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日替わりコメンテーターが独自の切り口で、 多様な視点を提案するCatch Up。
火曜日は、RKB神戸金史解説委員長・ 神戸金史のBrush Upです。
神戸金史のブックレットのサイズの本が、 放送で気になる言葉2025に載っていました。
2025年に出たばかりかと思って、 ペラペラとめくっていたら、結構面白くて。
日本新聞協会が出しているんですね。
新聞なのにと思いますが、放送文化会というのがあって、
東京議局や通信社が中心になって、 NHKさんも入って文化会を作っていて、
そこで気になる言葉を書き出して、 日本中に共有しましょうということで。
放送局にはありますが、 一般の本屋さんにはないんだそうで、
新聞協会さんのホームページから 購入はできるそうです。
これは税抜き600円ですね。
これは見てて面白かったんですよ。
知らないことも結構あって、 そうなの?と思ったんですよね。
総理大臣と呼ぶのが昔からの慣例で、 日本では総理って言ってますけども、
首相って言い方もありますよね。 新聞は首相なんですよね。
これは僕ら習慣としてそうしてきてるんですけども、
何で総理って言うんだろうって、 僕考えたことなかったんですよ。
もう覚えておこうと思っただけなんだけど、 何でだと思う?
この本にちょっと書いてあって、 そんなのか?って。
何で総理と呼ぶか? 首相じゃなくて。
新聞でもね、石場首相っていうふうに、 新聞ではそういうふうに表記されてますもんね。
我々放送でテレビラジオで言うときは、 石場総理っていうふうに。
この本にはね、例えば総務大臣を総務省 っていう新聞では書くけど、
総務省って言うと省庁と勘違いしたでしょ。 だから総務大臣って言いますよね。
これは僕も当然そうだなと思ってたんだけど、 この放送で気になる言葉によりますと、
○○省ではなくて○○大臣を 首相とすることを基本としてます。
なので内閣総理大臣もそれに合わせた形で 首相ではなくて総理と呼ぶようになったと考えられる。
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と書いてあって、そういうことか。
だったら覚えやすいよねって思いましたね。
それはそうだなと。
そういうふうにちょっとしたことがね。
あと書き言葉を我々放送では話し言葉に 変換するっていうところもありますかね。
村上総務省って言ってもね、 村上総務大臣って言わなきゃ分からないですもんね。
省庁のほうかなって勘違いしちゃうからね。
例えば定時炉、T時炉っていう項目があって、 多くの時点は定時炉。
コーツ平定の定、漢字の定で載ってますと。
定時型に交差している炉。
ところが近年ではY字炉やS字カーブなど アルファベットの形状をたとえに使うところから
T時炉と表記したり発音することも増えた。
どっち言ってる?
T時炉のほうが分かりやすいのかなと思って使うように。
放送ではどうですかね。
放送本来は定時炉なんですけど、
それで苦情が来たこともある。
あの人はTを定って言うのかみたいな。
Dをデーって言うのか。
そういうニュアンスで取られて。
定、十字炉っていう漢字じゃないですか。
同じように定は漢字の定を立てるっていう表記ですけど。
でもY字炉もできちゃってるからね。
だからそれもまさってT時炉。
この本の中に書いてあったのは、
道路交通法には定時炉と記述されてる漢字で、
正式な法律用語は定時炉である。
正式なのは法律用語としては定時炉なんだな。
現在では定時炉を誤りと誤解している人もいるようだった。
なるほどね。
どっちが正しいかっていうことではなくて、
こういう経緯でこうなってきたよとか、
今どうなってるよみたいなのが、
2025年の段階で今こう判断してますよなんて。
面白いなと思いましたね。
大事なのは本来の意味がちゃんと伝わってるかどうかっていうかですね。
その形、Tにしろ定にしろ、あの形ねっていうのが頭に浮かぶことが大事。
そうですね。漢字が間違いではないっていう。
そうですね。
ダントツっていうのが出てましたよ、ダントツ。
ダントツのトツって何だと思いますか?
僕は考えたことなかったんですけどこれ。
何だと思う?
トップですね。
知ってた?そう、僕知らなかったんですよね。
これ読んでて断然トップを略した俗語なので圧倒的に強い際立っている。
それは意味はそうですね。
でもダントツが断然トップのトツだという意識をしたことがなかったんですよ。
でも断然トップだからダントツの再開はおかしいと。
おかしいですし、ダントツの一位もおかしいですけどね。
トップの一位から。
多いんですよ、今もうダントツ一位でとかっていうのをよく聞く。
なるほど。
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ダントツの主義は意味が重複していることになる一種の強調表現ともいえるが、
違和感を覚える視聴者もいるかもしれないというふうにここに書いてますね。
なるほど。
というような感じで、ちょっとした腑に落ちるところがいっぱいあるんですよね。
これはこの本放送で気になる言葉を。
本当に100ページ余りの薄いブックレットサイズですけど、
面白いです。びっくりしました。
で、たまたまこれを昨日見つけて広げていて、
思い出したのが先週のこの放送。
マガジンのコーナーで中谷さんがおっしゃった体験型リアル脱出ゲームの話をしたときに、
一瞬驚いたのは、小学生ぶりに体験したって言ったよね。
私自身は覚えていなかったので、それくらい自然に誤って使ってしまっていたんですけど。
でも本当、若い世代で、10代、20代の方でそういう言い方をされる方、最近よく耳にするようになりましたね。
放送は基本的には日本語をきちんと喋ろうって言うんだけど、時代によって変わってもいいと思います。
だけど多分ちょっと遅いんですよ。言葉については保守的だと思います。
僕はその方がいいと思っていて、放送でも自然と使ってもおかしくないようになっていったときに、
だんだん辞書にも入ってくるのかなという気もします。
前のめりにやりすぎると、1年くらい無くなっちゃう言葉っていっぱいあるので、
言葉としては保守的に放送はいた方がいいんじゃないかなと僕は思っているんですけど、どうですかね。
それで僕もいいなと思っています。
ちなみに何年ぶりという言い方は、数字を入れていくのが基本ですよね。
機関を表す言葉が入りますよね。
なので、卒業式ぶりのように数え始める時点が入ってしまう言葉使いはもうおかしいですよというね。
小学生ぶりもね、ちょっとこれは良くなかったんだけど、
先週ちょっとうっと思ったけど、それをちょっとそれは去っていこうかなっていう、訂正する時間がなかったので。
どこから始まったのかっていうその起点を言う場合は、以来っていう言葉を使った方がいい。
卒業式以来、小学生以来。
これはね、自然とそういう風になっていった方がいいなと思うんですけど、
ただね、若い世代の人がどうしてもここに違和感を感じなくなってきているのも確かかなっていう気もします。
例えばこの本に上がっていた例ですが、勝ったのはいつぶりだろう。
スポーツ選手のコメントでよくこんな言い方が出てきます。
いつぶりって確かによく聞きますね最近ね。
これは小学生ぶりと同じですね。
そうですね。
いつぶり?小学生ぶりじゃないですか。
だけど、これは多分いつからと何年ぶりを合体省略してしまったのかもしれない。
いつから。勝ったのはいつから。いつ以来だろうっていうことで。
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何年ぶりだろう。いつぶりだろう。
第20回大会ぶりですね、などと言ってしまわないように注意したいと書いてあって。
それで昨日手に取ったらこれが出てたんで、先週あったと思って。
ごめんね、ちょっとね。
勉強になりました。
一つ一つこういうことに少し違和感を感じたり、おかしかったかなと思った方がいいんじゃないかなと思ったので、
昨日見つけて、これ明日持ってこようと思って用意してきたんです。
言葉はやっぱり面白いですよ、本当に。
この中で知らなかった、雨模様。
雨模様って花音さんだったら習うでしょ。どういう時に使うか。
わかる?
もうすぐ雨が降りそうな。
そうそうそうそう。
よかった。ちょっと今手ドキドキしたんだけど。
降ってるんじゃないんだよね。降りそうな天気で言う。
でもね、普通に降ったり止んだりしてる様子みたいなのも雨模様って伝う人が多くなっていますねと。
この新しい意味を併記している辞書も増えているが紛らわしいので天気予報では使わない方がいいと書いてますが、
僕が知らなかったのは、なぜ雨模様というのか。
そこは大事ですよね、確かに。
この本によると、放送で気になる言葉202号によりますと、もともとは雨模様、雨模様と言っていた。
なるほど。
模様ってどんな字格かというと、開催の際、模様す。模様い、雨模様い。だから模様す。
雨が来そうだとか。
模様すわけですよね。だから今にも、模様すって言うとトイレのことを考えますけど、
ただ本当に降っちゃったら大変なことになるんで、降ってないわけですよ。
だから雨模様、それが雨模様になったと、後から漢字がついてきたっていうことらしいです。
この本で文章をちょっと知って、これを知っていれば絶対間違わないなって思いました。
雨模様、あ、模様すのか。模様してるからまだ起きてない。
政府であるという風に考えればいいんだなと思いました。
それからね、穿った見方よくありますよね。
穿った見方。疑ってかかるような見方をするという漢字で使うことが多いですよね。
でも本当は、雨が石を穿った、花を掘ったという意味ですね。
だから鋭く物事の本質を捉えようとする視点で見ているっていうのが穿った見方。本来のね。
でもそうでない言葉を疑ってかかるような見方をする。
あの人は穿った見方をするからねって言い方をしちゃう場合があるわけですね。
それが48%に上っていて、正しい物事の本質を捉えた見方とするは26%。逆転しちゃってるということです。
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こういう意味でこの本の中では、もはや否定的使用を誤用とは言えないかもしれない。
なんていう風に書いてます。
ただしその使う場合は、鋭く穿った見方という風に言えば肯定的に使えるし、
穿ちすぎた見方って言えば否定的にも使えるよねということで、
放送で使うときはいろんな言葉遣いを気にしながらやってみましょうという提案がなされています。
これは一般の方が読んでもとても面白い簡単なブックレットサイズの本なので、
新聞協会のホームページから購入できるそうですね。おすすめです。
放送で気になる言葉202号でした。
ここまでキャッチアップお送りしました。