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2022-12-23 07:16

【0203】2022/12/23 逆から見てみると理解できることがある

2022/12/23

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おはようございます。鶴岡慶子です。この配信では、司会者として、花火鑑賞師として、そして気象予報士として日々感じたことなどをお話ししています。
今日は、反対の言葉を考えると、よりその言葉を理解することができるというお話をします。少し前のお話になりますが、配信の中で
ありがとうの反対は当たり前だというお話をしたことがありました。 お食事をする時にいただきますというのも感謝の言葉ですよね。
ありがとうっていうことも、感謝していますっていうことも、よく場面としてはあると思うんですけれど、
反対の言葉が当たり前だというふうに思った時に、ありがたいと思うことが周りにあふれるような気がするんです。
当たり前のことって、もしかしたらないのかもしれないと思えるんですよね。 朝起きることも、朝目覚めたこともありがたいことだし、お話がこうやってできることもありがたいことだと思うんです。
当たり前のことではないなぁと思ったら、ありがとうという言葉、ありがたいという言葉に重みが出てくるような気がするんですよね。
他に考えられるのは、どうせっていう言葉です。
どうせそんなことをしたって、とか、どうせそこに行ったって、っていう、そのどうせっていう言葉です。
この反対は何かなぁと思ったら、もしかしてだと思います。 もしかして何々、その続く言葉がまるっきり変わると思いませんか。
心のワクワク度が全く変わるんですよね。
どうせと考えてしまいがちになった時、そういう自分と向き合う時って、どうしても出てくるんですけれど、そういうネガティブな気持ちになった時に、この反対の言葉って何だろうって思ったら、
ちょっと変換してみると、心のワクワク度が変わったり、ちょっと角度が変わったり、見方が変わったりするような気がしました。
そう考えていたら、白報道のかつてのキャッチコピーなんですけど、正解より別解とタイトルがあって、
クリエイティビティでこの社会に別解を、と小さく書いてあるんです。 何かものを作ることで、この社会に別の解答を、ということなんですね。
クリエイティビティでこの社会に別解を、って書いてあるんです。 その中に説明書きのようなキャッチコピーがさらにあって、
正解は一つ、別解は無限。
正解は過去、別解は未来。 正解は無難、別解はドキドキ。
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正解はロジック、別解はマジック。 正解なんかで満足か。
とあります。 これも以前配信の中で、事実は一つ、解釈は無数というお話もしたことがあるんですけれども、
それにもなんか通じるかなっていう、白報道のこのキャッチコピーですけど、正解より別解っていうのは、狭い世界じゃなくて、もっと視野を広げれば、いろんなことが見えてくるんじゃない?っていうメッセージが強く込められているような気がして、
それって一つの言語化したもの、例えばこれが正解でしょ? こうじゃなきゃいけませんよね?こうするべきだよね?っていう、
なんかそんな凝り固まった一つの回答のようなものに向かっているだけの自分から、解放されるような気がして、
一旦は言語化してみると、自分の気持ちって整理できると思うんですけど、そこから反対語ってなんだっけ?とか、類語も探してみると、もしかしたら解放される気持ちってあるんじゃないかなっていう、そんな気がしました。
私は言葉のインプットとして、SNSをよく活用しているんですね。言葉のインプットとしては、インスタグラムやピンタレストを活用することが多いです。
その中には、スポーツ選手が放った言葉や、経営者が放った言葉、キラリと光る言葉によく出会います。
これは保存しておきたいなと思う時には、保存先はLINEの一人グループなんですね。
まずそこに保存した後、永久保存したいなと思ったら、メモアプリに改めて保存するということをします。
その保存した時の自分の状態と、後から見直した時の自分の状態って、ちょっと差があったりするので、違う感覚でその言葉を眺めることがあるんですけど、
ストーンと自分の中に言葉が入ってこない時には、やはり反対の言葉、逆から見てみるっていうことをすると、すごくわかってくることが多いなと思います。
私は今日もなんですけれども、ご葬儀の司会もします。
亡くなるっていうことの反対は、生きるっていうことかなって思いますよね。
死の反対は生かなって思いますよね。
生きていることが良いことで、亡くなることが悪いこと、悲しいこと、残念なことって思いますよね。
これ逆だと思ってるからそう思いますよね。
でも私は出会ってしまったんです。その言葉にドキッとするのと同時に、なんだか胸がキュッと締め付けられるような、なんか涙が出てきそうな、そんな気持ちになりました。
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どんな言葉だったかっていうと、生きるの反対は死ぬということではありません。
生きるの反対は生まれないことです。
そうおっしゃった助産師さんがいました。
その言葉の前に私はしばし無言になったんですけど、この言葉に出会ってから、葬儀に対する気持ちがまたぐっと変わりました。
今、亡くなってすっごく悲しいんですけれども、寂しいんですけれども、
でも生きたということがもう尊い、それがベースにあるんだっていうことを思えば、
その葬儀の時に私の気持ちとしてどう向き合えばいいのかっていうことが見えてくるような気がして、
こんな風に一つの言葉を深く理解しようと思った時には、反対の言葉、逆から見てみるっていうことをしてみると、すごくわかることが多いなって思いますし、学ぶことも多いなって、そんな風にも思います。
鶴岡慶子の花火と天気と言葉と、日本の秋田県から発信しています。
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鶴岡慶子でした。
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