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おはようございます。花火鑑賞士・気象予報士の鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
今日も最後までお付き合いください。 今日は、相撲のお話です。
昨日が玉鷲関40歳の誕生日で、その誕生日当日に白星をあげました。 この節目を記念するには、これ以上の瞬間はないなと思います。
玉鷲は、モンゴル・ウランバートルの出身です。 モンゴルでは、モンゴル相撲の経験は愚か、ほとんど運動をしてこなかった人なんです。
サッカーやバスケットボールも、ほんのちょっとかじった程度だったそうです。 ホテルマンを目指して、モンゴルの大学で勉強していた玉鷲でしたが、自分の大きな体と腕力を生かして相撲をやってみたいと思うようになって、
2003年の秋に、日本に留学していたお姉さんを頼って来日しました。 その来日したところで、運命の扉が開かれるわけですね。
お姉さんと2人で両国を訪れたら、たまたま自転車に乗っていた力士を見つけたんです。 その力士の跡をつけていったら、伊豆つべ屋に着いちゃったって言うんですから、
なんかお茶目な玉鷲敵にぴったりなエピソードだなって思います。 その伊豆つべ屋では、当時幕下で救助をしていたカクリュー、後の横綱がいました。
カクリューもモンゴル出身ですから、そういったご縁で相撲の世界に玉鷲は飛び込むことになるんですが、これが2003年の秋、そして年明けの1月にはもう初土俵を踏むんですね。
さっきも言ったように、玉鷲は入門前にスポーツ経験がほとんどありませんでした。 それでも1年半後の2005年7月には幕下に昇進します。
2007年9月場所で幕下優勝、2008年1月場所で新従領に昇進します。 その年は従領でも4場所連続で勝ち越しを決めましたので、そのまま新入幕を果たしていくんです。
そして皆さんご承知の通り、幕打ち最高優勝も2回あるんです。 そしてなんといっても鉄人と言われるのは、初土俵以来1400回以上連続出場を果たしていて、本当に怪我なくここまで来られているって奇跡だなって思います。
今力士は大型化していますので、自分の重みで自分が怪我をするっていうことって少なからずあるそうですね。 怪我をする力士もそれは怪我をしたくてしてるわけじゃなくて、アクシデントじゃないですか、そんなこともなくここまで初土俵からずっと連続出場を果たしているってすごいことだなと思います。
怪我だけじゃなくて感染症もあるわけですからね、それをも跳ねのけて今なお連続出場を記録更新し続けているってすごいことだなって思います。 40歳の誕生日は昨日だったんですけど、全く見えないですよね。肌の張りもそうですし、体の動きもほんとキビキビしていて、その年齢を感じさせないんですね。
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実際彼自身は年齢はただの数字だと話しています。 鉄のような安定感、力強い相撲、年齢はただの数字だということを彼が示してくれているなって思います。 年だからといって諦めてしまうことが特に世界的に見ても日本人は多いと聞きます。
なるほど年齢はただの数字。そこから読み解けるのは何かを始めるのに遅すぎることはないということと、何かをやめるには早すぎるかもしれないということです。 これからも次の世代の力士たちにとっていいインスピレーションを与え続けると思いますし、
いや次世代だけじゃなくて、魂は情熱とそして日々の努力があれば、年齢に関係なく目標を達成できるということを示してくれていると思います。 この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。今日もお付き合いいただきありがとうございました。それではまた明日