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おはようございます。花火鑑賞士・気象予報士の鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。今日も最後までお付き合いください。
乙女の本棚シリーズ、ご存知ですか? 立洞舎が展開しているもので、文豪の名作と人気イラストレーターがコラボレーションした試みです。
全部のイラストが書き下ろしでして、例えば森鴎外の高瀬舟だったり、中島敦の三月記、芥川龍之介とか、太宰治の作品もあります。
小説としてはもちろん、画集としても楽しめるような、新感覚のコラボレーションです。 このシリーズは文学を軽やかに触れるような、そんなチャンスを提供してくれる素敵なコレクションだなって思うんです。
文豪の作品って難しいとか長いっていうイメージがあって、言い回しもなんか慣れないので、なんとなく私は後回しにしてしまうところがあって。
小学生まではものすごく本を読んでいた記憶があるんですが、中学の時はほぼほぼ本を読んでいません。
高校に入って読書にちょっと戻ってはくるんですが、読んだ本っていうのが赤川二郎とか氷室細子みたいな軽い本しか読んでいなかったんですよ。
文豪の作品っておそらく中学高校の時に出会っていればちょうど良かったと思うんですけど、そこ結構抜けてるんですね。
なので今更感はありますけれども、自分の抜けている穴を埋めたいっていう希望はあるんです。
そんな時にこの乙女の本棚シリーズはその希望を叶えてくれそうな、そんなシリーズだなって思います。
最大の魅力はやっぱりその絵でしょうね。 芥川龍之介のみかんという作品もありますけれど、立洞舎でその絵を見ただけでもグッときました。
細かい文字の描写は忘れちゃったんですけれども、女の子とみかんと汽車みたいな、そんな単語が浮かんでくるんですけど、
そして私が想像する世界っていうのは、なんか橙色がばーっと広がっているような、そんなイメージなんですね。
それがこんなにも美しい絵で描かれてるなんてと思って、本当に手元に置きたいと思いました。
さっきも言った通り、文豪作品に触れていないものが私はたくさんあって、ここが入り口になりうるなって思いました。
ただただ本の内容を知るということであれば、アマゾンのサービスでオーディブルというナレーターが本を読んでくれるサービスもあるんですね。
それもとってもいいと思うんです。それもとってもいいと思うんですけれども、オーディブルはどちらかというとビジネス書とか、
ハウツーものとか、そういうものを聞きたいっていう気がしていて、いわゆる耳がくっていうことですよね。
でも文豪作品、文学っていうことであれば、やっぱり私は文字で読みたいなと思うんです。
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ただ文字で読みたいなと思いながら、やっぱり言い回しが難しいし、みたいなところでブレーキがかかる。
じゃあブレーキを外しにはどうしたらいいかっていうと、こんな素敵な絵が描かれているんだったら読もうっていう感じですね。
そういうところにこの乙女の本棚シリーズは刺さるなって思います。
現在40冊以上展開されているようでして、ほぼ合集提出なので、ちょいとお高めなんですよね。
ですけれども美しい佇まいの雑本で、コレクターズアイテムとして保存して、あるいは飾っておきたいという方も多いんじゃないかなと思います。
ちょっとした贈り物とか、クリスマスギフトとして喜ばれそうです。
この配信はアップルポッドキャストほか各種プラットフォームでお届けしています。
今日もお付き合いいただきありがとうございました。それではまた明日。