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2023-05-08 05:29

【0339】2023/05/08 ご夫婦の形を立体的に表現する #葬儀司会

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おはようございます。鶴岡慶子です。
この配信では、視界やナレーションを通じて日々感じたことなどをお話ししています。
ちょっと嫌だなと思ったことも視点を変えて前向きに物事を捉えたり、
結果オーライ、良かったねと思えるように考え方のコツなどを皆さんと一緒にシェアしていきます。
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今日は、葬儀司会をする上でこんなご縁があったよというお話です。
一昨日担当した葬儀なんですが、いつものように儀式の直前に亡くなった方のプロフィールをお話しするというので、
ご遺族の方に取材をする時間がありました。
あらかじめ渡しているプロフィールシートには、ご結婚の部分と、それからお子さん、お孫さんの欄が空欄になっていました。
ただ、模子を務めるのが長男、そして次男の名前も、
他のところにお別れの言葉というものがあります。
メモ書きがありました。
ということは、奥様が先に亡くなられているかもしれないなあということも想定しながら取材に向かおうと思っていました。
担当したのは99歳の方で、大正生まれの方なんです。
戦争も経験された方です。
そんなことを考えながら取材の時間を待っていましたら、担当者が、もしかして鶴岡さん、この方の奥さんの時、担当しているかもしれませんから、
担当しているかもしれませんから、ちょっとお待ちください。
ちょっと調べてもらえますか?って言われたんです。
2年ぐらい前だったと思うんですけど、っていうことだったんですね。
私は、葬儀の司会をはじめ、いろんな仕事の記録をNotionに入れているというのは、この配信の中でも何度もお話しているんですが、
それをiPhone版のNotionで調べてみました。
そうしたら、同じ名字の方、同じお寺の方、同じ会場の方がいらしたので、もしかしてこの方かなと思って、資料を見てみました。
そうしたら、旦那さんが言われました。
そうしたら、旦那様の欄に、この個人の名前が書いてあったんです。
そうやって、奥様の資料をずっと見ていたら、奥様の人物像が、わーっとよみがえってきたんです。
そして、奥様と今回の旦那様と共通する部分は、転記しました。
何年にご結婚されて、お子様がお二人であったこと、そしてお孫さんが五人、ひ孫さんが二人であったことも、
転記したんです。
その上で、あらためて、旦那様の方のプロフィールシートを読んでいきますと、このご家族の姿が立体的に浮かびあがってくるような気がしました。
そして実際に、ご遺族、このお子様、お二人と直接お話をしながら、事前には、プロフィールシートには書かなかった部分についても、たくさん引き出して、このプロフィールシートを真っ黒にしていきました。
実際にご遺族の方とお話をしながら、実は3年前、お母様のことも担当させてもらったんです、というお話をしました。
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そして、お母様ってこういう方でしたよね、っていうお話もたくさんしました。
そうしたら、いやその母のことをね、すっごく父は支えていたんです、っていう話になって、
とにかく父が作るカレーライスが本当に美味しかったんです、忘れられないんです、っていうお話をしてくれました。
さっきも言いましたけど、こうやってご家族の姿、ご夫婦の姿が浮かび上がってくる感じって、
もちろんお会いしたことのない方を私は葬儀司会で送りますので、紹介できるのはほんの外側だけなんですよね。
でも今回みたいに、ご夫婦とも、
担当することになると、外側、一歩内側という形で、亡くなられた方の、その方の人生について、少し深くご紹介できたんじゃないかなと思います。
実はこれまでも、こうやって担当させてもらうことはありました。
ご夫婦ともであったり、ご家族の中でっていうこともありました。
その時は決まって、私、自分の資料から会場に着く前に、それ気づいていくんですけど、
今回、
今回は、事前に気づけなかったんですね。
でも、葬儀プロデュースのその担当の方が、よくぞ教えてくれたというふうに思いました。
こうやって、そのご家族、ご夫婦の姿を浮かび上がらせる、立体的にお話ができる、というのは、
紡ぎ出す言葉自体はそんなに表現として変わらないんですけど、
私が思い描く像っていうんですかね、イメージっていうのかな、
そういうのが、
立体的になっていることって、ずいぶん伝わり方が違うんじゃないかなと思うんです。
今回、私、事前の資料の見落としがあって、本当にダメダメだったなと思うんですけれど、
こうやって、担当者の方にも助けていただきながら、
今回は、ちゃんとご夫婦を一緒に送ることができたなっていうふうに、心から思いました。
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それではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。
ご視聴ありがとうございました。
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