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2021-04-02 1:08:23

BC009 『妄想する頭 思考する手』

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面白かった本について語るPodcastブックカタリスト。

第9回の本日は『妄想する頭 思考する手』について語ります。

著者は、東京大学大学院情報学環教授、ソニーコンピュータサイエンス研究所フェロー・副所長という肩書きを持つ、いわゆる研究職での最強エリートとも言える暦本純一さんの「アイデアの作り方」について書かれた本。

iPhoneの誕生に大きくヒントを与えたとされているマルチタッチシステムSmartSkinの発明者でもある著者が語った本というだけでも、注目に値する書籍だと言えます。

とは言え内容的にすごく難しいことが書かれている本というわけではなく、書かれている言葉も、コンテンツ自体も素直で読みやすいものです。

少なくともごりゅごがブックカタリストで紹介してきた本の中では、今までで一番素早く読み終えることができた本でした。

妄想と言語化

じゃあすぐに読み終えることができたから簡単な本なのか、というと決してそういうわけでもなく、ちゃんと紹介しようと思うと無数の読みどころがあり、逆に紹介しようと思っても仕切れない、という感じの本でもあります。

例えばごりゅごが一番影響を受けたのは「それはなにか」ということを1行で説明するクレームというものの重要性。(日本語でクレーム、というと「文句をいう」と言うニュアンスがあるが、Claimは英語では「主張」という意味を持つ)

クレームというのは検証できる、決着が想定できる形で書かないといけないし、高機能、次世代、効率的、効果的、新しいというような正しいけれど曖昧な表現はダメ。

この本では「クレーム」というのはアイデアに対してのこととして書かれていますが、これはいくらでも自分のことに応用できるな、と思いいろんなことを考えています。

たとえばこのブックカタリストにしても、1行で、人が興味を持ってもらえるようにするにはどう言う説明がいいだろうか、みたいな感じ。

人間が作る妄想の未来から希望と楽しさ

またこの本は、ごりゅごが前回紹介した『2030年』とある意味で同じ「未来について語った本」でもあるんですが『2030年』に比べてなんか未来、というのが明るく楽しい、夢と希望に満ち溢れる気持ちにさせてくれる本でもありました。

ブックカタリスト007 『2030年すべてが「加速」する世界に備えよ』 - ブックカタリスト

これは、一体何が違うんだろう、というようなこともPodcastの中で語っていたりもするので、是非ともPodcast本体の妄想トークも一緒にお楽しみ下さい。

参考リンク

Human Augmentation

人間拡張のScrapbox

Neil Harbisson: ニール・ハービソン:「僕は色を聴いている」 | TED Talk

カメラを人体にくっつけた人のTEDトーク。「人間拡張」というものが人間の感覚まで変えうる、という体験を語ってくれていて、非常に面白い。

妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方 (単行本) | 暦本 純一 |本 | 通販 | Amazon



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面白かった本について語るポッドキャスト、ブックカタリスト、第9回の本日は、「妄想する頭、思考する手」について語ります。
今年、2月に出た本ですね。
そうですね。今回は言ってみれば、俺、たぶん初めて、まあまあタイムリーに新しい本を紹介する。10回やって、ここで初めてっていうのもなかなかあれなんですが。
そうか、そういうことになるのか。
今までは大体、過去に読み終えることができなかった遺産みたいなものだったり、そこからわかった新しいことをもとに、つんどく本が見つかってこれを語るみたいなことだったり。
違う、でも1個前の2030年は新しい本ですね。
徐々に新しいのに取り掛かれてるという感じかな。
そうですね。振り返ってみたら、今年は現段階で8冊ぐらい完全に読み切ったという本があって、これはね、たぶんね、去年の1年分ぐらいに相当する量なんですよ。
決して量は重要なことではないとは思うんだけど、やっぱこのブックカタリストを始めたおかげで、たくさん読めるということは満足感にはつながると思うので、そういう意味だけでもやってよかったなっていうのは思いますね。
確かに。ちなみにこの本の存在はどのようにして発見されたんでしょうか。
多分ツイッターだと思うんですけど、その歴元さん、著者の歴元さんのことは前からツイッターとかでフォローしていたのかな。
というか振り返ると、なんかFacebookをやっている時に何かのタイミングで、なんか友達先生みたいなものを送っていただいたことがあって。
確かに見たら今も友達だったと思うんですよ。俺がFacebook使ってないんで何とも言えないんですけど。
っていうので、そこから面白い人がいるんだなっていうのを知って、ツイッターでもフォローするようになって、本人のツイートで見つけたんだったかなと思います。
そうですか。一応、僕この歴元先生にお会いしたことがあって。
めさおたたおさんっていう知的生産の技術の著者の方がいて、その人の没後60周年のなんかよくわからないけど総計のイベントがありまして。
で、なぜか僕がそこに参加することになって、lifehacking.jpの堀正竹さんっていう方が間に入っていただいて。
関西にこういう人がいるよ、僕みたいな人がいるよっていうので、そのイベントに呼んでいただいて、そのメインスピーカーが歴元先生だったね。
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そこでちょっとお会いして話したこともあるんですけど、とても面白い方ですね。
そうですね。確か前回のアフタートークとかでも話してたけど、多分その技術系の人できっと日本トップクラスに知名度と実績があるっていう印象の人ですよね。
確かに。僕はあとはもうスクラップボックスさんの増田さん、増田先生ぐらいの2人ぐらいしか思いつかないですね。その世界レベルというと。
その人の名前も出そうと思ってたんです。増井さんですよね。
増井さんか。はい、増井さん。
どっちも言ってみたらiPhoneに関わっている人なんですよね。遠隔的にっていうのかな。
簡単に紹介すると、スマートスキンっていうマルチタッチシステムというものをれきもつさんは発明をしていて、
それがiPhoneのマルチタッチというものに大きくヒントを与えたと言われているっていう実績と、
あとさっきの増井さんという方はAppleにも入社されてるんですよね。2、3年ぐらい。
そうですね。
Jobs直々に面接をされて引き抜かれて、日本のフリック入力に大きく貢献したと言われている。
本人はまだまだ不満点はあるみたいな言い方をしてるんですけど。
でもあれ、俺ね、iPhoneを買おうという決め手になったのが日本語のフリック入力なんですよ。
これ、携帯のボタンを連打してテキストを打つというのがすごく嫌いで。
で、フリックの動画を見て、うわ、これはすごい。これだったら悩んでたけど、俺これiPhone買おうって言って、
iPhone3Gを買う決め手になったのがそれだったりもして、ある意味、自分の人生に大きく影響を与えてくれたお二方。
すごく間接的なんですけど、とも言えるかもしれない。
そういう方が書いたこの本なんですけども、ちょっと変わったタイトルですよね。
いまだに覚えられないですけど、この本のタイトルを。
妄想する頭思考する手。
結構ね、でも僕個人的には見事なタイトルだなと思っていて。
すごく大雑把に言うと、れきもとさんは頭で妄想して手を動かして、手を動かせっていうことを言っている本だなと僕は一言で言うならそういう印象なんですけど。
まず大事なのが妄想力。
出てきて面白かったんですけど、天使度と悪魔度と両方が高いものを作るということができるのが非常に面白い発明アイデアにつながるっていうことを言っていて。
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天使度っていうのはこんなにすごいことができるのかっていう言い方でいいのかな。
誰もが驚くようなすごいアイディアと悪魔度っていうのは技術的な難しさ。
最近の日本っていうのはなんかどうも悪魔度ばっかりの方向に悪魔度が高い発明ばっかりに向かっていってしまっているような感じがするんだけど。
世界を変える発明というのは天使度を高めた、天使度と悪魔度ともに高いものを作っていかないとすごい発明っていうのはできないんじゃないのかみたいなところが出だしだったと思うんですよね。
なるほど。だから天使度を高めるために妄想が必要だと。
そうですね。そこら中でいろんな妄想を言ってますよね、この本の中で。
ここで言う妄想っていうのは、例えば日常会話で言うと妄想的というか非現実的というよりはもう少しニュアンスが違う気がするんですけど、この本の妄想というのは現実的ではないものぐらいのニュアンスですかね。
そうですね。結構言ってるのが、妄想というものは役に立つとか役に立たないとかを完全に無視して面白いことを考えること、それが良い妄想という言い方をしたらいいのかな。
そういう妄想こそが天使度が高いものである。技術的にできるできないだとか、こういうことができたら便利だなとか、そんなちっちゃい世界にとらわれてはいけないぞみたいなことをすごく語っていて。
現実的な制約を超えたところにある思いつきというかひらめきっていうのがここで言う妄想ってことですね。
そうですね。社会的なしがらみを取っ払えと。
思いついたことは妄想をすることが、まずそのためにそういう発想というか考え方みたいなのをいかに、そういうすごい考え方ができるということが重要だっていうのが初めに出てくる感じですかね。
例えば、サンプルみたいな感じで、俺知らなかったんですけど、1995年の段階で奏竹夫さんという方がすでに自動運転っていうことを話してたりしていて、やっぱりその頃散々バカにされたらしいんですよね。
そんなことできるわけねえじゃねえか。バカだよ。何を考えてそんなことをやりたいと思ったのかぐらいにバカにされていたらしいんですけど。
もうたった20年、30年、30年経ってないですよね。30年経たないうちにもう現実なものになってしまっていて、この頃からそういう妄想というもののすごさ、こういう人たちがきっと世界を変えていくんだろうなっていうことを読んでて思い知らされる感じですよね。
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つまりここで言う妄想っていうのは、それを口にしたら他の人から笑われかねないようなとっぴなアイディアってことですよね。要するに。
それも言ってますね。一番面白かったのが、聞いた人がポカーンとするのが一番いいアイディア。
これはわかりやすい例えだなと思って、バカじゃないのとか思うとか、それすげえとかじゃなくって、え、何それって思うっていうのが重要だっていうふうに言ってて。
いきなり感想になるんですけど、本を読み終えて思ったんですけど、自分がこういう妄想力みたいなものが気がつけば失われていたんじゃないかっていうことをやっぱりすごい思ってしまって。
でしょうね、おそらくは。
大人になるということの悪いことが見事に出ている気がして。
こういう妄想とか、こんなことできたらいいなでもいいのかなみたいなことをだんだん忘れていてしまったような気がして。
それを思い出させてくれたという意味で、ちょうどそれはある意味、前回の2030年の加速する世界ともつながっているんですけど、
新しいテクノロジー、新しい技術にワクワクするみたいなことが減っていたんじゃないかということを思い知らされた意味で、この2冊はすごく良かったですね。
これから変わっていく世界を、もっと生きてるんだから楽しまなきゃっていう意味でもあるし、もっと妄想ができる人間にならなくちゃって思い知らされた本でもありましたね。
おだしょー だからここ難しいことで、この本の文脈でいくと、まだ実現されていないビジョンを持つことっていう。つまり、なんでこうなってないんや、こういうものがないんやっていう原動力があって、それを作ろうと思うわけですよね。
逆に言うと、今その現状に満足している人は、何も妄想を抱かないわけじゃないですか。もう満たされているわけなんで。
おだしょー だから、精神をどんどん安定させる、トランキュリティな方向に持っていこうとすると、その妄想的なものが自然と減っていくんですよね。
おだしょー だから、僕はバランスがここはとても大切やなと思って。日常的にイライラしているのは当然よろしくないんですけど、それっておかしいんちゃうかなっていう気持ちが全くなくなると、原動力みたいなのも失われてしまうんじゃないかなというふうにちょっと危惧してますね。
おだしょー 思うかもな。この数年間、4,5年間というものが自分が目指してきたものっていうのが言ったら、まさにそれで精神を安定させて、できるだけ今の状況をより良いものにしていく。
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おだしょー 自分の身の回りでは比較的そういうことができてしまっていたせいで、不満という言い方はあれかもしれないけど、不満が限りなく少なくなってしまって、そういう妄想みたいなことをしなくなってしまったのかもしれないですね。
おだしょー だから、イノベーターになることと心平安に生きていくことは、多分両立できないんですよね。おそらくですけど、ジョーズも世の中に対してものすごい不満を持ってたと思うんですよ。なんでこうなってないんやっていう。
おだしょー そのビジョンがあるからこそ、現実と目指したいビジョンの楽さがエネルギーを生み出すとすれば、どんどん満足して人生を終えていくのか。
おだしょー だから例えば、本をたくさん読みたくなるっていうのもある種モチベートされてるわけですよね。何かしもっと読みたいっていう気持ちは。そこは満たされない何かが常に生まれてしまうわけで。だからね、僕は精神衛生を保とうというのも大切だけども、現実に物足りないものを見ることも何割かは残しておいた方がいいのではないかなという気がしてますね。
おだしょー すごい難しい話っていうか、確かにそれはすげえ考えさせられますね。どのぐらいの割合が果たしてそれは幸福な人生と言えるのか。
おだしょー そこはわからないんだけど、だからそのビジョンの追求っていうことに価値を生み出すときに、今そこにある環境に最適化していく満足感っていうのは停滞を呼ぶんです。呼んでしまうんですよね、これは。
おだしょー そう、多分ね、俺自分の話で言って、この数年間停滞していたという自覚というか、停滞していたという感覚があって、そういう意味でもそうか。でもこの停滞を少し変えるきっかけになる本だったと言えるのかもしれない。
おだしょー なるほど、なるほど。
おだしょー コンテンツ自体は、クラッシャーさんも読まれてるんであれなんですけど、そんなに別に難しいことが書いてあるわけでもなんでもなくて、この人がこんなことを考えていて、こんなことが面白いと思っていて、例えばこんなお話があるよっていう物語がいくつか含まれているっていうぐらいのライトなもので、
おだしょー 多分ね、今までブックカタリストで語った本の中で、最も素早く読み終えることができて、最も準備する時間が少なくて済んだ本。
おだしょー だから、改めて調べるようなこともないし、知らん哲学者の新しい概念に触れるようなことも多分なかったんで、読みやすくはありますけど、でも刺激的ではありますよね、この本自体が。
おだしょー そうですね、いくつか印象に残っていた言葉とか考え方みたいなのをいくつか紹介したいと思うんですが、さっき話してたまず一つは天使道と悪魔道っていう話。天使のように考えて悪魔のように実行するっていう言い方もされていたかな。
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あと、やるべきことじゃなくて、やりたいことをやる。これも序章にも書かれていたんですけど、想像を超える未来を作るためには妄想じゃないといけない。3年レベルのことを考えて対策するっていうのは、もうそんな言葉、それは妄想ではないっていう言い方もしていて。
この人もイノベーターですよね。世界を変える人っていうのは、やっぱりちっちゃい考え方というものは嫌うんだなっていうのもすごい思って。
やるべきことじゃなくて、やりたいことをやるって、その表現するのはすごい簡単ですけど、現実的にその選択するのはね、たぶんものすごく難しいと思うんですよね。
上手にできることじゃないんだろうなっていうのはね、ちょっと思うと思いますよ。
でもやっぱりそういうマインドセットっていうのは、今ここに集中するっていう考え方と、真逆とまでは言わないですけど、生きたい道行きに対して自分の今を積み重ねていくっていうやり方になるんで、だからアプローチとしては違ってて。
でもそういう言い方をしてる人たちが充実感を感じてないかっていうと、やっぱり別にそれはそういう道のりの楽しさがあるわけで、それぞれ形が違う。平穏、さっき言ったその偉大だとか不安は当然あるでしょうけど、たぶんそれとはまた別の充実感というか満たされ方があって、それもそれでそのビジョナリーとかイノベーターの生き方の良さではあるでしょうね。
どっちが幸せかはさすがに断言できないですけど。
この人のような生き方をできるのは、絶対数で言ったらやっぱり少ないんじゃないかっていうのは思うんですよね。なので、多くの人に多くのまさに公理主義の全体の幸福を高めるためには、多くの人は平穏な生き方を目指した方がいいとは思うけれども、でもそれをやっていたら生きる意味みたいなものを見失い兼ねないというのもあるので、やっぱりこういう要素は忘れたらダメですよね。
あと、良かったなという言葉、必要は発明の母。ではなく、発明は必要の母っていう言い方をしていて、蒸気機関の話も例えに出てきたんですけど、蒸気機関が初めに発明されたとき、あれの使い道は鉱山から水を送るためだったかな。水道のポンプとして使ってたらしいんですよね。
それを移動手段としての鉄道に応用したことで、蒸気機関というものがすごく誰もが役に立つ世界を変える発明になったっていう話だったり、エジソンの蓄音機とかもすごい有名なんだけど、エジソンも最初はあの人、ボイスレコーダーとして使いたかったらしいんですよね。
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アイデアをそこに記録しておけば、すげー便利じゃんって思っていたのに、みんながここに音楽録音して聞こうぜっていう方が広まってしまって、言ってみれば、レコードとかCDというものも商業、ビジネス、世界を大きく変えていたりもしていて、思いついたものがどう使われるかっていうのは意外と作ってみないとわからない。
だから、面白いとかどんな役に立つじゃなくて、面白いと思ったことをやらないといけない。
だからこれは構造的に難しい、難しいというか面白い問題があって、だから自分が面白いと思ったものって言っちゃうな。こうあるべき現実の今の状態から単純に演役できる演算できるものっていうのは利用可能性がそこに限定されてしまってるけど、
それを考えないで作ったものっていうのは、いろんな人に新しい使い方の可能性を提示し得るということなんですよね。だからそうすることによって、自分の妄想が人の妄想を刺激するっていう言い方になるのかな。
だからこの本で引きつけて言うと。だからそのチクウォンキーっていうものは、使うユーザーにこんな使い方したら面白いんじゃうっていう別の妄想を抱かせたわけで、だから妄想は連鎖するんですよねきっと。
確かにね、この人のマルチタッチなんてまんま連鎖してiPhoneによって世界を変えていたり。そういうのを見るとね、やっぱりこういう人がもっと増えればどんどん世の中はきっと面白いものになる。刺激的な意味での面白さっていうのかな。そういう良さというものはもっとすごく出てきそうだなっていう。
なんかあれですね、やっぱ2030となんかどっちも未来を考えさせられる本なんだけど、考え方が全然違うっていう言い方なのかな。
確かにそうかもしれない。
それも2030はなんか、テクノロジーが主語というか、フォーカスに当たってて、テクノロジーがこうなっていくよ、結果として世界はこうなるっていう話じゃないですか。で、礒野先生は人間が抱くビジョンが先にある。世界はこうあって、星があって、そのためにテクノロジーをこう使うっていう。だから史上が逆になってる感じがしますね。
だからなんかね、ポジティブな未来を考えるためにはこっちの本を読んだ方がいいなっていう。
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なんか読んでいい気分になる。
この妄想の発展可能性、つまり蒸気機関が思わぬ使われ方をしたっていう話っていうのは、結局、今、2030年的なっていうのはある種、テクノロジー運命論というか、もうこうなりますよっていう話じゃないですか。で、この妄想の話っていうのは、どうなるかわかりませんよって話なんですよね。
そうだよね。決めつけられた未来じゃないですね。2030は確かに言われてみると結構ね、決めつけられていた。こうなるっていう。文体もそうだったし、主張している内容全体としてもやっぱりそうだったかも。
だからその辺で違いがあって、個人的に共感を覚えるのもやっぱりこっちのタイプの本がよりワクワクしますね、きっと。
あとこの本を読んでやっぱあれですね、著者を好きになったっていうのはこっちの方がはるかに強いですね。
その2030はやっぱ別にあの人が書かなくてもいいじゃんって思ってしまう。
けどこれはこの人が思っていることで、れきもとさんが思っていることで、それこそがやっぱこう、この人は素晴らしいなってファンになりたくなってしまう本でもあったかな。
ちなみに多分普通に喋ってもすごいファンになりますよ。
この手の人たちはね、やっぱりすごいんですよ。
土俵が広いというか、いろんな話をそのまま受け取ってくれるというか、批判的でないと言うんかな、単純に言ったら。
どんな話も面白がってくれるような感じがありますね。
確かに面白がり力みたいな、誰かが言ってそうな、そういう力はやっぱり全般的に高いですよね。こういう人たちっていう括りはあれだけど。
そういう感じがする。
あとはもう一個面白かったのがね、ブレストとかマインドマップ、マンダラート、ブレストみたいなのは嫌いらしいんですよね。
まあわかるよ、わかるけどね。
そう、それを仕事やってる感っていうふうに、ブレストはアピールとしては良いかもしれないぐらいな感じで、そこらへんはバッサリ切っていて。
やっぱり一般的なビジネスみたいなものを完全に無視した考え方、当たり前なんだろうけど、ちゃんと完全無視していて、それもちゃんと本に書いているというところも重要なことなのかなっていう。
この辺はいろいろ議論じゃないな、ちょっと批判、僕の中で対立意見はありますが、でも確かにマインドマップとかマンダラートって思考の整理にはいいんですけど、結局そのプロダクトを作るための手の動かしをしてないんですよね、全然。
だからそのマインドマップとかマンダラート書いて、ふーって一息ついて終わってしまったら、そりゃ仕事をやってる感って言われるだろうなとは思いますね。
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まさにそれですよね、マインドマップとかマンダラートを書いても整理されてしまうというか、妄想は多分カオスからじゃないと生まれないと思うんですよね。
綺麗にまとまって小さくまとまってしまうから、別にその方法が俺も悪いとは思わないけど、少なくともこの人は嫌いだろうなっていうのは思いますね。
あとブレストっていうか会議的に起こらないブレストは確かにあれは良くなくて、日本人がやるせいなのか集団志向が起こるせいなのか、ブレストの効果がほぼ発揮されないことは確かにあって、なーなーになるんですよね、不思議と。不思議とじゃないかな。なーなーになるんですよね、あれやってると。
おれね、人とブレインストーミングってちゃんとやったことないんですよね。そういうもんなんですかね。
なんとなく空気を読んでみんなが、ああそれですよねってなったら、みんながああそれですよねっていう感じになって、そこに対してのより尖った意見の提出とかがあまりないし、やるとなんか場を乱してるような感じになってしまうので。
だからこうね、やり方とか集まる人にもよるんですけど、会議的に行われるブレストは基本的にはダメで、有効なブレストって実はあるテーマ当たられて、それぞれがみんな自分にフリップボードとか何でもいいんですけど、手元の紙に書く、みんな書き終わったときにそれを出すってやり方したほうがいいんですよね。
それぞれ個々の意見が出てくるんですけど、そうじゃなくて口頭で言い出すとやっぱりね、声の強い人の意見をうまいこと尊重しようっていうゲームになってしまうんですよ。
まず声が強い人が強くなるというのは間違いないですよね。で、司会進行みたいな人がいればうまく回るかもしれないけど、それ今度は司会者のスキルに頼ってしまうブレストになるので。
だから集団的な会議って案外難しいんですよね。それは確かに。
そうそう。会議はね、やっぱり会議というのは結局多数決で決まっちゃうから奇抜なアイデアを出ないし、そういう日本的なやり方をすると、じゃあこの人とこの人の間を取りましょうみたいなことになってしまうので。
おだしょー 最悪のプロダクト。
そうそうそう。日本だけじゃないと思うけど、日本のダメなプロダクトって言われるのは、やっぱりそういう感じになっている印象はありますよね。
おだしょー ありますね。だからその製品っていうか、家電製品とかだけじゃなくて、例えば昨日新しくオープンしたラーメン屋さんに行ったんですよ。
で、食べたんですけど、なんかいろいろ良いとこあるけど、結局このラーメンなんやねんみたいな感じ。
具材もスープも一個一個、まあいいだろう。でも全部集めたときに、このラーメンの個性はどこにあるみたいな感じであって、そういうプロダクトの作り方って結構あるよなって思うんですよ。
ラーメンも言ったら商売で、いまだに安定して稼ぎる商売なので、そういう方向のものが生き残りやすく、発生しやすいですよね。
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生き残るかわかんないけど、発生はしやすい印象がありますよね。
おだしょー 発生はしやすい、確かに。
ブレスとダメだって言った後で、れきもとさんが紹介している方法っていうのが、みんなが知らなさそうな面白いものを持ってきて紹介する会議っていう話をしてるんですよね。
これはね、すごい面白そうでね、これやってみたいなと思ってね、なんかどっかでやれる場所とかなんかないかなとちょっとこれは聞いて思ったんですけど、
みんなで集まって会議というか、会議でいいのかな、話し合いをするんですけど、やることというのはまさにそれなんですけど、みんなが知らなさそうな自分が面白いと思ったものを持ち寄ってお互いに紹介し合う。
大事なのは、なんでそれを面白いと思ったかっていう自分が自分の意見を言語化できるということと、もう一つ大事なのが、みんなが知らなければよくって、みんなが面白いと思う必要はない。
みんなが知らないことで、俺が面白いと思ったものを集めてくるというのが大事だ。
こういうことを定期的にやるようにしていると、やっぱり普段の行動というものがすごく変わってきて、もう本当その通りだなと思って。
なんかね、ブックカタリスト上とかはわかんないんですけど、やりたいなと思ってね、例えば1ヶ月に1回、みんなが面白そうなもの、会議みたいなものを複数人で集まってやれたらいいなっていうのは思ったりもして。
先ほど名前が出てきたホーリー・マサタキさんが、クラブハウスっていうアプリケーションで、ブッククラブハウスっていうクラブハウスを作られてて、1週間2回ぐらい集まって、1人1冊なんか本を紹介しましょうと。
本でもいいし、漫画でもいいしっていう感じなんですけど、僕そこ参加するときは、ここに参加する人が知らないであろう漫画とかをあげたくなるんですよね。
そうすると、当然、そこに集まる人が同じような動機づけで集まると、やっぱりね、そんなにあったんやっていう発見の場になるんですよ。
これが逆に、例えば非常に極端なこと言うと、うまくアフィリエイトを稼ぐための場とすると、いかにも売れそうな本が集まるわけですよね。
そうすると情報が同質になっていくんですね。情報が同質になっていくっていうのは、前回のネットワークの話で言うと、ノードが非常に単純になるんですよね。
集まるものがネットワークの構造から単純化してしまう。逆に、異なるものを持ってくるゲームが始まると、非常にネットワークが複雑になってきて、その場自体が面白くなるんですよね。
だから、れきものさんの会議のやり方は、極めて魅力的ですね。
その章のタイトルっていうのが、アイデアは既知×既知、既に知っているものと既に知っているものを掛け合わせて生まれるっていうふうにも言っていて、
いろんなことを知っているのが大事だっていうことは言ってるんですよね。やっぱり、すべてのアイデアは組み合わせでしかないんだから、できるだけ新しいいろんなことを知らないといけない。
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そういう意味でも、売れるものじゃなくて、多様なものが必要で、多様なものを持ち寄るだとか、多様なものを見つける目を養う。ジャンルを問わずなんですけど、そういうものを共有できるというのはいいよねってすごい思っていて。
アイデアの定義って、アイデアの作り方っていう本に出てくるんですけど、既知のものの未知な組み合わせっていうのがそこが原初なんですけど、組み合わせっていうことは、
そういうことです。そういう話をしたからです。結局、異なるAと、普段はAっていうものはBと常にセットになっている。で、このAとBのセットを組み換えること、AとCにすることがアイデア発想っていうことなんですね。要するに。
で、同質化したネットワークっていうのは、そのAとBが組み換わらないんですよね。常に同じものになっていくと。ここにいかに異質なものを持ってくるかっていうのが、袖で。先ほどアフィリエイトとかビジネス系の話で言うと、ケインズの美人投票っていう考え方があって、ケインズさんの株式都市っていうのは美人投票なもんだ。
自分がこの人が一番美人だと思う人に投票するのではなくて、ここにいる会場が多分みんなこの美人を選ぶだろうと思うものに投票する活動やということなんですね。つまり、そこで自分がどう面白いかっていうことじゃなくて、面白がられるだろうっていう価値に寄せてしまうんですよね。そうすると、結局みんな同じことを選ぶことになってしまうっていう。これは結局ネットワークの同質性なんですよね。
これが市場で利益を上げるための方法かもしれないけど、アイデアを生み出すための方法ではないんですね、これは。
そうだね、あとネットワークっていう話を聞いて思ったんですけど、そのアイデアが既存のもの、基地のものと基地のものの組み合わせっていうと、なんか今までこう大したパターンがないような印象を受けていたんですけど、ネットワークのことを考えたら1個増えるだけで全てのものとの組み合わせが生まれるわけで、それが10個増えたら2の十乗倍増えるんですよね、組み合わせのパターンというのは。
2の十乗倍増えたらアイデアが十乗倍になるわけではないんですけど、基本的にアイデアってホームラン、レアホームランみたいなもんで、ものすごい場数が増えたので乗数ぐらいでしか増えない。桁が1個増えて1個増えるぐらいかな。
おだしょー それぐらいの。
ログ10ですね。
おだしょー そうそうそう。だからやっぱり総数がめっちゃ増えて、いやちょっと増えるぐらいだから、やっぱりめっちゃ増やすことをしないとダメなんですよね。
そう、だから新しい分野にちょっと手を出すだけでも、逆に言えば新しいアイデアを生み出す可能性としては爆発的に増えるだろうし、ちょうど例えば全然関係ない話なんですけど、最近Finger Drumというものを始めてみて。
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おだしょー あれ面白そうなんやけど、どうなんですかあれは。
すげー楽しいですよ。俺ドラムすごい好きで、ドラムもだからシンプルなものの組み合わせでどれだけ多彩な音色を生み出すかでもあるんですよね。
おだしょー なるほど、確かに。
それの話で言うと、iPhoneとドラムマシーンがあればそれっぽい音が鳴らせて、すごい手軽で、これを練習して上手になって楽しむことが果たして自分の仕事にどう繋がるのかなんてことは全くわかんないけど、
おだしょー 一個新しいアイデアが組み合わさるだけで、やっぱ新しいものっていうのはめっちゃ生まれるなとも思って。
まさにその通り。だからさっきの妄想の話で言うと、その繋がるかどうかを現時点で記述することは不可能なんですよね。わからないから。
おだしょー だから、考えても仕方がないよね。役立つかどうかを考えることに意義がないんですね。その時点では不確定というか、まだ記述されてないことなんで。
おだしょー やっぱり新しいことをするっていうことで言うと、例えば、最近ゴルゴさんは、それって公理主義的だよねって言えるじゃないですか。
すげえ言いますね。特に影響を受けてるからね。
おだしょー それは公理主義っていう単語を暗記してるのとは違いますよね。公理主義っていうものが自分の中でモデル化されてるからそう言えるわけですよね。
だから、新しいことを知っているっていうのは、そのレベルまで行ったらいいっていうことなんですよ。逆に言うと、知識っていうか単語をフラットになぞっているだけではダメで、
そこまで行った時に初めて自分のこのアイテムボックスに1個それが増えたと言える。だから、この本の中で言語化することが大切だって言われてましたけど、
言語化するってその過程に行くことなんですよね。公理主義の定義を暗記してることじゃなくて、公理主義を自分で言葉で説明できるようになること。
そうすると自分の中での組み合わせネットワークの1個がパッと増えて、それが自分が知っているすべての他の分野と結びつく可能性が出てくるんですよね。
これが知識を育てるとか、そういうような行為の実態でしょうね、おそらくは。
そう、やっぱね、そういう意味で。それもあれなんですよね。だから、公理主義に関連する知識というものが無数にあることで、ようやく公理主義がちょっとよくわかるようになるというか。
でね、さっきの例えば、さっきのフィンガードラムの話なんですけど、それとかでもね、その著者のYouTubeのチャンネルとかを見ていると、
YouTubeからの新しいお金の稼ぎ方として、1つはドラムのレッスンをやってますよっていうので、YouTube見てくれた人にレッスンを受けてもらう、ありふれた方法ですよね。
で、もう1個が、そういえば前もこんなの見たなって思ったんですけど、練習用の譜面を売る。
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その人が作った譜面。
そうそう、ブースで販売してるんですよね。
ちょっと待って、全然書けないけど、フィンガードラムの譜ってどんなふうに書かれてるの?
ドラム譜です。ドラムの楽譜をそのまま使っていて、厳密に言えばアナログのドラムとは配置が違うじゃないですか。
違いますね。
なので、フィンガードラムを上手くなるためにこういうのがいいと思うっていう楽譜を売っている。
なるほど。
まあでもその人も言ってるんですけど、ドラムの練習ができれば、ドラムの練習本をそのまま使えば普通にいいと思うので、
無数にその練習本はあるからいいよっていうふうに言ってるんですけど。
まあでもそれYouTube見た人は、どれかの選択でイスタートで選ばなあかんやったら、その人が書いた本を選ぶでしょうね、高確率で。
そうそうそう、っていうこともあるし、YouTubeをなんて言うんだろう、YouTubeで稼ごうとしていない稼ぎ方が。
広告利用したいとかではなくて、YouTubeを自分を知ってもらうための場として、そこからの派生を狙っておられる。
そうそうそう、だからすごい健全だなって思ったんですよね。
なるほどね、健全ですね、なるほど。
さらに言えば、本を買って、今まだ1回だけなんですけど、本を買った人向けに本を見ながら一緒に練習するっていうか講義をする、その本について。
っていうこともYouTubeライブでやっていて、俺は今度そういうことをやりますよっていうのが決め手で本を買って、そのドラムキットを買ったんですよね。
なるほど。
それもまた本を売るためにYouTubeを活用しているっていうのもすごい健全だなという感じがしていて。
逆に聞きたいですけど、これって健全じゃないなって思うようなYouTubeの使い方ってどうなんですか?
無数にあると思うんですけど、コンビニでクレームつけて捕まった人とかいるじゃないですか。
いますね。
コンビニのやつをお金を払わずに食べて、それをどうなるかドキュメンタリーみたいなやつ。倫理的にあれはもう結構アウトだと思うんですけど。
そうですね。
でもそれは広告に頼った形でYouTubeをやっていこうとすると、やっぱりそういうことになってしまう。
ここでいう危険性っていうのは倫理的なものも当然あるとして、YouTubeが突然広告量をやめましたってなった時に破綻してしまう危険性をはらんでいるというようなことですかね。
そうそう。だからアテンションでしか食えていない人というものはやっぱりその先がないと思うんですよね。
なるほど。今の名言でしたね。
名言だった。
アテンションでしか食えていない人というのはその先がないという名言だったと思います。
スポンサーつかないじゃないですか。そういう人には当たり前だと思うんだけど。
確かに確かに。
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だから単純に広告としてもやっぱりちょっと歪んでるんですよね。そういう人たちは。
そうか。単純に商品を紹介してるだけならまだしもその悪業とか特に目立つことをしないと視聴者数が集められないっていうことはもうアテンションオンリーってことか。なるほどね。確かに。
ファンはつくのかもしれないけど、まあでもやっぱり世の中が良い方向に向かうとはちょっと思えない感じ。
思えないね。確かに。
まあっていうことをいろいろ考えた。だからまた続くんですけど、そういう新しいものに手を出しただけでそれだけのことが考えることができたんですよね。
なるほど。
ああ、やっぱ新しいことをやってみるというだけで、これだけ今まで考えたことがなかった刺激を受けることができて、これだけ新しいことを思いつくことができたという意味でもやっぱ新しいものに手を出していくというものが大事だなっていうのを思い出しましたね。
そうか。逆に言うと、ここの小林さんのちょっと数年前までは新しいことにはあまり手を出してこない、あるいは出さないようにしていたんですかね。それでもただ単にもう出さない感じになっていた。
えっとね、たぶんなんとなくこういろんなものへの興味が下がっていた。
なるほど。
まあ一応前向きな解釈をするとですね、子供がちっちゃくてそこにほとんどの自分の注意力が注がれていたというのはあるかもしれないんですよ。
おそらくそうでしょうね。
手がかかる比率が減ってきて、その余力が出てきたという言い方なのかもしれないけど、それによって他の新しいことにいっぱい手を出せるようになってきた。
なるほどね。停滞してたエネルギーが本とかによって活性化されて動き始めたみたいな感じですかね。
そうですね。ブックカタリストも多分そうなんですよ。これも数年前まではこんなことをやろうとは思っていなかったけど。
まあそうでしょうね。
まあそういう新しいことを始めて、これによってさっきも言ってたけど、本を読んだ数が年8冊から3ヶ月8冊ぐらいには増えていて。
すげえよな、でもそれは。
4倍ぐらいですよ。
うん、確かに。
たぶん年間で30冊の本を読んだことっていうのは、なんていうんだろう、ちっちゃい頃はわかんないけど大人になってからはないと思うんですよね。
しかも単純に年数÷差数的な速度が4倍になった以上に、たぶん1冊あたりの読み方の深さが8倍以上になってると思うんで。
総読書量というとたぶん24倍ぐらいになってると思うんですけど。
あり得ると思います。
そのぐらいにこうやって話そうと思って読んでたら、やっぱりこれもね、この本も話そうと思わなかったら2、3時間でおしまいだったと思うんですよね。
これよく読書術でよく言われますけど、アウトプットを意識して本を読めみたいなことはあり得によく言われるんですけど。
やっぱりそれは大切な姿勢なんですよね。
それを言語化するっていうことなんで、必ず。言語化のルートを通るということなんで。
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普段ならスラッと読み逃すところも、やっぱり注意深く読むようになるんで。
逆にあっさりした本ほどちゃんと読むようになるっていうのはあるんで。
有効でしょうね、きっと。
そうですね。読み方が変わったな。
たぶんこれは1年前だったら、あ、面白かったね。サクッと終わったなで終わっていたっていう。
なるほど、なるほど。
そうならない読み方。必ずしもそれが正しいとは思わないけど、今自分はそれが良いと思うので、そういう読み方ができるようになって良かったなっていうのはありますね。
なるほど。
あと2つ3つぐらい印象に残っていたものというのが、
れきもつさん、VRのこととかも結構いろいろやっているらしいんですけど、
さっきの基地の組み合わせ、基地のものの組み合わせっていうので、卓球かテニスの人と会話をしていて、
音楽はゆっくりにして練習することはできるんだけど、スポーツってそれができないんですよねって言われたって言って、
その言葉からすごい刺激を受けて、VRをうまく使えば、スポーツの練習というものも、スローで打つ、球を打つということも練習ができるようになるかもしれない。
もしこれができたら、確かに世の中のレベル、スポーツのレベルというような加速度的に進行を進むだろうなということも思ったし、
それだけの雑談からそこまでささっと思いついてしまうというのもやっぱりすごいなと思ったし。
思いついてしまうという表現をしましたけど、思いついてしまうんでしょうね。だから考えようとしている考えるんじゃなくて、思いついちゃうんですよね。
多分そうだと思いますね。
ある種の症状みたいなものなんですよね、これはもう。
実際にVRの話はちょうど2030年でもやってて、これからのすごく大きな影響を与える技術だよなっていうのは思ってたけど、
スポーツの練習でゆっくりっていうのは考えたことなかったなと思って。
昔のスポーツの練習ってプロコーチが横についてっていうのが一般的で、ある時代から自分のフォームをビデオカメラで撮影して、それを見て自分でフィードバックっていうのが生まれたんですよ。
それでもかなり劇的になって、プロが横にいなくても練習できるんで、相当練習の密度が上がるんですよね。
今話を聞いていると思うのは、VRのグラスをつけるじゃないですか、後ろにドローン飛ばすじゃないですか。
自分の姿を自分で見ながらフォームを改良できますよね、きっと。
できるはず。ゆっくり動くって多分スポーツで結構重要なことで、ゆっくり正しい動きができれば、あとはそれを速くすればいいんですよね。
うん、確かに。
重力が関わるようなことは無理かもしれないけど、そういう意味でもすごいなと思って。
VRの話でいうと、アメリカンフットボールのクォーターバッグがVRを取り入れていて、結構成果が出ているみたいな話とか見るんですよね。
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敵がたくさんいて邪魔される中で、空いている人を見つけてその人にパスをする。
これを1個人が練習しようとするとですね、そのために2,30人の人間連れてこないといけないんですよ。
確かに。
VRがあれば、それがVR機器1台でできるようになるっていう意味で、ただそれはコストの劇的な現象でしかなくって、無限の資産があればそれはできたんですよね。
まあね。
ただこの卓球の話は絶対できないことじゃないですか。どんなお金持ちでもテクノロジーがないと。
そうですね。思考を意識的に加速できる何かがないと無理やから、まあ無理ですね。
あと球が落ちるスピードをゆっくりにするのは月に行かないとダメじゃないですか。
そうですね。
だからでも、仮に月に行ってスピードをゆっくりにして、その月でスイング慣れても、多分しゃあない。
地球に戻ってきたらまた違う筋肉の使い方をしてなあかんから、やっぱりそれは同じとこでやらんとは意味がないですよね。
地球の重力で時間軸だけをゆっくりにできるというのはすごい方法だなあと思って、こういうものがさらっと書かれているっていうのが結構すごいなあと思って。
いやでも確かにゆっくりっていうのは、スポーツが一番顕著なんですけど、まあ本もゆっくり読んだ方がいいじゃないですか。こういう意味で言うと。
そうですね。本と繋がるとは思わなかった。
例えば僕、パズドラっていうゲームをやってるんですけど、パズドラって時間以内にドロップを指で動かしてっていうのがあって、
普通にやるとあれ6秒なんですよね。6秒で5×6のドロップをうまいこと動かすんですよね。
6秒ってそんなに長くはないんです。何回かやったらある程度はうまくなるんですけど、ある程度以上には絶対にうまくならないんですよ。
なぜなら、一個一個の動作を考えてできないからなんですよね。
以前動画で見たやつ、こういうやり方がいいですよっていうのがあって、パーティーを変えることで、6秒の指の時間が30秒とかでやるんですよね。
そうすると、このドロップをこう動かしたらこうなるからこう動かした方がいいっていちいち考えながらできるんですね。
劇的にうまくなるんですよ。ゆっくりできることっていうのはね、相当に重要やなっていうのをその時感じましたね。
それがスポーツでできたらね、やっぱすごく面白そう。
行為の最終に考えられるってことやもんな。基本的にスポーツって行為した後でしか考えられなかったのが、やりながら考えられる、実践しながら考えられるってことで、だいぶフィードバックの質が上がるでしょうね。
そうそう、だからよくあるじゃないですか。それもLearn Betterで出てきたやつで、スキルを上げるときには短期記憶足りないんで、1個のことしか普通は同時に意識できないんですよ。
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1個ずつしか上達できないんだけど、ゆっくりになればたくさんのことを同時に考えて、より正確な動きを早く再現できる。
そういう意味でもすごいなっていう。
あと、無数のすごい技術、プリンターの技術から光学マウスが生まれたとか、引っ張られた感覚みたいなものが見つけたとか、VRは周辺の解像度を落としても問題ないんじゃないかみたいな話だったり。
サイレントボイス、人工内耳みたいな話とかも出てきたりしてて。
個人的に一番影響を受けたすごいなっていうのが、ボディハッキングっていう言葉。
これはこの言葉を聞くまで、少なくとも全然ちゃんとした認識はなかったんですけど、一番すごいなと思ったのが、スウェーデンでICチップを体に埋め込むっていうのが公式に認められた。
注射1本、手のひらに打ってICチップを受け取るとスイカになる。
これはすごいなって、これはやりたいなと思って。
スイカは電磁誘導だから中に電池持たなくてもいいからできるんですよね、要するに。
本の中でもボディハッキングっていう言葉で、気になったら調べてみるといろいろ載ってるぞって言って調べてみたんですよね。
正直、結構視覚に訴える要素が強くて、なかなか現在のボディハッキングはちょっと人によっては見るに絶えない映像みたいなのもあるんですけど、
手のひらの中にLED入れてたりだとか、肘のところに視覚やつ入れてたりだとか、後頭部にカメラを埋め込んでる人っていうものもいたりして。
この人は視覚異常のアーティストで、色が認識できないからカメラを顔の前に置いといて、色に応じて音が鳴るらしいんですよ。
赤色だったらAの音が鳴る、緑だったらEの音が鳴るみたいな感じで、これによって色を聞くことができるようになってっていうことをやっている人だったり。
あとはボディハッキングでよくある現象というのが、磁石を手の中に入れると金属がくっついて、金属に手が引っ張られる感覚がして、面白いぞ以上のことはちょっとわからなかったんだけど。
マジック手品ができるようになったりもする。
あともう一個すごいなと思ったのが、ビットコインのウォレットを埋め込むっていう人もいたらしいです。
埋め込んで何が嬉しいんでしょうか。
盗まれないビットコイン、カードウェアウォレットになる。
そういうことか。盗まれるときはもう誘拐になってしまうというやつじゃないですか。
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あと、だから無くならないし忘れないんですよね。手に埋め込んでしまえば当たり前なんだけど。
まあね、確かに手を忘れて出発する家から出ることはできないからね、確かに。
これも知らなかったけど、もう現実だったんだってことを今まで知らなかったんですよね、これは。
結構憧れていて、言ってみれば、例えばこの本でも、この本じゃなかったかな。
人間がメガネかけてるのって、もうボディハッキングじゃないですか、言ってみたら。
ただそれは外部性が強いものなので、意外と違和感なくやってるんだけど、
例えば、白内障になった人が、医療行為としてレンズを入れることとかは当たり前だったりするんですよね。
医療じゃないことに対して、日本なのか世界全般なのかわからないけど、
医療行為以外の身体改造というものに、すごく否定的な空気というものはあるような気がするんだけど、
俺の意見なんだけど、そうじゃなくていいんじゃないかなって思うんですよね。
例えばなんだけど、欧米でタトゥーなんて、あかんものでもなんでもないし、
日本だとそれやるとお風呂屋さん行けなくなるんで、やらないほうがいいんですけど。
そういう流れで、しかもスウェーデンという国は、チッポ体に埋め込むのを国として認めてしまったみたいなことをやっていたりもするわけで、
リアル広角機動体もあったんだっていうのは衝撃だったですね。
そうですね、入り口に一歩橋を埋めてますよね、それはもう。
そういう感じで、そういう言い方ではないんだけど、この本の6章っていうのが人間拡張という妄想、
テクノロジーというものは常に常識を変えてきていて、人工内耳みたいな耳の能力をアップするために、
例えば、いわゆる補聴器みたいなものとかを入れてあげて、耳が聞こえない人が耳を聞こえるようにするという言い方もできるんだけど、
例えば、日本人が英語のLとRを聞き分けられるようにサポートするツールというものだって作れるはずだよねとか、
絶対音感を身につけるためのツールというものだって作れるはずだよね。
そのうちもう脳内に英語アプリをダウンロードするみたいなことはできるようになるだろうし、
今はスマートフォンという外部ツールに頼っているんだけど、これは人間の体に別にもうだんだん人間と違和感なくシームレスにつながるようになってきているだろうねっていう。
スマホも人によってアプリが違って個性が出るものなんだから、
人体の拡張というものも色々と個性というものがきっと出てくるだろうし、そういうこともできるようになるだろうねっていう、
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すごいあんま強いことは書いてなかったんですけど、多分この人はだいぶやりたいとかこういうこと面白そうだなって思っているんだっていうのは思いましたね。
ヒューマンオーグメンティションっていうスペルと、あとスクラップボックスっていうキーワードを入れてグーグルとそのスクラップボックスが出てきます。
池本先生が作られてると思います、ここは。
おだしょー 人類の拡張。
人間拡張、検索するスペルを言うとめんどくさいんで言わないですけど。
オーギュメントですね。
いろいろな事例と日本の関わっている人のページがたくさん出てくる面白いページです。
ちなみに池本先生はスクラップボックスの大ファンらしいですね。
やっぱ仲良しなんですね。
あれは確かに派手じゃないけど世界に通用するツールですからね、スクラップボックスは。
でもアメリカ人とかノートツール好きのユーザーからあんまり言及されないんですよね。
日本ツールやからか、せいか知らんけど。
僕は結構他のツールよりひとつ飛び抜けてすごいと思うんですけど、あんまり評価されてないんですよね。
ただ知られてないんじゃないかなって思うんですけど。
そういう界隈のものを見ていると、そういう界隈もなんだかんだあの界隈の中でたこつぼかしているというか。
そうでしょうね、きっとね。それはあると思う。
もうジャンルが出来上がってしまっているので、これもまた新しいものをなかなか取り入れがたくなっている。
PKMをするならこれみたいなものは結構固まってしまっていて。
なるほどね。そこもネットワークが偏っちゃってるわけだ、情報接種の。
そうそう。だからこれも外に出ないといけないんですよね、そういう同じことをやるにしても。
確かにそれはそうだね。きっと飛び抜けることは難しいよな、そういう界隈の中で同じことばっかり言ってたら。
多分日本でまだそういう界隈というものは大きくはないんだけど、もう世界レベルで見るときっとたこつぼかしているので、
スクラップボックスというもの、あと見た目もあると思うんですけど、そうだと思わなくて手を出されない。
なるほどね。
いわゆるノートツールとあれは全然違うじゃないですか、見た目が。
確かに、Evernote的ではないよね。
だから情報整理ができるという印象を受けない。
なるほど。
みたいなのはあるのかもしれないですね。
一人でも取り上げないから、知る人も増えずそのまま。
逆に誰かが一人で取り上げて、ちょっとでも知名度が出たら、あとはまたいこうかで広がっていくっていうことはあるかもしれない。
だからYouTubeを英語で発信したら、僕が発信したらいいわけですが。
著名人が取り上げれば一気に有名になる。
確かに。
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でも多分スクラップボックスはあんまりそういうことに、そっちの方のマーケティングとかにお金とか資源を使わないですよね。
確かに。それも間違ってないと思うしね。
俺は個人的にWebよりもローカルの方が良かったっていうので、あんまり使わなくなってしまったんですが。
それは分かりますよ。一応チームで使うっていうことを考えたときには、ずば抜けでスクラップボックスということだけは言っておきますね。
結構最強ですよね。それは本当に思う。
一個だけ僕、この本で紹介したい文がありまして。
失敗が重要なのは、それが自分が取り組んでいる課題の構造を明らかにするプロセスだからっていう一文があるんですけど。
めちゃくちゃ深いんですよね、この文章。
これタッと書いてあるんですけど、自分が取り組んでいる課題の構造を明らかにするっていうことは、
僕は聞いてスッと分かったんですけど、こういう表現ができるんだなと思って。
確かに失敗することっていうのは重要で、その失敗から反省して強くなろうみたいな単純な話で語られるんですけど、
その失敗の構造が明らかにならない限りは何も変えられないんですよね。
だから、やってみることっていうことの縦またがここで言うと、手を動かす、手を動かして何かを作るってことは、
手を動かして何かを作るってのは失敗するってことなんですよね。
妄想は失敗しないんですよ。妄想の中は完璧で調和されてるんで。
それを作って失敗すると、そこにある構造が、その妄想ではモヤモヤしてた構造がキュッと明らかになって、
何を作るべきか、あるいはどこを変えたらいいのかが、より一段はっきりするんですよね。
これを繰り返すんですね。そこからまた妄想を立ち上げてっていうことを繰り返して物事って前に進んでいくんですけど。
だから、その想像発想力を鍛える本という側面もありながら、
実践することの大切さも両方告げている本で、この辺がやっぱり地的生産系の本の中でも優れた一冊だなと個人的に思いましたね。
そうですね。タイトルもあるけど、どうしても特に日本人側なのかもしれないけど、
妄想とか想像力、発想力には言うけど、エンジニア的な手を動かせみたいなのは、特に発想関連のことでは言われないですよね。
やっぱりその辺が、当然発想を自由に広げるっていうのは当然重要ですけど、
結局それは何かを作るためのプロセスの一環でしかなくて、やっぱり作っていく中で分かってくることっていうのが多々あるんで、
デザイン思考っていうのは基本的にそういうアプローチを含んでますけども、ここまできちんとはっきり言ってくれてる本って少ないと思いますね、個人的な印象では。
うーん、やっぱりある程度動く形にしてしまうのが結構できないですからね、自分の話でもできるようにしようと頑張りは意識はするんだけど、
本当にそのマインドセットを変えていかないといけないっていう感じで。
最初に作るものっていうのはだいたい常に不恰好で不完全なものなんですよ。
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そこのちょっと残念だなっていう気持ちを超えられるかどうかなんですよね。
つまり妄想っていうのはすごく素晴らしいものじゃないですか。
で、一番最初に作るものはものすごくダサいものなんですよ。
ここのギャップに耐えられるかどうかなんですね。ここのギャップに耐えられないと前に進めないんですよ。
そうですね、それを受け入れられるある意味心の強さ広さみたいなものもいるってことなんだな。
いるんですよね、これはね。これはスタートだ、ここから始めていくんだっていう気持ちを持てるかどうかなんですよね。
そうでないと文章でもやっぱりその理想の文章が頭に強すぎて、自分で今最初に書いてる文章があまりに凌ぼすぎてもうやる気にならないっていうことが結構あって、
でもそれはやっぱりリテイクのための叩き台だと思えば見方が変わってくるんですよね。
テキストに関してもね、確かにあれですよね。本を1回作ってしまう人と結局いいものができないって作れない人とっていう。
やっぱね、もう完璧にしたら一生書けたって終わんないですからね。
完璧っていうのはある種のイデア性っていう理想の中にしかないものであって、たどりはつけないですね。
だからいいものを求めつつもリアルさにおいて不完全さを強要するっていうこの逆方向のマインドセットが同居してるっていうことが多分大切なんですよ。
そう、発明家の場合は試作で失敗すればいいけど、文筆家の場合はどこまでで公開してしまうかっていうのはね、たぶんこっちの人たちとは違う難しい悩みのあるところで。
だからこそ編集者っていうのがいるんですよね、あれは。
そうですね、これでいきましょうっていうとか、もうこれでおしまいですって言ってくれるっていうのは大事かもしれないですね。
ここを直しましょうって言ってくれるってことは要するにテストが行われて、プログラミングで言うとテストが行われてるってことなんで。
だから道々に観戦して読んでもらうよりは楽な段階で確認を取るっていう、いわゆるほうれん草って言うんですけども、行うっていう。
だから編集者をテストプログラムとして扱うっていうようなやり方をすると、いわゆるアジャイル式のマインドセットをライティングにも応用できるのではないかと個人的には思っとるとこですけども。
そうするとね、やっぱりセルフパブリッシングの悩みは一人でできなくなるんですよね。
だからやっぱセルフパブリッシングしてる人たちが何人か集まって、お互いにセミ編集者みたいな感じで言ってもらう。
個人的には内容まで踏み込まなくていいと思うんですけど、本のタイトルつけるときは、やっぱり人の意見聞いたほうがいいと思うんですよ。
本のタイトルっていうのは、さっきの話で言うと点指導が必要なんですよ。看板なので。
でも本を書いてる自分っていうのは、カリカリにチューニングしたい方なんで、悪魔が顔を出しやすいんですよね。
そうすると、それを知らない人からしたら、それのタイトルなんやねんっていうものになりがちなので。
いかに点指を持ってくるかっていう、その外部性を持ってくるかっていう。
これも多分アイディアと同じで、別の基地を持ってくる。
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この本の内容にこんなタイトルをつけるっていうような新しい組み合わせが、多分イノベーションになるんですよね。
あるかもな。確かにね、そこは。意外とね、紙の本とか編集者が一人で決めてしまったりする印象もありますからね、タイトルとか。
タイトル決めるときも、大体は営業サイドの意見。売りやすい本のタイトルっていうのがつけられるらしいですけど、
それは結局、美人東京と同じことになってしまって、ノットイノベートなんですね。
新しいものをね、最初になんとか大全を出すということにはならないですからね。みんな大全になってしまって。
みんな大全になった後に大全って出すのは絶えやすいんですけど、最初に大全出すとか、今さら大全出すとかも。
どこか大全は今さら大全出すって出てますからね。でもやっぱりそれで売れてるんで。
だからその一般的な考え方だと批判されるようなことをできる何かがないとイノベーティブっていうのは達成されないんですね、これはね。
ですね。確かにそういう意味で本を書くという意味でも、何からでも学べるっていうことでもありますね。
そういうことはありますね。
学ぶ姿勢と意志さえあれば、むしろやっぱり他ジャンルからのほうが得られるものは多く。タコツボか。
だから異質なので、だから深める発想というより広げる発想になりますね。他ジャンルから学ぶっていうのは。同ジャンルから学ぶ場合、深める方向になって、他ジャンルから学ぶと広げる発想になって。
やっぱりその両方があって、この面積がでかくなるっていうのが多分ありますね。
常に時代とともに専門化した方がいいとか、マルチプレイヤーになった方がいいとかって言われることは常に変わっているんで、どっちがいいかはずっと答えはわからないんだろうけど、両方できるに越したことはないっていうのは言えることですからね。
結局だから総面積の話で、縦でもさ、真っ直ぐ縦方向に伸びていく人でもやっぱりちょっと幅があった方がいいじゃないですか、それも間違いなく。
太さゼロだったら面積ゼロになっちゃいますからね、数学で言うと。
デネラリストでも広く行きつつも、全く同じ横幅の人でも少し深い人の方がやっぱり広い発想を持てるわけで、だからどっちにしろ両方必要だっていうのは間違いない話ですね。
まあでも確かにね、今の時代が深さが沼というものが人の一生では終われない沼になってしまっているということを考えると、その範囲を広げていることに注力をしていった方が経済的にはうまくいきやすいかもしれないですね。
絶対一番になれないですよね、どんなジャンルでも。
たとえば個人のカメラユーザーが各メーカーの最新機種買うなんて絶対無理ですもんね。
買い物の観点でもそうだし、一番写真が撮れる人って、もう世界中のスマホ持ってる人全員と勝負しないといけないので。
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まあそれよりは仏像の写真しか撮らない人とかだったら、ちょっと1位になれるかもしれない。
そういう感じやな、やっぱり。だからこれは、要するにアイディア、つまり既存のものの組み合わせってことで、独自のネットワークを作るという話で、これ3つ前に戻るのかな、融合ってことなんですよね。
だからネットワークの中に新しい融合を作り出すことが発想だというふうに、今までの話が綺麗にまとまるというようなところですね。
そうですね、俺もフィンガードラムができる文章を書く人みたいなのができればね。
でもフィンガードラムは僕のTwitterネットワークでやってる人はゴルゴさんだけでしたね。だからそれ見てすごい楽しそうってちょっと思ったんですけど。
あとは手を出すか出さないかなんで。そういう意味では今回はちゃんといいなと思ったじゃなくて、ちゃんとやったっていうのは自分の中での自己評価的にもなかなか良かったなって思いますね。
大体そういう感じで、全般的に横道にそれたお話が多かったんですが。
でもこのぐらいの距離感で本を魚にいろいろ喋れるという、タイトル的にはブックカタリストなので、こういう方向でいけるのが良いんじゃないのかなっていう感じはしますね。
書評めいてその本のそのものがどうやったって紹介すると、さっき言ったそういうことって別に他の人でもできるわけで。この本について2人が何を思ったかっていうのはコピーできないじゃないですか。経験なので。そっちの方が独自性が出てきますよね。
あと中身を語りすぎてしまうとね、著作権的にだんだんグレーに近づいていってしまいますからね。面白かった部分は、よりこの本が売れることに貢献できるというのが一番最大の目的では、目的というか最大の成功かっていうのもあるので、気になった方はぜひこの本とかこれまでに紹介してきた本なども読んでいただければと思います。
はい、では感想や質問などがあればハッシュタグカタカナでブックカタリストをつけてツイッターなどでつぶやいていただけるとありがたいです。それでは今回もお聞きいただきありがとうございました。
ありがとうございます。
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