田口清隆監督の挑戦
さて、今回はですね、送ってきてくださった方のメッセージがありまして、これをもとに、今話題のアニメ「クレバテス 魔獣の王と赤子と死の勇者」、これをちょっと深掘りしていきましょう。
いいですね。
メッセージ本当にありがとうございます。
ありがとうございます。この作品、監督がウルタラマンZとか、ブレイザーの田口清隆監督ということで。
そうなんですよ。
特撮ファンからも、熱い視線が注がれてますよね。
まさに特撮界のトップランナーの方が、まももしてアニメ監督に挑戦を。
送ってきてくださった方のメッセージにも、その期待感と、あといくつか注目すべき点が、かなり鋭く指摘されてました。
なるほど。
なので、今日はそのメモを手がかりにしてですね、田口監督がこのアニメで何を目指しているのか、その特撮魂みたいなところ。
おー、特撮魂。
その革新に迫ってみたいなと思います。
面白そうですね。
あの特撮畑からアニメっていうのは、まあ、樋口監督とか庵野監督とか、先達はいますけど。
いらっしゃいますね、はい。
でも、田口監督はさらに下の世代じゃないですか。
そうですよね。
しかも、この現代のアニメ制作環境でやるっていうのは、また何か違った挑戦がありそうだなと。
ええ、それに原作がラインマンガのダークファンタジー、クレバテス。
これもまたね。
魔獣が支配する世界で勇者が入れてしまって、その魔獣が人間の赤子を育てるっていう、希望と絶望が交錯するような。
かなりヘビーな。
かなりヘビーな物語ですよね。
そうですね。送ってきてくださった方のメモにもありましたけど、第1話の衝撃的な幕開けと、
はいはいはい。
あと、魔獣による育児っていう異色の組み合わせ。
うんうん。
これが作品の大きな推進力になっている感じがしますよね。
ですよね。
あと、クレバテスのデザインがガメラさんのイリスっぽいっていう指摘もメモに。
ああ、なるほど。
これなんかまさに田口監督の怪獣への造影の深さというか。
ええ。
特撮的センスが出ている部分かもしれないですね。
確かに。
ただし、そのメモがちょっと懸念点として挙げてたのが、クレバテスが人間の姿になっちゃうっていう点。
ああ、ありましたね、それ。
ええ。これはその、魔獣としての存在感、いわば怪獣らしさ。
うんうん、怪獣感。
それが薄れちゃうんじゃないかっていう、これは特撮ファンならではの視点かもしれないですね。
うーん、なるほど。物語上なんか必要な変化なのか、それとも何か別の狙いが。
うーん、今後の展開が気になりますね、そこは。
気になりますね。そしてここがまたすごく面白いんですけど、製作スタッフのクレディット?
アニメと特撮の融合
はい。
田口監督、監督だけじゃなくて特技監督と音響監督もやってらっしゃる。
そうなんですよ。音響へのこだわりはウルトラマンシリーズでも有名ですけど。
有名ですよね。
この特技監督っていうのは。
これアニメでは見ないですよね。
まず見ない肩書きですね、これは。実写特撮、特に東宝の怪獣映画とかで。
ああ、はいはいはい。
伝統的に使われてきた役職名ですよね。普通アニメだったら特殊効果とかそういう表記が多いと思うんですけど。
そうですよね。
あえてこの特技監督使ってるっていうところに、なんかこう単なる作画とかCGじゃないぞと。
実写特撮的なアプローチを持ち込もうとしてるっていう、なんか強い意志を感じますよね。
感じますね。さらにですよ、送ってきてくださった方のメモが指摘しているエンドロールのメイキング協力。
はいはい。
ここにミニチュア特撮のあの第一人者の島崎篤さんのお名前が。
おお、それは。
これはどういうことなんだろうと。
まさにメモの推察通りかもしれないですね。
例えば城西での防衛戦シーンとか。
ああ、ありましたね。
ああいうところで実際にミニチュアセットを組んで撮影した素材をアニメの背景とかエフェクトとして合成している可能性が高いんじゃないかと。
へえ、すごい。
これってかつてエンタニープロが防フリーとかアイゼンボーグとかで試みた実写とアニメの融合。
はいはいはい、ありましたね。
あの流れの現代的なアップデートって言えるかもしれない。
なるほど。
単にリアルに見せるだけじゃなくて特撮ならではの物質感とか重量感。
ああ、質感重量感。
そういうのはアニメに持ち込もうとしてるんじゃないですかね。
なるほどな。
となるとこのクレバテスって単なる人気コミックのアニメ化っていうだけじゃなくて、
田淵監督によるそのアニメと特撮の境界線を溶かしていくぞみたいな。
うん、壮大な。
壮大な実験場とも言えるわけですね。
これは送ってきてくださった方のメモのおかげでものすごく視界がクリアになりました。
本当ですね。非常に刺激的な分析でした。
今後その特撮的な演出が物語とどう絡んで、どんな価格反応を起こすのか。
いや、楽しみですね。
もう目が離せないですね。
それで、もし送ってきてくださった方がさらに思考を深める、緩急するならですけど、
こんな問いも面白いかもしれないなと。
ミニチュア撮影みたいな具体的な技術の話だけじゃなくて。
技術だけじゃなく。
えー、田淵監督が培ってきた特撮的な演出哲学。
例えば巨大な存在をどう見せるかとか、破壊のスペクタクルとカタルシスをどう描くかとか。
あー、なるほど、哲学。
そういう感覚そのものがこのアニメの物語表現自体をどう演出させているのか。
うわー、それは深いですね。
この辺りを探ってみるのもまた一息かななんて。
やはや考えさせられますね。今回もあっという間でした。
ええ、実に興味深い探究でしたね。
次回の配信もお楽しみに。
さるなら。