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2024-01-17 05:07

【0593】2024/01/17 防災士誕生のきっかけ #阪神・淡路大震災

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2024/01/17

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おはようございます、鶴岡慶子です。 この配信では花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
視観やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。 日本の秋田県から毎朝更新しています。
今日は防災士誕生のきっかけについてお話をします。 今日で阪神淡路大震災から29年です。
まさにこの阪神淡路大震災が防災士誕生のきっかけになりました。 まずは阪神大震災はどんな災害だったのかと言いますと、平成7年1995年1月17日午前5時46分、
淡路島北部を震源地とする地震が発生しました。 最大震度7、地震の規模を示すマグニチュードは7.3の大地震で、
およそ63万棟の住宅が被害を受けて、6,434人が犠牲になりました。 火災の被害も大きかったんです。
火災被害を受けた住宅は7,574棟、そのうち7,036棟は全焼した家屋です。 地震によって水道管が被害を受けたことで、
放水用の水が確保できませんでしたから、 ただ炎症していく様子を呆然と見ている方の映像をテレビで見たのがもう忘れられません。
地震後の気象庁は現地の調査で、当初震度6とされた地域のうち、淡路島のほか神戸市や足谷市、西宮市、
宝塚市のそれぞれ一部の地域で震度7の揺れに相当することが判明したと発表しました。
これは建物の倒壊などの様子を見てそのように判断したんですけれども、この震度7は国内で史上初めてのことでした。
初めてと言いますと、地震の起きた平成7年は災害ボランティアの重要性が広く認知されて、ボランティア元年とも言われています。
阪神淡路大震災では全国からボランティアが駆けつけて、地震発生から1年間で延べおよそ137万人のボランティアが活動しました。
食料や物資の配給をはじめ、避難所での焚き出しだとか仮設住宅での見守りなどの活動に当たったんです。
またこの時をきっかけに法整備も進められました。 耐震診断とか改修工事を行うための耐震改修促進法であるとか、
住宅を再建する際に支援金を支給する被災者生活再建支援法、この時できたんですね。 それからボランティア活動を行う団体を後押しするための特定非営利活動促進法が制定されたのも、
この阪神淡路大震災がきっかけでした。 災害の規模が大きい場合は民間人だけが被災しているわけじゃなくて、救助、救出するその人たち、行政機関の人たちももちろん被災しているわけですよね。
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ですから消火活動が制限されたりとか、やっぱり限界があるわけですね。 そういう大きな教訓を残したのも阪神淡路大震災だったと思います。
そこで民間の防災リーダーを速やかに養成する目的で創設されたのが、民間組織防災市制度推進委員会です。
そして防災制度の推進母体として、NPO法人日本防災指揮校が平成14年7月に内閣府によって設立されるに至ったというわけです。
昨年末時点で防災市は27万2451人だそうです。 私自身は11月に試験を受けて合格通知はいただいているんですけれども、
正式に登録されるのは今月1月だと思いますので、この人数には含まれていないと思います。 防災の基本はまずは自分の命は自分で守ることです。
自分の命は自分で守ること。 自分の身を守るために日頃から身の回りの備えを行うことが大事です。
災害時に命を失ったり大けがをしてしまうと、周りの助けを待つ自分になってしまいます。 私は気象防災アドバイザーではありますけれども、
防災史としての勉強を始めたのは昨年の夏以降、秋の初めぐらいでした。 防災に対しての意識を高く持つための勉強が防災史としての勉強だったなと思いますし、
この勉強は防災史の資格を取る取らないに関わらず、みんなが持ってほしいなと思う意識です。 阪神淡路大震災から29年、
私たちは当時の教訓を果たして活かせているんでしょうか。 みんなで向き合っていきたいなと思います。
1月17日、助けを待つ人から自分で自分を守る人へ意識を変える日にしたいものです。 この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
ではまた明日もお会いしましょう。鶴岡恵子でした。
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