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おはようございます。鶴岡慶子です。 この配信では花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。 毎朝更新しています。
今日は葬儀司会のエピソードです。 葬儀の前に亡くなられた方のプロフィールを紹介するんですが、紹介するためにはご遺族に取材をする必要があります。
プロフィール紹介は、こういうことあったよねとか、そういえばそうだなぁと頷きながら、 その人生を一緒にたどって、心静かに忍ぶことができればいいなぁと、そんな場面なんですよね。
私自身もちゃんと豊かな人生だったと、一緒に振り返られれば嬉しいですし、 せっかくその場面にプロ司会がいるのですから、ぜひプランとして入れて欲しいんですが、
今月担当したご遺族で、プロフィール紹介はしてほしい。 ただ取材はほぼ拒否ということがありました。
理由は家族層だから、ここに来る人はみんな個人を知っているから、 よく知っているからということでした。
本当に難しかったですね。 よく私もその方のことを知らずに文章を作るわけにはいきませんので、
定年退職なさってから秋田市に引っ越してきたということは、 プロフィールシートっていうあらかじめ書いてもらうものに書いてあったんですね。
なので、どんなお仕事なさってたんですか?っていうふうに聞いたら、それは言いたくないと。 性格は真面目?オーラか?社交的?など選択肢がいろいろあるんですけど、
そこに当てはまらない場合は、その他括弧っていうのがあるんですね。 〇が一つもついてなかったので、
〇がつくところを教えてくださいと言いながら辿って行ったんですけど、 全部100%当てはまるものは一切ないんで、というふうに言われたので、
いや本当とっても困ってしまいました。 こちらがいつもやっている方にはめすぎないようにというふうに考えて、
結局プロフィールシートには一級技能士っていう情報があったので、 こんなふうにまとめました。
一級技能士の資格を持ち、 ものを作ること、
ものを直すこと、 そして使い続けること、
暮らしに手をかけ心をかけて歩み続けた、尊いご生涯でした。 と、こんな具合にまとめました。
さてコメントありがとうございます。 635回の葬儀終了ってどうだろうかの回に、秋田市の男性の方からいただきました。
鶴岡さんおはようございます。 10年近く前のことですが、ある社長さんの奥さんが亡くなって家族葬をした後、
どうして教えてくれなかったとものすごく多くの人に言われて、 結局もう一度葬儀国別式を行ったということがありました。
それから新聞のお悔やみも死亡広告も出さないケースも多いと聞きます。 亡くなった方が高齢の場合や、亡くなり方が分け有りの場合などがあるそうです。
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死亡広告では自宅への長文を誇示する文言も目立ちます。 遺族の複雑な思いがあるんでしょうね。
といただきました。公開コメントではないので一部抜粋してお話をしたんですけれども、まずは葬儀国別式を改めてやることになってしまったっていうことについて、この気持ちとってもよくわかります。
うちの場合はちゃんとやった後もたくさんの方と個別に対応することになって大変だったというのはお話しした通りだったんですが、
周りの方のことを考えたらやっぱりちゃんとお別れを言えるようにその場を設けるということを基本に考えたらいいなってやっぱり思います。
多くの葬儀に関わっていますと、こうやってちゃんとお別れを言ってこれで気が済んだっていうことがとっても大事なんだろうなって感じます。
これは周りだけじゃなくて遺族もそうなんですよね。ちゃんと送ったっていうことで、これで気が済みましたと思えることが本当に大切だと思います。
つい先日まで息をしていた人がもうそこに形がないということをなかなか受け入れるのに時間がかかったりとか、もちろん寂しいですし悲しいことなんですけど気が済むという感情をちゃんと持てたか、
この形でちゃんとその感情を持てるのかということをぜひ考えてほしいなって思っています。
その上でお別れを言いたい方、周りの方は落ち着いてからという謎の理由で個別に訪問するんじゃなくて、
遺族が設けたその場、具体的には葬儀国別式の場ということなんですが、そこに出かけていくということを基本にしていただきたいですし、
もしそれができないのであれば懲役を示す伝報なりを送るようにしてほしいなと思います。
さらにこれは先日言葉足らずだったなと思うんですけれど、いろんな事情があるんだろうなって思うんです。
そのいろんな事情があって、10項の上で葬儀終了と出すなら、それは大いに結構というかそれでいいと思っています。
でも安易に右ならえで、簡単でいいとか、なんとなくという理由であれば、それはどうなんですかとは言いたいなと思います。
メッセージ本当にありがとうございます。
こうやってコメントやメッセージをいただきますと、言葉足らずだったなということがわかって、こうやって追加でお話をすることもできますし、
何よりも時間をとって聞いてくださるだけでも、これは本当に嬉しいことですのに、さらに時間を割いてコメントを残してくださるなんて感謝でしか本当ないんですよ。
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ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡慶子でした。