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2024-01-18 04:55

【0594】2024/01/18 秋田がもつ北限ブランド

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2024/01/18

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おはようございます、鶴岡慶子です。
この配信では花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
視観やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。
日本の秋田県から毎朝更新しています。
週の前半は気温が下がって真冬日の日もありました。
秋田県内の内陸では氷点下10度を下回ったところもあったんですが、
昨日は一転暖かくなって雪解けも進みました。
一日の寒暖差も大変なんですが、日ごとにこうも気温が違うと調子が狂っちゃいます。
寒の入りの後、去年の今頃も秋田市は積雪がゼロでした。
気温もやはり10度を超えた日もあって、
そのうち根雪という言葉が秋田市周辺からなくなっちゃうんじゃないかなという気がします。
ちなみにこの根雪という言葉ですが、草木の根に雪と書きます。
雪国の方はおなじみの言葉だと思うんですが、
冬の期間中に積もった雪が長期間消えずに残っている状態を表す言葉です。
北国の地域ではこの状態のことを寝雪と呼んでいます。
根雪に厳密な期間の定めというのはないんですけれども、
気象庁の統計では長期積雪と言いまして、
この場合の長期間というのは30日以上積雪が継続した場合と定義があります。
30日以上、これはこの冬はまだないんじゃないかなと思います。
冬になりますと白鳥が日本に飛来して、
秋田県内でも横手市の十文字地区は白鳥飛来の地として有名なんです。
ですが、こうも暖かいと春と勘違いして、ほっきっこしちゃうんじゃないでしょうか。
それから秋田にある北限と言われるものもありますけれども、
それも北源が青森とか北海道に移っちゃうんじゃないかなとも思います。
現在の秋田県内で北限と言われるもの3つ今日はご紹介します。
1つ目は北限のトラフグです。
小魚とか貝を食べて育つフグは秋のお彼岸から春のお彼岸までが旬であると一般的に言われているんですが、
秋田のフグは産卵期の5月のゴールデンウィークから6月にかけて水揚げのピークを迎えます。
さらに10月から11月にも漁獲時期を迎えまして、フグを呼ぶフク祭りというイベントも行われます。
フグじゃなくてフク祭りです。
2つ目、北限の桃です。
秋田県の鹿角市は全国の桃産地の中では最北端に位置していて、
他の生産地に比べて麗良な気象条件の中でじっくりと育ちます。
全国の市場で桃が品薄となる頃に収穫されるので気象価値が高い上に、
昼と夜の気温差が大きいことで糖度が増して本当に美味しい桃ができるんです。
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この北限の桃は本当に美味しいです。
3つ目、北限の梨。
北源の梨は秋田県大館市の北東部に位置する中山地区で栽培される梨です。
この中山梨は北限の梨と呼ばれています。
やっぱり昼と夜の寒暖の差が大きいことで甘さが増すんです。
ということでこの3つが有名です。
ちなみに北限の梨についてはちょっとだけ緯度が南なんですが、
男鹿市の男鹿半島の男鹿市ですけど、男鹿市の五里合中石地区は、
北東北最大の和梨の産地でもあります。
他にニホンザルも北限だったかなと思ったんですが、
これは青森県下北半島が北限でした。
私が幼い頃と比べるとやっぱり冬は暖かくなってきているなぁと感じます。
気候が変わると今ある北限ブランドもさらに北に移ってしまうかもしれませんし、
ということは秋田の北限ブランドではなくなるということなんですけど、
一方で今まで寒くて栽培が難しいと言われていたものが、
例えば北限のパパイヤとか北限のマンゴーとかが秋田から生まれる日があるかもしれません。
でもそうなるってことは気候が相当変わってしまうということでもありますので、
雪が少ないのは暮らしやすくはありますが、
夏がとんでもない暑さになることはこれまたつらいことです。
もしも北限のパパイヤとか北北限のマンゴーとか秋田から生まれるとすれば、
気候の極端な変動ではなくて、栽培技術の向上によるものであってほしいなと思います。
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ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。
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