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2023-05-09 30:00

ゲスト:熊谷充紘(twililight /トワイライライト店主)「むんぱれTuesday/by DJナオエレーヌ」2023年2月7日放送

三軒茶屋の本屋&ギャラリー&カフェ「twililight」(トワイライライト)の熊谷充紘さんをゲストにお迎えしたトークをお届けします。

 

●「twililight」は、店主の熊谷さんにとって「ほっとできる場」である三つを合わせ、2022年3月に茶沢通りのビルの3階・屋上にオープンしました。熊谷さんのセレクトによる外国文学、詩集、画集等をはじめ、自ら出版を手掛けた書籍など、“感性を開く”希少な本が並んでいます。

 

●また、絵画や写真作品などの企画展示、丁寧に淹れたコーヒー等を楽しめるカフェに加え、空を眺められる屋上もあり、一日の小休止の場として人気を集めています。

 

●余計なことや無駄なことを切り捨てるのでなく、余白時間がもたらす気づきを大切にする気持ちから、店名にあえて余分な「li(ライ)」を入れています。

 

●番組では、twililight誕生の経緯、オリジナル出版の書籍紹介、また、熊谷さんが海外文学に開眼するきっかけとなったポール・オースタ―や、翻訳家の柴田元幸さんとの出会い、大手企業から独立して始めたignition galleryの活動、そして、今後予定されている朗読会やトーク・イベント等についてお話しを伺います。

熊谷さんが紡ぎ出す美しい言葉の世界、是非、お聴きください!

 

■twililight https://twililight.com/

火曜&第1・第3水曜休み

〒154-0004 東京都世田谷区太子堂 4-28-10 

鈴木ビル3F・屋上

Twitter: @twililight_

Instagram: @twililight_

 

■番組へのリクエスト・ご意見はこちらから↓

https://www.radicro.com/request/munpare.html

 

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むんぱれTuesdayその日の店主
皆さんこんばんは、ナビゲーターのナオエレーヌです。
むんぱれTuesday第一週その日の店主。この番組では、私が気になる様々な分野で活躍しているゲストをお迎えしています。
番組名は、小説家で放送作家であった中島良雄さんの衛生から来ています。
日々生きているとですね、心が折れる瞬間もあるかと思うんですけども、この番組を聞いて新たな視点、生き方、考え方を知ることで
リスナーの皆さんの世界観が広がって少し心が軽くなったり穏やかになったりする。
そんな風にこの番組が皆さんにとってのその日の店主になれたら嬉しいです。
ということでですね、今回は多くの人にとってまさにその日の店主になっているのではないかと思う、とても素敵な場を作られたゲストをお迎えしています。
熊谷光寛さんです。
こんばんは。
熊谷さんが作られた場というのが三軒茶にありまして、実はレディクロの東京ステーションもですね三軒茶にあるんですけれども、
本屋&ギャラリー&カフェ、トワイライライトというところなんですよね。
早速なんですけど熊谷さんちょっと自己紹介も兼ねながらどんなお店なのかちょっとお話いただいてもいいですか。
そうですね、2022年の3月11日にオープンしたんですけども、本当まさに皆さんにとってほっと一息つける場所が作りたいなというのが最初にありました。
それが僕にとっては本屋でギャラリーでカフェだったんですね。
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三軒茶屋というところでちょっと家賃が高いところもあったりするので、なるべくいろんな入り口があった方がいいなというところで、
本屋だけではなくカフェだけではなくギャラリーだけではなくその3つ、あとイベントと出版という5つの軸があれば楽しく皆さんと一緒にやっていけるかなというところでオープンしました。
昨年の3月にオープンされたってさっきおっしゃってましたけど、残念ながらちょっと私実は最近まで知らなくて、ある情報誌が書店特集をやっていて、そこで知ってこんなところが三軒茶屋にあったんだって思って行ったんですけど、
入った瞬間にこの空間好きとかって思って、置いてあるその本とかもこれなかなか大型書店で見かけないよなっていう本とかいろんな珍しい本があったのと、
あとギャラリーも併設してて、私最初に見たのは絵画をやってらっしゃるアーティストさんだったんですけれども、あと置いてある出してくれるカフェとかも、実はニコラっていう同じビル内にあるカフェがあってそこのデザートも出してくださるってことで、
私の好きなものが全部ここにあるとかと思って、とっても感激したんですよね。初めてお店で買わせていただいたのが谷川俊太郎さんの幸せについてという刺繍だったんですけれども、これも76社っていうなかなか私があまり聞かない大手ではない出版社なのかなって、
だから絶対ここでないとこれ会えないなこの本と思って、とってもとっても感激したのを覚えてるんですけれども、このお店でやっぱり出会える者たちっていうのは、小川さんが全部セレクトしてるってことですよね。
そうですね。基本的に大手と言われる取り継ぎとは契約してないので、自分で選書して注文しないと本が入ってこないというところで、基本的にはそういう返品システムもないところなので、自分で買い取りをするんですよ、全ての本を。
本を自分が本当に好きな本とか興味がある本をまずは基準にして選書していて、特に僕が好きなのが外国文学とか、詩歌、詩集とか文化人類学とかあとの本なので、ちょっと同じとそういう本が増えてるかなとは思うんですが。
なるほど。本を選ぶ上で大切にしてると、やっぱり自分の感性に響くものって基本ってことですかね。
その感性を開いてもらえそうな本というか、そういう世界の奥行きを見せてくれそうな本かな。例えば詩集とかもそうだと思うんですけど、知ってる言葉だけど何か結びつきによって知らない世界を教えてくれたりとか、アートもそうですし、
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外国文学も国が違っても同じ考え方をしてるんだとか、やっぱりこんなにも違うんだとか、そういう発見がありそうな本とか、そういう本を選んでるかもしれないですね。
なるほど。だから外国文学を好きなのはやっぱりそういう違う視点で考えさせてくれるってところなんですよね。なるほど。でもあれですよね、トワイライライトさんは本も出版している。
そうですね。はい。
これはどんな本を出されてるんですか。
お店始める前にコロナ禍があって、もともとフリーランスで演習とかイベントの企画とかしてたんですけど、コロナ禍でイベントが全て一旦中止になった時があって、その時に何しようかなってときに、
しばさきとぼうかさんっていう幕田川小作家がいるんですけど、彼女に宇宙の日っていう短編がありまして、それはダンスロックバンドのロボっていうバンドが日比谷夜音でライブを毎年5月5日とかゴールデンウィークにしてるんですけど、
それも2020年中止になってしまって、そういうライブとかも体験できない状況だったんで、その宇宙の日はそのライブの模様をひたすら書き続ける短編だから、それを出版すればみんな読むことで少しでもライブを体験できるかなっていうところで一番最初に出版して、
その後アメリカニューヨークに住んでるバリー・ワグローっていう作家がいるんですけど、住んでるところがまさにコロナの震源地って言われるようなクイーンズの病院の近くに住んでて、毎日そういう救急車とかのサイレンとかが鳴り響いてて頭がちょっとおかしくなりそうだっていうときに自分が正気を保つためにグーワを書いてたんですね、すごく短い。
それが書くたんびに日本の絵でいつも翻訳している翻訳家の柴田本由紀さんに送って、柴田さんが訳してっていう、そういうバリーと柴田さんのやりとりがあって、12編溜まったときに柴田さんから連絡をもらって、ちょっとこれをイグニッションギャラリーで出せないかっておっしゃってくださったので、それを小さな冊子にまとめて、まだアメリカでも出されてないんですけど、そういうふうにまとめたりとか、
あと僕がカフェが好きで、でもコロナ禍でカフェに行くこともできなくなってしまって、自分の輪郭っていうのはそういう外に出て行って他者と接触することで自分の輪郭が作られるんだなってすごい実感してたから、そういう感謝の気持ちとか、そこで食べたことを忘れないためにそのカフェで食べた感想の冊子をまとめたりとか、それが最初の3冊始まりだったんですね。
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なるほど。でも今も結構定期的に出されてる感じなんですか?いろんな方。
そうですね。問われると初めてからは3冊出していて、小山田博子さんっていう芥川小作家がいるんですけど、小山田さんが日経有感で半年間連載していたエッセイがありまして、
それが小山田さん的にはあまり広島に住まれてて、広島は日経の有感が来ない地域で、誰にも読まれている実感がなかったってことをおっしゃっていて、それを聞いてすごくもったいないと思って、それも2020年後半の半年間の毎週のエッセイで、すごくその時の記憶とかがいることが残ってたりとかしたので、
これをまとめさせてもらえませんか?っていうところで、小山田さんにとって初めてのエッセイ集っていうものを、パイプの中のカエルっていうのを5月に出させてもらったりとか、あと先ほど名前を言ってたんですけど、翻訳の柴田本幸さんが各地で僕は朗読会を企画させてもらってて、その中でレベッカ・ブラウンっていう作家のゼペットっていうすごい短い作品があって、
それが日本で翻訳されてなかったんですけど、とても厳しくて優しくて大好きな作品だったので、それもぜひ出させてほしいってお願いをして、それがピノキオの語り直しのお話なので、だったらこれ本にしたらいいかなということで、
レベッカ・ブラウンの作品に合いそうなっていうところで思い浮かんだ金井富貴さんに絵を描いてもらって、短い本にした6月に出したりとか、あとは足立真理子さんっていう言葉と絵による活動を続けてる作家さんがいるんですけど、
足立さんは陣とかも出されてて、それを足立さんが個人でやられたりするので、トワイライトで取り扱わせてもらいたいっていう風にお願いしたら本人が納品しに来てくださって、それで店内見て屋上を見てくださって、そしたら屋上で黄昏の朗読会がしたいっていう風に本人がおっしゃってくださって、
それを8月に開催したんですけど、その時に初めて詩を発表してくれて、その詩がとても良かったから、その黄昏の朗読会を元に詩集を作って、彼女にとって初めて言葉だけによる詩集っていう形で、11月に刊行した世界に放り込まれたっていう詩集があって、それが今のところ3冊刊行してます。
今聞いただけでも全て素敵な本ですよね。黄昏の朗読会って、その響きだけでもすごい素敵だし、さっきちょっとおっしゃってたの、ゼベッタの本で、厳しくも優しいって、なんだろうこれとかで思ったんですけど、すごい言葉の選び方が非常に細かいさん、素敵というか、思ったんですけど。厳しくて優しいってどういう意味ですか。
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それは、ゼペットっていうのはおじいさんなんですけど、ピノキオを作る。でもピノキオはそのゼペットの中では生きたくないって言うんですね。おじいさんのゼペットは木の人形を作って本当の男の子になってほしいって願って作ってるんだけど、ピノキオは生きたくない、生まれたくないんだって言い続けて、それを拒否し続ける。
だから誰しもが生まれたいわけではないというか、生きたいわけではないっていうある種の厳しさっていうのがあるんだけど、でもゼペットはとてもいい人でみんなに愛されていて、最後死んでいくんですが、そこで人形のままだったピノキオが男の子になって息子になって、お父さん愛しているよって終わっていくってところが、
最後そういう希望を感じさせる終わり方になっていて、だからその突き放すだけじゃなくて、そういう祈りっていうものは通じるんだっていう優しさっていうのもあるっていうか、なかなか生きる人によって捉え方が変わると思うんですけど、そういう開かれた物語だと思いますね。
なんかその熊谷さんが惹かれるストーリー性というかっていうのは何か共通しているものあるんですかね。
どうですかね、でもまあでもそういった、どっちかといえばそういう明確なストーリーがあるというよりは、何かそういう曖昧さがあるものとか、考える余地があるものが好きかもしれないです。
そういう意味ではなんかやっぱりアートもね、やっぱり共通するものがありますよね。絵とかもそうだし、現代アートとかもそうだと思うんですけども、
パッと見じゃ簡単な言葉で説明できないものがあって、そこが患者にいろんなことを考えさせるようなものを誘発するしっていう意味でも、すごく私も現代アート好きなので、とてもわかるなと思ったんですけども、
今、トワイライライトさんの方でギャラリーがあるっていうことなんですけども、こちらで展示されている作品っていうのは、これも熊谷さんのセレクションなんですか。
そうですね、基本的に僕が展示して欲しい人とか、この空間に合うなと思った人とかに依頼をしているのが多くて、たまに持ち込みの企画の方を見出してあるので、そこは一緒に相談して、その空いてる期間にやってもらったりっていうのもありますね。
大体2週間ぐらいとかですか。
いや、自分で企画してるのはわりと1ヶ月弱ぐらいのことが多いです。なるべく見に来てほしいので、なるべく期間を長くとっているところはあります。
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それはやっぱり若手作家さんとかが中心なんですかね。
そこまでは考えてはいないですかね。その持ち込みの方は、なるべく若手の方とか、今まで展示したことがなかったってことを発表する場合にできたらなっていうのはあります。
いいですね、そういういろんなチャンスを作家さんに与えていく場としても機能してるし。
私はなんだろう、テレワークとかを最近すごくよくしてるので、煮詰まったときにトワイライトさんの方にお邪魔させていただいて、アートも体験できるし、コーヒーもそこで飲めるっていうところで、本当にすごく落ち着けてよかったんですけれども。
ちょっとお聞きしたかったんですけれども、このトワイライトさんっていう名前、トワイライトじゃないんですよね。これはどういったところから来てたんですかね。
結構長くなりそうなんだけど、屋上があるので、ちょっと空が近いってことで、何かそういう空を連想させるような名前がいいかなとか、ほっと一息つける、ぼーっとできる、上の空になれるみたいな、そういうイメージがあって。
それで空でぼーっとできてなると、僕はトワイライト、黄昏時がすごい好きな時間で、一日の中で一番美しい時間だと思うんですけど、それで自分がすごいちっぽけだと思うし、もうこれで何もいらないなって思うんですけど、
でもずっとぼーっとしてる間に、だんだん自分はこういうことをやりたかったなとか、こういうことに違和感を覚えてたんだなとかっていうふうに思い浮かんできたりすることが多くて、だからこんなちっぽけな自分だけどやりたいことが思い浮かぶっていう、そういう人間の愚かしさとか、でも愛おしい部分があるなと思ってて。
これから私を見せ始めるのは、自然にとっても、自分にとってもなんかちょっと余計なことではあるなと思ったんですけど、でもそういう余計なこととか無駄なこととかが今は切り捨てられてしまって、なんかちょっと窮屈に感じることが多いから、なんかそういう余計なこととか無駄なことをなんか天秤に込めたいなっていうのは思っていったときに、
世田谷線に乗っていたら、小さな子が次はサンジャンジャヤですみたいな言ってるのが聞こえてきて、サンジャンジャヤっていい響きだなと思って、あ、だったらトワイライト、トワイライライトっていいかもしれないなっていうふうに思って、
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トワイライトっていうのがなんか歌、鼻歌みたいで、なんかちょっと元気になるような気がしたし、なんかライライっていうのがなんかちょっと星のきらめきとか、黄昏時に一番星を見つけて嬉しいなと思う気持ちとか、なんかそういう気持ちが自分にもあったんだなっていう、知らせてくれるなんか光のような感じもしたから、
そのトワイライトに一つ余計なライを付け加えることで、なんかそういう意味を込められたらなと思って、トワイライライトっていう名前にしました。
いやー、なんか美しいお話ですね。なんかその、このトワイライライトを今やってるわけなんですけども、ちょっと私個人的に熊谷さんがどういう人なのかなっていうのがとっても興味があるんですけど、もともと読書家だったんですか?
そうですね、その、まあちょっと田舎に行って、まあちょっと閉塞感みたいなのを感じていた時に、同級生にポール・オースターっていう作家がいて、すごく面白いよって教えてもらって、それをポール・オースターのムーン・パレスだったんですけど、それを読んだらなんか本当に、
この目の前にあるものだけがこの世界だけじゃないんだっていうか、全然違う世界があるんだなって教えてもらったんで、それで外国文学が好きになって、割とそれを支えにしてやってきたってところがありますね。
そういうキャリア的には、そういう出版関係の仕事をされてたんですか?
フリーランス、トワイラライトを始める前に10年くらいフリーランスをしてて、その前はその前の会社では編集をしてましたね。
その時は企業にも勤めになってたわけですよね。
なんでフリーランスになろうって思い切ったことをしたんですか?
仕事が向いてないなっていうのはありましたね。スピードとか効率を求めてられたりとか、自分の考えをわかりやすい言葉に伝えたりとか、そういうのすごく苦手だなと思って。
そういう仕事ができない人間がフリーランスになっても成功するはずないだろうって言われたりもしたけど、それで辛い思いをするよりは、一回自分でフリーランスで好きなようにやってみたらいいんじゃないかなと思って。
なるほど。それで始めたのが、さっきお話に出てたイグニションキャラリー。
そうですね。
この活動ってどんなことをやったのか、もう少し詳しく教えてもらってもいいですか?
そうですね。最初は銀座に場所があったので、そこで若手の作家志望みたいな方が作品を発表できて、さらにそういう友人関係だけじゃなくて、後にクライアントになり得るような人にも作品を見てもらう場にしたいということで、展示とイベントを企画し始めたんですね。
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そういう何かクリエイターみたいな人をゲストに呼んで、クリエイターとかクリエイターに興味があるお客さんに作品を見てもらいたいというところから始めて、その場所がなくなってからは、全国のいろんな場所とかカフェとか本屋とか、あと電車とか、そういうところで合わせた展示とかイベントとかをしていました。
基本やっぱりアートの展示。
そうですね。アートの展示が多かったんですけど、そういうライブとかもしてたし、電車ってさっき言ったんですけど、それは京都の永山電車っていう単線がありまして、出町柳から倉間まで繋がってるんですけど、
そこの走る電車でいろいろライブとかしてた縁で、朗読劇銀河鉄道の夜っていう、作家の古川秀夫さんが主催している劇団というか朗読劇があって、その中に本役の柴田茂之さんがメンバーの中にいらっしゃって、それで初めてお会いしたんですけど、
それで知り合って、もともと僕はファンだったというか助けられてたから、そういう話をして、そしたら柴田さんが責任編集を務めるモンキーっていう雑誌が創刊されるっていうタイミングが来たので、
じゃあちょっと僕いろんな本屋さんとかでその創刊記念イベントさせてもらえませんかみたいな、そこでつながりができて、全国の本屋さんとかで一緒にいろんな、モンキーだけじゃなくて柴田さんの翻訳本が刊行されるときには一緒に行って、刊行記念イベント、朗読会をやらせてもらってっていうのが今にもつながってるって感じですかね。
じゃあなんかフリーランス正解でしたね。
今自分のペースでできたのがすごい良かったかなと思います。
そうですよね。本当にでも今好きなことしかやってないじゃないですか。
そうですね、はい。
そしたら幸福度がかなり倍増しましたか。
いやもう本当に全然違いますね。
なるほど。今のお店が開店するまでのちょっと経緯っていうのもちょらっとお聞きできればと思ったんですけど。
今鈴木ビルっていうビルの中の3階にトワイラライトがありまして、その2階にカフェニコラっていうカフェがあって、そのニコラと友達で、ニコラが2021年の11月ぐらいかな。
なんか上の物件が開いたからどう?って誘ってくれたので、声かけてもらえたのが嬉しかったから、じゃあやるよって感じでやったんですね。
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なんかでもやっぱり構想的には、なんとなくさっきおっしゃってたみたいに自分の好きな3つのものを何か合体させるっていうのは結構当初からあった感じですかね。
いやでも本当に自分のお店をやりたいっての全然なかったので、晴天の霹靂だったんですけど。
ニコラとはいつもイベントをやってる仲間だったから、ニコラをなんかその3階をイベントスペースにしたらどうかなみたいな風な思いがあったみたいなんですけど、
僕はなんかそのもうコロナ禍もあったし、なんかそういうイベントっていうよりはもうちょっと本当にホッと一息できるとか、なんか知らない人同士が安心して一緒にいられるとか、
なんかそういう場所にしたかったから、そこで本屋とギャラリーとカフェかなっていうのが思い浮かんできたって感じですかね。
なるほど。実際に開店してどうですか?今もうまだ1年経ってないですけど。
そうですね。いやでもそういう常連さんみたいな方も来てくださって、本当に良いお年をとか、明けましておめでとうございますとか言えたのすごく嬉しかったし。
お客様としては私が行った時は結構女性が多いなと思ったんですけど。
そうですね。いろんな男女の方いらっしゃいますけど、女性で一人で来られる方が割と多いかもしれないです。
やっぱり落ち着けるスペースですからね。なんかこう来店した人たちからの反応とかってどんなのがありました?
そうですね。時間を忘れられたとか、時間が解けたとか、とても心地が良かったとか、リフレッシュできたとか、そういう言葉をいただけるととても嬉しいなと思います。
いいですね。時間が解けたっていい言葉ですね。何ですかね。扱ってる本の中で結構最近こういうのが売れてるとか何か傾向ってあります?
傾向はちょっとわからないですけど、最近売れてるのは赤染明子さんのジャムパンの日っていうエッセー集で、パームブックスっていう一人出版社の本で、
最近11月とかに一人で出版社立ち上げたんですけど、その赤染明子さんって芥川賞作家なんですけど、結構48歳とかで早く亡くなってしまって、
その人の初めてのエッセー集がめちゃめちゃ面白くて、それはもう本当に100冊ぐらい売れてるし、
あとは大崎さやかさんっていう詩人の方が初めて出したエッセーと小説がまとまっている、
面を開けてご覧リリックするからっていう本とか、あとは前田山さんっていうモデルでエッセーとか書かれてる方が初めて出した小説集の動物になる日とか、そういう本がよく売れてるかなと思います。
ありがとうございます。いろいろさっきおっしゃってたんですけど、イベントをよくやってるってことなんですけど、今後何か予定されたイベントなんかあったら、ぜひちょっと教えていただけるといいですか。
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2月2日から27日に先ほど行ったゼペットの金井風紀さんの原画展がありまして、その中でいろいろとイベントもあるのと、
あと2月11日に金井風紀さんと菊池由美子さんを招いて、シナモンロールホームパーティーっていうシナモンロールを食べながら打ち明け話をして、自分にとってのホームを見つけようっていうパーティーだとか、
2月17日には源氏物語のアーサー・ウェリー版っていう本があるんですけど、紫式部の源氏物語をアーサー・ウェリーがイギリス語で翻訳して、それをまた日本語に戻し訳したっていう源氏物語があって、それがめちゃめちゃ面白くて、
その面白い理由をその役者の一人である森山恵美さんと、あと文学研究者の小川奇妙さんで一緒に読み解くイベントとか、あとはまた3月に展示を予定していたりとか、あとゼペットの観光記念原画展を他の森岡に行ったりとか宮城に行ったりとかそういう予定がありますね。
インスタグラムとかホームページとかご覧いただけたらと思います。
わかりました。ありがとうございます。ちょっと時間もあれに迫ってるんですけども、最後にちょっと生きているうちに実現したいことなんかあったら教えてもらってもいいですか。
生きているうちに実現したいことか。
もうやってるか。
いやもう本当に日々日々それを実現している感じですね。
じゃあ悔いないですね。
いや本当に悔いはないです。なんか本当に自分のお店やって日々自分で一気に開いてる、そこに皆さん来てくれて生かされてるって感じなんで、なんか本当にそれが実現できてる感じがしますね。
素晴らしいですね。なんかいろいろこうちょっとお話聞いててとっても勇気が湧くし、また今後もぜひトワイライトさんで私も一息つかせていただけたら嬉しいです。
ぜひ。
ありがとうございます。熊谷さんとってもいい声してるんで、ぜひ朗読会で熊谷さんもぜひ自分の本を朗読していただけると嬉しいなと思いますので、よろしくお願いいたします。どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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