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2022-07-27 07:18

野球解説者・荒木大輔さん プロ野球の「投高打低」、コロナも影響

今季のプロ野球では6月までに4人の投手がノーヒットノーランを達成するなど、「投高打低」の傾向が色濃く出ている。なぜ、いま「投高打低」なのか。
プロ野球解説者の荒木大輔氏が「投手の技術進化」「打撃スタイルの変化」「新型コロナウイルスの影響」と3つの要因を挙げて分析した。                                                             

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【制作】産経新聞東京本社・運動部
【更新】毎週水曜日(予定)

                                      

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産経新聞がポッドキャストでお送りするスポーツ、ここが知りたい。担当する産経新聞運動部の田中光鶴です。
今回はプレー野球解説者の新木大輔さんに、なぜ今投稿打点なのか、投手のレベルが高く、打者の得点力が落ちているのかについてお話を伺いたいと思います。
新木さん、今回はよろしくお願いします。
今シーズンのプレー野球の収録をさせていただいている7月11日の時点で、すでに4人の投手がノーヒット・ノーランを達成しています。
ロッテの佐々木投手、ソフトバンクの東浜投手、DNAの今永投手、そしてオリックスの山本投手。
このうち3人の投手はノーヒット・ノーランを達成しているのがパリーグで、このパリーグは現在2球団がチーム防御率が2点台。
残るロッテも3.00、落点が3.10ですね。非常に投手力が高くなっていると。
一方でチーム打率はソフトバンクを除く5球団が2割4分に届いていないチーム打率になっていまして、一番低いロッテは2割1分9輪と。
パリーグの3割打者はこの時点では1人しかいないということなんですが、今季シーズンに限らず近年はですね、打者の打率というのが12球団全体でも低下傾向にあったりしているんですが、
原木さんはこの投手力の向上あるいは投稿打停の現状の背景にどのようなものがあるというふうに考えられていますでしょうか。
大きくは3つにあるかなというふうに思っています。
1つはですね、技術の進化ですね。投手の技術の進化。
トレーニング方法の進化ですので、ストレートが150キロ超える投手がたくさんいて、
トップレベルの選手はなかなか今の打者の技術で対応しきれていないような、そんな印象がありますね。
変化球ももう1球品だとすごいでしょうね。
打者のトレーニングも進化はしているんですけれども、結局ばったって生きたボールを打つ、これが基本的な練習になっていますので、
やはり投手のすごいボールに合わせる感覚というのがまだ追いついていないんじゃないかなというような感じがしますね。
結局同じように進化したトレーニングをしていても、ピッチャーはそのトレーニングの成果を自分が主体的に出せるけれども、
バッターはそれに対応していかなければいけないというので、その辺で誤差というか、そういうものが生まれているんじゃないかなというふうに思います。
生きたボールの軌道に合わせていくとか、変化球に合わせていく、あるいは速いまっすぐの伸びのあるボールに合わせていくというのは大変なことなんですか?
そうですね。ミーティング等でスピードの感覚的なものというのはもう目に入ってくるのがわかるんですけれども、
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打席に立ってそういう体感として受け取る側がそれに対応していかなければいけないので、その辺の練習がすごく必要になってくるんじゃないかなというふうに思いますね。
なるほど。それが1点目ですね。
もう一つは、今の野球は小技をする選手が少なくて、1、2番の小技でコツコツ打ってくるようなバッターが何かいたんですけれども、
出塁率を重視したりとか。
今はしっかりバットを振っていく教育をされているので、結構大味な展開になった時に、そのままズルズル相手のペースでイーリングが進んでいってしまう。
そういうこともあるんじゃないかなというふうに思いますね。
なるほど。やっぱり小技で粘られたりとか、ボールをよく見るようなバッターがいると、なかなかピッチャーでリズムが取れなくなったり、
カウントがちょっと悪くなって、ボールストライクを取りに行ったところでイーリングケースが出たりとか、いろんなことが生まれると思うんですけれども、
その辺が今の野球ではなかなか薄くなっているのかなと思いますね。
なるほど。それが2点目ということですね。
あともう一つはですね、コロナの影響だと思いますね。
コロナの影響。
今コロナ禍の練習というのは結構制限されているんですね。
そうですね。練習が全体練習ができないこともここ数年ありましたよね。
当初は極端に言うとボールがあって受けてくれる人がいれば、そのトレーニングというか補えるんですけれども、
バッタというのが生きたボールをしっかり数多く打って、それに対応する反復練習がないと、なかなか対応できないと思うんですけれども、
相手が必要ですね。
そういう意味では今のこの時代にはハマってしまっているのかなというような感じがしますよね。
なるほど。じゃあその近年のトレーニングの成果であったりとか、野球のちょっとスタイルの変化というものに、コロナというものも重なり合ってきての今の今シーズンの状況。
そう、それが店長に出ていると。
今シーズンは特にね、まだ選手たちもそういう環境にまだ慣れていないというか、そういうことも影響しているんじゃないかなというふうに思います。
この投稿立ての状況なんですけれども、なかなか打開していくのは難しいですか、それとも何かありますかね。
そうですね、そう簡単にはバッタのほうが上がってくるというのはちょっと難しいと思うんですね。
例えばバッタというと、やっぱり数多く打たなければいけないというので、マシンとかを使うんですね。
そういう時にこのマシンが本当の人間が投げているボールにもう少し近づいてこないと、そういう対応というのは難しいと思います。
なかなか埋めていく作業というのは、だからすごく難しくなるのかなというふうに思います。
同じ150キロのボールでも、マシンが投げるボールとピッチャーの生きたボールというのはやっぱり違うというか。
違いますね。
例えば、今までヤッシュが投げているボールはどんなに速くてもバッタって対応しやすいという話をよく聞きますので、
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それだけピッチャーの投げるタイミングの間とか回転数とか、そういうものというのはやっぱりマシンがもっと開発されていかないと、なかなかピッチャーに近づいてこないんじゃないかなというふうに思います。
なるほど。じゃあしばらくは投稿立てのプレー野球というのは続きそうだというような感じですかね。
そうですね。もうしばらくピッチャーがちょっと上がっている時代が続くんじゃないかなというふうに思います。
なるほど、わかりました。今回は新木さんに投稿立ての背景についてお話を伺いました。新木さんどうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
どうもお願いします。
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