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はい、おはようございます。本日の放送は、2025年7月4日、金曜日です。本日は第1223回目のお話となりまーす。
このチャンネルは福島県小林町在住の特撮アニメ漫画です。 親父のピョン吉が響きになったことを、ダダーと内緒していくという番組です。
よろしくお願い致します。
アニメ「クレバテス」の概要
昨日ですね、ずーっと気になっていたアニメ、クレバテスをついに見ました。
昨日はね、第1回だったんですね。正式タイトルはね、クレバテス魔獣の王と赤子と屍の勇者です。
インパクトのあるタイトルですよね。なぜ気になっていたのかっていうとね、このアニメの監督が田口清隆さんだったからなんです。
そう、あのウルトラマンZやウルトラマンブレイザーなど、つぶらプロのメイン監督を務めてきた方ですよ。
最近ではね、マシン戦隊キレメイジャーだとかね、仮面ライダーガッチャーだとかね、東映作品も変わってきています。
しかもですね、全国自主怪獣映画選手権をね、開催したりですね、福島県のスカガン市でね、スカガ特撮塾の塾長を務めたりとかね、
若手映像作家の育成に力を注いでいる方なんですね。 そんな特撮界の第一線で活躍する監督がアニメに挑戦するとなればですね、どんな科学反応が起きるのか、
そりゃ気になりますよね。 田口清隆監督の先輩にあたります日内真嗣監督もね、
日内真嗣監督というね、アニメを総監督がやってますしね、庵野秀明監督やね、押井守監督のようにですね、アニメと実写をね、自由に規定しているクリエイターもいますからね。
でもあの彼らはね、テレビマンガに育った世代なんですよ。テレビマンガ、アニメもね、特撮も、あと人形劇も、それも一色だけになって、ジャンルがね、今ほど高くならなかったんですね。
ですからまあわかるんですが、田口監督はね、それも一回り以上若い世代なんですよ。
今の時代にアニメ飛び込むにはね、きっとそのような覚悟があったと思うんですね。 その田口監督が挑んだクレバです。
岩原悠司さんがですね、ラインマンガで連載中の作品が原作なんですね。 現在単行本が10巻まで出ているようです。
ジャンルはね、いわゆるダークなハイファンタジーなんですよ。 コードに作られているファンタジーですね。
物語の舞台はですね、魔獣たちに支配されたエドセア大陸というのが舞台です。 人間の世界を守るために立ち上がった勇者たちはですね、伝説の剣を手に、魔獣をクレバテスの討伐に向かうんですが、
逆に彼らの行動がですね、人類を滅ぶしかない大惨事を招いてしまうんですね。 唯一残された希望はね、魔獣クレバテスに託された一人の人間の赤ちゃんという話なんですね。
今回第一話はですね、1時間スペシャルで放送されたんです。 冒頭で勇者たちがバッタバッタと倒されていく展開はかなり衝撃的でした。
特撮感の融合
有名な声優さんたちが使ってましたからね、まさかね、第一話の前半で死んじゃうと思わなかったですかね。 前半だけで終わっていたらですね、ただの救いのない作品に見えてしまったかもしれないですね。
後半が描かれることでね、魔獣が赤ちゃんを育てるという要素がね、この作品の独自性と希望を捧げているんですね。
主人公の魔獣クレバテスはね、人を操り圧倒的な力とね、美しさを併せ持つ存在なんですね。
見ながらね、これ田口監督が選ばれた理由がわかったと納得してしまいました。 その姿や雰囲気がね、自分はね、どこかのガメラ3に登場しましてね、怪獣イリスを思い出させるところがありましたね。
ですので現在ですね、こういう怪獣を作ることができるのはね、田口監督だと思ったんでしょうかね。
でもひとつ気になったのはね、クレバテス、人間姿になっちゃったんですよ。今回第一話でね。 このままずっと人間体でね、物語が進んでしまうとね、
せっかくの怪獣感が薄れてしまうような気がしますんでね。 そこはちょっとね、どうなのかなと気になるわけですね。
エンドロールみたいに驚いたのはね、田口監督は監督だけでないんですね。 特技監督と音響監督も兼任していたんですよ。
音響へのこだわりね、ウルトラマンシリーズでもね、怪獣の鳴き声に気を配る監督なんですね。 田口監督。納得するわけですよ。
今回のね、クレバテスの鳴き声もね、実に印象的でした。 でもあの特技監督って、アニメではあんまり聞かない肩書きなんですよね。
通常映画の特撮パートを専門で監督する人のことをね、特技監督って言うんですが、特に東宝特撮などね、よく使われる表現なんですが、
アニメでね、特殊効果と呼ばれることが多いんですね。 なんで特技監督って呼ばれるのが謎なんですね。
さらにエンドロールにはですね、メイキングに島崎隼さんの名前もあったんですね。 島崎さんと言えばですね、田口監督とよくね、コンビを組む映像作家ですね。
スカガン特撮塾のメインの講師でもあります。 アニメでメイキングがあるなんてね、まぁ普通はないわけですね。
というわけで不思議だなぁと思っていたらですね、どうやら実際にミニチュアセットを作ってね、撮影した映像とかね、それとも背景とか演出としてね、いろいろと使っているらしいんですよ。
例えば今回ね、城取で城塞にですね、魔獣が攻めてくるシーンがあるんですね。 非常に迫力あるシーンなんですが、あの防衛戦、まんま怪獣へのノリでしたよね。
どうやらあの場面ではですね、本当にミニチュアを作ってね、それを利用して制作していたみたいなんですね。 その中でね、これからもアニメの中にさりげなく特撮を交じるような、そんな演出が見られるような気がするんですね。
まさにアニメと特撮の融合ですね。 昔ですね、田口監督が生まれる前の話なんですね。
恐竜大戦争アイゼンボーンだとかね、恐竜探検隊ボンフリードとかね、科学探検隊探査ファイブだとかね、アニメと特撮の融合した作品があったんですよ。
この特撮部分はね、津村ヤプロンが手掛けていたんですね。 そういえば津村英二監督も関わった90年前の映画、かぐや姫っていう作品もあるんですが、その作品にもね、アニメ部分があったそうなんですね。
現在は失われてるんですかね。その流れを汲む田口監督がね、クレバデスっていう作品でアニメに挑戦するっていうのはね、ある意味必然だったのかもしれないなぁと思うけどね。
ということでね、今回はですね、田口監督の特撮魂がね、アニメの中でどう爆発していくのか。今後のクレバデスが楽しみですって話でした。
はいそれではまた、もしよろしければペンキシンオタクの話をお聞きくださいね。本日もお聞きくださいまして、誠にありがとうございました。