00:00
はい、おはようございます。本日の放送は、2026年の1月30日、金曜日です。 本日は、第1433回目のお話となります。
このチャンネルは、福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が、日々気になったことをダラダラと話をしていく、という番組です。
よろしくお願い致します。
アニメ『違国日記』の概要
今季の冬アニメで、これ多分自分の情緒に効くやつだなと、じわじわ来ている作品がありまして、それが
違国日記です。 まずタイトルからして、ちょっと引っかかるじゃないですか。
普通、異国って言ったら、異なる国、つまり異国ですよね。 ところがこの作品、違う国って書くんですよ。
異国。 漢字からしても、なんか分かり合いなさそう感が漂っている。
違う国の日記。もうこの時点で、これは自分には理解できない人間関係の話だな、と察してしまうわけです。
ええ、他人の気持ちを察するのが苦手な人間ほど、こういうタイトルにビビるんです。自分のことです。
原作は山下智子さんの漫画。2017年から約6年かけて連載されて、全11巻で完結しています。
実は原作、まだ読んでいません。 理由?自分の性格ですよ。目の前に漫画が全巻揃ってたら、今日は一巻だけ、とか言いながら、気づいたら深夜3時。
全巻毒破して虚無の目で天井を見つめるタイプなんです。 なので今回は、あえて我慢。アニメが終わるまで、おいしいものは最後に撮っておく作戦を実行中です。
多分失敗しますけど。 アニメは第1話から引き込まれて、今のところ第4話までかなり丁寧に見ています。
ちなみに実写映画もあって、2024年6月に公開済み。 アマゾンプライムにもあるので、指一本で見られる距離にはいるんですが、
見てません。なぜならアニメの出来甲斐をしぎる。 先の展開を知りたくないし、変な先入観を持ちたくない。
今はこの距離感でいいんだ、と作品と絶妙な関係を築いています。 ええ、アニメ相手に距離感を大切にする人間です。
物語は、人見知りの小説家高台真紀夫と、両親を事故で亡くした15歳の女一子、 匠朝の話。
真紀夫は交通事故で姉夫婦を亡くし、その葬式の流れと勢いで朝を引き取ることになります。 ここで出てくる真紀夫のセリフが強烈でして、
あなたを愛せるかどうかはわからない。 でも、私は決してあなたを踏みにじらない。
これ、優しいの一言では片付けられないし、でも冷たいわけでもない。 めちゃくちゃ不器用で、めちゃくちゃ誠実な言葉なんですよね。
人間関係の描写
他人と暮らすのが苦手な真紀夫。人との距離の詰め方をわからない大人。 一方で居場所を失った朝は、いわゆるちゃんとした大人ではない真紀夫の生き方に触れていきます。
この作品のタイトルでもある異国。 同じ国、同じ文化圏に生きていても価値観や心がまるで噛み合わない。
まるで別の国の住民みたいに感じる他者。 その距離感を表している言葉なんだと思います。
実は親子でも夫婦でも兄弟でも結局は全員別人。 価値観が合わないのなんて普通です。
普通はなんとなく歩み寄ってなんとなく関係を維持するわけですが 真紀夫はそれができない。歩み寄りましょうが苦手な人。
多分気を使うという行為にごっそりとエネルギーを持っていかれるタイプです。 これも自分のことです。
なのでこのアニメ、朝の視点から見ると奇妙で不器用ででも誠実な大人を観察する日記 みたいにも見えます。
同時に朝の成長日記でもあり、真紀夫自身の心の変化の記録でもある。 誰かと一緒に暮らすことで少しずつほんの少しずつ変わっていく。
その過程がものすごく丁寧に書かれています。 ちなみにこの2人の関係がどうなるのかという結論は実は第1話の冒頭ですでに示されています。
あ、ちゃんといい関係になるんだなというのはわかっています。 でもそこに至るまでの道のりが見たい。
分かり合わないままぶつかって距離を確かめ直してそれでも一緒に暮らす。 その積み重ねを見守りたい。
制作はシュキという会社。自分正直知らなかったんですが全体的に原色を避けた優しい色合いでまとめていて画面を見ているだけで落ち着きます。
キャラクターデザインもところどころ漫画的な表現が飛び出して原作へのリスペクトが感じますね。 そして牧代役の沢城美由紀さん。
色っぽい役も少年役もできる人ですがこの作品では自分の考えを持ちそれを言葉にできる大人の女性の声を完璧に出しています。
麻薬の森風子さんも素晴らしい。 打ち解けやすそうででもどこか未完成な15歳という年齢の危うさがちゃんと声にある。
オープニングもエンディングも良くて毎週今週も見ようと思わせてくれるアニメです。 派手じゃないけど確実に心に残るアニメです。
というわけで異国日記。 人間関係に自信がない人ほど多分刺さると思います。おすすめです。
はいそれではまたもしよろしければピョン吉のオタクな話にお付き合いくださいね。 本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。