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2022-11-10 05:28

【0160】2022/11/10 情報にはふりがなを #気象防災アドバイザー

2022/11/10

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おはようございます。鶴岡慶子です。 この配信では、司会者として、花火干渉士として、そして気象予報士として、日々感じたことなどをお話ししています。
昨日の夕方5時40分頃、関東で大きな地震があって、 茨城県の白里町で震度5強を観測しました。皆さんの親しい方は大丈夫だったでしょうか。
私は秋田にいて、Apple Watchにニュース速報が入ったので、その地震があったということを知りました。
そしてNHKのテレビをつけたんですけれども、 津波の心配はないという字幕が真っ先に目に入ってきたので、まずは安心しました。
そしてよく画面を見てみると、右上の方に、震度5強の地震、津波心配なしという字幕がずっと出っ放しだったんですよね。
しかも、すべての漢字に振り仮名が振ってあったんです。 今、海外からのお客様もたくさんいらして、旅行先で震度5強の地震に遭う、これは本当に怖いことだと思うんですけど、
その中で画面をつければ、振り仮名が振ってある災害情報が出ている。 これは一定程度のお客様に対して良い情報を提供しているなぁと思いました。
当然このぐらいだったら読めるでしょって思う漢字でも、振り仮名を振ってあるってとっても良いことだと思うんです。
ちょっと想像力を働かすと、そうだな、外国からいらしている方もいらっしゃるし、子供がこの画面を見た時にちゃんと読めるということが、今後すごく生きてくることもあるんだろうと思うんですよね。
この漢字とその振り仮名とセットになっているっていうことが、子供たちの中にインプットされると、今後その地震の情報を出した時に、ちゃんと動ける、そんなことに繋がっていく気がします。
振り仮名で思い出したんですけど、白いお湯って書いて左右って読むじゃないですか。
その左右のペットボトルが病院の自動販売機で売っていたというフェイスブックの投稿を見ました。
白いお湯っていう縦書きのペットボトルにちゃんと振り仮名が振られていました。
うっかり白糖って読む方もいますよね。
なるほど。辞書を見ると白糖っていう読ませ方もあるんです。
でもそうなると、飲むものではなくなるんですよ。
お風呂の何も入っていないお湯というような、そういうニュアンスの方が強くなるみたいですね。
そのフェイスブックですが、投稿していたのは、お母様の介護をしているという私の知り合いなんですけど、左右を売る時代になったんだと思って。
これはもうお茶を売り始めたその時以来の衝撃ですね。
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びっくりしたんですけど、彼女の投稿の中のその文面を見ると、ありがたかったっていうふうに書いてあったんですね。
そこでハッとしました。
お湯を作るって結構難しいんですよね。
血飲み子だったり、介護する方がいたりすると、家族にいたりすると、その温度がなかなか難しいですよね。
適温って人肌っていうことだったり、高めの45度ぐらいだったりとか、そういうのってすごく難しいですよね。
面倒で時間もかかりますよね。
しかも病院であれば、それが手軽に手に入れられる、手軽に買えるっていうのは、ありがたいことなんだなぁと思って、ハッとしました。
本当にその人の立場になってみないと、わからないことってたくさんあるなって思いました。
じゃあ相手の立場に立つってどういうことなのか。
その基本にあるのは思いやりだと思うんですよね。
いろんな人の立場を考えるときに、その人の価値観だったり、何を大切にしているのかっていうことを考えて、私たち自分の行動を決めたりしますよね。
それって思いやりの精神だと思うんですよ。
今回NHKが地震の情報についてすべて振りがなを振ったということについて、外国からいらしている観光客の方の不安が少しでも和らぎますようにという、そういう思いやりだったと思うんですよね。
病院で左右を売り始めたその自動販売機は、血飲み具を持つ家族だったり、介護する人を持つ家族だったり、そういう家族に思いを馳せて、それを提供しようということになったんだと思うんですね。
なんか気持ちが温かくなったのと同時に、私がお仕事を通じて様々な活動を通して思いやりを届けられるとしたら、どんな形があるんだろうということも考えてみようと思いました。
鶴岡慶子の花火と天気と言葉と、日本の秋田県から発信しています。
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鶴岡慶子でした。
05:28

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