1. 鶴岡慶子/花火・天気・ことば
  2. 【1255】2025/11/09 インタビ..
2025-11-09 06:11

【1255】2025/11/09 インタビュー記事ができるまで

spotify apple_podcasts youtube

2025/11/09

サマリー

インタビュー記事作成のプロセスについて、オンラインでのインタビューから記事の完成までを詳しく解説しています。また、花火や気象防災の新しいシリーズについても触れており、これらのテーマを通じて発信する意気込みが感じられます。

インタビュー記事の作成プロセス
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
今日は、私が普段どうやってインタビューの記事を作っているのか、その裏舞台を少しお話ししようと思います。
まず、オンラインでお相手とお話をします。
このインタビュー活動は、コロナ禍でスタートしたので、オンライン、ズームでお話を伺うことが基本になっています。
最初に始めた、人生の素敵に会いに行くシリーズの場合は、その方の人生そのものを伺うというインタビューです。
ですから、まずは過去を振り返っていただいて、そして今どんな活動に力を入れているのか、そしてこれからどんな未来を描いているのか、大きくはこの3つの軸でお話を聞いていきます。
その中でも特に大事にしているのは、人生の選択をどんな風にしてきたのかという部分です。
そこが分厚くなるように時間をかけてお話を伺います。
ズームでお話を伺った後は、録音を文字に起こして、まずは時系列に並べていきます。
その時系列で並べたものを元に、じゃあどんな順番で話を並べたらこの方の人生がより浮かび上がるのかということを考えながらプロットを組み立てていきます。
つまり、筋書きを作るんですね。
私はライターとして特別な訓練を受けたわけではありません。
ただ、ラジオのパーソナリティとして、例えば番組の中の10分のインタビューコーナーなどで、限られた時間の中でお話を引き出すという経験をたくさんしてきました。
なので、雑誌とか新聞のような文章のように、その方が話したことを要約して記事にするというよりは、そのままの表現を大事にしています。
ということは、もうオンラインのインタビューの時点で、実はもうかなり完成している部分もあるんですけれど、ラジオで言えば、もうそこで番組として完結しますので、それで終わってしまうということですよね。
でもウェブマガジンなので、そこから後の作業が必要になります。
この後の作業っていうのは、出演してくださった方のものだと思っています。
どういうことかというと、登場してくださった方が輝くための作業です。
どうしたらその方の魅力がより伝わるかということを考えながら、文章を整えていくという作業です。
もちろん私がもう聞き間違えていたり、理解が違っているということもあります。
なので、下書きをお相手にお渡しするということを必ずしているんですけど、そうすると、ここはこういう意味だったんですよというふうに書き直してくださったり、これも付け加えてくださいというような書き足してくださったりとか、そういうやりとりをまた重ねながら一つの記事が仕上がっていきます。
写真も皆さんに協力をいただいています。
新聞とか雑誌のように取材現場でカメラマンが撮るわけではないので、ご自身で提供してくださる写真をもとに構成しているんです。
そこにもその方らしさが滲み出るんですよね。
もちろんオンラインで難しい場合もあって、その場合は取材に私も出かけていくこともあります。
新しいシリーズの発表
その際には写真を撮ることもあります。
新しいシリーズ、花火シリーズが10月からスタートしました。
このシリーズは花火妖怪の方々をリレー形式で紹介していくものです。
筒谷さんから始まって、花火師の方、職人の方、すでに公開前のものも含めて3社にお話を伺っています。
それぞれに個性があって、その方々独自の世界観があって、お話を聞いているだけで本当に楽しいです。
このシリーズを通して私自身の花火への理解もどんどん深まっていって、
これは本当に世界に誇れる日本の文化だなぁと改めて感じています。
だからこそこの日本の花火文化、ファイアワークスじゃなくて、花火という文化を世界へ発信していきたいなとも思っています。
さらに今新たに3本目のシリーズの準備も実は始めています。
それが防災に関するシリーズです。
私の音声配信、この配信では花火や天気、そして言葉について日々お話をしているんですが、
インタビューとしては人生、花火、気象防災、この3つを柱にしていけたらいいなと思っています。
ということで私が今まで勉強してきたこと、専門分野として今もやっていることをインタビューという形で深掘りしていきます。
防災シリーズをどういう形にするかずっと考えてきまして、
例えば防災士とか地域防災マネージャーのように個人を取り上げることももちろんできるんですけれども、
そうなると花火とか人生シリーズと同じ構成になってしまうなと思ったんですね。
なのでもう少し根本的なところ、国とか機関がどんな役割を担っていて、
どんな仕組みで私たちの安心を支えているのか、そこを見ていこうというふうに決めました。
私自身は国土交通大臣委嘱の気象ボスアドバイザーでもあって、
1年間気象庁で研修を受けましたので、その後縁もあってまずは気象庁にお話を伺うということが決まりました。
取材日も決まりまして、これは虎ノ門に出かけていくんですけど、年明けには記事としてお届けできそうです。
この新しいシリーズがどんな形になるのか、まだ少し手探りではあるんですけれども、
きっと皆さんに楽しんでいただけるものになるんじゃないかなと思います。
どうぞこれからも記事も楽しみにしていてください。
この配信はアップルポッドキャスト他各種プラットフォームでお届けしています。
それではまた明日。
06:11

コメント

スクロール