1. 鶴岡慶子/花火・天気・ことば
  2. 【0252】生涯現役とは生涯成長..

2023/02/10

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おはようございます。鶴岡慶子です。
この配信では、司会やナレーションを通じて、そして花火鑑賞し、気象予報士として日々感じたことなどをお話ししています。
日本の秋田県から発信しています。
昨日、葬儀司会で担当した方が、91歳の男性の方でした。
学校の先生でした。
個人を忍ぶ映像、これは葬儀会社が用意することもあるんですけれど、今回はご遺族の方が自作したものを持ち込んでくださったんです。
この映像は、88歳、ベージュのお祝いにということで作成されたもので、このほど再演という形で、改めて皆さんで見ましょうという形にしたそうです。
この映像がありますので、私の方から特に深く取材をして、さらにご葬儀の直前に個人のプロフィールをお話しするというシーンは今回はなかったんですが、
何せこの映像が愛情がこもってて素敵な映像だったんですね。
さらに、この個人が非常に素晴らしい方だったんだなぁということもあわせて感じました。
91歳で亡くなられているんですけど、89歳まで、なんと現役だったんです。
何をされていたかというと、現職時代は学校の先生、英語の先生だったんです。退職後、英語サークルの講師として、ずっと地域で活動されていたそうです。
それを、なんと89歳まで続けていらした。
7年前に奥様を亡くされて、とても寂しい生活を送っていたとは思うんですけれど、でもその中で自分の生き甲斐を見つけて、さらに地域に貢献する姿、
さらにお孫さんのお別れの言葉があったんですけど、その中でお話しされていたのが印象的だったんですけど、ずっと英語の勉強をし続けていた。
さらにインターネットでものを調べて教材を作っていた。より生徒さんたちに分かってもらおう、理解してもらおう、英語を上手になってもらいたいということで、ずっと教材研究をなさっていたということなんです。
なおこの教材研究という言葉は、教育現場用語でもあるかもしれませんが、授業の準備をすることを言います。
授業で使う教材、それを研究するということは、授業の準備をするということなんですよね。この教材研究をずっと続けていたということです。
どこまでも自分は英語を上手になりたいんだとおっしゃっていたそうです。
生涯現役という言葉がありますが、これは若い時に培った力をずっとそのまま使っているのではなくて、どんどんどんどんたくわえをまた増やしていく、そういう努力もしているからこそ現役でいられるのかなと思いました。
サッカーの三浦和義選手がこの後ポルトガルに行きますけれど、その時の記者会見でもっとサッカーがうまくなりたいと話しました。
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あの一時代を築いた数がまだまだサッカー上手になりたいんだと話す姿、このような熱いハートを持っているから現役としてまだまだやっていけるんだなぁとも思いました。
昨日私が担当した個人とも通じるものがあるなと思ったんですが、ずっとハングリー精神を持ち続けるって本当にかっこいいなと思うんですね。
私は仕事に対してもちろん一つ一つ全力投球なんですけれど、もしかして今持っている力だけで勝負しようとしていないか、改めて確認しながら仕事を進めていこうと思いました。
鶴岡慶子の花火と天気と言葉と、アップルポッドキャスト他8つのプラットフォームで配信しています。
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