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2025-08-26 03:35

【1180】2025/08/26 今日は火山防災の日

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2025/08/26

サマリー

8月26日は火山防災の日であり、1911年のこの日に浅間山に日本初の火山観測所が設置されることを記念しています。

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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
火山防災の日の意義
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。 今日8月26日は火山防災の日です。
そんなの初めて聞いたという方も多いかもしれません。 実はこの火山防災の日というのは、2023年に制定されたまだ新しい記念日なんです。
8月26日がなぜ火山防災の日なのかというと、1911年の8月26日、
浅間山に日本で初めての火山観測所が設置されたその日だからです。 ここから近代的な火山観測が始まったという歴史がありまして、
8月26日が火山防災の日として選ばれました。 日本には現在111の活火山があると言われています。
桜島や雲仙岳、熊本麻生山、そして富士山のような旧火山も含まれます。 秋田に目を向けてみますと秋田駒畑があります。
登山シーズンでも人気の山なんですが、活火山としての顔もまた持っています。 私は気象防災アドバイザーとして勉強会に参加した時に、同じ気象防災アドバイザーの方が
熊本の方だったんですけど、土火灰という言葉を言っていました。 土火灰って初めて聞いたと思って、この配信の中でも以前お話をしたことがあります。
雪国の秋田では土火雪というのはよく使いますけれども、土火灰、つまり大量の火山灰が一気に降ることを表すんですね。
地域ならではの言葉だなぁと思うのと同時に、その地域では火山と共に生きてるんだなっていうふうにも思いました。
さてこの火山防災の日、どう過ごせばいいのかということなんですが、 まずは火山について知る日にしてみるのもいいかと思います。
自分の住んでいる地域にどんな火山があるのかを調べてみる。 例えば火山ハザードマップというものもありますし、避難経路を確認しておくというのもいいかもしれません。
秋田駒畑に登る方であれば、登山届を出すであるとか、天候や噴火警戒レベルをチェックする、 そういう登山の安全習慣を見直す日、そういう使い方もあるなってふうに思います。
それから家族とか仲間と一緒に、もし火山が噴火したらどう行動するのかというのを、 今日8月26日に話し合ってみるというのもおすすめです。
もちろん火山に限らず、防災の話をすること自体がとても大切です。 火山防災の日は火山観測の始まりを記念する日ではありますが、同時に火山のことを学び直して日常に備えを持ち込むチャンスの日と捉えることができると思います。
今日1日、火山に思いを馳せながら防災について考えてみる。 そんな1日にしてみてはいかがでしょうか。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。 リッスンではこの配信のテキスト版を公開しています。
合わせてご覧ください。 それではまた明日。
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