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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、司会者として、花火鑑賞師として、そして気象予報士として、日々感じたことなどをお話ししています。
今日は、他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられるという言葉です。カナダの精神科医エリックバーンの言葉で、原文は次の通りです。
You cannot change others or the past. You can change yourself and the future. とってもカタカナ読みをしました。本当はもうちょっと上手なんですけど、それはともかくとして、
私は、他人と過去は変えられないという部分について、これは精神科医のこのエリックバーンが、それを投げ出したものではないと思っているんですね。
時間をかければ、他人だって変わっていくはずと、私は信じたいですし、実は過去も変えられると思っています。
どういうことかというと、まず他人を変えられるっていう部分については、一丁一石にはもちろんいかなくて、すごく時間がかかると思いますし、
この言葉の後半の、自分と未来は変えられるという部分の、自分を変えるということと、とてもリンクすることだと思っているんですね。
まず自分が変われば、その周りに影響して、周りが変わる、他人が変わるということにつながっていくんだろうと思うんです。
自分が変わらなければ、同じ関係性で続いていきますし、人間関係ってイメージとして、水平方向につながっているものと、垂直方向につながっているものってあると思うんです。
水平方向っていうのは、同じレベルっていうイメージです。そして垂直方向っていうのは、上下関係っていうイメージだとしましょう。
そうすると、自分が変わって垂直方向に動けば、水平方向でつながっていた他人は、変わらざるを得ないというか、人間関係としては変わるということで、
そこに影響されて、変わっていくことはあるだろうと思うんです。
それはでも、本当に時間がかかることだと思いますし、それは私が教育の世界でいたときに思ったことでもありました。
今日と明日はそんなに変わらないけど、1年前と今日ではずいぶん変わったということもあるんですよね。
なので、そこは大きく見たり、細かく見たりというのを繰り返しながら眺めていく、自分の周りを眺めていくっていうことが多分大事だろうと思うんですけど、
そういうことでは他人を変えられると思っています。
そしてもう一つ、過去は変えられないという部分について、過去は変えられると思っています。
どういうことかって言いますと、私は10年ちょっと前に、1回気象予報士試験にチャレンジしようと試みたことがありました。
でもその時は1回諦めているんですね。受験もしたことがありませんでした。
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そこから10年経って、またチャレンジしようということになるんですけれど、もしチャレンジをせずにそのままだったら、私は気象予報士試験を諦めた人、その過去だけが残るんですよね。
でも再チャレンジして、さらに6回目で合格するんですけど、その6回目を受けずに5回で終わっていたら、やはり過去は変わらないんです。
受からなかった人ということになるんですよね。
でも受かった後は、その過去、失敗だったといえば失敗と言えるかもしれませんけど、その失敗が通過点っていう形に変わるんですよね。
それが試験を経験する、勉強をするという経験に変わるんですね。
そういうことで失敗したという過去ではなくて、それは経験っていう過去に変わるんですよね。
過去は変わるんです。
もしかしたら今すっごく悩んでいたり、あるいは物事が停滞して前に進まないということってありますよね。
で、あったとしても、そこを未来の自分が変えてくれるものだと思います。
ということは未来からすると、今現在というのは過去になりますから、過去の意味付けが変わるということも言えると思います。
他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる。
そういう言葉なんですけれども、でも自分が変われば他人も変わるし、未来が変われば過去も変わると私は思います。
この言葉が映画ターミネーターの中でもセリフとして使われています。
ご承知の通り、映画ターミネーターは核戦争でほとんどの人類が絶滅した未来の世界から、
その核戦争を食い止めるために過去に戻って、その戦争をやめさせるっていう、そのきっかけをなくしてしまおうという、そんな物語なんですよね。
未来は変えられる。運命なんてものはない。自ら作り上げるものだ。
こんなセリフなんですけれど、まさしく自らが作り上げるものだ。これが肝だと思うんです。
他人を変えるのも、過去を変えるのも、未来を変えるのも、自分が作り出すもの、自分が変わること、そこから全てがつながるのかなと思います。
鶴岡慶子の花火と天気と言葉と、日本の秋田県から発信しています。コメントやいいねでつながってください。
鶴岡慶子でした。
