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はい、おはようございまーす。本日の放送は、2025年の5月3日、土曜日です。
本日は第1161回目のお話となりまーす。
このチャンネルは、福島県小倉市在住の特撮アニメ、漫画大好き親父のピョン吉が響きになったことを、だらだら話をしていくという番組です。
よろしくお願いいたします。
怪獣ヤロウの概要
昨日はですね、アマゾンプライムビデオにありました、怪獣ヤロウという作品を見ました。
今回はね、その感想を語ってみようかなと思っております。 怪獣ヤロウ、怪獣笑顔ヤロウというのとね、怪獣のようなヤロウね、というのをかけているタイトルなんでしょうね。
物語の主人公はですね、岐阜県関市の市役所、観光家に勤務する地味でね、真面目な公務員
山田一郎が主人公です。ある日ですね、突如として、市長からですね、うちの町のPR映画を作ってくれないかと依頼を受けるわけですよ。
映画ではね、市長の模倣と違いましてね、怪獣映画を作っちゃうというコメディ映画です。 映画のね、話を聞けばですね、お、面白そうじゃんとね、思い合わせます。
まあ実際のところね、飽きることがないんで、飽きずに見ることができただけでもね、この作品は成功していると思います。
しかもですね、映画の中でね、映画をやろうと言うとね、映画の中で映画を作ろうと言うとね、映画ない映画っていう構造もですね、カメラを止めるなとかね、
侍タイムスリッパーのようなですね、メタ視点、そういった視点もある作品でね、映画ファンとしてね、ワクワクする部分なんですね。
そしてですね、限られた予算と資源でですね、アイデア勝負の映画を作るというですね、夢と希望にあう満ちたストーリー展開をね、期待させているわけですよ。
この映画ではですね、実際に岐阜県関市の企業、あと住民の人たちがね、協力しまして、市役所の人々も巻き込んで、映画を作っているようです。
ある種ですね、ローカルヒーロー的な市民参加型映画の香りも漂ってきていましてね、そこもいいんですよね。
そして出演されましてね、社配友人もですね、ハルト飛行機のグンピーさんをはじめとするですね、個性的な人たちでね、真面目にですね、与えられた役をこなしています。
ここまではいいんですよ。ここまでは。本当に良いんです。頑張っているなと思います。
登場人物の描写と倫理的疑問
でもね、脚本がおかしいというか、物語の倫理がバグっているんですね。
例えば主張、清水光子さんが熱演されていますが、東京都の某おなじみの都知事を思わせる濃いメイクをしましてね、やたらと悪役っぽく描かれています。清水光子さん、うまいなと思いますね。
伝統を大事にしていること、市の現状に頭を悩ませていること、しかし商店街がシャッター街になっていること、そういったですね、よくある地方都市の悩みを背負っているだけなんですよね。
なぜか全力で悪役に仕立てられているんですよ。でもちょっと待って、この主張ってめちゃくちゃ頑張ってるじゃん。
だって彼女、自らPR映画を作ろうと言い出してるんですよ。自分で脚本もね、書きましたし、また監督もやる気ままなんですね。
そしてむしろですね、かなり革新的でですね、伝統重視どころかですね、かなりラディカルな主張ですよね。そして映画に対してもね、責任を取ろうとしてるんですからね。
市長の家系に生まれたとはいえですね、女性で初めて市長になった人ですからね。しかもですね、映画が注目されてからですね、その映画の観光ガイドもですね、自ら困難しましてね、やる気満ちてるんですよ。どこが悪役かって感じなんですね。
その映画制作は一方的に押し付けられたかのようにね、振る舞っている主人公、山田一郎なんですけどね。いやいや、自分からやりますって名乗ったんですよね。
そしてね、無責任にですね、撮った映画を紛失しましてね、それをごまかすためにですね、怪獣映画へ急旋回するわけですよ。
失敗したものを隠すために火薬トッキングを持ち出しましてね、勝手に市役所の上でね、爆発シーンを撮影始めちゃうっていうのね。
で、頑張ってアピールするつもりなんですね。どういう神経してんの?と思いましたね。
で、雨が降りそうになってきましてね、これさえ終わりとね、撮影中止すればよかっただけなんですよね。撮影できなくなるからって慌ててね、撮影するんですよ。ただの暴走ですよね。
そして実際にそれによって大事故も起きるわけですよ。これって警察だったんですよね。にも関わらずね、なんか市民に謝罪したら終わりってね。
え、市長、それで済ませんの?市長すごい優しい人じゃーん。
ところがですね、市長はですね、映画制作に参加している人の市民の声を隠していたとね、それを知りましてね、逆切れするんですよ。勝手に怪獣園をね、制作開始するんですね。
理由が怒りだけって、それも理不尽なね、動機としてね、ちょっと浅すぎるような気がするんですよね。
せめてこういう怪獣を作りたかったとかね、あの街の問題を怪獣で象徴的に表現したかったとかね、そんな作家だまし、それを見せてほしいと思うんですね。
そういう気持ちゼロなんですよ。完全に恨みだけなんですよね。
その制作している映画の中でもね、市長の悪の化身みたいに描いてるしね、もはや中学生の反抗期の日記みたいなもんですよ。
それをね、市の名前と市のお金を使って制作を続けているって、これって犯罪ですよね。
市長はね、観光課の失敗をチャラにしようとしましたね。市の現状を怪獣園にする企画を立ててるんですね。
その説明会を開くんですが、その場をね、山田が乗っ取りましたね。自作の怪獣園を上映するという冒険に出るんですね。
これもはやテロですよね。感動とかそういう次元じゃないです。
その映画を見まして市民が感動して拍手したとしてもね、それはそれ、これはこれ、実効度大事ですよね。
もしこれをね、ドラマとして成成立立させるんでしたらね、市長はね、本当はね、悪でしてね、企業と癒着していて裏金を回してみて、みたいなね、明確な悪が必要だと思うんですよ。
でもね、これね、それは全くないんですよ。ただなんとなく古臭いから悪役ねっていうね、それは乱暴にも程がありますよね。
でも市役所の中にいてですね、実際に市民のお金を使える観光課の職員が勝手にお金を使って市長を絶するね、映画を作って、これは物語以前にですね、市の完売を背負ってやっちゃダメっていう案件ですよね。
この映画を作ったのはですね、映画制作未経験のヤギ純一郎さんです。爆笑問題のいるタイタン。そのタイタンのマネージャーですよね。
で、脚本も担当しているんです。そして制作総指揮がですね、太田光雄さんです。タイタンの社長でね、太田さんの奥さんですよ。そんな風な婦人です。
映画素人が笑えるのにね、怪獣を題材にした映画を作ってみましたーっていう、そんな気軽さはあるんですけども、それにしてはね、題材も社会構造もね、扱いが浅すぎるような気がするんですよね。
高校生の社会って理不尽だ。こんな社会を壊しやるっていう感じで描いた絵が脚本なのか分かるんですけどね。
そしてですね、パンツ一丁でね、裸で暴れる山田の姿でね、市役所を壊してね、市民が大喜びってね、赤紙の市民たちね、そのレベルと思われてるんですね。
一体この映画のどこを見てですね、脚本にOKって言ったのかね、自分分からなかったですねー。
映画の評価と結論
というわけでですね、今回のですね、怪獣野郎っていう映画を見たんだけどね、ちょっと自分は笑われなかったですって話でした。
自分、かなりトンチンカな映画をですね、怪獣愛だとかね、特撮愛、映画愛っていうのを感じられたらですね、結構評価する方なんですよね。
でもこの映画ね、ちょっと残念でした。でもまあね、飽きずに見られる作品ですからね、興味ある方は是非見てくださいね。
はい、それではまた次回よろしくは、ピョン吉のオタクの発信をお付き合いくださいね。本日もお聞きくださいまして、誠にありがとうございました。