2026/06/10
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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
今日は、紫外線のお話をします。 紫外線対策と言いますと、昔はどちらかというと美容のお話だったと思います。
日焼けをしたくないとか、シミを防ぎたいとか、肌を白く保ちたいとか、もちろんそれも大事なことなんですが、
でも最近は、この美容のためだけではなくて、体を守るため、目を守るため、そして仕事とかスポーツを安全に続けるためといった形で、
紫外線対策は美容から安全対策に、その意味が少しずつ変わってきているようです。
例えば、車の窓に貼るUVカットフィルムがありますよね。 昔は、車のフィルムと言いますと、外から見えにくくするとか、
車内を少し涼しくするとか、そういうイメージが強かったように思います。 でも今は、透明に近いフィルムでも、紫外線をカットしてくれる商品がたくさんあります。
そして、象徴的だと思ったのが、今日のタイトルにもなっているんですが、高校給仕のサングラスです。
高野蓮公認商品というのがあって驚きました。
私のイメージは、真夏のグラウンドで白いユニフォームが躍動するという姿なんですが、そこにサングラスというと、高校給仕がサングラスなのかって思ったりしますが、
でも今は、そういう時代ではなくなってきているっていうことなんですね。
高校野球の用具のルールでも、サングラスは条件付きで使えるようになっています。
反射の強いレンズは避けるとか、試合の前に申し出るという、そういう決まりはあるんですが、目を守る道具としてちゃんと位置づけられています。
これは決してオシャレの話ではありません。
眩しさを防ぐとか、ボールを見やすくするとか、目を守るとか、プレーの安全を守るとか、そういうサングラスも一つの防具になってきたということです。
ここで一つ思い出したことがあって、ちょっと前の話なんですけど、ロサンゼルスに行った時に日差しの違いを強く感じたんですね。
同じ太陽の光のはずなのに、なんだか光が鋭いなっていう。
影がくっきりしてるなとか、空気が乾いてるなとか、ビールを飲んでもすぐ蒸発しちゃうなみたいな感じがあったんですよね。
肌に直接光が届くというか、差す感じがあるなって思いました。
これはもう日本の日差しとは違うなっていうふうに感じて、慣れないサングラスを使ったのを思い出したんです。
じゃあ、日本だったらどうなのかっていうと、日本は湿度が高くて雲も多いんですね。空気の中の水蒸気も多いです。
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なので、ロサンゼルスのようなカラッとした強い日差しとは体感が違う日も多いと思うんですね。
でも、だからといって紫外線が弱いわけではないわけです。
紫外線の強さって、太陽の高さとか季節とか、緯度も関係あります。
それから、空気中の塵とかエアロゾルとか、いろんなことが関係してくるんですけれども、気象庁も紫外線はオゾンとか雲、エアロゾル、地表面の反射などの影響を受けると説明しています。
そして、日本の中でも緯度が関係あるように地域差があるわけです。
一般に南に行くほど紫外線は強くて、沖縄と北海道では、なんと1年間の紫外線の量に2倍ほどの違いがあるとされています。
さらに、気象庁の診断情報では、筑波で観測を始めた1990年以降、UVインデックスという指数が8以上、つまり非常に強いとされる比が増えているという、そんな解析も出ているんです。
その背景にはオゾンだけではなくて、雲とか空気中の塵、エアロゾルの変化も関係していると考えられるのですが、空気がきれいになることはもちろん大事なことではあるのですが、一方で空気中の塵とか汚れが減ると、太陽の光が地表に届きやすくなるという面もあるわけです。
つまり、紫外線は、ただ晴れているから強い、夏だから強いというだけではなくて、大気の状態とものすごく関わっているわけです。
ロサンゼルスと日本は ちがいますが、日本でも空の状態、大気の状態によって、私たちが受ける紫外線は 変わってくるわけです。
紫外線って、なんとなく気をつければいいものではなくて、きちんと情報を見て備えるものになってきているということです。
例えば帽子をかぶるだとか、サングラスを使う、日加減を選ぶ、車のフィルムを考えるとか、UVカットの服、アームカバーを使うとか、いろんな対策ができると思うんですけど、
例えば、屋外で作業する方であれば、首回りとか目を守るとか、それも大事な対策だと思います。
ちょっと前だったら、気にしすぎでしょうと言われたかもしれませんが、でも今は暑さ対策と同じように、紫外線対策も外で活動するための準備が必要だと思います。
決して大げさなことではなくなってきています。
高校休止がサングラスをかける時代です。日傘も女性だけのものではなくなってきました。
眩しい太陽の下で頑張る人を根性だけで支えるんじゃなくて、道具と知識で守っていく、そんな時代になってきました。
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それではまた明日。
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