2025/09/09
サマリー
SNS広告のアルゴリズムはキーワードに基づいて動作しており、その仕組みの浅さが指摘されています。人間の感覚を研ぎ澄ますことが求められており、基礎学力が知恵を絞るために重要であると強調されています。
SNS広告のアルゴリズムの理解
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
今日は、SNS広告のアルゴリズムってどうなっているのか、というテーマでお話しします。
まず、このアルゴリズムって何かっていうと、ある問題を解くための手順や計算方法を順序立ててまとめたもののことです。
平たく言いますと、コンピューターが何をどう処理するか、これを決めるための道筋のことです。
私自身は、普段そんなにSNSに投稿する方ではありません。
レギュラー投稿しているのは、20日に一遍発行しているインタビュー記事のお知らせ。
それから、みんなの健康というラジオ番組をやってるんですけど、毎週火曜日が私の担当曜日でして、役座師さんにお話を聞いているんですが、その内容を毎週投稿しています。
これは、X、スレッツ、ブルースカイに自動投稿される仕組みになっているので、その後、皆さんからの反応というのはあんまり見ていないです。
ただただお知らせ、告知をしているっていう感じですね。
個人のインスタやフェイスブックについては、ほとんど見る専門で、自分から発信するということはあまりありません。
そんな私がこの間、AI経営の映像講座に出演したんですね。
そのことについて、SNSで発信していました。
このことについては、1070回、今年の5月8日、私服という名のため時間というタイトルでお話をした音声配信の中で、そのきっかけについて、かなり包んでではありますけれども、お話をしています。
AI経営の映像講座に出演しませんか?というオファーをいただいたのが、5月7日の昼のことでした。
その夜には即決まって、撮影日がその10日後の5月16、17日の2日間だったんです。
ちょっと先にそのノウハウを独り占めする形で学べてしまっていたので、そこからさらに私のAI活用については加速していました。
自分の活動についても一足先に、AI経営の考え方にのっとって、様々な形で活用していたんですね。
ぶっ飛んだ内容だったので、もう周りに言いふらしたくてたまらなかったんですが、ひたすら我慢していました。
その映像が世の中に出るまでは、ひたすら我慢だったんですね。喋っちゃいけなかったんですね。
そのAI講座が世に出たタイミングで、AI経営の講座に出演しました、と投稿したんです。
そこからですよ、一気にAIを学びませんか、とかチャットGPT基礎講座あります、というような広告が怒涛のように私のSNSに出てくるようになったんです。
私はもう実際にAIを使いこなしている方だったと思うので、だからこそこの講座に声をかけてもらったとも思いますし、
さらにそこから加速をしていたので、初心者には当たらないと思いまして、このAIを学びませんか、とかチャットGPT基礎講座あります、という広告が出たとて、
なんか賑やかなだけなんですよね。
すべてこれからAIを学びましょう、という入り口向けのものばかりでしたので、すべて一旦ブロックしました。
ここで気づいたのは、SNSの広告アルゴリズムっていうのは本当にキーワードで動いているんだなっていうことです。
人間の感覚と学びの重要性
私の投稿にAIとかチャットGPTという単語が出た瞬間に、
あ、この人はAIに興味があるんだな、と自動的にラベル付けされたんだなって思うんです。
そこから関連する広告を機械的に出してくるっていうことだったんだろうなと思います。
そういう計算をコンピューターがしているっていうことです。そういうアルゴリズムなんだなっていうことです。
AI経営の映像に出演しましたという投稿について、もう使っているんだなとか、
出演者としてオファーをいただくぐらいの感じなんだなという文脈までは読み取れなかったということです。
だからこそ私にとってはピンとこない広告ばかりが並んでしまうっていうことですね。
ということは結局のところ、広告アルゴリズムは浅い読みしかしていないんだなっていうことがわかります。
行動履歴とかキーワードは拾えても、人間のように文章の裏側だったり、
意図を汲み取ることはできないっていうことです。
やっぱり人間の感覚にはかなわないんですね。
出演しましたという投稿から受け取る情報ってかなりたくさんあるはずなんですが、
出演しましたの言葉の意味が計算されずに、
AIのキーワードの方が強くなってしまっているっていうことです。
そう考えてくると、もし私たちがその感覚を磨かずにぼんやりとしていたら、
逆にそのアルゴリズムに飲み込まれてしまうっていうことも言えるんじゃないかなと思います。
裏返すと、人間の感覚をどう研ぎ澄ませていくかっていうことが、これからますます問われていくと思います。
じゃあその感覚って何かっていうと、
これは私がよくお話をしていますが、知恵を絞るというところにつながっていくと思います。
知恵を絞るには基礎学力が大切になってきます。
身につけた基礎学力をつなぎ合わせて、そこから知恵を絞り出す、自らが考えるっていうことにつながっていくと。
だから私たちは勉強が必要だし、それを積み重ねていくことでアルゴリズムでは追いつけない、
人間ならではの判断ができるようになるんだろうなって思います。
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それではまた明日。
06:20
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