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ここからは、いせたまボイスのコーナー。地元の様々な方をゲストにお迎えしてお話を聞いていきます。
本日は、表現ユニットえんぶるの田村可恵さんにお越しいただいています。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日は、表現ユニットえんぶるさんの第2回公演についてお聞きしていきます。
まず、改めて表現ユニットえんぶるさん、どのような団体なのか教えてください。
はい。表現ユニットえんぶるは、2017年に私、田村可恵と代表の上田博之で結成したユニットになっています。
2人とも東京でお芝居やミュージカルをやっておりまして、群馬県内でもそういった活動がしたいなということで結成しました。
2022年からは下山晃子という制作の女性に加わってもらって、今は役者2名、制作1名で活動しています。
またユニットというのは団体とか劇団ではなくて、県内のいろんな方に参加していただきたいという思いからユニットという形で活動しています。
はい、わかりました。さあでは、第2回公演についてです。まずは公演名をお願いします。
はい。僕たちの街は1ヶ月後、ダムに沈むという公演になっています。
はい。僕たちの街は1ヶ月後、ダムに沈む。何かモデルとなるような人物や出来事が存在するのでしょうか。
はい。この作品は14年前に東京で初演された作品なんですけれども、やっぱり群馬県のヤンバダムがモデルとなっている作品で、
人物等はフィクションにはなっているんですけれども、作成する時にはヤンバの方に何度か取材に行ったりとか、そういったこともしたという話は伺っています。
なるほど。ではどのような内容なのか、あらすじなど教えていただけますか。
はい。あらすじちょっとチラシに記載があるので読ませていただきます。
お願いします。
同窓会を行います。タイムカプセルの鍵もお忘れなく。ある日、そんな葉書が僕たちの元に届いた。
集まったのはもうすぐ水の底に沈んでしまう中学校。僕たちがダム建設に反対して立てこもった思い出の教室だ。
あれから20年、僕たちは大人になった。これがこの作品のあらすじになっています。
ここだけでね、どんなことになるんだろうと。すごい楽しいですね。田村さんはどのような役をされるんですか。
はい。私は高岡香横という女性を演じます。故郷がダムに沈んでしまうということに対して、中学生の時から20年後、大人になった今もずっと真っ直ぐに向き合っていて、自分の中に真を持っている女性の役です。
そうなんですね。他にはどんな役があるんですか。
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そうですね。今回14名出演者がいるんですけれども、12名はみんな同級生とか同層生、同じ中学校に通っていた。
ただすごく小さな学校になっているので、1年生、2年生、3年生というのが一緒になって12名という形になっているので、みんなそれぞれ故郷であったりとか、ダムということだったりとかというのと向き合っている、それぞれの本当に人たちになってまして、
今現在20年前と大人になってから、大人になってからはそれぞれがいろいろな環境で暮らしていて、またそれぞれ変わってしまった思いとか、そういった部分もある感じになっています。
そうなんですね。そういうのが複雑に絡まっていくお話になっているんですね。
ありがとうございます。公演にはその役者さんのほかにも様々な小道具ですとか大道具、衣装も必要かなと思うんですが、自分たちで制作されているんですか。
今回はですね、廃校になってしまった中学校というのが舞台になっているので、本当にその中学校の一室を完全に再現するために、本部センターで本当に木材を買ってきて、切って、叩いて、色を塗って、本当にスピーカーとか水道とか黒板とか全部手作りをして、
あとは本当に学校の机とか椅子は譲ってくださる方を探したり、衣装なんかはみんながそれぞれ自分の役のイメージだったりで持ち寄ったもので、一から手作りで全部作っています。
そうなんですね。田村さんも制作に携わったんですか。
本当にもう暑い中、外でみんなで、本当に母言いながら色を塗ったり、作り上げて、なんとかもう出来上がっているので、あとは舞台の上で組み立ててっていう感じになっています。
なるほど、ありがとうございます。
この役者さんをはじめスタッフの皆さん大勢いらっしゃると思いましたが、ユニットということでたくさんの方がおっしゃっていたんですが、総勢何名くらいで舞台を作り上げるんですか。
はい、先ほども言わせていただいたんですけど、出演者が14名で毎日毎回稽古に来てくれる他のベースで関わってくれるスタッフも入れて大体20名くらい。
最終的に当日関わってくださる皆さん入れると、総勢で30名から40名くらいの皆さんの力を借りて作っていくっていう感じになってまして、
皆さん本当に地元でお芝居とかパフォーマンスとかに関わっている方っていうのがほとんどなんですけど、本当にたくさん助けていただいて舞台を作っているところです。
これをやろうと決めてからここまでどのくらいの期間かかっているんですか。
キャスティングから含めると大体2年くらいで、稽古期間は去年の10月から稽古しているので、約1回の公演が終わった後からです。
7月に終わって10月からスタートしているので、本当にキャストのみんなに関しては約1年間一緒に作品を作ってきたという感じになります。
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でも役作りもそうですけれども、小道具作ったり大道具作ったり衣装作ったり、3部作るのってすごく大変ですね。舞台を作り上げているのは。
本当にたった2日間のために年単位の時間をかけて作っていくので、それを糧に踏まえて面白いなとは思っているんですけど。
8月も下旬になって本番まで大詰めかなと思うんですが、一番の見どころを教えてください。
今回はですね、群蔵劇という形のスタイルのお芝居になってまして、主役がいて脇役がいてという形ではなくて、
登場人物一人一人にスポットが当たって、集団が巻き起こしてドラマを描いていくスタイルというのが群蔵劇なんですけど、
見ていただく方とか環境やタイミングによって主役に見える役が違ったり、感じ方が大きく違ってくると思うので、そこを楽しんでいただけたらなと思いますし、
もしご家族とかお友達と見ていただいたら、終わった後にどう思ったって話していただくと、そこも全然意見が違ったりして面白いかなと思っています。
ありがとうございます。では公演日時と会場を教えてください。
公演が今年9月2日の土曜日と3日の日曜日、大御シャンテ丸江ホールで行います。
9月2日の土曜日は13時公演と18時公演。9月3日の日曜日は12時公演の全3回になっています。
入場にはチケットが必要ですか?
入場にはチケットが必要になります。
チケットは一般前売りが2000円、中学生・中高生が1000円、小学生が500円、当日金が2500円になっています。
チケットの購入はウェブサイトと電話でのご予約も受けたまっています。
電話番号のご案内をさせていただくと、070-9016-3277、こちらでも予約を受けたまっています。
わかりました。ありがとうございます。
表現ユニットエンブレさんについて、それから公演についてなど、ホームページやSNSでも発信されていますか?
ホームページもありますし、ツイッター、いつも稽古の状況だったりですとか、どんな感じで私たちの舞台を作っているか、
あとは公演についての詳細も載せさせていただいているので、ぜひチェックしていただけたら嬉しいです。
わかりました。ここまでたくさんのお話を伺ってまいりました。最後になりますが、ラジオの前の皆さんにメッセージをお願いします。
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キャストスタッフ力を込めて、本当にお客様に良いものをお届けすべく一生懸命頑張っていますので、どうか劇場に足を運んでいただけたら嬉しいと思います。
本日は表現ユニットエンヴィルの田村可憐さんにお話を伺いました。どうもありがとうございました。
ありがとうございました。