2026/07/22
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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
先日書類を書いていて、「寄贈」という文字を入力しようとしました。 品物とかお金を贈るという意味の言葉です。
例えば、大谷翔平選手が全国の小学校にグローブを寄贈したというニュースがありました。 ところが、「きそう」と言っても変換されません。
あれ?と思って調べてみたら、いつの間にか、「きぞう」が主流になっていました。 本来の読み方は、「きそう」なんですけれども、今はもう、「きぞう」じゃないと変換されない場合が多いようです。
似たような言葉が他にもあります。 既存がそうです。すでにあるという言葉です。
今は既存という読み方も認められていて、どちらも間違いではないんですが、私はやはり既存の方が馴染みがあります。
依存もそうです。スマホに依存する。 本来依存なんですけれども、NHKは2014年に放送で優先する読み方を
依存に変更しました。 依存症という言葉が広く使われるようになって、口に馴染んだことが理由とされています。
こうやって言葉っていうのは使われれば使われるほど濁って発音しやすくなっていくものなのかもしれませんね。
数字の読み方にも似たような変化があります。 7ですが、電話番号などでは7と読むことが増えています。
7と1が聞き間違えられやすいからです。 ただ日付になると話は別です。
17日を17日とか、27日を27日と読むのを聞くと正直とても抵抗があります。
これはやっぱり17日だし27日でしょうね。 聞き間違いを防ぐための7と、単に言いやすさで置き換わっていく7は分けて考えたいところです。
0と0についてもそうです。このことについては去年10月のNHK放送用語委員会で議論されて、電話番号とか郵便番号に出てくる読み方、
これは0ではなくゼロ優先に変更することが決まったと、今年の年明けに発表されているんです。
東京033501と読んでいた電話番号は東京033501と読むと、郵便番号の346の0016は
0016と読む。この方が優先されたっていうことです。
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0と読むのも間違いではないんですが、0を優先するようにしたっていうことなんです。
これまでも0と言ってもいい言葉ってのがあって、それは何だったかっていうと、ないということを強調する場合と、固有の読み方が決まっている場合、
この2つは言ってもいいよっていうことになってたんです。例えば死亡者ゼロの日とかゼロベースとかですね、そういう場合はゼロと使ってもいいよってなってたんですね。
ですがそれが郵便番号とか電話番号に広がったっていうことなんです。
でも考えてみると確かに電話番号090と読む人より090と読む人の方が身の回りに多い気がします。
実際の調査でも電話番号は実に95%郵便番号は91%の人がゼロと読むと答えたそうです。
ゼロの言葉をちょっとたどっていきますと、もともとは英語あるいはフランス語のゼロに由来する外来語です。
他の数字1,2,3はどうかというと漢字の音読みなんです。
ゼロについても同じく漢語の例で統一しようという考え方がこれまでのルールの土台にあったわけですね。
こう考えていくと数字が1つだけ英語読みになる、フランス語読みになるというのはちょっとちぐはぐな感じがします。
NHKで示していた霊の読み方の基本ルールは半世紀以上使われていたんです。
それがゼロと読まれることが圧倒的に多いという理由で変わりました。
ただ気温については0度0度以下として残っていくようです。
これも今後0度とか0度以下っていう人たちが多くなっていったらNHKのこのまた会議で変わっていくのかもしれません。
言葉は正しさと使いやすさの間でこうやって少しずつ形を変えていくものなんだろうなぁとも思いますが、
本来はこうと知った上で今の使われ方も柔軟に受け止めていきたいなと思います。
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それではまた明日。
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