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2024-04-10 07:20

【0677】ボウリングは もともと宗教儀式だった

2024/04/10

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おはようございます。鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて、日々感じたことなどを語る声の日記です。 日本秋田県から毎朝更新しています。
秋田市広表という場所に、ロックンボールというボウリング場があります。 このほど、ピンをセットする機器、ピンセッターを省エネタイプにリニューアルしました。
どういうものかって言いますと、倒れたピンを紐で釣り上げて元通りにセットするものだそうです。 子供の頃、近くにボウリング場があって、よく行ったのを覚えています。
とっても幼かったので、自分がボウリングをやったっていうんじゃなくて、大人たちがやっていて、私自身は姉と一緒に同じ施設内にあるゲームだったと思いますが、
そうやってゲームで遊んでいたと思うんですけど、ボウリングをやる大人の姿を見ながら、向こうに投げたはずのボールがグイーンって戻ってくるのがとっても不思議だなぁと思って見てました。
あれボウルリターン機能って言うそうです。 それから倒れたピン、10本ありますよね。
私がよく知っているのは、ピンが上から10本まとめてなんか降りてきて、静かに置かれるような、そんな姿なんですけど、
仕組みを調べてみますと、ピンを整えるこの機器、ピンセッターと言うんですが、例の奥にあるんですよね。
そしてボウリングの倒れたピンを回収して、自動的にピンをセットするというものです。
ボールとピンを分別して、ボールはプレイヤーにボウルリターン機能で戻して、ピンはこのピンセッターで向きを揃えて立て直すんです。
この機器が発明されるまでは、実はピンボーイと呼ばれる少年が、ピンを手でセットして、ボールをプレイヤーに投げ返していたそうです。
そんな時代もあったということですね。 今度新しく導入されたピンセッターは、紐で釣り上げて元通りにセットするって言うんですから、
その紐絡んだりしないのかなって心配になります。 従来型に比べて部品が少なくて、稼働時の電力消費量をグッと抑えられるそうです。
持続可能な開発目標SDGsの一環で、東北地方での導入は2例目という機器。 とても省エネタイプだということなんですよね。
2例目って言うんですから、まだ珍しいんですよね。 この秋田の前は2022年の宮城県大崎市で導入されたということでした。
さて小さい頃、親と一緒によく行ったって言いましたけれども、ボーリングはブームだったんですよね。
1970年代などは、もう数百メートルごとにボーリング場が立ち並ぶほどの一帯ブームだったとされています。
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昭和47年、1972年時点でボーリング場は全国で3697箇所。
ブームが去って、また遊びの多様化によってボーリングをする人っていうのが人数として減っていきました。
さらにはブームの時に建てられた施設、老朽化が進んでいきまして、耐震基準を満たさなくなっていったことが大きく響いて次々に廃用していきました。
さっき1972年時点で3697箇所と話をしましたが、平成28年時点で821箇所。
さらに、令和5年9月1日時点では661箇所となっていますので、この7年でまたぐっと減った印象ですね。
これはコロナ禍の影響もあるんでしょうね。
その一大ブームから比べると、6分の1から5分の1まで減ったということになります。
もともとこのボーリングは、倒すピンを災いとか悪魔に見立てて、それをたくさん倒すことができたならば、その災いなどから逃れることができるという一種の宗教儀式だったそうです。
その歴史は本当に古くて、紀元前5000年頃まで遡るそうです。
古代エジプトで木でできたボールとピンが墓から発掘されたことで、その頃からボーリングに似たようなものがあったとされています。
じゃあ日本で発祥の地はって言うと長崎市です。
時は幕末の1861年です。
インターナショナルボーリングサロンがオープンしたんです。
それが1861年、文旧元年の6月22日だったことから、その一大ブームだった時代、1970年代に6月22日はボーリングの日と定められていて、現在は日本ボーリング場協会がキャンペーンを実施しています。
さて、ピンをセットする機器、ピンセッターのリニューアルですが、紐で釣っている分、ボールに当たったピンが飛んで他のピンを倒す、いわゆるピンアクションについてなんですが、上手な人は多少の影響を感じるかもしれないが、ほとんど変わらないということです。
じゃあおそらく私がやっても、さほど違和感は感じないだろうなって思います。
私はストライクは取れなくて、スペアを取りに行く感じなんですよね。あんまり上手ではありません。野球でいうところのホームランバッターではないっていうところですかね。
ちょっと余談になりますが、スペアについては1投目で7番と10番、いわゆる奥の端っこのピンなんですが、それが残ったりするんですよね。
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だからボールのスピードがもっと速くなると、ピンアクションが感じられて、ちょっと面白くなるんじゃないかなと思うんですが、必ずそこが残るんですよね。
で、2投目の時に7番ピンは取れる気がするんですけど、10番を取るのは難しい気がするのは、なんででしょうかね。同じ条件のような気もするんですけどね。
あとスペアで気持ちがいいのは、ちょっと離れたピンが残って、その間に上手にボールを放ることができて、両方とも倒せた時です。
そこは快感だなって思ったりします。というようなボーリングの実力ではあるので、ピンアクションって私は違和感ないんだろうなって思います。
なんならピンセッターが変わったことにすら、そこに行っても気づかないかもしれませんね。
もともとボーリングは一種の宗教儀式で、たくさん倒すことができれば災いなどから逃れることができるっていうことですから、たくさん倒しに行くことを目的に出かけていくのもいいなと思いました。
この配信はアップルポッドキャストを他各種プラットフォームでお届けしています。ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡慶子でした。
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