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2025-11-04 07:49

#1346 須賀川市の樋口真嗣✕田口清隆スペシャルトークイベントに参加した話

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11月3日、須賀川市にある「特撮アーカイブセンター」の開館5周年の記念イベント、樋口真嗣監督、田口清隆監督によるスペシャルトーク「すかがわと特撮」に行ってきました。お二人の特撮との出会い、特撮の変化、今後のことなどいろいろ面白い話を聴くことができました。2時間があっという間。終了後は、すかがわ特撮塾の新作映画の怪獣から逃げるエキストラ参加もしてきました。濃厚な特撮文化の日を楽しめました。

サマリー

須賀川市で特撮アーカイブセンターの5周年を祝うため、樋口真嗣監督と田口清高監督によるスペシャルトークイベントが開催されています。特撮制作の歴史や未来について熱心に語り合い、参加者もその情熱を感じることができる充実した時間となっています。

特撮アーカイブセンターの5周年
はい、おはようございます。本日の放送は2025年の11月4日火曜日です。 本日は第1346回目のお話となります。
このチャンネルは福島県郡山市在住の特撮アニメ漫画大好き親父のピョン吉が日々気になったことをだらたらと話をしていくという番組です。
よろしくお願い致しまーす。
さてさて、昨日は文化の日でしたね。 そして特撮ファンにとっては見逃せない記念日でもありました。
そう須賀川市にある特撮アーカイブセンターの開館5周年の日なんです。 5周年を記念して行われたのが何とも豪華なトークイベント。
なんとAタック副理事長で映画監督の樋口真嗣監督。 そしてウルトラマンZなどでおなじみ須賀川特撮塾の塾長田口清高監督によるスペシャルトーク
須賀川と特撮。 この2人が同じステージに立ってただけでもう胸が熱くなるじゃないですか。
会場はアーカイブセンターのすぐ隣にある岩瀬文化センター。 朝9時半に建物が開場して9時40分にホールオープンそして10時スタート。
自分は気合を入れてなんと建物前の一番乗り。 無事に先頭で入場して自由席の一番前を確保しました。
店員80人の濃密イベントこれはもう特撮ファン妙離につきますね。 まずはセンター長の挨拶からスタート。
そして拍手の中、樋口監督、田口監督、そして司会の島崎つしさんが登場。 スクリーンに映し出される特撮ゆかりの映像を見ながら2時間を超えるトークショーが始まりました。
このトークの後は特撮塾4期生が制作中の怪獣映画の撮影にエキストラ参加してきました。 なんとあの樋口監督も一緒に逃げるシーンを演じるというサプライズ。
樋口監督と一緒に逃げ回るなんてなかなかできない体験ですよね。 13時前にイベントが終了しましたが濃度が高すぎてあっという間でした。
さてさてここからはトークショーの内容を当日メモしたノートを見ながら振り返ります。 録音禁止だったので手書きで頑張りましたよ。
特撮制作の歴史と未来
まずは会場の岩瀬文化センターについてです。 もともとは岩瀬村の議会にも使われていた建物だったそうで、樋口監督は
傍聴席もあるしまるで裁判所みたいだねと笑いを取ってました。 さすがトーク上手いです。
話題は特撮との出会い絵です。 樋口監督は昭和40年生まれ。子供の頃はまさに怪獣ブームの真っ只中でした。
毎日のように怪獣番組を見せられてそりゃハマるしかないですよと。 近所のお兄ちゃんが持ってた雑誌には怪獣の大きさ比較や内部構造の図解が載っていてそこから特撮って
こうやって作ってるんだという記事で特撮を知ったそうです。 現在は子供の夢を壊すから中に人が入っているというのが秘密という時代にシフトしてきている。
自分たちの仕事は子供を洗脳するんですよ。 悪の秘密結社がねと常番混じりで語って会場爆笑。
一方樋口監督は1980年まれ。 テレビで海外特撮のメイキング番組がよく放送されていた世代で
裏側を知ることでもっと特撮が好きになったと語ります。 東京に出てきた時にメイキング映像入りの LD を買って感動したそうです。
特撮が作る人の手仕事だと知った瞬間ですね。 話題は国札制作の今と昔です。
昔は CG が高いからミニチュアで撮る時代だったのが今は逆で特撮の本が高くつくから CG で作る時代になったと。
樋口監督曰く、特に水を使う撮影は大変で、例えば野望の城を撮った時は東京では水の代金が高い上に撮影後の距離も3倍扱いになると。
だから北海道のトマコバイの工業団地まで行って撮影したとか。 特撮はもはや地方でしかできないとの言葉には重みがありました。
そこで出てきたのが塚川市の長野マラボです。 屋内は元ゲート堀場ですぐ外に出てロケできるという理想的な環境。
樋口監督曰く、まるで爆発散戦公式じゃないかとにやりと。 スターオルフで宇宙船が航行から出てくるあれですね。
それは応用して新幹線大爆発の撮影も可能だったとか。 田口監督も長野マラボは最高と絶賛。
実は夏にそこで撮影した作品があって、来年の夏には発表できるとのことです。 これはもう期待しかないですね。
続いては塚川と特撮の関係です。 樋口監督は特撮アーカイブセンターの構想が始まった時から、これは常駐スタッフが必要だと感じていたそうで。
特撮塾が始まるずっと前に田口監督に声をかけたとか。 ところが田口監督、自分がどんな思いでムロランから東京まで出てきたと思っているんですか?
と、本気でツッコミ。 田口監督、ことこと忘れていたわですが、結果的に島崎さんが年の3分の1を塚川で過ごし、田口監督も末期1で通うのになったという今の形には落ち着いたことです。
そして会場からの質問タイム。 どうやったら樋口監督のようになれますか?という質問に樋口監督がしみじみと語ります。
若い頃は特撮が理解されない時代だったと。 特撮というだけで撮影現場から外されたし、過去の特撮資料処分する係に回られたこともある。
でもこっそり外に逃がして守ったんですよ。まるでシンドラーのリストみたいにと。 モーションコントロールで撮影する仕事をしている時にたまたま
綿を使って雲を表現する機会が来て、どっちにするか。で、綿の方を選んだ。 それで特撮が仕事になったと。
樋口監督は樋口監督がガメラを作った後、GMKやファイナルウォーズなどに参加して VFXの現場でずっと監督をしたいと。
ゲハラという怪獣映画を作るチャンスをもらって、樋口監督の立選で監督の道が開けたと話してました。 最後の質問。
これは見てほしい作品は何ですか?という質問に樋口監督はすぐと即答です。 全ての特撮作品と。
昭和ガメラを貢献に行った価格のプロジェクトに関わって、 昔つまらないと思った作品もたくさんの新しい発見があると語ります。
樋口監督は平成ガメラ3本作、この3本で日本の特撮の在り方が変わったと厚く語りました。 最後に今後のことです。
樋口監督はアーカイブセンターは入場料を取れないから、物販コーナーを広げていくと。 ぜひ利用して応援してほしいと。
樋口監督はまずは知ってもらうこと。 特撮塾とアーカイブセンターをもっと広めてくださいと呼びかけました。
いやーまさに文化の日におさましいイベントでした。 トークも濃厚でし笑いもあて、そして何より特撮を支える人々の熱をお肌で感じられました。
スカ川が特撮の街として歩んできた5年間の重みを感じます。 来年の6年10年がますます楽しみです。
はいそれではまたもしよろしければ ピョン吉のオタクの話にお付き合いくださいね。
本日もお聞きくださいまして誠にありがとうございました。
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