『タイタンの妖女』のあらすじと設定
読書乾燥回。 SF、【タイタンの妖女】。
妖女っていうのは、セイレーン。 タイタンの妖女は、カート・ボネ・ガッド
ジュニアによる小説です。 1959年、第一次SMブームなんだろうね。
SFね。 評価されるのは遅くて、1973年の西雲賞に受賞されました。
はい、あらすじは主人公、マラカイ・コンスタント。
これはね、 世界一の大富豪という設定で、主に父親の財産を
受け継いでいる。 彼の人生自体は大したことはやってないですね。
この人が地球から、まず火星に行って、 火星の兵士として地球と戦争をして、
その後水星に行って、地球に戻った後で、 さらに最後に土星のタイタンで人生を終えるみたいな。
そういうあらすじでございます。 年代は多分、ちょっと未来って感じだと思うんだよね。
結構もう宇宙戦が当たり前になってます。 火星に移住したりもしてます。
失礼ですね。
主人公の人生と宇宙戦争
で、今マラカイ・コンスタントいるじゃないですか。
ある日ね、ラム・フォードっていう、 またもう一人の富豪みたいなやつがいて。
福堂っこい名前だね。
こいつに呼ばれるんよね。この屋敷にね。
このラム・フォードってやつが波動になった男なんです。
急に?
このラム・フォードはいつかわからんけど、 何年か前に。
激盛んに宇宙に挑んでってね。 なんか裂け目みたいなとこに入っちゃったなって。
地球と火星の間かなんかに一瞬現れた裂け目に入っちゃって、 波動になってしまいました、存在が。
打って。
多分、漁師力学流行ってたよね、この時は。 原爆の後だし。
要はそれになりました。揺らぎに。
具体的には、太陽とベテルギウスの間に 偏在するようになりました。
偏在君になったんだよね。
あとイメージとして近いのが、俺あれだと思う。
エレン君とララー。
ララー。
足して合わせたような存在だね。
なんとか構造思念体とはちょっと違う。
思念体ではないね。
なんか1時間ごとにいろんなとこに現れたりする。 実体化するんだよね。
で、未来見えちゃいます。
時間にも支配されてない。
登場人物としてはこの2人だけでもいいんだけど。
正直。
いっぱい出てくるんだけど。
一応、タイタンの養女の説明しないとダメだよね。
これは屋敷に呼ばれて、
予言と新たな宗教
ラムフォードの奥さんと、
ラムフォードが2人いるところに、 1時間しかいないんだけどね、ラムフォード自体は。
1時間だけ復活する日にマラカイが呼ばれて、
お話をするところから物語が始まる。
で、ラムフォードは予言みたいなことを言うわけよ。
マラカイ。
お前はこれから火星に行って、
俺の妻であるベアトリスって言うんだけど。
隣に行って聞いてた。ベアトリスと結婚して子供を産むと。
その後、水星行った後にタイタンに行くぞって予言されるわけ。
えーって思って。
さっき言ったとおり。
ベアトリスも何言ってんのお前って感じで。
ベアトリスは人間だ。人間。
未亡人だ。
未亡人だね。そうだね、未亡人ってことになるね。
まあラムフォードさん、波動になっちゃってるからさ。
何でもできるんだよ、結局。
思ったんだけど、こういう物語に何でもできるやつを出すと、正直面白くなくなるよね。
まあね、それはね。
全部そいつの思うがままなんだよね。
そんな万能なの?
万能だね。
どっかの星の機械文明みたいなのがある。
なんかロボットが運営してる星があって、
そこにはラムフォード友達作って協力してくれるんよね。
ここで新しい文明とかを教えてくれるわけよ。
一番いいのはエネルギーをくれるんだよね、そいつが。
エネルギーを使って火星で軍隊を作るわけです、ラムフォードが。
で、地球に戦争を仕掛ける計画があるわけよね。
で、ラムフォードはなんでそんなことやってるかっていうと、
地球が、まあよくあるじゃないですか。
人類はダメだみたいな話。いつまでも争いをやめない。
あれを直すためです。世界平和です。
ありがち。
火星人が攻めてきて、地球が一致団結するじゃないですか。
それを狙ってます、単純に。
ありがち。
いや、ありがちって言ってもね、初代だから。
初代。
それと同時に、一致団結と同時に、徹底的に無関心な神の教会っていう新しい宗教を建てて、人々を団結させる計画なんだよね。
どういうこと?無関心?
徹底的に無関心な神の教会。
何に無関心なの?
人間に。
たぶんね、マラカイ・コンスタント、不幸じゃないですか。
しかも親ガチャに当たっただけの男なんだよね。
その後もトントン拍子で人生が進んでいくと。
神に愛されるって言ってるんだよっていうのが口癖な男なんですよ。
神に選ばれたんだよ。神は俺のことが好きなんだっていう。
イケイケのやつなんですよ、いわゆる。
ラム・フォードは何で?
戦争を起こすのはマラカイの方じゃないよね。ラム・フォードの方だよね。
マラカイはどうする?
マラカイはね、ただの兵士として地球に戦いを挑むんだよ。
要はラム・フォードはなぜマラカイを呼んだかというと、
世界で一番イキってたからなの。
世界で一番醜い人類として選んだわけよ。
あー、そっち。
神様はいつも私の行動を見てくれるとか。要はキリスト教だよね。
つまりキリスト教を終わらせて、新しい宗教を全世界同時に信じさせる作戦なわけよね。
ラム・フォードにしてみれば。
キリスト教が良くないと。
あらゆる宗教が良くないと。
なので、地球に火星人が攻めてきて、それを全員の力を合わせて撃退すると。
撃退した瞬間に徹底的に無関心な神の境界というのを同時に流行らせて、世界平和完成。
っていう、こういうお話なんだよね、全体的に。
で、アメリカ人とかって、何か良いことがあったらすぐ、オーマイゴッドとか。
神に愛されてるとか、ありがとう神様とか言うんだけど。
それがね、一番言ってはいけないセリフになるわけよ、この境界に。
代わりに何て言うか。オーマイゴッドの代わりに何て言うかというと。
俺は人繋がりの偶然の犠牲者だったんだ、っていうセリフになるらしい。
長いよ。
言い換えると。
長い長い。
で、短くするとそれは、災難もしくは偶然、アクシデントってことだね。
アクシデント、いえっていうことになってます。新しい宗教では。
全部偶然だぞっていうことだね。
偶然境ですか。
神はいるけど無関心だぞ、お前らには。
そういうことね。
それで世界は平和になったんだよね、実際に。
なったんだ。
タイタンには何しに行くとも言ったわけで、一番重要なんだよね、この話。
タイタンの用事が大名だから。
最初抜かしすぎたね。ごめんごめん。
一番最初にラムフォードにマラカイが呼ばれたじゃないですか。
未来の予言されて、ああでもない、ここでもない、タイタンに行くんだお前はって言われて、
行くわけねえだろって言うじゃないですか。
いろいろ喋ってるうちに、俺は世界一の美女と付き合ってるんだぜ、みたいな話になって。
美女の写真なぜか持ってて、それをラムフォードに見せたわけよ。
うーん、美人だね、みたいな感じで見せて返したんだけど、
この写真を2枚にして返したわけよね、自分の1枚を。
これが、タイタンに住んでる美女3人だよって言ってた。
おー、なるほど。
紹介したんだよね。
小説『タイタンの妖女』について
それはマラカイの感想だけど、世界一の美女なんか比べ物にならないぐらい美女でした。
それで行くことになるんだね。
それは仕込みなんだよね。
そういうことね。
でも実際行ってみたらいなかったんだよね。ただのそういう誘導でした。
騙された?
騙されてます。
いやー、聞いてても何一つ面白くないね。寝そうになったわ。
でもさ、こういう未来が見れるやつ出しちゃダメだなっていう話あるよね。
それに果敢に進撃の巨人って挑戦してなかった?
してたね。
出しちゃダメなやつだよね、エレン君。
出しちゃ面白くなくなるやつだね。
でも限定的じゃん?能力が。
そうだね。
だから面白いんじゃない?ちょっとは。
もとこさんとかが結構人が見えない動きをしたりするじゃん。電脳の中を行き来する。
あれも似てるよね。
あとはAIがすごい予測能力を示して未来をちょっと予知するみたいなのもちょっとこれにかかってるかなと。
やっぱりちょっとのやつならいいんだけど、このラムフォードに関しては完璧ですもん。
今回3体俺見てんだけど。
キャラクターと物語の要素
あれもヤバそうだね。
3体も今のところヤバいですね、なんか。
量子的な何かを使ってくるね。
とにかくこの小説家の言いたいことは、神と会話するな。
神はお前に無関心だぞと言いたいんじゃないかと思うんだよね。
そういう思想は会話見えますか?
会話見えるね。お前ら誰が一番神に愛されてるかの競争してるだろう。
目を覚まさせてやるっていう意識をめちゃくちゃ感じました。
やっぱりそういう50年代だから、もう全員オーマイゴッドの世界だよね、きっと。
そうだね。
やっぱイライラしたんだね。
まだにオーマイゴッドだと思うよ。
今よりも。
イライラしたと思うよ。
そして、多分運じゃん、ああいうの。株が当たったりとか、投資とか。
ああいうので、いい気になっている人たちを見てもイライラしてたと思うよ。
そうだね。
以上です。
はい、ありがとう。
思ったより長くなっちゃったな。
まあ長くは思ってないね。
そんなアイディア詰まってないような気がするな。初期作品にしては。
年代に通じるあらゆるアイディアが詰まってるだけで、そういうやつじゃないよね。
ああ、違う。どっちかっていうと変わり種だよね。
変わり種だよね。ふわふわ系だよね。
波動に対して、一点にしか存在できない奴らのことをパンクチュアルって呼んでるんだよね。
へー。
短時点的存在。
なるほど。
俺らのことはパンクチュアルだと。
バカにして。
バカにしやがって。
俺らって世界史とかを他視点で見れるっちゃ見れるよね。
見れるね。
でもあれをやると穴だらけになるよね。スカスカに。
うん、もちろん。
まあでもスカスカだなって。
当然パンクチュアルのやることがあって。
まあそうともとれる。
歴史も。
結局、この波動的なやつにしてみれば、
そう。全然何?
世界史がパンクチュアルじゃないわけ。
全時代全場所が見れる以上。
全知全能以上。みたいな。
エレン君は何が見えたの?あれ自分視点しか見れないんだっけ。
そうなんだよ。
全知全能じゃないね。
ただ最初からやっちまったなって感はあったな。
なるほど。
波動行っちゃったかみたいな。
50年代ですごい行っちゃったかっていうのがあるね。
やっぱそれをパワーダウンして面白くしないといけないなっていう感じだろうね。
そういう感じで派生してったんだ逆に。弱める方向で。
そうだね。
でもその波動君も別に何かやってるわけじゃなくてさ、
すごい科学技術を持った友達がいたとかそういう話でしょ。
そうそう。
本人は力ないの?
グワーッとかブワーッとかできないでしょ。
喋るだけだね。
喋ったり、いろんな派生群を作ってみたり、
いろんな工作を裏でするっていうだけだね。
工作君だよね。
本当に地球を平和にして地球から去っていったっていう。
いい奴だね。
そんな話なんですよ。
いい奴なんだけど、まらかい視点なんだよね、途中。
めちゃくちゃなんだよね、派生群。
へー。
とりあえずまず、なんか上官に口応えしたら記憶消されます。
で、頭に電極を埋め込まれて、
ボタンを押したらビリビリってなるんだよね。
なるほど。
まらかいは本当に人類が憎むべき対象として残されてる。
なるほど。
伝説の。
人類の敵みたいな状態を保っとかないといけないわけね。
そうそう。
これを最後タイタンに追放するっていう儀式っていうのを全世界的に行って。
まあ追放ってされてるわけね。
追放っていう体なんだよね。
本人は美女にあいにいってるわけね。
そうだね。