べるんですよね。
はい、それはわかる。
それも当たり前なんだけど、2010年にはなかったですよね。
確かに。
そこからさらに特にこれから大きくなっていく、強化されていく新しい技術として一章に出てくるのがたくさんあるんですけど、
量子コンピューター、AI、ロボティクス、ナノテクノロジー、バイオテクノロジー、材料工学、ネットワーク、センサー、3Dプリンター、ARにVRにブロックチェーン。
めっちゃいっぱいあるんですけど、それらのものがこれから10年で進化が加速していき、さらにそれらが融合していくことで、すごいエクスポネンシャルな加速が始まるっていう言い方をしてるんですよ。
なるほど、全体的にビジョナリーではあるけど、なんかふわっとしてる感じですね。
まあそうです。正直言って、実例を紹介して文献を紹介しながら、いろんなことをいっぱい説明してくれるんですけど、ふわっとしてる感じです。全体的な本の雰囲気としては。
例えばなんですけど、空飛ぶ車を作る場合にモーターの設計が必要になる。今までとは桁違いのモーターが必要になる。モーターの設計においても、例えば機械学習と材料科学と3Dプリンティングっていうこの3つの技術が融合してできるようになることで、すごいできることが加速していく。
飛ぶための制御としては、処理能力がもっと高まらないといけない。センサーがもっとすごいことにならないといけない。長い間飛べるための電池が作れるようになるといけない。これらも一個一個はまだ全然大したことないんだけど、どんどん加速していっている。
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これからの100年間で人類は2万年分の技術変化を再び経験するっていうことを言われていたりもするらしく。
ちなみに著者はどんな人たちなんでしょう。
ちょまど 著者は2人ともベンチャーキャピタリストとか企業家とか、そっち系のでかい話をするのが得意な人たちです。
おだしょー そんな感じですよね、とりあえずは。ちょっと分かってきた。
おだしょー だからね、一個一個がすごく深掘りされたっていうものではないのは間違いないんですけど、
こういう本のそもそもの楽しみ方として、マジかこんなことができるのかってドキドキワクワクしながら、
こんな未来になったらいいなって妄想するっていうのがきっと一番楽しい読み方なんじゃないのかなって思うんですよね。
ちょまど だからちょっとSF小説を読む楽しさに似ているというか。
おだしょー そうですね、リアリティの高いSF小説。一応ちゃんと根拠はあるから、きっと全部調べればもっと面白くなるんだけど、
全部調べようと思ったら、調べ終わる頃にはもう新しいものができてしまうと思うので、追っかけきれない。
なので意義としては、割とあらゆるジャンルに渡って、今こういうことが起こっているよっていうのを話してくれているっていうことに価値がある感じですかね。
その中で特に追っかけたいものがあったら、もっと自分で追っかけていけばいいんじゃないかという。
おだしょー なるほど。でも先ほど言われた加速度が加速していくっていう観念、その最適的な観念と、いろいろ挙げられたジャンルが融合していくことで新たな発展を迎えるっていう、そのコンセプトは多分大曲りって正しいでしょうね、きっと。
おだしょー なんか上手いですね、どっちも英語なんですけど、コンバージェンスとエクスポネンシャルな加速、エクスポネンシャルテクノロジーっていう言い方をしている。融合と指数関数的な増加。
おだしょー なるほど。コンバージェンスが実はもう最適的であって、例えばこの連会の一番最初あたりに言ったフードテックっていうのも、食品業界とテクノロジー業界の融合やったわけじゃないですか。
おだしょー で、例えばフィンテックやと金融業界とテクノロジー業界の融合で、あと何やろうかな、メディテックとか、今言ったらフェムテックとか、フェミニストとテクノロジーとかっていうのがあるんですけど、そういうここの分野でのほげほげとテクノロジーの融合っていうのがあって、今度はフォニャララテックとフォニャララテックの融合みたいなのが今度は起こってきて、どえらいことになるだろうということなんですね。
12:20
おだしょー だいたいそういうイメージですかね。まず最初に加速するために重要なのがデジタル化なんですよ。
おだしょー 何かがデジタル化することで、すごい多くのテクノロジーがMUAの法則が適用できるようになるっていう言い方をしている。
MUAの法則って1年半でCPUの性能は半分になって、処理速度は2倍になるみたいなやつ。そういうことがデジタル化によって、ありとあらゆるジャンルがMUAの法則が適用できることで、
例えばなんですけど、太陽光発電みたいなやつとかもめっちゃ安くできるようになって、電池の効率とかもすごい上がっているだとか、いろんなものが出てくるんですよ。
例えば太陽光発電一つとっても、思い出すんですけど、俺たちが小学生とか中学校の頃に、未来の夢のテクノロジーみたいな感じで太陽光発電とかソーラーカーみたいなのって出てきたと思うんですけど、
割とそのレベルとかも普通にできてしまうとか、それに関しては、これもちょっとふわっとした表現だったんですけど、太陽光発電のコスト低下が現在のペースで続き、規模の倍増があと5回繰り返されれば、世界のエネルギーニーズを全て叶えるようになる。
その18ヶ月後にもう1回倍増すれば、太陽光だけで世界のエネルギーニーズを200%叶える。
これもね、細かく読むと結構ツッコミの頃が多くて。
だって規模の倍増があと5回っていうのが、今現在どういうペースで規模の倍増が起こっているかとか触れてないんですよ。
少なくとも書かれていない。
資源は足りるのかみたいなのもちょっと気になります。
まず倍になるのが、ムーアの法則だったら1年半で倍になるので、1年半を5回繰り返せば、もう世界中のエネルギーを全て叶えるようになる、コスト低下になる理屈にはなるんですけど。
その辺りのことは、これ以上ツッコまない方が楽しいっていう話なんですよ。
15:00
気になるんですよね。
この本で主張されてることが、起こり得るとしても、起こすためには資金投下と人材が必要じゃないですか。
それは限られてる以上、どっかの分野に注力したら他の分野は立ち送れるってことはあるわけで、そこまで有名な未来にはならないのではないだろうかとふと考えてしまうんですけども。
一応、ちゃんと読めば、俺よりは上手な説明はちゃんとされています。
ただ、おっしゃることはすごくよくわかる。細かい、なんか掘り足りないよなって感じることはやっぱあるんですよ。
だから、かなりポジティブな方にシフトして語ってる技術の未来っていうことですよね。
一応、ちゃんと何で加速が加速していくかっていうことも章が一個割いてあって、その辺もちょっと簡単に説明するとですね。
まず、自由な時間というものが人間がめっちゃ増えた。
1900年頃はね、家事するために1週間に58時間かかってたらしいんですけど、2011年にはそこが1.5時間で済むようになった。
あと、これもまたテクノロジーの加速による加速なんですけど、資金の流れというものが過去に比べてはるかにスムーズになっている。デジタル化によって。
一番わかりやすいのがクラウドファンディングとか仮想通貨みたいなやつだったり、ああいうものによって世界中からお金というものがすごい簡単に集めることができるようになってきている。
もう一個がデマネタイゼーション。非収益化っていう曖昧な翻訳がされていたんですけど、いろんなものが湯水のように使えるようになってくる。
コストが下がることでどんどん使える資源が増えていく。そうすることでその成長が加速していくようになる。
そこが引っかかるな。一つ気になったのは、著者は仮に全体の中で技術のテクノロジーが進んでいくことで、例えば人類が抱える問題のうち、格差みたいなものも消えると論じられてるんですかね。それとそれはノンタッチなんでしょうか。
社会科学的なことは基本的にはあんまり触れてないです。テクノロジーの話ばっかりです。倫理というか社会問題というか、環境的な話は触れてます。環境問題がどうなるかみたいなこととか。ただそういうことは触れてないですね。
社会が加速していく中で、人間は幸福なのだろうかということをふと考えてしまったので聞いたんですけども。
18:00
おだしょー これはね、そういうことを考えるもんじゃないです。
おだしょー 批判的思考は大事なので、それは重要だと思うんですけど。
おだしょー そうか。いやいや、その話自体はとても面白くて、僕もこういうのSFは大好きなんですけど、一方でやっぱりその同じようなことを何年か単位で繰り返してきてるわけですよ、私たちは。
未来をビジョンに語って、でも結局そのビジョンが解決できない問題と、あとテクノロジーが逆に生み出していく問題っていうのが、ついになって起こってるわけで。
おだしょー だから、あと10年で技術がすごく進んで、むしろ社会は悲惨なことに、みたいなことをつい考えてしまうんですよね。
おだしょー これはあれですよ。一応、全てが加速する世界に備えようなので。
おだしょー ああ、なるほど。
おだしょー 言ったらなんですけど、このほうは問題提起なんですよ。解決案を出しているものではなく。
おだしょー 私たちはどうしようか、社会はもう自然的に加速する方向に向かうんだから、それに私たちのことを理解した上でどうするかを考えましょうということなんですね。
おだしょー これに対してどうしたらいいかということは、未人も触れられていないので、何が起きるかをまず知っておこうと対策をするために。
おだしょー なるほど。だからボールはもう転がっていくのは決まっていると。転がっていくのは決まっていると。あとは自分たちがどうするかを決めなさいと。
おだしょー でもさっきのデマネタイゼーションっていうところで言うと、例えばなんですけど、ドローンが今すっげえ安く5万、10万ですげえ高性能なドローンが作れるようになったのとかも、まさにそれの象徴みたいな話で。
ドローンが安くなったのって、iPhoneが普及したおかげらしいんですよ。
それはこの本の話じゃないんですけど、iPhoneがめっちゃ普及することで、iPhoneに使われるパーツというものはコストダウンがされまくっているんですよね。
例えばジャイロだったりカメラだったりなんだったりっていう。そのパーツを流用することによって、それのおかげでドローンというものはすごく安く、低コストでたくさん作れるようになった。
これが何かがどんどんテクノロジーが発達することで連鎖するっていうのの、現代のわかりやすいサンプルの一つとかかなっていうのは思っていて。
おだしょー なるほど。経済学というところの外部性があるというやつですね。
ちょっと目次をだらっと眺めていると、4章までが加速が加速するで、5章から買い物の未来っていう具体的な話になってるんですけど、買い物の未来はどんな感じになるんでしょう?
おだしょー 買い物の未来は正直ある程度想像できるところで、この部分は俺の中で一番面白くなかった部分なんですけど。
21:03
3DスキャンとVRショッピング、こういうのがすごい豊かになりますっていう。
おだしょー じゃあまあこれはそうですね。次の広告の未来っていうのが僕はすごく気になったんですけど。
おだしょー 広告の未来に関しては、これも大体想像はつくレベルでした。ここまでは。
おだしょー それは要するに個人向けにカスタマイズしたすげえ広告が来るみたいな話なんですか?
おだしょー そうですね。SNSマーケティングが終わるっていう言い方をしていて、そのこと自体は大手を持ったんですけど、パーソナライゼーションがSNSなんてものを使わなくても、
VR、ARによってすざまじい個人に最適化した広告というのを、日中いくらでもどんな場所からでも表示するということができるようになってくる。
おだしょー ディストピアじゃないですか。
おだしょー そうですよ。ここはもう完全にそうですよ。
おだしょー まあそういうことなら既存の技術からまっすぐ線を伸ばすとそうなるよね。それはまあ。
さらに恐ろしいのが、今の技術だと声とか動画によって、本人と区別ができないものをコピーすることもできるようになってきてるんですよ。
その俺の声をサンプリングして、俺に好きなテキストを喋らせるということが、すでにちょっと前にAdobeのカンファレンスとかでもそういうのが出てたりしたと思うんですけど、
これがもっと簡単にできるようになると、ラシタさんが買い物をしているときに、奥さんの声でちょっとこれ買いたいんだけどっていうことができるようになる。
おだしょー それは広告としてっていうこと?
おだしょー 広告として。
おだしょー それはえげつないね。
おだしょー まあやるとかやらないとかではないですけど、もうできることはほぼ確定している。
おだしょー それは、例えば今の法律でそれを取り締まるっていうか、規制できるのかな、そういうのって。結構えげつないよな。
おだしょー そう、でも知ってないと対策できないじゃないですか。
おだしょー 確かに。いや、まだ奥さんもあれですけど、なんか自分の子供が喋ってるのが出てきたら、これ欲しいとか言われたら、それもうやばいよね、きっと。
おだしょー なるほどね。
おだしょー さらにそういうことができてしまうことで、犯罪捜査とかの面で証拠の価値がなくなってしまうっていう可能性も出てきていて。
おだしょー 確かに。
おだしょー この辺りは恐ろしいよねっていうので、VR、ARがどこまで軽量化するかみたいな話はここでは触れられてなかったんですけど、近いうちにメガネかけてたらそこに映るとかはできるのはほぼ確定してるじゃないですか。
おだしょー そうでしょうね。あとはそれをオフにできるかどうかっていうそこがかかってる。そこが多分テクノロジーと政治の駆け引きというか。
おだしょー そういうレンズをかけて、メガネをかけて歩いていたら、歩いてていきなり自分の子供がちょっとこれ欲しいんだけどって声をかけてきたりだとかっていうことができ得るので、SNSで個人にターゲティングをして、どうのこうのなんていうマーケティングなんていうちんけいなことはもう終わるぜっていう感じの言い方をしている。
24:21
おだしょー そうか。結局今のSNSマーケティングはマスマーケティングの規模を縮小したものでしかないから、パーソナルだとなってほとんど機能してないわけで、でもそこまで実際に家にAlexaの端末があったら、そこにいる人の声は全部収集できるわけですからね、簡単に言ったら。やはや恐ろしい話で。
おだしょー 特に広告の未来に関しては一番恐ろしい話が多かった印象はあるかな、そんな感じで。
おだしょー じゃあ次のエンターテインメントの未来は。
おだしょー これは大雑把に言うとAR、VRでゲームとかがめっちゃ楽しくなるよっていう感じの。
おだしょー それはでもどうなるのか。やっぱり今の技術の延長線上の話なんですかね。
おだしょー 1個これはって思ったのが、立体当社ができ得るということと、エンターテインメントの分野に書かれてたかわからないんですけど、VRで触った感じというものもできる。
おだしょー それすごいね。
おだしょー 例えばホロデッキっていう立体当社の話なんですけど、最近ツイッターなんかでもバズってるんですけど、手書きで描いた絵が本物にしか見えないってあるじゃないですか。
おだしょー 要するにそれができれば立体当社ってできるよねっていう。
おだしょー ああそういうことか。なるほど。人間の視覚から見て立体に見える形を再現できたらそれでいいってことか。
おだしょー 影まで完全に再現できた、一つのアプローチなんですけどね。立体当社の一つのアプローチとして、影まで完全に再現したものを投射することができれば、そこまで計算できたら立体にしかならないじゃんっていう。
おだしょー あとは音波を出すことによって、触った時に震える、振動する。
おだしょー それをうまく制御することで、触ったかのように感じさせることはできる。
おだしょー それはできそうですね、確かに。
おだしょー だから少なくても試行実験のレベルではもう立体当社はできてるんですよ。どうやってやろうかなーではないレベルまで来ている。
おだしょー あとは書いてあった感情コンピューティングって、自分が分かってないレベルで自分が好きなものとか嫌いなものとかを認識した上で、あなたにおすすめの映画だったりなんだったりを見せることができるようになる。
おだしょー これもディストピアですね、もはや。
おだしょー 映画、例えば見ているとして、自分がどこに目線をやっているかだとか、その映画を見てどういうシーンでどんな表情をしていたか。
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おだしょー 多分自分では認識できてないけど、ここは面白いと思っている。心拍のデータとかも取れるかな。
おだしょー そういうものを活用すれば、本人以上に面白いものが見つけられる。
おだしょー そういうことができるようになっているっていう感じですかね。
おだしょー 例えば、いわゆるSFとかに出てくる真のVRというか、眠っている間にゲームの世界に入れるみたいな話はないですね、さすがに。
おだしょー ゲームの世界に入れるはなかったけど、ノウハウでやり取りをするということはもうできたっていう話はありました。
おだしょー ノウハウでドローンを飛ばすっていうのは見たな、いっぺん。
おだしょー ノウハウでドローンを飛ばすこともできていて、脳みそに拒否反応、拒絶反応がない埋め込み方というものがあって、それを埋めて、ヨーロッパのどこかの国とどこかの国で、
おだしょー デンパというかノウハウのやり取りで相手から何か言ったということが認識できたということは起こったらしいです。
おだしょー なるほど。
おだしょー そこはまだめっちゃ進んでいるっていう感じではなかったかな。
おだしょー だからエンターテイメントに関して言えば立体ができる、感情を理解してくれる。
おだしょー あと同じく、これもVR、ARなんですけど、大体この本のキーになっているのが、比較的VR、ARで世界が変わるっていうのは結構大きかったかな。
おだしょー VRとかってやったことありますか?
おだしょー ないね。一回もないと思う。
おだしょー それは確かに一回体験しておくと、未来の想像をするにはめっちゃいいと思うんですけど、
この本にも出てきたサンプルとかなんですけど、VRで体験することが、今のレベルでも現実と錯覚するとかは普通にあるんですよ。
おだしょー そうでしょうね、そりゃ。
おだしょー それが例えば教育で、社会見学VRでするだけで、明らかに良い成果が出ているだとか、
VRでホームレスと過ごさせるっていう体験をさせたことで、ホームレスへの共感というものが高まって、道徳教育というものに対しても効果は十分に出てくるみたいなことを言われていたりだとか。
おだしょー またここでうーんとなるわけけど、リアルでホームレスを過ごしたらいけないでしょうかね、と僕は思ってしまうのですけど。
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おだしょー コストがかかる。
おだしょー もちろんそうですけど、そこのコストが、そこはコストをかけるべきやと思うが、まあいいや、それは。
おだしょー なるほどね。
おだしょー そういうのはありですよ。
おだしょー 突っ込んであかんとこというやつですね、それは。
おだしょー 例えばなんですけど、コストと似たような話で、高いところから落っこちる体験とかVRでやるとめっちゃ怖いんですよ。
おだしょー 日本でもどっかの建設現場に安全対応をつけさせることの重要性を思い知らせるためにVRというものを導入した。
おだしょー まあね、死ぬほどの体験は一度しかできないですかね、現実的には。
おだしょー なるほど。本当に落ちたらまあ、シャレにならないので、そのVRで工事現場、工場作業の経験をさせることで、さらに落ちるという恐ろしい体験をすることで、
人間の脳というものはすごい視覚的なものなので、視覚で経験したものというのは強く記憶に残る。
それはこの本だったかな、なんかそういうのもあるので、そのVRというものがいろんなことにあらゆる教育とかそういうレベルのことで役に立つという話は出てきてたかな。
おだしょー まあ、例えば同じ話で言うと、医者のオペの練習とかも人体では限界があるわけで、だからVR、AR的なものでできたら死害があるんですよね。
やっぱりクリティカル、致命的なものであるほど仮想的なものの重要性っていうのは多分上がるでしょうね、きっと。
おだしょー うん、そうですね。あとは教育で面白かったのが、言葉が読めない子どもたちのところにタブレットを勝手に置いておいたら、もう使い方速攻で覚えて、もう自由自在に一瞬で使いこなすようになっていたっていう話なんかもあったりして。
おだしょー それはまだ言語を習得してないという意味、言語障害があるという意味?
おだしょー 読み書きができない地域の人たち。
おだしょー なので、教師がいない場所にパソコン一つ渡せれば、一気に教育のレベルというものを上げることができる。
さらに電池に関しても、ソーラーの充電が低コストになっているので、電気が通っていない地域に、いくらだったかは書いてなかったと思うんですけど、
そういうソーラーの発電機とセットにしてパソコン何台か渡してあげれば、教師を送るということよりも圧倒的に低コストで、良い方向で言えば格差のない教育ができるようになる。
みたいなものは書いてあって、言葉がわからない人たちに、どういうアプリを作ったら一番成果が出るんじゃないかコンテストというのもあったりしたらしく、
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それもGitHubで優勝したソフトとかは入手できるらしいです。
この辺りは割と良いと言っていいと思う出来事かな。
確かに本当に日本でもタブレットをそこに置いておくと、子供はすぐ触りますからね。そしてすぐ覚えますからね、あれ。
言語よりも先にああいうタンジブルなもののほうが習得しやすいし、それで電子端末の操作を覚えるっていうことですからね。それはかなりすごいことですよね、要するに。
そう、言語。読み書きもアプリで自然と覚えさせるという、それをどういう教育システムを作ればいいかというのは置いておいて、そういうことができるんであれば、言ったらなんですけど、もう学校の授業にしても教師ガチャが外れると悲惨なことになるわけじゃないですか、今の教育というやつは。
そうですね、はい。
だからひょっとしたら、対人の教育などというものはないほうがいいのかもしれないと言える。
その理屈を突き詰めると、人間はいないほうがいいんではないかということになるんやけど、言いたいことはわかるよ。
正解云々ではないんですけど、何にしても選択肢は確実に増えてるんですよね、そういう教育に関しても。
教育に関して言うと思うんですけど、特に日本の場合って同じ学年で同じ教育内容じゃないですか、あれまずいですよね。
あれはね、ほんとよくない、すごいよくないと思う。
暗殺教室っていう漫画があるんですけど。
わかります。
コロ先生っていう人は、生徒一人一人にテストの問題を変えてるんですよね。
彼はマカで動けるからできることなんですけども。
でも実際のAI、機械学習的なもので可能になると思うんですよね。
ここの生徒の成績と苦手な分野を抑えたテストを作ってできると思うんですよ。
だから、それがある意味、逆の意味での格差のない教育ですよね。
公平と平等ってことですよね。
だから100点取れて当たり前の子供と50点取るのが必死な子供に同じテストを与えるってのって、
平等かもしれないですけど公平ではないですよね、基本的に。
だからそういうところで活躍してくれるのは僕は期待してますね、テクノロジー的なところに。
十分あり得るんじゃないですかね。
現実的な話をして人がいないということは多分、いろんな教育的な観点から見てもいろんな観点から見てもなかなかないと思うんですけど、
補助部分としてデジタルがあれば十分っていうのはすごく言えると思うので。
それは言えると思います。
先生がいらんというよりは補助が先生かな、逆に言うと。
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だと思います。全体を見ていて、そこをうまく導いてあげることができるようになる。
先生の役割自体が少しシフトするような感じがするね。
教える能力がね、これもデジタル化による競争によって一番優秀な人以外が教えることの報酬が少なくなりすぎる。
教える能力に対しての。なのでずっとそういう方向に変わっていくでしょうね。
あるいは学校というのがどんどん解体されて、
家庭教師と塾を足して2で割ったような感じのものができて、そこで高収入を得る人たちが生まれつつ、
あとはUberEatsみたいな仕事で教える人が出てくるみたいな感じでしょうね、きっと。
この本にも書いてあったんですけど、あといろんな人が最近言ってるんですけど、
教育制度というものは、18世紀の産物で子どもたちをバッチ処理して行動労働者に仕立てることを目的としていると。
今の教師がそれを目的としているかどうかとして、そのシステムを引き継いでしまっていることは確かなんですよね。
変わりつつあるとは思うけど、ちょうどこのコロナ期によって。
あと数年、これアメリカのベースの話ですね、基本的には。
基本アメリカの話なんで、その辺りを読み換えないといけないところはいっぱいあります。
日本での実現をアメリカで実現した後の話になるんでしょうけども。
ちなみに医療と寿命延長の未来というのは、なんとなくSF感が出てるんですけど、どんな話なんでしょう。
ここは個人的に一番すごかったですよ。マジかよっていうすごいことが多い。
一言で言うと、これに関して言うと、コアになるのは一つは3Dプリンターというものが蒸気を意識してすごいものになっていく。
その内蔵を作ったりなんだったり。
そうでしょうね、きっと。
ということが3Dプリンターでできるというものと、あとは遺伝情報。
遺伝子レベルでいろんなことが分かるようになってきて、その遺伝情報を書き換えてあげることで、
その眼科系になりやすい人というものを見つけることができるだとか、
ロボットで当たり前に外科手術ができるようになってしまうみたいなところが一番多かったんですけど、
あと寿命延長に関しては知らなかったことがめっちゃ多くて、
そのアンチエイジング的なものがギャグじゃなくて冗談じゃなくて、結構マジでできるようになりかけている。
39:06
それはやっぱり細胞そのものの老化を阻害するというような。
いろんなアプローチがあって、例えば一つのアプローチとして、
まだ動物とか虫の実験レベルなんですけど、特定の遺伝子を壊してあげると、
その遺伝子っていうのが要するに老化という行為を行う遺伝子らしいんですよね。
それを壊してあげることで老化の速度というものが遅くなっていったっていうことができるだとか、
あとは細胞の燃焼率を抑えるということをすることで生存期間を伸ばすことができただとか、
あとね、マジかよって思ったのがですね、血液交換したら若返った。
それは、でもほんまなのそれ。
人間じゃないです。まだマウスのレベルらしいんだけど、
どうやったとかまでちゃんと読んでないんですけど、老いたマウスと若いマウスがいて、
その血液を入れ替えてみたら、老いたマウスは若返っていって、若いマウスは老化していった。
老化現象が見られた。
なんかこうな、それは結構危うい医療の話に近いからな、血液交換っていうのは。
逆に言うとそのままはっきりしたエビデンスはまだ人間ではないってことですね。逆に言うと。
ここに関しては、実験レベル、本当に実験レベルなんですけど、
でもドラキュラがギャグじゃなくなるかもしれない。
こうなったらそうなるよね。
でもそれは、でもあれ、若い人が自分の血液を大富豪に販売するみたいな、
いやな資本主義の未来しか見えてこないけど。
あとその話で言うと、アンチエイジングはいくらでも金がかけられるというか、
今まではお金で買えないものだったじゃないですか、当然。
だから富裕層がどれだけアンチエイジングにお金を使うだろうってことを考えると、
一番これから加速する可能性が高い。
資本が投下される可能性が高く、それによって変化も大きくなりうる。
技術的な難しい話を全部理解できるほどちゃんと分かってはいないんですけど、
なんで人は死ぬのかとか、なんで人は老いるのかというのが、
哲学的な意味ではなくて、生物学、細胞学、遺伝子というレベルで、
こういうことが原因でこうなるぞということが大分分かるようになってきた。
それに対して、なぜなのかが分かれば対策は打てるじゃないですか。
なんで死ぬのか、なんで老化するのかということが分かるようになって、
42:04
例えばゲノムの不安定性というものが死に結びつく。
ガンとかキンジストロフィーとかにつながるようなことらしく、
そういう遺伝子複製のエラーによって起こるらしいんですけど、
それを何らかの手段で治してあげれば、ガンというものも治せるようになるかもしれないし、
年をとると太りやすくなるというのも、脳みそが栄養の処理が上手にできなくなるから、
それを処理がきちんとできるようにしてあげればいいだとか、
そういうレベルで、寿命脱出速度という言葉があるらしいんですけど、
今、科学技術の進歩がどんどん進んでいくことで、
科学技術によって人の寿命がどんどん伸びていくようになってきている。
これは昔からの話で当たり前というか事実ですよね。
ある敷地を超えると、科学技術の進歩が人が年をとるペースよりも早くなって、
俺たちが1年過ごす間に、科学的な寿命延長が1年よりも長くできるようになってくる。
そういう時代がある人は、あと12、3年で来るだとか、あと30年で来るだとか、
そういうことを真面目に言われるようになってきているらしいです。
なるほどね。ミハイル・ウェルベックっていう小説家がいるんですけど、
ある島の可能性っていう小説があるんですけど、そういう話を書いてますね。
最終的に人類は死滅するんですけど、死滅というかほぼいなくなるんですけどね。
つまり、長く生きれるんやったら、たくさんの人が必要なくなるわけじゃないですか。
どんどん減っていくんですけどね。そういう話なんですけど。
ここは一番人間観というか、そこが出てくる話ですね。
この章の締めは、100歳の人を再び60歳に戻すことというのは、
すでにできるかどうかではなく、いつできるかの問題に移ったという言い方をしている。
あとは、すべきかどうかの議論が残ってますけどね。
今のテクノロジーがすごいのは、何もかもが倫理の問題になるレベルまで進化してきてるんですよ。
それは間違いないですね。
これまでは倫理なんて気にすることなく、さすがにスマホをみんなが持ったら幸せになれるよねぐらいでよかったのが、
ちょっとスマホは良くないんじゃないかということが言われる始まりになると言えるのかな。
洗濯機の頃は洗濯機ができて、倫理的にうんぬんなんてことはもちろんなかったと思うし。
45:02
女性の家庭による役割、うんぬんかんぬんで言ったことを言ってた人いるでしょうけども、倫理的な問題ではなかったでしょうね。
スマホでもあんまりそこまで思う人は少ないかもしれないけど、これからの技術はもう倫理を考えずにはできないものばかりになっているというのは間違いないですね。
そこが最後の領域ですね。結局、がんになりにくい人間を作ることの是非が問われますからね。
これに関してはね、フラジャイルっていう漫画知ってますか。
もちろん。
あれのね、その遺伝子の話がね、めっちゃ良かったんですよね。
あれは倫理の話はそんなに突っ込んではいないんだけど、それも本とは関係ないんですが、あれは大変良いので、この医療の業界ならすごくいいですね。
今、医療系で一番面白い漫画だと思う、個人的に。
あと、ラジエーションハウスだったかな、ルーメンだったかな。
ラジエーションハウスじゃないかな。
もう医療系で面白いかな。こういう漫画の話はいくらでもできるのでやめときます。
フラジャイルは面白いですね。僕もヒットにあげてもいいと思います。
多分ね、俺、今のベスト3に多分入るぐらいは面白いですね。
特にその遺伝子の話が一番良かったんですよね。
技術的に知らなかったことでもあったし、倫理の問題を考えさせられるし、これを知ることは正しいのかみたいなのもあったじゃないですか。
眼科系であることを知ることは幸福なのかどうなのか。
それを一番よく知れる漫画かな。
それが終わった後に、急に保険金融不動産って偉く実利的な話に戻ってくるんだけど、11章では。
これはフィンテック的な話ですか、要するに。
言ったらね、これもある意味想像はつくことではあるんですけど、
知っている前提である程度知っていたからそうだったって言えるかもしれない。
例えば保険の話で言うと、自動車保険というものはもう終わるだろうなっていう話に始まり、
今後自動運転がメインになっていくことは必然だとは思うんですよね。
正しい運の運はお気にして。
事故の90%というものはヒューマンエラーから起こっているものらしく、そういう意味でもなくなるだろうし、
あと、自動運転で事故が起こった場合に高い確率で責任を取るのは企業になるんですよね。
おそらく現状ではね、法律下限限ではそうなるでしょうね。
ということは、個人の自動車保険というものはやっぱりそういう観点から見てもなくなってしまうよねっていう。
48:01
逆に言うと、車代にもそれが乗っかってくるんでしょうね。
当然、資本主義はどこかにコストが乗っかるんで、そういうふうにはなるんですけど。
もう一個、保険の話で言うと、保険というもの自体がテクノロジーの進歩によって存在価値がなくなってしまう。
そこはね、ちょっとおおって思ったんですよね。
保険って当たり前のコツなんですけど、誰かが事故った、何か良くないことが起こった時にみんなで助け合いましょうですよね。
でも、例えば車の話で言うとですね、危ない運転をする人もいれば、安全運転をする人もいる。
すごく常に乗っている人もいるし、たまにしか乗らない人もいる。
今現在、そこを大雑把な分類しかできないから、保険というものは成り立っているわけですよね。
そうですね。そこにあるから利益が生まれるんですね。そこが大雑把だから。
でもね、それを俺全然車乗らないんだよねっていう人たち同士で保険を作ってしまうとですね、
俺安全運転しかしない、全然車乗らないということが客観的に証明できるようになって、
その人たち同士で保険を作ってしまったらですね、危ない運転をして乗りまくっている人たちというものの保険料はどんどんどんどん上がっていく。
そうですね。
究極的には保険という存在が価値がなくなってしまう。
なるほど。
生命保険なんかにしてもきっとそういうことが起こり得る話で、
何食ってるかわかる、どういう生活習慣かわかる、どういうことをしているかわかるっていう風になってしまったら、
またこれまた保険の価値がなくなってしまいますよね。
そうですね、確かに。
保険会社は多分これから保険ではなくて予防の方向に変わっていくしかないというか、
変わるだろうというか、そういう観点で話をしていて。
予防することを助けてお金を稼ぐということですか?
そこまでちゃんとどうしたらいいかということまではちゃんと理解できていないんですけど、
保険をかけるということよりも予測と予防の方向に力を入れていかないと生き残れないだろうみたいな感じなのかな。
そういう話か。じゃあその無謀な運転する人はどうしたらいいかっていう話はないんですね。
ないない、基本的には。
かわいそうに。
だって無謀な運転をやめればいいからねっていう。
そりゃそうや。そりゃそうですけども。
だからすごい良い見方をすればですけれども、損するやつが減るんですよ。
だからそうか、保険料支払っぱなしで自分1回も保険使わない人っていうのは損する人だ。
51:03
総合的に損する人だから、そういう人がどんどんなくなっていくだろうと。
自動車保険なんかでは既にやってる会社があるみたいで、プログレッシブっていう保険会社なのかな。
保険料を実績ではなくて習慣から設定する。
センサーつけて急ブレーキを踏んでる回数だとか、どんなぐらいの時間帯に走ってるだとか、どういう速度でどういう運転をしている。
加速度だったり、運転時間だったり、日時っていう意味での時間だったり、
How longっていう時間だったりとか、いろんなものが計測できれば、
この人はどのぐらいのリスクがありますよねっていうのは十分に予測できるので、
現代の保険システムよりはかなり精度の高い適切な保険料というものが設定できる。
おだしょー なるほど。それがフィードバックになって運転する人も、いつもよりは安全運転を心がけることによって事故も減っていくだろうと。
大平 そういう、そこまで何も触れてはいないですけど、そういうふうにも言えるでしょうね。
おだしょー そうやって事故が減ると、保険会社は儲かると。
大平 そういうふうにも言えるかな。だから、少なくとも言えることは当たり前なんだけど、これも今までと同じだったらもう無理なんですよね。
おだしょー そうでしょうね。
大平 例えば、保険の業界にいる人がこれを知っていたかったら、やっぱり良くないというか、まずいじゃないですか。
おだしょー 来年ぐらいで退社する人はいいですけど、保険業界にあと20年いるつもりやったら、結構嫉妬感のまずいでしょうね。
大平 まあ、という意味で全分野に賄われているのは良いことだと思いますよ。
おだしょー 何かに絶対に人生において関わるものが取り上げられてますからね。
おだしょー 医療保険に関しての話で言っても、ティムクックが言ってたらしいんですけど、アップルは将来は医療の会社として認識されるようになるだろうっていうニュアンスのことを言っていて。
大平 今もバイタル取ってますからね。
おだしょー アップルウォッチで命が救われたみたいな話はすごい言われているし。
大平 実際に特にアメリカは国民会保険制度がないっていう影響で、もはやアップルウォッチが一つの保険料、確かもう実現してるんだったかな。
そういうアップルウォッチのデータのおかげで保険料が安くなるだとかなんだとかっていうのも。
そういう会社なんかも確かあったんだと思うんですよ。
っていうこともあるし、日本でも新電図というものが正式に医療機器として認定されましたからね、アップルウォッチというものが。
新電図機能が今月か先月くらいに日本でも正式に厚生労働省の認可を得て、
54:07
アップルウォッチで取った新電図というデータが日本の医療として正式に認められるデータが取れるようになった。
おだしょー だからアップルはもうガチなんですね、それはもうその方向に進むっていうのは。
これも予測と予防の方向が強いとは思うんですけど、そういうふうに保険の世界もすごい変わってきている。
金融は別に目当たらしいことは多分ないと思うんですけど。
あれ知ってますか、M-PESAっていうやつ。
なんか聞いたことあるな。
アフリカで流行って。
マイクロマネジメント的な。
俺もどっかで聞いたことある話だったんですけど、
アフリカで現金というものがすごく不便なので、携帯電話の通話時間というものがお金としての価値を持つようになって、
携帯電話の通話時間を売り替えすることで経済というものがすごい発展したっていう話。
特にデカかったのが送金機能というものが付いたことによって、やっぱり画期的だったらしくそれが。
昔は例えば田舎に仕送りするためにバスの運転手に封筒を渡してこれ持ってってくださいお願いしますみたいなことをやってたらしいんですよね。
携帯はもうみんな持っているのがアフリカでも当たり前になっているので、
M-PESAによって送金できることでそういうリスクがものすごく減ったとか、
あとそのミシンが買えればもっとお金が稼げるのに、バイクが買えたらもうちょっとお金が稼げるのにっていうレベルのお金の貸し借りというものがM-PESAによって実現できるというかしやすくなって、
それによってケニアの2%の人はそういうことによって貧困を脱出できたっていうふうに書かれてるんですね。
こういう話は単純にいいなと思うんだよな。今まで聞いた話の中では首を稼げるものもあるんだけど、こういうテクノロジーの使い方ってすごくいいなって思うんだよね。何が違うんだろうな。
で、なんて未来と過去だもん。
起きたから、いやそういうことなのかな。
悪くなった過去は語らないじゃないですか、そういうふうには。
いや、もちろんね。このM-PESAによって貧困脱出したということよりも、人と人の交流が活発になった感が感じられるんですけど、テクノロジーが人同士を助けているのかそうじゃないのかによって僕の感じ方が変わるんですね、きっと。非人間的になっていくのはたぶんいらんのですね、僕は。
57:03
どっちもね、起業家だからね、視点はね、汚い言い方をするとね、金稼げるかどうかが基本の視点なので。
はいはい、わかります。
やっぱりそういう事例は少ないですね、この話は。
なるほど。
あとそのブロックチェーンというものが、ブロックチェーンという言葉だけ言うと、ビットコインの怪しい奴なんでしょっていう言い方にしかならないんだけど、ブロックチェーンというものはもうちょっと書き換えができないデジタルなのに、渡したりもらったりができるっていう意味で、いろんなことに使えるぞっていう話。
これもブロックチェーンの本とか読めば、知っていたのである程度知ってる。
この辺はそこはそうですね、分野追いかけてたら普通の話というか。
AIが今の株式投資の大半っていう言い方だったかな、多くはAIが取引をしていて、あとAIに任せる投資進捗みたいなのは手数料が安くていいよみたいな話だったり。
最近はもう本当AIが投資してるから、アルゴリズムで相場が多く増えするっていうのと、あと通信ネットワークは有線でケーブルなんで、近いところと遠いところで0.001秒くらい株価の情報に差があるんですよ。
その差で儲けたりするっていう、負けたりするっていうことが起こるという、そういうことも起きてるって話は聞きましたね。
だから、超高性能なパソコンを買うことが本当に重要なんですよね、その業界では。
少しでも計算が早くないといけない、ネットワークが早くないといけない。
人間では関係ないけど、AIはその時間を処理できてしまいますからね。
金融に関してはその辺、あとキャッシュレスですね、アリペイとか、特に中国がすげえよっていうやつ。
これも言ったら大体知っていることだったっていう感じかな、ここら辺は。
不動産もある程度分かるんですけど、知らなかったのが、アメリカで実際に物理拠点が全くない不動産会社というものがあるらしくて、
1万6千人の人がそこら中で働いている。
おだしょー 不動産会社やけど、不動産持ってないってことね、自社の。
そう。アメリカのサブプライムの時に、クソだなって思ってその人が起業したらしくて。
そこから6億5千万ドルの市場価値があって、少なくとも1億ドルはそういう本社を持たなかったことで儲かったもんだと思うっていう感じのことを言っていて。
だから本部があって、そこに市政社員が詰めてるというんじゃなくて、それぞれの地域にそれぞれのエージェントがいて、それが情報的にネットワークでつながっている不動産会社っていうことですね、多分。
1:00:09
VRで会議したり、お客さんに映像を見せるのもVRで。
なるほど。
VRでの内見ってめっちゃ合理的じゃないですか、時間的な意味で。
間違いなく。
例えばVRで10件見て、そのうち1件行ってみようってできるだけでも圧倒的にいいし。
さらに全部さ、何にも入ってない状態で実際家具を入れてみたら、あれこんな狭いのっていうのは多分引っ越しあるある的なものだと思うんですけど。
そんなのもVRで家具を置くなんていうのは当たり前に簡単にできますよね。
そうかそこですね、確かに。30分かけて電車で移動したけど、一目見た瞬間ダメだと思ったみたいな非効率はまず全部なくなりますからね、確かに。
例えばなんですけど、時間帯によって朝日が差してくる。すげえ眩しいから困るとか、慣れてない人ほど知らない要素というものはいっぱいあるじゃないですか、気づけない要素というもの。
AIが助けてくれるようになることで、これもまたどこ見てた、こういうとこ見てたとか、こういうところに気に入ってたとか、自分の好みだとかを把握してくれていれば、
例えばここは夜に電車の音がすごいうるさいからやめといた方がいいよっていうようなことも助けてもらえるかもしれないし。
さらに言うと、そもそも論としてVRが発達するとか、さっきの空飛ぶ飛行機だったり、超高速移動の話も最初に出てきてたんですけど、そういうことができるようになることで、そもそも良い土地というものの概念がもうこれから変わってくる。
なるほど、あれですね。わかります。つまり、コンテナの話があるんですけど、コンテナ物語って本読んだことあります?
知らないっすね。
日経BPから出てる面白い本なんですけど、コンテナってあるじゃないですか、コンテナ船とかのコンテナって。あれは別に昔から地球にあったわけじゃなくて、ある日使い始めたわけですよね、コンテナって。
コンテナが出る前って、一つ一つの荷物を個別に運んでたんですよ。クソ効率悪いことしてたわけですよね。今はコンテナごと移動できるじゃないですか。
コンテナごと移動できるようになると、日本、世界の流通が、船と列車が繋がったわけですよね。もうそのまま。
トラック、列車、船が全部同じ単位で移動できるようになったと。そうすると、これまでは工業っていうのは、船の港町の近くが工場と物売りの場所やったんですよ。一番合理的な。
でも、今はそのコンテナが出てきてから、あっという間に届けるようになったんで、別に工場はどこに建ててもいいようになったっていう話やね。非常に低コストで広い場所に工場を建てられるようになって、産業がとても発展したっていう話があったんですけど。
1:03:11
移動の流通がさらに発達すると、住む場所すらも別に同じ考え方が立つわけですね。
なので前提も変わるし、いろんな現実の運用も変わってくるし、不動産も大きく変わるよね。
あと、この人が保険金融不動産っていうのを取り上げた理由っていうのが、アメリカの重大産業というものに、10個の大きい産業という分野として保険金融不動産というものがあるので、そこも触れておいたほうがいいぞっていうことでなのかな。
たしかに、例えばドローンが物を持ってきてくれるんやったら、別にどこ住んでもいいですもんね。アパート探すときにコンビニ近くっていう条件外してもいいわけですからね、身近なことを言えば。
今が半ば現実になってるんですけど、遠隔のリモートワークが当たり前になってしまったので、会社の近くに住むという前提がもうなくなってきている。
最初にあんまり触れてなかったんですけど、移動の手段というものも新しいものがすごい考えられてて、イーロンマスクのハイパーループって聞いたことありますか?
知らない。
あのね、イーロンマスクが渋滞でクッソムカついて、なんでこんな渋滞するんだこの野郎って思って、俺はこことここを地面の穴掘って超高速鉄道でつなぐって言って。
なるほど。
で、もう実際に工事もやってるんですよ。
さすがやな。
もう一個やってるのがロケットで、イーロンマスクスペースXっていう会社で飛行機で宇宙に出ようとしてるじゃないですか。
で、宇宙に出るっていうのを研究というかその夢的なものではなくて、人を送る手段としても使おうとしていて、当たり前だけどロケットで飛ぶより飛行機で飛んだら早いですよね。
そうですね。
で、書いてあったのがニューヨークから上海まで39分、ロンドンからドバイまで29分、香港からシンガポールが22分。
すごいな。
なので、世界中のあらゆる場所がまずロケットですげえ近くまで行って、都市レベル、もうちょっと遠いレベルは例えばハイパーループで移動ができて、そこからウーバーの空飛ぶ車で移動ができる。
なるほど。
という意味で物理的な移動ということもすごく低コスト短時間でできるようになってくる。
なるほど。
そういう意味でどこに住んでも関係ないということにもなってくる。
1:06:00
そうか。VRがあるからどこに住んでもいいっていうことじゃなくて、どこに住んでてもほとんど近所に行くような感じで移動できるから、どこに住んでても別にいいっていうことですね。
両方ですね。
両方。
だからどっちもある。
なるほどね。
なので不動産はそういう意味ですごく変わるだとか、あと水上都市っていうことも考えられてて、結構そういう海の上とか水の上に住もうみたいなことをやろうとしている人たちもいるみたいですね。
埋め立てるんじゃなくてってこと?
最後の方に書いてあった話で、海水をろ過して飲める水にするとか、空気から水を取り出すとか、どんなものでも飲める水にするフィルターだとか、もうドラえもんみたいな言い方になってくるんですけど。
それは100年レベルって言ってるんだけど、100年レベルでそういうものができれば、まず海の上だったら水があるでしょ。
この後出てくるんですけど、農業も太陽の光じゃなくてLEDで育てる農業みたいなものもできているらしい。
魚もそこで捕れるし、養殖もできるし、太陽光で発電もできる。
ドローンで荷物が配達されれば、水の上に住むことのデメリットみたいなものは減ってくる。
あと思ったのが、これは気候変動のリスク変遷にもなるんだなっていうのを思っていて、南極の氷が溶けたらもう取り戻せないって言われてますよね。
なるほど、でも海の上に住んでたら関係はないと。
そうそう、関係ない。水没したんなら、じゃあそこに住もうよっていう。
でも、宇宙のコロニー作るよりは現実的かもしれないね。
あんまり突っ込まないんですけど、最後の方にちなみにイーロン・マスクとジェフ・ベゾスが月と火星で宇宙に住もうっていうのをやろうとしてるって話も出てきてます。
彼らはそれをするぐらいの財力があるからいいんですけど。
不動産は多かれ少なかれ、2種類のどこに住んでもいいで変わってくるでしょうね。日本でもそれは変わってくると思いますね、きっと。
確か、東京の人口の伸び率が減少になったんだっけ、ものすごい減っているんだっけ。そういうふうに実際変わってるんですよね、今が。
でも、別に今、1回この職、つまり家でも仕事できるってことが体験できたら、本当にどこに住んでも一緒ですからね。
ちょっと、必要になったらいけるぐらいの範囲であれば別に東京近郊に住む必要はないんでね。だから変わってくるでしょうね、これは。
十分変わりうるですね。
食料はさっき触れたとして、脅威と解決法というのが13章に出てくるんですけど、脅威というのはどんな脅威があるんでしょう。
これはですね、最後の第3部というので、100年レベルだっていう話でどういうことが変わりうるか、水がなくなるというか水不足という問題。
1:09:10
食料とかでもよく出てくるんですけど、食べ物作るのに水が入りすぎるから、水を確保できるようにしないといけない。
で、そういう何でも浄水器みたいなものができるだとか、農業というものももう水なしで、なしじゃないんだけど、使う水をめっちゃ減らして育てるようにできるだとか、そういうものが発展しているだとか。
電力の問題も太陽光と風力がすごく発達していることできっと問題がなくなってくるだろうだとか。
あとは太陽光と風力はいいとして、安定供給のためには電池がいるよねっていう。
そうですね。
で、電池の技術がどんな感じで進歩してきているか。
新しい電池としてフローデンチっていうリチウムイオン電池と違うものっていうのもあるらしくて。
リチウムイオン電池って言ったら希少金属を使うからすげえ高いんですよね、作るのが。
まあでしょうね。
フローデンチは基本材料塩で。
塩。
陽有塩みたいな書き方をしていた。
すごく大型でかさばる電池なんだけど、充電回数がたくさんあって。
モバイルではなく、例えばだから家の近くにフローデンチがあれば電力がまかなえる。
こういうものも進歩してきているぞっていう話だったり。
生態系の維持のためにドローンで植林というものが手軽にできるようになったりとか。
ドローンで植林っていう絵面面白いですね。
でもドローンはもうマジですよ。農業で、この前話した農家の種の人たちももうやりてえなって言ってるから植林じゃないんだけど。
肥料をまくのをドローンでやるとかは現実の話なんですよ。
それはそうでしょうね、きっと。
産後症の再生も技術が見つかってきたっていう話だったり水産系の養殖の話とかもだいぶ良くなってきている。
一番大きな雇用問題に関して。
過去に雇用問題っていうので、例えばインターネットができることでいろんな仕事が失われるとかめっちゃ言われてたけど。
これまでの歴史を振り返ると、どんな時も何かそういう雇用をぶっ壊した産業というものは、ぶっ壊した以上の雇用を必ず生み出している。
今回のこれからのAIによって雇用がなくなるというのも、雇用がなくなるということは危機を感じなくてよくて。
考えるべきは、雇用がなくなった人が新しい分野を新しい職に就く時の教育の時間が足りるかどうか。
1:12:02
そういうところだっていう言い方をしているかな。
それは間違いないと思う。
最後に自分自身も楽観主義だって言ってるんですけど。
例えば教育に関しても、そういうVRを使うことですごい教育の効率とかが上がるから、たぶん大丈夫じゃねみたいな感じのことを言っている。
雑。
俺がだいぶ翻訳してますよ、日本語は。
結局、産業が壊れるわけじゃなくて入れ替わるわけなんですけど、基本的にあるビジネスが別のビジネスに置き換わるわけですけど。
そこのスイッチするための教育、労働者の教育コストがあまりにも高いというか。
例えば教育期間中っていうのは仕事が発生しないわけで教育されるわけだから。
そこの期間をどう過ごしたらいいのかっていう問題が、新しく技術が3日で学べるならいいけど、3年の教育を必要とする場合ってそれはもうそれは不雇用、雇用できてないっていうのと一緒やから。
ここを短く効率的に仮にできるようになったとしたら、一つ産業の移り変わりに突起に生じるインパクトは実作できるだろうけど、果たしてうまくいくのだろうか感はあるな、それは。
そこは分かんないとしか言えないですよね。俺たちができる対策は汎用性の高い能力を身につけておくことなのかなっていう逆に。
学習するっていう能力かな。
学習の能力と多分野でも応用しやすい能力。
これからはパイソンだって言われて、パイソンを勉強することが果たしていいことなのか。そういう中で学び方を学ぶのはいいんですけどもちろん。
パイソンを学ぶよりやっぱりコンピューターアーキテクチャを学べでしょうね。
そういう話になるでしょうね。VRが教えてくれる未来がやってくるのはもうちょっと先でしょうから、この10年間を生きる私たちはやっぱり何とかやり過ごす術を身につけないとね。
実際10年で想像できないレベルで変わるということはあり得るので。
しかも漫画で見たようなことにはならないけどすごい変わっているっていうことになるっていうのが怖いというか恐ろしいというか。
10年前から連続的に変化しているので気づかないんですよね。こんなに変わっていたということに。
たぶんこれからの10年も連続的に変化していて、気づかないうちにこんなに変わっていたっていうことになり得るので。
まあそうでしょうねきっと。
本に書いてあるその備えておくって何を備えればいいのっていうことを知るための本なのかな。
ここにこの本に掲げられていることってことごとく日本の文化の逆を行くようなことばかりが書かれているので、相当新しい心構えを身につける必要がありそうですねこれは。
1:15:11
まあそうでしょうねきっと。
まあでも基本的に俺そのあたりはだいぶ楽観的なので、何とかなるでしょうっていうのは根拠なく思っていたりもするんですけど。
それはやっぱりだいぶ前からこっち側の考え方にシフトしているからでしょうねおそらくは。
例えば2010年、この10年間で変わってきたって言いますけど、例えば僕とゴルゴさんがこうやってポッドキャストしてるってもうその10年より前の時には考えられないことを今してるわけですからねこれ。
そうですねまだ2000年の頃にはリモートでポッドキャストはできなかったですね。
しかもする相手が近所の人でもないし職場の人でもないし、ご関係終わって聞かれた時にツイッターの知り合いですみたいなそういうことしか言えないようなっていう人間関係って実は日本社会ってほとんどないんですよね地域共同体がベースなんで。
まあ現在はそうですね。
でもまあそれがもうごくこれって自然なことで僕らだけじゃなくていろんなところで行われてるんで、似たようなありもしなかったものがどんどん生まれてくるんでしょうねこの10年で。
まあおおむねそういう本ということですね。
あと最後に5つの大移動っていうので、移民がイノベーションを起こすとか気候変動で移動をしないといけないとか、世界で言えば都市へまだまだ人口は集中していくだろう。
バーチャル空間が楽しくなりすぎてそこに行く人もいっぱいいるだろう。
でイーロン・マスクとジフ・ベゾスの月対火星バトルとかそういう話があって。
あとは最後に解説に書かれていて、いいなって思ったのが、いろんな人がいろんな予測を言ってるんだけど、その人の予測についてその人に予測を当てるメリットが本当にあるのかどうかっていうのを考えると、この人の言うことは信じていいのか信じるべきじゃないのかっていうことが考えられるっていう風に言っていて。
おだしょー その人に予測を当てるメリットがあった場合は信用していいってことですか?
大平 その人が本当そうなったことがその人にとって利益であることなので、きっとそういうに決まっている。
逆に言えば、いや絶対こんなんダメなんだよって、口だけのやつは当たってようが当たってまいがどうでもいいじゃないですか。
おだしょー そういうことか、なるほどね。
大平 っていう風に人の言ってることを判断すると、その未来予測というものを見る際に参考になると思うぞっていう、日本の解説の人が言ってたことなんですけど、っていう感じで締めくくられておりました。
1:18:06
おだしょー そうか。全体的にSFチックで面白いし明るい話もあるけど、やっぱふわっとしてるっていう。あえてふわっとしてるというかね。細かいこと考えだすとこういうビジョンは多分語れないから、そう察してるんでしょうけどね。
大平 ビジョナリーですね。まさにビジョンで。
おだしょー そんな感じやな。
大平 突っ込んでしまったら本としては面白くない。
おだしょー そうか、なるほど。だいたいわかったです。だいたいわかって、読まないかなっていう感じになったかな。
大平 言ったらね、一個一個を知ってしまえばそんでいいからね。もちろんそれがまとまっていることに価値はあるんですけど、興味ない人にとっては結構どうでもいい。
おだしょー これ分野で言うと、産業の分野が結構中心に取り上げられてたと思うんですけど、仕事の仕方の未来みたいな話ありました?
大平 全然全然ないっす。やっぱ基本が何て言うんだろう、起業家目線。
おだしょー そうかそうか、そういうことね。なるほど。
大平 なので、一個人がどうするみたいな話とかは基本的にはなく、視点としては社会がどうなるかな。それに対してどうするかは自分で考えましょうねというか、そんなことすら言ってないというのかな。
おだしょー こうなるぜって言ってるだけってことね。なるほど。でもこのコンバージェンスっていう概念は僕は好きですね。融合というのは。
大平 そうですね。大雑把になんですけど、まとめるとキーワードとしてコンバージェンスとエクスポネンシャルテクノロジーという言葉があって、あとはVRと3Dプリンティング、ここが多分あらゆる業界をめっちゃ変えるところなのかなっていう印象ですね。
おだしょー なるほど。確かに。3Dプリンターはまだ1回も触ったことないですけどね。なんか見る限りはすごそうなんですけど。
大平 今の3Dプリンターよりも、多分今後デスストランディングみたいな3Dプリンターが現実になり得るっていう感じなのかな。
おだしょー なるほど。
おだしょー 最初に話したドラえもんのボタンをピッて押すと、食べ物料理が出てくる。あれもフードの3Dプリンターというものは実際にもうあるみたいなので、そろそろ夢ではなくなっているし、少なくとも実現する方法みたいなところはある程度もう考え出されているレベルに来ているって感じですね。
おだしょー だから、メーカーズの話にもつながってきますけど、たまになんですけど、文房具を自分で作りたいって思うときがあるんですよね。こういうペン立てが欲しいとか、こういう手帳のここのフックを作りたいとかいうのがあって。
1:21:06
おだしょー 現状は買ったほうがいいんですけど、そういうのも自分で所有しなくても、3Dプリンターを所有している企業に設計図送って作ってもらえるとかが低コストでできたら、楽しい?
おだしょー ファンでもあるしユースフルでもある。
おだしょー だから、そこがやっぱりそういう使い方、人間がそのテクノロジーを通すことで人生に楽しみを増やしていけるというなら、僕は大歓迎ですね、やっぱり。
おだしょー 3Dプリンターはもうちょっと話がいろいろあるので、本の話はここで一回おしまいにしておいたほうがいいですかね。
ということで、今回は2030年、すべてが加速する世界に備えようについて語りました。
感想や質問などがあれば、ハッシュタグ、カタカナでブックカタリストをつけてつぶやいていただけるとありがたいです。
今回もお聞きいただきありがとうございました。
01:22:10

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